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ビッグバントーナメント第二十四夜~エッセン組の帰還

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
今日はエッセン組が復帰してお土産も兼ねた妖しいゲームが山ほど。スクラップてんこ盛りとはこのことである。

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これ以外にもチェコのゲームメーカーから「エッセンに出るから買いに来い。発送はめんどくさいから嫌だ。」といわれたGoal!というサッカーゲームも回収してきてもらった。感謝感謝。

さっそく持ち寄られた正体不明のゲームの人柱企画スタート。

◆テンタクル弁当 Today's DOOM!! 
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キックスターターとして登場したものの、そのテーマのあまりの下品さに追い出されたという曰くつきのエロゲー。やることはラミー系なのだが、その内容が「どこで」「どの女の子を」「どんな風に触手の餌食にしたか」という3セット揃えであり、最終的に触手の餌食にした女の子の数が得点だというのだから、弁護の余地もない。

ラミーなんだからシステム的にはなんとかなると思い始めたものの、セット作成後に手札がなくなると身動きできなくなるなどの欠陥がある。
まぁ実際はそんなことはどうでもよくって、このゲームやる奴はアメリカ人が描いた超巨乳の萌えキャラを楽しむんだと思う。ほんとしょーもないゲームだ。

◆ブックメーカー
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新作のくせに見た目もシステムも古臭い競馬ゲーム。
最初に各プレイヤーに4~6の札が配られ、これによりそのレースでどの馬のカードが山札に残っているかの情報が手に入り、オッズを決めたりビットしたりするゲーム。なのだが、カードは82枚もあるので数枚のカードがわかったところでほとんど意味がない。が、そもそもこのゲームはゲームらしいルールがまったく整備されていないため、まともにプレイすること自体が難しい。
親役になったら自分が損しないようにビットの受入or拒否を行うのだが、パソコン使えるわけではないので計算が立たず、いい加減な親になる。というかこれをしっかりやれというのは無茶だ。
メンバーの半分が早々に破産し、爆笑できた分、やって良かったゲームではある。

◆クープ
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傍から見れば「ラブレター」にそっくりな要素を持つ数年前のゲーム。
終盤がどうしようもなくなりがちなところは荒いが、序盤はとても楽しい。

しかし今日は珍妙なゲームが沢山見れて良かった。これからしばらくはネタに困らなそう。
いやほんと、皆さんのおかげで生きてます。
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紹介:ドット

これが何であるか、あなたはご存じだろうか
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主張の見えない幾何学模様。
“アドルングのトレードマーク”である。
ガムの包み紙ではない。
実にアドルングらしいマークだ。嫌いになれない。

さて、そんなわけでアドルング紹介の続き。
今回は日本でもよく叩き売りで出回っている「ドット」。

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ドットとはファミコンのアレじゃなくて、球体を指しているらしい。
このジャケデザインを見てもらえばわかるとおり、ノンテーマ作品である。
90年代後半のアドルング作品ながらいまだに手に入りやすい。まさか重版してるのだろうか。

プレイ15分のゲームなのでさっさと紹介していくことにする。

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ラウンドでは各プレイヤーに規定枚数のドットカードが配られる。
開始の合図とともに全てのプレイヤーがそれを表向け、上の写真のようにする。

ドットカードには宇宙を背景に謎の浮遊物体が複数映し出されている。
プレイヤー達はこの浮遊物体の中から球体(ドット)だけを数えて、その合計数を頭の中に思い浮かべる。あくまで思い浮かべるのみ。ここで声を出すと肛門にi-phoneを捻じ込まれる。

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合計数がわかったら、各自が手元に隠し持っていた数字カード(1,2,4,8,16)を組み合わせて同じ合計数のセットを作り、それを伏せて場の中央に出す。
誰かが場に出した後もカードはその上に出せる。全員がカードを出し終わったら答え合わせを行う。

答えが合っていたプレイヤーのみ勝利点獲得の権利があり、その上で一番早かった奴が2点、その次が1点を受け取る。
こんな感じでドットカードの山がなくなるまでやって、おしまい。

どうでしょう。

【評価】
   5.jpg
【所感】
急いだときのドットカウントの難易度が絶妙で、これは多分奇跡だと思います。
シンプルで、まぁ、それだけのゲームではありますが…。
それにしてもポリゴンみたいなCG絵をがっつり使ってくるアドルングのB級センス、痺れます。
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サンデードゥームナイト予告~エッセン組帰還

今週のドゥームナイト予告。
エッセン組が帰還するのでこれからしばらくはネタに困らなそうな気がするが、めげずに新企画であるアドルングパーティーも放り込んでいく予定。

◆アリバイ
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アドルングでも屈指のヤバいイラストワーク(CG)が光るタイトル。
3Dソフトで作成されたマネキンのためスキンヘッド率が以上に高い。
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ファミリーツリー(63点)、デンデラ(45点)

◆ファミリーツリー
★★★★★★☆☆☆☆(63点)
000ファミ吊り
重戦車、ハワイをゆく

実にレビューし難い。メチャ真面目で良くできてるファミリードラマ。
ジョージクルーニーは当たり前として、俳優陣の完成度が高く、擦れた日常ハワイの絵面もサイコー。製作陣の狙いは全て達成されたと思われる。みんな観るように。

◆デンデラ
★★★★☆☆☆☆☆☆(45点)
000でン寺
姨捨はテーマじゃなかった

一定の齢を超えたおばあちゃん達に人生の定年退職をしていただくという恐ろしい社会システム“姨捨”。実際は個別の殺人以外でそういった慣習はなかったに違いないが、昔話としてはリアリティがある方なので史実だと思っている方も大勢いるんだそうな。

で、本作はそのように棄てられたお婆ちゃんたちのその後を描いた作り話である。
極寒の真冬に山奥へ連れいて行かれたお婆ちゃん達が最後の力を振り絞り、多数の死者を出しながら標高3500mのMt.姨捨を登頂する話。というのは嘘で、こっそり生き残って武力組織を形成して村に復讐しようって話。

途中まではホントに村に復讐するプロットで進んでいくんだけど、これがスゲーつまらない。このまま村に復讐しても絶対に面白くならない。誰もがそう確信し始めるであろうタイミングで、本作は劇的に方向転換する。
三毛別熊事件もマッツァオのVS熊戦争が始まるのだ。オビ湾の大好物である。

親子連れの熊と果敢に戦った老婆たちは子熊を殺して一度は勝利するが、母熊はその後もしつこく村を襲う。最後は達観した主人公婆さんが単独で母熊をおびき出し、村に連れていき復讐達成という無茶な展開となる。
母熊が父熊も連れて来たことに気付いた主人公婆さんは、「おめー、また子供産むつもりか!」という台詞でジエンド。いつの間にかテーマが母性とか女の哲学になっててめんどくさかった。俺はイカれたヒステリー集団が手斧持って暴れまくるのを観たかったのだが。
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紹介:ノア

シンプルな傑作ゲームを次々と世に放っている売れっ子デザイナー、ブルーノ・カタラによる小箱カードゲームの新作。大作では「キャメロットを覆う影」や「クレオパトラと建築士たち」といったFFGのファンタジーゲームをはじめ、「ミスタージャック」シリーズのヒットも記憶に新しい作者である。

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缶入小箱。最近の缶入りゲームの例にもれず、凸凹がある。
詰めないし、傷つきやすいし、缶入は相変わらず良い所がない。
イラストはフランスボドゲっぽい凝りカワイイ感じ。

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中身はカードとカード置き場になる組立式小ボード。そしてノアチップ。
タイトルの通りこのゲームはノアの方舟がテーマであり、プレイヤーは手札の動物を上手い事船に積んで(捨てて)いき、早あがりを目指す。

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手番になったらボード上のノアが居る場所に動物カードを1枚プレイする。
この時、置き方には以下2つのパターンがあるので、守らなきゃダメ。

【パターン①】
雄雌両方置かれる場合は、オス・メス・オス・メスという具合に交互になっていなければならない。
【パターン②】
①以外の場合は、オスかメスどちらかオンリーの列でなければならない。
【その他のルール】
カードの合計値が21を超えたらダメよ。

ということで、ノアの居る場所における手札がないということも当然ある。
そうなった場合、その場所のカードを全て手札に引き取らなければならない。

もし出せた場合は、老いたカードの上部に書かれている方向にノアマーカーを動かして手番終了。

先ほどカードの合計値が21を超えるとだめよということを書いたと思うが、これが逆に21ぴったりにおけると、あなたやりますねということで船は出航し、新たな船が補充される。この時他のプレイヤーにカードを押し付けることができるので、21狙いの姿勢は常に持っておこう。

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また、カードによっては特殊能力があり、両生類などは特に置き易いので強いカードだよとか、そんなんである。

で、誰かがカードを全て出したり、補充方舟が無くなったりしたらラウンド終了。
その時点で残った手札にマーキングされている涙マークの数が失点となる。
これ3ラウンドやってオワリ。

うむ。実に普通。

【評価】
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【所感】
カウントアップバーストゲームにちょっと工夫を加えて見た…ということなんでしょうけど、結果的にはコントロールしにくくなっただけかなという印象です。
ノアの行先で相手を縛りたい~みたいなシステムだと思うのですが、そもそもカード置きルールを守る事が大変で、そこに至り難い構造になってますね。
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紹介:ターボ

小箱カードゲームをコンスタントに提供し続ける個人経営のドイツメーカー・アドルング。柔らかいパッケージのキャラメル箱に60枚のカードという異色の定型コンポーネントで、ドイツゲーム好きであれば知らぬ者はいないだろう。

残念ながら当サイトでせっせと更新している「カードゲームの小箱辞典」では、アドルングの小箱ゲームの登録数が非常に少ない。(2012年10月現在)
オビ湾が熱心なAmigo品質信者であるということもあり、脆い箱とエンボスのかかっていないカードを好いていなかったからだ。
しかし、僕は改心した。
確かにアドルングの箱は脆いし、日本語ルールは入らないし、カードのデザインはちゃちいし、裁断に失敗したりしてるし、しょーもないゲームも多い。だが、“限られたコンポーネント”の中で腹をくくり“色々やってやろうではないか”という一種の鍛冶場のクソ力的気概は、他のメーカーには見られない特徴だ。
事実、アドルングのゲームにはアクティビティなものが多くあるのだ。
だから何だって話だが、とりあえず取扱いを増やしていくので周辺各位は人柱になる覚悟を決めておいてほしい。

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今回は異色のレースゲーム「ターボ」。
ちょっとしたノスタルジーを感じさせる、線の細いイラストが良い。
サイズはこの業界一小さいと思うのだが、見たことない人のために補足すると、タバコ箱よりも一回り小さいと想像していただければと思う。

中身は本記事冒頭に記載した通り、60枚のカード。
このゲームではコースカード、スピードカード、信号&速度制限カードの3種類に分けられる。

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まずはコースカードを並べてコースを作る。
コースには当然スタートとゴールがあり、それ以外にスピードメーターが設置されたアタック地点がある。

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続いて、各プレイヤーに配られた信号&速度制限カードを裏返す。
裏返されたカードが赤信号であれば、まだスタートせず。そこに速度制限値が書かれていたら、それをコースのどこかに設置する。
もし青信号であれば、それを設置するとともに全員一斉にレース開始。ここから先はスピードを競う競技になる。

ではプレイヤーはどのようにコースを進んでいくのか。
各自に一式配られたスピードカードをコースカード1枚につき1枚自分の前に伏せてプレイする。これを繰り返し、最終的にはコースカードの枚数と同じだけ自分の前にプレイしたら、ゴール宣言をするのだ。

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上の写真はスピードカードを表向きに返したところ。+30と書かれていればその時点の速度に+30キロ。-30と書かれていればその時点の速度に-30キロ。コースカード1枚ごとにその時点の速度を当てはめていき、速度制限がある箇所ではそれ以下のスピードになっていないとリタイアする。
また、アタック地点でもっともスピードが出ているプレイヤーは2点、次点が1点というボーナスが入る。
これらの条件を通過してリタイアせずにゴールしたら、先のゴール宣言をした順に高いポイントを貰うことが出来る。

アタックに向けてスピードを上げておきたいが、あまり上げ過ぎると速度制限箇所までに減速するのが困難になる。そんなゲーム。

※上記はバリエーションルールを含む。

【評価】
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【所感】
早解きパズルゲームとしてはかなり良い筋いってると思います。
通常ルールは盛り上がりに欠けるので、最初からバリエーションルールを採用することを推奨します。
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ビッグバントーナメント第二十三夜~第二回、エッセン組の居ぬ間に

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
今回もエッセン組がいない間にサイコーにおもしろいゲームをやってやろう企画、第二弾。
アドルングパーティーだ!!

◆ターボ
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アドルングは良いゲームもたくさんあるメーカーだが、ルール読んだ段階で悪寒を感じるゲームの多さもピカイチだ。ターボはたまたま読んだ日本語訳が日本語として怪しかったこともあり、余計にオーラが出ていたのだが、英語ルール読んだらわりに悪くない気がしていた。

してこのターボ、プレイヤーはドライバーとしてアクセルとかブレーキカードを出してスピードを調整し、ところどころにある速度制限を守った上で、一番早くゴールまで到達することを目指すゲームである。
コースカードは12枚あり、スピード調整カードも12枚ある。つまり、全てのスピード調整カードを使い切ったところでゴールになるのだが、その中でスピード制限箇所はしっかりしゃがんでねというちょっとした早解きパズル。
ただこの基本ルールだとつまらなそうなので、コースカードを2枚減らし、途中にスピードアタックを加えるバリエーションの方でプレイ。
これがなかなか面白かった。
適当にプレイしていると速度制限によってはゴールが危うくなるため、最初からやり直す羽目になったりする。また、スピード出すタイミングを間違えて死亡したりなど。素朴な面白さあり、アホらしさあり。純欧州シミーズ氏お墨付きのアドルング小箱である。5ゲームくらい遊んだ。

◆ドット
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こちらもルール読んで不安になる系のスピードゲーム。
場に公開されたカードの中から●の数を数えて、その数と同じになるように手札を組み合わせて早出しする。ドット判別+足し算ゲーム。
早く数えようとすると結構間違える。難易度のちょうど良さは奇跡か。

アドルングのライト級ゲームはなんつーか、期待しているレベルから一回り小さい工夫で終わってることが多いわけよ。1個ではなんか足りない。だからたくさん集めたくなるんだよな。恐るべしアドルング!

◆2人用アグリコラ:牧場の動物達
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職業カードと農作業を排したアグリコラ。
完全公開情報ゲームであり、本家アグリコラのつまらないビギナー用ルールと同じはずなのだが、そこそこに楽しめる。これは箱庭作ってる喜びからなのか。
1回目は40分くらいでオビ湾勝利。
2回目は早打ち対決にして14分。純欧州勝利。
でも純欧州のスコアシートが1回目も2回目もほとんど変わらないあたり、行き先が不安な面も否めない。
ただ、早打ち14分で楽しめるアグリコラと思えば十分である。

以上。
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伏 鉄砲娘の捕物帳(25点)

◆伏 鉄砲娘の捕物帳
★★☆☆☆☆☆☆☆☆(25点)
0000鉄砲
アニメだけでは映画にならない

PS3ネットワーク独占アニメとして配信された「忘年のザムド」。なかなか見れるアニメだったけど、監督の宮地さんは千と千尋で監督助手をしていたこともあって、頭から尻尾までジブリの引用・オマージュで少々胃にもたれるところがあった。その宮路さんの劇場第一作ということで、どんな風に消化してるのかなと気になり、あまり趣味じゃないテーマだったが観賞にいたった。

なんでも「伏 贋作・里見八犬伝」という八犬伝の分解・再構築系の小説を原作としているらしい。ややっこしいので何も考えないで観た方が良いと思う。それにしても八犬伝の分解再構築頻度はアーサー王にも引けを取らない。

さて、タイトルにもなっている“伏”というのは人と犬の間に生まれた種族の事で、本作はこの伏と人間との争いがメインの舞台。
純・八犬伝ファンならばこの設定だけで眉間に皺がよりそうなものだが、オオカミ子供のホニャララと言い、最近は獣姦がひとつのムーブメントのようなので、ここはひとつご容赦を。

主人公は狩人の娘で、鉄砲使いの俺っ子(自分のことを俺と呼ぶ)。祖父に死なれ、兄貴を頼って江戸に来たところ、江戸で大流行中の伏狩りの手伝いをすることになった。
しかしひょんなことから伏の男と知り合いになってしまった主人公は、狩るもの狩られるものの定めを見失ってしまう。いっぽう伏は、狩られる身となった定めの根源を追って江戸城へと向かう…。
果たして本作の行く末は、オーパーツ的金字塔「八犬伝」のいかなる贋作となりうるか。
・・・

独特な色合いが目にまぶしいファンタジックな映像は、良くできている。
しかし、褒められるのはそこまで。
本作はおそらく“狩る者と狩られる者との間に紡がれた物語”となる筈であったと思われる。少なくとも、予告ではそう見えるし、結末の行方もそういう方向を向いている。にも関わらず、両者の絆はほとんど描かれていない。「猟師と獲物の間にはピンと張った絆ができる」という、耳に新しいフレーズとそこから受ける直感的なイメージは実に素晴らしいと思うのだが、肝心のそれを主人公と伏の間で怠ったのは何故なのか。だから僕は、主人公と伏の間に生まれた感情が何であるのか、この映画を観終わってもさっぱりわからない。わかっていたとしても、それは想像しうる制作意図から感じたのであって、この物語の脚本からは理解しがたかった。

実にアニメらしい演出が、そうした脚本のピンボケに拍車をかけてしまっている。明るい演出も哀しい演出も突飛過ぎて、ただただとっ散らかるのみだ。
やたらと台詞で説明しているくせに、肝心なことはまったく伝わってこない。これは、誰の話なのか。誰が、何に気づく話なのか。ターニングポイントはどこだったのか。それが何故、おもしろいのか。
処女作でよく見かける混乱。と言ってしまえばそれまでか。


ただし、まったく観るところの無い映画ではない。
冒頭にあげたように、このアニメの絵面はとても綺麗で良くできている。ゲーム的で独特な世界観は、ピントの合う人に取っては居心地の良い世界なのかもしれない。
例えばこの映画には滝沢馬琴の孫娘が登場する。この孫娘、江戸が舞台なはずなのに現代の洋服を着ている。これは僕からすれば混乱を助長するノイズに過ぎないが、こういう作者の自由奔放なジョーク、または紛い物を創ろうという気概(これは贋作を名乗る本作の重要なポリシーであるとは思う)、それが違和感なく肌に合うのであれば、面白いと想える可能性はある。
ただ、それだけで良い映画になるとは到底思えないのだ。
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紹介:コンビット

ライトよりのファミリーゲームが多いウィニングムーブスの小箱カードゲーム「コンビット」。
実は本ブログでも紹介したことがある「トレーダー」はリメイクの一つだ。
リメイク元を紹介してるとルールを素っ飛ばす癖があるカジノロワイヤルなので、今回くらいは反省して紹介し直すことにしましたハイ。

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つーわけでコンビット。
IT用語にそういうのがあるのかなと思ってググってみたら日立のエアー釘打ち機が出てきた。つまりそんなIT用語はないということだ。
とはいえ、デジタルを意識したデザインであることは目にも明らかである。

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中身。ボソッとしたデザインがたまりませんな。
右側はクレジット、つまりお金である。

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セッティング。数字カードを全部並べる。
お金は20€(ユーロなんだそうです。)受け取って残りは銀行。

手番になったら列に並んでいるカードを買うか、持っているカードを売るか。
そんだけ。
買う場合、カードに書かれてる数字が値段。各列毎に一番前のカードしか買えない。

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売る場合は、同じ色のカードを2枚セットで売れる。
売値は数字の掛け算で支払われる。
プレイヤーは最初に全色対応の2のカードを持っているので、ピンチの時に使おう。

あ、そうそう、このゲーム2人用なんだよね。
トレーダーには3人ルールもあったけど、蛇足だから素直に2人で遊んだ方が良い。
お互い得させないように足踏みしたり寄り道したり、わりにキツキツと我慢比べするわけだ。

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にしても、このもっさいデザインが良く似合うゲームだ。
トレーダーの方がイラストは綺麗だけど、このゲームにはこっちのほうが合ってる。

【評価】
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【所感】
ウィニングムーブスの目立たないゲームなので、今手に入るのはトレーダーとかになると思います。が、もしこちらが手に入る環境があり、パズルっぽい数字遊びゲームが好きなのであれば、お勧めします。
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ビッグバントーナメント第二十二夜~LCGはもうこりごり!?の段

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。

今回はエッセン勢がごっそり抜けて少人数だと重い指輪LCGを持って行ったのだが、エッセン勢においていかれて一人ぼっちのシミ太朗が「人恋しい」と参加。
想定の2倍の人数になったけれども、ルール上は出来るって書いてあるからやってみた。

◆ロード・オブ・ザ・リング LCG
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4人で遊ぶには脅威ダイヤル(0から99までカウント)が2つ足りないので、プレイスペースから「潜入スパイ大脱出」を借りた。これでもまだ1つ足りないので、シミ太朗殿の2人用アグリの駒を勘定用として使用した。

LCGを4人で遊ぶと大変なことになる、と言うのは七王国の時に痛いほどわかっていたはずが、結果としては同じ轍をもう一度踏んだ形だ。
テキストだらけのややっこしいLCGを3人以上で遊ぶのは僕らの様な素人にはおススメ出来ない。
それ以前に自分で作っていないデッキで遊んで楽しいのかという問題もある。
ソロで遊ぶ分にはまったく問題ないが、デザインとしては持ち主が2人、デッキを持ち寄って遊ぶように出来ている。

ちなみに4人でやったらかなり温かった。
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TEDメモ アンドリュースタントン:すばらしい物語を創る方法

人類のノウハウ共有プレゼンプロジェクトTED」。
今年、アンドリュースタントンがその映画製作におけるストーリー創作秘話をプレゼンした。



2年ほど前まで世界最高峰の脚本、ストーリーテリングを提供する名スタジオだったピクサー。
そのピクサーの生抜きスタッフとして、「トイストーリー」、「ファインディング・ニモ」、「WALL-E」を制作してきたアンドリューが、以下にしてそのような創作術を見出したかを語っている。

ディズニーとの初期衝突など聞いたことのある話もあれば、まったく初耳のものなどもあり、なかなか有意義なしろもんである。

TEDは他多数の映画関連プレゼンが掲載されているので、プレゼン勉強目的でなくてもちょいちょい覗く価値ありだ。

※字幕版はこちらにまとめあり
http://www.ted.com/talks/lang/ja/andrew_stanton_the_clues_to_a_great_story.html
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バッドティーチャー(45点)、ダークシャドウ(60点)

◆バッドティーチャー
★★★★☆☆☆☆☆☆(45点)
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洗車一発勝負

30半だけどまだまだ美人でプライドも高い女が、気張ってイケメンを落とそうとする痛い話。っていうと、ヤングアダルトじゃんみたいなことになるけど、こちらはほぼそのまま下品なだけなので並べて語る様なものでもなく。
話題となったキャメロン・カー・ウォッシュは動画で見ると写真程見栄えするモノでもなく、これならチャーリーズエンジェルの3人セットの方がやはりよほど良かったな等と、少々萎えこむ始末である。

キャメロンの痛キャラはもともと板についてるので言及するネタもなく、笑いどころは主にティンバーレイクのアホキャラ。他出演ではジェイソンシーゲルが感じの良い方の演技で奮闘している。
個々の頑張りは悪くないのだが、何故、教師らしくもなく、教師をしたそうでもないキャメロンが教師をしているのか、が欠落していて笑いに徹して観ることが出来ない。
簡単なエピソードひとつでどうにでもなったろうに…。

◆ダークシャドウ
★★★★★★☆☆☆☆(65点)
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縫い目を感じさせないティム流エンタメマジック

ティムバートンといつもの2人が集まって、今度は古ーい人気ドラマを映画化したっていう。

200年前に魔女にヴァンパイアにされた地元の名手が蘇って、一族を再び繁栄させようとする。がしかし、魔法でいまだ若い姿のままの魔女にちょっかいをだされ、彼女のものになるか、屈せず対決するかでちょっと葛藤する話。
舞台は原作ドラマ版とリンクさせて60年代後半の港町。ヴァンパイアの根暗なストーリーと、6,70年代のポップカルチャーの交差がいたるところでオモシロギャップを発揮。この辺の丁寧さと言い、少々の矛盾は鑑賞者のピントから外すテクニックと言い、ティムのエンタメ映画道はますます熟練度を増している。
あとはアリスクーパー本人が出てる悪ノリなんかもあって、嵌めのハズしも良心的だ。
期待を超えるとはいかなくとも、面白く観れる人は多かろうと思う。
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ビッグバントーナメント・ノミネート~盗っ人ダンジョン

日曜恒例ドゥームナイト予告。
今回はしょーもないので、指輪LCGか、誰かの隠し玉に変更の可能性大。

◆盗っ人ダンジョン
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コインが正円じゃなかったり、ダイスが木製だったり、妙なこだわりがあるんだけど決して見栄えが良いわけじゃないっていう…
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紹介:ロード・オブ・ザ・リング LCG 基本セット

FantasyFlightGamesが展開しているLCGという人気カードゲームシリーズがある。
LCGとはリビング・カード・ゲームの略で、基本セットでも十分遊べるゲームではあるけれど、その後1ヵ月毎に60枚程度の拡張カードセットが定期的に発売され、続いていく。つまり、いろんな意味でリビングなカードゲームですよという謳い文句のシリーズである。

シリーズタイトルとしては「クトゥルフ」「氷と炎の歌」「ウォーハンマー」「スターウォーズ」「ネットランナー」、そして今回紹介する「指輪物語」がある。
いずれのシリーズも人気が高いようで、クトゥルフなんかは日本語版が出てるので知っている人も多いと思う。
念のため、これらのゲームはそれぞれまったく異なるシステムのゲームである。

と、簡単にLCGの説明が済んだところで、本題の紹介に入ろう。

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これが基本セットの箱。所謂スタンダードな正方L箱。
入っているモノがカードとカウンター類だけなので、値段を考えてももうちょっと小さくないとおかしいのだが、これは実のところ「拡張とか出るからさ!それ買ったらこの箱に入れていくと良いよ!」ということなんだと思う。僕は「氷と炎の歌」のLCGで実際にそうしていた。

ゲームの概要としては、プレイヤー同士が競うものではなく、プレイヤー全員が指輪の仲間として数々の試練(敵デッキ)に立ち向かっていくというスタイル。
対応人数は1人~4人と、ソロプレイヤーにも嬉しい仕様だ。
そのほか細かいことを説明するとグズグズした感じになりそうなので、プレイングの様子を見ていただくこととしよう。

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ゲーム始まりの図。
手前には自分のヒーローやデッキが並び、
奥の方に敵デッキと現在直面している“脅威”が並んでいる。
真中はこの先戦闘などで使われるので十分な間を取っている。

プレイヤー用のデッキは初期様に4種類用意されているが、基本的には自分で考えて組んで良いよということになっている。
敵デッキはシナリオの中に「●●デッキと△△デッキと××デッキを混ぜて使う」という指示があるので、その通りに作る。

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自分のエリアには、デッキとは別に最初から場に出す“英雄”がいる。
英雄は毎ターン、カードを出すためのリソースを生み出してくれる。生み出されたリソースで“仲間”を場に出すことができるが、“仲間”はリソースを生み出さない。
また、英雄にしても仲間にしてもカードのほとんどには属性が付けられており、カードをプレイする時は属性が合致している英雄のリソースでないと使用できない。慣れるまでは単属性デッキを作るのが良いだろう。

ちなみに初期デッキは属性ごと(指揮・戦術・精神・智慧)に30枚セットが用意されており、それぞれ以下の様な色がある。

◆指揮(紫):英雄=アラゴルン、セオドレド、グローイン
仲間をたくさんプレイしやすく、仲間のリソースを調整したりなど、人事に長けている。バランスタイプか。

◆戦術(赤):英雄=レゴラス、ギムリ、サーリン
主に戦闘で役立つカードが多い。クエスト(後述)をクリアしていく力に乏しい。

◆精神(青):英雄=エオウィン、エレアノール、ドゥンヘーレ
クエスト(後述)をクリアしていく力に長けている。脅威レベル(後述)を抑えて戦うこともできる。トロルなどのデカい敵を倒す手段に欠ける。

◆智慧(緑):英雄=デネソール、グロールフィンデル、ベラーヴォ
キャラクターの体力回復手段が多い。

以上の様に、初期デッキは単独だと極端な構成であるため、2人以上で遊んで助け合うことでクエスト突破が容易になるかもしれない。

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これは敵デッキから排出された“出現ゾーン”と言う名の、プレイヤーが直面している脅威。
ラウンドはここに並ぶカードの脅威値に対して、プレイヤーがキャラクターを派遣し、力比べをするフェイズ(遭遇~指名フェイズ)から始まる。(その前にカードをプレイするフェイズがありますが、割愛します)
この力比べに勝っていくことがシナリオクリアの絶対条件なので、ラウンドの最初ながら重要なフェイズである。
当然、使命に派遣されるのが得意なキャラクターとそうでないキャラクターがいる。英雄やデッキに入れる仲間は、これを専門に仕事する奴を考えておいた方が良いかもしれない。

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ちなみにこの力比べに負けると、プレイヤーごとに記録している“脅威レベル”なるものが増加する。この値が50を超えたプレイヤーはゲームから排除されてしまう。

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逆にプレイヤーが力比べに勝利した場合、今挑戦しているクエストに進行トークンを置くことが出来る。クエストに記載された数字分の進行トークンが溜まったら次のクエストに進める。
シナリオは何枚かのクエストで構成されており、クエストごとにユニークな条件(縛りなど)が付いている。

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出現エリアとの力比べが終わったら、今度は出現エリアにあるカードを減らしていく作業をする。
具体的には…
「敵カード」⇒接敵して戦う
「場所カード」⇒探索する
という工程を踏むことで出現エリアから取り除くことができる。
上の写真はプレイヤーがオークと接敵している図である。こうして接敵した敵は出現エリアにはいないものとされるので、次のラウンドの力比べから排除できる。

ただし接敵すると敵の先制攻撃から始まるので、それを防御できるキャラクターを残しておくなり、それができなければだれかを犠牲にする覚悟を決めておくなりしなければならない。
プレイヤー側が反撃できるのはその後だ。

こうしてラウンドを重ねていき、シナリオ中のクエストをすべてクリアしたら勝利。
英雄が全滅したり、全員の脅威レベルが50オーバーになったら敗北。
というわけである。
勝利した場合はスコアを付けられるので、達成度の指標にしても良いかもしれない。

ちなみにこの基本セットに含まれるシナリオは以下の3つである。
いずれも指輪物語中には存在しなかった架空のシナリオとなっており、サウロンが死人占い師だった頃(ホビットの冒険の時代)の話が混ざっていて時系列も謎。

シナリオ①:闇の森を越えて
指輪の仲間一行は、闇の森の南部に位置する“ドル・グルドゥア”に危険の兆候を見出した。このことを早くロスロリアンのガラドリエルにつたえなければならないが、道中には闇の森の蜘蛛やオークであふれている。
最も簡単なシナリオ。
ソロプレイでも初期デッキで十分にクリアできるだろう。

シナリオ②:アンドゥインを下って
闇の森を抜けた指輪の仲間一行は、アンドゥインを下りロスロリアンへ急ぐが、敵の追跡は執拗を極めた。
クエスト1の丘トロルをどう倒すか、クエスト2のアンドゥイン下りを如何に早く切り抜けるか、この2つの両立を図るのが難しい。ソロプレイの初期デッキでの踏破はかなり困難だが、指揮デッキであればクリアできたことがある。

シナリオ③:ドル・グルドゥアからの脱出
ガラドリエルの依頼により、一行はドル・グルドゥアの死人占い師の館を偵察することになった。しかし仲間の1人が捉えられてしまい、急遽奪還救出計画を実行することになった。
激ムズシナリオ。ソロプレイでの踏破はほぼ無理なので、しっかり作戦を組んだデッキで協力しながら望もう。
クエスト1~2で英雄1人を使えないのが痛すぎる。

と、基本セットについての概要は以上の様な感じ。
この後ぞくぞくとリリースされている拡張パックには、毎回1シナリオが入っており、そちらは実際の指輪物語のストーリーに少しは沿っている。あの指輪物語を体験しようと思ったら、拡張を山ほど買わねばならないというのが辛い。

【評価】
   7.jpg
【所感】
さすがFFGなので、ゲームとしては良くできています。キャラクターや出てくるものは指輪物語の原作がベースとなっており、極めてディープです。映画版を見たことがある、だけだとわけわからん奴が多いと思います。基本セットにはあまり良いカードが入っておらず、拡張を買って行かないと名所が再現できないので単独評価が難しい所です。
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ついに到達!カザド=ドゥム!

ファンタジーフライトゲーム社のヒットシリーズ、LCG(リビング・カード・ゲーム)をご存知だろか。
七王国の玉座、スターウォーズと言った人気作をテーマに、それぞれ異なるルールのカードゲームシリーズが展開している。ごく最近ではオリジナルの“アンドロイド・ユニバース”をテーマに、名作ゲームをリメイクした「ネットランナー」がニューリリースとなっており、一部のゲーマーには話題、というか、BGGでもいつもHotnessの上位にランクされている。

で、そのLCGシリーズに去年から加わったのが「指輪物語LCG」である。
オビ湾は七王国シリーズの果てしなさでLCGにはこりごりしていたのだが、指輪物語とあっては手を出さぬわけにもいかず、購入した。
で、そのベースセットには12人の英雄とそれを助けるカード、立ち向かう試練などがどっさり入っているのだが、この英雄カードの人選が曲者で、実際にここで取り上げてみると…
アラゴルン!レゴラス!ギムリ!エオウィン!グロールフィンデル!グローイン!セオドレド!デネソール(Why!?)、サーリン(誰!?)、エレアノール(誰!?)、ドゥンへーレ(誰!?)、ベラヴォール(誰!?)

とまぁ…、三羽烏以外が急にマイナー気味になり、ついには名前も知らないやつが初期英雄12傑に含まれてしまうのである。しかも誰かわからなかった内の3人はゲームシリーズオリジナルっぽいのだ。
っていうかホビットの連中が1人も入ってないし、指輪オタから一番人気のボロミアもいないし…。

つまるところ、基本セットじゃ皆さんご存知の指輪物語にはなりませんよっていう。これまでのLCGより一回り露骨になった印象である。

で、このLCGという奴は月に1セット60枚の新カード拡張を定期的に出すのである。だからリビング。
Lord of the Rings: A Journey to Rhosgobel Adventure Pack (Living Card Games)Lord of the Rings: A Journey to Rhosgobel Adventure Pack (Living Card Games)
(2011/09)
Fantasy Flight Games

商品詳細を見る

ただ、この指輪LCGシリーズの場合はアドベンチャーパックと銘打たれている通り、カードセットの中には新たなシナリオ・クエストが1話ずつ含まれているのが良い。使うか使わないかわからないようなカードを60枚義務感に駆られて買うのよりははるかに良い。
このアドベンチャーパック拡張シリーズは闇の森からスタートして、いまだ中つ国の北半分に居る。1年たったというのに…歩みがのろい。
そして何よりもの不満はモリア坑道が出てこないことであった。
個人的なハイライトなのに……と、思っていたら、ようやく出た!「カザド=ドゥム(モリア坑道)拡張セット」!そして最近になってチラホラ日本にも入って来たので手に入れた。

pic1097391_md.jpg
さすが元祖ダンジョン、カザド=ドゥム。めちゃ絵になる。
で、さっそくカードを眺めてみるのだ……、アレ…、まさか……
バルログがいない・・・

ま、また…拡張買えって…いうんですね……
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アウトレイジ・ビヨンド(65点)

最後の方ネタバレ

◆アウトレイジ・ビヨンド
★★★★★★☆☆☆☆(65点)

00003礼二
全員悪人、だけど良心的だから皆観てね。

コテコテしたおっさん達が良いスーツ着て大チャンバラする北野エンターテイメント、イズ、バック。

加藤の陰謀による会長交代劇から5年。
元大友組金庫番の石原は加藤組長にかわれて若頭にまで出世するが、マル暴片岡の巧みな焚き付けで古参の幹部との確執があらわになる。
このひと悶着は関西の花菱組にまで拡大するが、そこはタヌキな関西ヤクザ。マル暴の好きなようにはさせない。

ここで登場する我らが監督、大友。
前作で死んだといううわさは、これまたマル暴のキツネ業だったのだ。
引退するつもりだった大友だが、片岡の仲立ちで木村の仁義に応えることになった。

復讐の大友・木村
怯える山王会
ゆっくりと獲物を飲み込む花菱
指揮者気取りのマル暴

騙して殺して奪って笑う、爽快エンタメの結末やいかに。


久々に観た北野マフィアは益々漫画化していた。まさにエンタメ。
脚本は前作と異なり綺麗な放物線を描いておらず、殴って喋り殴って喋りの乱打戦。このテンポがノリノリの関西ヤクザ勢を後押しして、もう、すごく楽しい感じ。解放感があるといっても過言じゃない。
アングルをマル暴片岡視点に変えたことで展開の尺が変わり、ざっくり楽しめるようになったのだ。

実はこの映画、香港ノワールの大巨匠ジョニー・トーの最高傑作(と僕が思っている)「エレクション二部作」と内容が似ている。が、この二作はまったく別の方向を向いている。

ジョニー・トーはエレクション二部作を作ることで、中国に追い越された香港の複雑な国民感情を露わにし、巨大な公権力に飲み込まれようとしていた黒社会へ一喝を入れた。重く横たわる不快感がエレクションの名作たる所以。

アウトレイジも同様にヤクザ社会が公権力に弄ばれる図を描いている。が、その結末は“殴られて欲しい奴が殴られる”という、実に良心的な方向に舵が取られている。これはノワールじゃない。ヒーロー映画だ。

それにしても関西勢面白ろすぎる。キャラモノの節あり。
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ビッグバントーナメントノミネート~ベガスVSマシンミュータント!

今週のドゥームナイト予告。
先週に引き続き恐怖のニューロシマ・ヘクス拡張シリーズ。

◆ニューロシマ・ヘクス!デュエル
プレゼンター:オビ湾
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元々2人向けのゲームだが、正式に2人用に作られたデュエル版。
基本的にルールは変わらないが、ステーションと言う名のスポットにリンクしていると貯めたパワーと引き換えに特殊移動or攻撃が出来る…、と、2人用の追加ルールは蛇足感が否めないが、一回り小さくなったボードは持ち運びしやすくなった。
また、金にモノを言わせて敵ユニットを操るベガス陣営と、機動力では他勢力を圧倒するマシンミュータントのスマート陣営が追加になる。

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紹介:ニューロシマ・ヘクス!陣営拡張「ダンサー」

都市が灰と化し、地上の主権を失ってもなお、人類のグロテスクな探究心は衰えることが無かった。
敵対勢力であるロボット軍隊“モロク”が急襲し破壊した研究所から発見したのは、OBJECTと呼ばれる三体の人造生命体だった。

彼等はまだ開発途中の未熟な生命体であり、その超人的なパワーを制御することは誰にもできなかった。
この世にも奇妙で不幸な生命体が、その創造主へと刃を向けるのも時間の問題だろう。

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ニューロシマ・ヘクス!の陣営拡張シリーズの第二弾は謎の生命体「ダンサー」。
コンポーネントの質は「鋼鉄警察」と同じなのでそちらを参照していただくとして、この陣営の際たる特徴は“三体しかいないユニットがHQを兼ねる”という事である。
3枚のユニット以外はすべてアクションタイル。これまでとはまったく違った立ち回りが必要になるのだ。
ちなみに作者は本編や他拡張の作者とは異なり、ニューロシマ・ヘクス!の純粋なファンが作ったものであるという。好き過ぎて作ってしまったオリジナル拡張が認められ、公式アイテムになったわけだ。
彼は新しくヴァンパイアをモチーフにした軍勢も作っている。興味があったらBBGのニューロシマ・ヘクス!ページを見てみよう。

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前述した通り、ダンサーにはHQがない。その代わり、三体のユニットに10ポイントずつのHPが与えられている。
当然、赤、青、黄色にそれぞれの個性がある。
赤は遠距離攻撃が得意で、仲間の近接攻撃を強化するモジュールを有している。
青は近距離攻撃が得意で、仲間の遠距離攻撃を強化するモジュールを有している。
黄色補佐役で、仲間のイニシアティブを上げたり、回復したりすることが出来る。
当然、モジュール効果の関係で寄り固まって戦うのが基本になる。

他の陣営と異なり、手番では新たにユニットを配置することが無いので、敵の破壊したいユニットがどこにあっても攻撃できるようなポジション取りも心がけた
い。
アクションタイルは機動力重視。動くスペースを作るためのプッシュバックや、ムーブメント、特殊移動が豊富である。また、通常のバトルタイルとは別に、自軍のユニットの一辺のみを起動できるアクションタイルなるものが存在する。このアクションタイルを利用してこまめに盤面を調整するのがダンサーの基本のようだ。
バトルが始まった時のほぼ全方向攻撃は強力だが、それに頼った戦略は案外立てづらい。

初期体力の合計が30と、他のHQよりも10高いことを利用してディフェンシブな作戦を立てても良いかもしれない。

【評価】
   7.jpg
【所感】
さすがに沢山の拡張を出してきただけあって、個性的なアイデアを採用する余裕が出てきたようです。BGGでは他にもファンが作成した拡張が多数アップされているので、是非今後も地味に続いて行ってほしいシリーズです。
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紹介:ニューロシマ・ヘクス!陣営拡張「鋼鉄警察」

ニューロシマ世界にヤバい奴らが戻ってきた!

奴らは鋼鉄警察って呼ばれてる。法と秩序を絶対とする流浪の機械化武装警察だ。
分厚い甲冑から注入される化学物質とサイバネティクスにより強化された強者どもは、その精神をこなごなに粉砕されるのと引き換えに超人的な能力を手に入れたって噂だ。
でもよ。あの戦後の無秩序と混沌の中で、俺らが人間らしい生活を形だけでも取り戻すことが出来たのは、奴らのファシズムめいた恐怖統治のおかげだったりするんだよな…。

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今や国内でも有名メーカーとなったポーランドのPORTALによる人気シリーズ「ニューロシマ・ヘクス!」。そのソロ陣営拡張が初登場である。
これまでの拡張は、大箱に入って追加ルールなどとセットでの陣営追加、という形だったが、今回は陣営のみが1パックとしてリリースされている。

箱は小箱カードゲームくらいのサイズで、中身はタイル以外は説明書だけだ。
陣営タイルの枚数などは既存陣営の構成と変わらない。が、大変残念なことにタイルの厚みが半分くらいになってしまっている。また、裏面のデザインが簡略化されて、位置を併せなくて済むように壁紙になっている。

ゲームへの導入は他の陣営と変わらないので、さっそく鋼鉄警察の基本戦略を特集したい。

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まず特筆すべきなのはHQの強力なネット攻撃である。
“鋼鉄の網”と呼ばれるこの能力は、自らHQに1ダメージを負担することで、ボード上のユニットを自由に選んでネット効果を与えることができるというものだ。
対象ユニットの周りに空きが無かろうが、どれだけ奥深くに居ようが、お構いなしにネットにかけられる。
ここぞという時に使用すれば、相手の計算をひっくり返して大損害を与えることができるだろう。

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ダンサーとの対決風景。
敵の要所を止めるのに極めて都合が良く、本当に優秀なHQ能力と言えるだろう。
唯一気がかりな1ダメージというコストだが、これを無料にするモジュールが存在するので、それを守りやすい所に配置し、盤面の主導権を掌握していくと良いだろう。

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鋼鉄警察のもう一つの特徴は、攻撃反射を持つユニットの存在である。(写真右下)
これまでは壁を持つユニットが遠距離攻撃を防ぐことが出来たが、彼らは攻撃を反射して他のユニットに当てる能力まで有している。
反射方向は180°で、反射距離は1マスに過ぎないが、反射される側としては友軍を貼りつかせることもできないので実に攻めにくい防壁となる。

ここまで読んでいただくと、ニューロシマヘクス経験者であれば、鋼鉄警察がいかに防御に適しているかお察しいただけるだろう。
まさに彼らの強さはその固さである。

その代わり彼らに欠けているのは、機動力と奇襲性能である。
鋼鉄警察のユニットは一度配置したら最後、そこから動かす機会はほとんどない。
戦況が変わっても自分たちが動くのではなく、プッシュバックで相手の位置を合せるほうが楽。そういう軍隊なのだ。

【評価】
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【所感】
実にイカした拡張陣営です。
“コンポの微妙なチープ化”を除けば文句を言うファンはほとんどいないんじゃないでしょうか。
スモールワールド然り、基本ルールを変えないキャラクターの追加みたいな拡張は大好物です。
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ビッグバントーナメント第二十一夜~5th Street Gamesに見るイタリズム

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。

今回は前半をニューロシマ・ヘクスの新拡張対決。後半をいたる師匠プレゼンによるテロリズム研究に費やすこととなった。

◆ニューロシマヘクス!ダンサーVS鋼鉄警察
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司令部を持たない謎の生命体三匹をいたる師匠が、揺るぎ無い信念と鋼鉄の体で敵を圧倒する鋼鉄警察をオビ湾が担当して対決。
結果としてはオビ湾×鋼鉄警察が圧勝。
しかしこの勝負、戦う前から勝負はほとんど決まっていた可能性がある。

まずいたるダンサーを苦しめたのは、鋼鉄警察HQによるネットofスティールのネット効果だ。
これはHQが1ダメを受ける代わりにだれかにネットを張れるという優れものであり、たったの三体しかいないダンサーにとっては痛い攻撃である。ダンサーは1ダメでネットを引きちぎることが出来るが、鋼鉄警察側がネットコストを無くすタイルを配置したせいで、圧倒的なダンサー劣勢状況が生まれた。
しかもダンサー軍は追加のユニットを配置できないので、ネットコスト無視のモジュールを破壊しに行くためには、他のユニットを壊して進まねばならず、これは大変困難な作業である。

続いてダンサーを悶絶させたのが、鋼鉄警察の複数のユニットが有しているプッシュバック効果だ。
ダンサーは寄り固まることでモジュール効果を与えあえるのだが、オビ湾鋼鉄警察がプッシュプッシュしたせいで散り散りになり、本来あるべき三体のチームワークを発揮することができなかったのだ。

同じ理論で、ダンサー陣営はベガス陣営を苦手とすると推測できる。
今回の拡張で陣営は計11種。楽しくなってきたぞ!

◆ファーマゲト゛ン
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先週にトリックテイクのタイトルを遊んだ5th Street games の小箱カードゲーム。
極東のキックエンペラーと言われるいたる師匠による強制プロデュース。
アクションカードのプレイ制限だけ間違っていたのでノーコンテストだが、まぁとにかくアクションカードがすごいお祭りゲームという感じ。
アクション制限なしバージョン(ルール間違えプレイ)は場が荒むつまらなさだったので皆は間違えずに遊ぼう。

◆キャッスルダッシュ
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泣く子も失禁するキック魔王によるイタリズム研修第二講。
オリジナルアイデアがどの辺かはわかるのだが、パッケージとして成立させるには縁取りが微妙。要は事故りやすい。実によろしくない舌触りである。

おかげさまで5th Street gamesのタイトルはほとんど遊べた…。
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