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七王国伝承室【ラウンドの流れ・前編】

すみません。一回休みを入れちゃいましたが、七王国のおおざっぱルール紹介を続けます。
前回までに初期カードと初期手札の準備は出来ているので、いよいよラウンドの説明に入ります。

◆ラウンド手順① プロットフェイズ
ラウンドが始まると、まずは全員が一斉にプロットカードを出します。
プロットカードは自分のプロットデッキ(7枚)の中から選んで使用します。ただし、1度使うと7枚全て使い切るまで使えません。
IMG_5968.jpg
プロットカードの説明は以前にもしましたが、まずは左上の数字3つが重要です。
一番左のコインの数字は、このラウンドの収入値です。数字の枚数だけ金貨をもらえることになります。
真ん中の四角形は、このラウンドのイニシアティブ値です。この数字が最も大きいプレイヤーがこのラウンドのスタートプレイヤーを“指定”します。
一番右の丸の数字は、このラウンドの要求値です。今後説明する戦闘において、この数字だけ相手にダメージ(もしくはそれに類するもの)を与えることになります。

ちなみにプロットカードには必ず特殊な効果があり、それはカードの下の方に記載されています。
とんでもな効果がごろごろとあるので、最初に敵味方どんなものがあるのか、知っておいた方が良いかもしれません。

効果の処理が済んだら、誰がイニシアティブを取ったかを確認し、その人がこのラウンドのスタートプレイヤーを決めます。
で、プロットフェイズは終わったかと思いきや、さらに重要な選択をしなくてはなりません。“称号選択”です。

IMG_5969.jpg
スタートプレイヤーから順に、このラウンドでどの称号の庇護を得るのか、決めていきます。
称号には王の摂政、王の手、キングズガード、マスターofウィスパー、マスターofロウ、マスターofコインの6つがあり、それぞれ何かしらのプラス効果をもたらします。
そして何より重要なのが、それぞれの称号に友好関係が定められており、●●の称号のプレイヤーは△△の称号のプレイヤーを攻撃できないとか、◎◎の称号のプレイヤーは、△△の称号のプレイヤーに戦闘で勝利するとボーナスといったルールが出てくる。

つまり、プロットフェイズの時点でそのラウンドの立ち回りについてよく考えておかなければならないということです。想像以上に重いフェイズですね。

◆ドローフェイズ
IMG_5970.jpg
さすがにこのフェイズはシンプルで、山札からカードを引くだけです。
通常2枚を補充することになります。

◆準備フェイズ
配置フェイズと呼ぼうかどうか迷ったくらいで、所謂手札からカードを自分のプレイエリアに置くフェイズです。
ただし、収入が入るのもこのフェイズです。プロットフェイズではまだお金は入っていません。
IMG_5972.jpg
プロットカードの収入値と、もし自分のプレイエリアにあるカードによる収入増があるのならそれも足して、その分のドラゴン金貨を銀行から受け取ります。
例えば今回の紹介の例でいくと、プロットカードの収入値は3でした。それにロケーションカードで+1、さらにマスターofコインの称号で+2を得て、合計6となり、6枚の金貨を受け取ります。

そして、この金貨を使って手札からカードをプレイします。
IMG_5973.jpg
メリサンドルを新しく手札からプレイしました。
メリサンドルのコストはカードの左上にあるとおり、4です。
彼女を出すために4枚の金貨を支払います。

まだ2枚の金貨が余っていますが、今回は使用しないことにします。
というのも、ラウンドの最中にはまだ残金を使う場面が出てくるからです。
詳しくは今後紹介していきたいと思います。

次回はこのゲームの軸である「チャレンジフェイズ」について紹介します。
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カーズチョイス2 #EX AMCグレムリン

今日のカーズチョイス2は劇中で悪役として登場する、オレンジ色のイカしたレトロカー「グレム」。
今回のカーズはボンドがテーマになってることもあって60、70年代のクールなポンコツが多くてサイコーだ。

◆グレム
IMG_5963.jpg
レースに参加する車ではなく、レースを邪魔する悪役の車である。
今後紹介するディズニーヴィランズ“ザンダップ教授”の手下だ。

設計ミスだと世間に責められたことから、悪の道に走ってしまったらしい。

IMG_5964.jpg
バックショット
この手のハイセンスなレトロカーはカーズ1ではスノットロッドくらいのものだった。どちらかというとアメリカ人好きする性格の車種が多かったのがカーズ1。
ルート66が舞台なのだから当然だ。
マテル社のミニカーでもシボレーインパラの塗装違いが山ほど出た。

カーズ2ではアストンマーティンDV5をはじめ、スパイ映画に似合う車が新旧揃って登場する。F1カーやラリーカーとあわせて、今度のカーズも十分にマニア受けしそうだ。

AMCグレムリン755
誰でも見たことがあるようなこのデザインは、明らかにアメリカンモーターズの
グレムリンだろう。名前からしてそのままだ。

次回はかっちょいいレースカーを予定!
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七王国LCG伝承室【ゲームの流れ/セットアップ】

≪過去の七王国LCG伝承室≫
⇒七王国LCG【概要編】
⇒七王国LCG【七王国のカードたち】
IMG_5958.jpg

さて、3回目となる今日の七王国LCG伝承室は、ゲームのおおまかな流れと、セットアップ方法を紹介していきたいと思う。

◆ゲームの流れ
七王国LCGでは、以下の手順でゲームを進め、誰かが権威トークンを15枚集めるまでラウンドを繰り返します。

●セットアップ
 ・ゲームの準備をします。
 ・各プレイヤーが初期のカードをプレイします。
①プロットフェイズ
 ・このラウンドの収入、イニシアティブ、要求値を決めるカードをプレイします。
 ・スタートプレイヤーが指名されます。
②ドローフェイズ
 ・山札からカードを2枚補充します。
③準備フェイズ
 ・収入を得ます。
 ・コストを支払い、手札からカードをプレイします。
④チャレンジフェイズ
 ・軍事、陰謀、権威の攻撃を各一回ずつ敵勢力に行います。
⑤支配権フェイズ
 ・余力が最も大きい勢力にボーナスが入ります。
⑥回復フェイズ
 ・プレイエリアの全てのカードをアンタップします。
⑦清算フェイズ
 ・残ったお金が没ッシュートです。
 ・⇒①へ戻ります。

セットアップ後は、誰かが権威トークンを15枚集めるまで①から⑦の流れを繰り返します。①から⑦のどのタイミングでも、勝利条件が満たされた瞬間にそのプレイヤーの勝ちになります。

ほとんどの手順は全てのプレイヤーが同時に行いますが、③の準備フェイズと④のチャレンジフェイズだけはスタートプレイヤーから時計回りで1人ずつ順番に行います。そしてこの2つのフェイズがプレイ時間の大半を占めることになるでしょう。

それでは、各フェイズの細かい説明を今後していくことになりますが、今日のところはセットアップの説明のみさせてもらいます。

◆セットアップ
用具の準備は省き、ゲームの前にプレイヤーが準備すべきことから、初期カードの配置までを説明します。

◎デッキを準備する
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各プレイヤーは60枚のカードセット(以下、デッキと呼ぶ)を準備しておきます。
デッキに組み込むことが出来るのは「キャラクター」「アタッチメント」「ロケーション」「イベント」の4種類のカードのみです。
自分の担当する勢力以外のカードをデッキに入れることも出来ます。(支払いにペナルティが発生しますが…)
デッキの中にどの種類のカードが何枚までと言った制限はありませんが、同じタイトルのカードは3枚までしか入れることが出来ません。

◎プロットデッキを準備する
プロットカードを7枚選んで通常のデッキとは別に“プロットデッキ”を準備しておきます。
この場合も、同じタイトルのカードは3枚までしか入れることが出来ません。

◎初期カードの配置を行う
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自分のデッキから7枚のカードを引き、最初の手札とします。
次に、そのカードの中から合計コストが5以下に納まるようにカードを裏向きにプレイします。
このときプレイできるのは「キャラクター」と「ロケーション」のみです。「アタッチメント」と「イベント」はプレイできません。また、カードのアビリティもこの時点では発動しません。

全員がカードを裏向きで出し終えたら、プレイされたカードを表向きにして公開します。これが各勢力の初期カードということになります。

◎手札を補充し、セットアップ終了
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各自、初期カードをプレイして手札が減っていますので、7枚になるまでデッキから補充します。補充出来ることを考えると、初期カードで沢山プレイできるのが理想かもしれません。


以上でセットアップは終了です。
各プレイヤーの前にキャラクターやロケーションが並び、ゲームが始まった瞬間からやりあえるようになったわけです。

ということで今日はここまで。
次回はプロットフェイズ、ドローフェイズ、準備フェイズまで紹介を進めます。
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七王国LCG伝承室 【七王国のカードたち】

⇒七王国LCG【概要編】

前回の概要編に続いて、今回は七王国LCGで使用する主なカードを紹介していきたい。
ラウンドの方針を決める「プロット」。
プレイヤーの山札、及び手札となる「キャラクター」「アタッチメント」「ロケーション」「イベント」。
ゲーム全体を通して効果を発揮し続ける「アジェンダ」。
ゲームに深く関わるものだけで6種類もあるのだ。

◆プロットカード
各自がプロットカードだけの7枚で構成されたデッキを持っています。
プロットカードはラウンドの最初に1枚選んで一斉に公開します。
どんなカードをプレイしたかにより、そのラウンドの方向性が決まってきます。
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①:収入、イニシアティブ、要求値
左から、そのラウンドにもらえる金貨の枚数、スタートプレイヤーを決める権利を得るためのポイント、攻撃に成功したときに与えることが出来る影響力です。
ラウンドの最後に余っている金貨は没ッシュートなので、序盤の収入値は大変重要です。
②:効果
たいていのカードには効果が記載されています。①の値が強い場合、ここに自分に不利な効果が記載されていることもあります。

◆キャラクターカード
自分の勢力を守り、敵の勢力を攻める。ゲームの基本となるカードです。
IMG_5949.jpg
①:コスト
このカードをプレイするためのコスト。ケイトリン・スタークをプレイするためには、ドラゴン金貨が3枚必要です。
②:STR
キャラクターが持つ強さ。他勢力に攻撃をする時、またはラウンドの最後で誰が支配権を握っているかを判定するときに使います。
③:実行できるチャレンジ(攻撃)のアイコン
攻撃には「軍事」「陰謀」「権威」の3種類があり、それぞれキャラクターによって行えるチャレンジが異なります。ケイトリン・スタークは「陰謀」と「権威」の攻撃に参加できます。また、防御側としてチャレンジに参加するときも、対応するチャレンジのアイコンが必要です。
④:所属する勢力
自分が担当している勢力と、中立の勢力は通常のコスト支払いでプレイすることが出来ますが、それ以外の勢力のカードをプレイしたい場合は、コストを追加で2枚支払わなければなりません。
⑤:属性、アビリティ
カードの属性と、固有のアビリティが記載されています。

◆アタッチメントカード
キャラクターやロケーションに装備させるカードです。
武器だけでなく、コンディションなどの状態を示すものもあり、また、敵プレイヤーのカードにもアタッチメントすることが可能です。
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アタッチメントカードは上部のカードタイトルの周りが鎖格子になっています。

◆ロケーションカード
自分の勢力下にある城や地域を示すカードです。
収入を増やしたり、敵の攻撃への耐性を備えていたりします。
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ロケーションカードは上部のカードタイトルの周りがくしゃくしゃした紙みたいなものになっています。

◆イベントカード
ゲーム中の様々な場面で使用できる、特別な効果を持ったカードです。たいていのカードには使えるタイミングや条件があります。
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デッキ内の他のカードと違い、プレイするためにコストを必要としません。

◆アジェンダカード
アジェンダカードは特別なカードです。
ゲームの最初に使用することを宣言することで、ゲーム中に何の影響を受けることなく効果を発揮し続けます。
メリットとデメリットがあり、これを使用するしないは自由です。
IMG_5953.jpg
慣れるまでは使用しない方が良さそうです。

以上、今回は主なカードの解説まで。
次回はゲームの主な流れを紹介したいと思います。
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七王国の玉座LCGとは誰のための何であるか 【概要編】

「A Game of Thrones : Living Card Game」(以下、七王国LCG)とは、ジョージ・R・R・マーティンのファンタジー大河小説「氷と炎の歌」シリーズをテーマにした壮大なカードゲームである。
基本セットがリリースされてから時間も経ち、現在では相当な数の拡張カードが存在する。詳しくはBGGなどを参照してほしい。

僕はこのゲームを主にドゥームナイトで遊ぼうと考えて日本語化しているわけだが、どうにもルールが長く、ゼロからインストを始めると少々時間がかかってしまいそうだ。
というわけで、事前にゲームの内容をざっくりと知っておいてもらえたら楽だなという横着な理由もあり、これから数日かけて七王国LCGのフレームワークを知ってもらおうと思っている。

IMG_5945.jpg
(プレイ風景。カードゲームではあるがボードが用意されており、やけに出来の良い称号フィギアも入った豪華仕様となっている。)

◆七王国LCGってどんなゲーム?
プレイヤーは歴史ある有力な一族(ラニスター家、スターク家、バラシオン家、ターガリエン家、マーテル家、グレイジョイ家)の1つを操り、七王国の覇権をめぐって争います。
マジック・ザ・ギャザリングのように(やったことありませんが)自分の一族のデッキを作り、カードをプレイし、他プレイヤーを攻撃します。ゲームを進めていく中で、勝利点である権威トークンを一定数集めたプレイヤーが七王国の鉄の玉座の主となり、勝利者となります。

このゲームの最も特徴的な所は、デッキ型のカードゲームでありながら、4人対戦を基本として作られているということです。(拡張で6人まで参加可能)
各勢力はお互いに協力したり邪魔したりしながら、いかに他を出し抜いて勝利条件を満たすかというのが大事になります。
もちろん、誰かが抜け出したらそのプレイヤーを全員が集中攻撃することになるでしょう。そのようにしてパワーバランスが保たれるようになっていますが、追われる方は狡猾に立ち回ることで攻撃をさせない状況を作り出すことも可能です。その方法はまた別の機会に紹介します。

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左に見えるのが原作をご存知の方にはおなじみの、ドラゴン金貨です。主にカードを自分のプレイエリアにプレイするときに使用します。そのほかの利用法もありますが、ここでは割愛します。
右のハウスカードに乗っている小さなチップが権威トークンです。これを最初に15枚集めたプレイヤーがゲームに勝利します。

ゲームラウンドの主な流れは
・カードをプレイする
・他のプレイヤーを攻撃する
の繰り返しです。その点、普通のカードゲームから特に一脱したところはないと思います。

◆勢力ごとに特徴はあるの?
七王国LCGは、氷と炎の歌という立派な原作がありますので、それに沿った特徴づけがしっかりと各勢力に施されています。また、中立勢力のカードも存在しますが、その殆どはどこかの勢力と相性が良い様に作られています。例えばナイツウォッチの関連カードはスターク家と併用することで本領を発揮するものが多いです。

IMG_5946.jpg
ラニスター家
お金に強い能力が揃っていますが、それを使う能力も多く抱えています。特にタイウィン・ラニスターをプレイできれば毎ラウンド豊富な収入が得られます。
スターク家
とにかくキャラクターが死に難い勢力です。このゲームでは死なないことが戦略上とても重要なため、手強い勢力になると思います。
バラシオン家
権威トークンを集めるのが得意な勢力です。少しの挑戦で大きく権威トークンを稼ぐ可能性があるので、勝利条件とのにらみ合いになります。
ターガリエン家
能力の方向性に一貫性がありませんが、意外性と爆発力に富んだ勢力です。カードの単価が高いので、どうやってコストを工面するかがポイントになりそうです。
マーテル家
特定の条件で強いカードが揃っています。ほぼ全てのカードがそうなので、安定感はないかもしれません。
グレイジョイ家
他プレイヤーを攻撃する能力を多く抱えている勢力です。勝手に山札や手札を捨てに来るので、相手にするとやりにくい勢力だと思います。

以上、今日はこの辺まで。
次回は『七王国LCGにはどんな種類のカードがあるか』を特集します。

よろしくどうぞ。
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ドイツ年間ゲーム大賞 今年は3部門

今年もドイツ年間ゲーム大賞のノミネートが決まった。
ここのところファミリー向けを重視したセレクションが続いていた同賞だが、今回からエキスパートゲーム大賞という部門が設立され、上級者向けのゲームは別の評価基準で選定されるようになったらしい。

◆年間ゲーム大賞
◎禁断の島
△アサラ
×クゥワークル

ああ。禁断の島に獲らせたいのねーっていう…。
クゥワークルってちょっと前な印象。

◆エキスパートゲーム大賞
◎世界の七不思議
△ランカスター
△ストラスブール

すみわけが難しいよね。やっかいな賞作っちゃってまた。
世界の七不思議は玄人好きするけど難しくはないから、その辺の基準ってなんなんだろう。

◆キッズゲーム大賞
△その中に虫がいるよ
△小さな魔法使い
△モンスターの落とし穴

は、ハバとセレクタが入ってない…。
どれも可愛いし、下の2つはギミックもいいなぁ。


やっぱりエキスパートゲーム大賞だよねぇ。年間ゲーム大賞ほどのアワードがこんな賞を作る必要はないんじゃないかなぁ。
歴史があるんだから、わざわざ言い訳がましく別の賞作ったりしなくても…。

ファミリー向けの王道はドイツ年間ゲーム大賞、玄人向けの傑作はドイツゲーム賞、というすみわけだけでいいじゃないの。
アワードにはそれぞれの個性があった方が良い。右見て左見てチャンピオン決めるわけじゃないんだから。
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パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉★☆☆☆☆

「パイレーツ・オブ・カリビアン~ワールドエンド」は何の誇張も無く、ここ5年の間に僕が観た洋画のワーストである。彼らは脚本も揃わぬまま無理やり撮影を進め、体裁だけそれらしく整え、結果としてシリーズとしての価値を身売りしたのだ。いかにもディズニー実写部門らしいプロジェクトである。
そんな映画の続編を何故観たのかといわれれば、ひとつに監督が“踊って仕切れる男”ロブ・マーシャルに変更になったからである。また、サー・ニコラスの「魔法使いの弟子」がその企画の安さに対し、思いのほかエンターテイメントとしての出来が良かった故、少しだけディズニー実写部門を信じても良いかと思わせたからである。

◆パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉★☆☆☆☆
ぽcc
このシリーズを蝕む病は“生命の泉”でも救えない

伝説の大海賊こと黒鬚は、予言された“自らの死”から解放されるため、寿命を引き伸ばすと言われる生命の泉を探していた。かつての恋人アンジェリカに騙され、黒鬚の船に乗せられたジャックスパロウは生命の泉への案内役を強いられる。
時を同じくし、英国王に忠誠を誓ったバルボッサも生命の泉を目指していた。
ただし、永遠の命を手に入れるには生命の泉に行き着くだけでは条件が足りない。200年前に失われた“双子の聖杯”と“人魚の涙”が必要なのである。
果たして2つの秘宝を手に入れることができる海賊は現れるのか、ジャックスパロウとはちゃめちゃなライバル達によるお宝争奪戦ふたたび。


残念というか、思った通りというか、酷い有様である。
一見、第一作のエンターテイメント重視に戻ったように見えるが、比較するにはあまりに見せ方がポンコツだ。この脚本のまずさはワールドエンドの方が近い。
最たる特徴は“話の展開に理由がない”ことである。相変わらず登場人物の言動が行き当たりばったりだ。
“突拍子もない”ならおもしろくなり得る。“難解”だっておもしろくなり得る。でも“理由がない”はおもしろくならない。おもしろくなる“理由”が作られていないのだから。今回も脚本がなかったのではないかと疑いたくなるレベルだ。
それに加え、随所に見られる説明過多と説明不足が作品全体の“つかみの悪さ”に一役かっている。

もう1つ、シリーズに大きな影を落としているのが“キャプテン・ジャックスパロウ”というキャラクター像だ。
ミステリアスでユーモアと色気に富んだジャックスパロウは、10年に1度と言ってよいほどの個性と実力を兼ね備えたキャラクターだった。しかし残念ながら、こういうキャラクターは脚本のど真ん中に長時間いられるようには出来ていないのだ。作品を重ねていくごとにカリスマを失い、ただの主人公と化していく。もはやこの“かつて異彩を放っていたアウトロー”をどう扱って良いのか、答えを見出せる監督は少なかろう。

ぽccc
唯一の救いはジェフリーラッシュのバルボッサ

と言っても、まったく見所がないわけではない。
人魚の登場は美しかったし、十分な恐ろしさもあった。ラストの浜辺シーンもシリーズモノとして素敵な幕引きだった。愛しのペネロペはあいも変わらずエロ可愛いし、その他の演者も責める所がない。ただただ、これまでの脚本の安易さと土台の弱さで作品の足元がぐらついてしまっているのだ。地に足着いたキャラクターはバルボッサくらいのものである。“本当の目的は黒鬚への復讐”という花形を演じたのが、ジャックスパロウではなくバルボッサだったというのも納得である。

呪いの金貨、デイヴィージョーンズ、クラーケン、人魚、生命の泉、黒鬚と、海洋小説の人気エピソードを次々とネタにしてきたパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ。さっさと白鯨を済ませて完結させたらどうだろうか。
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カーズチョイス2 #95 Lightning McQueen

カーズ公開まで後2ヶ月を切り、マテル社のミニカーも本格的に専門店に並び始めた。
カジノロワイヤルではこれまでマイナーカーを中心にレーサーを紹介してきたが、今後もカーズ2の新参カーを交えつつ更新を続けて行きたい。
ということで、今回は第一回目のカーズチョイス2ということで、バージョン2マックイーンを見てみたい。

◆#95 Lightning McQueen
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言わずと知れた主人公。元ネタ車がない完全オリジナルデザインのマックイーン。
95番は「カーズ」の監督であるジョン・ラセターが「トイストーリー」を発表した年に由来している。

バージョン2での大きな違いは、これまでスポンサーだった“ラスティーズ”のロゴがなくなり、ピストンカップのロゴが入っているところだ。彼自身が「カーズ」の翌年に手に入れたというバックストーリーなのかと思ったが、よく見るとロゴの上に“ハドソン・ホーネット”と書かれていることから、ドッグハドソンへのリスペクトステッカーと思われる。

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もう1つの特徴はウィングに貼られた“WORLDGRANDPRIX”の文字。
この文字は今回「カーズ2」のレースに参加する全ての車にプリントされているようだ。F-1カーであってもラリーカーであっても同じ。
また、気づいてもらえるとおもうけど、マックイーンのシンボルであるイナヅママークの後方が炎になっている。

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左がカーズ1のマックイーン、右がカーズ2のマックイーン。
デカール以外での大きな違いはウィングくらいだ。

ただ、ボディのしまりがカーズ1の方が繊細で、全体的に引き締まって見える。シャーシも細かく模様付けされている。それに対してカーズ2はのっぺりしていて少々高級感にかける。実際カーズ1の方が明らかに重く、表面の艶も良い。
う~ん。これはマテル社もコストダウンを進めたということだろうか。型が大きく変わることは例に無いので、ひょっとしたらこのフォルムで様々なバージョンがでるのか。できれば2シーズン目からは改善を期待したい。
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マイマイ新子と千年の魔法★★★☆☆

深夜にゲーム翻訳をしているといつの間にか頭がヘンになっていて、気づかぬうちに妄想の世界にダイブしていたりするんだけど、訳した記憶すらないのに訳文は出来上がっていたりして、嗚呼、人間ってのは魂だけどこかに飛ばして体には力技を継続させることができるゴシックホラーな生き物なんだなって思いました。

マイマイ新子と千年の魔法★★★☆☆
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風邪で学校を休んだ日に見る、教育番組の懐かしさ

千年前には都があったド田舎を舞台に、快活な少女“新子”と、転校してきた内気な少女“キイコ”の友情を描く。
真っ直ぐで子供らしいエピソードから、希望と不安が混在した思春期エピソードまで、まるで短編集のような物語。


とても丁寧に作られていると思う。
親と子が世代を超え、同じ子供に自分を投影し、楽しめるように工夫されている。
飛躍したキャラクターは登場せず、子供世界をリアル思考で地味に描いている。

一昔前の子供達が、太古の昔に想いを馳せるという設定がおもしろい。
千年というとてつもなく長い時間と、一世代という短い時間。2つの一直線に繋がった過去と過去に“懐かしむ”ことの意味深さを感じられる物語である。

ちょっと弱いかなと思うのは、どこかで見たような話の集合体みたいな内容であるため、90分という短時間のわりに少々かったるく感じる所だ。
あくまで子供の視点で、大人のエピソードには深く踏み込まないスタンスを取っているのが明らかなため、大したことは何も起こらないだろうという安心感が出てしまうのも要因のひとつだろう。
また、にょろにょろした劇伴が脚本のド真面目さ(悪い意味でない古さ)に比べると少々演出過剰に感じられるのだが、これはジャパニーズアニメの“今風”だろうか。

とは言え、教育委員会が推奨してもおかしくないくらいクリーンな一作であり、大人でも必ずや思うところ出てくるメロウな一作である。
安心してレンタルするといい。
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紹介:ゴールド

ミヒャエル・シャハト先生の新作カードゲーム「ゴールド」。
クローン・クニツィア先生以外の大御所でカードゲームというのが贅沢。
アバクスの新作カードゲームも久々な気がする。
ただし、2~3人という超珍しい対応人数には気をつけられたし。

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ロバ。
グリム童話ではロバに金は付き物です。

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中身タイム。
エンボスづるづる加工でカード質はGood。
裏面が金色になってるところがゴージャスで良い。

アバクスが薄箱だったころはカードもエンボスじゃなくて不満だった。
そもそも薄箱が潰れちゃうもんだからちょっと持ち運ぶとすぐみすぼらしくなったものだ。

ゲームの話に戻って…
このゲームは手札完全公開のカードセット作成ゲームだ。
自分の前に手札がオープンで並び、テーブルの中央に並んでいるカードを取ったり交換したりしながら同じ色のセットを作る。

場のカードは5枚がなくなる度、新しい5枚が場に出る。

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3枚同じ色が揃ったら、そこに書かれている数字がそのまま得点になる。
ロバのマイナス点もそのまま合計されてしまうので注意。そもそも3枚揃ったら絶対得点化しなくてはならないので、そのタイミングを見計らうのが駆け引きの肝だ。

カードを交換する時は“ロバを出してどれとでも交換”か、“数字を出してそれより小さい数字のカードと交換”である。
カードをただもらう時は“最も小さい数字を取らなければならない”である。

この交換制限により、ひたすら交換し続けるということはできず、場のカードと手札のカードの循環が収束するようになっている。

“場からカードを貰う”タイミングの陰湿なずらしあいである。

こうして山札がなくなったとき、得点の最も大きいプレイヤーの勝ち。
2人でやるとちょっと長いかなぁという感じ。

【所感】★★★★★★☆☆☆☆
大御所らしく、ルールとゲーム性がとても綺麗にまとまっています。
5枚のカードが場に出た後は、自分と他プレイヤーの公開札を見ながらアブストラクト的な思考をめぐらせることになります。
勝とうと思うと長考しがちなので、好き嫌いが出やすいかもしれません。
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紹介:ゲシェンク(新版)

Amigoの傑作カードゲーム「ゲシェンク」が、見た目を変えて再リリース。

ゲームの紹介については過去に掲載しているので「紹介:ゲシェンクト」を参照ください。
ということでほぼ見栄えのみの紹介。

IMG_5936.jpg
名前が指すとおり、見た目がプレゼントになった。
ゲームをやってみないとなんだかよくわからない旧版よりも楽しそうでグッド。
箱の大きさは言わずもがなで。

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中身タイム。
入ってるものも基本的に変わりなし。
チップの色も同じ。

ただ、カードの色合いがグラデーションになっているので、並べると綺麗に見える。

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全部通してグラデーションになっているわけではないのがちょっと残念な気もするけど、カラフルさが可愛い。
単にそれだけで買いなおしても良いくらい。だって名作でしょ?

【所感】★★★★★★★★☆☆
傑作ゲームの純粋なカラーヴァリエーションです。(たぶんもうこのヴァージョンしか売ってないとは思うけど。)
プレゼントにも良い見た目になりました。こういう形で名作に再注目させるのは良いことですね。
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今週のドゥームナイト ファクトリーファンはハイセンスの巻

R&Rステーションが新しくなってオープンしてくれたため、ドゥームナイトもついに復活。
以前よりプレイスペースは狭くなったけど、内装はいくらか綺麗な印象。ちなみに入っているビルは以前とは比較にならぬほど異世界に近づいている。

今回は鬚親父が行方知れず、OEC君が急遽仕事で遅刻ということで、まずはタメラ君にマンツーマンで「工場長のなんたるか」を教えてもらった。

◆ファクトリーファン
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工場内になんだかわからないけど超かっこいいマシンを導入し、つじつまが合うようにやりくりするゲーム。
ミュータントタメラが順調に設置していく中、イマイチ要領をえないオビ湾は中々うまくいかない。
2戦して、2戦目のほうが酷い結果になるという上達の無さである。

しかし、これはなかなか良い要素が詰まったゲームだ。
第一に「メカが超かっこいい」。
第二に「展開が早い」。
第三に「焦らされて変なメカ取ったときの冷や汗が心地良い」。

メカのイラストと名称だけで4000円の価値はある。
メカと配線好きならマストバイだ。

◆ゴールド
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ミヒャエル・シャハト先生のカードゲーム。
クニツィア以外で大御所のカードゲームって久々に見た気がする。

手札全公開のカード揃えゲーム。
効率よく点を取るにはどうしたらよいか、相手プレイヤーにあの色を取らせるにはどうしたらよいか。
交換でタイミングをずらしたりできるので、けっこうじっくり考えるゲーム。

2人だとちょっと長いかなぁという気も。
ちなみに2人~3人までという非常に珍しい対応人数である。

途中からオビ湾が諸事情にてうつろなゲームスタイルとなってしまったこと、誠に申し訳ない。

その後ドゥームナイトOECが駆けつけるも、オビ湾は諸事情にて参加できず。
ミュータントタメラが「バグズと仲間たち」などでOEC君をもてなしてくれた。

実は次のゲームマーケットは事情があって参加できないのだが、OEC君は花札サイコロみたいなやつを売り出すので、OECファン、ドゥームナイトファンは見逃さないようにしよう。

今回は後半うつろになって大変申し訳ない。
次々回くらいまでにはA Game of Thrones カードゲームを整えておく方向で頑張ってみるので、ご勘弁願う。
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ブラックスワン★★★★★

バレエ経験のあるナタリーポートマンが1年以上の稽古を積んで望んだ本格バレエ映画「ブラックスワン」が今週水曜日から公開されている。アカデミー賞では主演女優賞を獲得したR-15指定映画である。
監督は「レスラー」でドキュメンタリーのようにリアルな人生象を描き出したのダーレン・アロノフスキー。これは期待大だ。

◆ブラックスワン★★★★★
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プリマの背中を引き裂き、その中を覗く

ニナは母と二人、二人三脚で憧れのプリマになることを目指しているバレエダンサー。彼女が所属する劇団は、下火だったバレエダンスの人気に梃入れをするべく、“白鳥の湖”に新たなプリマを抜擢し、官能的な作品として生まれ変わらせようとしていた。

ニナの正確なダンスは白鳥役としてプリマに十分な粋に達していたが、同時に演じなければならない黒鳥役には彼女にない妖艶さが必要だった。
かろうじてメインダンサーの役を得たものの、このままではいつライバル達にその座を奪われてしまうかもしれない。
プリマであるが故の、強烈なプレッシャーの中で奮闘するニナ。
しかし彼女にはもう一つ頭を悩ませる問題があった。周りをうろつく自分似の黒い女。覚えの無い背中の引っかき傷。
彼女を取り巻く違和感は次第に増して行き、いつしか黒い恐怖に取り付かれるようになる。
彼女を貶めようとするその影の正体は、ライバルのリリーか、無意識の嫉妬に囚われた母親か。
恐怖と不安に追い詰められたまま、ついに「白鳥の湖」の初日公演が始まる。


素晴らしい完成度を誇るサイコホラー。
脚本、演技、編集、劇伴、ディティールの全てがハイクオリティ。

序盤からはっきりとホラー映画の(しかも王道の)意思表示が繰り替えされる。ドキュメンタリーのように緻密な映像と組み合わせが新鮮である。
主人公と観客を取り込み、次第に広がっていく違和感はやがて狂気に姿を変える。その狂気の発信者が特定された時、既に観客は引き返せないところまで来ている。見事なまでにプリマの世界に取り込まれている。

狂気と高揚感が頂点に達する初日公演シーンは圧倒的な迫力だ。
ラスト30分は息をするのも忘れ、目がしょぼしょぼしてしまった。

そしてなんと言ってもナタリーポートマン脅威の演技。
華麗なステップのクローズアップで始まるオープニング。カット無しでカメラが引いていき、ナタリーの全身が写ったときには驚かされた。ド頭から本気の意思表示である。
たとえダブルダンスがあったとしても、劇中の彼女には十分な説得力があった。

バレエの世界を知らなくとも、白鳥の湖の物語を知らなくても問題ない。
この映画の説明上手は特筆モノで、スクリーンを観ているだけで必要なものは伝わってくる。
唯一楽しむための条件があるとすれば、大音量での観賞が望ましいだろう。劇場での観賞を強くお勧めしたい。
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浮気と言い訳

長らく七王国バトルロアこと「Battle of Westeros」の翻訳を続けておりますが、拡張のルールに逃避したり、拡張のカードシールまで作成したりしているうちに、どんどん本筋から離れ、現在「A Game of Thrones: The Card Game」の翻訳を行うに至っております。(かろうじて七王国からは外れていないことは胸を張っておく)

A Game of Thrones Card Game: A Game of Intrigue, Betrayal, and Epic BattlesA Game of Thrones Card Game: A Game of Intrigue, Betrayal, and Epic Battles
(2008/09/15)
Eric M. Lang、Christian T. Petersen 他

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どうか責めないでいただきたい。
「Battle of Westeros」の翻訳は、想いのほか退屈なのです。
ウォーゲームってルール自体はシンプルなのに、やたらと分量があるわけですよ。
奇抜なルールがあるわけでもないので頭を捻ることも少ない。簡単であるが故に難しい。同じような文の繰り返しですごく眠くなるのです。

そんなわけで浮気し捲くっていると。
「A Game of Thrones: The Card Game」は本体に220枚のカード、それから既にめちゃくちゃ沢山出ている拡張“チャプターパック”が各40枚以上。でも、それぞれ違うから訳してて楽しい。

A Game of Thrones Lcg: Forging the ChainA Game of Thrones Lcg: Forging the Chain
(2011/05)
Fantasy Flight Games

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と言いながら、「スモールワールド・アンダーグラウンド」のルールが公開されたらさらに浮気すると思う。

【進捗度】
「Battle of Westeros」50%(シール含む)
「Battle of Westeros:Warden of the West」50%(シール含む)
「Battle of Westeros:Warden of the North」45%(シール含む)
「Battle of Westeros:Lord of the River」30%(シール含む)
「A Game of Thrones: The Card Game」20%
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紹介:ドラコ

シュミットプレゼンツのドラゴンレースゲーム「ドラコ」。
ちょっと珍しい得点計算と、かっこいいドラゴンカードがポイントだ。

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縦長集めの中箱。レースフォーザギャラクシーくらいかな。
このゲームはとにかくドラゴンのイラストに力が入っている。とても良い。

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中にはボードとドラゴンカード。
それに雰囲気のあるプレイヤー駒とドラゴン10匹(10色)。
コンポーネントはかなりかっこいい部類に入ると思う。

ボードのスタートマスに10匹のドラゴンを置き、各自が最初に乗るドラゴンを決め、手札を6枚受け取ったらゲーム開始。
手番になったら手札のドラゴンカードを1枚出す。そしてその色のドラゴンを進める。
基本はこれだけ。

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ちょろちょろとドラゴンが進みだす。
カードは10色もあるので極端にドラゴン同士の距離が離れることはなく、満遍なく進んで行く。
普通のマスで止まっている間はそれだけで何も起きない。
しかし、青と緑のマスに止まったら得点計算が即座に発生する。

◆青マスの場合
 ⇒3以下の数字のドラゴンに乗っているプレイヤーが、その数字だけ得点
◆緑マスの場合
 ⇒全てのプレイヤーが、乗っているドラゴンの場所の数字だけ得点

つまり、青のマスなら小さいながら毎回得点できるが、緑のマスは数字が大きい分得点機会が少ないと言うことだ。

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さらに重要な条件がある。
カードを出した時、その色のドラゴンに誰かが乗っていない限り、そのドラゴンに乗らなければならないのだ。
よって、得点の大きいマスに留まりながら、他のドラゴンで緑を踏んで点数を稼ぐことは出来ない。

ゴール地点に規定数のドラゴンが到着したらゲーム終了。
それまでに獲得した得点の多いプレイヤーが勝ち。

というわけでコレ、実はレースゲームではない。
できるだけ自分のみ得するよう、小さな計算をしながらちまちまドラゴンを進めるゲーム。
“荒っぽいドラゴンライダー達の熱いレースゲーム”なんかを想像してしまうと、ずっこけてしまう。イメージと真逆だ。なんともさもしいプレイ感。
ゲーム終了間際の尻つぼみ状態も苦しい。

これ、ドラゴンライダー達はいったい何をやってるんだろう。
得点マスに入ったとき、ドラゴンたちに何が起こっているんだろう。
レースをしている感覚がないし、道中もその場で損得計算するのがメインでどこに楽しさを見出せばよいのかわかりにくい。10色分カウンティングして中期計画を立てろと言うのか。

得点計算のシステムがやや目新しく感じるけど、それだけのように思えてしまう。
ドラゴンカードだけを使って他のゲームを遊びたくなるなぁ。

【所感】★★★☆☆☆☆☆☆☆
ドラゴンカードのかっこよさで★を追加していますが、どうにも荒削りが過ぎるように感じました。
この作者のゲームはもう僕は…
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カーズ2通信 マテル社プロモ&スピンオフ

いよいよTVCMまで始まってホットになってきた「カーズ2」。
カジノロワイヤルでは“アメトイ”のカテゴリでカーズのマテル社ミニカーを特集してきたように、今年もカーズを劇押しします。

現在「カーズ2」に関するマテル社ミニカーは、本格リリースを前に米国外のみでプロモーションシリーズを展開している。
日本の専門店もこの連休から取り扱い始めているので気になる人はチェックしてみよう。初期限定ブリスターだから数年経てば希少度が上がるぞ。
モデルが異なればなおさらなのだが、その辺は不明。

また、「カーズトゥーン~メーターの世界作り話」もDVDリリース・レンタルが始まっている。
カーズ トゥーン/メーターの世界つくり話 [Blu-ray]カーズ トゥーン/メーターの世界つくり話 [Blu-ray]
(2011/04/20)
ディズニー

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これは1年くらい前までディズニーサイトで無料で観賞できたカーズのショートフィルムである。カーズファンからは「メーターのほら話」の邦題で知られていたシリーズだが、イマイチな邦題で正式リリースとなった。

本編ほど予算がかけられていないので描き込みはややシンプルだけど、いずれの話も高品質。さすがピクサー、CGショートフィルムの雄である。

無料で観れたものを急に金払って観るのは癪だが、未見なら要チェックだ。
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紹介:ミャム

カナダのMJゲームズというメーカーの小箱ゲーム「ミャム」。
書泉ブックマートではちょいちょい見かけたメーカーだけど、ホビージャパン訳でついに一般のボードゲーム専門店にも姿を現した。
このメーカーのアイテムはパッと見た感じ購買欲をくすぐられるものがあまりないのだけど…

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レトロなデザインが可愛い「ミャム」。
食べ物テーマでメーカーがカナダなので、“ミャム”はおそらくフランス語、英語のYummy!と同じような意味だと思う。
Zochとかドライマギアの小箱と似たようなサイズ。(このメーカーのゲームはこのサイズが多いと思う。)

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中身タイム。
たくさんの食べ物カードとお金チップ(やや少なめ)。
食べ物カードはづるづるカード(エンボス加工)ではないけど厚めで頑丈に感じる。

このカードを裏にしてテーブルに並べたらゲーム開始。
手番のプレイヤーはカードを2枚めくる。

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めくったカードのうちのどちらかを手札にして、残った1枚はまた伏せて戻す。
できるだけ同じ色(種類)のカードを集めるようにしよう。

というのも、同じ色のカードが複数集まることで、勝利条件となるお金に換えることができるのだ。

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同じ種類が2枚で2金、3枚で5金、4枚で10金、5枚で16金。
集めれば集めるほどお金になる。

お金はそれ以外にも、持っているカードを競りにかけることで手に入れることができる。
また、特殊カードを使って他プレイヤーのカードを取ったり、1手番で2枚カードを手に入れたりすることも出来る。(その前にそのカードを取らなければならないんだけどね…)

カードがなくなり、皆が3手番行ったらゲーム終了。
お金を一番持っている人の勝ち。

手番の手順がやや多めで、最後の3手番だけやることが限られていたりするので、ちょっとしたリファレンスを用意しておくと初めてやる人にはいいかも。

【所感】★★★★★★☆☆☆☆
同じ色集めのメモリーゲームではあるのですが、何が何枚集まりそうだとか、他の人が何色を集めてるだとか、少し止まって考えることができるゲームです。
最初にカードを数枚抜いたり、手番で売れるカードを1種類までにするなどの制限を加えると、ゲーマーでも遊べるようになると思います。
カードゲーム慣れしていない人とでも楽しく遊べました。
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トワイライトシリーズ調査報告

米国のティーンズ映画界を騒がせているトワイライトシリーズ。
ティーンズの心を持つと自称している身としては、これを見届けないわけにはいかないのだ!
かくして普段は新作しかレビューしないのがポリシーの当ブログでも、シリーズを一挙レビューすることにした。

◆トワイライト・初恋★★☆☆☆
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バカ殿メイクの出オチに一球入魂のこだわりを感じる

主人公と吸血鬼の出会い編。
吸血鬼一族が学食に入ってくる自己紹介的シーンで早くも吹いてしまった。この白塗り顔はおもしろすぎる。
白塗り顔はヴァンパイア映画でありふれたメイクの筈なのに…。まさに役者の持てる魔力だ。

物語はTVショーっぽく、ティーンズ向けのデフォルメがバリバリに利いている。

主演からポジティブな表情が出てこないからなのか、そもそもまったく描いていないからなのか、その両方なのかわからないが、主人公がバカ殿に惚れる理由と経緯がとっても希薄で荒く、タイトルそのままの勢いが感じられて良い。
少女マンガのルールは世界共通なのである。

そしてもう一つ、
ご存知の通り本シリーズは中高生の、特に女の子をターゲットとした恋愛映画であるからして、年頃の娘を持つ親御さんは、仮にもヴァンパイア映画である「トワイライト」の官能表現については気になるに違いないと思う。

そんなお父さん、お母さん、ご安心ください。
ヴァンパイアは興奮すると噛んじゃうので、キスまでしかできません。

なんと素晴らしい解決策でしょうか。
これで安心して子供を映画館に送り出せるというものです。
PTAが推薦し始めてもおかしくない。

◆トワイライト・ニュームーン★★★☆☆
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乙女の願い、叶えます

親友のジェイコブが筋肉隆々になり、作品に艶が出たシリーズ2作目。
意味もなく上半身裸でいるジェイコブの露出度が本作一番のウリである。

また、ジェイコブとその仲間達がオオカミ男として活躍しはじめたことにより、アクション映画としての魅力が飛躍的に向上している。でかいオオカミが躍動するシーンはお世辞抜きにかっこよい。

一部の脇役が目立ち始めたのもピンポイントの魅力になっている。
とくに由美かおる演じる美人ヴァンパイアのアリスが良い。

物語としては、
近くにいると傷つけてしまうので別れた2人だけども、草食系の軟弱ヴァンパイアが「彼女がいないと生きていけない」とか言い出して自殺しようとし、それを主人公が救いにいくという、どうしょもない話である。
(お約束通り、ラジー賞の脚本賞にノミネートした)

結局、結ばれるのは難しいけど結ばれたい、悲劇のカップルの構造はそのままに、バカ殿が「結婚しよう」と言って幕を閉じる爆笑の第2作。

悲劇に浸りたい。でも幸せにもなりたい!という我侭な乙女達の期待に応えるパーフェクトなつくりである。

◆トワイライト・エクリプス★★★☆☆
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実はまったく話が進んでいない第3章

第1作「初恋」、第2作「新月」と来たのだから、第3作は「ロストヴァージン」でなければいけないと思うのだが、なぜか「エクリプス(日食)」という副題になってしまったところでわかるように、本作は物語上ほとんど進捗のない繋ぎのエピソードである。

新生者と呼ばれる出来立てホヤホヤのヴァンパイア達が主人公達を襲うという話だ。
それと同時に、主人公とそれを取り合う2人の怪物の三角関係を延々と描いている。劇中における主人公の発言「わたしのために喧嘩をしないで!」は本シリーズを象徴する台詞である。それこそが最終目的であり、それ以外はお飾りである。
エンディングテーマが竹内まりやの「けんかをやめて」だったらなお良かった。

◆ほぼトワイライト★★☆☆☆
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ほぼシリーズにしては切れが悪い

トワイライトシリーズ最新作「ほぼトワイライト」。
原作に並ぶ出来の「ほぼ300」に次ぐ“ほぼシリーズ”の第2作目。
トワイライトの初恋とニュームーンをネタにしたパロディ映画である。

ほぼシリーズということでかなり期待して観たのだが、残念ながら今回はそれほど切れのあるシーンは多くなかった。元ネタの登場人物がそもそもゲイっぽいのに、このパロディ版はゲイネタが少なすぎる。もっと下衆なネタでぐいぐい行かなきゃダメだ。

以上。
これで僕も、明日からトワイライトファミリーの一員だ。
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カジノロワイヤル訳更新~何色に塗る?

カジノロワイヤル訳が更新されました。
アミーゴの少し前のカードゲームです。当時英語ルールがない時に翻訳したものであるため、現在公開されている英語ルール原文と少し記載が異なりますが、問題ありません。

何色に塗る?/Pick a Paint(Amigo)
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コンポーネントがとても丁寧に作られたカード並べゲームです。
やや硬い材質でできているので、キッズが遊んでも折れないと思います。

入手方法が限られているのであまり有意義な和訳公開でなくてすみません。
次はもう少し役に立ちそうなところを公開できたらいいなと思います。

※その他のルール和訳はトップ記事の一覧リンクからご覧いただけます。
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オビ湾ロワイヤル式・ぶらりパン&小作農通信vol.3

“ぶらりパン”とはパン屋の宝庫である西荻窪に住んでいたオビ湾が、自信のお気に入りパン屋を矢継ぎ早に紹介し捲くるという企画であったが、西荻を離れて以降は気に入るパン屋が少なく、やがて食べ歩きブログに成り下がり、ついには更新頻度が半年に1回となったキラーコンテンツである。

◆カレー キツチン ジャワ オビ湾の期待に応えた度:★★★☆☆
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古びた看板が恐ろしい「カレー キツチン ジャワ」。
“キツチン”という股間にプレッシャーを感じる響きが良い。以下、この店をキツチンと呼ぶ。

場所は川越。昔から知名度のあるカレーの名店で、雑誌露出も激しいのでいつも人が並んでいる。
川越のメインストリートはどこにでもある商店街だが、この店がある横通りにはファイヤーキング専門店やプラスティック食器・アンティーク専門店が並ぶシャレオツスポットである。つい先日までは下北沢サボテンレコード輩出の名バイヤーが営むレコード屋まであったのだ。月一買い付けのクオリティは23区外とは思えぬレベルだった。

話を戻して…
キツチンには1100円からの欧風カレーと、550円からのジャワカレーがある。キツチンカレーはない。
今回オビ湾は550円のジャワカレーを注文した。「550円の値段で何ができるっちゅーんじゃ!」というのを確かめたかった、というほど真剣な何かを持ち合わせているわけではなく、単に安かったからである。

旨い!スパイスがきつくてこの値段とは思えない深い味になってる!
でも楽しめるのは四分の一くらいまでかな。タマネギの甘みがきつ過ぎてスパイスに慣れた後はたるくなってくる。対費用効果としては上々!でもしょっちゅうは喰いたくない!おお!なんと辛口レビュー!

話題チェンジ。
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ついにピーマンが植わりました。
この後支柱も立てて準備万端です。その横にはスナック遠藤が植わりました。豆です。春蒔きのスナック遠藤は収穫期が短いと聞きました。無事にターラーに変換できるだろうか。

後は嫁に任せてゲームの翻訳してニヤニヤしたい。
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DoWの驚き拡張再び!スモールワールド・アンダーグラウンド

名作シリーズ「チケット・トゥ・ライド」に怪獣とUFOを持ち込むというサプライズ拡張を出したデイズ・オブ・ワンダー社。
先日「カーゴノワール」というやや地味なゲームをリリースしたばかりだが、2011年上期のビックタイトルが明らかになった。
その名も「スモールワールド・アンダーグラウンド」!

SWUG1.jpg
※画像はBGGより拝借
まさかそうくるとは思わなかった。さすがDoW。
詳しくはデイズ・オブ・ワンダーの特設ページで確認できる。

舞台を地下世界に移し、世界観が思いっきりダークに。
種族能力や特殊パワーなどは全て新しくデザインされているとのこと。
また、これまでの「スモールワールド」シリーズと混ぜて遊ぶことができる。(最重要ポイント)

SWUG.jpg
ボードを見る限り地下世界は海に囲まれておらず、そのかわり大きな河が横たわっているらしい。
しかし地形が違うのにどうやって混ぜて遊ぶんだろうね。

とりあえずホビージャパンさんが日本語化してくれることを祈るのみ。祈る!
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