ビッグバン・トーナメント第三十七夜~2013冬

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
会場入りするといたる師匠と神ゴッド神仏がWar of the Ringやってて超面白そうだった。3時間で出来る筈とのこと。やってみたいね!
MDタムラ、サータナカマ、CQQ1969も揃って6人ゲームから。

◆ライズorフォール
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スポメン、チアガール、パンキスト、ゴス、写真部、ナードと言った学園内の勢力間の覇権争いゲーム。
ボカスカ叩き合いゲームで、しょーもないルールとテーマが良い感じで馬鹿らしい。
いたる師匠と神ゴッド神仏が同点勝利。やはり指輪に手をかけてる奴らは頭一つ抜けている。

◆ガントレット・オブ・フールズ
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職業と武器の組み合わせを取り合う前半と、その成果を受け入れるオートマティックな後半という、ちょっとギャラクシートラッカーみたいなゲーム。ただ設定やモンスターの工夫などは雰囲気があって良く、全体に漂う垢抜けた気怠さは、作り手の擦れたセンスを嫌でも感じる作りだ。
後半がオートマティックだからこそ、前半の取り合いが馬鹿らしく楽しいのだ。結構良い。

◆51番目の州~冬
51winter.jpg
新拡張の冬は無印か新世紀のどちらかのルールにマージして遊ぶことが出来る。
もっとも評価できる点は6ラウンドでゲームが終わることだ。
共通の場に人派遣で獲得できる強いカードが並ぶことになり、選択肢が増えている。当然、プレイ時間が延びる。
また、冬に登場するカードのイラストは総じて素晴らしく、ポストアポカリ度が200%と増しとなっている。
上の写真は新勢力のテキサスと、新リーダーのレディー・ガガソリンだ。

以上。
来週はセンチネルズ・オブ・ザ・マルチバース日本語版でマルチバースを救う会だ!
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センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース予習2日目

先日プレ紹介の前半をやったSentinels of the Multiverse予習の2回目。
今回は基本セットの残り5人のヒーローと、3種類のヴィランを紹介。デッキの方は良くわからないので割愛。
リライトしている時間がなかったので読みにくくて申し訳ない。

≪ヒーロー≫
フリーダム・ファイブ以外のヒーロー達。内3人は後にプライム・ワーデンスに加わるメンバーだ。

◆ファナティック
Fanatic20banner.png
リマの貧困地区に育ったヘレナは、その地区に住む他の子ども達と同じように、不幸な人生をおくる筈の少女だった。
6歳の時、幾人かの子どもと路上で遊んでいたところをバスに撥ねられ病院に運ばれたものの、医師により死亡が確認された。その3分後、ナースが狂信的な様子で「彼女は神の使命を受けて送り返された!ビバ!ゴッド!」と叫び、奇跡的にもヘレナは息を吹き返した。
引き取り手のないヘレナは、その後の幼少期を修道院で過ごした。彼女は背中に生え始めた翼の事を長らく他言しないでいたが、ついにその翼が隠せないほどに成長すると、修道院を出て大都市の地下に身を潜めた。
迷宮の様に広がる地下で“十字軍の聖衣”と“聖剣アブソリューション”を手に入れたヘレナは、ファナティックとして悪を駆逐すべく地上に舞い戻った。
ファナティックは後にプライム・ワーデンスの一員としても活躍する。

◆ハカ
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ニュージーランドの伝統的な戦士であるアタ・ワカワレワは数え切れないほどの異名を持った原住民の英雄である。
同じ集落の若き英雄ルルと対立し、その狡猾な戦いぶりに敗北。喉を掻っ切られて死亡したかと思われたが、見事に復活し、集落へ戻りルルを虐殺した。
それ以降アタはどの集落にも所属せず孤立するが、アタは孤独の中でより強い戦士へと成長した。
現在、彼はハカの名を与えられ、原住民の名誉のために世界中で戦っている。
ハカは後にプライム・ワーデンスの一員としても活躍する。

◆ラー
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エジプト考古学の権威であるワシントン博士は発掘中の墓地でラー神を司る墓室を発見した。彼が棺に抱えられている杖に触れると、彼の脳内に閃光が入り込み、続いて目から、口から、光線の様に体内から光が溢れた。
その時彼の頭の中には、古代にエジプトを守ってきたラーの戦士たちの記憶と英知が流れ込み、彼もまたラーの戦士となった。
ラーの目下の宿敵は、エジプトの九神“エネッド”だが、1対9という不利な戦いに敗れ、一時的に記憶を無くし、放浪の旅に出た。

◆テンペスト
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太陽と水の豊富な惑星に生息するメリニアン族はめぐまれた生態環境から高度な知的生物へと進化してきた。幾度かの戦争を乗り越え、種族の発展には平和的社会が理想的であると理解したメリニアン族は、平和な社会を創り上げた。
しかし、グランド・ウォーロード・ヴォスと彼に従属している有名な戦士たちにより、平和ボケしていたメリニアン族の惑星は壊滅させられてしまう。数少ない生き残りであり、勇敢な戦士であるダルトンと数人の仲間は脱出ポッドで地球へと向かったが、そこでもヴォスの待ち伏せに合い、墜落してしまう。
対外宇宙組織F.I.L.T.E.Rに捕獲されたダルトンは、そこで地球で活躍するヒーローの噂を耳にすると、氷と炎の嵐を起こして施設を破壊。ヴォスを倒すため、ヒーロー達を探す旅に出た。
ダルトンこと“テンペスト”は後にプライム・ワーデンスとしても活躍することになる。

◆ビジョナリー
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アメリカと中国の間に冷戦構造が形成された後、ハーゲット大統領は国防総省へバイオテクノロジーによる超人兵士の開発を命じた。
プロジェクトは失敗を繰り返したが、事前テストの結果、ある中国人夫婦の胎児に高い適性があることを発見する。政府は夫婦に50万ドルを対価として支払い、まだ胎内にいる赤子にPSY-200を注射した。
6か月後、ヴァネッサは無事に産まれたが、母親は急死。父親もヴァネッサを引き取ることはせず、哀れな赤子は政府の管理下で成長した。
彼女は幼いころから超能力を使う事が出来たが、その特異さはフリーダム・ファイブとの行動ではあまり成果を見せなかった。
現在は脳内出血の関係でさらに力を制限されてしまってはいるが、彼女の超能力とタイムトラベル能力は極めて希少な能力である。

≪ヴィラン≫
基本セットに含まれる残りの3ボスたち。

◆グランド・ウォーロード・ヴォス
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ソーサリアンの王の二男であるライネック・ケル・ヴォスは一族の中でも変わった人物だった。彼は王族でありながら軍隊に所属し、厳しい訓練の末、精鋭突撃部隊ニクシアン・スカージを率いるまでになった。彼らは互いの結束が強く、かつ敵に対しては極めて冷酷なことで知られた。
ヴォスによる更なる軍隊強化は進み、兵士に睡眠を不要とさせるナノマシンを開発。実戦に投入したが、その非道徳的な考えが批判を呼び、結局彼は裁かれて流刑地である極寒の惑星で6年の歳月をおくることになる。
流刑地から戻ったヴォスは、かねてからソーサリアン軍隊によるクーデターをたくらんでいた友人と共謀し、軍事施設を次々と掌握。自らをグランド・ウォーロード・ヴォスと称し、ソーサリアンの新たな王である事を宣言した。彼と彼の精鋭部隊であるニクシアン・スカージは、宇宙全体を支配するため、惑星から惑星へと行軍を続けている。

◆シチズン・ドーン
Dawnbanner.png
ドーン・コーヘンは幼いころから自分が特別であることに気づいていた。具体的には、彼女は太陽の力を吸収することで様々な超能力を発揮することが出来た。
空を飛び、エネルギーを爆発させ、物を破壊する。それらは全て彼女の指先一つで行使できる力だった。
ドーンは自分の居場所を探し、やがて原始が生きる北極圏の未開の地“プリマリス島”に移住した。
しかしドーンと同様の能力を持った者が彼女をリーダーと崇めて集まってくると、彼らの説得により何故自分程の人間が隠れるように生きなければならないのかと考えるようになった。
今や彼らは自らをシチズンと称し、地球最強の人間とそれに仕える優性人類として、地球に対し宣戦布告している。

◆オムニトロン
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アルドレッド・インダストリー社が開発した大型軍用マシン。
バージョンアップ時に暴走したっぽいけど、よくわからない。

以上
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ドゥームナイト予告~今度こそ冬がやってくる?

日曜恒例ドゥームナイト予告。

まずは51番目の州~ウィンターとして、それ以外にCOQ1969によるプレゼンがある予定。

◆ギャラクシー1969
galaxy.jpg
最近になって生存説が有力になってきた某クニツィア博士のギャラクシーな世界。
ダークエイジス。

◆エレメンツ1969
elements.jpg
特になし。

以上。
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紹介:ハットトリック

マストフォローのトリテ。これつまり、最初に出されたカードのスート(色とかマークとかね)と同じスートのカードを出さなければならないタイプのトリックテイク。※トリックテイクの説明はすみません省きます。
このマストフォロールールは、出したくないカードを出さなければならない状況が生まれるっていうことなんだけど、「もう!胃がキューキューしちゃう!」とか「どーにもならんべよ!」みたいなことも良くあって、これが主流になっているトリックテイク自体を苦手にしている人も多いみたい。

で、今回紹介する「ハットトリック」はその辺がひょっとしたらハッとしてグーかもしれませんよ。

hat1.jpg
Amigo小箱。
Amigo小箱の年代は、ロゴマークを見ればある程度判別可能。これ、小箱検定に出ます。

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中身。おなじみのエンボス加工。
1~20のカードが3スート分。つまり60枚。
キャップのイラストと野球のユニフォームみたいなベースデザインがけっこう良い感じ。この見た目はかなり気に入っている。

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カードを均等に配り切ったら、スタートプレイヤーがリードカード(最初の1枚)を出し、時計回りに他のプレイヤーがカードを1枚出して行く。
この時、マストフォローだと基本的にはリードガードと同じスートでないと2人目以降はカードを出せないのだが、このゲームの場合はリードと違うカードを出しても良い。
ただし!出せるのは2色まで。つまり、3色あるうちの1色はやっぱり出せない。
マストフォローとメイフォローの間。

このマストフォローとメイフォローの間というのは、2人目以降のプレイヤーが精神的に楽というか、調整が利く。そのかわり2つのリードカードのどちらも出せないという状況を作ってしまうと、-2点という手痛い制裁付のパスとなってしまうので注意したい。

で、トリックの行方だが、なんと勝敗は各スートごとに決める。2色でたら2人のトリック勝者(最も数字が大きい人)が誕生して、それぞれが勝ったスートのカードを得点計算用に確保するというわけだ。

hat4.jpg
そうしてゲームを続けていき、手札が残り1枚になったらそれを得点札として取ったトリックと混ぜて得点計算。
得点計算では取ったカードの中から1色を選んで1枚1点とし、それ以外のカード、つまり2色は1枚が-1点となる。明瞭な得点システムだ。

比較的トップ叩きがしやすく、ラウンドの得点がマイナスになることもよくあるので、50点くらいを目安にして遊ぶのが良いだろう。
また“自分しか集めていない色を作る”というのもラウンドを有利に運ぶポイントになる。カウンティングは数字が1から20までと多いのでちょっと大変かもだけど、なんだかんだでキツキツもしてる。ぜんぜんハッとしてグーじゃなかったですね。

【評価】
   6.jpg
【所感】
2色目を出せることが独特の面白さになっているトリックテイクです。
トリックテイクは沢山やった方が面白さがわかると思うので、まとまった時間を取って遊ぶのが一番ですね。
シュティッヒルンというカードゲームを使って遊べることで知られています。
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Sentinels of the Mulitiverse coming your universe this Spring.

アメコミのアナログゲームと言うとVSシステムとかいうDCもマーベルも参加していたゲームをやったことがあるが、アレは残念ながらTCGだった。時は経ち、ドミニオンとその模倣品が当たり前のように出回るようになってからは、先日紹介した「DCデッキビルディングゲーム」や「レガシー・マーベルデッキ構築」などなど、アメコミアナログゲームが登場してきている。中身はドミニオンと知っていても、カッコよさはアメコミゲームの大きな魅力だ。あっちのセンスが好きならばそれだけである程度満足できてしまう。

今日話題にする「Sentinels of the Multiveres」は、DCでもマーベルでもその他の出版社でもなく、オリジナルなアメコミ世界をテーマにした協力ゲームである。
何とも言いがたい絶妙なヘボ絵で少々購買欲を減退させるが、このサイトでもレビューされている通りバックストーリーその他諸々に不必要なこだわりがあって大変微笑ましい。

システムはキャメロットを覆う影っぽい感じで、プレイヤーが協力してヴィランに挑む感じ。
ヒーロー、ヴィラン、環境のデッキを使うのだが、基本セットだけでも相当な種類のデッキが入っているので、以下にストーリーの要約と併せてプレ紹介しようと思う。

ドゥーム諸侯はこれを読んで使うキャラにめどを立ててください。

◆ヒーロー
ヒーローはプレイヤーが操作するキャラクターで、それぞれに独自のデッキが用意されている。
SotMのマニュアルには各ヒーローのデッキが初心者でも使いやすいものかそうでないものか示されていたので一応記載しておく。
基本セットには10人のヒーローが入っており、今回はその中からフリーダム・ファイブ(アベンジャーズとかジャスティスリーグにあたるもの)に参加している5キャラを紹介する。

レガシー(プレイ難度1)
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パーソンズ家はアメリカ合衆国の守り手として代々ヒーローを務める伝統的な家系である。彼らの初代であるジョセフ・パーソンズは、ごく限られた能力(具体的には“優れた危機察知能力”)しか持たなかったが、子孫へと世代を重ねる中で超人的な力が備わるようになった。
ポール・パーソンズは8代目のレガシーとして、今も自由の名のもとにアメリカを守護している。
フリーダム・ファイブは彼が創設したヒーローチームである。
【デッキの特徴】
攻撃力のあるカードが豊富に存在するため、これといった作戦を練らずとも十分な火力を確保することが出来る。初期体力が最も高く、集中攻撃を受けやすい。たぶん。
味方に降りかかるダメージを肩代わりする、メンバーの攻撃力を上げるなど、チームをサポートするカードも多い。

バンカー(プレイ難度2)
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内戦中に起案されたアイアンクラッド・プロジェクトは、かの有名な装甲艦モニターを生み出し、CSSバージニアとの海戦で大きな戦績を残した。プロジェクトはその後も継続され、約一世紀の後に第二の偉業を成した。それが個人用軍事装甲スーツ、YS-1200である。
YS-1200は単体の行軍でも大隊と同等の戦力を発揮し、第二次大戦では陸戦の主力として展開された。さらにその数年後、より実践的改良が加えられたYS-1300が完成。政府はYS-1300をヒーロープロジェクトのフリーダム・ファイブに投入することを決定。実機教官を務めたタイラー・ヴァンスと共に、2人目のフリーダム・ファイブメンバーとなった。
【デッキの特徴】
POWERアクションに火力がある。状況に応じたMODEカードを使用することで、補充、準備、攻撃のそれぞれを効率的に行う事ができる。見た目ほど固くない。たぶん。

タキオン(プレイ難度2)
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現代科学のほぼ全てに係っていると言っても過言ではない天才科学者メレディス・スティンスン博士は、中でも粒子物理学のスペシャリストとして知られている。
超高速粒子タキオンを利用した高速輸送技術の開発中事故により、体内の分子活動がタキオンと同化したスティンスン博士は、地球上で最も高速で動くことができる人類となった。
彼女は破格の研究資金と引き換えに、タキオンの名でフリーダム・ファイブの3人目のメンバーとして活躍している。
【デッキの特徴】
豊富なドローアクションで調整が利きやすい。たぶん。
単体への火力は控えめだが、複数のターゲットに同時にダメージを与えるアクションが多い。

レイス(プレイ難易1)
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ロックシティの大富豪モントゴメリー家の跡取娘。
数学と機械工学を専攻し、飛び級でハイスクールを卒業。卓越した武術家である。
ボーイフレンドを強盗に殺されており、犯罪を監視するためのパトロールを秘密裏に続けている。既に両親からモントゴメリー財団を委ねられており、現在はCEOである。
ロックシティの犯罪者に恐怖を植え付けるため、自らをレイスと名乗っている。
レイスは4番目のフリーダム・ファイブだ。
【デッキの特徴】
豊富な装備品を駆使することで火力を上げることが出来る。それらを一斉放出することで爆発的なダメージを与えることも可能。そもそもの装備品の数が多いだけでなく、デッキから探索できる効果も存在するため、装備品をベースとしたプレイングが可能。たぶん。

アブソリュート・ゼロ(プレイ難度3)
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成功への道を真っ直ぐに進んでいたと思われたライアン・フロストの人生は、その婚約者を不慮の事故で失って以来、空虚なものとなった。ある日パイク・インダストリーの零下研究施設の爆発事故に巻き込まれ、平均体温が零度まで降下。常温では重度の火傷を負ってしまうため、10年間を同施設の冷凍室で過ごす。
不幸なライアン・フロストの存在を知った政府は、彼専用のアーマー・スーツを開発。フリーダム・ファイブでの活動と引き換えに、そのスーツをライアンに貸し出す取引を持ちかけた。
ライアン・フロストことアブソリュート・ゼロは、フリーダム・ファイブの5人目のメンバーである。
【デッキの特徴】
ゼロの特殊ガジェットにおける“ICEダメージをHPに変換する”は、HP回復手段に乏しいマルチバースにおいて大きなポテンシャルと言える。FIREダメージに対してはクロスカウンターを仕掛けられることから、一部のヴィランに対しては有利に動けるだろう。たぶん。

◆ヴィラン
ヒーロー全員で倒すべきがこのヴィラン・カードである。
ヴィランも専用のデッキを持っており、ほぼ全てのヴィランが戦況に応じて2段階に能力が変わるようになっている。
今回は基本セットに含まれる4体のヴィランから、レガシーの因縁の敵にあたる1体を紹介する。

バロン・ブレイド(クリア難度1)
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冷戦当時、イヴァン・ラモネの父はソ連最高の兵器開発者としてアメリカと戦った。彼が作り出したマシン、特にリモートコントロール型歩行戦車は当時のレガシーを打倒したに等しい成果を上げた。しかし、隙を見たレガシーの策によりラモネの父は殺され、ソ連の軍事力は減退。ラモネの家族はスラムでみすぼらしくみじめな生活を送り、母はラモネが13歳の時に失意の中で病死した。
ラモネは父と同じく天才的な頭脳の持ち主だった。若くして貧困地区の救済者となった彼は、独裁的な体制で街を支配し、父親以上の才覚を見せた。残された彼の願いは、レガシーへの復讐のみであった。
狡猾な作戦の末、ラモネはレガシーの殺害に成功する。しかし、更なる進化により刃物を通さない皮膚に進化したその息子、つまり8代目のレガシーを倒すには至っていない。
【デッキの特徴】
時間制限型のボス。
ボスの捨て札が15枚になるまでに一定のダメージを与えないとゲームオーバーになる。そこを通過するとロックマンのドクターワイリーみたいなマシーンに乗り込む。
他のヴィランと比べてHPが低いため、一部のガジェットを排せばダメージを与えていくのは容易なはずだ。

◆環境
ヒーローが直面するのはヴィランだけではない。
基本セットに4種類ある環境デッキの中から1つを選び、これまたヒーローやヴィランに影響を与えてくるのだ。
今回はそのうち1つ。

メガロポリス
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1873年に経済拠点とするべく再開発された農村は、後に飛躍的な発展を遂げ、世界有数の大都市となった。観光都市としても人気があり、海外沿いに展開するレストランや博物館が特に有名である。公共交通施設としてはモノレールが発達している。
メガロポリスは過去の数十年において幾度か大きな危機に直面しているが、いずれもレガシーの活躍により守られている。市民のレガシーに対する信頼は厚い。
【デッキの特徴】
市民の危機だったり交通渋滞だったり、プレイングが自由にならないカードが多数出てくるので、速攻で手を打たないとヒーローの場が停滞してしまう。たぶん。

以上。基本セットのためにあと一回プレ紹介の予定。
さらに拡張が2つ出てるけど、それはまた今度。
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ビッグバントーナメント第三十六夜~マクラーとリースキング

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
集まる時間がばらばらになったのでタムケン、いた師、神ゴッド神仏がサバービアをやる中、オビ湾とCOQ1969がカッラーラを正座でプレイした。

◆カッラーラ
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さすがマクラ―とリースキングだ。面白い。
インストの段階でだいたい面白そうなのが伝わってくるタイプの、良いドイツゲーム。
各色の最多豆腐賞が結構大きく、2人だと最終得点も100点超になるので勝利点清算が弱めに感じたが、人数が増えれば左右のバランスがよくなるんだろう。
チートであがろうとしたCOQ1969を30分説教した上で勝利。

◆星の黒猫
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何故かずいぶん前の同人作品を持ってきたCOQ1969。
わぁ!星がいっぱい!と言わないと勝利したことにならない。(ハウスルールです)

◆クロンダイク
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HABAのクロンダイクと画ヅラが似ているイカレタ箱が素晴らしい珍品。
タム・神・いた組が遊んで、クソゲーだったとのこと。

◆ハットトリック
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ついに姿を現したシュティッヒルンで遊べるゲーム。
ダブルリードという独自のルールがポイントで、妙な味がある。
なかなか深みを感じるが、どうしたら良いのかはやっぱりつかめない。ザッツトリックテイク。

◆マラキャッシュ
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世界がまだおおらかだったころ、ステファンドーラがまだシュテファンドーラだったころの作品。
競って動いて客入れて。COQ1969が盛大に神ゴッド神仏をだまして宗教戦争になった。
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ドゥームナイト予告~冬がやってくる【春編】

日曜恒例ドゥームナイト予告

◆51番目の州:ウィンター
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拡張一発目の新世界は、無印の長所である“短時間”を完全破壊し、ますますシリーズをマイナー化させてしまった。プレイ時間が3倍になるってどういうことだよっていう。(※注:もっとかかるかもしれません。それで超面白くなってればいいんですが、たいしてかわりません。)
ということで、今回は拡張第二弾。どうも仕様は新世界を引き摺っているようで、今回も繰り返しプレイできるとは言い難そうだ。むしろ新世界をなかったことにしてくれよ…。

◆サバービア
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サバービアサウンドと言えば沈没したLP中古市場においても人気を保っている数少ないジャンルである。
きっと面白いに違いない。

他、大人数対応アイテム等
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紹介:エアキング

「タナカマさんからのお土産なのであんまりひどい事言えないなぁ」と思っていたリトアニアのメーカーによるポンコツカードゲーム「エアキング」。
ふうかさんが紹介して、昨晩のツイッターにてもう周知のクソゲーであることもわかり、akioさんまでジョーコでぶった切ったので、俺もこの機に便乗してアップすることにした。
ほんと面白くないよこのゲーム。壊れてないだけにひでえ。

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小箱。箱だけは良くできてる。ちなみに深キョンでホットな管制官がテーマ。
でもコイツが見てるモニターは絶対に管制官のそれじゃねえ。
マグカップには「I LOVE BGG」のロゴが読み取れるが…。

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中身。カードの質は悪くない。
ただ、イラストは微妙。

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カードを使って2つの空港をつくり、その間にカードをおけるように空間を開けておく。で、上の写真の様に両空港から飛行機が飛び立ち、もう1方を目指すのだ。既にこの時点でつまんなそうと思う人も多かろうが、もっとつまんないから続きを読んでほしい。

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実はプレイヤーは秘密裏に4つの飛行機を到着させることを目指している。
4つもゴールさせなければならないので、自分の担当する飛行機以外を前進させるようなフェイクを打ってる暇はない。バレバレである。だが他人の目的を真剣に読もうと試みる程このゲームに熱中する事自体が難しいので、大した問題にはならない。
ちなみに飛行機は10機しかないから、当然他プレイヤーと絡む。絡んだ方が有利に決まっている。はっきりいって絡みが薄かった奴は負けだ。

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手番では2枚までカードを使っていくが、まぁ、単なる進路妨害である。
その効果も写真を見ていただければわかるだろう。
もともと飛行機渋滞に悶絶することを楽しむ(と思われる)ゲームに、さらなるストレスが投入されるわけだ。どうだみんな、楽しそうだろう?

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極め付けがこれである。
スタートに戻るカード
なんちゅう…。
最初にルールで読んだとき、皆に内緒でこのカードを抜こうかと思ったくらいだ。
ちなみに全員1枚持っていて、ここぞという時に使うということである。本当にBGG愛してるのだろうか…。

ということで、時間さえ使えばゲームは成立するだけに、つまらなさが一層映えるゲーム。
ちなみにこれ以外にも3つのゲームが同時リリースされていて、だいたいどれも良くないらしい。
akioさんはドゥーム評議会でやっとけばよいと言うが、ドゥーム評議会はほぼ全員が和訳作成者かつキッカーという構成上未知のゲームに挑むことは多いが、クソゲーお焚き上げ倶楽部では断じてない!
自らを掘削ドリルの先端に付いたダイヤモンドであると誇りに思っている。(よね?)

【評価】
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【所感】
ルールを読むだけでつまらないのがわかります。やるともっとつまらないです。良い所は……、箱がしっかりしているところでしょうか。あと、ゲームとして破綻しているわけではありません。頑張ればしっかり終わります。
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ニーチェの馬(83点)、悪の教典 序章(50点)、遊星からの物体X ファーストコンタクト(70点)、るろうに剣心(70点)、トータルリコール(60点)、デンジャラス・ラン(55点)

溜まってきたのでちょっとずつ放流。

◆ニーチェの馬
★★★★★★★★☆☆(83点)
0000ニーチェ
VSメランコリアの最終兵器

キネ旬ランキング発表後に高得点で紹介するのは大変ばつがわるいのだが、観たのが最近だからしょうがない。
私設映画部の新年会で一番の話題をさらったタルベーラ作品。
ニーチェが狂ったのは“叩かれても微動だにしない馬”を見た時だというエピソードがあるが、どうもそこにヒントを得て作られた映画の様だ。(冒頭にそのエピソードが紹介される。)

田舎に暮らす貧しい父娘にスポットをあて、世界がゆっくりと失われていく様をストイックに描く。ド迫力。

タルベーラ作品と覚悟しても、今回はまたちょっと勝手が違う。
ある意味のエンタメを排除し、しかしこれもまたある意味極上のエンタメである。

しずかなる終焉対決として“ロマンチズム”の襷をかけた「メランコリア」に真向勝負をかけられるわかりやすくも高尚な作品だ。

◆悪の教典 序章
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
0000ハスミン
ハスミンのチョメチョメ日記

皆大好きハスミンが映画の前にもこんな悪いことしてましたよっていう前日譚。
映画ではサクッと済まされていた米国証券マン時代のエピソードも並行で。
学校の方は新任の心理カウンセラーがハスミンに惹かれていく話。もちろん最終的にポックリいかされちゃうわけなんだけど、もともと携帯配信ドラマなので残虐シーンは無い。でも犬殺しがあるからそっちの方がなんか言われてそうな気もする。
我らがヒーロー、ハスミンの活躍を是非また観たい。

◆遊星からの物体X ファーストコンタクト
★★★★★★★☆☆☆(70点)
000yuusei.jpg
拝啓、物体X様

ハスミンばりに愛されてる物体Xの例の事件の前日譚。
そう、あのヘリコプターで犬をいじめてたノルウェー調査隊の話。
例の埋まってた宇宙船とかいろいろ出てくる。
でもプロットとしては無印とまったく同じで、もう素直に楽しめちゃう。途中、「血液テストをすればわかる!」というくだりがあって、オールドファンならこれを聞いただけでワォワォ!と高揚するに違いないが、残念ながら実施せずというデレツンな一面もある。
劇伴がモリコーネじゃないけど最後に流用されててちょっと心震えた。

◆るろうに剣心
★★★★★★★☆☆☆(70点)
00000るろけん
背景、ドニーイェン様

時代劇じゃないエンタメ格闘アクションでここまで出来る。
映画「るろうに剣心」は日本映画最大の弱点である“格闘アクション”で香港ばりのクオリティーを見せた。
というか、多分にドニー・イェン映画っぽい作りと編集で、剣心が終盤に見せる180度弱ターンはドニー・イェンが精武門で披露した90度カーブのほとんどコピーである。
ドニー・イェン等々の香港アクションをよほど研究したんだろう。編集も良い。

佐藤健にとっては罰ゲームに違いない「オロ、オロロ」の刑が序盤のみで許されていたのには胸を撫で下ろした。

◆トータルリコール
★★★★★★☆☆☆☆(60点)
0000トータル
羽田からリオまで17分

「トータルリコール」が公開された1990年はシュワちゃんのお面が売れに売れた年である(嘘)。
その「トータルリコール」が最新VFXでリボーン。火星設定はなくなったが大筋のプロットはシュワちゃんと同じ。また、登場キャラクターには旧作オマージュも伺える。

この映画で何より注目なのは“フォール”と呼ばれる公共交通施設。
巨大ビルのような造形の乗り物が、地球のコアを通過して地球の反対側まで労働者を運ぶのだ。想像を絶する技術だが、驚くのはまだ早い。なんと地球の裏側までの所要時間が17分だというのだ!時速45,000キロ!
最高級のキャッキャ設定のおかげでストーリーに関係なく最後まで高揚していられる。

稼働中の“フォール”の外側に出て梯子を上るシーンがあり、これが海外では突っ込みの的になっているようだが、そもそも「トータルリコール」って公認の夢オチ設定だったはずなので問題ないと思う。

◆デンジャラス・ラン
★★★★★☆☆☆☆☆(55点)
000ワシントン
デンジャラスなラン

客室と言われる尋問・退避用の秘密施設に勤務しているCIA捜査官の主人公が、ひょんな事からデカい汚職事件に巻き込まれて逃亡劇を演じる普通のガン・アクション。
裏切り映画特有の“親切なおじさんは悪人”がそのまま適用されており、60分くらい観たところで頭の中でエンドロールが流れそうになる。

新米捜査官と一緒に逃亡するのが元CIAの超IQ戦士という設定に期待しすぎたところがあって(多分これをフェイクにしてるんだけど)、正直あまり感想がない。
道中はデンジャラスなランであった。
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紹介:フィルムフィクサー

「キャット&チョコレート」のメーカーが大喜利じゃなくてゲームっぽいシステムのあるゲームを作った。しかも映画業界がテーマだという。

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フィルムフィクサーと思しき人物がテレビを前にそれっぽい格好をしてる図。
たぶん「キャット&チョコレート」と同じサイズの箱である。
ちなみに作者は“Autohr”ではなく“Author”であろうとおもうのだが、パッケージだけでなく説明書のクレジットも“Autohr”なので何かにかけた冗談かもしれない。Auto HRで、自動時間とか。わからん。

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中身。
イラストは頑張ってたくさん描いてあるが、なにぶん漫画絵なので映画の雰囲気とは程遠く、其処に期待するとずっこけてしまう。先に言っとくとテーマへの期待は捨てた方が良い。その方が印象は良くなるだろう。あなたがシネフィルであれば特に。

さて、このゲームではプレイヤーが映画プロデューサーとなって名誉点を稼ぐことを目指す。
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最初は寝食を共にしているメガネっ子をおかかえ俳優として使うしかないが、お金ができればより高い俳優を雇う事も出来る。
で、その俳優を雇うのも、映画を作るのも場札からカードを取ることで行う。

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手番のプレイヤーはまず場札が気に入らなければお金を払って更新することができる。その後にまず俳優を買い、続いて映画を作ることが出来る。
俳優はコストを払えば自分の前に置かれてスタンバイとなる。この時、永続的に使える俳優と特殊効果が強い使い切り俳優がいるので忘れずにタイプを確認しておこう。

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映画を作るには、映画カードに俳優を派遣するだけでいい。お金はかからない!きっと自宅でハンディで撮って自己編集なのだろう。で、映画を作るとそれが勝利点山札に入り、大抵の場合はお金も得られる。これが基本的な収入である。永遠の新人メガネっ子がいるので場札が壊れない限り破産はしない。

値段と組み合わせの見返りを見るだけで素っ気なく処理的な印象が強いが、例えばポルノ映画に天才子役と犬を派遣してキャッキャ…とかがこのゲームのハイライトなのだと思われる。ただしこの話はキャット&チョコレートなどと違いあまり膨らまない。

以上がこのゲームにおける映画製作部分である。

しかし、まだ要素はある。
まだあると聞いたあなたは、おそらく「賞レースでしょう!」と思ったであろうが、残念ながら違う。
投資である。
いや、身も蓋もない言い方をすれば“賭け”である。

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手番開始時にそのプレイヤーがこの手番で何をするかを予測し、対応するお金カードを裏向きに出してかける。
お金カードにはプレイヤーが選択できる行動の1つがアイコンで示されているのだ。もちろん自分のお金カードに示されていない行動には賭けることができない。

で、この予測が当たると…
・1金で当たった場合⇒1金を3金に替えるか、1金を1点として得点山札に入れる。
・3金で当たった場合⇒3金を6金に替えるか、3金を3点として得点山札に入れる。
・6金で当たった場合⇒6金を6点として得点山札に入れる。
ということで、こちらでも収入か勝利点が得られるだけでなく、けっこう見返りがデカい。

当然、手番プレイヤーは他プレイヤーの予測を外そうと考えるだろうし、賭ける側のプレイヤーもその裏を付いてなんとか当てたいと思う。

もはや投資でも映画製作でもない。
※当然、プロデューサー業でもない

まぁそれだけであれば単なるテーマの崩壊なのだが、このゲームの場合はシステム面でも投資部分と映画製作部分がうまく噛み合っているとは言えず、予想なのか買い物なのか、何を楽しめばよいのか比重がわからなくなってしまう。チグハグした印象で、どうも面白みが感じられない。

ということで、手番プレイヤーは映画製作、非手番プレイヤーは予想を繰り返すことでゲームは進行し、やがて終わる。
各自の得点山札に入れられたカードの勝利点や俳優による特殊点などの合計で勝負する。

ちなみに「残った手札3金につき1勝利点」というのがあるのだが、それだと1金賭けて当たった時にわざわざ得点山札に沈める意味がない(手札で持ってて使わなかったら1勝利点だから)だろう。
また、後半は同じ理由から俳優が場札に残り、全員が合理的な理由で事実上のパスを連続してゲームが終わらなくなることもありうる。
重箱の隅をつつくようだが、こういった穴があることが流通しているボードゲームには稀な事なので、かなり気になった。

【評価】
   2.jpg
【所感】
僕には合わなかったですね。目新しいシステムでない分、余計に苦しいと思いました。
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ビッグバントーナメント第三十五夜~ドゥーム怒りの逆襲

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
さいきんドゥーム評議会を“ボードゲーム界のお焚き上げ”だと勘違いしている輩が多いという噂を受けて、メンバー一同奮起して臨むリベンジデイ。

◆ショコバ
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ドゥーム評議会一番のクソゲーテロリストであることが認知されたCOQ1969による小箱プレゼン。
今回は大丈夫だった。
チーム戦にしないとカードを取って取らせてみたいな妙が発生しないけど、まぁそれでも遊べる。
なにより最高のプレイマットを提供してくれたフリーゼと神ゴッド神仏に感謝したい。

◆フィアスコ
fiasuko.jpg
1997年のラベンスバーガー小箱で、シュタウペ作。
ゲームは坊主めくり~得点化タイミングを計るゲーム。みんなのカード捨てたり自分のカード捨てたりのハプニングカードがあって基本お祭り。でも競争感は残ってる塩梅が良い。イラストソーグッド。

◆ホットロッドクリープス
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今世紀最高のゲームメーカーのひとつと言って良いクリプトゾイックの新作レースゲーム。
なんとテーマがホットロッドで「フードファイト」や「エピックスペルウォーズ」からの出張もあり。
もりもり豪華なイラストはもちろんのこと、なぜか駒がクリア牌。

hotrod2.jpg
特徴のある6つのレースチームから1つを選び、専用のデッキを持ってゲームスタート。
道中ではアップグレードカードで車を改造することもできる。
今回は途中に火の輪くぐり~バナナスリップがあるくそみそなコースで地獄を味わうも、ゲーム的な土台はしっかりあるので誰も文句言わずに楽しめた。つっても大味なんだけどね。大味じゃなきゃホットロッドじゃないし。

しかしまぁ、ここのアートワークへのこだわりはホントすごい。
めちゃめちゃ手の込んだユニークカードもさることながら、今回はボックスも良い。

hotrod3.jpg
これ、擦り切れてるんじゃなくて、印刷です。
ここまでアートワークに気を利かせられるゲームメーカーは他にないね。

◆タイムライン~発見篇
timeline.jpg
カードを時系列に並べる人気シリーズの発見篇。
これまでのシリーズの中でも屈指の難易度を誇る。
日本語版がああなってしまったことが本当に悔やまれる。大変良いシリーズ。英語版は継続中。

以上。
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ドゥームナイト予告~半径3メートルの期待作

日曜恒例ドゥームナイト予告。

◆ホットロッドクリープス
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ドゥーム評議会が公式に支持しているクリプトゾイックの新作。しかもホットロッド。
カスタマイザブル・レーシングゲーム!
エピックスペルウォーズのキャラも出るぞ!

◆タイムライン 新種2個
MqBtb.jpg
残念ながら日本語版はああいう形(で、おそらくジエンド)となってしまったが、昨年末から英語版のシリーズがぞくぞくと出てきている。
さっそくタムケンが歴史イベント編と発見編を仕入れてくれたので、楽しく遊ぼう。
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恒例の祭り始まる

今年のアカデミー賞ノミネートが発表されました。
昨年中に他主要レースのノミネートや結果発表が出てるけど、だいたい同じです。

◆作品賞
「ゼロ・ダーク・サーティ」
「アルゴ」
「レ・ミゼラブル」
「リンカーン」
「ライフ・オブ・π」
「世界にひとつのプレイブック」
「ジャンゴ」
「ハッシュパピー」
「愛、アムール」

まぁ、「マスター」が落選しましたが、大体噂通りのラインナップとなりました。
ノミネート数では実在人物枠の「リンカーン」、予告がつまらなそうな「ライフ・オブ・π」。
ベン坊は将来有望だから「アルゴ」がここで受賞することはないんじゃないでしょうか。「レ・ミゼラブル」は監督賞・脚色賞に入ってないので消滅です。
「ゼロ・ダーク・サーティ」が一番人気だと思いますが、何故かビグローが監督賞から外されているので、思い切って“消滅”と予想します。
ということで「リンカーン」への対抗馬はハネケ御代の「愛、アムール」と予想します。ハネケは2年前に「白いリボン」で外国語映画賞で一旗揚げていますが、普段からあんな感じなので作品賞にノミネートされ事自体がレアだし、年齢もいってるし、何といっても監督賞にまでノミネートしてるんで、実はかなりの有力馬だと思っています。(ハネケって誰だよって方は「ピアニスト」あたりからご覧いただくと良いと思います)

あと嬉しいのは「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイが助演女優賞にノミネートしたところ。結構良い映画出てるんですが、ノミネートは「レイチェルの結婚」依頼ですね。
ライバルはアメリカの恋人「エイミー・アダムス」と超ベテラン「サリー・フィールド」。でもここまでのほとんどの賞でアン・ハサウェイが勝ってるんで、ここはハサウェイでしょう!

良い話だなぁ。
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紹介:成敗~Say Bye to tha Villains

昨年、「ラブレター」に続いて頒布されたカナイ製作所の新作「成敗~Say Bye」。
秋のゲームマーケットでは製品版ではないということだったが、その非製品版でもコンポには文句をつけるところは無かったし、杉浦のぼる氏の絵はますます良いし、ゲームとしても面白いしで十分満足なアイテムだった。
で、その「成敗」の製品版がついに完成したという事でタムラクンに買ってきてもらった。

seibai1.jpg
おお、箱がかっこよくなっている。そしてタイトルにちょっと変更があって、
「成敗~Say Bye to the Villains」
になった。誰にセイバイするか明確になった。
「舞星(マイスター)」に続く“カナイギャグ”同音異国語シリーズの今後が楽しみである。

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中身。
カードがどっちゃり。けっこうな枚数が入っている。
最近のカナイさんのゲームは「大商人」「ラブレター」と枚数を意識的に絞っているように見えたけど、このゲームは“エンターテイメント色”の強いゲームなので、ちょっと違う角度で作られたんじゃないかと想像する。

で、カナイ製作所のゲームと言えば杉浦のぼる氏の雰囲気のある版画みたいなイラストも見どころの一つだ。
そのイラストが今回はいつもに増して良い。というのも、これまではカードUIの都合もあってかバストショットがほとんどだったのだが、今回はキャラカードが極力全身像にされていたり、ゲーム的にはあまり意味のない仕事人カードが豪華1枚絵になっていたりで、もう、とにかく豪華。

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キャラクターカードと対応する仕事人(正確には、裏の顔)カード。
8人分全部ある。めちゃカッコいいね!※スピンオフで「舞星」の朧がいるよ。

で、プレイヤーはこのキャラクターの内から1人を選んで使う。
キャラにはそれぞれ固有の特殊能力と、スピード、パワー、ライフの3つのパラメーターがある。
このパラメーターはゲームの最後に悪党と戦う時に重要になる。

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こんな感じでゲームは始まる。
プレイヤー人数と同じだけランダムに抽出された悪党が並び、その横に悪党の手札とも言うべき状況カードが伏せられて並ぶ。状況カードの枚数は悪党によって異なり、単体で腕が立つ奴は大抵状況カードが少なく、他力本願な奴(例えば越後谷みたいな)は状況カードが多い。

あ、そうそう。言い忘れたんだけどこのゲームは“協力ゲーム”である。
プレイヤーはそれぞれの勝利を目指すだけでなく“全員で協力して全ての悪党を倒す”ことが目標だ。

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さて、いきなり成敗人が悪党につっこんでいくわけにはいかないので、当然その“支度”をする。支度とは、見時からの腕を磨く(パラメーターを上げる)ことであったり、敵の状況を偵察する(状況カードを覗いたり、除いたりする)ことであったり、仲間と情報を交換する(カードを渡したりする)ことである。

手番のプレイヤーは“支度”として、
・手札をプレイする
・特殊能力(キャラクター個別)を使う
・共通能力(全員共通)を使う
という事が出来る。

seibai6.jpg
ただし、いずれの行動も“時間”という概念を必要とする。ちなみに各プレイヤーに与えられた“時間”は10しかない。10時の時間を使ったら、後は悪党のところに赴くしかないのだ。
カードをプレイした場合、そのカードに書かれている数値だけ“時間”を消費する。
特殊能力を使用する場合、その能力の横に書かれている数値だけ“時間”を消費する。(この場合、手札を伏せて時間分だけプレイするので、手札も減る。)
共通能力を使用する場合、その内容に応じて“時間”を消費する。(処理は特殊能力と同じ。)
※共通能力はカードを引いたり、誰かにカードを渡したりというもの。

こうして“時間”を消費しながら成敗人たちは悪党退治の準備を整えていく。
で、ここで重要なのが、“誰が誰を倒すのか”ということである。
戦闘の方法は後述するが、支度が進むとある程度その悪党を倒せるかどうかの算段がついてくるので、みんなで対戦カードの摺合せをしておく必要がある。

協力ゲームとは言え、さすがに仲間内でも情報全公開は出来ないが、「●●は俺がヤル!」とか、「●●を倒すにはアレが足りない!」とか、「お前程度の小物に●●は倒せない!」とか、暗に戦況を伝える類の発言は良いらしく、実際このやりとりがかなり楽しい。

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“時間”をめいっぱい使ったら、悪党との対決でフィナーレ。
各自自分の仕事人(絵がカッコいいやつ)を悪党に送り込む。(この行為自体も手番の選択肢のひとつです。)
全員が対戦相手のところに赴いたら、悪党の横にならんでいる状況カードを公開して、必要ならその効力を発動させ、パラメーターなら悪党の数値に追加して、成敗人と対決。

まずは“スピード”が高い方が、“パワー”の値で、敵の“ライフ”を減らす。これでライフが尽きちゃったら決着だけど、ライフが残った場合は反撃が起こる。当然“パワー”の値で“ライフ”を減らす。
この結果、「悪党だけが死ぬ」「悪党と成敗人が死ぬ」「成敗人が死ぬ」「どっちも死なない」のいずれかが起きるのだが、このゲームの目標はあくまで全員の対戦結果が「悪党だけが死ぬ」になることである。

これがけっこう難しい。
というのも、悪党カードの中には「娘が病気」などのように、“逆に殺してはいけない”ことが成功条件になるような特殊なものがあるのだ。だから「俺は越後谷をボコボコにするぜ~。ワイルドだろ~。」なんて安易に余裕かましてると、殺しちゃいけないのに殺しちゃって失敗、ってことになりうる。
しっかり偵察して「こいつはモノホンのクズ野郎だからマジ殺していいよ」という情報集めが大切なのである。
まぁ、それがやりきれないバランスになってるんだけどね。

【評価】
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【所感】
正直を言うと協力ゲームってどれも「この構成員の1人は別に俺じゃなくてもいいかも」ってのがあってあまり得意じゃないんですが、このゲームは各々プレイヤーが芝居じみた情報発信をするように出来ているのが良いです。
コンスタントに良質ゲームが続くカナイ製作所。今回はエンタメ要素が強い時代劇必殺仕事人モノ×協力ゲームということで、いつもと少しアプローチが違う感触を受けますが、カードの効果を覚えたところからゲームが面白くなる“カナイさんのカラー”みたいなものは健在です。作者買いする甲斐のあるデザイナーさんですね。
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プラトー3000

僕の周りには個人輸入フリークが沢山いることもあって、某ゲームの発売遅延のお詫びとして付属してきた謎のゲーム「プラトン3000」がゴロゴロしている。しかし海外のよくわからん知名度の無いゲームが如何に“デンジャラス”な代物かを心得ているのも個人輸入フリークであり、当然このゲームは長い間放っておかれた。

ところが、同じくボードゲームフリーク(のはず)の「ひだりの灰色」のひだりさんが面白いと言ってるぞという噂が流れてきて、実際やってみたら面白かったというわけである。(※ひだりさんのブログが大変丁寧なんで、そちら読んでいただければ、もうこの記事読んでいただく必要ないです。ほんと。)
ポストアポカリプスで白いご飯が喰えるDoom騎士団にしてみればテーマも大好物である。

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チッチャ箱。キャラメル箱。シングルデッキボックス。チェルシー。
撮影のためにタムラクンから借りたんだけど柔らかいから気を使うね。

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中身。
このゲームは“世界がいったん終わっちゃって、機械技術が古代の遺産みたいになってる退廃世界”がテーマになっている。で、カードのイラストは何やらその世界の神秘的&ゴツゴツなロボコン。ちょっと土着宗教も垣間見える感じ(映画イノセンス的な)でスゲーカッコいい。このサイズのゲームにこの世界感とクオリティが揃っているのは大変稀、というか、多分これしかない。

で、ちなみにこのゲームは2人~4人なんだけど、4人の場合はチーム戦。ちなみにDoomではこのチーム戦のみを遊んでいるので、その基準で書いていきます。ただ、3人でも面白かろうことは全然想像に難くありません。ハイ。

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ところでこのゲームはラミー系である。
つまり、手札で何らかのセット(数字並びとか同じ色とかね)を作ってプレイしていき、手札をなくすことを目指す。というもの。

このゲームの場合、単独で出せる「セオリー」と、同じ色3枚以上で出せる「ジョブ」を手札で見繕ってプレイしていくことになる。
カードには数字が書かれており、ゲーム終了時にその数字がそのまま得点になる。

ちょっと補足。
※所謂ジョーカー職の「ジョブ」として、エンジンってのがあって便利なんだけど、数字がマイナス。
※他プレイヤーがプレイしているカードにジョブを追加することもできる。

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「セオリー」にしても「ジョブ」にしても、プレイすることで発動する固有の特殊効果を持っている。カード引きが有利になるものや、他人のカードを奪うものなどなど。状況にマッチすれば中々役に立つが、アメゲーのそれみたいにゲームを壊すほどのものではない。

またちょっと補足。
説明の順番が前後するんだけど、手番の最初にカードを引くってのがある。これが「1つの山札の上から引く」ってんじゃなくて、山札と2つの捨て山から選ぶことが出来る。山札の場合は見えてないんで、2枚引いて1枚残し。
これのおかげで短時間ゲームとして収束が良く、捨てる札の悩みが加わってゲームやってる感がある。

plato5.jpg
で、誰かの手札が無くなったら、出してるカードの数字が得点、手札がマイナス点。何回かプレイして規定点に達したプレイヤー・チームの勝ち。

うーん。いいんじゃないかね。プレイ時間は短いし。絵もテーマも良いし。

【評価】
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【所感】
多分ゲーム的には★6くらいの感じなんですが(まぁ、ラミーですし…)、ゲームとしてしっかり締りがある所と、本文にある通り“この世界感をこのサイズのゲームに投入する武骨な気概”及び、それを“遜色なく表現したイラスト”に敬意を払いまして、★1つ追加の評価とさせていただきましたです。ハイ。
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ビッグバントーナメント第三十四夜~地獄のトライアスロン

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
もう今回は、今回は、もう…

◆おきや
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あっちではない方のブルーノさんの新作。
4×4のタイルを交互に取りながら4並びorBOXを目指す。取ったタイルによって次のタイルが制限されるという仕組み。
オビ湾、COQ1969、神ゴッド神の間で死闘が繰り広げられたが、いかんせん場が狭いので真面目に先を読むと2,3手目で勝敗がわかってしまうくらいのライトさ。
雰囲気を楽しみながら、あまり真剣に勝負しないならけっこうあり。
「2手以上先は読んではならない!」をハウスルールとして提案する。

◆モンスターアラーム
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自分の前に表向きの山札を2つ作り、そこから場にカードを出して行く。同じ色の4枚目がでたらバーストで引き取り。それが+ならプラス店。ーならマイナス点。
カード出すときはちょっと考えられるけど、ダメになったらもうフルオートでマイナスを喰らい続ける感じの、まぁ、キッズゲー。


◆フィルムフィクサー 本日の三大DOOM!
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「キャット&チョコレート」と同じところが出してるけど、こちらは大喜利ではなくシステムのあるゲーム。
プレイヤーは映画プロデューサーである。プロデューサーはダメ女優のメガネっ子と出来ており、インディムービーで主演を張らせて稼いでいるのだが、これだとお金にならないのでより良い俳優を雇い、適した脚本を選び、実入りを良くしていく。
ソロプレイ的なシステムに他プレイヤーの行動予測を加えるあたりはIelloの「ペンギン飛び込み大会」における絡みの作り方と同じ。しかしこれがけっこうわずらわしくて、もう半分はこの予測をするゲームと言える。
で、まぁ、正直アレです。面白く感じるところがどこにあるのか、僕にはさっぱりわからんかった。
あと、1金で予想を当てた時、3金になるか1点として得点札に沈めるかだけど、3金は最後まで持ってると1点になるわけで、得点札に沈めるのは単に選択肢が減るだけだし…、とか、終盤は俳優にお金払う意味が無くなってくるので俳優があまる。その後皆がパスするようになっちゃったらゲーム進まないじゃんとか、まぁ、ね…。

映画プロデュースがテーマなんだけど、テーマ性はあんまり意識されてなさそう。あとイラストの漫画感が嵩張ってて映画業界の雰囲気はほとんどない感じ。というわけでテーマ方面からシステムを補う余力は正直ない。

◆マフィアダラー 本日の三大DOOM! 
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なんかすごく古臭い感じの叩きあいゲーで、山札が尽きたら終わりなんだけどその山札がエベレストの如く立ち塞がって皆の心を重くする。1手番1ドロー1プレイ。
俺たちは何かの罰を受けているのか。
否!
俺たちはゲームを遊びに来たはずだ!(そしてCOQ1969はこっそりと山札を半分に減らすのであった。)

◆男前動物園 本日の三大DOOM! 
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三大DOOMと言ってもこれは最初からゲームとしてふざけてるのがわかってるんで精神にダメージを来したりはしない。なんかモンスターメーカーとほぼ同じゲームらしいんだけど、まったくゲームが収束しない。
そしてずいぶん豪華なカード。

◆フットボールリグレットみたいな
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最後にサーカワが放り込んだサッカー版リグレットみたいなゲーム。3on3で。
今日の中では2位!サーカワ持ち込みゲームとしては最高順位じゃないだろうか。

以上。
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天皇杯準々決勝~ドゥームナイト予告

日曜は天皇杯の準々決勝へ行って参りました。

東芝Bサンダース 67-75 三菱Dドルフィンズ
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青山学院大がトヨタに負けたので、もうこれ以降はJBLの普通の試合と同じです。
ただ、今回は三菱側に気合が入っており、3ピリまで主導権を握り続け、逆転を許さず勝利。マグナムロールと五十嵐圭の調子がすこぶる良く、五十嵐が頭をポンポンと叩くサインの後にペネトレーションして2,3人を引きつけ、シュートと思いきや特異のJPでボールを戻してロールが3p決めるというマンガみたいな試みが大成功していた。
東芝は最終クオーターの45秒で2点差まで詰め寄るも、五十嵐の3pシュートでトドメを刺された。
五十嵐はスターだった。個人的に応援しているあべじは4分で3ファールだった。ガンバレ。

続いて今週のドゥームナイト予告。
今回は察する人がしっかり察せられればこれの予定。

◆コピーキャット
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※BGG画像
フォールアウト絵が良い!
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紹介:オーレ!

2年位前にテンデイズゲームズが少量入荷したときに遊ばせてもらい、ゲームの良さもさることながら、イカしたカードデザインに惚れこんでしまったアバクスの小箱ゲーム「オーレ!」。
2013年は古めのアバクス小箱から再開だ。

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アバクスの1995年商品で、柔らかいキャラメル箱。
作者はウォルフガング・パニングで、最近ではフレスコとか作ってるけど昔は「ヘキセンレンネン」や小箱の「キスメット」などシンプルなゲームも作ってる。ちなみに知る人ぞ知る「ノックアウト」の作者でもある。

さて、今回紹介する「オーレ!」は非常にシンプルなゲームで、数ゲーム遊んで総合得点で勝負を決めても30分くらいしか掛からず、しかも中々に面白い一品である。残念ながら絶版で流通量は限られているが、オークションで出回ったらちょいと注目しても良いタイトルだと思っている。

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中身。
エンボス加工のカードとコインが少々。
全体的にメキシカンなデザインが「オーレ!」のよくわからない魅力の1つ。

さて、このゲームは各自に配りきられたカードをいち早く無くすことを目指すタイプ、よく知ってる人が使う言葉ではゴーアウト系とか呼ばれる類のゲームである。
手番になったプレイヤーは、前に出された数字より大きな数字のカードか、もしくはより強い色のカードをプレイすることが出来る。

が、まずはちょっとカードの方を見てもらいたい。
このカードが中々機能的に出来ているのだ。
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上の両端に書かれた数字と色に注目してほしい。
実はコレ、そのカードがいったい何番目に強い色なのかを一目で把握できるようになっているのだ。
例えば左のカードは緑。その数字の上には赤と青のバナーがあり、下には黄色のバナーがある。つまり、赤と青のカードより弱く、黄色のカードより強いということなのだ。
同じ様に、右のカードは黄色で、その色よりも下に数字が書かれている弱い色だというのがわかるだろう。

ちなみにこのゲームでは、カードの上下に大きな意味がある。というのも、カードの上下を変えることで色の強さが逆転するようになっているのだ。だからルール上の指示が無い限りは上下を勝手に入れ替えてはいけない。(ちなみに最初は上の写真の様に赤が最強になるように持つ。)

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で、指示があったときに上下をひっくり返すとこのようになる。
黄色が一番強く、赤が一番弱くなったのがわかる。
ゲーム進行で混乱してしまいそうなところを、カードUIが綺麗にフォローしている。よっ!親孝行!(?)

ということでルールの方に話を戻すと、まぁ先ほど書いた通りゴーアウトを目指してカードを出して行くわけ。
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出せるカードは、前のカードより数字が大きいか、色が強いか。そのどちらでも構わないが、数字が大きい&色が強いというカードを出した場合、チャレンジと呼ばれるアクションが発生する。

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チャレンジとはさらにもう1枚カードをプレイできるというものである。これにより、理論上は4枚までカードをプレイできる可能性があるわけだ。

ただし。チャレンジ中でもそうでない場合でも、カードをプレイできない状況になったらコインを1枚受け取らなければならない。これは1枚につき-5点を意味しているので、結構痛い。チャレンジは強制なので強すぎるカードの使い様も少しは気を付けた方が良い。

ということで、誰かがゴーアウト(手札を無くした)らラウンド終了。
他プレイヤーは持っているカードの数字分だけマイナス点である。
そしてこのマイナス点が最も大きいプレイヤーが、次のラウンドで手札を見たうえで、カードの上下を決めることが出来るというわけである。

特にルール上では明記されていないが、数ゲーム遊んだ総合点で勝敗を決めるとよかろうという事になっている。

【評価】
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【所感】
初期手札で有利不利が大きく出てしまう可能性やマイナス点のあり方などに少々懐かしさを感じてしまいますが、半パーティーゲームとして非情に良い出来だと思います。
機能性を備えたカードデザインも素晴らしいですね。アバクス小箱おすすめの一品です。
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学生vsセミプロ~オールジャパン(天皇杯・皇后杯)

東芝後援会としてオールジャパンバスケの応援に行ってきた。
所謂天皇杯で、サッカー版を見ている人はご存じの通り、トップリーグのチームだけでなく、高校のNO.1や大学の上位チームも参加する。
この前日にはレバンガ北海道が青山学院に20点差もつけられて負けるという事件が起こっており、こういうハプニングじみたことが起こるのも楽しみの一つである。

桜花学園高 58-67 筑波大学
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女子。
やっぱり高校は鬼コーチが良い。

東芝ブレイブサンダース 100-64 筑波大学
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男子。こっちも筑波大。
もう…、例に漏れず。インサイドでフルボッコにされる学生達。

これの裏の試合で三菱が勝ち進んだので、日曜は東芝VS三菱。ということで、東芝の後援会として三菱の応援に行く予定。

リンク栃木ブレックス 83-52 東海大学
TOUKAIDAI.jpg
リンクVS大学NO.1。
東海大のスタメンが3/5外人!?と思ったら、ハーフが2人、外人1人、日本人2人という構成だった。
強い強いと言われる田中くんをはじめ、実際かなり強かった。けど、選手層の差で体力は減っていくし、やっぱりインサイドのタッパ差でどうにもならない。3Qで一挙30点差を付けられてしまった。

ということで、現時点のトーナメントはこんな感じです。
http://www.japanbasketball.jp/alljapan/2013/bracket/
ベスト8に大学が残るのは6年ぶりだとか。

え~と、明日はボドゲ記事です。
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正月はNINJASLAYERを読め!

「ハイキングはドア・トゥ・ドア」、「ドングリ・コンペティション」、「スッゾコラー!」等々、数多くの新日本語をブレイクさせているTWITTER小説『ニンジャスレイヤー』が昨年刷本で売り出されたのは、ファンはもちろん一部の変なモノ好きは当然ご存じのところだろう。

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1
(2012/09/29)
ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ 他

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かなり分厚い本だが実際は字が大きいだけだから、しばらくは第一章である『ネオサイタマ炎上』が刊行される予定。ツイッターで読んでる人には復習になるだろうし、まだ読んだことが無い人はツイッタまとめで追う必要がなくなる便利アイテムである。金は掛かるが。

ただし、表紙がそこそこにクールでないのがちょっと問題。
そこでタムラくんが教えてくれたのが“カバーを外す”という技。
なんとニンジャスレイヤー刷り本はカバーを外すと外語ペーパーバックみたいにカッコよくなるのだ。
NINNSURE.jpg
どうだろう。
変なモノを読んでいそうなことに違いはないが、カッコいいじゃないか。
ニンジャ装束にも合いそうだ。

本当は年末にあげる記事だったのだけど、遅くなってしまった。仕事始めが7日の人はまだ間に合うから読むと吉!
WASSHOI!
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カジノロワイヤル2k13 始まる

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2012年の目標は「小箱辞典を200個の大台にあげる」と「オリジナルサイトデザインをつくる」ことだったわけですが、その辺は、他力を活用させていただいてクリアしたわけです。

ということで、今年はもう少し自力でしかできず、さらに地味なところを詰めて行こうと考えてます。

目標①:小箱辞典を300個にする。

年内中に事典を300個オーバーにしようという目標なわけですが、75個紹介する必要があるので、こいつぁ、厳しいですな。でも去年はそのペースなんで何とかなるのかもしれんす。

目標②:カテゴリをメーカー別に再編集する。

現在のボードゲーム索引とカテゴリはあいうえおで整理しているんですが、少なくともカテゴリであいうえおを追っていく人はいないと思うので、カテゴリだけは何とか直したいなぁと思ってます。この作業地獄だな。

以上です。
どうぞよろしくお願いします。
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