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赤ずきん★☆☆☆☆、パラノーマルアクティビティ2★★☆☆☆

◆赤ずきん★☆☆☆☆
あかずきん
覚悟していても堪えるしょーもなさ

ティーンズの星である「トワイライト~初恋」を作った女流監督キャサリン・ハードウィックによるファンタジー・ラブ・サスペンス。制作にはデカプリオまで関わっている話題作である。

アマンダが済む田舎町はかつてオオカミの被害に悩まされたことがあり、今では毎年生贄を捧げて被害を防いでいる。
アマンダにはワイルドボーイの幼馴染がいて相思相愛だったが、貧乏なアマンダ一家のお母さんは鍛冶屋の息子と許嫁を結んでしまった。
不満に思ったアマンダとワイルドボーイは駆け落ちの相談をする。と、そんなとき突如オオカミによる被害が発生。しかもアマンダのお姉ちゃんっていう。

奮起した村人たちはオオカミ退治に出かけ、見事打ち取って帰還する。
そこに到着した人狼退治の専門家であるゲイリー閣下の言い分では、オオカミはまだ死んでおらず、村人に姿を偽っているという。ほれ皆で見つけて殺しましょー。
って話。


この映画がどういう趣向の基に作られたかくらいは当然知っておくべきだと思うが、その内容たるや防弾チョッキを突き抜ける勢いなので、覚悟してもあまり意味がないかもしれない。

何よりもまず、アマンダ・サイフリッドがめちゃカワというのがこの作品の本体である。田舎町の貧乏一家の次女にはとうてい見えない気品をまき散らし、キャラクターが設定をぶち壊すという大技を披露している。
もちろん制作陣もその辺りは承知しているようで、例えば背景となるロケーションがどう見ても屋内セットなのは、アマンダを飛び出す絵本のように打ち出すための“技術”に違いないのだ。

そんなキャワいいアマンダちゃんなので、イケメン2人を随行させるのは制作側として当然の配慮である。
この2人。黒髪のワイルドボーイは良いとしても、そのライバルが“パツ金の草食鍛冶屋”というのは妙に見慣れぬ設定で、監督のフェチが垣間見えるようで楽しい。
黒髪少年が大きくリードしたこの二等辺三角関係を中心にティーンズラブが展開するわけだが、映画の(建前上の)大きなプロットである“オオカミ探し”と上手くドッキングできていないのは残念というか、自業自得というものだろう。

して、そのオオカミ探しの方に注目してみると、あたかも犯人視点を思わせるようなカメラアングルによる古い演出が延々と繰り返され、あいつが怪しいこいつが怪しいと“種蒔き”に余念がない。映画も半ばになるとその手のカメラアングルに意味が無いことがわかるのだが、それ以降も続けられる演出であるから気付かぬ振りをして自分を騙すのが楽しむコツである。

かくして最後の最後になってようやく真犯人ご登場。
動機が見えなかったのはミステリーとしてまぁ許容できるが、誰でも犯人に出来る状況から面白くもない奴を最後だけピックアップし、結果論で理由を開放するという青カビの生えたドン臭い手法は現代人が見るには少々辛い。

キャストの面ではアマンダちゃん以外にも前述した通りゲイリー閣下が出演している。しかしこれはもっぱら噂の“適当な方のゲイリー”というやつで閣下の豊富な引き出しから期間レンタルされたレディメイド品である。

お姉ちゃんを失ったにも拘わらずケロッとしているアマンダ一家の鋭い演技に始まり、トワイライトを彷彿させる軟弱な悲劇に終わる新生映画版「赤ずきん」。
売り物ってのはこうやって作るんだと言わんばかりの、まったく関連性のない赤ずきんを強引に被せてくるプロデュース術には恐れ入った。

◆パラノーマルアクティビティ2★★☆☆☆
PARA.jpg
旦那の連れ子がすごく可愛い第二作

今週、仕事関係の映画会でパラ3を観賞することになったので急いで借りてきたパラ2。以前レンタルしようと思った時にはケースの中に間違って「パラノーマルアイランド」という別物が混入していたため未観賞のままだった。
正確には新作に当たらないが、近々パラ3をレビューするので例外として掲載させていただく。

ストーリーは語るに及ばず、パラノーマルアクティビティと同じと言えば事が済む。ただ、時間を置くと大変気づきにくいことに、パラノーマル1の家族が主要人物として登場し、例の事件を別の一家から見るという如何にも続編らしいポジションを取っている。(すみません。推薦者に言われるまで気づきませんでした。)

と、工夫したのはそこまでで、後はパラ1とほとんど変わらぬ展開。
唯一の違いは旦那の連れ子の長女がすこぶる可愛いく、そこだけ映画っぽくなったところだろうか。

最後にはカメラに向かって誰かがふっとばされてくるあのアホ演出が再登場。
(※通称マンプッシュ)
どうやらこれをシリーズの決め技にしていくつもりらしい。
まさかパラ3で使わないなんてことが無ければ良いが…。
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紹介:天子雀(てんじく)

アジアクリエイターの作品も良く取り上げてくれるZ-man。
「天子雀(てんじく)」のクリエイターであるTa-Te Wu(通称タテウー)は確か台湾人だったようなそうでないような。ちなみにタテウーは同じくZ-manで西遊記の変な小箱カードゲームも出してる。まぁ気にするほど面白いゲームを作ってるわけもないんだけど。
無理やり3人プレイした経験しかなかったが、ようやく2人プレイが出来たので紹介したい。

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おなじみZ-man小箱。テカテカザラザラ。
Tien Zi Que、略してTZQだそうです。
相変わらずダッサいパッケージはさすがZ-manの業。

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中身。
カードデザインもパッケージ同様、もさい。
といっても、エンボス加工だけは確実に施しているのが拘りのZ-man品質である。

さて、この「天子雀」はパッケージにも書いてある通り、「2人用麻雀ゲーム」である。
ゆえにルールはそこそこに麻雀に似ているらしい。(オビ湾は麻雀やらない)

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まずは手札が5枚ずつ。
麻雀というのは要はラミー系のゲームなわけで、この手札の中で同じ数字とか連番とか揃えていくわけだ。

手番になったら
?山札から1枚取って、1枚捨てる
?山札から1枚取って、役を出す
?相手が直前に捨てたカードを1枚取って、役を出す
の3種類の行動から1つを選んで行う。

このうち?と?にはいっている“役を出す”についてもう少し詳しく
IMG_6707.jpg
役とは基本的に、同じカードが3枚か、連番の3枚である。
上の役は7の3枚セットだ。
役を出したら3枚のうち1枚を自分の前に表向きのまま置くことができる。(残った2枚は捨て札となる。)
ラウンドの点数に関係するのは自分の前に置いたカードなので、何を残すかあらかじめ考えておこう。
その後に手札を5枚まで回復。

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これを繰り返していき、どちらかが5枚目のカードを自分の前に置いた瞬間にラウンド終了。
5枚揃えた方のプレイヤーは、その5枚の中で構成された役によって点数を受け取る。
例えば上の例では
・5枚すべてが別の色(色は左上に記載)
・文字カードが2枚
の2種類の役による得点が得られる。

5枚揃えられなかったプレイヤーは0点だ。
これを4ラウンド繰り返し、最終的な合計点数が多い方が勝ちとなる。

※ちなみに3人で無理やりプレイしたときは“ポン”を採用しただけで楽しく遊べた。

【所感】★★★★★★☆☆☆☆
だいたい麻雀なんだそうです。別に麻雀の知識とかなくても遊べます。
見た目があまり良いとは言えず、特にドラゴンのマンガちっくな感じは痛いポイントです。
ちっちゃな点棒があるとよりそれらしい雰囲気で遊べると思います。
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紹介:タイムライン 発明編

ファウナ」や「なんてたってホノルル日本語版」の発売で国内でも一ジャンルを築き始めているトリビア系ゲーム。
単に知識があればよいという枠に収まらないのがこれらのゲームの楽しいところで、誰かの言動から答えを推測したり、くだらない寝言をいいながらプレイできるカジュアルさがある。

今回紹介する「タイムライン」もカードに描かれたものが歴史に登場した年号を答えていくわけだが、当然詳しい西暦を知ってるはずもない。右見て左見て、ザクッと答えを予測し、成功したらドヤ顔で雑学王を気取るがよい。

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缶入り小箱。けっこう小さいんだけおど、人物やロゴにそってかなり細かな立体加工がされている。ぱかっと開いて上蓋が外れるタイプ。頑丈そうで意外に凹みにくそうだ。
ちなみに本作は「タイムライン:発明編」であるため、右上にそれっぽいロゴが付いている。ゲーム中には一切登場しないが、パッケージのスチームパンクな女の子のタイプトリップシリーズとなるのだろう。

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中身。
カード109枚のみというシンプルコンポーネント。収納周りが豪華。
お値段のわりに少なくないですかと思うかもしれないが、カードは全てユニークイラスト付きで、しかもかなり美麗である。ちなみに小型カードでエンボス加工。
缶を立体にしてまでそこそこのお値段にしたかった気持ちはとても良くわかるし、悪い気はしない。

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で、まずはこのカードの年号の入っていない方を上にしてプレイヤーに規定枚数ずつ配る。配られたカードはそのままひっくり返さずに自分の前に並べる。
このゲームの勝利条件は、これらのカードを最初に自分の前からすべてなくすことだ。

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手番が回ってきたら自分の前にあるカードを1枚選んで中央のタイムラインに差し込む。
タイムラインにあるカード(ゲーム開始時は1枚)は年号の側が表になっておかれているので、自分の出すカードがどれとどれの間に当たるかを見極めて入れるのだ。入れ終わったらひっくり返して答え合わせだ。

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もし正解ならばそのままカードを置いておくことができるが、不正解ならばそのカードを捨て札にして、山札から自分の前に新たなカードを補充する。

これを続けていくとテーブル上のタイムラインが充実してくる。カードとカードの間の年数が狭まってきて、より難しくなってくるわけだ。その辺考えて出すカードの順番を決めると良いだろう。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
極めて明快なルールに綺麗なイラストが魅力のトリビアゲームです。
普段海外ゲームをしない人とも遊びやすい内容だと思います。
まだカードは109枚なので、何度も何度も繰り返して遊ぶことは難しいかもしれませんが、今後“発見編”“歴史編”“建築物編”“音楽編”とリリースされていくことで、リプレイ性も高まると思います。ちなみに各バージョンから数枚ずつ出張カードが入っているところも良いですね。
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イリュージョニスト★★★★★

◆イリュージョニスト★★★★★
いりゅーじょにすと
21世紀に蘇るジャック・タチ最新作
シルヴァン・ショメの「ライムライト」!


前作「ベルヴィルの三姉妹」で一躍スーパースターになったシルヴァン・ショメ監督による新作アニメーション映画。

芸で生計を立てたいがうまくいかない壮年の手品師タチシェフは、スコットランドの離島にある酒場で1日限りの小さな仕事を請け負う。
その店で出会った言葉の通じない女の子アリスは、彼を魔法使いだと思い込み、行動を共にするようになる。
タチシェフはアリスを娘のように可愛がったが、手品師稼業では自分が生きていくのに精いっぱいな程度の収入しかなく、やがて慣れないアルバイトも行うようになる。

そんな苦労を知ってか知らずか、アリスは徐々に洗練された女性へと成長し、普通の男性と普通の恋をして・・・

タチシェフとアリスの出会いと別れの物語。
素晴らしい脚本。そして素晴らしいアニメーション。

この脚本を書いたのは「ぼくの伯父さん」で有名なフランスの映画監督兼俳優のジャック・タチ。「イリュージョニスト」は元々彼の喜劇大作シリーズの一つとして映画化される予定だったが、諸般の事情でお蔵入りとなったらしい。
その内容は如何にもサイレント・コメディの巨匠達に送るオマージュであるが、実際には彼の生涯そのものが投影されているらしい。是非原本も見てみたい。
(おそらくアリスは噂の私生児の投影。辛くて映画に出来なかったのかもしれない。)

そんなジャックタチの切ない脚本を見事に作品化したシルヴァン・ショメ。
本作のアニメーションは偉業と言って差し支えない。
この映画の難しいところは、プロットの展開が台詞によってならず、無声映画の如く登場人物の細かな動きによって作られているところである。そのため、終始カメラは引いた位置から人物の全体像を捉え、細かな動きに意味を持たせている。
忙しなく動く手、ぎこちない足取り、泳ぐ眼球。ジャック・タチのパントマイム魂を引き継いだかのような、丁寧な演出が見られる。

もちろんショメ独特の強烈なデフォルメ調も健在。5秒で理解できるキャラクターがわんさか登場し、ユニークな動きで画面を盛り立てる。その1人1人に、憐みに類する共感をたっぷり含んだ愛情が注がれている点も変わらない。
このように影の深い魅力ある登場人物たちを、水滴ひとつに拘りを持てる制作陣が動かすのだから、それはもう出来るものが出来るわけである。

そうして出来上がったこの映画のプロットは、どの時代にも起こり得る不変の寓話だ。ジャックタチが愛した無声映画、中でも「ライムライト」や「街の灯」と言った名作が取り上げたテーマでもある。

失われてしまった物への想いで満ちている「イリュージョニスト」。
旅立ちの列車に居合わせる幼女がアリスと同じ左利きというのは、涙腺を刺激するのでご勘弁願いたかった。
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紹介:YOMI

誰もが驚いた対戦格闘カードゲーム「YOMI」。
元ネタこそカプコンやSNKのキャラクターではあるが、なんといってもシステムと駆け引きの再現性がすごい。
今年一番の“事件”だと思う。

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何をイメージしたのかわからんのだけど、シンプルで力強いボックス。
たぶんデザインする金が無かっただけだと思う。
タイトルの「YOMI」はreadingとのことなので、つまるところ「読み」である。
そう。格ゲーにおける基本(といっても、最近の格ゲーはコンボを手に覚えさせるだけの音ゲーと化しているように思うが)。なんにせよそれをタイトルにしちゃうアホさが良い。

ちなみに箱の手触りは妙な感じで、海外ロックバンドのメモリアルボックスみたいな材質である。例えばグレイトフルデッドの棺桶ボックスと同じ。どうでもいいか。

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中身。
このボックス版は10人のキャラクターが一緒になったセット品で、本来は1人1人個別に購入できたらしい。ボックス版にはマットが付いてくるので基本的に人気で出回ってるのはこちらだとか。
ちなみに元々製造をトランプ刷る工場にお願いしているらしく、品質的にも構成的にも1キャラクターがトランプ1デッキになっている。マークも付いているのでトランプとしても使える。

これら10人のキャラクターの中から1人を選び、2人が向かい合って対戦を行う。
マットを広げて自分のデッキをシャッフルしたら、規定枚数を手札にしてゲーム開始だ。

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ゲームは同時ターンを繰り返すことで進める。
双方が手札からカードを1枚裏向きでプレイし、一斉に表向けてダメージの処理などを行う。
カードには打撃、投げ、防御、避けがあり、それぞれ格闘ゲームの三すくみと同じ関係になっている。

つまり、
打撃は投げに勝ち、
投げは防御に勝ち、
防御は打撃に勝つ。
避けは成功したときに単発カウンターを返せる。(旧KOF的)
という具合。※ちなみに必殺技は防御されても体力を減らせる。

同じ種類の行動を選んだ場合は、なんと技に発生フレームが書かれており、より発生が早い方(数字が小さい方)が成功することになっている。
カードゲームに技の発生フレームを導入するとは、もはや作者は狂人である。

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打撃が決まった場合、そこからコンボを始めることができる。
数字が繋がったカードを出せたり、繋ぎ用の必殺技を挟んだり、強烈な超必殺技を締めに繰り出したりできる。

このコンボの段数はキャラクターによってあらかじめ決まっており、例えばスピード系のキャラは限界数が高く、投げ系のキャラは限界数が低いばかりか締めにしか使えない技が多かったりしている。

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そして極め付けが超必殺技。各キャラクターのエースのカードがこれにあたる。
効果は様々で、大抵の場合は打撃系で威力が強いか、発生がメチャ早い。
一部投げ系には発生フレームゼロのものがあり、格ゲーにおけるいわゆるゼロフレーム投げをわざわざ再現している。素晴らしいアホだ。

他にもキャラクター特有の能力が備えられており、色々な戦い方が楽しめる。格ゲー好きなら丸一日遊べるだろう快作である。

【所感】★★★★★★★★★☆
すさまじい再現度の格闘カードゲームです。よもやここまで分解、落とし込んだものを遊べるようになるとは思いませんでした。今後の拡張展開も期待できるシステムです。
当然ですが、格ゲーやらない人には米粒ひとつの訴求力もありません。
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アクシデント~意外★★★★☆

◆アクシデント~意外★★★★☆
意外
ギラギラ眼鏡のA型男
紙一重の偶然がパーフェクトを狂わせる


ジョニー・トー製作、ルイス・クー主演のサスペンス映画。
手がけた暗殺を100%事故に見せかける“アイデア殺人”を生業とする主人公一味。
その中でもミスを許さないリーダー、Mr.パーフェクトを演じるのがルイス・クー。
彼らは長期間の調査を行い緻密な計画を練ることで、殺人の痕跡を一切残さない百戦錬磨の仕事人だ。

新たに請け負った仕事は親殺し。
今回もアイデアを凝らし、周到に殺人計画を組み上げるチーム・ルイス。
立案した計画には雨天が必須。ひたすら夕刻の雨を待ち続けるが、これが中々降らない。
ようやく全ての条件が揃ったと思ったら、今度はメンバーの1人が小さなミスを犯す。それでもこの程度なら修復可能と考えたルイスは、計画を実行して見事暗殺に成功する。

が、しかし……
突如現れた暴走バスを紙一重でかわすルイス・クー。しかしメンバーの1人である太っちょが、これをかわすことが出来ずに犠牲となる。これは本当に事故なのか?
現場の痕跡を消して家に戻るルイス。すると彼の家は泥棒に入られておりひっちゃかめっちゃか。大量の現金も無くなっている。

何かがおかしい。
何かがおかしい。
何かがおかしい。
本当におかしい?

絶妙なアングルとルイス・クーのシルエットをもって、台詞をほとんど使わずにストーリーを進める技巧派映画。道路標識まで使って鑑賞者の思考を操作する。
後半はまったくしゃべらないルイス・クーの顔芸がすごい。っていうか眼鏡のギラつきがすごい。シーンによって使い分ける眼鏡の数々がオシャレ!かっこいい!そのブルゾン譲って!

失敬。少々興奮してしまったが、この映画を観た後はそれらしく険しい顔して街を練り歩くプレイがお勧めである。

新宿武蔵野館での単館上映。
ひょっとしたら先着順のクリアファイルがまだ貰えるかもしれない。急げ。
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紹介:それは俺の魚だ!(Hey!That's my fish FFG&日本語版)

傑作ゲーム「おい!それは俺の魚だぞ!」は発表されてから8年しか経っていないにも関わらず、すでにバージョン違いがいくつもある人気者である。

最初はバンブーシュピールから「ペンギン」というタイトルで個数限定版が出回り、その後このゲームを有名にしたファランクス/メイフェア版「おい!それは俺の魚だぞ!」が発売。(この時に日本ゲーム大賞を受賞している。)
その後、味を占めたとしか言いようがない「豪華版 おい!それは俺の魚だぞ!」が登場した。この豪華版には着色済みの駒が付属したものの(個人的にはその駒の見栄えも好きじゃなかったが)、一気に単価が上がってしまった。

ありゃりゃと思っていたが、今度はFFGが超小型にして発売すると聞いて安心した。それが今回紹介する「FFG版それは俺の魚だ!日本語版」である。

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ということでFFG版。ごきぶりポーカーとまではいかないが、かなり小さい箱である。ファランクス/メイフェア版でもスカスカというわけではなかったので、この大きさには驚いた。
中身を開けてみよう。

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おなじみのタイルとペンギン駒。
ペンギン駒はプラスチック製だが、造形は悪くない。というか、豪華版のそれ臭い感じより好き。

ちなみにルールは全て同じなので、ゲーム内容については過去にこのサイトで紹介した「メイフェア版おい!それは俺の魚だぜ!」を参照ください。

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並べたところ。すこしダウンサイジングされてるんだけど、カタンのようにプレイしにくいくらい小さくされてるわけではないので、あまり印象は変わらない。

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お魚の絵はPCで描きましたって感じになっちゃったけど、悪くない。
匹数によって魚の色が違うのでわかりやすくなったかも。

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駒はちっこいのに良くできてる。

とまぁ、小さくなってもプレイしにくくなっているとは言えないし、値段の落ち着き方も含めて良い日本語版が出たなという印象。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
とても良いゲームだったので、不必要に値段の高くないバージョンが出たことをうれしく思います。
ポケットサイズというのも良いですね。バランス的にはメイフェア版が一番好きですが、その次はコレですね。
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時を駆けるドゥーム~既存システムは蜜の味

待つことにかけては右に出るものがいない優等生タメラを1時間以上待たせて始まった今週のドゥーム評議会。
藁一本で2時間遊べるタメラでさえ持て余しているというフレンチ新作「タイムライン」から攻略を始める。

◆タイムライン:発明 Today's DOOM!!
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自分の前に置かれたカードを中央に時系列の辻褄が合うようにプレイするゲーム。
失敗したら新しいカードを受け取らねばならず、最初にすべてのカードを無くすことを目指す。
最近日本語版が出たばかりの「なんてたってホノルル」に似たクイズゲームだ。

ホノルルに比べるとカードの枚数が少なく、何度も連続してプレイすると感覚が変わってしまいそうなのは弱点だが、色々と推察しながら答えを検討できるので、ホノルルの“明らかに知らない地名が連続したときのどうしょもない感”みたいなものは無い。そういう意味ではファウナ的である。
であるから、やってみると意外に話が盛り上がって面白い。美麗なイラストワークも手伝って、すこぶる印象が良い。ゲーマーでない人に遊んでもらうにちょうど良い内容である。

また、今回のタイムラインは実のところ“発明編(Invention)”という副題がついており、中身のカードは基本的に発明された年を題材にしている。つまり「タイムライン」はシリーズものであって、今後“発見編”“建築物編”“歴史編”“音楽編”等と続いていく。毎回108枚ずつカードが加わっていけば覚える欠点も緩和されていくだろう。(国内で取り扱いがあるかは不明。音楽とかおそらく地獄。)

ゲーマーにはおススメしないが、ボックスのスチームパンクな女の子のタイムトリップシリーズと思えば中々に愛せるゲーム。

ちなみに持ち主のタメラがサクっと勝利したため、カンニング疑惑について目下審議中である。

◆エミネントドメイン
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長いこと噂になってた宇宙開拓デッキ構築ゲーム。
システム的にはレース・フォー・ザ・ギャラクシーとドミニオンを頑張ってくっつけた感じである。
まったくもって新鮮さがないが、さすがに前述したゲームから時間がたっていることもあって綺麗なプレイ感になっている。RftGの“ラウンド無駄にした感”とかが無いのが良い。

きっかり調整もしてあるのでまず間違いがないゲームだとは思う。実際面白い。
が、あまりに二番煎じな中身なため、わざわざ新しく買おうという程のモチベーションはわかなかった。
ちなみにタメラは鷹の爪団みたいなキックスタータープロモを持っていた。

テキスト満載なのが取っつきにくくて時間がかかるが、近々日本語版も出るらしいので興味のある人はそっちを買うがよかろう。

次回は是非「サー・カワカミのデスペラード天国」を遊んでみたい。
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一命★★★★☆

◆一命★★★★☆
一命
なんとかなった現代版「異聞浪人記」

三池監督による「異聞浪人記」の映画化。「異聞浪人記」はご存知の通りかつて「切腹」のタイトルで映画化されており、初観賞当時高校生だった自分もその映画に感化されて原作を読んだのは懐かしい記憶だ。
小林正樹監督の「切腹」は日本を代表する時代劇映画であるからして、同じ題材のものを作るわけなのだから、三池監督も比べられることは重々覚悟の上だろう。
素晴らしい度胸だ。

はて、ということで新生映画版異聞浪人記「一命」の中身。
仕方のないことだが、シーンも台詞もほとんど「切腹」と同じである。(※切腹の最後の鑑賞は2年前くらいなので曖昧だが。海老蔵の津雲半四郎に至っては明らかに仲代達矢を意識している。)
とは言え三池版のオリジナリティというのもあって、それは回想シーンにおけるドラマ性を強調した演出や、最後の殺陣に導入された新設定などに見られる。

特に回想シーンの演出については、ストイックさの際立った「切腹」とは打って変わってドラマティックかつ誰にでもわかる形に分解されている。このわかりやすさが現代人には必要と考えたのだろう。その点は同意できる。

最後の殺陣は狙いはわかるのだが、演出としてはどうだっただろうか。
つまるところ「貴様らなんぞ、武士として死ぬ覚悟などなかろう!」という井伊家に対する強烈な侮辱であるわけだが、いかんせん格好がつかない。
設定上あの鎧飾りがある屋敷の奥まで攻め込まなくてはならないため、殺陣はどうしても長尺になる。であればバッタバッタと切り殺していく明らかな“怒り”を選択した方が良かったのではとも思う。

そのほか、役者の演技、大道具、美術の出来はかなり良好で、時代劇映画としての完成度は高い。
賛否両論あろうが、さすがに“これぞ日本の映画芸術”といわんばかりの名作「切腹」と背比べをさせるのはあまりに不憫。
しかし、異聞浪人記を映画の形で伝えるため、現代版として存在する意味は大いにあると思う。

メンツと化した誇り。世間の法と個人の情。
若い世代にも見てもらいたい普遍的テーマだ。
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高円寺深夜会~蘇るミッドナイトファーマー 泥炭の呪い編

今回のすごろくやM戸さん深夜会は超ひさかたぶりにアグリコラに挑戦。
M戸さん、S石さん、店長、オビ湾のベスト4にて。

◆アグリコラKデッキ
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すでに勘を忘れた3人と初見の1人による素人戦。
畑先行の店長。
羊牧場のM戸さん。
兼業農家のS石さん。
ひたすら職業と進歩だけのオビ湾。

Kデッキなので少々使い方が難しい。
農業を離れレンガ業者と化したオビ湾は終了ギリギリまで広大な空き地が広がる惨状。
なんとか最後に無理やり柵を立ててごまかした!
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どうでしょうかこの荒さ。
これでも1点差の2位だった。まぁ、いろんな方法でなんとかなるんよね。

◆アグリコラ 泥沼からの出発
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さらに長時間化したアグリコラ泥沼拡張。
森とか沼とか暖房とかやること増えてるけど、特殊アクションでやりくりするようになっている。単純に考えることは多くなってるのでこれまでにも増して先が見えにくくなって難しい。

オビ湾はKデッキと打って変わり、馬と野菜の堅実派で勝負。
う~~ん。なかなか職業カードまで頭が回らん。

そんな中M戸さんがKデッキに続いて石の家に改築。

M戸「コンクリばい!コンクリば~い!よかろ?」
ぬぬぬ!

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改築のタイミングを何度も逸して最後までレンガの2人部屋…。
最後の数ターンはできることで1点ずつ稼ぐとか、いわゆるアグリコラの大失敗パターンにはまってしまった。
勝負は今日が初ファーマーのS石さんと店長の同点勝利。

プレイ時間は4時間で、拡張なしの1.5倍くらいかかった。
要素が増えて解決方法が増えてという感じで、プレイ感は通常アグリとさして変わらない。なら、泥沼いらねーんじゃねーかとかそこまでは行かないんだけどさ、長いよ。

ということで、久々のミッドナイトファーマーでした!
おつかれさんでーす!
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ヒアアフター★★★★☆、モンスターズ:地球外生命体★★☆☆☆、ザ・ファイター★★★★☆、フード・インク★★☆☆☆

めんどくさくて全部ネタバレてるから観たい映画があったら読むべからず。

◆ヒアアフター★★★★☆
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ブレはあるが気持ちが良い

津波で臨死体験をしたキャスター、霊能力を持ったことで苦悩する中年男性、双子の兄を事故で無くした少年を中心とした群像劇。
死後の世界に触れる理由がそれぞれに違うのが面白い。

少年のマーカス。“亡くした人と話がしたい”という王道を背負わされたのが、伴侶を失った妻や夫ではなく、双子の片割れというのが良いアクセントになっている。

触れた人にまつわる“死”を知ることで、人間関係を築けずにいた霊能者。
彼が見た未来のインスピレーションと、恐れずに差し出した左手に希望を感じるラストはとても素敵だった。

クリントらしい真面目さと、スピルバーグらしいエンターテイメントのバランスが良かった。
しかし反面、妙な咀嚼の悪さがあったのも確か。

そもそも霊的な世界とどう向き合うのかという点は人の心の大神秘ゆえに論点にしていないわけだが、ではそこにいる人々の絶望と再起をテーマにしているかと思えば、それにしては物語がオカルト寄りだ。
キーマンである霊能者が、料理教室で出会うブライスハワード(ロンハワードの娘※)との目隠し当てっこクイズは必要以上に官能的だし、彼が彼女の霊視を行うに至る覚悟と期待の描写は重要性に反して希薄だった。

感動できる話だが、少々もったいない仕上がり。

とは言え、個人的にはブライスハワードの目隠しシーンはサイコーで、★1つ追加の評価とした。ブライスハワードはスパイダー3での金髪巨乳が有名だが、ヴィレッジとレディインザウォーターで大活躍した私立シャマラン高校の首席卒業生でもある。

◆モンスターズ★★☆☆☆
MONSTERS.jpg
寸分違わずタコ

宇宙から生物を持ち帰ろうとしたら大気圏突入時に事故って散らばってさぁ大変。
メキシコ北部はモンスターが闊歩する立ち入り禁止の危険地帯になってしまいました。そんな中主人公は、金髪ショートカットの美人を連れてメキシコからアメリカ国境を目指す。

エイリアンのデザインは制作側の思い切りが感じられる力作で、寸分違わずタコである。タコが恐るべき脚力を持って歩いている。
金髪ショートカットとタコが共演するのであれば、なんらかのヌメヌメした展開を期待してしまうのだが、その辺の配慮が一切なされていなかった事は本作の致命的欠点と言えよう。

プロットとしてはタコを退治するために軍は爆撃をしているという背景が敷かれていて、それによって現地の人々に大きな被害が出ていることを含め「モンスターは誰?」っていう、どこかの事情をそのまま持ってきた感じ。

ちなみにこの映画も「スカイライン」と同じく“超低予算”がフューチャーされて話題になっている作品。130万だそうです。(絶対もろもろの人件費いれてないよねー的な)
まぁどうだっていいわ。

◆ザ・ファイター★★★★☆
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羅漢ウォルバーグの筋肉萌え

絶好調のマークウォルバーグがボクサー兄弟の弟を演じる青春拳闘映画。
かつてチャンピオンであるシュガーレイをダウンさせたことで地元のヒーローとなっている兄を演じるのがクリスチャン・ベイル殿下。
このボクサー兄は薬中でボロボロという設定。役作りのためにベイル殿下は極端な減量を行い、抜歯までしたという。毎度毎度、体張ってキャラクターを作る人ですな。

この2人にママや家族を入れて、ファミリーでボクシングに勤しんできたベイル一家。しかしベイル殿下の素行の悪さや家族の歪みが災いし、弟のウォルバーグ君の人生はメチャメチャ。
ちくしょーこんにゃろーって感じで家族と疎遠になってみたり、もとに戻ってみたりしながらチャンピオンを目指します。

そこで再起の伴侶となるのがバーテン娘のエイミーアダムス。今回はちょっとだらしない女性役でお肉も付けて演じているんだけど、それでも可愛いですこの人は。しかし役の幅広いなぁ~っていう。

ストーリーは起伏が少ない方で、最後に向けてのお膳立てはしっかりしているがロッキーのように無理な派手さは演出しない気持ち良い作り。
その上に底力のある演者が乗っけられているのだから間違いない。

◆フード・インク★★☆☆☆
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大企業批判が前に出過ぎ

多国籍大企業が作り上げた巨大なフードシステムの実態を伝えようというドキュメンタリー映画。
食品が小売りに出されるまでにどんな工程が踏まれ、どれだけの人が虐げられたか、はたまた衛生面での懸念などを現地の映像や弱者のインタビューを中心に見せる。

しかしまぁ何と言っても大企業に対する怨念が強い。これは大企業のせい。それも大企業のせい。あれも大企業のせい。消費者は一方的に騙されている…云々が延々と続くんだからまいる。
食をネタにした大企業批判ビデオである。

一応締めとして、「世界を変えるのは消費者だ」ということを大きく謳いだすんだけど、そんなことわかってますよ。でも沢山の人が劣悪な食品でも安ければ良いと思ってたりするんだよ。それはビデオで恨み辛みを並べたって解決しないんだ。

そりゃあコレだけ作為的な制作陣が前のめりで取材を申し込んだら拒否するだろう。
言ってることはまっとうでもやり方が一辺倒すぎる。
その点、システム化された食システムを幾何学的な映像美で象徴的に演出し、観客に見て知ることから始めさせた「いのちの食べ方」は格が違った。

確かにアメリカの食品を取り巻く法律はクソだ。
でも大企業を悪役に仕立てたところでストレス解消にしかならない。
たぶんそんなちっこい問題じゃないんだ。
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紹介:サーカスマキシムス

プレイヤーがダフ屋になってチケットを売りさばくという変わったテーマのカードゲーム「サーカスマキシムス」
。名前の通り古代ローマが舞台。
昨年ペガサスが連弾でリリースした缶入りゲームの中の1つだ。

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ペガサス・グリフォンの小箱メインロードはイラストに力が入ってて良い。
缶入りは普通の小箱より若干大きいし、凹むし、あまり利点が無いように思うが、バンドなしで蓋がパチンと締まるところは便利。
ペガサスだったかグリフォンだったか忘れたけど、この時期は「ダビデとゴリアテ」とかホームズっぽいやつとか、小箱ゲームに精力的だった。今年はおとなしくなってしまったのを見ると、売れ行きイマイチだったんかも。

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中身。
ペガサスの缶入りゲームは内箱が豪華な手触りで良い。それでカードが守られてるのかどうかはわからんけど。
「サーカスマキシムス」は小箱ゲームとしては内容が複雑で、ちょっと工夫すればボードゲームにもなりえる規模感(アドルング小箱的な)。よってカードの種類も豊富。

さて、このゲームのテーマは前述の通り古代ローマのダフ屋になって儲けること。
プレイヤーはダフ屋として…
・カエサルに媚を売り
・広場でチケットを入手して
・会場で客に売る
という流れでゲームを進める。

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プレイヤーは手札として自分の色の商人カードを受け取る。
1から8までの各1枚計8枚。
これを使って各所で競りを行う。1度使ったカードは1日が終わるまで帰ってこない。

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1日(ラウンド)の始めにその日のチケットや観客をセットアップする。
一番上の列はカエサルの邸宅で、ここでは特殊効果を持つアクションカード、それにスタートプレイヤー権を得ることが出来る。
二番目の列は広場で、ここではその日のチケットを手に入れることができる。
三番目~五番目の列はイベントが行われる会場。コロセウム、ポンペイウス劇場、サーカスマキシムスである。それぞれの列には対応するその日のチケット枚数-1枚の客が並ぶ。チケット枚数の方が多くなるので、売り手の誰かは売り切ることが出来ないかもしれない。

では、それぞれの列でどのようにプレイヤー同士が争うのかだが…
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システムとしては競りの一種である。
順番にカードを出していって、数字の大きいカードほど前に並ぶ。同じ数字は先出が前。
全員がパスしたら前にあるカードの持ち主から1枚ずつ順番にもらえるカードをもらったり、売れるチケットを売ったりできる。カードの枚数分だけ処理できるので、利がありそうなら何枚出してもOK。
ただし。
同じ競りがラウンド以降も続いていくし、一度出したカードはずっと並んでいるので残っているカードは丸出し。足元見られないように進めることが大事である。

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こうして売れたチケットと客のチップでコインが手に入る。
これに、ラウンド中に使わなかったカードに描かれた分のコインを足して、1日の収益がでる。
ちなみにカードを何も使わないでいると10金。これを超えないと極端な話だが赤字なわけだ。

これを3ラウンドやってコインの総枚数で勝者を決する。
2ラウンド目、3ラウンド目はボーナスコインの入る会場が出てきたり、他にも客の中にカエサルが登場すると特殊なチケット売りができたりなどの要素あり。これは少々雑な追加イベントだなと思ったけど。

【所感】★★★★★★☆☆☆☆
欲しいカードと他人の手札を睨みながら、じっくり進める競りゲームです。
最初の2列の競りがとても重要で、カエサルの特殊能力が何になるかで使えるカードの判断基準が変わります。
その大事な局面である1列目の段かいで、2列目以降の展開がまだ読みにくいところが良くも悪くもあり、妙なぼんやり感があります。こっそり現代風なイラストは良いですね。
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紹介:ゴジラストンプ

ニッポンが誇る超巨大怪獣ゴジラ。
小学生の頃に卒業して以来正直興味がない分野なのだが、映画版USゴジラ(通称“眠りの精”)なんてものまで大金かけて作られるわけで、アメリカではすこぶる(まぁ一部だろうけど)人気らしい。

そんなゴジラがついにボードゲーム・カードゲームになって登場。

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変なボール紙の小箱。
段ボールみたいな線が浮き出てる。
サイズはAmigo小箱に比べて全体的に大ぶり。
イラストに力が入っているが構図は微妙。
ちなみに箱の半分は空っぽで底上げされている。

メーカーはToyVaultで、サイトを見てみるとそのロゴに似合わぬエグイゲームが多い。

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中身。
この手のネタ物にエンボス加工がされていないのはしょうがない。
イラストは書き込まれているので安っぽさはない。
カードは大きく怪獣カードと街カードに分かれており、ルール上は怪獣カードで街カードを取り合うという関係だ。

各プレイヤーは怪獣を1種類選び、対応する怪獣カードを一式受け取る。怪獣カードは1~5までの数字が1枚ずつと、ランペイジカードが1枚の計6枚。

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ラウンドごとに、街カードの山札から人数+2枚がめくられる。
これに対して、各プレイヤーは手札から1枚を選択し、一斉にオープン。

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で、数字の大きいプレイヤーからカードを1枚ずつ選んで勝利点にしていく。と、超かんたんルール。
基本的には街カードに書かれた数字がそのまま得点だが、原子力発電所カードだけはたくさん集めるほど高得点になるようにできている。このゲームが唯一それらしいやんちゃをしたところだ。

で、そういう分配をすると自然にカードは2枚余るわけだが、それを取りに行くのがランペイジカードだ。

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カーネルと言えばサンダースであるように、ランペイジと言えばジャクソンである。つまり、後には草一本残らないということで、残ったカードを掻っ攫う効果がある。
自分一人がランペイジジャクソンなら3枚取ることができるが、複数人が被ると山分け。モノマネを重ねてもあまりおいしくないという仕組みだ。

という具合に手札をプレイしていき、カード6枚使い終わったところでゲーム終了!なんたる潔さ。
スーパーシンプルなゲームだが、10分で終わるので嫌いな人でも苦痛を感じる間もなかろう。

【所感】★★★★★☆☆☆☆☆
カードゲームでも複雑なルールが多い昨今では珍しいくらいの単純ルール。プレイ時間も10分以内で小回りは抜群。逆にゴジラファンでもなければ特にやろうということにもならなそうな、これと言った要素の無いゲームです。ネタとしていかがでしょうか。
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襲撃ゴジラストンプ!ドゥームナイト木こりに落ちる?の段

日本一ゲームにやさしい評議会を自称するドゥームナイトは、今日も敵陣へと巡業の旅に赴くのである。

◆トクトクなんとか(失念) Today's DOOM!!
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韓国のメーカー、ジェムブロのロゴが入ったいかにもアジア製のバランスゲーム。ただし韓国語ルールも入ってないし、マニュアルを含めた製造は中国で行っている形跡があるので、どこまでジェムブロなのかは怪しい所。

オノでプラスチック製の木をだるま落とし風に叩き、中央のパーツにくっついている木の皮の部分だけを落とすと得点というゲーム。
上の方と下の方で重みが違うのが難しい。
タメラとサー・カワカミがガッチャンガッチャンと倒しまくってマイナス点。
オビ湾がたったの2点で勝利した。

オノで叩いて皮を取るという見慣れない作業と、ガチャガチャうるさいプラスチック音に“テキトーに作ったおもちゃ感”を感じえない。つまり、ちょー面白いと言っておこう。

◆ゴジラストンプ
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場に出た街カードを全員共通の怪物カードで取り合うゲーム。
平成ゴジラがテーマらしいが、特撮怪獣は別に興味がないので良くわからない。
ハゲタカのえじきっぽいゲームでやることは明白。

メカタメラが尋常でない戦略を展開して勝利。

◆サーカスマキシムス
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ペガサスの缶入り小箱。
小さな入札を何回も繰り返す連鎖式競りゲーム。
ルールを読んだ段階ではちょっとヤバい子ちゃんな匂いがしたんだけども、やってみるとそこそこ遊べる展開になる。
全員共通の手札は使った後もテーブルに残るカウント前提ゲームで、先にプレイしたカードによって後半の展開がどんどん定まっていく。つまり、最初の方の競り(1回目と2回目)がかなり重要。それ以降の競りは少々作業的だ。
その割に1回目と2回目を勝負している段階では、その後の動きを明確に読むことが難しく、はっきり言って何を基準に勝負したら良いのかが見えにくい。雰囲気はわりに出てて良し。
このゲームは順番も大事なので、大人数だとカオスな気がする。


以上 おつかれさんした
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紹介:クロニクル

「妖精奇譚」「R-ECO」「ルールの達人」と、この幾週かでZ-man発ジャパニーズゲームを紹介してきた。その勢いで極めつけの1本を紹介したい。
オリジナルゲームの製作に精力的なカナイ製作所による傑作「クロニクル」だ。

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Z-man小箱に生まれ変わった「クロニクル」。
Z-manと言えばダサいアートワークだが、ボックスデザインは出来の良い日本版をそのまま引っ張っているので安心。それどころかZ-man小箱では異例の見栄えの良さだ。
箱質はテカテカズリズリしたZ-man特有のやつ。

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中身。
カードと名声チップ。
カードはエンボス加工がされてリッチな感じ。海外版を買う大きな理由だ。
カードイラストはカナイ製作所の切り絵っぽいいつもの感じ。しかもカードの総枚数分だけ個別のイラストが描かれている。(色違い無し!)
カードテキストは多い方でもちろん英語だが、アイコンがしっかりしているので一通り説明すれば初見でも問題ない。名声チップはZ-man独自なのか日本版にもあるのかは不明。

さて、このゲームの基本はトリックテイク。(※参考)
まずは全てのカードを配りきってそれぞれの手札とし、ラウンドを開始。

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ラウンドの最初に、今回の物語が語られる。
モンスターの襲撃とか、闇の時代とか。
これによってこのラウンドで各プレイヤーが目指すべき目標が定められる。

例えばモンスターの襲撃ならば、Powerのスートのカードを最もたくさん集めた人が名声チップを1枚受け取ることができる。そんな感じだ。

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トリックの基本ルールは所謂マストフォロー。最初の人が出した色のカードを出し、数字の大きさで勝負する。
ただし…。
ただしクロニクルの場合は、全てのカードに特殊効果があり、マストフォローの条件を満たしている限り、その能力を発動する。
こうした能力はそのトリックの勝敗を大きく左右するばかりでなく、その時点の手札や、それまでに手に入れたトリックにまで影響を与える。
この特殊能力を駆使した戦略考案がこのゲームのもっとも楽しいところだ。

各能力は若干壊れ気味なくらい強烈で、トリックテイクという枠で考えていてはこのゲームは楽しめないだろう。どちらかと言えばTCGに近い。手持ちのカードでコンボや絡みを考え、ラウンドの終着点を模索する過程が肝。

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勝利したプレイヤーが出されたカード全てを取って、自分の前に並べる。
注意したいのは、重ねて積むのではなくて、並べるということ。
トリックで手に入れたカードは“仲間”となり、自分の前に整列しているのだ。

これらの“仲間”は前述した特殊能力によって再び誰かの手札になったり、捨てられたりする。だから1枚1枚、カードの個性がトリックを終えた後も生き続けている。

こうしてラウンドを重ね、名声チップを最初に3枚集めたプレイヤーが勝ち。

毎回ルールが異なるトリックテイクというのは他にもあるが、「クロニクル」の場合はその目標に向かう方法が多彩だ。
例えば「自分の仲間を1枚手札に戻す」という能力1つとっても、色々な使い方がある。もう1度使いたいとか、捨てられないように保護するとか(終了条件を満たしたとき、手札は全て仲間になるので)。
同じカード構成でも人によって取る手段が違いそうでワクワクする。

他にも気になる能力をいくつかピックアップすると、
いきなりラウンドを終わらせる能力は熟練しても使いどころは迷うだろう。
最後に仲間にいると自動でラウンド敗退となってしまう“Evil”カードは4枚もあるが、それをチャラにできる天使は1枚しかない。でも4枚揃えれば問答無用の名声チップ2枚となっており、チャレンジする輩が出るようになっている。
ドラゴンは全プレイヤーの仲間出したカードを一掃する。
これらの強烈なカードが配りきりで配分されている恐怖!

やり込んでいくことで見方が変わってくる可能性はあるが、この自由度はとても新鮮。トリックテイクにありがちな既視感がない。
かといってやり放題というわけでもなく、スートの縛りは程よく利いている。

初見で楽しむには全体像を捉えるのが難しく、早々にゲームのツボを掴むゲーマー勘が必要かもしれないが、是非やり込んでもらいたい秀作。

【所感】★★★★★★★★☆☆
特殊能力の使い方でダイナミックな戦略が取れる、ドラマティックなゲームです。
捨て札にならない限りカードの個性が消えないので、トリックテイクのプレイ感とは全く異なります。
強い戦略は確かにありそうですが、知恵とスートが巡ればどんな逆境にも抗える可能性を感じられるワクワク感がソーグッド。
「ルールの達人」と並んでおススメの2大Z-man小箱ですが、特殊能力が多いので慣れと耐性は必要かもしれません。
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紹介:ツインズ

クニツィア先生が生身で大活躍をしていたころの、シンプルでどこかギャンブルなカードゲーム「ツインズ」。
さすがに店頭流通はしていない古物だけど特にプレミアもついてないし、軽いプレイ感の良作なので、皆におススメしたい一作。

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今は無いサイズのAmigo中箱。薄くてそれほど嵩張らないので持ち運びはしやすい。
マーブルブルーバックにゴールドタイトル。そして写真という渋いパッケージがグッド。

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中身。
ブルーが眩しいプラスチック内箱にカードとコイン。
このコインがツインズの魅力のひとつで、おもちゃっぽいんだけど金色の縁取りが利いててリッチ気分。

カードは1から10までの数字が6スート。裏のデザインがカッコいい。
この数字カードが中々のしろもので、それぞれ偶数と奇数が白と黒に交互に色分けされている。さらに偶数と奇数の白黒パターンが2種類になっており、まったく同じ構成のスートが3つずつになっている。
ギャンブル風のゲームはトランプで代用できるものがほとんどだが、これはどうにもならん。考えたな!クニーティアめ!

さて、肝心のルールだが、
「ツインズ」は4ラウンド構成の“ゲーム”を誰かが破産するまで続けるギャンブルゲームである。
最初に各自同額のチップ(コイン)を受け取ったらゲームスタート。

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まずは今回の4ラウンドで使用する8枚のカードを受け取る。
このカードはラウンド毎に2枚セットでプレイし、その役で他プレイヤーと強さを競う。

役は以下の通り。強い順に紹介する。
同じ役の中では数字が大きい方が強い。

【ツインズ】
⇒数字が同じで、数字の色も同じ
【崩れツインズ】
⇒数字が同じで、数字の色が異なる
【同スート】
⇒スートが同じ
【無役】
⇒数字もスートも違う

初期カードだけでは厳しいと思ったら、チップ1でカード1枚、チップ3でカード2枚を追加で受け取ることが出来る。
チップが勝利条件のゲームでそれ自体を消費するのは本末転倒のようだが、他プレイヤーの動向によっては吉と出ることもある。場にチップが溜まっているときなども勝負どきだ。

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上記の要領でラウンド毎の勝者が決まるが、それによる報酬のヘンテコぶりがこのゲームのミソ。
実は1~4ラウンドのそれぞれで報酬処理がことなるのだ。

例えば3人プレイでは…
①ラウンド:最も弱いプレイヤーが2チップ払う
②ラウンド:最も強いプレイヤーが3チップ受け取る
③ラウンド:最も弱いプレイヤーが1チップ払ってかつ4ラウンドに参加不可
④ラウンド:最も強いプレイヤーが場に残っている全てのチップを受け取る
という具合。

手元のカードで強い役を作るのは当たり前として、ではそれをどのタイミングで使うかというのがポイント。相当運が回ってない限り誰もが完璧な手札は揃っていないはず。
なんとか最後のラウンドで勝負したいが、そうするにはどこかを弱い役で乗り切っておかなければならない。なんと悩ましい!

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そんなこんなで誰かがチップを支払えず破産したらゲーム終了。なのだが、そのままのルールだとだらけやすいので、けがわさんアイデアの人数×2ラウンドで遊ぶのが僕もおススメ。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
ブラックジャックと同じ“2枚”という少ない枚数で勝負するわかりやすいカードゲームです。そこにラウンド毎の処理の違いがあることで、程よい戦略性が生まれています。チップが雰囲気出してくれるのでギャンブルっぽい気分も味わえるかも。
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紹介:アングリーバード・カードゲーム

アングリーバード。
それはi-Phoneアプリで最も売れているというミニゲーム。
緑の豚に略奪の限りをつくされたバードたちが怒りの反撃を行うという設定で、色とりどりのアングリーなバードたちをスリングショット(ぱちんこ)で豚の居城にぶつけるゲームである。

それを勢い余ったマテル社がカードゲーム化したのがこれである。
「アングリーバード・カードゲーム」

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箱の上の穴を棒に引っ掛けるタイプの、よくある残念なやわい小箱。
その上部に書かれている最高の売り文句
『UNOを作ったメーカーです!』
素晴らしい。
ボードゲーマーからするとここまで腐った決め台詞もないと思うが、その実力、存分に発揮してもらいたいと願う次第である。

ちなみにこのアイテムはボドゲ界のスチームボーイことゴーグル・タメラが、その人望によりいただいたハワイのお土産である。お土産をくれた某氏に感謝。

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中身。
マテル社なんで当然エンボス加工なんかついとらん。
でもカード以外にシール付のサイコロ2つと豚駒が付属する。

カードには2種類あり、1つは障害物カード、もう1つはスペシャルアクションカードだ。

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まずはそれぞれの手前からテーブル中央の豚駒に繋がるように、規定枚数の障害物カードを並べる。
本家ゲームと同じように、この障害物を壊していくのが最初のプレイヤーの仕事になる。

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ではどうやって障害物を壊すか。
当然サイコロである。
サイコロ2つを振って、一番手前にある障害物カードに描かれているのと同じアングリーバードがでれば、それを壊すことが出来る。
障害物カードの壁の色とか、アングリーバードの色とかはルール上意味はない。

また、自分の手番で1つも障害物を壊せなかった場合、かわいそうだからアクションカードをもらえるというルールになっている。(ゲーム開始時にも2枚所持)

アクションカードは、ライバルを1回休みにしたり、自分の障害物を1枚壊したり、サイコロを振りなおしたりといったシンプルなもの。手番に1枚だけ使うことが出来る。

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自分の前の障害物を全て壊し、豚駒が直接見えるようになると、ゲームはついに本番を迎える。本家もびっくりのシューティングタイムだ。

手番が回ってきたらサイコロを1つ、豚駒から2フィート(約60センチ)の位置に配置して、デコピン!
吹っ飛ばしたサイコロで豚駒を倒せばゲームに勝利できるという暴れん坊ルールである。

容赦ない運試しを繰り返させられるところはさすが“UNOを作ったメーカー”の面目躍如といったところだが、ばからしいイラストとテーマ性からして正解だと思う。最後に待っているのがデコピンチャレンジというのがまた良い。

【所感】★★★★★★☆☆☆☆
どこを取ってもしょーもないゲームなのですが、素材の使い方としてはけっこうあってるんじゃないかなと思います。
アングリーバードの人形買っちゃうような人なら大喜び間違いなしでしょう。
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アングリーバード襲来! ドゥームナイトの天竺巡業はかくも険しく

今週のドゥームナイトはアングリータメラが某氏のハワイ土産にいただいたという「アングリーバード・カードゲーム」で幕を開ける。今秋までOEC君は忙しく不在。

◆アングリーバード・カードゲーム Today's DOOM!!
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iphoneアプリで最も売れているというアクションシューティング「アングリーバード」のカードゲーム化。
“UNOを作ったメーカーです!”なんて書いてあるからどこかと思ったら普通にマテルだった。

一応ゲーム本家を意識したつくりで、各自の前に並んだ壁をサイコロの出目で破壊していき、全ての壁を壊したら今度はサイコロをデコピンで飛ばして中央の豚に当てれば勝ちっちゅう恐ろしい暴れん坊ゲーム。さすがUNOを作ったメーカーである。超面白いと言っておこう。(真面目な話、下手にゲームヅラ装ってるUNOなんかよりよっぽど素直に楽しめる。)

持ち主のタメラがストラテジーゲームばりの高度戦略を駆使して勝利。
UNOを作ったメーカーのゲームをやらせたら右に出るもののない男である。

◆天子雀
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台湾のデザイナーによるZ-man小箱。麻雀をもとにした2人用カードゲームで、見栄えは悪いがなかなか遊べるゲーム。
むりやり3人で遊んでみたら捨て札がうまく機能しなかったのが、ポンのシステムを導入したら普通に面白く遊べた。さすがに4人になるとカードが少なすぎて無理があるが、ルールのベースが人数を問わないので3人なら問題なし。
前から麻雀やりたい麻雀やりたいとぼやいていたサー・カワカミが1位で圧勝。以下僅差。

ちなみにこの作者はこれ以外にもZ-manからゲームを出している。

◆ツインズ
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まだクニツィア先生が生身だったころのギャンブル風カードゲーム。
おもっちゃっぽいけど味のあるコインが良い。

2枚で役を作るというわかりやすさと、ラウンドごとに違う報酬が特徴で、最も収入が多くなりがちなラストラウンドに向けてどこで手を抜くかが悩ましい。

手札の運が大きいけど、コインという名の身を削ればカード補充で緩和できるというルールが一見本末転倒に見えて大事。やりすぎなければ。

◆クロニクル
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カナイ製作所のトリックテイクゲームのZ-man版。
トリックテイクと言っても全てのカードに付加された特殊効果でトリック・手札・得点札が動きまくる。トリックテイクの息苦しさがなく、とっても自由。ゲーム展開の可能性も多様。
それでいてどんなに強そうな手にも対抗できる裏手があってバランスが取られている。
真面目にけっこうすごそうなゲーム。やりこんで複雑な戦略を立ててみたい。

全てのカードに個別イラストがあるのがまたすごい。Z-man版はエンボス加工もあってなお素敵。

以上。おやすみなさい。
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世界侵略ロサンゼルス決戦★★★★☆、メタルヘッド★★★☆☆

◆世界侵略:ロサンゼルス決戦★★★★☆
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実弾同士の泥臭い白兵戦がオツ

この夏、大量に投下された宇宙人侵略モノの総大将がついに登場。
突如出現した隕石群は、実は侵略目的の宇宙人のスターシップだった。
スターシップは世界各国主要都市の近海に陣取り、強力な火力を持つ歩兵を放出。
沿岸部はまたたく間に支配されたが、体制を整えた軍隊も空軍支援と地上展開する海軍各小隊で対抗。
歴戦の苦悩と肉体の衰えから引退を考えていた主人公アーロン・エッカート二曹も、小隊の一員として民間人救助に参加する。
ただでも困難な敵地潜入任務は、宇宙軍の制空権奪取により過酷さを増していく…。

っていうのが序盤の概略。
手振れカメラのリアルな随行目線と戦場描写は中々の出来で、手に汗握る。
四方八方敵に囲まれ、屋根から銃弾を浴びるドン詰まりな展開はブラックホーク・ダウンばりの迫力。けっこうなマジ演出。
さらに混乱の中で合流する女工兵がミシェルロドリゲスというのが使い古されたギャグのようで心地良い。

後半はもう少し開けたところからの脱出劇へと展開が変わり、宇宙軍の泥臭い歩兵達との五分五分銃撃戦が続く。打たれ強いがいまいちドン臭いエイリアン歩兵のやられ様には胸を打たれる。何よりビーム兵器がないのが良い。
バスで逃げるという少尉のラリってる決断も乙な展開へと繋がっていてグッド。
(メモ:アーロンの手榴弾は超威力)

途中、サブクエストとして課題提出されている御涙頂戴ポイントには全力投球で応えており、大変好感度が高い。ロマンスだけはありそうで無かったが、本作の土臭さを強調するならばこれで良いと思う。

全編に染み渡るウンチ臭さが魅力の本作。三度の飯よりアーロン・エッカートのヘの字顔が好きという文化人ならば、間違いなく大満足の仕上がりだろう。

◆メタルヘッド★★★☆☆
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ジョセフゴードン七変化

別にこの映画で七変化するわけじゃないんだけど、これまでの草食知的系から打って変わってのメタル野郎役ってのが見どころのネタ映画。

お母さん死んじゃって悲観にくれる親子の家にメタル風アナーキーが押しかけて居候。ド直球で生きたい様に生きるアナーキーに触れることで、親子は再生へ向かうのかどうか。

本気で意味のあるドラマにしたかった風にしては描写と根拠に薄く、納得しかねる。ゆえに、ヘッシャーというメタル野郎のキャラ映画として観た方が純粋に楽しめるように思う。

名前に反してメタルな内容の映画ではなく「本当は素直で優しい」的メタルの可愛げピックアップという印象。
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紹介:ルールの達人(Z-man)

昨夜に続いてカワサキファクトリーの小箱ゲームを紹介。
こちらは「R-ECO」に続いてZ-manからのリリース。邦題「ルールの達人」・英題「マスター・オブ・ルール」だ。

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ざらざらテカテカのZ-man小箱。
Z-manには珍しく同人時代のイラストを一掃し、あらたなアートワークで作り直している。5スートを標識風の看板で表現したナイスデザインで、Z-man小箱ゲーム史上最も出来の良いアートワークだと思う。

それにしても「R-ECO」「パレード」「クロニクル」「妖精奇譚」など、アジア人デザイナーゲームをメジャー化(コンポ品質向上)してくれるのは大変ありがたい。

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中身。カードがいっぱい。エンボス加工だ。
カードには大きく2種類。
一つは5スートの数字カード。
もう一つは5種類のルールカード。

これらのカードを規定枚数ずつ持って手札にし、テーブル中央に補充用のカードを並べたらゲーム開始だ。

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1ラウンドでやることは極めてシンプル。
手札のルールカードから1枚、数字カードから1枚をプレイするだけ。
この2枚のカードをプレイするために手番が2周するが、どちらの種類のカードを先に出してもOK。

手札を出すときに重要なのが、ルールカードの種類。
このゲームは全員で順番にカードをプレイしていくものの、どうすれば勝利点を得られるかは各プレイヤーで異なる。その“どうすれば”にあたるのがルールカードなのだ。

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ルールカードには5種類あって、各プレイヤーは自分が出したルールをラウンド終了時に満たしていることで、勝利点が得られる。

ルールの具体例はこんなかんじ
①Best of the Bests
自分の出した数字カードが、最も枚数の多いスートで、さらに一番大きな数字であること
②Limit23
全員の出した数字カードの合計が、23以下であること
③Trio
だされた数字カード全体で、同じスートが3枚か、同じ数字が3枚あること
④Only One
自分の出した数字カードが、他の4枚とスートも数字も一致しないこと
⑤Support Right
右隣のプレイヤーがルールを達成すること

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こんな感じでルールと数字をプレイ。
①~④はまったく別方向なようで、実はそれぞれの達成しやすさに影響を与えているというツウな仕組み。⑤に至っては「ホレ頑張れ右隣り頑張れ」っちゅう一歩外した笑える仕様。
やることはバラバラに見えてもプレイの一体感が抜群。これはすごい。

っつーわけで人数に応じたラウンドをこなしたらゲーム終了。
最も多くのルールを達成したプレイヤーが勝利だ。

プレイヤーの数が必要なゲームなので、3人4人で遊ぶときはダミープレイヤーが加わる。5人と3人でしかやったことがないが、3人でダミープレイヤーが2体入った時でも面白さは成立していた。

【所感】★★★★★★★★☆☆
やっていることのアホらしさと、ゲームとしての完成度のギャップがとてもユニークなカードゲームです。5つのルールを覚えるだけで、実際にやることはシンプルなんですが、わかりやすく濃密な駆け引きが可能な超良作。
もっと名が売れてもおかしくないアイテムだと思います。
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紹介:アール・エコ

ゲームマーケットに来場するレベルのボードゲーマーならば知らぬ人はいないだろう国内メーカー“カワサキファクトリー”のKawasaki殿による人気ゲーム「R-ECO」。
国内で評価を得た後、なんとZ-manからイラスト差し替えでリリース。
Z-manから出るだけでもすげーって話なんだが、2010年、驚くべきことにキング・オブ・小箱ゲームのAmigoから再々リリースされた。

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Amigo小箱。
イラストはガラッと変わって、コオロギみたいなキャラがマスコットに。
それ以外にも各種のゴミが擬人化されて可愛くなってたりする。
イラストはAmigo版がダントツで良いかな。

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中身。
なんとAmigoなのにエンボス加工じゃないという。
いつぞやの誰かの情報によると、カードが120枚と膨大なのでエンボス加工をかけることができなかったんだとか。費用の問題なのか、エンボスにすると厚くなるのか、詳しい理由はわからない。カードは現状でパンパンなので、少なくとも厚みが増すと入らんことは確か。
ちなみに一部の面にキラキラ加工がほどこされているレア仕様。

カードは左のゴミ処理場/エコ札(両面)カードと右のゴミカードの2種類。
プレイヤーは手札のゴミカードを上手いこと対応するゴミ処理場へ捨てて、ご褒美のエコカードを集める。
処理しきれないカードを抱えてしまうと不法投棄してマイナス点だ。

IMG_6610.jpg
カードのプレイエリアはこんな感じ。
まず、まんなかにゴミ処理場の山札が色ごとに4種類並ぶ。
ゴミ処理場の入口は上側にあって、プレイヤーはここに手札からカードをプレイしていく。
ゴミ処理場の下側はゴミ置き場となっており、毎回ゴミカードの山札からランダムに整理されていないゴミカードが補充される。

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手番になったら、手札から一種類を選び、何枚セットでも構わないので対応するゴミ処理場の上側に置く。
この時、その処理場の上にあるカードが4枚以上になっていたら、ナイス処理として一番上のゴミ処理場カードを受け取る。これを裏返すと勝利点となるエコ札へと早変わり。

その後、ゴミ処理場の下に放置されているランダムのゴミカードを全てとって手札に加える。
ここで重要なのが手札の上限。
R-ECOの世界では手札の上限は5枚というのが常識だ。もし5枚を超えて持ってしまった場合は、やむを得ず裏山に捨てに行くのである。しかし見ている人は見ているもので、不法投棄はオートでお上にチクられてもれなくマイナス1勝利点だ。

最後にゴミ捨て場にゴミを補充するのだが、この枚数はその処理場の上に置かれているカードの数+1枚である。つまり、4枚に近づいている処理場ほど捨て場にあるカードの枚数が多い。手札を大きく補充するのには良いが、あまりに枚数が多くて不法投棄に陥りやすい。
なかなか好き勝手に捨てたり回収したりできないのがなんとも悩ましい。

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こうしてゲームを進めていくが、最初は処理場の点数も低い。後半に行くほど点数は高くなっていくが、途中に-2点があるのもアクセントになっている。
どれか一種類の処理場がなくなったらゲーム終了で、手元にあるエコ札の価値を計算する。
この時、1枚しか持っていない色のエコ札はノーカウント。いくら高い点数の札でもノーカン。もちろん-2もノーカンにできる。
こうしてもっともエコ成金だったプレイヤーが、栄えあるエコ番長である。明日からもせっせとゴミ分別に励むがよい。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
キチキチっとしたやりとりに日本製っぽさを感じる良作です。テーマも感じますが、むやみに回収できないところが捻くれてて面白いです。
カードをプレイしたいところはたいてい回収が大変な場所だったりして、なんとも悩ましい作りになっています。ちまちまカードを調整しながら“不法投棄しなかったで賞”を目指すもよし、高得点をがめつく狙って不法投棄しまくるもよし。続編のR-ECO-RECYCLEもAmigoから出てほしいところです。
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紹介:珍獣動物園

「ラー」「メディチ」「モダンアート」など、競りゲームでもマスターピースを多く輩出したクニツィア大学。先にあげた3アイテムはいずれも中箱以上のボードゲームだが、小箱サイズでも負けず劣らずの傑作競りゲームがある。ご存じ「ハイソサエティ」だ。
当時ラベンスバーガーから出版された一版は成金がテーマだったが、後にAmigoからいつもの小箱サイズでリメイク。ルールはそのままに競り対象がユニークな珍獣に変わっている。

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Amigo小箱。
成金ゲーム「ハイソサエティ」の内容からはかけ離れた可愛めのイラスト。
自転車に乗るロバとか、ペーパータイガーとか、パーティー好きのライオンとか。これらの珍獣を競り落とし、自らの珍獣動物園をド派手なものにしようというのがゲームの目的である。

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中身はカードのみ。エンボス加工。
左がお金カードで、右が競り対象となる珍獣カードだ。

ちなみにハイソサエティはこのサイトで未紹介だったようなので、ルール概要も合わせて紹介する。

IMG_6597.jpg
各自同じカード構成のお金カードを受け取り、毎ラウンド競りに出される動物をオークションで競り落としていく。これがゲームの基本。
お金カードは両替ができないので、細かいカードも微妙な調整の時には有用。オークションの進行は競り値を時計回りに宣言していくタイプで、2周目以降は1周目に出したカードに付け加えていく形でなければならないため、小刻みに小さい数字をつかっているとあっという間に大ぶりな数字のカードしかなくなってしまう。ちまちませずに、これだという競り値を狙っていきたい。

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珍獣山札からめくられる、今回売りに出される珍獣。
枠が緑色のカードは通常の珍獣で、これを自分の動物園におければ数字の分だけ得点になる。
それ以外にも黒い枠のカードがあり、これらはマイナスの効果を持っている。(-5点とか、総得点半分とか)
中には総得点×2なんていう強いカードもあったりして、得点はけっこうダイナミック。

しかし!本ゲームのとっても重要なルールを忘れてはならない。
「ゲーム終了時に一番お金を使っていた人は失格」
このプレッシャーが競り値の考え方に絶妙なジレンマを与えている。おそるべしクニツィア大学!

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これを繰り返していき、背景が青色のカードの4枚目が山札からめくられた瞬間にゲームは終了する。
突然終了するので、残金の余らせ方が悩ましい!先走って買いすぎたまま終わっても悔しいし、買わずにいて何も買えないまま終わるのも悔しい。
自分と他人の足元見ながら進めるオークションゲーム。

【所感】★★★★★★★★★☆
短時間で濃密な駆け引きが味わえる競りゲームの傑作です。個人的には成金イラストよりもこっちの緩いイラストの方が好きです。ただでもお金がギチギチいうゲームなので。
お金使いすぎによる死刑宣告といい、いつ終わるかわからない終了条件といい、とってもスリリングでスマートなつくり。おススメ。
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