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BG紹介:アマゾンの生き物

『シャハトにも筆の誤り』

ミヒャエル・シャハトはゲームデザイナーの中でもトップクラスの人気を持ち、実際、名作を多くリリースしている。しかし、個人的には作品の出来に極端にムラのあるクリエイターだと思う。
今回紹介する「アマゾンの生き物」は、原題が「コロレット・アマゾン」であり、つまるところコロレットのアマゾン版であるかのようなタイトリングをしているのだが、実際は全く別のゲームだし、はっきりってコロレットのような面白さはみじんもない。
とりあえず冒頭で申し上げておきたいのは、コロレットだと思って買うべからず。だ。

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コロレット・アマゾナス!
タイトル部分だけでなく、アバクスロゴの上にカメレオンがいることでもシリーズ作品であることが明確に謳われているように思う。
ちなみに海外では再版されているのか、もしくは大量に在庫が残っているかわからないが、なくなることなくずっと売っている。国内ではつまらないゲームという認識が一般的だからだろう、再流通する気配はまったくない。

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中身。
カード枚数が多く、ぎっちり入っている。もちろんアバクスなので品質はよい。
ゲームの主役となるアマゾンの生き物カードには、生息地を表す4つの色と、それぞれの色毎に何種類かの生物が示されている。ゲーム中、これらのカードは重ねておくことになるので、カードも上の方だけを使うように設計されている。若干オサレと言えるかもしれない。

このゲームでは、プレイヤーは生物学者となり、新種の動物をできるだけたくさん写真に収めることを目標としている。各生息地毎に、動物の種類を多く集めたいというわけだ。

amakoro03.jpg
場はこんな感じ。
各プレイヤーは手札を持っており、手番になるとそのカードを1枚プレイする。ということを繰り返す。
手前にあるのは自分専用のカード置場であり、生息地毎にカードを置く場所が決まっている。
奥に見える数字入りのカードはボーナスカードであり、ゲーム中各生息地で一定の条件を最初に満たしたプレイヤーがもらえるというものである。

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カードをプレイするという部分だが、基本的には自分の前にプレイするのが通常である。
前述のとおり生息地毎にカードを置くことができる。
ただし、同じ動物が列に存在する場合は、置いたカード&もともと置かれていたカードの両方が蒸発してなくなってしまう。理由はわからないが、同じ動物を並べるとなんらかの化学反応が起こるのであろう。

とにかく、このようにカードを並べていき、異なる動物で生息地毎の規定数に達せさせることができたなら、それらをひとまとめにして得点にすることができる。
ただ、さすがにそれだけではない。

amakoro05.jpg
陰湿なる写真交換会
手番では、自分の前にプレイする以外に、他のプレイヤーに写真を手札からあげることも可能である。この場合、受け取ったプレイヤーはそのカードを受け入れて配置するか、もしくは受け取ったカードの色の横の列からカードを1枚捨てて、受け取ったカードも捨てるということをしなければならない。
つまり、相手がすでに持ってるカードを渡して、捨てさせるのがこの選択肢の目的である。とはいえ、カードを渡した側も自分の場が良くなるわけでもないので、切ない。ゲームの終了条件が得点化された回数ということもあるので、邪魔をする動機は十分にあるのだが…。

以上。
やってもらえばわかるのだが、このゲーム、全然盛り上がらない。
奇妙な動物たちはお世辞にも可愛いとは言えず、ゲームの進行も淡々とやれることをやっていくしかない部分がある。
得点計算はおなじみのシャハト算だが、今回ばかりはうまい得点曲線だとは思えないのが正直なところだ。

【評価】
   2.jpg

【所感まとめ】
評価は実際のゲームの面白さに対して、かなり厳しめにつけているように思います。が、コロレットの名を冠するのですから、それくらいのギャップがあるという意味で、そうさせてもらいました。
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BG紹介:ハエたたき

『イカしたハエを一網打尽』

アバクスの小箱ゲーム「ハエたたき」は日本では殆ど流通していないが、本国では2007年の発売以降、長いこと絶版せずにラインナップに載り続けているロングセラーだ。
作者はChristian Heuserというイラストレーター。あまり聞かない名前だが、この本人サイト(http://www.christianheuser.de/)を見る限り、取組みの中で"カードゲームにもチャレンジをした"ということのようだ。
ちなみに邦題が同じゲームがKOSMOSから2011年に出ているが、別物である。

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アバクス小箱。現在は新しいパッケージになってこれとは一部が異なっている。
ちなみにイラストはChristian Heuserではない(だいぶテイストが違う)のだが、こちらはこちらで中々ニクくて良い感じだ。

どんなゲームかと言えばタイトルを読んで字の如く。ハエを叩くゲームである。ハエを叩くのだから、やっぱり反射ゲームであろう。

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中身。エンボス入りのカード。
ハエは色違いが6種類あり、さらにTシャツに描かれている数字が1から5までマチマチという個体差がある。それ以外にハエたたきカードがあるが、ハエカードに比べると比率は1/10くらいだ。

ちょっと話は逸れて、ハエの気持ち悪いところは"大きな目玉"と"なんかチュウチュウしそうなクチバシ"だと思っている。このゲームのハエはちょうどその部分がコミカルにデフォルメされているのでいい感じに見えるのだろう。

これらのハエカードとハエたたきカードを全てよく混ぜ、プレイヤー全員におおよそ均等に配り、それぞれの山札としたらゲーム開始だ。

hae03.jpg
手番になったプレイヤーは自分の山札の一番上をめくり、表にしてテーブルに放出する。ぴょーんという具合に放り込むと感じが出るぞ。
しかしこの段階ではまだ叩いたりしてはいけない。一定の条件が揃った段階で、早い者勝ちで叩かなければならないのだ。

その条件の一つ目は、場に出ているハエの色の種類が6種類になった時である。つまり、テーブルに全色揃ったらその瞬間にハエたたきタイムが開始される。ただし、この時に叩いてよいハエは、最も数の多い色のハエに限られる。
叩いたハエは得点として自分の近くに置いておこう。そうそう、もしお手付きをしてしまった場合はそれまでの得点がすべてゼロになるという点は注意しておいていただきたい。

hae04.jpg
あとこれ。これが出てもハエたたきタイム開始である。取れるハエの条件はひとつめのものと同じ。

これを続けていって、誰かの前の山札がゼロ枚になったらゲーム終了。各自が得点として手に入れたハエのTシャツの点を合計して勝負を決める。
取った札によってかなりの強弱が存在するのだ。フェアーな設定が多いカルタゲームには珍しい。

【評価】
   5.jpg

【所感まとめ】
かるたというシステムとハエ叩きというテーマは、再現度という点では非常に相性が良いと言えます。そこに「ハエ毎の得点差異」といったカジュアルな刺激が加わり、パーティーゲームとしてそこそこ面白い仕上がりになっていると思います。しかし、海外産のカルタゲームは流行りませんかね。
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BG紹介:マンモス

毎年コンスタントに1作か2作、しっかりディレクションされた小箱ゲームをリリースしているアバクス・シュピール。そのアバクスが今年選んだタイトルが、かなり評判の良い滑り出しを見せている。
タイトル名は「マンモス」。ゲーム中にはマンモスだけでなく、絶滅しそうな生物が8種登場し、彼らが滅んでいく姿を目の当たりにすることになるのだ。イカすテーマ!

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アバクス小箱。と思いきや、見慣れないロゴがもう一つ。
「HOBBY WORLD」
ロシアのゲームメーカーだ。
昨年「ハリウッド」というロシア製ボードゲームが国内流通していたが、それを出していたメーカーである。
つまり「マンモス」はHOBBY WORLDとの連名ということになっている。
ちなみにこちらがHOBBY WORLDのマンモスのページだ。
http://international.hobbyworld.ru/sauries

また、このページにも記載がある通り、「マンモス」はトラディショナルなトランプゲームがルールのもとになっている。英語説明ページではチートやダウトに似ているとあるが、実際にはロシア地方で遊ばれるベリシネベリシを基本的なルールとして採用している。

mammo02.jpg
中身。
全てエンボスのカードで、大きく3種類がある。
①:8種族の生存状況を示すカード
②:生物カード(2~8まで、数字の数だけカードの枚数も存在する。最近で言えばペアーズ的な構成)
③:恐竜カード

①はテーブルの脇に並べ、②と③は混ぜて各プレイヤーの手札+山札になる。
ちなみに③は人数によって規定枚数がランダムに混ぜられるルールだ。

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プレイヤーの目的は自分のカードを全てなくすことである。
ゲームが始まると、まずスタートプレイヤーが種の名前を一つ宣言して、手札を1枚~4枚場に出す。例えば、「サーベルタイガー!」と宣言して、手札から3枚場に出すといった具合。
また、この時カードは伏せて出されており、表向きは全てサーベルタイガーを出しているという体である。しかしそれは義務ではなく、実際にはすべてサーベルタイガーである必要はないし、サーベルタイガーが1枚も含まれていなくてもよいのだ。

それ以降のプレイヤーは、宣言された動物のカードを自分も宣言してカードを出すか、直前のプレイヤーの宣言に物言いをつけるかのいずれかを行うのである。

つまりダウトなのだが、このゲームでは少しそのあたりの勝手が異なる。

ダウトをしたら、前のプレイヤーが出したカードのうちの1枚だけをめくり、それをもってしてダウトの成否が決められてしまうのである。つまり、4枚中1枚だけしか真実が含まれていなかったとしても、その1枚がめくられれば無罪放免なのである。
ダウトに失敗したプレイヤー、ダウトで成功されたプレイヤーは、それまで他プレイヤーが前に出していたカードを全て引き取り、自分の手札にしなければならない。

mammo04.jpg
そして、これがベリシネベリシを上手くテーマ消化したポイントなのだが、ある種の生物について、全てのカードが手札にあるとき(3の数字のカードが3枚とか)、そのカードをまとめて捨てることが出来るのである。
捨てたカードは①の生存状況カードの下に入れ、生存状況カードを絶滅サイドに切り替えることで見える化するのである。
それほどシステムに沿ったテーマ付ではないのだが、一応絶滅しやすい生物ほど数字が小さくなっており「はい!マンモス絶滅!」とか口にするだけで割に楽しくなれるのである。

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もう一つベリシネベリシに変化を加えているのが、この恐竜カードだ。
恐竜カードはダウト時にめくられると効果を発揮し、主に場に出ているカードを誰かに押し付けたり消滅させたりするのである。
ゲーム的にはおおよそ以上の要素で出来ている。

ダウト時の「1枚めくり判定システム」が、このゲームをベリシネベリシから大きく変化させているように思う。ベリシネベリシのようにジリジリする展開にはなりにくく、ダウト側がアグレッシブに、大きなリスクを負ってでもホラ吹きを仕留めにいく必要がある。その一歩を見逃すと、一気にホラ吹きがゴールできる射程に勝利条件があるのだ。

【評価】
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【所感まとめ】
1プレイは慣れれば10分も掛からりません。一部のプレイヤーが下手をこけば3分で終わるかもしれない。3プレイもすればみんながこのゲームの肝を抑えられるようになるでしょう。
トラディショナルゲームをライトでヒップに改造した好例だと思います。
2015年を代表する小箱ゲームの良作が登場です。

◆もちろんベリシネベリシも載ってます

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BG紹介:XXL

「これひとつで●個のゲームが遊べる!」というのはよくあるクソゲーフラグのひとつだ。
海外ゲームというよりは昭和の国産ボードゲームに良くみられる浅はかな売り文句だが、さすがにドイツの小箱シーンともなんでもあるもので、今日紹介する「XXL」などは「なんとこれ1つで6つのゲームが遊べる!」という超お得なゲームである。

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アバクスのキャラメル小箱。
作者はディルク。
どのディルクかは君自身で調べて落胆してほしい。

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中身。XXLというだけあって、なんとカードがダブルデッキサイズである。エンボス入り。カードの裏面の色合いがなかなか良く、これがスニーカーだったら即購入リスト入りだ。

XXLには6つのルールが用意されている。それを順番にプレイしていくことで得点を積み上げていくトライアスロン形式だ。

①カウントアップダウン~連番式2014W
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2つの数字のどちらかで昇順降順にカードを出していく七並べゲーム。
おもしろくない。

②カウントダウン~跳躍式2014W
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場に出ている1枚のカードの2つの数字について、同じ色でカウントダウンになるようにカードをプレイしていくウノ系ゲーム。
おもしろくない。

③アメイジング・トリック~シングル
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2つある数字のどちらかを使って遊ぶ一般的なマストフォロー。
配りきりでもなく、数字の構成も不透明な、投げっぱなしトリックテイク。
おもしろくない。

④ストレートつくりま専科
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場に出ているカードと自分の手札を使い、3枚の連番を作る。
手札から何枚出すかで場に出ているカードが増減する。他プレイヤーをけん制するには場が増えない方が良いが、そこまで気張ることもあるまい。
比較的まともである。

⑤カウントダウン~連番式2014シャープシングル
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場に出ているカードの指定された方の数字を連番になるようにカードをプレイしていく直置き七並べゲーム。リセットできるカードが切れると死ねる。
おもしろくない。

⑥アメイジング・トリック~ダブル
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シングルと違い、2番目のプレイヤーがフォローした色がリードスートになるトリックテイク。2番目でも決まらなければ3番目が決める。ちょっとポテトマンっぽいプレイ感がある。
悪くはない。

【評価】
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【所感まとめ】
そもそも面白ければ複数のルールなんていらないですよ。
たくさんのルールで遊べることを売りにしてゲームを作るケースもあるとは思いますが、XXLの場合はそれぞれが似たようなゲームのバージョン違いみたいな内容で、単純に1つのルールでは売り物として弱いと感じたから…みたいなところが感じられる……大傑作です!

◆かつてキャラメル箱だった英雄たち

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紹介:コロレット10周年記念版

「マンマミーヤ」「アンギャルド」と肩を並べるアバクス最高峰のカードゲーム「コロレット」に10周年記念版の登場だ。
「コロレット」のルールは過去の記事(すげー昔の記事だ…)を参照してもらうとして、10周年記念版の見た目の良さを見てほしい。

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現代アバクス化粧箱で、イラストは一新。
コロレットの最初のリリースはキャラメル箱時代で、
次に2人用のカードが加わったバージョンがリリース。それもキャラメル箱。
続いて2人用カード入りの化粧箱バージョンが出て、さらに若干カードデザインの変わった吊り陳列穴付のバージョンが出ている。

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いつも通りの品質のカードに、豪華に描き下ろされた新イラスト!
良い感じよコレは。

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2ポイントのカードは綿毛になった。可愛い。

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通常のジョーカーはカラフルに、あと3枚目のジョーカーが意味もなくゴールデンになった!
これといって特別なルールは無い。
あるみたい。ゴールデンを引くと山札から追加で1枚っていう博打。

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全7色。
紫なんてあったかなと思ったら、やっぱりこれだけ灰色から変更されていた。

【評価】
   8.jpg
【所感】
通常版を持っている人でも買いたくなる出来栄えのイラスト刷新です。
やっぱり10周年版はどれも良いですね。


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紹介:キング・ルイ

そろそろアバクスリストも補強していかないといかんからね…。

アラン・ムーンとアーロンなんちゃらかんちゃらといういつものコンビによるカードゲーム「キング・ルイ」。今回紹介する版は新しく手に入れなおしたアバクス版だけど、前にプレイしたことがあるのは「キングス・ブレックファースト」という名の英語版だった。よく覚えていないが違いはないと思う。

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というわけでアバクス版「キング・ルイ」。
2003年のゲームなんだけど、再販されてるのか余ってるのかはよくわからない。
キャラメル箱のままだから、多分余ってるんだと思う。

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中身。カードのみ。エンボス加工入り。
イラストはちょっと安っぽくて好みとは言い難い。
ちなみに箱自体も一応、コンポーネントとして使用する。大した役割ではないけど。

さて、このゲームは王様の食卓に招かれたプレイヤーが、王様よりも多く食べないように注意しながら、出来る限りたくさん食べることを目指すというゲームである。
さっそくゲームの中身を見てみよう。

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毎ラウンド、人数×2枚の食べ物カードが場に出てくる。
ちなみにカードは全7種類で、枚数は全部同じ。
プレイヤーは順番に1回ずつアクションを行う。

アクション①:どれか1種類を全部取る
アクション②:山札からカードを1枚取る
アクション③:ドラゴン発動 ※後述

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こうして取ったカードは手札にしてゲームの最後まで取っておく。
人数にもよるけど、手札は結構多くなるのでスタンドがあると助かると思う。

kinglui4.jpg
で、全員がアクションを1回ずつ行ったら、余った食べ物は王様の前に並ぶ。
(誰か気が利く人が種類ごとにまとめて何枚あるかだけわかるようにしておきましょう。)

しっかり読んでた人はここで察しがつくと思うんだけど、手札に集めたカードが王様の前にあるカードの枚数を超えてしまうと、ダメです。種類ごとに。

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で、それだけだとアクセントが足りないので、ペットのドラゴンカードっちゅうのがある。
山札にランダムに仕込まれているこのカードが出たら一旦脇にどかすか、もしくはすぐ使うことが出来る。
使うとドラゴンが王様の前の食べ物を2枚食べてくれるのだ。
食べてくれると言っても要は上限枚数が少なくなるということなので、他人が多く集めてそうな奴を減らすという主旨である。
ただ、手札は公開じゃないので記憶だよりである…。

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山札が足りなくなったらゲーム終了。
各自王様よりも多い枚数を持ってしまっている食べ物は0点。
それ以外は「王様の枚数」×「自分の枚数」で得点を算出。
最大7食品分の掛け算を合計して、その総得点で勝敗を決する。

良い話だなぁ。

【評価】
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【所感】
手軽で判り易いシステムなので、小箱の中では悪くない作品だと思います。
ただし、他人の手札が見えない&減るのは2枚だけ&手番を消費する、という条件下ではドラゴンペットを使用する旨味が見え難いように思います。
きっとガチガチゲームにしたくなかったのでしょう。
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紹介:フォレロッテ

アバクス小箱の特徴の一つなのだが、彼らはダイスをコンポーネントに入れることがままある。「ドリームチーム」や「アンギャルド」然り。
しかしダイスが主人公になっているゲームは「フォレロッテ」くらいだろう。

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アバクスのキャラメル箱。めちゃくちゃ弱いんでもうボロボロっす。
わりにカードの質が良くて重いので、うちにある一番ボロボロの奴はカードに突き破られて蓋が開いてしまったりする。

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中身。
カードがいっぱい入ってるけど、これはボーナス用というか、ハプニング用というか、そういうためのモノなのであくまで主人公はダイス。アバクスがよく入れてくる黄色のダイス。6個。いつも6個。

このゲームは手番プレイヤーがダイスを6個転がし、いくつかを確保したりしながら振りなおしたりしていくゲーム。今となっては良く見かけるね。

tutto3.jpg
手番の前にカードをめくって、この手番のボーナスが決まる。
写真は、この手番で6個全部のダイスを使い切れたら点数が2倍になるよというもの。ちなみに6個全部使い切るのはそれほど簡単じゃない。

さて、使い切る使い切らないってどういうことかってことなんだけど、手番になったらダイスを振って、以下の出目は得点化できるので横によけておくことが出来る。
・1の目→100点
・5の目→50点
・2が3つ→100点
・3が3つ→100点
・4が3つ→100点
・6が3つ→100点
これを全部使い切ることが出来るってことは、三ゾロか1か5の出目だけにするってこと。確保の仕方は自由なので、一応狙い方は個人の自由にできる。

ただし、振りなおしたダイスの中に得点化できるものがないとバースト。確保分にどれだけ点数があろうと0点である。

ちなみに全部使い切ることを「フォレロッテ」と言う。
で、フォレロッテをやったら新たにカードをめくって2週目に突入することも可。
ただしバーストしたら全部おじゃんなので注意。

ま、これを続けて規定点を目指します。
あとは特殊なボーナスカードね。

totto4.jpg
花火カード。
これが出るとバーストしても確保分の得点がもらえる。
フィーバーだね。

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クローバーカード。
これが出たらとにかくフォレロッテ×2回を目指す。
だってそうするとゲームに勝てるんだもの。

【評価】
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【所感】
遊んだのが結構昔で感触は忘れがちなんですが、得点やボーナスがけっこうドカンな感じなんで、相当にパーティーな仕上がりになっていたと思います。
ま、ロングセラーなんでね。ええ。


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紹介:コズミックエイデックス

名前がイカしている「コズミックエイデックス」は中身のカードも相当にイカしたカードゲームだ。
内容はスイスの伝統的なトランプ系ゲームのヤスをベースとし、そこにチャラチャラした強烈なキャラクター能力を付加している。
トリックテイクというだけでも抵抗のある人が少なくないが、このゲームは"見た目の奇抜さ"、"スイスカードの見慣れなさ"、"変動する特殊なカードの強弱" という要素から、正直そのままプレイしやすいものとは言えない。
が、ちょっとしたシートを用意することで面白く遊べるので是非お勧めしたいタイトルである。

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アバクスと聞きなれぬメーカーの連名になっている。
キャラメル箱。カード枚数は少ないので和文ルールとか入れる隙間がある。

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エンボス入りのカードはスイスカードと同じ構成で、
6,7,8,9,10,B,D,K,Aの9枚×4スート、計36枚になっている。
また、全てのカードがコズミックエイデックスのウリであるキャラクターを表しているため、非常に凝っている。遠巻きには普通のジャック、クイーン、キングなどに見えるかもしれないが、よく見るとスケーターであったり、パソコンをいじくっていたりなど、多分にパンクだ。

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さて、ヤスをベースにしているといってもヤス自体に色々なルールが存在するのだが、一言で表せば「3人で遊び、2位になってはいけないトリックテイク」ということになる。
トリック終了後に各カードに設定された点数を足して、1位か3位になるというのが普通の勝ち方だ。1位と3位には1点が入る。
またそれ以外にも「全部のトリックを取ったら2点」「100点越えした奴は自動敗北で他2人が1点」というパターンがあるが、まぁ大抵は1位と3位が点を取ると思って良いだろう。
トリックルールは普通のマストフォローだが、ランクが上のカードであればフォローせずに切り札を出すことができる。

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切り札はラウンドのディーラーが最後に受け取ったカードを公開して決める。
また、この時公開されたカードによってカードのランクや点数が大幅に変わる。
ここがトリック慣れしていない日本人にとって煩雑なところだ。

まず、公開されたカードがAか6以外の場合は、通常通り公開されたスートが切り札となる。ただし、切り札内の強弱と点数に変更があり、B(ジャック相当)が最強になり、続いて9が2番目に強くなる。切り札以外の強さは通常通りだ。

続いてAが出た場合は、まず切り札無しのラウンドになる。
さらに通常は0点扱いの8が8点になる。

最後に6が出た場合だが、まず切り札無しのラウンドになるのはAと同じ。
さらに通常は0点扱いの8が8点になる。
さらにさらに通常のランクが逆転し、Aが最弱、6が最強になる。
さらに通常は11点扱いのAが0点になり、通常0点扱いの6が11点になる。

そんな具合である。
これ、54枚のトランプに慣れている日本人には大変わかりにくい。
ということで…
eidex1.jpg
こういうシートを用意。
パターンごとの強弱と点数さえ一覧できれば問題なく遊べる。

後は強烈なキャラクター能力だが、例えば「リードするとき時計回りか反時計回りか選べる」とか、「カードを2回裏向きに出せる」とかである。こういうのが36種類。多分、どれも強い。
トランプ使いの方々に言わせれば邪道に違いないように思うが、実際、適用を忘れるくらいゲーム本体が面白いので問題ない。

【評価】
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【所感】
敷居が高く、そのうえ尖がっているのでお勧めできる層は狭いように思います。
が、パンクなイラストと硬派な伝統ゲームの組み合わせは涎が出ますね。実にけしからんアイテムです。
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紹介:花火

「世界の七不思議」などで一躍有名デザイナーとなったボザによる小箱カードゲーム。もともとは同人的コンポーネントで「hanabi/ikebana」としてリリースされていたが、カクテルゲームズから花火だけを切り出して「hanabi」が出て、人気に火が付きAbaccusの「花火」に至った。

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アバクスは1年に1個くらいしか小箱カードゲームを出さなくなった。

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カードはアバクス品質。イラストは抽象的な感じがなくなって(フランスっぽさがなくなって?)、個人的にはこれまでで一番好きだ。
またカクテルゲームズ版ではコインを使用していた助言&残りライフについては、専用のトークンが用意された。

さて、このゲームは協力ゲームである。
プレイヤーは(多分)花火師となって無言の意思疎通を行い、順序正しく花火を打ち上げて、花火大会を盛り上げることを目指している。(と勝手に解釈した。)

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一目でわかるこのゲームの特徴は、"自分の手札は自分だけが見ることができない"ということだ。ご存知の方なら「ドメモ」を想像していただくと大体正しい。
だから上の写真のように自分に背を向けさせた形でカードを持つのである。

そしてこの状態から、手番プレイヤーには3つの選択肢が与えられる。
①:カードを場に出す(チャレンジ)
②:誰かにヒントを出す(巻物消費)
③:カードを捨てる(巻物回復)

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カードを場に出すというのは、要は花火を打ち上げるということである。
しかし花火を上がる順番にもワビサビってもんがあって、花火の各色ごと、1から5まで順番に打ち上げられないとだめだ。
最初は1、その次は2、その次は3、って具合に。もしそうじゃない花火を打ち上げようものなら、容赦なく残りライフが減るのである。

でも、自分の手札の内容がわからないんだから、やみくもに出したら失敗するにきまっている。そこでヒントを出すわけですよ。

hanabi4.jpg
ヒントを出すには通常8枚ある巻物を1枚消費しなければならない。
具体的には白面の巻物を裏返して黒面にするのだ。
こうすることで、
「君の手札のココとココに3があるよ」
「お前のハンドの両端は赤色」
というような発言を行うことができる。
ルールとしては、色か数字のどちらかについて1つを対象に、もれなくその場所を伝える事。
当然の話だが、
「お前は死んでいる」
というヒントは(具体的に対象を特定していないし、色も数字も含めて全部ダメ、と受け取れるので)NGである。

ただ、これを言い出すと結構きりがなくて、超厳密にやろうと思うとプレイヤー間の会話を一切禁止しなくてはならない。
そんなん何が楽しいのよ。
ってことで、アバクス版のルールブックには「会話をどこまで許すかは、遊ぶ人が面白いと思える程度にみんなで相談して決めて良いよ。」って書いてある。

で、山札が尽きて1週プレイするか、残りライフを使い切るか、5色の花火を1~5まで並べるかしたらゲームは終わり、出されているカードの枚数で達成度を測る。

満点を狙うのはすごく難しいゲームで、そもそもヒントをそのまま受け取るのではなく、なんで今そのヒントなのかなってのを考えてプレイする必要があるゲームだ。
仕事みたいですね。

【評価】
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【所感】
もともとあまり好きなゲームではないんですが、なんだかんだで何回も遊んでいます。周りに好きな人多いですね。
協力ゲームに置いてソロプレイできないというのは、とても貴重だと思います。
コミュニケーション苦手な人が炙り出されそうなのが僕は気になるんですけど、そう感じない人であれば★の数は脳内補正していただいてもよいかと。


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紹介:オーレ!

2年位前にテンデイズゲームズが少量入荷したときに遊ばせてもらい、ゲームの良さもさることながら、イカしたカードデザインに惚れこんでしまったアバクスの小箱ゲーム「オーレ!」。
2013年は古めのアバクス小箱から再開だ。

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アバクスの1995年商品で、柔らかいキャラメル箱。
作者はウォルフガング・パニングで、最近ではフレスコとか作ってるけど昔は「ヘキセンレンネン」や小箱の「キスメット」などシンプルなゲームも作ってる。ちなみに知る人ぞ知る「ノックアウト」の作者でもある。

さて、今回紹介する「オーレ!」は非常にシンプルなゲームで、数ゲーム遊んで総合得点で勝負を決めても30分くらいしか掛からず、しかも中々に面白い一品である。残念ながら絶版で流通量は限られているが、オークションで出回ったらちょいと注目しても良いタイトルだと思っている。

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中身。
エンボス加工のカードとコインが少々。
全体的にメキシカンなデザインが「オーレ!」のよくわからない魅力の1つ。

さて、このゲームは各自に配りきられたカードをいち早く無くすことを目指すタイプ、よく知ってる人が使う言葉ではゴーアウト系とか呼ばれる類のゲームである。
手番になったプレイヤーは、前に出された数字より大きな数字のカードか、もしくはより強い色のカードをプレイすることが出来る。

が、まずはちょっとカードの方を見てもらいたい。
このカードが中々機能的に出来ているのだ。
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上の両端に書かれた数字と色に注目してほしい。
実はコレ、そのカードがいったい何番目に強い色なのかを一目で把握できるようになっているのだ。
例えば左のカードは緑。その数字の上には赤と青のバナーがあり、下には黄色のバナーがある。つまり、赤と青のカードより弱く、黄色のカードより強いということなのだ。
同じ様に、右のカードは黄色で、その色よりも下に数字が書かれている弱い色だというのがわかるだろう。

ちなみにこのゲームでは、カードの上下に大きな意味がある。というのも、カードの上下を変えることで色の強さが逆転するようになっているのだ。だからルール上の指示が無い限りは上下を勝手に入れ替えてはいけない。(ちなみに最初は上の写真の様に赤が最強になるように持つ。)

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で、指示があったときに上下をひっくり返すとこのようになる。
黄色が一番強く、赤が一番弱くなったのがわかる。
ゲーム進行で混乱してしまいそうなところを、カードUIが綺麗にフォローしている。よっ!親孝行!(?)

ということでルールの方に話を戻すと、まぁ先ほど書いた通りゴーアウトを目指してカードを出して行くわけ。
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出せるカードは、前のカードより数字が大きいか、色が強いか。そのどちらでも構わないが、数字が大きい&色が強いというカードを出した場合、チャレンジと呼ばれるアクションが発生する。

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チャレンジとはさらにもう1枚カードをプレイできるというものである。これにより、理論上は4枚までカードをプレイできる可能性があるわけだ。

ただし。チャレンジ中でもそうでない場合でも、カードをプレイできない状況になったらコインを1枚受け取らなければならない。これは1枚につき-5点を意味しているので、結構痛い。チャレンジは強制なので強すぎるカードの使い様も少しは気を付けた方が良い。

ということで、誰かがゴーアウト(手札を無くした)らラウンド終了。
他プレイヤーは持っているカードの数字分だけマイナス点である。
そしてこのマイナス点が最も大きいプレイヤーが、次のラウンドで手札を見たうえで、カードの上下を決めることが出来るというわけである。

特にルール上では明記されていないが、数ゲーム遊んだ総合点で勝敗を決めるとよかろうという事になっている。

【評価】
   7.jpg
【所感】
初期手札で有利不利が大きく出てしまう可能性やマイナス点のあり方などに少々懐かしさを感じてしまいますが、半パーティーゲームとして非情に良い出来だと思います。
機能性を備えたカードデザインも素晴らしいですね。アバクス小箱おすすめの一品です。
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