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紹介:ピクセルタクティクス

キックスターターに積極的に参加しているLevel 99 Gamesというスモパブがある。
その名とロゴから連想される通り、彼らはビデオゲーム文化を愛でている集団で、リリースするアナログゲームはデザインやテーマがまさにソレ系。
今回紹介する「ピクセルタクティクス」は彼らのゲームの中でも特に見た目がファミコンなイチモツである。

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大きくないトランプサイズというか。たぶんカスタムトランプみたいな発注をしているのだと思う。
実は「ピクセルタクティクス」は、Level 99 Gamesが展開した小箱ゲームセット「ミニゲーム・ライブラリー」の一部である。キックスターターで単体で買うこともできたが、今流通しているのは「ミニゲーム・ライブラリー」という名のボックスセットだけだと思う。
ちなみにこのボックスセットにはそもそも5個のゲームが入る予定だったが、キックスターターの投資額が好調だったため、実際には7個くらい入っている。ルールブックに関してはすべてをまとめて一冊になっており、小売りする気は無いのかもしれない。※追記:版元から単体で買えるらしい。

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中身。
トランプ系のエンボスがかかったカード。品質は悪くない。
ただ、初めて見る人はカードに書かれたテキストの量に引いてしまうだろう。
これについては慣れれば…というよりは、カードの使い方によって読むところが限られているので、実際に使用する文字数は見た目ほど多くはない。(カードの有効利用を考えるためにすべてを見ておく必要はある…)
※テキストはファミコンフォントみたいでとても良い。が、あまりにギッチリすぎて和訳シールを張るのは無理だろう。

さて、このゲームは2人用で、それぞれほぼ共通のデッキで戦う。
まずは手札からリーダーを決め、その周りに自軍のパーティーを編成して戦うのだ。

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最初にパーティーの配置について説明しよう。
ゲーム中にカードをプレイすることで、3×3の陣形の中で自軍パーティーを編成することが出来る。真中はリーダーだ。

この陣形に置いて一番重要なのが、前衛、本陣、後衛の3列ルールである。
なぜ重要なのか。
一つ目は
『ラウンドは常に前衛、本陣、後衛の順番でアクションを行っていく』
という順番の話。
二つ目は
『カードは配置される列によって能力が変わる』
という超重要な話。(だからカードのテキストが多いのだ)

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1枚のカードでも、シチュエーションによって使い方が変わってくる。it's無限大(小ウソ)

というわけで、最初はリーダーしかいないところにカードをプレイしていくのだが、これも前衛、本陣、後衛の順番である。というかカードのプレイはアクションの一つであり…
・攻撃
・カードの移動
・手札の補充
・死体をどける
・スペシャル技としてのカードの使用
などの選択肢の中から、各列ごとに2アクションを行えるという仕組みである。

だいたいこれでイメージはつかめていただけたとして…

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ちなみにリーダーは特殊効果を受けない限り近接攻撃しか行えない。が、その能力は強烈。

このゲームでは行動と処理の順序を意識しておくことが大切。つまり、先攻後攻と列の行動順と、死亡扱いになるタイミングを考えたプレイングをしよう。

このゲームは各列ごとに先攻がアクションを行い、後攻が続いてアクションを行う。ユニットは1~2回攻撃を受けたら死んでしまう奴が多いが、ダメージがカードの体力を上回っても後攻のターンが終了するまでは死なない。
具体的には、先攻プレイヤーから致死ダメージを受けても、後攻で回復できれば死なないということ。後攻のターンが終わるまではサンドバッグとして壁になるということ。
ただし、ダメージが体力を上回った瞬間に死亡させるスキルも多く存在し、上記のルールに胡坐をかいていると裏をかかれてしまう。
死体(カード裏向)をどけるのには1アクションがかかるので、前衛の中央など、大切なところが突然死体置き場になるのは致命傷になることも多いだろう。このゲームでは死体をどけるのが大変なのだ。

というわけで、パーティーが揃わない序盤でズッコケると相当キツイことになる。
(死体だらけで先攻ラウンドを迎えるとか切腹したくなる)
が、カードの4つ目の使用方法“スペシャル技”が戦局を打開してくれるかもしれない。”スペシャル技”として使用したカードはそのまま捨て札になってしまうが、その効果は「縦列全員に5ダメージ」とか「雑魚キャラを瞬殺する」など、かなり強烈。
ピンチになっても”スペシャル技”を駆使して戦えば、混戦に持ち込める可能性はある。

あ、そうそう。リーダーがやられたら負けね。
リーダー能力やスペシャル技の中にはニュークリア級のインパクトがあるものも多く、ゲームの行く先が大変不安定なゲームではある。が、このゲームは短時間で終わり、3回戦以上を推奨している。連戦の場合は一度使ったリーダーを取り除くことにもなっているので、ある程度の引きはあれど同デッキ対決としては成立しているように思う。1回だけ遊んでも壊れているようにしか思えないから、何度か遊ぼう。

【評価】
   7.jpg
【所感】
超絶能力の撃ち合い的な面があるので、一戦毎のバランスは悪いように思えますが、そういう派手なゲームであるという点と、「これは何回か遊ばないとわからないゲーム」という点は遊べば気づくと思うので問題なかろうと思います。ドット絵好きなら+α。
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ビッグバン・トーナメント第四十夜~日本のザナドゥー!

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。

◆日本の城
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激ムズと聞いていたトランプタワーゲーム。
やってみると屋根を置ける段はそこまで難しくもなく、四段積みまでは行ける。ここから屋根を置けない天守閣を作るのは、基本的には無理。天守閣はテーブルの上でも出来ない。多分引っかかるカード探しから始めればなんとかなる。日本の城に目が無いタムケンが成功していた。

◆ピクセルタクティクス
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やり込み始めたインディー小箱。今回はいたる師匠を相手に接戦。これ、ホントに悪くないよ。一手が剣の様に鋭い瞬間があって、スリリング。

◆デザイア エロゲー 
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台湾の会社が作ってホビージャパンが売ってたエロゲー。半乳首の女の子がいっぱい出てくる。それが虫の擬人化だったりそうじゃなかったりするカオス。萌え絵とはちょっと違くて普通に官能的。エロい。接待されながらゲームしてる感じで悪くない。
どんなゲームかって?そこはどうだっていいでしょ。

◆ザナドゥー
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コロンビア人が作ったフビライハンの避暑地テーマゲーム。
施設を作ってワーカーで育てて売って金持ちを目指す。
ワーカープレイによる瞬発的なリソース運用が新しく、実際機能していて感心する。細かな所で残念なポイントはあるが、システムとイラストの良さである程度は相殺出来る。
遠くコロンビアからコレを引き当ててくるイタルちゃんの千里眼ですよ。
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紹介:男爵ウォーズ

FRYX GAMESという少々ロゴが気持ち悪い小さなメーカーがある。そこが出しているいかにも怪しい小箱ゲームが「Brawling Barons 」、通称“男爵ウォーズ”だ。

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昨年のエッセンで出てきたゲームのようで、小生は天才しみーず様よりいただいた。残念ながら国内流通はしていないが、なんか絵面が小汚いので流通しても売れないだろう。

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なか~~~~~み!
箱の見た目からわかるとおり当然カードだけだ。ルールもカードに記入されている。エンボス加工などはかかっておらず、それほど良い紙をつかっているわけで
もないので遊びこむとすぐ汚くなるだろう。1個や2個とかケチなこと言ってないで買うならカートン単位で買おう。このゲームは基本2人プレイとなっているが、数セット買うことで3人以上でのプレイも快適だとルールが謳っている。

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さて!ゲームを始めたあなたは“男爵”である。
男爵は誇り高きブルジョアなので常にライバルと戦わねばならない。もちろん町には建物を建築し、大黒柱としての義務も果たさねばならない。まさに男児の憧れ!

しかし最初は手札しかないので、ゼロから市民を集めて収入源を得たり、兵士を囲って最低限の防備を築くところから始めよう。

手番では以下のアクションから1つを選んで実行できる(細かいのは省く)
・手札を補充
・収入を得る
・市民or兵士を手札からプレイ(要コスト)
・市民or兵士をアップグレードする(要コスト)
・兵士を壁に送る
・壁にいるアップグレード兵士を王の軍隊へ派遣する
・他の街を襲う

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手札の補充はそのまんまの意味。収入は基本1金と、市民の能力によって幾分か上乗せがある。
市民or兵士のプレイは基本1金でできる。それらをより強くするアップグレードには大金がかかるが、このゲームも基本は拡大再生産なので特に市民のアップグレードは序盤の肝である。
また、市民も兵士もそれぞれ初期状態では2人ずつしか置けないので、自然と町全体のアップグレードや兵士の移動(後述)は行わなくてはならなくなる。

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兵士を壁に派遣すると、他の男爵から攻撃を受けた時、まずはこの壁にいる兵士がターゲットになる。(攻撃対象として町のカードを指定することが出来なくなる。)
ちなみに壁にいる兵士はアップグレードできず、アップグレードでない兵士は王の軍隊に派遣することもできない。さらに壁から町へ戻ることはできないので、壁にいるヘボ兵士は一生うだつが上がらない。
また、アップブレードされた兵士は金もかかってるし強いしで手放したくないのだが、壁から王の軍隊へ派遣する(これまた一生戻ってこれない)ことで2勝利点にすることが出来る。このゲームの主要得点源の1つだ。

※壁に送ると戻ってこれないとか、王の盾になるとか、七王国みたいですね。
※アップグレードはカードの上下を入れ替えるだけです。

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市民からアップグレードして建物となったカードは、そのゲーム中の効果もさることながら終了時には1枚1勝利点になる。強力な建物は破壊されないように気を付けよう。
あ、そうそう。攻撃をすると決めた男爵は、攻撃参加カードを選んで、他の町のカードを指定して(壁に兵士がいる場合はそのいずれか)、攻撃値で攻撃する。
防御側は個別に設定された耐久度などで対抗する。
ここで面白いのが、破壊されたカードが捨て札になるのは当たり前だが、攻撃側もアップグレード兵士はヘボ兵士へ、ヘボ兵士は捨て札へ、という具合に弱体化することである。この妙にハイコストな攻撃のシステムが男爵に理性を問うている。(わけではないと思う。)

で、山札が尽きたらゲーム終了。
得点になるのは王の軍隊へ派遣した兵士と、町の建物だけ。シンプルでいいね。

【評価】
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【所感】
イラストは統一感が無く、しかもちょーヘボいんですが、ゲーム自体はなかなか遊べるというか、味がありますね。攻撃した兵士が凹むというキツめの設定が珍しくて最初は不安でしたが、高いコストを支払ってでも攻撃すべきタイミングは確かにあり、良い縛りになっているなと思いました。
でもやっぱりこの見た目だとちょっと厳しいですね。
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世界にひとつのプレイブック(90点)、ライフ・オブ・パイ(57点)

◆世界にひとつのプレイブック
★★★★★★★★★☆(90点)
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ダンスwithローレンス

同僚に奥さんを寝取られて躁鬱病になってしまったクーパー。妻とは今も愛し合っていると信じ込んでいるが、暴力事件に発展してしまった過去から裁判所に接近禁止命令を受けている。
夫に死なれたショックで職場中でセックスしまくって解雇されたジェニファー。どうして夫は死なねばならなかったのか、受け入れられずに錯乱した過去を持つ。
友人を通じて知り合った二人はお互いの境遇を理解しつつも、罵り合うへんてこな関係。
やがてクーパーは妻へ手紙を渡してもらうことと引き換えに、ジェニファーのダンスパートナーになる。

クーパー一家でちょっとおかしいのは彼だけではない。
暴力行為で球場から出入禁止を受けている父。弟とうまく会話できない兄。人一倍家族を愛している母。
ちょっと変な人が集まったがゆえに、妙にバランスを崩している家族。
そんな家族のバランスを取り戻そうとしたのか、はたまた賭けの口実にしたかっただけなのか、父が起こした行動が順調に回復中だったクーパーにふりかかる。

かくして二人の取引にすぎなかったダンスコンテストの夜は、クーパー一家の逆転をかけた大一番へと姿を変え…
って、これ是非劇場で観てください。お勧めです。


秀逸な脚本に驚く一作。
基本はコメディ調のドタバタ劇でありながら、脇を固める登場人物がしっかりと立ち上がってモノを言い、心地よい奥行きのある映画に仕上がっている。放っときたくなるようなエピソードから、胸が締め付けられるようなエピソードまで、とっちらかった物語が最後のお祭りに集約していく展開は見事だ。

“空気のような良い男”のブラッドリークーパーはそれでもイケメンすぎる感はあったが、オスカーノミネートも納得できる好演。愛すべきアホ父を演じたデニーロ、家族が一番の母を演じたJウィーヴァーもまた良い。ジェニファーローレンスは、もう、なんつうか、しばらくこの顔のオーラだけでやってけそうだ。
さらにもう一回り外側にいる親友、精神科医、父の商売仲間が演出する“実際はスゲーくだらない世間”もこの映画の救いのひとつである。

ささいなズレで見えなくなってしまった未来は、自分一人で取り戻すのは難しい。キラキラはいつだって他人から貰うもの。素晴らしいですね。
二人とも無職ですけど…
(500daysサマーとリトルミスサンシャインを合わせたような話…って言っちゃうと身も蓋もないので小さく追記しておきます。)

◆ライフ・オブ・パイ
★★★★★☆☆☆☆☆(57点)
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それは信仰の母

「世界にひとつのプレイブック」と同様にオスカー作品賞にノミネートしている話題作。
監督はアン・リー。原作は超人気作、らしい。
とにかく比喩・暗喩・寓話に満ち満ちた映画で、まず最初に“そういう”映画であると理解して観ないと言わんとする事を見失いそうになる作品である。そうして導かれて観ていくと、主人公の迷い、発見、帰結は実によくできた話といえる。結末のくだりが最近賞レースでウケの良い映画マンセーを含んでいそうなのも巧みだ。
予告で観るとゴテゴテしているCGだが、スクリーンで見ると得も言われぬ美しさだ。素晴らしく幻想的なアクティヴィティ。3D様様といったところだろう。
ただこれは前述の寓話的意味合いの表現手法として楽しめたものであって、3D映像そのものが映画を救っているわけではない。映画ってのはそういうもんだ。もしこれがただの映像集であるならば、「わかったから後はUSJでやってくれ」である。この作品における3Dは効果的ではあったものの、“3Dは何のために映画に導入されたのか”という小生の邪推は、已然ネガティブな方角を指している。
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紹介:動物博士

アドルングのゲームばかり紹介していると気を病みそうになるんだけど「動物博士」シリーズは数少ない例外だ。本サイトでは「恐竜博士」の紹介しかしていなかったので本家本元を追加したい。

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アドルング箱。
いまさら特筆することもないミニキャラメル箱。

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中身。動物カード。
「動物博士」シリーズは新しいアイテムが出るごとにUIが良くなっているのだが、これは最初のひとつなので少々ショボい。つまるところ通常のアドルング品質である。右のオウムみたいなのは恐竜博士に入っていた動物博士のプロモ、だと思ってたんだけど、動物博士に同じのがもともと入ってた。
で、ルールは「恐竜博士」と同じなのでその記事より荒っぽく書く。

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ヒロゲル。

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オダイデル。

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アツメル。

ということで、みんなが思う存分集めたら、お題にあっているかそれぞれ答え合わせをしていく。間違ってたら合ってたカードと一組にして捨てる。
残ったカードは得点ね。

これを規定条件まで続けて世界一の動物博士を決めるゲームだ。
これがアドルングでは珍しくまともに評価されて「ヨーロッパの動物博士」「海の動物博士」と言った具合に派生している。

【評価】
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【所感】
複数枚のカードを取るカルタって場が混乱してアクティビティにもならないと思っているんですが、このゲームは正誤があるので混乱しすぎることがなくてよいですね。アドルングのライトゲームは軽いというより浅いゲームが多い印象ですが、これは腰が据わっています。
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ビッグバントーナメント第三十九夜~ピクセルVSネット

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
そういえば一夜に怪談話を100話すると怪奇が寄ってくるらしいですが、ビッグバントーナメントは100夜になると誰かが死ぬそうです。

◆ピクセルタクティクス
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キックスターターで資金を募り、大量の小箱ゲームを作ったレベル99というスモパブの看板タイトル。
キックしたタムラくんちにはチーパスみたいな恐ろしいゲームも一緒に届いた。いや、少なくとも一部にはチーパスと書いてあったので、共同作品なのかもしれない。

で、まぁピクセルタクティクスの方は写真のとおり小っちゃいテキストがいっぱい書かれているゲームで、しかも同じカードや似た効果のカードがないので何度やっても時間かかる系である。
カード能力も極端で核戦争みたいな打ち合いになりがちだが、それはそれで短時間ゲームとして成立しており十分に楽しめる。ドット絵が幾分僕らを寛容にしている可能性は否めないが。
でも繰り返し遊びたくなる不思議な、なんというか、愛され要素を持っているゲームのような気がする。

◆ネットランナー
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設定がカッコいい。イラストがカッコいい。プレイングがカッコいい。
ほれぼれするようなゲームだが、懐の深さみたいなものもグイグイ感じる。なるほどネットランナーネットランナーいう意味がわかった。サイパンフリークはまず買っておいていい。

いたるちゃん製の構築済みデッキを借りてプレイ。強い。そしてカッコいい。
これはねぇ、ピクセルタクティクスの次に買いですよ。
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ゼロ・ダーク・サーティ(82点)、別離(81点)

◆ゼロ・ダーク・サーティ
★★★★★★★★☆☆(82点)
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報復の連鎖

中東アナリストになりかけているキャスリン・ビグローの自叙伝。ではなく、超カッコいいステルス・ブラックホークがビンランディンのお宅の家畜小屋に突っ込む話。ではなく、アメリカの復讐を見事果たした女パニッシャーのまつりのあと。

パキスタンで対テロ活動に参加しているCIA工作員の執念を追う再現映画。
911の首謀者であるオサマ・ビン・ラディンを抹殺すべく、連絡員と思しき“アル・アフメド”を重要人物と推測した女工作員マヤは、上司の理解こそ得られなかったが地道な捜査を続けていた。
一時は死亡説なども出てくるが、あるとき過去の膨大な情報提供資料からアル・アフメドの本名が判明。携帯電話の電波から頻繁に出入りしている豪邸がパキスタン市街、しかもパキスタン軍敷地近くにあることを探り当てる。

高い確率でアルカイーダの重要人物が潜伏していることは間違いないものの、ビン・ラディン本人の目撃ができないことから100日以上の硬直状態が続く。
最後は官房長官がマヤの才能に賭ける形で5月2日未明、ゼロ・ダーク・サーティにビン・ラディン抹殺計画は発動された。

作戦に当たるのは何かと出番の多いネイビーシールズのチーム6、対テロ専門部隊の面々。隊員役のジョエルがゴツくて頼もしい。
彼らの輸送手段として使われるのが噂のステルス型ブラックホークで、プロペラ音なども抑える技術がつかわれているらしいが、十分な轟音で飛び立つ雄姿が半端じゃなくかっこいい。

パキスタンの国境を越え、ビン・ラディンの潜伏先に到着したチーム6。ここから30分にわたる実地作戦シーンの緊張感がすごい。突然出てきた特殊部隊にいつのまにか一体感を感じている。メリケンの圧倒的ハードウェアの魅力だろうか。
かくして“正義の鉄拳”のように見える制裁が悪の親玉に喰らわされ、映画は終息に向かっていく。

そりゃあ、アメリカは強い。どんなにターゲットが巧妙に隠れても、抹殺する力と資金がある。非難轟轟浴びようとも、事実上のトールハンマーを持っているのは彼らだ。
ではその強大かつ執拗な反撃を遂行したことで、アメリカが手にしたものはいったい何だったのか。女工作員が一人空しく流した涙は、無力の涙ではなかったか。
報復の連鎖は今も続いている。

◆別離
★★★★★★★★☆☆(81点)
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昔話みたいなトドメ

「彼女が消えた浜辺」のイラン人監督によるヒューマンドラマ。

外国に行きたいという理由で妻が家を出た。
夫はアルツハイマー病の父を看護しなければならず、妻の希望にこたえることが出来なかった。
夫は父の介護役として、信仰深く真面目な貧しい女性を雇う。
ある日、夫が家に戻ると父が倒れている。腕をベッドに縛り付けられて。
激怒した夫は女性につめより、この家から出ていけと玄関から押し出す。
女性は転倒し、気分を悪くして病院に運ばれる。
実は女性は妊娠しており、結果として流産することになった。

かくして夫と女性は裁判で争うことになる。
争うためにお互いが小さな嘘をつく。
それはやがて大きな歪となってそれぞれの家族を崩壊させていく。

信仰、道徳、責任、愛情。いったい登場人物たちは誰と何を争っているのか。やりきれない気持ちが淡々と積み重ねられ、最後はやはり弱者が泣く。それを見た強者もまた、幸せでいられるとは限らない。それが人間ってもんでしょう。ねぇ。
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紹介:センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース

メリケンコミックワールド“センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース”はセンチネルズコミックの人気アメコミヒーローが集結してスーパーヴィランに挑むスペシャル企画。マーベルで言うところのアベンジャーズ、DCで言うところのジャスティスリーグである。
センチネルズコミックは主力の「フリーダム・ファイブ」がシリーズ#200オーバー、「ディテクティブ・シリーズ」が#100弱、他「ファナティック」、「ラー」などなど、多数の人気シリーズを擁する一大コミック出版社である。という設定。

その設定ありきで作られたカードゲーム。それが「センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース(以下SotM)」である。
とにかくこのテーマに込められた気持ちが半端じゃなく、値段に見合わない努力の片鱗がそこらじゅうにうかがえる。好きな人には価格以上の価値を提供する雄姿が「フードファイト」「エピックスペルウォーズ」のクリプトゾイックに重なる。メーカーはGreater Than Games。まだこのシリーズしか作ってねぇ!要はすきもの同士があつまって作ったということである。

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ボックス。ちょっとデカめでストーンエイジくらいあると思う。
当然パケ絵がアメコミ風で、バーコードは後ろについているのにしっかり前にもデザインされている。

ちなみにSotMはキックスターターで出資者を募っているのでその関係でこのパッケージを見たことがある人も多いだろう。現在は3つ目の拡張がキックスターターに掲載されているが、目標金額を楽々ぶっちぎる人気タイトルとなっている。

ただ、一目見てもらえばわかるとおり絵がヘボい。ヘボいんだけど、ずっと見ていると愛せるヘボさ。カードによってイラストのレベルが激しく上下する感じで、漫画家を目指す中学生がドラゴンボールをまねるとこうなるみたいな。
この基本セットだけでも何百とイラストが描かれているのだが、すべてスタッフの1人によるものである。

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中身はカードにシールを貼ってスリーブに入れると尺が合わなくなって箱に入らない。なのでデッキ毎にカードケースに入れてそれを大型ケースに入れて保管している。
基本セットだけでも600枚弱のカードが入っており、大型ケースが2つ必要だ。
ちなみに拡張は1つにつき大型ケース1つ分(カード約300枚/拡張)だ。

コンポーネントはダメージカウンターや状況確認用の便利バーを除くと全てカード。
全てのカードはデッキの一部となっており、
・ヴィラン(悪役)デッキ
・ヒーローデッキ
・環境デッキ
の種類がある。

基本セットにはヴィランが4種類、ヒーローが10種類、環境が4種類。
これらの概要は以前2回にわたって掲載した通り。
センチネルズ・オブ・マルチバース予習1日目
センチネルズ・オブ・マルチバース予習2日目

やることは協力ゲーム。
最初に打倒するヴィランを決めて、その後プレイヤーが各々使用するヒーローを決めて、戦う場所(環境)を決めて、それぞれの構築済みデッキを準備する。
ヴィランによって条件が変わることもあるが、ヒーローが全滅する前にヴィランを倒せばプレイヤーサイドの勝ち、というのが基本である。

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ラウンドはヴィランのターンから始まる。
①ヴィラン能力によるターン開始時能力を発動させ、
②ヴィランカードを1枚プレイし、
③ヴィラン能力によるターン終了時能力を発動させる。

カードにはその場で効果を発動して捨てられるものや、雑魚キャラとしてその場に残るものや、装備品としてヴィランを強化するものなどがある。
たいていの場合はヒーローにダメージを与えたり、バッドステータスを与えたりという感じだ。

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ヴィランのターンが終わったら、今度はヒーローが時計回りでターンを行う。
①ヒーロー能力によるターン開始時能力を発動させ、
②手札からカードを1枚プレイし、
③プレイされているカードのPOWERを1つ発動し、
④手札を1枚補充して、
⑤ヒーロー能力によるターン終了時能力を発動させる。

ゲーム開始時はヒーローがそれぞれに持っている初期POWERしかないが、ヒーローもヴィランと同じように装備品や特殊能力を追加していくことで強くなっていく。
強くなるといっても誰もが攻撃系というわけではなく、守備系やサポート系、さらに変則的なものもある。攻撃系も拡散タイプや個人攻撃タイプがあり、対するヴィランによって活躍しやすいヒーローも変わってくる。

ちなみにカードの下部分に吹き出しがあるのだが、これは存在していることになっているコミックから関係した台詞をフレバーとして載せてる、ということらしい。ご丁寧に何というシリーズの何巻から引用したかも書いてある。頭がおかしい。

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全てのヒーローがターンを終えると、ラウンドの最後に環境デッキからカードが1枚プレイされる。処理はヴィランターンとほぼ同じだ。
環境デッキは一応中立であるものの、ほとんどの場合はヒーロー側に負担を与えるものである。その迷惑度は相当なものなので、あらかじめどんな場所で戦うのか全員で確認してから遊ぶべきであろう。(ドゥームナイト一同がプリマリス島の火山だけで半壊したことはヒーロー史に残る悲劇として知られている。)

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まぁそんな感じでゲームは進行していくのだけど、全てのヴィランは戦況によって裏側の別モードに移行し、また違った条件でヒーローを苦しめてくる。
基本ルールは簡単なままに、ヴィラン、ヒーローともにバラエティー豊かなアイデアが個別に仕込んである。それが「センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース」のいかれた良さだ。

【評価】
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【所感】
尋常じゃないボリュームの背景設定、イラスト数、込められたネタとその再現が素晴らしいゲームです。状況を楽しみながらガヤガヤ遊ぶとよいでしょう。バランスはそれなりに考えてありますが、人数とカードの巡りによってはどうにもならなかったりするので、システムとして楽しむのであれば他のゲームをやるべきだと思います。
続く拡張を2つ準備してありますが、これまた違ったアイデアが盛り込まれていて良い感じです。
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桐島、Blu-rayも出てるってよ

キネ旬投票でも2位(※)になった「桐島、部活やめるってよ」のBlu-ray/DVDがリリースされている。
⇒「桐島、部活やめるってよ(91点)」

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青ではなく黒いパケが印象的なBlu-ray版。
レンタル版では映画部の短編エチュードが観られるが、セルだと帰宅部と女子のエチュード、それにバドの女の子の短編を観ることができる。
それだけでも買いたくなるが、先着特典には台本もついている。

この台本は「桐島、部活やめるってよ」が劇場公開された頃の「シナリオ」に掲載されたものと同じだと思う。たしか本決り版の台本だったと思うが、当然映画とは一部が違う。というか、一点、ものすごく大事なところが違っているので、この映画が好きな人は機会があったら読んでみてほしい。(台本読んだの2回目だが、やっぱりこの映画の脚本は美しい!)

ってことでどうぞ。店頭ではけっこう売り切れてる。
桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]
(2013/02/15)
神木隆之介、橋本愛 他

商品詳細を見る

シナリオ 2012年 09月号 [雑誌]シナリオ 2012年 09月号 [雑誌]
(2012/08/03)
不明

商品詳細を見る


※1位は「かぞくのくに」
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紹介:ホビットの冒険・カードゲーム

イケメンが出てないからなのか、そもそもホビットがそれほど人気がないからなのかはわからないが、映画「ホビットの冒険」の国内興行は想像を遥かに超えるズッコケぶりとなった。
ということで残念ながらタイミングを合わせて日本語版が発売されたワレスのトリックテイク「ホビットの冒険」もそれほど話題にならなかったし、横に広がることもなかった。まぁ横の広がりは最初からたいして期待していないか。でもなんつーか中身も、少々、ね。

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箱。
そうそう、映画とタイアップしてるわけじゃなくて、原作の方よ。ライラの冒険の時もそうだけど、KOSMOSのタイミング合わせは基本原作の方。これは日本語版なのでHobbyJapanロゴだけど、本国ではKOSMOS。アメリカではファンタジーフライトが扱っている。

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中身。KOSMOS品質で良い。
カードには原作にちなんだ場所やイラストが描かれているけど、ゲームにはあんまり関係ない。
このゲームは前述のとおりトリックテイクなんだけど、トールキンの児童書「ホビットの冒険」のキャラクターをロールプレイしながら遊ぶ変り種である。

一応補足しておくと、「ホビットの冒険」とは、今や映画の方が有名になったファンタジー小説「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚にあたる物語である。
不自由なく暮らしていたホビット族のビルボが、謎の強迫観念に駆られて大魔法使いと13人のドワーフと共に“はなれ山のドラゴン退治”に出かける話である。
この道中でビルボは“例の指輪”を拾ったり、後にその指輪と共にフロドへと受け継がれる“つらぬき丸”を手に入れる。また、13人のドワーフの中にはギムリの父親であるグローインをはじめ、「ロード・オブ・ザ・リング」に繋がる人物が多数登場する。
「ホビットの冒険」は最後まであきらめない者に救いが訪れるという一貫した教訓が実に自然でかつ面白い児童書だ。未読の方には是非読んでもらいたい。(指輪物語を読んでほしいとは中々言えないが…)

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というわけで5つの登場キャラクターが用意されており、おおざっぱにいうと善と悪に分かれて戦う。(トリックテイクなのに!)
キャラクターごとにトリックに勝った時の処理が異なっており、原作をしっていればニヤリとできる。少なくともゲームをやる前までは…。

で、トリックテイクをはじめるんだけど、悪側はカードを多めに配られて一部捨てる。ってことで有利なところから始まる。一応言っとくとね。

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で、トリックテイクのルールはいたって普通。紫色は切り札でもある。
ただ配りきりじゃないしカードは抜かれてるしで、なんかまぁ、この時点でちょっとゲーム的に力が抜けるところはある。

問題はそのトリックの決着がついた後である。
各プレイヤーが担当しているキャラクターごとに、とったトリックのカードをどうすることが出来るのかが違う。

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トリックでとられたカードはキャラクターごとの制限は受けるものの、基本的にトリック勝者が各キャラクターに振り分ける。
ここで振り分けられたカードに書かれているマークが重要。
マークには暗黒、神聖、パイプの3種類がある。
善のキャラクターにとって振り分けられた暗黒はダメージに。
悪のキャラクターにとって振り分けられた神聖はダメージに。
パイプは次のラウンドでカードを多くもらえて選択ができるようになる。

ラウンドが終わった時点でダメージが2以上あるとキャラクターが死んでしまうので、それまでに善キャラクターは神聖を受け取ることで、悪キャラクターは暗黒を受け取ることでダメージを相殺できる。

そんな感じでラウンドを最大2回行い、善悪それぞれの勝利条件が満たされたところでゲーム終了。

しかしこれは…。
3人ゲームでは善が、4人ゲームでは悪が、5人ゲームでは善が、という具合に有利不利のバランスが極端。ゲームを楽しむところまでいきつきにくい。トリックも配りきりじゃないのでどう楽しんだらよいかつかみにくいし…。
トーリンの能力とか、原作の魅力を汲み取ってて良いなぁと思う部分はあるんだけどなぁ。

【評価】
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【所感】
原作の設定を大切にしているところは好感が持てるのですが、ゲームとしてはフラッフラな手応えで…。
やっぱりワレスのトリックテイクは…。
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ビッグバントーナメント第三十八夜~マルチバースを覆う影

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
今回はメリケン的コミック世界“センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース”を舞台にしたカードゲームの登場だ。

◆センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース
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オリジナルのコミックワールド“センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース”を舞台にしたデッキ構築済み協力ゲーム。
ヒーロー、ヴィラン、環境を組み合わせることで毎回異なるシチュエーションが楽しめる、、、ということになっている。

一回目は惑星を次から次へと侵略している戦闘民族とそれを率いるグランドウォーロード・ヴォスとの対決。
ヒーローはMAXの6人。ヴィジョナリー(オビ湾)、レガシー(タカタくん)、タキオン(CQQ1Q6Q)、アブソリュートゼロ(タムラ)、レイス(いた師)、ラー(神ゴッド神仏)。

ヴォスの高い体力と沸きまくる雑魚キャラに苦戦すると思いきや、タキオン、レイスの活躍で取り巻きを一掃し、ヴォス本人を2ターンにわたりフルボッコにすることに成功。楽々の勝利を収めた。
これが難易度3か。

いた師「楽勝でしょ。次は上級ルールでいきましょ」
このゲームには上級ルールという名のヴィランブースと設定があり、これを採用することで敵が強くなるのだ。
ということで2戦目。

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地球最強の人類、太陽の子シチズン・ドーンとシチズンジュニアたちとの対決。
アブソリュートゼロ(オビ湾)、ファナティック(CQQ1QQ9)、テンペスト(タカタくん)、バンカー(タムラ)、ハカ(いた師)、レイス(神ゴッド神仏)。

写真はガジェット準備を万端にしてフルパワーのオビ湾アブソリュート・ゼロ。
ただし今回はいろいろとめぐりあわせが悪かった。

今回の環境は「プリマリス島」というシチズン・ドーンの居住地なのだが、ここの火山効果がプレイヤーの人数分だけ全員がダメージを受ける、、、というもので、しかもカードの巡り会わせが最悪で3ターン目にして半数が死亡。
しかもシチズンキッズたちが攻撃はしないくせにカードを捨てさせるとか、最悪のコンボを組みはじめて全員意気消沈。お通夜みたいな雰囲気になって全滅。

期待していた分の面白さとアクティビティを持っているのでまったく問題ないが、どうやら人数が多いと事故率も高くなりそうだ。
バックストーリーにかけられたエネルギーが半端じゃなく、拡張シリーズがキックスターターで目標額の10倍で成功しているのもうなずける。
まぁ、半分ばかげーなんだけど、その粗さ込みでアメコミでしょう。なんかかっこよければそれでいい。

サータナカマが置き去りにしたタカタ君には悪いことをした。ドゥームナイトはドイツゲーマーの壁をはるか昔に突き破ってしまったジャンクゲーマーたちの集まりなのだ。

◆スカイライン
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キックスターターでグランドフロアのおまけみたいにつけられていたというゲーム。
ルール聞いた段階で面白そうな要素は見つけられないが、実際やったところでその印象も大して変わらなかった。いや、そこまで悪いわけじゃないんだけども。価格帯を聞いてちょっと引いた。1500円くらいが妥当なゲーム性だと思う。
パッと見ではわからないんだけどダイスには3種類あって、これが自然に見分けられないとプレイアビリティに著しく問題が出てくる。その点では酷いコンポーネントといえる。
ちなみにアートワーク自体はそこそこに良い。

以上。
来週はネットランナーによる遠隔操作マラソン。

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ユナイテッド(85点)、未来警察(20点)、ピラニア3DD(40点)、ハードウェアウォーズ(50点)、ボディ・ハント(50点)

◆ユナイテッド
★★★★★★★★☆☆(85点)
ユナイテッド
ノンフィクション映画の秀作
フットボール映画の最高傑作


香川の入団で誰もが名前を聞くチームになったマンチェスターユナイテッド。
彼らがチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を初めて制したのはボビーチャールトン、ジョージ・ベストらを擁した1968年だ。
この栄光を手にするまでに、マンチェスターユナイテッドに空白の10年が存在したことを、サッカーファンであればよくご存じであろう。
多くの選手の命が飛行機事故で失われた「ミュンヘンの悲劇」だ。
(俗称が似ている「ドーハの悲劇」は、悲劇というにはあまりに女々しい。)

この映画では「ミュンヘンの悲劇」の2年前を起点として、サッカー界の伝説的選手であるボビー・チャールトンを主人公に、彼らの転落と再起を描いている。
低予算のため試合や事故の様子は簡略化されているが、むしろ実直な脚本と演出との相性がよく、真実味のある作品に仕上がっている。
俳優の演技も添えられる劇伴も至って自然で、静かな感動作というにふさわしい。

ちなみにこの映画は英国内で製作されたTV放映用ドラマである(最優秀ヨーロッパTV製作賞受賞)。
「ゴール!」三部作でフットボール映画は世間の信用を失ったが、なんとかこの作品を起点にして、ユナイテッドのように返り咲いてほしい。

◆未来警察
★★☆☆☆☆☆☆☆☆(20点)
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ジーンシモンズが出てるアレではない。

アンディ・ラウ主演のロボコップ×仮面ライダーみたいな映画。
ジャケットを観た時点で終わってる感がひしひしと伝わってくる。別にこの映画に限らずアジア人の未来モノ映画はほとんどの場合救いものにならないんだが。

この映画は昨年の夏にDVDがリリースされ、我が川越TSUTAYAには3本入荷された。
俺は当然新作の段階で借りたのだが、その後半年間「未来警察」のレンタル状況を週2~3回の体制で監視していた。
長期にわたる調査の結果、川越TSUTAYAで俺以外にこの映画を借りた人間はいなかった。日本は平和である。

どうせ誰も観ないことが仮実証できたところで、ネタバレ全開で話を進めさせてもらおう。

2080年、美人の妻とかわいい娘(両親のどちらにも似てない)を持つアンディ・ラウは巻きグソみたいなマークの警察組織に所属する優秀なエージェントだった。
しかし新エネルギーの開発者であるマー博士の護衛任務において妻を亡くしてしまう(妻もエージェントだった)。
ほどなくしてマー博士を狙った一党がタイムワープを使用して幼き日のマー博士を殺害しようとしていることがわかり、アンディ・ラウもロボコップ以上のサイボーグ化を施した上で50年位前(たぶん)にワープする。
その後何がどうなったのかよくわからないが、50年前の世界で普通に生活し、警察をやっているアンディ・ラウ。そしてなぜか娘も学校生活に馴染んでいる。
アンディ・ラウはマー博士を守るために過去に戻ったはずだが、いっこうにマー博士を探す様子もなく、ただ自分がサイボーグであることを隠すのに躍起になる…というどうでもいいシーンが続く。
そしてついに怪人が過去に到着するが(そうそう、書き忘れたけど、敵は怪人である。仮面ライダーみたいな、あんなやつ。)、肝心のマー博士が見つからない。
マー博士が見つからない理由が実はあるのだが、べつにおもしろい話でもないので割愛させてもらう。マー博士は見つからないものの、アンディ・ラウがいるのでエンカウントバトルが始まる。この映画におけるCGはオープニングの底浅な未来都市といい、一昔前のモード学園のCMみたいなレベルである。バトルは想像以上につまらなく、俺は早送りなんてしなかったが、別に早送りしても誰も怒らなかったと思う。
かくして怪人を退治し、マー博士を守り切ったアンディ・ラウだが、最後に娘の驚くべき真実があかされる。是非、皆さんにも鑑賞して確かめてほしい(嘘です。やめたほうがいいです)。

さて、まぁそんな感じで見た目通りにしょーもない「未来警察」。パッケージが警告として十分に機能しているので怪我人は少ないだろう。
とはいえ、この映画はアンディ・ラウが出ている国民的な映画である。故に、当然ファンビンビンも出ている。彼女が最初から最後まで出てくれればファンもビンビンなのだが、大人の事情で10分で死んでしまう。
過去にタイムワープした後はコメディ半分・恋愛半分でずいぶんおちゃらけた内容になっている。なんだ子供向けかと思ってい観ていたが、SEXやフェ●を想起させるやり取りがあるなど、ただ考えが及んでいないだけだということがよくわかる。

映画とは思えない激ショボCGとよくわからないプロットを微笑ましいと思えるかどうかがこの映画を愛せるかどうかの分かれ目になる。というのは嘘で、こんなもの観て有意義だと思ったらそれこそ事である。

◆ピラニア3DD
★★★★☆☆☆☆☆☆(40点)
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なぜかスタイルが激変

「サバイバルアイランド」のアメリカいちセクシーな女性ケリーブルックを起用し、エログロ映画としては脚本の質も悪くなかった「ピラニア3D」。
しかしその続編はテイストを30度変えておバカ映画に変身。おバカはおバカで面白いしその方面での出来としてはよいのだけど、おバカ映画ってだけなら他にもいっぱいあるんだよな。まともなエログロパニック映画で続けてほしかった。
前作はパーティーシーンの編集がよくて鑑賞者のテンションが上がるように出来てたけど、その辺も今回は雑。
まぁ、単純に監督の差が出た感じ。
デヴィット・ハッセルホフが本人役で登場して好き放題やってるのをキャッキャ言いながら楽しむ映画と化している。

◆ハードウェア・ウォーズ
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
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スターウォーズパロディの最高傑作

スターウォーズファンには超有名なパロディ映像。(映画じゃないし、そもそもYoutubeで観れる。)最近DVDになったので鑑賞したが、youtubeで観れる奴と同じだった。
「スターウォーズ 新たなる希望」をダイジェストにしたパロディ映像だが、そのメカニックのほとんどをハードウェア、それも白物家電で代用しているところがハードウェアウォーズの人気の所以だ。
ナレーションは当時の予告ナレーションを模しているところも評価できるポイントだ。

◆ボディ・ハント
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
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ジェニファーローレンスのアレやコレ

思春期のジェニファーローレンスがかつて殺人事件のあった家の隣に引っ越してきてキスしたり殺されそうになったりする話。
最初から一番怪しくて、母ちゃんやご近所さんから敬遠されている奴がそのまま本当にヤバい奴というちょっと変わった設定。(パケ裏で誰がヤバい奴かわかるのでネタバレではありません。)
やはりジェニファーローレンスはあのムッツリした顔で得をしている。ディープキスシーンがあるのでファンは見逃してはならない。

以上
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TCGオンザDS~VSsystem MARVEL COMIC

どうぶつの森が落ち着いてきたこともあり、去年からDSの北米ソフト「VSsystem MARVEL COMIC CARD GAME」で移動中に遊んだりしている。
VSsystemとはアッパーデック社が開発したアメコミテーマのトレーディングカードゲームで、MARVELとDCの両方を混ぜて遊べることで一時期小規模に話題になった。実はホビージャパンが日本語版も発売していたTCGだ。

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1プレイは10分ほどなので、帰りの電車でちょっと時間が空いた時や、寝る前にちょっとと言った具合に遊べる。ストーリーモードはちょっとした電子コミックを楽しみながら進めることができ、ブースターもかなりの種類があるのでやりこみ要素も十分といえる。

ただ、オビ湾はTCGを遊んだことがほとんどないのだけど、これがゲームとして面白いかっていうと正直ちょっと微妙。
毎ターン手札から1枚リソースをプレイしていくことで、ターン数を重ねるほど強いカードが出せる仕組みになっている。たとえばコスト5のカードは5ターン目以降に出せる。
…のだが、結局そのターンで出せる最強のカード、つまりターン数と同じコストのカードが出せるか出せないか、またその時先手が後手かでほとんどゲームが決まってしまう。コストが増えるとカードは累乗計算的に強くなるという大味な設計がこの問題の原因だ。
そういう状況下でカードの種類がわんさかあっても…というのがシステムに対する感想だが、結局アメコミキャラクターを堪能するのが本ゲームの醍醐味だろう。

まぁ、TCGの方はもう何年も前に終わってるんだけどね…。

Marvel Trading Card Game (DS 輸入版 北米)Marvel Trading Card Game (DS 輸入版 北米)
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よかったらどうぞ。ゲームボリュームはめっぽうあるから。
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紹介:レストラン

最近のローゼンベルグはアグリコラやル・アーブルなどの超大型ゲームで稼いでいるが、彼の往年の代表ゲームといえば「ボーナンザ」である。もうひとつ「マンマミーヤ」も定番中の定番だが、今もシリーズが続いているってのが「ボーナンザ」のすごさというか、愛され方を物語る。
で、その「ボーナンザ」の特徴としてよくピックアップされるのが“手札の順番を変えちゃダメ”なのだが、これと同じ縛りを使った小箱ゲームを、ローゼン先生は作っている。それが今回紹介する「レストラン」だ。

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ASSの小箱。ASSで小箱と言えば「バトルライン」の前身的立ち位置の「ショッテントッテン」が有名だろう。
AMIGOなどの小箱に比べると一回り大きい。

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中身。
エンボスはしっかり効いている。少々大き目なカード。
メインとなる料理カード以外に、LRカード、それに得点カードが入っている。
また、どうやら得点カードが足りないと思った時に使うと思われるコインチップも入っている。

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で、先に書いた通りこのゲームは手札の順番を入れ替えてはいけない。
ただしボーナンザよりももひとつ厳しくて、重要なのは横並びにした時の“順番”。なので、右に広げるか左に広げるかで並びが変わってしまう。そういう並びの変え方もだめ。だからプレイヤーがカードをどちらに広げているかを表すカード付というわけだ。

さて、ではこのカードの並びを使って何をするのか。

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場に並んでいるメニューと同じ並びになっている3枚以上のカードをプレイすることで、それを得点源とすることができる。
手順としては、手番プレイヤーがまず手札を1枚調整し、そのあと場に並んだカードに手札から1枚を重ねて置くことができる(要は自分の都合の良いように場のメニューを調整する)。その上でまずは手番プレイヤーが自分の手札と場のカードの並びを比べて、得点源の確保を目指すのだ。

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手番以外のプレイヤーは場札を調整することこそできないが、自分の手札を1枚調整することができる。
その後に手番プレイヤーと同じように合致するカードの並びをプレイするという具合だ。

ちなみにこの得点源となったカードは、そのままが得点になるのではなく、10枚セットで1コインと交換。
ただし手札5枚と場札5枚が一致した場合は、フルコースということでいきなり1コインをもらうことができる。

基本的なところはそのくらいかな。
少々作業的なパズルゲームという印象で、かつゲーム終了条件まではけっこう時間がかかる。
ウヴェ先生といえどこういうこともある。

【評価】
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【所感】
イラストの可愛さと、テーマの小奇麗な感じは好印象です。ただ、ゲームとして面白いかというと、少々退屈なパズル、というのが正直な感想です。
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アイアンスカイ(70点)

◆アイアン・スカイ
★★★★★★★☆☆☆(70点)
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絵に描いたようなパツ金美女

ボードゲーマーの間でもかなり馴染みが深くなってきているキックスターター・ザ・クラウドファンディング。
そこで莫大な金を集め、ヨーロッパから遠く離れた日本の劇場まで侵略したモンスター級の成功例「アイアン・スカイ」。

実はダークサイドオブムーンにナチ残党の秘密基地があり、ついにそいつらが地球を侵略しにくるというアホな話。そこに有名SFのパロディやわかりやすい社会風刺がこんもり盛られており、いわゆるドストレートなB級。

前半は時代錯誤なナチ族がアメリカのアホな大統領と絡むコメディメインの進行。何故か白人に改造された黒人の役どころがおいしい。
後半は大挙して攻めてきた宇宙ナチ軍と地球連合軍の大規模艦隊戦。さすがにILMのCGとは比べられないが、この手のパロディ映画としては異色の出来と言える。つまり、十分劇場スクリーンに耐えられる。

冗談も面白いが、パツ金美女がほんとに美女なうえに主人公級の登場時間があり、お姉さん好きは楽しく見れること間違いない。

ところで映画系のキックスターターで出資者のバックってなんなんだろう。チケットだろうか。
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紹介:ドラゴン

そこそこ長くボードゲームをやってる人なら「アクエリアス」という少々しょっぱい小箱ゲームがあったことを覚えているだろう。去年くらいに箱が少し大きくなって再販し、さらにちょっとテーマを変えたセブンドラゴンなるものがリリースされた。
そのセブンドラゴンをアミーゴ印にしたのが、この「ドラゴン」である。

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アミーゴ小箱にまで出世したアクエリアス族。
アクエリアスはイラストがサイケポップで可愛かったのだが、このセブンドラゴン系は妙なリアルテイストで可愛くはなくなっている。カッコいいと思うかどうかはひとそれぞれだろう。正直俺は気持ち悪い。

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中身。いつものエンボスカード。
このゲームには5色のドラゴンが1匹~4匹で割り付けられたカードと、アクションカードの大きく2種類がある。
それに加えて銀色のスタートカードとジョーカー色のレインボードラゴンがある。
ちなみにアクエリアスのテーマ替えと言っても上記カードに増えた物や無くなった物があるので一緒ではない。
一応、「ドラゴン」の方がよりゲームゲームしている。たいしてかわらないが。

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このゲームは手札からドラゴンカードを出して、同じ色のドラゴンが連結するように並べていくゲームである。
ちなみに7枚のカードが並んだらゲーム終了で、その色のゴールカードを持っているプレイヤーが勝利する。上の写真がゴールカードで、ゲームの最初に配られるのだが、ゲーム途中にアクションカードにより容赦なく交換させられたりするのでままならない。というか、こういうゴールカードがあるのに途中で交換させられるゲームってのは、序盤がどうしてもただの作業になりがちでテンポが良くない。まぁ、終盤になったところでアクションカードのアホさに笑うしかないのだが…。

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アクエリアスとの大きな差は、中央のシルバードラゴンがただのレインボー役(ビンゴの真中ともいう)なだけでなく、アクションカード使用後に対応する色に変更されるというところか。これで真中がジョーカーじゃなくなる分、ジョーカーカードとなるレインボーカードが存在する。
それってたまたまレインボー引いた奴が有利になるだけの変更な気がしないでもない。

なんでAMIGOはこれをOEMしたんだろうか。アクエリアスならまだ可愛くて許されると思うのだが…

【評価】
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【所感】
あまり語る言葉が出てこないんですが、どうせアホゲーならアクエリアスの方が見た目が合っていると思います。
AMIGO…昏迷期ですね。
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96時間~リベンジ(50点)、ネイビーシールズ(81点)、崖っぷちの男(50点)

適当です。

◆96時間~リベンジ
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
0000000000リベンジ
ニーソソはニコラスを超えるか

ついに“妻と上手くいかない夫”の役が8割を超えたリーアム・ニーソソのハッスルガンアクション第二作。前回の敵役の親父が復習しにくるというだけの話で、96時間というタイトルはまったく関係なくなってしまっている。
美人とは言い難いものの、成長したキムの美脚が眩しく、前半はそれだけである程度見ていられる。しかし親父の活躍シーンは007やボーンちょめちょめのスマートアクションと比べると幾分か見劣りしてしまうのは仕方ない。
90分という上映時間が身の丈に合っていて好感が持てる。どうせなら96分というタイトルにしてしまえばよかったのに。

◆ネイビーシールズ
★★★★★★★★☆☆(81点)
0000ネイビー
モノホン!

銃器、無人偵察機、戦闘艇、全てが本物なだけでなく、なんと役者までがネイビーシールズ隊員と言う驚きのスペックを誇るアクション映画……否!ミリタリー資料集!
ラジコンが飛んで行って標的の位置情報をピピピと把握。的確な指示のもと目標を制圧していく。もうゲームみたいな話だが、これが本物だというのだからテンションが上がる。戦闘艇からビームの様に発射される機関銃の迫力は他のドンパチ映画では絶対に見られない。
冒頭のジャングル大脱出がエンタメとしても最高に良くできているせいで後半が若干失速気味に感じるが、ブルーレイで買っても良いと思わせる重量感がある。
実際売れてそうだ。


◆崖っぷちの男
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
0000がけっぷち
超適当な脚本に眩暈

“3Dの男”木彫りのサム・ワーシントン主演によるクライム・サスペンス……の筈なのだが、サスペンスと言うにはあまりに脚本が穴だらけなのでクライム・アクションとして見た方が良いミッション・インポッシブルみたいな映画。

ダイヤモンドを盗んだ罪をきせられて服役中のワーシントンが、父親の葬儀に特別出席したところで逃亡。
その後はダイヤモンドの持主である江戸ハリスがまだダイヤモンドを持っていることを証明して、無実になろうという作戦。
ワーシントン自らは江戸ハリスビルのはす向かいのホテルで狂言自殺を展開し、人の気を引きつける。そこでワーシントンの弟とその彼女が江戸ハリスビルに潜り込んでダイヤモンド奪取を狙う。
弟と彼女は江戸ハリスビルの屋上に爆弾をしかけて大穴を開ける。爆発音がするが、このタイミングを見計らってワーシントンが飛び降りそうになるので野次馬の叫び声で掻き消される(!!!)。狂言自殺を計る意味はこのためくらいでしかないのが哀しい。
弟は江戸ハリスビルの侵入直前になると彼女に「これは家族の問題だ。来なくていい」みたいなことを言うのだが、侵入後の作戦に2人じゃないと遂行できないやつがあって真面目に見る気が失せる。見るけど。
弟と彼女は銀行級のセキュリティを掻い潜って最も奥にある金庫にたどり着くが、ダイヤモンドはない。当たり前である。盗まれたものとして保険金までもらっているのだから、そんなところに置くはずがない。そもそも、江戸ハリスビルにあると思っているところがピュアすぎる。
が、江戸ハリスはピュアすぎてダイヤモンドを江戸ハリスビルに隠していた。しかも狙われていることを知って自ら隠し金庫から取り出したのだ!
それをどこからか見ていた弟と彼女は江戸ハリス室に潜り込み、江戸ハリスが1人の時にそれを奪う。(さすがに適当すぎるだろ…。)
結局それはまた取り返されてしまい、ワーシントンも江戸ハリスと裏でつながっている悪徳警官につかまってしまう。
自殺騒ぎで大注目されているビル群の屋上で、こっそりワーシントンを殺そうとする江戸ハリスと悪徳警官。お天道様の下で、もう、こっそりもなにもない。少なくともビルの中でやってくれよと思うし、スタローンの映画だってそのくらい気を使うが、江戸ハリスは気にしないようだ。
そこにワーシントンの同僚警察が登場して危機一髪。逃げようとした江戸ハリスを捕まえ、懐からダイヤモンドを取り出してカメラに向ける。「見ろ!俺は無罪だ!」。っていう話。

演出も役者も良くて、見ていて大変楽しめる映画である。特に弟の彼女は可愛いしセクシーだしで文句が無い。
ただ、こんなにボロが多い映画も珍しい。
狂言自殺の現場にいて、弟がダイヤモンドを盗んで来たら、それからどうするつもりだったんだろうか…。ダイヤモンドを持ってこれたとして、それが何の証明になるんだろう…。この心配だけでストーリーの根底が揺らぐ。
ジョニートー製作の「アクシデント~意外」を超える衝撃的な作戦のヒョロヒョロぶりに戦慄を覚えた。
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ドゥームナイト予告~マルチバースを覆う影

日曜恒例ドゥームナイト予告。
長らく予告してきたセンチネルズ・オブ・ザ・マルチバース。
基本セットだけでも500枚以上のカードがあり、プライベートな時間も十分取れなくて一部のカードが間に合うかどうか…。

◆センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース
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打倒ヴィランのアメコミヒーロー協力ゲーム。
基本だけでヒーロー10デッキ、ヴィラン4デッキ、環境4デッキの大ボリューム。

以上
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紹介:フィアスコ

90年代後半のシュタウペによる小箱カードゲーム「フィアスコ」。
小箱フェティスとであるオビ湾に気を使っていたる師匠が紹介してくれた素朴ゲーだ。

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なんとAmigoサイズ小箱。ラベンスバーガーにもこのサイズの小箱があったんだね。
正確にはAmigoよりちょっと大きくて、HABA系よりは少し小さい。ファランクスくらいかな。
フィアスコってのは、台無しっぽい意味だって聞いたような気がする。不正確なので気になったらドイツ語で調べてくさい。

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カードはエンボス無しの、今と変わらぬ感じ。ずっと遊んでると黄ばんできそうな、あの感じ。
でもイラストが良いんだよね。古き良きっていうか、まぁ実際はそこまで古くないんだけど。
だって見てくださいよ、この右側のカード。“ドンガラガッシャン・カード”って言うんだけど、ドンガラガッシャン以外の何物でもないっていうかね。もう文句ありませんよ。

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えーと、どんなゲームだったっけね。
ああ、思い出した。(※)
こんな風にカードをザーーっと広げて、手番になったらカードを1枚取るか、自分の前に置いてあるカードの組み合わせを精算するかする。
基本的にカードをたくさん集めてから精算の方が得点効率は良いのだけど、先ほどの写真に写っていた“ドンガラガッシャン・カード”を引いてしまうとそれまで集めていたカードが無くなってしまうというティキンレース。
でもまぁそれだけじゃなくって、それはこの後説明する。

※一応言っておきますが冗談です。

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カードが溜まった後の得点計算は、まず1種類のスートを選んでその数字を合計し、その合計値と溜まったカードの枚数(選んだスートを含む)を掛けて算出する。
例えば上の写真だと、青の牛乳スートが(3+5)の8で、カード枚数は8枚。8*8ってことで64点。

で、点数が算出出来たらあらかじめ用意して置いたシートに記入する。
「オビ湾・牛乳・64点」
なぜスートまで記入するのか。
イエス!ワンスートワンチャンス!
各スートはゲーム中1度しかメインに選べないのだ!ちょっとヤッツィー的な感じだ。

しかも最初に誰かが5スート達成したらその人にボーナス点が入ってゲームが終わるので、出来るなら早く埋めたい。ただしボーナス点は各スートごとに最高点を記録したプレイヤーにもたんまり入るので、なんとも微妙なところ。急ぎたい!けど、じっくり良い点を出したい!
基本は運のゲームだけど競いどころがあってワイワイ楽しめる。

【評価】
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【所感】
シンプルでバカらしくて、愛せるゲームですね。
数字の大きさで得点がガラッと変わるんで、まぁ運なんですけどね。良い意味で時代を感じるバランスです。
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