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ドゥーム評議会 アニマル三銃士の進化生物学評論界

たまにはドゥーム評議会も世の役に立つことをしようということで、今とっても旬だという進化生物学に関する評論会を行うこととなった。
出席者はボードゲーム界でも指折りの動物ギークであるカワカミ、タメラ、オビ湾のアニマル三銃士。ダルOECは残念ながら予選で敗退した。

◆Evolution ~種の起源 TODAY'S DOOM!!
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ロシアのアットホームパパが作った生物進化ロールプレイゲーム。
名もなき種に様々な進化的特徴を与えながら生存を目指す。
最後に生き残っていた種だけがポイント。

当然のごとく食糧確保が生存の肝なのだが、自然に供給される食糧はサイコロ2つという気まぐれさで大暴走。無情極まりない飢饉が容赦なく訪れる。
肉食化すれば他の種族を食べに行けるが、そもそもの腹減り度に+1されるので捕食に失敗したら死亡。
しかも喰われないための進化種がいっぱいあるためあまりにリスキーに感じる。

食糧が1個しか手に入らないことも珍しくなく、複数種を生き残らせるためには共存などでがちがちに固める必要あり。それでも食糧+2のパラサイトを他プレイヤーからなすりつけられたら死刑宣告に近い。

少人数だとゲームが長くなるが、飢饉が訪れるたびにテーブル上が激変するのでゲームが長い意味がない気もする。ゲームとして真面目に考えると、とりあえず序盤は1種類で踏ん張るしかないのか。まだよくわからん。
テーマとアートワークが素晴らしいので、なんとか面白く遊びたいところ。う~ん厳しいか。

◆マンモス
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原始人になって肉を狩りながら動物をコレクトするゲーム。実はテーマ投げ捨て。
タイルを好きなだけ確保できるけど、丸々横取りも可能という風変わりなシステムで、プレイヤーのバランス感覚にすべてを委ねたルールが新鮮。
下手な取り方をすると無駄にゲームが長くなりそう。

最短30分で終わるそうだが、インスト込みで30分で終わった。
マンモスが好きすぎて愛知万博にも行かなかったというオビ湾が辛くも勝利。

当時いなかったと思われる動物にマンモス牙をつけて“ちゃんちゃん♪”みたいなごまかしが素晴らしい。Queenの新境地だ。

◆珍獣動物園
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RK先生による傑作競りゲーム「ハイソサエティ」のAmigo可愛い版。
ギチギチと金に切迫させられるイメージが強い成金イラストよりも、意味のない珍獣イラストの方が気軽に楽しめて最高。
極端なスピード終了でオビ湾博士が脱落し、タメラとカワカミのどちらかが勝っていた。
これはAmigo版でもっと生産続けてほしかったところ。

以上
進化生物学評論会議事録          2011年9月 オビ湾
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レジェンド・オブ・フィスト~怒りの鉄拳~★★★☆☆

ドニー・イェンがついに挑戦する「精武門」。
これまで数多の香港スターが挑戦してきた、カンフー俳優のラストダンジョンというべきタイトルである。

◆レジェンド・オブ・フィスト
 ~怒りの鉄拳~★★★☆☆

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ドニー兄貴のグラフィックノベル

フランス帰りのチェンジェン(ドニー)は、かつての因縁がある力石から身を隠すため、名前を偽って反日ゲリラに参加する。
ナイトクラブ“カサブランカ”に潜入したドニーは、トップホステスのキキと次第に良い仲になっていくが、彼女は日本軍のスパイだった。
次第に卑劣さを増す日本軍の仕打ちに、たまらずドニーが立ち上る!
って話だったかな。ストーリーがぼろぼろでまとまらず、申し訳ない。


まず第一に、やっぱり僕らのドニー兄貴は最高にカッコいい。
開幕からドニー汁でまくりのナイフアクションを拝ませていただき、中盤以降はグリーンホーネットのカトーコスチュームで華麗に大暴れ。新グリーンホーネットでカトー役を演じたジェイ・チョウもこれには失禁しただろう。

ただ、今回のアクションシーンは寄せたカットの繋ぎがやけに多く、短期間で製作された感がにじみ出る。タイトル上、ブルースオマージュな演出が続くが、ラストアクションは特にいまいちだ。

必要以上に怨念のこもった頭でっかちな脚本も大きな穴になっている。
最終対決に至るモチベーションの上げ方が“日本軍の悪行をひたすらならべるだけ”というのはあまりにお粗末すぎる。平たく言えば起承転がない。
精武門なのだから半日描写いっぱいというのは当然許容できる。しかしここまで陳腐な歴史ドラマを長々と見せるのは感心できない。
まずは脚本のページ数を半分にするところから始めないと、この映画は良くならないだろう。

と、それ以外にもいろいろと良くできていないところがいっぱいあって、そこかしこがぶっ壊れているちょっとしたポンコツ映画である。
意味のわからないポイントでド派手な視覚効果とSEを入れちゃう無神経さとか、カサブランカを主な舞台にした理由づけの浅さとか、脚本の文字数が多そうなわりに脳みそ回ってない部分が目立つ。

中でも逸品なのが自称ネイティブ日本人のキキ(本名:山口大尉)。
この綺麗な女優さんは中国で北海道ブームを巻き起こしたミラクルヒット映画「狙った恋の落とし方」で笑笑役を演じた舒淇(スーチー)だ。日本ではトランスポーターの方が有名かもしれないが、演技力は十分。そんな彼女がネクストステップに進むべく、ネイティブ日本人に挑戦したわけだが…。
そのあまりに流暢な日本語は、字幕が消えていることでかろうじて日本語を喋っていることが確認できる程の腕前で、本作品屈指の爆笑ポイントとなっている。彼女が純正日本人だとすると、日本軍の大尉は相当なポンコツ女である。

でもまぁいいじゃないか。
ドニー兄の映画を映画館で観れるだけで幸せってことで。
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モテキ★★★★☆

劇場版「モテキ」が同作者による完全オリジナルストーリーで、しかも長澤まさみがすこぶるエロく、麻生久美子のベッドシーンまであるというのだから、普段は金を払うのが惜しいスクリーンドラマでもぴょぴょーんと観に行ってしまうのはしょうがないと思う。許してほしい。

原作モテキは
憧れ続けた女性が結局友人とやっちゃうとかテラリアルなえげつない感がマゾヒストを刺激する傑作だった。
一挙に見通したドラマ版は微妙にオモシロどころが違っているような気がしたが、森山未来の機敏な演技が独特で面白く、長澤まさみと麻生久美子が見たいだけという折れやすい僕のモチベーションを支えてくれた。
よし!ということで風邪気味の体を押してレイトショーへゴー。

モテキ★★★★☆
モテキ
本当は大真面目で、人一倍真摯なサブカル恋愛活劇

結局第一期モテキを通しても彼女ができなかった森山未来は、嫌なおっさん代表のリリーフランキーが代表を務める会社に編集として就職した。
根がダメ男な森山君は怒られてばかり。が、そんな彼に第二のモテキが忍び寄る。

めげていた時にツイッターで出会った同業者。
これがめちゃめちゃ可愛くて、ガードが緩い。
しかも長澤まさみにそっくりじゃないか!わーお!

さらに長澤まさみの友達として麻生久美子が登場。ミニカーのデザインしてるっていうアホ好みの萌え設定。

奔放で巨乳でキラースマイルな長澤まさみか、清楚で従順で1歩下がってついてきてくれる麻生久美子か。実はモテキではなく普通の三角関係って話はタブーである。


物語のノリもテンポの良さもドラマ版からさらに進化して、全編通してキレキレである。長澤まさみの背景設定は少々ありきたりだが、強烈なエロカワ演出でまったく退屈しないキャラクターに仕上がっている。
そして長い。長澤まさみのエロ演出が結構長い。これを目的で観に来た人が不満をもらすことはないだろう。

そしてもう一方の華、麻生久美子が超絶に切ない。
トンネルのシーン。最初の内は笑ってみてたけど、最後は辛くて泣きそうだった。
短い登場時間でよくもあれほど悲惨な姿を演出できたものだ。恐るべし麻生久美子の演技。もうB'zを笑いのネタにするのは本気で止めようと思った。(是非劇場で観てください)

で、お気づきの通りまだ仲里依紗と真木については一言も触れてないわけだけど、実のところ彼女らはモテキと無縁な登場人物なので特に言うこともない。
でも、この映画は端役に至るまでどの役者もなかなかどっしりと隙のない演技でキャラクターになりきってる。素晴らしい。

ということで、前評判通りエロいわ、笑えるわ、切ないわでエンディングまでしっかり演出された劇場版モテキ。
唯一納得いかないのが最後の展開で、悪い意味でズッコケた。
そこがそうくっついても誰も成長しないように思うのは僕だけか、という。森山君に必要だったのはもう1人の方だったと思うんだよ。まぁいいか。

若さなんだよ。この映画の肝は。
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紹介:妖精奇譚/フェアリーテイル

2004年に遊洞堂からリリースされた国産ゲーム「妖精奇譚」。
ドラフト制を採用したカードゲームで、軽めのコンボを組んでいくのが楽しい。
ちょっとTCGっぽいゲームだ。
あきおさんちゲーム会で七不思議と同系等ゲームとして名前が挙がったので遊んでみたところ、めっぽう面白かったのでZ-man版を買った。

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Z-man版の「妖精奇譚/フェアリーテイル」。
イラストのテイストうんぬんの前に、これほどセンスのないパッケージデザインが罷り通ったという脅威。恐るべしZ-manの達観っぷり。

サイズは他のZ-man小箱と同じ。
なぜわざわざ海外版を買ったかというと、日本発のカードゲーム小箱(化粧箱)は若干細長く、Amigo小箱とならべると1cmくらい飛び出してしまうのだ。大型ボックスに小箱ゲームをずらり並べる形で収納している僕としては、見た目上おもわしくない仕様なのである。

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中身はカードのみ。国内版と異なりカードはエンボス加工が施されている。
独特な雰囲気のカードイラストには個人的に強烈な印象を受けるのだが、描いているのは那智上さんという有名なイラストレーターらしく、ウリの一つになっているらしい。
正直な印象としてはレディコミか同人誌みたいで異世界の代物だなぁなんて嫌煙してたんだけど、最近の作品(三国志大戦のイラスト)を見たら普通にカッコいい仕事してた。
でもやっぱり、僕にはちょっと辛い第一印象。ドイツゲーの素朴イラストを見慣れた連中にこの夢みたいな淡いテイストが受けるかどうかは謎。

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プレイヤーはファンタジーなキャラクターカードを駆使して、一番素敵なフェアリーテイルを作成することを目指す。
ゲームは4ラウンドに分けられ、毎ラウンドドラフトで選抜した5枚のカードから3枚をプレイしていく。4ラウンド終わった時点でプレイされた12枚のカードから、フェアリーテイルポイントを算出して競う。

まずは、というか、このゲームで一番楽しいのがドラフト。
配られたカードから1枚を確保して左隣へ残りを渡す・・・を繰り返して選抜手札を作成。

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手札が選抜されたらプレイタイム。
全員一斉にカードを1枚プレイ、を3回繰り返してラウンド終了。
カードには様々な特殊能力があり、他のカードと連携して得点を伸ばすものや、相手のカードを裏返しにして無効にするもの、逆にオープンにするもの、などなど多数。
極度に複雑な効果はないので、少し周りを眺めれば誰が何を狙っているかわかりやすい。この駆け引きの適度なわかりやすさがドラフトを面白くしている。

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4ラウンド終わるとこんな感じにフェアリーテイルが出来上がる。
それぞれの基本点と、コンボ点などを確認し、単純に総得点で勝負を決める。

1回遊んだら上級ルール用カードを組み込むのがおススメ。「~の伝説第●章」とかいうネジの外れたコンセプトが最高。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
ゲームとしてはとても面白いと思うのですが、同人臭漂うイラストと、アイコン類を含めたカードデザインの荒さ、ネーミングセンスなどが惜しいゲームです。
もうちょっと売れるデザインだったら・・・。
その辺で★-1です。
あと、Z-man版にはチーム戦ルールに追加ヴァリアントがくっついてるみたいです。
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紹介:あわてんぼ魔女/魔女のレシピ

久々になったHABAのゲーム紹介。
今回紹介するのはHABAの新しい知育玩具プロジェクトであるFexシリーズの1つ。
タイトルにもなっているFexとは“実行機能を促進する”効果について専門家がつけた名称である。実行機能とは状況に応じた思考や行動ができる能力のことであり、要は柔軟な脳みそを作りましょうというプロジェクトなわけだ。

ではFex効果とやらがどのようにゲームに導入されているかということだが、「あわてんぼ魔女/魔女のレシピ」では、混合可能な異なるヴァリエーションルールを多数用意して置き、その組み合わせで考え方や答えが変わってくるという手法を取っている。毎回違うルールで遊べるわけだ。
これが中々の手ごたえで、確かに頭が柔軟になりそうな代物。まぁ、とりあえず紹介を始めることにする。

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いつもより少し厚みのあるHABA中箱。
箱が厚いのはサイコロカップが入っているからだ。

左上にあるキツネのマークがFexシリーズの印。
これが付いたゲームはまだ3タイトルくらいしかないけど、その内2つはすごろくやさんで取り扱いが始まっている。2つとも作者は「そっとおやすみ」のマルクス・ニキシュだ。

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中身。
折り畳み型のボードは相変わらず描き込まれていてリッチ。
サイコロは基本ルールでは紫1個しか使わない。残りは追加ヴァリアント用だ。
白いキツネの魔法使い駒もヴァリアント用。
ということで、是非ヴァリアントで遊びつくしてくださいという仕様。

ストーリーとしては、タイトルどおりあわてんぼうな魔女が鍋で薬を作ってるんだけど、おっちょこちょいだから材料を入れ忘れちゃう。その入れ忘れた材料を当ててあげる。という話。

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自分の番になったらサイコロカップでサイコロを振って、魔女が進む先にある鍋を見て、どの材料が足りないか探す。

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鍋の中身はタイルなので毎回ランダムに配置できる。
この鍋に入っていない材料が必ずあるはずなので、あらかじめボード脇に用意してある材料チップの中から答えのチップを取って答え合わせ。
ちなみに答えはタイルの裏に書かれている。
それにしてもどうしょもないもんしか入ってないな。

これに正解すると魔法の薬をもらう。これが勝利点ね。

で、この基本ルールをベースに本番であるFexヴァリアントを導入するのだ。

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Fexヴァリアントではサイコロが追加され、以下のようにルールがかわる。

青のサイコロ:魔女駒の前の鍋を見るか、後ろを見るか
緑のサイコロ:魔女駒が時計回りに動くか、反時計回りに動くか
オレンジのサイコロ:魔法使いフェクスが入る

青と緑はまだ混乱度が薄いが、オレンジ色で投入される魔法使いフェクスが曲者。
オレンジ色のサイコロで☆型が出たら、魔女でなくてフェクスが動く先の鍋を見なくてはならない。しかもこいつがとんでもない偏屈野郎で、魔女とは反対方向に動くし、見る鍋の前後も逆だし、極めつけは鍋に足りないものじゃなくて鍋に2つあるものを当てるっちゅう難物。これらの条件をサイコロが振られた後に素早く判断するのはなかなか大変だ。(実は全員で早い者勝ちにするのはヴァリアントなんだけど、基本的に全員一斉プレイを推奨)

【所感】★★★★★★★☆☆☆
フェクス全部乗せルールは大人でも本気で難しくて、なにか1つくらいうっかりして間違えてしまいます。間違えないように間違えないようにと思うと「あれ、なんだっけ」と真っ白になってしまったり。
メモリーゲームはなんだかんだで子供よりも大人が強いように思いますが、このFexヴァリアントの“クリッ”とチャンネルを合わせるような感覚は、ひょっとしたら子供の方が得意かもしれません。
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あきおさんちゲーム会 マックマルチ・デフレの段

今日はマックマルチをやるということであきおさんちに集合。
琥太朗はかなり大きくなっていて可愛い盛り。もうすぐ一歳。

miaさんが戻ってくるまであきおさん、タメラ、オビ湾で七不思議談義。
あきおさんが似ている要素が多いといった「妖精奇譚」に話が脱線したため、どうせならやったれっていう。

◆妖精奇譚
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七不思議と同じドラフト制を採用している国産カードゲーム。
編成した5枚のカードから3枚をプレイする~を4回繰り返して、12枚のカードで構成された勝利点を競う。
Z-man版も出ているので購入を考えたこともあるのだけど独特のイラストが・・・。メリケンのエグいサブカルイラストは見慣れているのだが、これはまったく別世界で肌に合わない。
ということで手付かずだったが、やってみると大そう面白くてイラストの違和感はかなり緩和された。
同じドラフトゲーの七不思議よりもポイントが絞られており、しっかりまとまっている。1プレイが短く、2プレイ目には上級カードを入れて存分に駆け引きが可能。

「妖精奇譚」という同人くさい名前とレディコミみたいなイラストでずいぶん損してるゲームだと思う。
いやもったいない。もう少し間口が広がるデザインでリメイクしてくれたらうれしいな。

◆ブルゴーニュ
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見た目も要素も煩雑なフェルドの領地開発ゲーム。
フェルドの新作ではルナもプレイしたが、思わせぶりなテーマを放り投げて説教くさいシステムと盛りだくさんの細かなルールを詰め込むスタイルは、まさにフェルドというか、よくも短期間でこれだけ濃いゲームを連投できるなと感心する。

ブルゴーニュはタイルの効果も、それによる勝利点の取り方も多彩なゲーム。なかなか一回のプレイでは面白みがわかりにくいところがあるが、プレイ時間も長く、ドカンとインパクトのある面白みもないのでリプレイ環境を整えるのは大変かもしれない。
特殊効果を持つタイルをたくさん詰め込んでいながら、基礎はドイツゲームらしくどっしりしているのはすごい。が、個人的には少量ルールがうるさくって敬遠したいタイプのゲームだ。

◆マックマルチ
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ちょっと古めの経済ゲームで、ご覧のとおりオイルマネーをテーマにしたゲーム。
波打つ景気に調子を合わせながら施設を買い、原油をガソリンに変え、売却して総資産の拡大を目指す。
景気に合わせた設備の回転だけでも資産を増やせるところがミソで、思ったように油井開発ができなくとも地盤固めはできる。
サイコロによる採掘・施設の稼働がままならなくて面白い。両隣の手番時でも夢があって良い。
そして、このプラスティックの採掘櫓・ポンプ・コンビナートがカッコいい!ガソリンスタンド駒とか例が無さそう。

残念ながらルールミスがあったのでノーコンテスト。でも久々に欲しいと思ったクールなレガシーゲーム。
是非再戦しましょう。

それではありがとやんした。
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ザ・キング・オブ・ファイターズ★☆☆☆☆

旧SNKの団体戦格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ」。同世代の格闘ゲーマーならばこれに手を付けなかったものはおるまい。
その人気シリーズの前半部分にあたる「オロチ編」をテーマに、実写映画化されたのが本作である。
どうせみんな観ないだろうからネタバレ全開でおおくりする。

◆ザ・キング・オブ・ファイターズ★☆☆☆☆
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燃えたろ?

舞台は現代。
電脳格闘家(!!)の不知火舞はボーイフレンドの八神庵と“ザ・キング・オブ・ファイターズ”の記念パーティーに参加する。
そこで舞は、古くから御三家が守ってきた秘宝“三種の神器”を目にする。これらの秘宝の力で、かつてオロチを異次元に封じ込めたこと、また、異次元に入れる技術を生み出したことを大真面目に解説する八神。(※異次元とは、どうも電脳世界のようなものらしい。)
そこにレイ・パーク扮するルガールがVシネマのチンピラにも劣るダサファッションで乱入。
抵抗するちづるを半殺しにして三種の神器をまんまと盗み出すルガール。
ルガールはこの神器を使って異次元と現実を融合しようとしているらしい。(動機は不安定)が、幸運なことに神器のひとつである“草薙の剣”は偽物だった。

ルガールに本物の剣を奪われる前に、舞は草薙家の当主である斎宗を訪ねる。
かつての戦いで廃人となった斎宗は口もきけない有様で、途方に暮れる舞。
そこに斎宗の息子、草薙京が登場する。
斎宗はアジア人だが、どう見ても京は混じりっけ無しの白人である。

唐突な人種変異に驚いている時間もなく、ストーリーは京の修業時代の思い出フラッシュバックに突入。
中学生くらいと思われる回想の京はアジア人だが、回想から覚めると同時に差し込まれるのは白人イケメンのどアップである。もはや前衛芸術と言っていい。

ということで、鑑賞者としては養子疑惑が拭い去れない京を仲間にした一行は、格闘家を次々殺して回っているルガールとの直接対決に挑む。
全編通して見どころの無い格闘シーンには言及しないのが紳士というものだろう。

説明が後になってしまったが、この世界の格闘大会は異次元にジャンプすることで行われる。ちづるが開発した異次元トリップイヤホンを装着することにより、対戦相手と同じ場所にジャンプできるのだ。

このように無意味なアホ設定の数々は、移動コスト・ロケーションコストを省くための施策であろう。御三家の当主達がルガールと3対1の激闘を繰り広げる場所が公園というのは泣けた。

また、原作ゲームは魅力的なキャラが持ち味であるにも関わらず、劇中でコスプレっぽい服装をしている人物はほぼ皆無である。
唯一の例外として京が異次元にジャンプした際、彼だけがゲームと同じ服装にコスプレする。アジア人からの人種変異といい、この白人の羞恥プレイには唸らされる。
(※注:もう一人、テリーという名のCIA局員がオレンジ色のダウンベストを着ているが、これをコスプレとみなすべきかどうかは慎重に議論する必要がある。)

グダグダと書き連ねたが、そもそも大悪役として展開を引っ張るルガールの小物臭が凄まじく、必要性を感じない切迫感についていけずに寝落ちするという悪いパターンが容易に想像されるため、モチベーションの高い有志にだけ推薦する2011年の大傑作である。
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カジノロワイヤル小箱辞典はようやく・・・

昨日の小箱カードゲーム「ヴァンパム」の紹介で、カジノロワイヤル小箱辞典はようやく150本掲載となりました。開始時が120かそこらで、その後にボード在りゲームや映画レビューを極力後回しにしてラッシュをかけたつもりでしたが、30しか増えてませんでした。
仮にも“辞典”とつくのだから、最低200、できれば300、400と数があった方が良いなとは思っています。とは言え、実際新しいカードゲームをプレイできるのは週に1本平均でして、現在プレイ済みで書けそうなものをかき集めてあと50足せるかなと言ったところですから、200以降はかなり険しい道となりそう。

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しかし幸せなことに、今年も沢山の良質小箱ゲームに巡り合うことができました。
供給量という意味で言えば、小箱ゲーム紹介を書き続けるだけのネタに困ることはしばらくないでしょう。(これは数ある中から良いゲームを探し出して流通させてくれる店舗様のおかげ。)
それに、皆さんお気づきと思いますが、まだ僕がほとんど紹介できていないメーカーも山ほどあります。たとえばアドルング。このメーカーには良作の重量級小箱ゲームが山ほどありますが、このサイトではそれほど紹介数が多くありません。僕がキャラメル箱が好きじゃないという理由だけで後回しになってるんです。

ああ。頑張らなきゃいかんですね。
ということで、とりあえずもうしばらくこのスピードでなんとか。とりあえず200を目指します。
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紹介:ヴァンパム

2010年で最も面白かった小箱ゲームの1つ「ヴァンパム」。
プレイヤーは北米に入植してきた白人となってネイティブアメリカンと交易を行い、もっとも価値のある装飾品である“ヴァンパム”をできるだけ多く手に入れることを目指す。
“ヴァンパム”とは、絵で見る限りトルコ石等が混じった数珠状の首飾りのようである。

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ペガサスの缶入り小箱。
缶入りは凹むし、単価も高いのが多いし、少し大きいけど、その分フタがカチャンと締まるから持ち運びにも収納にも気を付かは無いのが良いところだ。
このゲームに関してはイラストも悪くない。

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中身はカードのみ。
ペガサス缶入り小箱は内側の構造上カードしか入れるところがなさそうなので、基本カードのみなんだと思う。
エンボス加工は基本的になし。でも、カードの質は悪くないのでそこでマイナスが付くような品質ではない。
メインとなるカードは右側の商品カード。商品カードの裏側は勝利点としても機能させるため“ヴァンパム”の絵が描かれている。「ボーナンザ」のカードの裏のターラーみたいなものだ。

左側にあるのは商人カード。
各自自分の色を決めたら、対応する商人カードを受け取る。
他、見えていないがネイティブアメリカンの村カードというのがある。これがプレイヤーが交易を行う村だ。
テーブルの中央にネイティブアメリカンの村カードを1列に並べ、その右側に村の所有する商品カードをランダムで配置したらゲーム開始。

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スタートプレイヤーから順番に、交易したい村に対して商品カードを好きな枚数だけベットする。このとき目印として自分の商人カードを添える。まだ誰もベットしていない村には何枚ベットする形でも構わないが、すでに誰かがいる村にベットしたい場合は、そのプレイヤーよりも多い枚数でベットし、追い出さなければならない。追い出されたプレイヤーは他の村にベットし直す。(これにより連鎖的に追い出しが発生する可能性あり。)

こうして全員の交易相手が決まったら、いざ交易。
と行きたいところだが、まずは手札制限チェックがある。
手札の最大値は今回の交易で出された最多枚数により変動するため、他プレイヤーに左右されるところがあり、油断できない。

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で、ようやく交易開始。
交易にはカードの組み合わせによって2種類のパターンがある。
まず一般的なのが上の写真のケース。

左の提示カードと、右の村のカードを比べて、同じ種類の商品がある場合、単純に持ち物同士の全交換を行う。上のケースではタバコ(緑)と酒(赤)が一致しているため、全交換となる。
村のカードを全て手札に加え、提示したカードを村の所有物として村カードの右側に移す。

これにより手札を増やしたり、集めたい種類のカードを揃えたりする。

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もう1つのケースがこのゲームで最も重要なアクション。
左の提示カードと、右の村のカードを比べて、同じ巣類の商品が1つもない場合、ゲームの勝利条件である“ヴァンパム”と提示カードを交換することが出来る。つまり、村に無い希少な商品を持ち込んだので、ネイティブアメリカンが気前よく宝物を差し出してくれたということだ。

この場合、提示したカードの中から1種類につき1枚ずつ村に渡し、残ったカードを裏返してヴァンパムとして自分の前の金庫カードの下に入れる。1種類につき1枚はヴァンパムにならないので、同じ種類のカードをたくさん出すほど効率が良いことになる。

上の写真のケースでは、タバコ(緑)と毛皮(紫)がヴァンパムと交換できる対象となった。しかし、各種類につき1枚は村カードの右側に渡さなければならないので、残ったタバコカード1枚しかヴァンパムにすることが出来ない。これだとあまり効率が良くないわけだ。(注:上のケースは毛皮が無駄に見えるが、ベットに負けにくくはなる。)

このように、効率よくヴァンパムを集めるためにはできるだけ種類を絞って手札を集めたいが、追い出しルールのベット制度がこれを困難で、悩ましく、ハプニングたっぷりに演出している。
せっかく集めたカードが追い出しで雑多なカード群と交換されたりなんかすると絶句である。
手札上限も地味に締め付けてくるため、ヴァンパムを狙うタイミングのジレンマは実に絶妙だ。

【所感】★★★★★★★★☆☆
しっかりとしたルールの小箱ゲームで、ゲーム感が掴めないと面白さが味わいにくいかもしれません。コツを掴んでくると、他プレイヤーの狙いどころや手札枚数を見ながら手を打つことが出来るようになります。大人ゲーマーにお勧めの小箱ゲームです。
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Coming your galaxy Today!

35周年なんてのは単なる売り文句に過ぎないが、スターウォーズのBlu-ray版がようやく国内発売された。ⅣⅤⅥⅠⅡⅢの6作品+大量の特典映像である。
海外版Blu-rayはずいぶん前から流通しており、日本ではボックスとして発売したかったからか、かなり遅れたBlu-rayリリースとなった。おそらくスピンオフ映画やテレビドラマと絡めて売りたかったが、これといったキラーアイテムの予定が立たなかったというところだろう。

[先着購入特典なし] スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray][先着購入特典なし] スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]
(2011/09/16)
リーアム・ニーソン、ヘイデン・クリステンセン 他

商品詳細を見る

例にもれず、今回もルーカスが何点かの修正を入れている。
自分で見つけたい人は以下ネタバレとなるので要回避。

一番大きいのはエピソードⅥの終盤、ベイダーの台詞追加とその周辺の微調整。
何百回と観てきたファンにとってはかなりキツい変更。
あとはコアファンなら気付くであろうウィケットの瞬き追加、それにオビワンがタスケンを追い払う時の鳴き真似。他にもいくつかあるらしい。

映像はそこそこに綺麗と言ったところだが、サウンド面ではお幅強化がされているので環境がある人は違いを実感できるかもしれない。

1枚あたりの値段はかなりお安めなので、既にDVDを持っている人も割り切って購入を検討してみてはどうか。

あと、同じく本日発売で注目のBlu-ray版がこれ。

ティファニーで朝食を 製作50周年記念リストア版 ブルーレイ・コレクターズ・エディション【初回生産限定】 [Blu-ray]ティファニーで朝食を 製作50周年記念リストア版 ブルーレイ・コレクターズ・エディション【初回生産限定】 [Blu-ray]
(2011/09/16)
オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード 他

商品詳細を見る


特典つき「ティファニーで朝食を」Blu-rayセット。こちとら50周年記念である。

時間が経過した名作の特典映像ってだけで嬉しいけど、このセットにはサントラCDとミニ台本(!!)が入っている。これだけでも買う価値ありだが、Blu-ray版は色彩が鮮やかになって、オードリーのオシャレ服のカラーがくっきりしている。懐かしくて新鮮で、ちょっと不思議な感覚。

ちなみに僕は「ティファニーで朝食を」を観る度に映画ファン(サントラフリーク)になった頃のことを思い出す。映画って素敵だなって思えるものがある。華麗で、自由で、我儘で、切ない。カポーティ版とは雰囲気が違うけど、どちらも愛せる。

定価5800円と少々お高いが、初回限定生産なので気になる人は急いだ方が良い。
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ドゥーム冷戦1955~沈黙のオイモ危機

先週のフード戦争終結以降、ドゥーム世界は直接“武力”を用いない東西の対立構造が激化した。
後に言うCOLD WAR OF THE DOOMである。
キャラメル箱の研究に未だ余念がないトウフナイトOECは永世中立を宣言し、フード戦争で深い傷を負ったサー・カワカミは台湾島に引き籠った。
赤の旗を仰ぐオビ湾、放浪の自由主義タメラ。泥沼の痴話喧嘩に未来はあるのか。

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というわけで冷戦テーマの2人用対戦ゲーム「1955:冷たいスパイの熱い戦い」。
いま勢いのあるアメリカ製ゲームであり、アートワークは当然のごとく洗練されている。
いかにも冷戦時代らしいイラストはポスターアートのようだ。素晴らしい。
数年前のアメゲーはカードがショボかったり臭かったりしたが、もはやドイツゲームと遜色ない。

ゲームには西三国東三国の合計6つの国が登場する。
プレイヤーはそれぞれ1国を選んで本国とし、他諸国を自分のサイドへ傾くように暗躍する。
ボードの上に乗っているキューブが現在の情勢であり、これを自分サイドいっぱいに持って来ればその国の世論は自分側に固まったことになる。3つの国を自分サイドで固まらせた側が勝利である。

自分の本国にした国は調整が有利で、そうでない国で有効な活動をしようとおもったらスパイを送り込む。
影響の行使はカードをプレイすることで行い、交互にキューブを引っ張りあう感じである。

IMG_6506.jpg
かなり泥沼の様相。
タメラもオビ湾も2国ずつ確保し、残るは大国、アメリカとソ連。
この写真では西側の本国であるアメリカをぐっとこちらに寄せている東側オビ湾が押している。
が、本国はガードも固く、この後一気に取り戻されてしまう。
結果、オビ湾がほっと隙を見せた瞬間にアメリカを取られ、タメラの勝利。1955をやらせたら右に出るもののない男である。

これ、かなり面白いんじゃないだろうか。
カードを数字として引っ張るか、アクションで戦局を良くするか。外側の小国と内側の大国で数字の価値観が異なってくるあたり、渋くバランスが取られている。かなりしっかりしたゲーム。
しかもテーマとシステムの親和性が高い。さすがアメリカ人。彼らからいい加減さをちょっと取り除くとこういうセンスの良いゲームができる。最近のアメゲーはまったくバカにできん。
大人ゲーマーにおススメ。

                        See you next DOOM
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ザ・ライト~エクソシストの真実★★★☆☆

ザ・ライト~エクソシストの真実★★★☆☆rite_04.jpg
ホラーに重きを置かない渋いつくり

アンソニーホプキンスが不気味なエクソシスト役を演じる本作は、同系映画の例にもれず実話に基づいた映画らしい。

今も活躍しているという2人のエクソシスト師弟を主役に据えた物語。
最初は悪魔の存在を信じていなかった主人公が、強力な悪魔と対峙するに際しその存在を認め、同時に神の存在を認めることで一流の悪魔祓いに成長していくという話。

エクソシストという題材はどうしても“悪魔祓い”の場面がハイライトになるので、どの映画も似たり寄ったりな印象になるのは、まぁこの映画も同じ。
でも、ちょっと地味というか渋いというか、演出がリアル指向なのが特徴。

壁に張り付いたりとか、ベッドごとジャンプしたりとか、首が180度以上回るとか、そういう超人的なスペシャルムーブがこの映画の悪魔は出来ない。
そのため、精神異常との明確な区別が付きにくく、“悪魔を信じるかどうか”という作品上のメインプロットが浮き上がる構造になっている。

物語としてもこれといって目立つ特徴はないが、“実在する”2人のエクソシストのライジングストーリーとしてはそこそこにリアル。役者勢が出来上がった俳優ばかりなのでドキュメンタリーの香りは一切しないが、真面目に作ろうという心意気は終始一貫しており、キャスティングからは想像しにくい渋い映画に落ち着いている。
少し焦点をずらした悪魔祓いモノとして、見てみる価値はあると思う。
「悪魔を信じないことこそ、悪魔の思う壺である」という若干反則で稚拙な説法がまたリアル。

どこぞの師弟がでっちあげたオカルト話の映画化としては、たいへん品の良い作品ではなかろうか。
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紹介:ディクシット2

今日はちょっと変化球。
人気ゲーム「ディクシット」の拡張第一弾でもある「ディクシット2」。

記憶によると当初は“単品で遊べる”とされていたような気もするのだけど(今のホビージャパンサイトにはそう書かれてはいない。)、実際これ単品で遊ぶにはいろいろ道具を補足しなければならない。
っていうかルールブック入ってないし。

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柔い箱の中に基本セットと同じボリュームのカードがぎっちり入っている。
ディクシットはとても面白いゲームだと思う。が、繰り返し遊んでいると同じネタを回避するのにボキャブラリーを求められてしまう。
ということでメーカーとしてやることは1つ。拡張に決まっとる。

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中身。
中身っつっても前述した通りカードしか入っとらん。
気のせいかもしれないけど、基本セットより若干イラストのクオリティ(というか鋭さというか)落ちてる?ような。

で、もちろんこのカードを基本セットに混ぜて遊んでも良いし、ルールを知ってるなら必要な道具を補ってあげればこれだけで遊べなくはない。

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お題「どうぶつ裁判」(記憶から再現)

足りない道具は
①カードを指し示す数字タイル
②得点ボードとコマ
の2つ。

①はボードゲーマーご用達のマルチユースアイテム“シュティッヒルン”をお勧めする。スートが多いから人数対応もそこそこ。
②はチップを使うなりメモなり適当な準備が必要。

まぁこれ単独で買っても結構お高いので、普通に無印買うが吉。

ゲームの概要はこちらの過去記事でご確認ください。
http://casinoroyale.blog120.fc2.com/blog-entry-674.html

【所感】★★★★★☆☆☆☆☆
ディクシットを活用できている人のための拡張カード群です。
個人的には若干イラストの繊細さにかける印象があるのですが、「そうかぁ?」と言われるのでそうでもないのかもしれません。
これだけの量の描き下ろしイラストなのでしょうがないと思いますが、ちょっと値段がはるなぁという気がします。
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紹介:フードファイト

恐ろしい凝りようのアートワークがひときわ目を引く「フードファイト」。楽しげな同名タイトルが多数ある中でも際立った派手さである。
メーカーはCryptozoic。人気トゥーンであるペニーアーケード(日本ではほぼ無名だが)のカードゲームを出しているくらいなので極小企業というわけではないが、それにしてもこのゲームへの気合の入れようはすごい。※既にスマホ版も開発されている。

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描き下ろしのボックスアート。
擬人化されたフードトゥーンたちがぶつかり合う。背後で不気味な視線を送るのは、有名人をモチーフにした食品会社のマスコットキャラクターたちだ。

本来フードファイトとは“大食い対決”の意だが、イラストを見てもらえばわかるようにこのゲームのテーマは“フード戦争”の方である。

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箱を開けてびっくりの中身。なんですかこの看板は。
カードにはネタっぽいフード戦士のイラストが山ほど!マスコットキャラクターカードはまるでポスターのようなクオリティだ。さらに内箱仕切りまでデザインされている凝りようである。

ちなみにこの看板にはゲーム上なんの意味もなく、ただ付いているだけだ。なのにネオンの裏側がしっかり描写されていたりして驚く。Cryptozoicは何を考えているのか。素晴らしい。

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ゲームは各プレイヤーが戦地を巡って戦闘を行い、誰かが既定の勝利点を超えるまで“日”(ラウンドの意)を何回も繰り返していく。
1日にの始まりに、その日の戦場カードが公開される。
モーニング・ランチ・ディナーの大きく3種類で、それぞれに1点~3点の価値がある。
カードに描かれているのは有名な戦のパロディ。

公開される枚数は人数によって変動で、戦場デッキからランダムで公開されるため同じ種類のカードが2枚以上出ることもある。

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戦場が決まったら次は各軍の編成タイム。
まずは各プレイヤーに9枚のカードがランダムで支給される。この時点ではただの寄せ集め集団だが、ここから七不思議形式の“1枚確保して左に渡す、1枚確保して左に渡す”を繰り返し、9枚が確保されるまでこれを続けることで、ある程度自分が組みたい編成を整えることができる。同時に他プレイヤーの組みたいコンボを崩すことも忘れずに。

こうして再招集された9枚の兵隊から、今度は戦地に赴く最大5名の選抜隊を組織しなければならない。
カードには…
・戦場に出るための“兵隊カード”(ファーストフード)
・兵隊をサポートする“インスタントカード”(調味料)
・戦局に大き目の影響を与える“マスコット・インスタントカード”(食品企業のマスコット)
があり、ここで選抜されるのは兵隊カードのみ。
それ以外のカードは手札となって実際の戦闘時に選抜隊をバックアップする。

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選抜隊を組んだら、今度は秘密裏に行先(モーニング・ランチ・ディナーのいずれか)をディスクでビット。
全員準備できたら一斉に公開する。
同じ行先を選んだプレイヤー達は各々の用意した選抜隊で熾烈な争奪戦を繰り広げることになる。
誰ともバッティングしなかったプレイヤーもそのまま戦地を確保できるわけではなく、そこそこ強めのドッグデッキを使うワンちゃんとのタイマン勝負を勝ち抜かなくてはならない。

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戦闘は選抜された軍隊による総当たり戦。
お互いに1枚ずつカードを公開し、その戦力で勝負。この対決で1勝する毎にキャンディーを1個手に入れることができる。
基本はカードの右上に書かれた数字勝負だが、ほとんどの兵隊には個別の特殊能力が記載されており、それまでに公開されたカード効果との組み合わせで劇的に戦力が上がることもある。

強烈なコンボを叩きだすには戦場に公開される順番が大切だが、選抜隊は戦場に出る前にシャッフルが義務付けられているため、なかなか思ったように動かない。
ある程度順番が変わっても大丈夫な効果もあるが、やはり5枚目に近づくほど相乗的に強烈なコンボになりやすいので、プレイヤーとしては祈るしかない。

この対決で最も多くのキャンディーを手に入れたプレイヤーが戦地の勝者としてカードをゲット。

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これを10ポイント以上集めた時点でゲームの勝者になれる。

ドラフトまでして集めた兵士たちが結局ランダム順で送り出されるため、慣れないうちは「なんじゃーこれ!」みたいな気がする。が!慣れてくるとランダム出しや戦地ビットも見越し、軽い気持ちでドラフトができるようになる。不出来な軍隊を送る司令官の面持ちで遊ぶが吉。作戦通りに働いてくれたときの可愛らしさったらない。
運任せにしたくなかったら、軍隊コンボよりもサポート用の手札に調味料やマスコットを仕込めばよい。
そもそも選抜隊は最大5枚であって、最初の3枚で取るつもりで後はサポート手札にしたっていいのだ。

ということでアートワークが良いだけでなく、ドラフトやコンボなどの流行ネタを詰め込んで、ゲームとしてもそこそこに楽しめる秀作。

【所感】★★★★★★★★★☆
兵隊カードの多彩さ、マスコットカードの完成度、意味のない看板。アートワークは文句なしの100点満点です。
ゲームシステムはアメゲーらしさというか、あえて抜けてる部分もありますが、お気に入りのフードファイター達が戦地で間抜けな戦いを繰り広げる様はなんとも愉快です。
この見た目にぐっと来るならたぶんお勧めです。
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紹介:ボードゲームカタログ

高円寺駅前0分にキュートな店を構えるボードゲーム屋“すごろくやさん”の、素敵なボードゲーム紹介書籍が今月20日に全国書店で発売されます。

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フルカラーでおくる128ページ。
海外のボードゲームを全年齢対象で紹介する希少なガイドブック。
年間何百というボードゲームがリリースされていく中で、すごろくやさんが厳選した200本のタイトルが掲載されています。
全てのゲームが写真つきで、そのほとんどが今でも国内で購入できるものです。

1つ1つのゲームにたいして、遊ぶ姿を連想できるルールの説明と、すごろくやさんとしてのおススメコメントが書かれており、まるで店頭で質問しているかのような親切さです。

やっぱり大事だなと思うのは、ゲームのもつ性格を“ストラテジー”や“アクション”のようなゲーム主体の指向で捉えず、
「コンポーネント」「ロマン」「ワイワイ」
それに
「子供も手軽に」「子供もじっくり」「大人で手軽に」「大人でじっくり」
といった、遊び手指向の捉え方をしているところ。

だからきっと、誰が読んでも壁を感じない作りになっています。

ボードゲーム紹介書籍もそれなりに数がありますが、誰にでもおススメできる本というのは無かったように思います。
これからはゲームをプレゼントする前に、「ボードゲームカタログ」をあげても良いかもしれません。

【所感】★★★★★★★★★★
子供向けゲームをフォローし、全てのユーザー層に向けてボードゲームを紹介してきたすごろくやさんによる、集大成的ガイドブックです。
ゲームを知らない人なら、
楽しげな新しい世界を見ることができるでしょう。
ゲームを始めたばかりの人なら、
まだまだ面白いゲームが世の中に溢れていることを知ることができるでしょう。
ゲームの熟練者なら、
かゆい所に手が届くコラムにニヤリと共感することができるでしょう。

おススメです。
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第一次ドゥーム戦争~フードファイトの激戦地でOEC生誕祭

本日のドゥーム評議会はトウフナイトOEC誕生祭をかねてフードファイト・バトルロワイヤルが催された。

しかし残念なことに、キャラメル箱の研究に余念がないトウフナイトOECは誕生祭に丸々3時間遅れてくるという失態を犯し、バトルロワイヤルへの参加を逃した。

ということで栄えある第一次フード戦争の参加国はタメラ・カワカミ・オビ湾の三国に絞られた。

◆フードファイト CARD GAME TODAY'S DOOM!!
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見よ。ゲーム上まったく必要のない凝りに凝ったこの看板を。
この看板を裏返すと、しっかりとネオンの裏側が描かれているのだからたまらない。

このように「フードファイト CARDGAME」は、カードのキャラクターのみならず、説明書の表4から内箱の仕切りまで、圧倒的なアートワークが施された怪作である。
視覚デザインとテーマを最重要視するドゥーム評議会としては、この見た目の時点で高く評価せざるを得ない。

システムは如何にもアメゲーらしいカード同士のぶつかりあいであるが、ドラフトシステムやカード能力同士のコンボなど、そこそこに流行の要素を楽しめる出来になっている。

ゲームが始まると、まずはその日の戦場(朝食・昼食・夕食)が複数枚オープンされる。
続いてプレイヤーに9枚のカードが配られるので、これを1枚取って左に渡し、1枚取って左に渡し…という具合にドラフトしていく。(人気ゲーム「七不思議」のような感じだ。)

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こうして選ばれた9枚の手札から、今度は最大5枚までの選抜隊を編成する。
この時、インスタントと呼ばれるアクションカードは手札として残しておく。

選抜隊の編成が済んだら、秘密裏に戦場選択チップを使って行先をベット。全員一斉に公開して、バッティングした箇所ではプレイヤー同士の戦いが始まる。

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先方から順番に1枚ずつ戦いに挑む総当たり式の団体戦だが、最初に選抜隊をシャッフルしてしまうため、出る順番はランダムになる。
フードファイター達には互いにパワーを強めあう効果が付いていたりするが、出る順番によっては効果が発揮できないこともある。と力の抜けるおバカシステムが良い意味のアメゲーらしさ。

第一次大戦は、序盤からタメロイドがデカめの朝食争奪戦に勝利して一気に勝利条件に近づく展開。
ヴァイスシュヴァルツ・カワカミも大きな戦場で勝利して猛追する。
1人残されたオビ湾だが、タメロイドの優勝を防ぎつつ細かに点を集める。
そして結局はタメロイドが勝利条件をもぎ取って戦勝国に。
フードファイトをやらせたら右に出るもののない男である。

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しつこいようだが、このゲームは何と言っても大量のイラストに、ネタいっぱいのアートワーク。
戦場に他プレイヤーがいないと、狂暴な犬を相手に少々作業的な戦いを強いられることになったりなど、気になるところはあるが決してつまらなくはないのだからまったく問題ない。

ちなみに最初はシールを作ろうかと思ったが、特にマスコットカードと呼ばれる特殊キャラクターがポスターのようにかっこいいのでカードリストを採用した。

と、いろいろフードファイトに夢中になってしまったが、閉店間際にトウフナイトOEC到着。
誕生日おめでとう。

最後に主役であるキャラメル箱OECよりありがたい演説をいただいた。

「人民の、人民による、豆腐のための人民…」
のくだりには、俯いて涙を拭く者も多かったという。     
                            以上、 来世へつづく
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くまのプーさん(2011)★★★★★

A・A・ミルンの「クマのプーさん」「プー横丁に建った家」を基に、66年~74年に渡ってディズニーが作り出した短編アニメーション映画3部作。それが皆さんよくご存知のアニメ版「くまのプーさん」である。
公開から40年以上もの間、たくさんのファンに愛され続けた人気シリーズ。その最新作がこの夏完全オリジナルストーリーで登場。
「くまのプーさん」らしさを大切にした本作は、全編を通してこだわりの手書きアニメーションで描かれている。

◆くまのプーさん(2011)★★★★★
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ディズニープーを愛するすべての人に

はちみつのストックがなくなったプーがお腹を空かせて歩いていると、いつも通り陰気な顔をしたイーヨーに出会った。イーヨーがネガティブなのはいつも通りだけど、何かおかしい…。ああッ!良く見たらしっぽが無くなってるじゃないか!急いでクリストファーロビンのところへ行って相談しなきゃ。

かくしてイーヨーの新しいしっぽ探しをすることになった住人達。見事ぴったりのしっぽを見つけた人にはご褒美のはちみつが待っています。
でも、なかなかうまくいきません。イーヨーのおしりにぴったりのしっぽなんて、本当にあるのだろうか。

住人達がイーヨーのしっぽ探しに夢中になっていたころ、プーはクリストファーロビンの家の前で書置きを見つける。「すぐもどる」。
上手く字が読めないプーは、オウルに解読を依頼。すると、クリストファーロビンが“スグモドル”という妖怪に連れ去られたことが判明。これは大変!
“スグモドル”が大好きなそうなもので呼び込んで、落とし穴に落とす作戦を考えた一行は、さっそく準備に取り掛かる。
果たしてクリストファーロビンは無事でいるでしょうか。それにもう1つ大切なこと、プーは無事にはちみちにたどり着くことが出来るのでしょうか。


「くまのプーさん(2011)」はまぎれもなく、僕が知っているあの“プーさん”だった。
40年を経て主要制作陣が入れ替わっても、まったく色褪せない。70年代にそのまま4作目として作られたのではないかと思わせる出来である。
しかも今回はA・A・ミルンの原作にはない、オリジナルの脚本である。なんとクオリティの高いことか。

朝食の歌を歌うプー。オウルやウサギを、独特な感性で煙に巻いていくプー。おバカさんで、クリストファーロビンから一番愛されているプー。
その懐かしさに泣き、愉快さに笑せられた。
素晴らしい続編。

国内では歌も全て日本語版が用意されており、お子様への対応は万全。
原曲ではちんちくりん女優のズーイー・デシャネルがオープニングから劇中曲までヴォーカルを務めている。気になる方はサウンドトラックをチェックしてみてほしい。

また、同時上映の短編「ネッシーのなみだ」も本編に劣らぬ素晴らしいアニメです。
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紹介:ナッシュ

アバクスシュピールの柔い小箱(キャラメル箱)がどうも好かず、ゲームの中身が好きでも箱を理由に買わなかったことが幾度かある。
“開封するだけで箱に使用感がでる”という虚弱体質と、何より、ふたを閉めるときに淵がカードに引っかかるのが気に喰わん。
そんなわけで我が家にあったアバクス小箱も次々とお暇をもらって行ったわけだが、小箱辞典を作り始めてしまった関係上、地道に再招集を呼びかけている今日このごろである。

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というわけで今回はアバクス小箱の「ナッシュ」。
箱絵の左側がドン・ジョンソンで、右側がチーチ・マリンだろう。

「王への請願」に似たシステムで、シンプルなダイスゲームである。
かのゲームのようにダイス目を如何様することはできないが、進行によっては振る回数を変えたりすることが出来る。
一度「ナッシュ」を手放したのは、「王への請願」があるからいいやと思ったからなのだが、実際のプレイ感はまったく異なるゲームである。
短距離系の障害物レースとでも言おうか、一見膠着状態に見える場面でも、油断したり運が傾いたりするとあっさり勝者が決まる。
アンバランスに感じられる作りは好き嫌いが出そうだ。

ちなみにミヒャエル・シャハトⅠ世王による作品である。

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中身。
エンボス加工が施されたカードと、サイコロ6個。
不必要なブランクカードが入っている。箱がきつきつな人はこのブランクカードを捨てるか、お母さんにあずかってもらおう。

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ゲームの目的は、自分の城をより多く確保して、王国内の地位を上げること。
具体的な勝利条件は
・城を4種類集める
・城を3種類集めて王の追放にチャレンジして勝つ
・城を2種類と決闘勝利を3回
のいずれか1つを満たすこと。

プレイヤーは城1つから始めて大領主を目指すサイコロ貴族というわけだ。

手番になったら2つの山札の一番上にオープンされているカードか、もしくは他のプレイヤーのカードか、狙う1枚を決めて宣言し、ダイスチャレンジを始める。

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ダイスチャレンジはドイツゲームおなじみの3回まで振りなおせるシステム。俗にいう“K3F”、確保しながら3回振る、というやつだ。

カードに書かれているゾロ目よりも強いゾロ目を出せれば成功。
ただし、6を出してはいけない。
この世界で6の出目は問答無用のNGアイコンである。
出目として機能しないばかりか、振り直しもできずダイスが石化してしまう。「トイレ休憩に入った」とも言う。

城以外の特殊効果カードは山札から取り続ける限り追加のチャレンジを誘発するので、うまく利用したい。というか、これ使わないと加速しない。
また、宣言した時点でバトルロワイヤルが始まる“決闘カード”も邪魔されにくい勝利条件に絡んでいるので誰かが2勝したら警戒すべし。

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というわけで、勝利するとこんな感じに領土が派手になっているはず。

【所感】★★★★★★☆☆☆☆
サイコロ振りまくりのダイスゲームで、もちろん運が大切です。その変わりゴールへ向けての戦略に選択の幅があるのが程よい慰めになっています。
当然、勝利条件に近づいたプレイヤーの城を奪わなければならないのですが、特殊効果が劣勢だと中々手を出せません。結果、誰かがお仕事的に攻撃させられる羽目になることが多く、好き嫌いが大きく分かれるところだと思います。
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紹介:七つの印

長らく行方不明になっていたので紹介の順番が逆になってしまったが、今回紹介する「七つの印」は「ウィザード・エクストリーム」のリメイク前ゲーム、つまり前世である。
ゲームの内容は「ウィザードエクストリーム」と同様で、コンポーネントの人型までまったく一緒という代物。(イラストは違う。)

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Amigo小箱カードゲーム。
もともと一回り大きい箱で出回っていたものが、再販から小さくなった。
人型のタイルやチップが入っているのでギチギチだけど、小型化はうれしい。

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中身。
5スートのカードとカラーチップ、それに妨害者駒。
ウィザードシリーズではカードの背景が繋がっていたが、七つの印はシリーズでもなんでもないのでシンプルな数字カードである。

さて、このゲームは所謂トリックテイクゲームであり、それだけでも馴染みのない日本人には難易度が高い。
しかも。その中でも特に難しいとされる“勝利回数予測系”である。つまり、そのラウンドで自分が何回トリックに勝つことができるか予測しなければならない。さらに極め付けとして、“何色で勝つかも見極めなくてはならない”というおまけつきだ。

詳しいルールは「ウィザード・エクストリーム」で確認してほしい。

IMG_6475.jpg
そのラウンドで取れそうな色のマーカーを中央の場から受け取る。白いマーカーはジョーカーだ。

受け取ったマーカーはその色(リード)のトリックを取るたびに1つ返すことができる。
もし取ったトリックの色のマーカーを持っていなかったら、黒いマーカーを受け取らなければならない。
ラウンドの最後まで手元に残ってしまったマーカーは何色であれマイナス点。黒と白はマイナスが大きい。

赤のカードでトリックを取った場合はリードの色でも赤色でもどちらでも戻せる。宣言した予想に合わせるには赤をどう使うかがポイントになる。

そして重要なのが“妨害者”だ。
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いかつい…。
ラウンドの最初に立候補できる“妨害者”役。
この役を演じるプレイヤーは予想マーカーを受け取らず、ひたすら他のプレイヤーを失敗させることを目指す。
最後に誰かの手元に残っている黒いマーカーが多いほど、“妨害者”役は成功したことになる。
嫌な奴だぜ!

という感じで、できるだけマイナス点の少なくして勝利を競う。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
トリックテイキング上級者用のコアなカードゲームです。どこどなく「モータルコンバット」の匂いがするのがちょっとツボです。
ウィザードエクストリームは国内流通しませんでしたが、こちらはそこそこ出回りましたので、ルールが気に入ったらこちらを探すと良いと思います。
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紹介:テネキー

名前の由来がさっぱりわからないAmigoのカードゲーム「テネキー」。
トーテムポールを高くしていくというワクワクなテーマと、戦略的っぽく見えて実はパーティ的にも楽しめる絶妙なルールが素晴らしい一作。
一度手放したのだが、後から妙にやりたくなって買い戻した。

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Amigoカードゲーム小箱。
ボックスのデザインはそれっぽくてとても楽しそうである。
作者のミヒャエル・フェルドコッターは「モンテゴベイ」や「ジュピターのもとに」の作者である。
Yes!微妙。

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中身。
まず目立つのはスタートプレイヤーマーカーであるトーテムポール。
まったく不必要なレベルのクオリティーに、「テネキー」というゲームの本質が見える。
カードは数字の掛かれたトーテムポールカードと、それにふたをするカードなど。

せっかくボックスや人物のデザインが良いのに、トーテムポールカードのイラストは実に残念。僕はこんな間延びしたトーテムポールは見たことが無い。一枚のカードをビチっとトーテムポール絵だけで埋めるべきではなかったか。アイス棒に人形を括り付けたようなイラストには心底げんなりである。
雰囲気を大切にしてほしい。

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各プレイヤーはランダムにトーテムポールカード14枚と、規定枚数の特殊カードを受け取る。毎ラウンド、自分のカードの中からそのラウンド中に使用する手札を3枚選んで持つ。

後はスタートプレイヤーからカードを1枚ずつプレイしていくわけだが、基本はトーテムポールを高くしていくというアクションである。
つまり、数字の描かれたカードが積みあがっていき、トーテムポールの価値が上がっていくのである。

IMG_6470.jpg
積みあがったトーテムポールを回収するのが特殊カードである。
特殊カードには3種類あり……

◆頂上
これをトーテムポールの上に置くことで、そのトーテムポールのカード全てを得点としてゲットできる。

◆戦士
トーテムポールにつなげておくことで、その上に「女性」のカードしか置けなくなる。このカードだけではトーテムポールカードをゲットすることはできない。

◆女性
「戦士」のカードの上にのみプレイできる。
そのトーテムポールのカード全てを得点としてゲットできる。

という感じ。
トーテムポールは同時に3本までしか作ることが出来ないため、せっかく手札に頂上カードがあっても、他のプレイヤーが先に取ってしまうと無駄札になってしまう。

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また、「戦士」カードを置くことで他プレイヤーが「頂上」を置けなくするなど、特殊カード同士に微妙な絡み合いが存在する。
特にトーテムポールが高くなりはじめた頃合いが勝負時で、早めに狩りに行くか、早めの狩りを罠にかけるかなど、戦術を考えるのが楽しい。

IMG_6472.jpg
全てのカードを使い終わったところで、ゲットしたトーテムポールカードの合計数値が最大のプレイヤーが勝利。
長期戦でやるならプレイヤー人数分だけ遊ぼう。その場合はトッププレイヤー用の酋長カードを使うことになっている。トッププレイヤーがわかってもあまり意味がない気もするが。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
お互いの思惑が絡み合う展開になりますが、「この戦士カードで誰かをハメてやろう。ぐへへ」という、中学生の嫌がらせ的なノリにしかならないところが気軽で良いですね。戦術は考えるけど、結果はじゃんけんみたいな呆気らかんなところが魅力です。他の人が使った特殊カードを覚えることで、戦術の成功率を高めることもできるでしょう。
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