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BG紹介:サピエンス

『原始の戦略ドミノ』

(調べたことはないが)原始人の生活は(きっと)過酷だ。
もともとサルだったわけで、他の地上の動物に比べたら走るのも遅いし、殴りあったら負けてしまうだろう。そんな彼らが洞穴ではない立派な住まい"竪穴住居"を作るには、食べ物も水も豊富で、外敵の少ない理想郷が必要だ。
Ielloの大箱ゲーム「サピエンス」は、そんな原始人の理想郷開拓をテーマにしたゲームである。


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洞穴を抜けると、そこは桃源郷だった
Ielloのボックスはテカテカスベスベしている。
豊かな谷を覗き見るサピエンスの後ろ姿が哀しい。

「サピエンス」において、プレイヤーは一族を率いる族長として谷の開拓計画を進めなければならない。具体的にはドミノのような原始タイルをドミノの容量で接続し、その効果を持って食料と住まいを確保するのだ。

sapiens02.jpg
プレイヤーは各自が入植する“谷”ボードを受け取る。受け取ったばかりの谷はまだ開拓が進んでおらず、原生林と平地しか存在しない。
ボードの脇には個人的なサプライとして4枚の原始タイルが置かれる。手番ではこの原始タイルのうち1枚をボードにプレイする。その後、共通のサプライから個人のサプライに使用した分のタイルを補充するのだ。

1枚の原始タイルには、ドミノタイルと同じように2つのアイコンが示されている。
マンモス、森、水、火、住居、儀式、武力。この7つのアイコンが1つずつだ。同じアイコンが2つ示されたタイルは無い。

sapiens03.jpg
最初の洞穴を決めたら、そこからドミノ式にタイルを繋げていくことになる。ドミノ式とはつまるところ“同じアイコンが繋がるように”という意味だ。異なるアイコンが接してしまうような置き方は許されない。
よって、谷を埋めるタイルは隙間だらけになるが、ゲームの目的は谷をタイルで埋める事ではないので問題ない。
また、アイコンが繋がる度に、その特殊効果を使用することが出来る。
タイルを交換できる効果や、他プレイヤーの邪魔を出来るもの、それから勝利点に繋がるものなど、種類は多彩だ。

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プレイヤーが谷を開拓していくうえで得たいモノ。それは「食料」と「住居」だ。
「食料」はタイルを置いた時に、接したアイコンの下にある数字の分だけ手に入れる事が出来る。他にも、森アイコンの特殊効果や、マンモスアイコンの特殊効果でも手に入る。その機会はゲーム中に頻繁に訪れるのだが、一度に入る数は少ないのでコツコツ積み上げるイメージだ。

「住居」を手に入れるのはちょっと難しい。谷の各地に点在している洞穴スポットに、タイルをぴったりはめ込む必要がある。(特殊効果アイコンが置かれている洞穴は、そのアイコンと同種のアイコンを重ねる必要もある。)
これにより手に入る点数は大きい。しかし、タイルを置いているだけでも得られる「食料」と違い、それ相応の準備をしておかなければならない。

そんな感じでこのゲームには2つの勝利点が存在する。
のだが、これらの得点を合計するのではないところが面白い。

sapiens05.jpg
プレイヤーの最終得点は「食料」と「住居」の得点のうち“低い方の得点”なのである。
どちらかで大きく伸ばしただけではダメなのだ。
前述のように取り方の異なる2つの得点を、バランスよく取らなければならないのが面白い。

ドミノ式と言うと簡単に遊べそうと思うかもしれない。が、「サピエンス」は考えなしに点数を得ようとすると、盤面がドン詰まってしまうゲームバランスになっている。後々の事も考えて配置する計画性が必要な、中量級ゲームだ。

【評価】
   7.jpg

【所感まとめ】
特殊効果は覚えなければなりませんが、基本ルールはドミノ+αで、シンプルな構成です。しかし、絶妙な盤面の狭さ、食料点の配置、住居点の得にくさで、かなり歯応えのあるゲームになっています。
タイルの質やイラストをはじめ、コンポーネントの満足度も高いですね。
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BG紹介:イノベーション

一昨年あたりからヘビーゲーマーを騒がしていた「イノベーション」は、人類の文明と発明の軌跡を辿るダイナミックなアイテムである。
作者は「グローリー・トゥ・ローマ」のカール・チャデク。
沢山のカードを使い、それを大量にスタックさせるところはこのゲームも共通だ。

IMG_7785.jpg
ielloからリリースされた新版で、かつ日本語版。
最初にオビ湾が遊んだ版は色気もそっけもないデザインだったが、キレイ目なイラストをたんまり使って生まれ変わっている。箱はielloオリジナルのマグネット付開閉箱だ。ビブリオスと同じ奴。

IMG_7786.jpg
中身。
カードはエンボスこそ掛かっていないが、厚みもあってわるくない。
それに説明書を兼ねた分厚いマイボードが付いている。
同人ぽかった最初の版とは違い、高級感がある。

さて、ゲームの方を見てみよう。

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イノベーションでは時代が1から10までに別けられている。数字が大きいほど現代に近い。
各時代のカードには当時の発明や文化が記されており、それぞれそれっぽい能力が付いている。

このゲームで勝利するためには、まず自分の国の影響力を上げ、各時代の征服者となること。
こうして征服した時代のカードが規定枚数に達したプレイヤーの勝利である。また、時代の征服と同等の価値を持つ文明カードを特殊条件を満たすことで手に入れる方法もある。

IMG_7788.jpg
手番になったらアクションを2回行える。
まずは時代カードのプレイ。
時代カードはジャンル毎に5色に別れており、それぞれに積み重ねていく感じ。ただし一番上のカードしか特殊能力は発揮できない。
また、時代カードの特殊能力を発揮させるのも1回分のアクションだ。
特殊能力は自分が手札を引いたり、他プレイヤーに嫌がらせしたり、様々。
この時大事なのが自分のカードに示されたアイコンの数である。

カードには左上、左下、真中下、右下の4か所にアイコンが描かれており、これの数が他のプレイヤーより優れているかどうかで発動できるできないというのがある。一部例外はあるものの、基本的に多い方が良い。

IMG_7789.jpg
文明が進んでいくと“カードを●●(方向)に展開する”という能力が出てくる。
展開とは上の写真の様にカードをずらすこと。これにより見えるアイコンが増えるというわけだ。しかも先ほど説明したアイコンの配置が仕掛けになっていて、展開する方向に寄り増えるアイコンが異なる。当然、一番効果が強いのは上方向に展開した場合だ。(重ねたカード1枚につき、アイコン3個増加。)

この展開を早い段階で行えるか否かがひとつの勝負どころだ。

IMG_7790.jpg
カードの中には“●●のカードを自分の影響力に加える”的な指示があるだろう。
こうして影響力になったカードは自分のボードの左側に埋められていく。
影響力はそのカードの時代の数字がそのまま影響値になる。
そしてこの影響値がある時代の数字の5倍になった時、アクションを使用してその時代を制覇出来るのだ。(制覇した時代はボードの左側へ埋める)
プレイ人数によって異なる規定枚数に制覇したカードが達したら、その場で勝利である。

とにかく全てのカードにテキスト満載で、1回や2回のプレイでは覚えられないし、そもそも覚えられるような内容でもない。だからテンポは悪いし、他のプレイヤーが何やってるのかもわかりにくいゲームである。
それでも面白いのは、はちゃめちゃな特殊能力の爽快感と、時代が次々と進んでいくスピード感からだろうか。

【評価】
   7.jpg
【所感】
テーマもやってることも世界の七不思議に似たところがありますが、イノベーションは歴史イベントが焦点になっているためか、雰囲気は大分違います。他のプレイヤーが何やってるのかまではわかりにくいですが、アイコンの数くらべという非常にわかりやすい形で絡みがあるのは良いと思います。
カードには歴史イベントの詳細が書かれてていませんので、タイトルだけで内容がわかる大人向けのゲームです。
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