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BG紹介:ザ・ゲーム~オン・ファイア

『地獄拡張、降臨!』

小箱ながら2回目のSDLノミネートに名を連ねたシュテファン・ベンドルフの「ザ・ゲーム」が、拡張とプレイマットを携えて帰ってきた!
その名も「オン・ファイア」!イイね!炎上してるね!


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プレイマットを収納するために細長い筒状になり、アルミ蓋で閉じられている。けっこうデカい。
品質は…あまり良いとは言えず、ベコッといつ凹んでもおかしくない。持ち運ぶと壊れそうなのでお家で使う用にするのが良いだろう。

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カードはサイズが合っていないプラ箱に入れられている。うーむ。
マットはさすがに反るので、プレイ中は何かしら重みで押さえておこう。

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「ザ・ゲーム」については過去記事を読んでもらうとして、追加要素だけ説明していきたい。
青いカードに炎でデザインされた7枚のカードが、追加された拡張、オン・ファイアカードである。
「ザ・ゲーム」はもともと簡単な難易度ではないと思うが、これを入れるとさらに難しくなるという高難易度ヴァリエーションである。

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プレイマットの使い心地は上場。街コロのプレイマットと比べるとかなりしょぼいが、それでもカードの横に並べていくよりは雰囲気がある。

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オン・ファイアカードが出されたら、次のプレイヤーは責任重大である。
というのも、オン・ファイアは文字通りの炎上状態なので、次のプレイヤーの手番中にカードを上に置いて鎮火するのが義務となるのだ。うまく置けるカードを持っていないと……大惨事も想像に難くない。

1人プレイではほぼ意味のない拡張だが、多人数プレイでは地獄の猛威を振るうオン・ファイアカード。
是非試してみてほしい。

【評価】
   7.jpg

【所感まとめ】
「ザ・ゲーム」を気に入ったのであれば、この拡張をお家用として保存しておいても良いのではないでしょうか。
全体的にチープなつくりをしているところは残念です。
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BG紹介:ザ・ゲーム

躍動のNSV小箱シリーズの中でも、シュピール・デス・ヤーレスにノミネートし、ボザの「HANABI」と初の小箱SDJ大賞を廻って争った「Qwixx」はご存知の方も多かろう。その「Qwixx」の作者であるシュテファン・バンドルフが、「HANABI」に負けじと思ったかどうかはわからないが、今度は協力ゲームをリリースした。それが「ザ・ゲーム」である。

game01.jpg
NSV小箱シリーズとしては珍しくハードな見た目。
もちろんアートワークはNSVでアートディレクションをしているオリバーだが、NSV以外の仕事を含めてもこういうテイストのデザインをしているところを見たことがない。きっと、高難易度の協力ゲームということでジリジリした感じを映画の「ソウ」的な感じで演出したかったんだろう。
実際プレイしてみると、確かにその試みは成功しているように思える。

CCCnYQbWYAE8DGs.jpg
左がカード裏、右がカード表。もちろんエンボス。
数字カードは2から99までの数字が1枚ずつある。
これ以外に数字の向きを表すカードが4枚。合計102枚のカードが入っている。

前述のとおり、「ザ・ゲーム」は協力ゲームだ。
プレイヤーはお互いに必要なコミュニケーションを取りながら、最善の結果を目指さなければならない。
具体的に言えば、98枚のカードをできる限り多く場にプレイすることを目指す。

dom005.jpg
プレイヤーには6枚、人数によっては7枚の手札が与えられる。
それ以外のカードは山札となり、手番でプレイした枚数だけ補充されていく。

手番になったら場に用意された4つのカード置き場のいずれかにカードをプレイしなければならない。しかも少なくとも2枚はプレイしなければならないのだ。
もちろん、カードの置き方にも制限がある。
2つの置き場は昇順に、2つの置き場は降順にカードを置いていかなければならないのだ。

昇順の山は数字が上がっていき、降順の山は数字が下がっていく。いつかその数字は交差し、間に位置する数字はおけなくなってしまう。置き方の例外として、ぴったり10の差であれば順番を遡ってプレイすることが可能であるから、これをいくらか達成できないと良い結果を出すことは難しいだろう。

「ザ・ゲーム」において、プレイヤー間のコミュニケーションは一部制限がある。
それは、"お互いの手札の数字を教えてはいけない"ということだ。
しかし、自分が狙っているカード置き場や、止めてほしいことは伝えることができる。
こういうゲームの中ではコミュニケーションが許されている方かもしれない。

誰かがカードのプレイができなくなったらゲーム終了。残った枚数がプレイヤーたちの評価だ。とりあえず残り10枚まで行けばエクセレントの称号が与えられる。すべて置ききった強者達には上級ルールも用意されている。

このゲーム、他のプレイヤーの手札が見えないため、協力ゲームでありながら最適解は見えず、プレイの後に後腐れがない。「HANABI」のようなお仕事感がないのだ。
ゲームのルールがなんでもなさすぎて、ボードゲームギークでやたらと点数が良いのが理解できなかったが、やってみると実に楽しみやすい協力ゲームである。悩ましさもあり、この見た目も結果的には成功している。
シュテファン・バンドルフ。大したクリエイターである。

【評価】
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【所感まとめ】
ソロプレイから遊べます。ただし、複数人でプレイする方が全体の手札の枚数が多くなるので、しかるべきコミュニケーションができれば人数による難易度の差はそれほどでないでしょう。むしろソロプレイは難しいです。協力ゲームとソリティアの悩ましさの掛け算が、手軽に味わえます。
小箱で二度目のSDJノミネートもありえないとは言えませんね。

◆特に意味はありません。アートは大事ですよ。

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BG紹介:クーロラド

一般のボードゲーマーには「バサリ」で有名なラインハルト・シュタウペ(シュタウペ様)は、「ダビデとゴリアテ」や「フェットナップ」と言ったファミリー層向けの小箱をはじめ、「ハンカチ落とし」や「おなじはどーれ」と言ったAmigoキッズ小箱ラインなど、小箱ゲームで活躍の目立つクリエイターの一人だ。

そんなシュタウペ様。最近はNSV(ニュルンベルク・シュピールカーテン・フェアラーク)社で精力的に小箱をリリースしており、今回のゲームマーケットでも2人用牛三部作の国内流通が始まった。そのひとつが、「クーロラド」である。

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NSV小箱。
牛三部作は中央の絵柄以外のパッケージデザインが統一されているので、個別に買い求める時は間違わないように気を付けよう。

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中身。シートと特殊ダイス2個。
特殊ダイスは1~5までの数字と、6の代わりに牛マークが描かれている。
シートにはマス目上に区切られており、出目に対応したサインが示されている。また、水飲み場がそれとは別に設置されている。
ちなみにこのシート、毎回違うパターンが出てくるようになっており、NSVの抜けの無さが感じられる。さすがNSV。

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ルールはシンプル。
毎回ダイスを2個振って、それに応じたマスに自分のマーク(〇か×)を書き、手番交代。
出目が両方とも数字だと、1箇所の数字しか塗ることが出来ないが、
2つとも牛だと好きな牛マスを2つ、
片方が牛だと、牛マスと、牛マスから1マス空けてもう一方の数字のマスを塗ることが出来る。

kurora04.jpg
こんな感じで陣取りが始まる。

ゲーム終了時の得点対象は
・一番端のマスで最多マーキング
・水飲み場に隣接するマスで最多マーキング(4か所それぞれ)
・繋がっている自分のマーキングの数(群れがデカいほど高得点)
という感じなので、これを目標にしのぎ合うのだ。

kurora05.jpg
ゲーム終了時はこんな感じ。
水飲み場と群れの得点はほぼ均衡するケースが多そうで、"一番端のマスで最多マーキング"が勝負を分けることが多いかもしれない。(俺の場合2回中2回。)

【評価】
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【所感まとめ】
10分ほどで終わるライトなダイスゲームです。シートが毎回違う点について、シートが変わったところでやることはあまり変わらない気もしますが、連戦する際にはやはりそのほうが気持ち良いものです。今回の三部作では2番目にお勧めです。

◆小箱に広がるシュタウペの世界

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紹介:すき間に●れて

NSV。それはドイツ小箱ゲームユニバースに彗星のごとく現れた新興小箱メーカー。
2013年は名作小箱のリパックだけでなく、「トイレ」、「もっと寄せて」などのオリジナルタイトルも高品質でそろえてきた。

そんなNSVが今年も元氣である。
「バサリ・カードゲーム」の陰に隠れて地味ではあるが、今回紹介する「すき間に●れて」もNSVのオリジナルタイトルである。

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Amigoよりやや大きいNSVサイズの小箱。
デザインの清潔さとインターフェースの良さはNSVの特長と言っていい。ちなみにほぼすべてのゲームに関してOliver Freundenreichがデザインを担当している。(念のため、Authorじゃなくて、デザインね。)
もともとOliver FreundenreichはAmigoやHabaの子供ゲームなどのイラストを担当しているベテランだ。いずれのカードも実に見やすく、楽しい感じだ。

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中身。カードのみ。
色違いのカードでそれぞれ数字が書かれている。
いずれもエンボスで文句なしの品質である。

このカードを各プレイヤーに規定枚数配ったらゲーム開始。

sukima3.jpg
最初にこのように場にカードを並べる。
真ん中に山札を入れて、左右に1枚ずつカードが置かれている。

手番が回ってきたプレイヤーは左右二つの数字の間に入る様な数字で、かつ左右と色の異なるカードを、左右どちらかのカードの上に重ねて出すことが出来る。
それが出来た場合、さらに手番を続けて行うことが出来る。

実の所、すきまに綺麗にカードを連投していくことは難しい。それにすきまは有限だからいつまでもこの方法でカードを出していくのは無理である。
そのため、手番には他にもカードを出す方法がある。

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左右のカードの上に、数字かカードの色が同じカードをプレイできる。
これによって数字の幅が再び大きくなる可能性があるのだ。
また、手番の最初に隙間が無い(左4:右5とか。)場合は、自動で山札から1枚がめくられ、左右のどちらかに置くことが出来る。これもゲームが動く瞬間である。

sukima5.jpg
こうしてカードをプレイしていき、最初に誰かが手札を失くしたらラウンド終了。
手札を失くしたプレイヤー以外はカードに書かれている星の数だけ失点だ。ちなみに失点はすきまに入りやすい(中間くらいの)数字ほど大きい。

このラウンドを規定回数やって、マイナス点の小ささを競うのだ。

【評価】
   7.jpg
【所感】
若干間違えやすそうなルールではありますが、シンプルで楽しみやすいゲームです。家族で遊んで楽しいです。実際楽しかったので。こういう時、カードが綺麗なのはほんと大切ですね。

※本作はタイトルが下品なので気品ある読者様の気に障らぬよう、伏字にさせてもらった。そもそも「もっと寄せて」というタイトルを去年出しているのだから、「あいだに挟んで」とすべきだったのではないか。もちろん続編のタイトルもわかりきっているが、それは出てからのお楽しみである。


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紹介:バサリ・カードゲーム

昨年小箱カードゲームワールドに新風を巻き起こしたドイツメーカーNSV。
今年もAmigoに準ずる小箱排出量で話題性だけで言えば現在のナンバー1小箱メーカーと言えるだろう。

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というわけで、「バサリ・カードゲーム」。
人気バッティング&交渉&すごろくゲームの「バサリ」ボードゲームを、カードゲームの小箱に詰め込んだ意欲作だ。
「バサリ」は独特かつ古風な合わせ技システムで未だに人気の高いボードゲームだが、この「バサリ・カードゲーム」はその内容をほぼそのままに若干のミニマル化が加えられた代物である。内容を大きく変えてエッセンスだけ残すカードゲーム版が多い中、良くも悪くもこのアイテムは原版そのままだ。
ちなみに、おなじ「バサリ」の派生アイテムである「宝石商」はこれと大きく内容が異なる。
あと、メーカーはNSV以外にも一社取り扱っていたように思うが、思い出せないし調べるのもめんどくさいので割愛する。

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中身。バサリの心臓とも言うべき宝石がじゃらじゃら入っている。多分「バサリ」と同じくらい入っている。カードは高品質なエンボス使用。文句なしだ。
あと、このブログでは無意味と理解しつつも細かく言及しているのだけど、一応繰り返しておくと、"NSVの小箱はAmigoの小箱より大きい"。
誰が気にしなくても俺は気にする。

さて、このゲームはプレイヤーが宝石商になって宝石手に入れたり勝利点手に入れたりして最高勝利点を目指すゲームである。
ラウンド制で3ラウンドまで行われ、各ラウンドでは以下の目標を達成することによって各プレイヤーが勝利点を得る。

・最多赤色宝石数:14点
・最多黄色宝石数:12点
・最多緑色宝石数:10点
・最多青色宝石数:8点
・自分のカードの商人15人以上:12点&ラウンド終了条件

というわけで、宝石を集めたり商人を集めたりするのが目標なわけだ。

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ラウンドを構成するのは複数のターンである。
ターンの最初に商人カードが配られる。商人カードに示されている内容は上の写真のように、「商人の数」「勝利点」「宝石」である。
このうち「商人の数」だけは配られた時点から有効であり、他の2つはアクションを使用することで得ることが出来るものだ。
次のターンで新しい商人カードが配られたら、「商人の数」だけは見えるようにずらしながら並べていく。「勝利点」「宝石」の内容は一番上のカードのみが適用される。

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商人カードが配られたら、プレイヤーは秘密裏に3つの選択肢から1つを選んで別途する。選択肢は以下の通りだ。
※5人でやる時は第四の選択肢が追加されますが、この紹介では無視する。

①商人を増やす
 ⇒商人カードを1枚めくって、自分の商人カードに加える。

②勝利点を得る
 ⇒自分の商人カードの「勝利点」と同じ値だけ勝利点を得る。
  ※勝利点はメモしなければならない!減点!

③宝石を得る
 ⇒自分の承認カードの「宝石」と同じ内容だけ宝石を得る。

と言うわけで、①と③はラウンド終了時の勝利点を得るための、③は直接の勝利点を得るための行動である。

これら行動したいアクションを各自一斉に公開するのだが、それを皆が実行できたらゲームにならないわけで、つまるところ、バッティングするといくないことが起こるわけで。

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3人以上が被ったら問答無用で誰も何もできずに終了。
2人が被った場合はその2人で交渉を行って、アクション実行か相手から宝石を貰うかを決める。
交渉は宝石の多い方の提示から始まり、それぞれがより価値が出るように提示し合い、妥協しても良いと思った方が相手からその宝石を受け取ってターンを終了する。宝石を支払ったプレイヤーは希望のアクションを行う。

そんなこんなしてると商人が15人以上たまるやつが出てくる。
誰かが15人集まったらそのターンでラウンド終了だ。
前述のとおり得点計算をして、それを3回繰り返そう。


まぁ、そんなゲームなわけなんだけど、一つの要素のおかげで随分とざっくり大味な印象になってしまっている。
このカードゲーム版では「商人の数」が1~4で完全にランダム。1と4のギャップが運だけで配られて、ラウンド終了条件なうえに12点もらえたりもらえなかったりするという点が、ちょっとすごろく過ぎるかなと。他の得点要素がしっかりしているだけに、めっちゃ目立つ。(ボードゲーム版では、選択肢として商人を選んで数が良くなかった場合は勝利点でフォローする仕組みがあったんだよね。)
その辺、既にヴァリアントを考えてくれている人がいるので、それを採用するのがマジでいいと思うよ。

【評価】
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【所感】
一部の粗さが気になるとはいえ、ヴァリアントでカバーできるレベルですし、やはり人気ゲームが割と本気でカード版になってくれていること自体がうれしいですね。
「バサリ」の代わりにはなりそうでならないですが、ヴァリアントを含めればお勧めできる小箱ゲームです。

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紹介:ならず者

「もっと寄せて!」と同時リリースされたNSVの「ならず者/Gauner」。
作者はスワンパナシアで処女作をリリースしたラッキー氏で、このゲームはその処女作「Pets」の改良版である。

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NSV小箱。最近書かなかったんで改めて書くけど、Amigoサイズより少し大きい。
イラストはカードの使いまわしパターンっす。

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中身。エンボスカードが100枚強。
知ってる人は「コール・トゥ・グローリー」のカードを思い起こしていただけると近い。下に書かれた数字は全体におけるその種類のカードの枚数である。
こういう人だけのカードは名前が付けられるのが常であり、
左上から、ブロンド、桃井、ミヤギ(リョウタ)、QT、おっさん、
下段に行って、9の奴、6、といった具合である。

このゲームではこれらならず者カードをラウンド終了時に確保し、その枚数と色の組み合わせで得点することを目指す。

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まずは準備として10枚のカード列を3つ作ろう。
この時連続している同じ色のカードをグループと呼ぶ。以降、グループは誰かの手札に入るときも刑務所(後述)に入れられるときも常にセットで扱われる。

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手番になったら列の両端に位置しているグループ(3列なので最大6グループ)から1グループを選び、それを全て手札に入れる。
続いて、今手札に入れたグループと同じ列で隣接していたグループを、刑務所に模したテーブルの端によけておく。
※上の写真では、ミヤギが手札に入り、その後桃井が刑務所に行く。

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続いて、もしそうしたいのであれば、自分の手札からカードを1枚以上自分の前に出して、囚人獲得権利を主張することが出来る。
ただし、既に他のプレイヤーが獲得権利を主張している種類のカードを出したい場合は、既に出されている枚数よりも多い枚数で権利を主張しなければならない。
より多い枚数で主張されてしまったプレイヤーは、自分の前に出していた同種のカードを廃棄しなければならない。

以上の手順を終えたら、最後に山札からカードを1枚取り、このラウンドで自分が触った列の両端どちらかに加える。
グループを隠したり拡張したりすることで、他プレイヤーをけん制するのだ。

gauner6.jpg
そうこうしているうちにラウンドの終了条件が満たされるであろう。(予言)
ラウンド終了条件は2種類あって、刑務所における…
①:6種類のカードが2枚以上になる(ムニ)
②:2種類のカードが6枚以上になる(ニム)
の条件が満たされた時、即座に得点計算が行われる。

各プレイヤーは自分の前に置いてある囚人獲得権利と同じ種類のカードを刑務所からとり、自分の前に持ってくる。この時、囚人獲得権利を得るために置いていたカードは全て捨て札になる。囚人獲得権利のカードは得点にならない!よく覚えとけ。

gauner7.jpg
で、そうして自分の手元に持ってきたカードについて、
『カードの種類の数』×『カードの総枚数』=得点
である。
上の写真の場合、
『カードの種類』=QTとミヤギの2種類
『カードの総枚数』=5枚
ということで、2×5 =10点である。

これを3ラウンドやって総得点で勝者を決める。
コール・トゥ・グローリーをベースにしていそうとはいえ、シンプルなルールと寂びの利いたインタラクションはまさに良質ドイツゲームの見本。

【評価】
   8.jpg
【所感】
ドイツゲーム趣向の人であればお勧めしやすい良作。
個人的にはコール・トゥ・グローリーよりもこちらの方が楽しみやすいと思います。その上小箱の小ささです。どうでしょう。


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紹介:もっと寄せて!

2012年の「トイレ」に続き、ラインハルト・シュタウペの新作がNSVからリリースされた。その名も「Dicht dran/もっと寄せて!」。
ここ2年のシュタウペはシンプルなだけでなくドイツ的な出来の良さも際立ってきており、個人的な一押しデザイナーである。

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NSVの小箱。
とうがらしがトレードマークなんだけど、特にタイトルやゲーム内容とかけられている様子はない。

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中身。1~100の数字カードが100枚。それに獲得したカードを入れておくプラスポッドカードが人数分。
数字カードには1~3個のトウガラシが描かれており、これがカード取得時のプラス点になったり、ペナルティー時のマイナス点になったりする。
つまりカード構成は極めてニムトに酷似している。ニムトを使って開発したんだろう。

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まずはこのように6枚のカードで円形を作り、1の隣のカードを凹めて最初のラウンドを開始する。
プレイヤーは8枚の手札を持っており、毎ラウンド1枚のカードを全員が一斉にプレイしていく。
基本は円の中心に押し込まれたカードに最も近いカードを出して、それを獲得することを狙う。

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ということで、最も数字が近いカードを出したプレイヤーが中央にあったカードと自分が出したカードを交換し、自分のプラスポッドカードの下に入れる。ここに入れられたカードのトウガラシの数が得点だ。

続いて、凹んだカードの両隣のカードの数字の間に位置するカードを出していた(両隣が11と77なら、12~76の数字)プレイヤーは、出したカードを捨て札にする事ができる。
言い忘れたが、このゲームは誰かの手札が無くなった時点で終了し、手札のカードに書かれたトウガラシがマイナス点になる。だから手札をなくすことは一つの指標である。

当然のことだが、凹んだ数字が捨て札エリアの範囲でないこともある。悩ましいね。

出したカードで中央のカードを取ることが出来ず、かつ捨札ゾーンにも入っていない場合は、出したカードに書かれているトウガラシの数だけ手札を補充しなければならない。手札が増えれば凹んだ数字を取りやすくなるかもしれないが、終了時のマイナスはやっぱり痛い。

以上の処理が終わったら、凹んだ場所にあるカードを円周に戻し、その右隣のカードを凹ませて次のラウンドを始める…。
都合5ラウンド先まで目標とする数字が見える形だ。

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誰かが手札をなくしたらゲーム終了。
全員、自分のプラスポッドに入っているトウガラシの数をプラスとし、手札に残っているトウガラシの数をマイナスにして点数勝負。


他プレイヤーにカードを引かせたりと言った直接的なインタラクティブは基本的になく、各自が得点狙いなり手札廃棄なりを自由に行える設計である。
人によっては物足りなく感じるかもしれないが、5ラウンド先まで見えることを考えるとそのくらいライトでも良く感じた。パズルチックではあるものの選択している手ごたえは一応あり、残り手札が少ない&得点機会もなさそうであれば敢えてのカード引き取りという手段もある。
良い塩梅だ。

【評価】
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【所感】
NSVはリリースするタイトルをしっかりコントロールできているように思います。
去年今年は今のところ良いゲームばかりですね。
ニムト亜種の印象は否めませんが、置きに来たかのような手堅いゲームです。


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紹介:クイックス

「トイレ」や「シュティッヒルン新版」、それに「メーアコプフ」など、ゲームを見る目が肥えているNSVの新作ダイスゲーム、それが「クイックス」だ。
作者のSteffen Benndorf はダイスゲームばっかり作っている。多分ダイス狂だ。

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小箱カードサイズ。
ダイスゲームって見た目もタイトルも皆おんなじようなのばっかりだから、まったく印象に残らんよね。シュミットの変なボックスに入ってるやつとか。

Qwixx2.jpg
中身。
赤青黄緑の4色ダイスと白ダイス2個。
あとは十分な厚さのスコアシートブックが入っている。鉛筆は入ってない。
ちなみにスコアシートは公式からダウンロード可能だ。つまり、このゲームを買う必要が無くなるのだ。グハハハハハハ!

qwixx3.jpg
手番プレイヤーは6つのダイスを振るでやんス。
次に白いダイスの数字の合計を音読するでやんス。

そしたら全てのプレイヤーはスコアシートの該当番号にマーキングすることができるでやんス。手番プレイヤーだけじゃないんすね。
そんな感じやんス。

qwixx4.jpg
次は手番プレイヤーだけの話で、色ダイスと白ダイスを1個ずつ組み合わせて、その合計点をマーキングすることができる。

こういうことを続けていって、
各列ごとにマーキングの数が多いほど相乗的に点数がよくなる。

でもね!
マーキングにはルールがあるんだよ。
左から順番にマーキングしなければいけない。つまり、一度右の方にマークしたら、そこより左はマークできないんだな。

ちなみに白×白でも色×白でもマークが出来なかった場合、マイナス5点のペナルティーなのだ。
また、誰かが5つ以上マークを付けた列で一番左のマスにマークをした場合、そのダイスは取り除かれる。
誰かがペナルティー4つになるか、ダイスが2個取り除かれたらゲーム終了。

qwixx5.jpg
考えなしにマークしていくと最後のペナルティー台風に巻き込まれてしまうから注意したい。あくまでも、ダイスの出目の箇所にマーク”できる”なのだ。急いで点を取って列を閉めたい気持ちにもなるが、しっかり手を打っておかないと早く進めたものほど首が締まりやすいということは覚えておこう。

良いゲームじゃないですか。

【評価】
   7.jpg
【所感】
すごろくやのストリームスとか、クニツィアのロストシティ系に似た印象のダイスゲームです。ダイスゲームですがダウンタイムが無く、良い悩ましさが続くところが素晴らしいですね。
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紹介:シュティッヒルン(NSV版)

「シュティッヒルンで代用できる」は広辞閻にも載っている有名な言葉である。
1993年にAmigoからリリースされた小箱ゲーム「シュティッヒルン」は、6スートで1~20までの数字が揃っているため、カード構成が複雑でないゲームの代用品として使用することが出来たのである。
また、「シュティッヒルン」自体が面白かったこと、メイフォローのトリックテイクで数少ない評判の良いゲームであることも、今もって有名な理由の一つだろう。

そして最近になって、「シュティッヒルン」にNSV版が新しいデザインでリリースされた。
NSVはここのところ小箱カードゲームを精力的に扱っており、有名小箱である「ブクブク」もリリースしているが、こちらはAmigo版と同じデザインである。
オリジナルでは「トイレ」が最近の小箱の中ではエース級と言える。

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Amigoの"待ち針"デザインから一新されたNSV版。あれ、なんか怖い感じあったもんね。ということでハリネズミをアイコンにしたポップなデザインに生まれ変わったわけだ。
ちなみに6スート×20枚=120枚というのは小箱に入れるには上限MAX級の枚数で、Amigo版をお持ちの方は箱の中がパンパンなのをよく御存じだろう。今は値段が変わっているが、ちょっと前は同じ小箱でも「シュティッヒルン」だけが少し高かったように記憶している。多分そうだった。

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こんな感じの6スート。
各色でハリネズミのイラストが異なり、それぞれ針とかサボテンとか、チクチクしたものを持っている。Amigo版の道路標識みたいな素っ気のなさはどこへやら、この可愛さなら第一印象も少しは良くなろう。
ちなみにカードはエンボスだ。

ルールやゲームの印象については以前の記事を参照していただければ。
http://casinoroyale.blog120.fc2.com/blog-entry-1230.html
あと、公式にB面ルールとされている「ハットトリック」は単体でもリリースされている。
http://casinoroyale.blog120.fc2.com/blog-entry-1614.html

今回改めてこのNSV版を使って遊んでみたが、見た目が変わっただけでもゲーム
の印象が明るくなり、映画部連中にも「カードが可愛い」と評判であった。

【評価】
   7.jpg
【所感】
一家に一台ファミリーコンピュータがあっても時代が変われば●●ですが、シュティッヒルンは小さいし時代を問わないので一生モノとしていかがでしょうか。
トランプの代行も可能な可愛いカードゲームです。
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