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ビッグバントーナメント第五十夜~ミスタードーナツはリニューアル前の方が好きでした

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
今回はGW中のため少々集まりが悪かったが、ガーヒー、シミーズパパ、たむけん、オビ湾。

ゲームマーケット直後スペシャルということで、みんなに新ミスドをプレゼントしたが、個人的には前のファッションの懐かしい味の方が好きだった。なんか優しすぎるんだよな。新ファッション。

◆キャットファーザー
catfather.jpg
昨年ホシリンピックで注目を集めた新鋭サークルの新作。
今度は2人用のマフィアテーマ。
お互いが秘密裏に決めたボスをドンぴしゃで射落とすか、戦力でなぶり殺すか。
数字の使い方や狙いの絞り方が独特で、楽しい。
勘と推理に短期記憶。
ゆるさはありながら、ホシリンピックにはなかったピリリがしっかりある。
おしゃれモダンなイラストがまた素晴らしく、しかも20枚描きおろしである。
お世辞抜きに良い。

◆ウォーキング・デッド・カードゲーム
Today's Doom!! 

walkingdead.jpg
ニムトを変形させたルール(カードを引き取るのが目的)は、まぁいいとして、商品としてのやっつけ感が酷い。「カードゲーム作るんで素材ください」と言って適当に支給された数枚の切り抜きをただカードに流したような出来で、まず良いものを作ろうと思った形跡などは見当たらない。ゾンビ好きもこれでは納得がいかないだろう。ニムトシリーズの神である55の絵柄の平凡さがまた酷い。
見栄えの面白くなさは上の写真のとおりである。完全に消費者を馬鹿にしている。
今年のクリプトゾイックに-70点。

◆ファラオの帰還
faraokikan.jpg
前回のGMで評判の良かった77spieleによるエジプトセリゲー。
一巡目の競り値に下駄をはかせるシステムが独自で、一巡目と二巡目の境にメリハリが出来ている。
隊員をいつ回収するかの駆け引きなど、脇を固める要素も手堅い安心品質。
いいですね。

◆ダンジョン・オブ・マンダム
mandamu.jpg
ヴァーパルスで有名なI was Gameの新作500円ゲーム。
ガントレット・オブ・フールズにちょっと髑髏と薔薇のエッセンスを足した感じのゲーム。このコンパクト感がまた……。
ファラオの帰還は前回扱いとしても、コレとキャットファーザーだけで今回のGMは良い回収ができたと言える。

◆忍者問答
ninnjamondou.jpg
TANSANFABRIKの新作クイズゲーム。
クイズ用ゲーム用具一式、もしくはゲーム用クイズ用具一式が入っている。
お題を出す方はサイコーに楽しい。
あと、中に入ってる手裏剣駒は過去最高の手裏剣駒である。

今年の同人ゲームはすごいなぁ。
Amigoはドラゴンズなんて出してる場合じゃないぞ。
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ドゥームナイト予告~ゲームマーケット直後スペシャル

日曜恒例ドゥームナイト予告の月曜出張編。
元々やるものがたまっている中だが、GM2013スプリングが終わったばかりなのでそちらを中心に。

◆もろもろ
yokoku.jpg
もうホントもろもろ。いっぱいあります。
他の人もいっぱい持ってます。
大変だ大変だ。
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国際展示場ゲームマーケット~ビッグバントーナメント臨時開催

慣れ親しんだ浅草を離れ、ついにビッグサイトへ舞台を移したゲームマーケット。
オカダヤのランジェリーセールや、怪しい腐女子のイベントと隣合わさらないのは残念だが(※)、ああいう天井が高いところでオタッキーなイベントをやるのは気持ちがいい。
※実際には同人誌イベントと重なっていて似たようなものかもしれないが、服飾系ではオカダヤがオンワードに進化していた。

gamemark1.jpg
前回は資格試験と重なって十分な参加が出来なかったが、”勇者シミーズとガングロな仲間たち”の続編にあたる”怪力少年COQとファッキンスピーシーズ”が今回もバザールにて活躍した。
オビ湾の訳無しゲームもボドゲ界のチャック・ノリスが大量買いしてくれて売り切った。
ほぼ一日中番をしてくれたヒガガガガガガガさんと和訳神ゴッド神仏、それに主催となった怪力少年に感謝。

開幕でまず向かったのはTANSANFABRIK。
ヒットマンガの新版と賽苑のHoooi!が目当て。
忍者問答も手に入れてまずは一安心だ。
今日はたむけんとHooooi!のガチャガチャを回しまくった。
ガチャ回すのなんて何年振りだろうか。

続いてカナイさんに行こうと思ったがすでにすごい列となっていたのであきらめ、ゾンビータウンの新作を持ってきたスワンパナシアに。新独立拡張の「デッドチーム」は小箱でなくなってしまったが、豪華な箱と言い、ジャパニーズマンガやアメゲーに触発されたようなキャラクターが良い感じだ。

その後予約していた同人ゲームをすべて受取り、最後にショーナンロケッティアによったら「レース・フォー・ザ・ウサギ」がなくなってたのだが、次回作のベータ版を譲ってもらう。

あきおさんは11時ごろ遅れてやってきたので予約以外はほとんど買えず。
でもIwasGameさんの500円ゲーム「ダンジョンofマンダム」が買えていたので問題ないと思う。あれは相当なあたりだ。

そういえばOEC君が今回も新作を引っ提げて来たので遊ぶ。
◆スピーデック
gamemark2.jpg
相変わらず考えどころが偏屈で妙につかみにくいのだが、写真に撮っているこのゲームはなかなか。どこから価値基準が変わるかが個人によるので、駆け引きの思考がプレイヤー毎にばらばらになる感じをよしとするか否か。
2回目にやったゴミ屑の気持ちになるゲームは、まぁなんというか、なんでしょうね。

さて、ということでゲームマーケットはやりたいことは十分やった。
実際に買ったゲームは後日「暮しとボードゲーム」に掲載されると思うので割愛する。
それよりも臨時開催のビッグバントーナメントである。

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
今回のゲームマーケットはフリープレイ卓が10卓しかないので場所を変えて開催。
基本いつものメンバーだ。

◆パトロナイズ
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500円とは思えない内容。
けっこうぎゅうぎゅう考えることがあるので大変ではあるが、その分お得に感じる。
キューブの得点傾斜がもう少しゲームっぽくてもよかったような気がするものの、総じて好印象。さすがOKAZUさんは500円でも高品質。

◆ダンジョン・オブ・マンダム
gamemark4.jpg
ヴァーパルスのIwasGameさんがひっそりと出してた500円ゲーム。
綺麗なドット絵でこれまた500円とは思えない。
ゲームは「ガントレット・オブ・フールズ」をさらにコンパクトにきれいにまとめあげた感じで、はっきり言ってかなり良い。このクオリティを500円て…。
ところでIwasGameのお兄さんは待機列に並んだ時目の前にいたような気がするんだけど、普通の出店じゃなかったのかも。

◆この世は金と運
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金と運どころの話じゃない。
COQの購入品であることは記録しておきたい。

◆どんぶりこ
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良くできたカードビッド~引き取りゲーム。
この内容で500円は…って、アートワークが良くなったせいか、今年は500円ゲームのクオリティがすごいなぁ。

◆アンジェレイド
gamemark7.jpg
今年のゲームじゃないけど。
ゲームしてる気になる神経衰弱。してる気になるだけで企画の成立は立証されている。

以上続きは次のドゥームナイトにて。

あ、そうそう、ラブリーなんちゃら会さんのデス・サバイバルが買えなかったのは痛かった…。
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ジャッキー・コーガン(70点)

◆ジャッキーコーガン
★★★★★★★☆☆☆(70点)
1304262.jpg
アメリカは国じゃねぇ。ビジネスだ。
NOW!ファッキンペイミー!!


レイリオッタの賭場が二人組の覆面強盗に襲われた。
こんな時ボスが仕事を依頼するのが始末屋のディロンだ。
しかしディロンは余命いくばくもない病人のため、代理に現れたのが“優しく殺す”ジャッキーコーガン。
と言っても当然ながら人間的に優しいわけもなく、その名の所以は“苦しめず、考えさせず殺す”ことにある。

かくしてジャッキーコーガンは(半ば彼自身のジャッジにおいて)被害者を含む関係者全員の抹殺に動く。
きれいさっぱり手早く仕事を済ませた彼は、ボスの代理人に報酬の値上げを要求する。
縁故世間体を大切にする古いタイプの殺し屋かと思いきや、ボスの顧客に噛みつくジャッキー。
果たして彼の考えるルールとは何なのか…


地味で渋いジャッキーコーガンにブラッドピットがベタ嵌りの映画である。
その他ノワール系のベテラン俳優の出来もすこぶる良い。娯楽性に欠けるため渋いノワール好きにしか好かれなそうだが、コーガン流がポエムのように歌われる叙情的な演出は個人的に大変気に入った。

擦れきった映像は一つの特徴だ。だがそれ以上に終始流れ続ける異様なSEが際立っている。
冒頭から最後まで耳に焼付くような“アメリカ産業の騒音”、“大統領選の演説”。
ひたすら不快感な雑音と聞き飽きたアメリカの建前。
そのストレスが解放されるラストのカタルシスも中々おしゃれだ。

劇中はタランティーノ風の長ったらしい会話が半分を占める。そこを意義ありと取れるかどうかが評価の分かれ目だろう。
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紹介:クイックス

「トイレ」や「シュティッヒルン新版」、それに「メーアコプフ」など、ゲームを見る目が肥えているNSVの新作ダイスゲーム、それが「クイックス」だ。
作者のSteffen Benndorf はダイスゲームばっかり作っている。多分ダイス狂だ。

qwixx1.jpg
小箱カードサイズ。
ダイスゲームって見た目もタイトルも皆おんなじようなのばっかりだから、まったく印象に残らんよね。シュミットの変なボックスに入ってるやつとか。

Qwixx2.jpg
中身。
赤青黄緑の4色ダイスと白ダイス2個。
あとは十分な厚さのスコアシートブックが入っている。鉛筆は入ってない。
ちなみにスコアシートは公式からダウンロード可能だ。つまり、このゲームを買う必要が無くなるのだ。グハハハハハハ!

qwixx3.jpg
手番プレイヤーは6つのダイスを振るでやんス。
次に白いダイスの数字の合計を音読するでやんス。

そしたら全てのプレイヤーはスコアシートの該当番号にマーキングすることができるでやんス。手番プレイヤーだけじゃないんすね。
そんな感じやんス。

qwixx4.jpg
次は手番プレイヤーだけの話で、色ダイスと白ダイスを1個ずつ組み合わせて、その合計点をマーキングすることができる。

こういうことを続けていって、
各列ごとにマーキングの数が多いほど相乗的に点数がよくなる。

でもね!
マーキングにはルールがあるんだよ。
左から順番にマーキングしなければいけない。つまり、一度右の方にマークしたら、そこより左はマークできないんだな。

ちなみに白×白でも色×白でもマークが出来なかった場合、マイナス5点のペナルティーなのだ。
また、誰かが5つ以上マークを付けた列で一番左のマスにマークをした場合、そのダイスは取り除かれる。
誰かがペナルティー4つになるか、ダイスが2個取り除かれたらゲーム終了。

qwixx5.jpg
考えなしにマークしていくと最後のペナルティー台風に巻き込まれてしまうから注意したい。あくまでも、ダイスの出目の箇所にマーク”できる”なのだ。急いで点を取って列を閉めたい気持ちにもなるが、しっかり手を打っておかないと早く進めたものほど首が締まりやすいということは覚えておこう。

良いゲームじゃないですか。

【評価】
   7.jpg
【所感】
すごろくやのストリームスとか、クニツィアのロストシティ系に似た印象のダイスゲームです。ダイスゲームですがダウンタイムが無く、良い悩ましさが続くところが素晴らしいですね。
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ビッグバントーナメント第四十八夜~ゲームマーケット直前スペシャル

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
今回は週末に控えたゲームマーケット2013スプリングに向けて豪傑が顔をそろえた。
た。何と言ってもあの悪名高い荒くれ中古投げ売り集団"勇者しみーずとボス並みの仲間たち"が復活するのだから、そりゃ前調整が必要なのである。
やれ、お前のゲームはクソだとか、お前のゲームの方がクソだとか、そういう避けて通れない議論を交わしたうえで本番に臨むのである。
残念ながら旧リーダーである勇者しみーずは前作で死んだ後、メンバーが街に戻らぬため復活しない。しかし今回はCOQ48が頭を取るってんだから前回にもまして扱うゲームは取扱注意である。一時期のゲムマオークションぐらいの気持ちで金を捨てに来てほしい。

話は戻って今回のドゥームナイト。

◆クイックス
doomqwixx.jpg
「トイレ」や「新版シュティッヒルン」等で評価上昇中のメーカー、NSVの新作ダイスゲーム。小箱サイズ。
非常によくできたジレンマ系ダイスゲーム。計算してマーキングしていかないとゲーム収束時のマイナスストームに巻き込まれてしまう。非手番プレイヤーの巻き込み方もカジュアルで良い。

◆ネフェルティティ
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バザール「怪力少年COQと血の轍」のたむけん出品予定アイテム。
相変わらず良いゲーム。
前回プレイ時に圧勝しておきながら、対コストカード価値の考えをどこかに忘れてしまって大敗。
激オモロだから買ってね!

◆メーアコプフ
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シミーズパパのために頑張って和訳をつくったNSV製のバイエルン伝統トリックテイク。
なぜかA4ぎっしり12ページもある独逸語ルールにはてこずったが、おかげでシャープコプフ系ゲームの勉強になった。ルール自体も半分はゲーム文化の説明的意味合いが強く、その基本ルールを使って任意のレーティングや最終勝者の決定をやればいいよってスタンス。
逆にいうと日本人が気軽に遊ぶためにはプレイ前にみんなでどのようなルールで遊ぶかをカッチリ認識合わせする必要がある。普通は地域や仲間ごとにおおよそ決められた暗黙のルールのもと遊んでいるものなのだ。(たぶん)

で、しっかりしたトリックテイクはやはり面白い。
しかもカードの質が抜群に良く、イラストも格好良いと来ている。
良い。
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紹介:ウィザード15周年版

本サイトでもちょくちょく名前が出てくる定番トリックテイクゲーム「ウィザード」。GPから出ている日本語版は見た目も質もお勧めできないが、Amigoのドイツ語版がイラストを含めて素晴らしいというのは何度も書いている通りだ。

さて、今回紹介するのはその「Amigo版ウィザード」の15周年版だ。
小箱カードゲームの雄であるAmigoは、10年を超えるロングセラーの人気タイトルをこのような記念版でリリースすることがままある。
例えば「6ニムト」や「ボーナンザ」で同様の記念版が発売されている。

wizard15.jpg
記念版は基本的に缶入りになる。
ただ「ウィザード15周年版」はコンポーネントが増えているので分厚いサイズに拡張されている。

wizard152.jpg
中身。
カードと得点メモ用紙…は通常版と同じ。
それに加えて記入用の鉛筆と、豪華ウィザード銀貨が付属している。

ルールは「ウィザード」と同じなのでそちらを参照してほしい。
今回はコンポの違いのみに触れていく。

wizard153.jpg
カードの裏のデザインが少し異なっている。
左が15周年版、右が通常版だ。
銀色が入って若干のスペシャル感。
ちなみに「6ニムト記念版」も裏の牛が金色になっていたように思う。

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ウィザード銀貨。
詳しくないので材質は何だかよくわからないけど、重みのあるしっかりした金属だ。
この銀貨はゲーム中の予測において"獲得トリック数"の宣言で使用される。「七つの印」のチップと同じような使い方だ。

以上、スペシャルになった「ウィザード」。
大会が行われるほど定番なゲームなので、好きな方はこちらを持たれるのはいかがだろうか。

【評価】
   8.jpg
【所感】
小箱缶は凹んだり傷が付いたり嵩張ったりして評判が悪いですが、一応"豪華"という扱いなのでしょうね。ゴムとか無くても蓋が閉まるというのは利点です。
ウィザード15周年版は何と言っても銀貨でしょう。
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ドゥームナイト予告~多頭羊の上陸と地獄のXXL

日曜恒例ドゥームナイト予告。
今回はNSVの新ゲーム「メーアコプフ」をなんとか間に合わせようとしているのだが…

◆メーアコプフ
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なんせドイツ語ルールなんで解読が間に合うかどうか。
基になってるシャーフコプフともけっこう違いがあって苦戦中。
エンボス&やや縦長のカードは品質が良く、絵柄がカッコいい。
なんとかしたい。

でなければXXLで酷い目に合う。
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紹介:コズミックエイデックス

名前がイカしている「コズミックエイデックス」は中身のカードも相当にイカしたカードゲームだ。
内容はスイスの伝統的なトランプ系ゲームのヤスをベースとし、そこにチャラチャラした強烈なキャラクター能力を付加している。
トリックテイクというだけでも抵抗のある人が少なくないが、このゲームは"見た目の奇抜さ"、"スイスカードの見慣れなさ"、"変動する特殊なカードの強弱" という要素から、正直そのままプレイしやすいものとは言えない。
が、ちょっとしたシートを用意することで面白く遊べるので是非お勧めしたいタイトルである。

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アバクスと聞きなれぬメーカーの連名になっている。
キャラメル箱。カード枚数は少ないので和文ルールとか入れる隙間がある。

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エンボス入りのカードはスイスカードと同じ構成で、
6,7,8,9,10,B,D,K,Aの9枚×4スート、計36枚になっている。
また、全てのカードがコズミックエイデックスのウリであるキャラクターを表しているため、非常に凝っている。遠巻きには普通のジャック、クイーン、キングなどに見えるかもしれないが、よく見るとスケーターであったり、パソコンをいじくっていたりなど、多分にパンクだ。

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さて、ヤスをベースにしているといってもヤス自体に色々なルールが存在するのだが、一言で表せば「3人で遊び、2位になってはいけないトリックテイク」ということになる。
トリック終了後に各カードに設定された点数を足して、1位か3位になるというのが普通の勝ち方だ。1位と3位には1点が入る。
またそれ以外にも「全部のトリックを取ったら2点」「100点越えした奴は自動敗北で他2人が1点」というパターンがあるが、まぁ大抵は1位と3位が点を取ると思って良いだろう。
トリックルールは普通のマストフォローだが、ランクが上のカードであればフォローせずに切り札を出すことができる。

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切り札はラウンドのディーラーが最後に受け取ったカードを公開して決める。
また、この時公開されたカードによってカードのランクや点数が大幅に変わる。
ここがトリック慣れしていない日本人にとって煩雑なところだ。

まず、公開されたカードがAか6以外の場合は、通常通り公開されたスートが切り札となる。ただし、切り札内の強弱と点数に変更があり、B(ジャック相当)が最強になり、続いて9が2番目に強くなる。切り札以外の強さは通常通りだ。

続いてAが出た場合は、まず切り札無しのラウンドになる。
さらに通常は0点扱いの8が8点になる。

最後に6が出た場合だが、まず切り札無しのラウンドになるのはAと同じ。
さらに通常は0点扱いの8が8点になる。
さらにさらに通常のランクが逆転し、Aが最弱、6が最強になる。
さらに通常は11点扱いのAが0点になり、通常0点扱いの6が11点になる。

そんな具合である。
これ、54枚のトランプに慣れている日本人には大変わかりにくい。
ということで…
eidex1.jpg
こういうシートを用意。
パターンごとの強弱と点数さえ一覧できれば問題なく遊べる。

後は強烈なキャラクター能力だが、例えば「リードするとき時計回りか反時計回りか選べる」とか、「カードを2回裏向きに出せる」とかである。こういうのが36種類。多分、どれも強い。
トランプ使いの方々に言わせれば邪道に違いないように思うが、実際、適用を忘れるくらいゲーム本体が面白いので問題ない。

【評価】
   8.jpg
【所感】
敷居が高く、そのうえ尖がっているのでお勧めできる層は狭いように思います。
が、パンクなイラストと硬派な伝統ゲームの組み合わせは涎が出ますね。実にけしからんアイテムです。
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紹介:タマゴリッチ

2012年のゲームマーケットで頒布された3人用ゲーム「タマゴリッチ」は、やや懐かしいドイツ臭を醸すバッティング・チキンレースなスモパブゲームだ。
日本の同人ゲームの中では珍しいアフリカ人(と思われる)が出てくる。
頒布元はサークルコンセプション。

tamagorich1.jpg
萬印堂タイプの小箱。
テーマにするタマゴはダチョウの卵だ。タイトルの”リッチ”はたぶんオストリッチから。
ダチョウの卵と言えば抗鳥インフルエンザウィルスとかなんとかでマスクが話題。(だった。)
実は中身を食べたことがあるが、あの時は鶏卵のありがたさを思い知ったものだ。

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中身。
プレイヤー3人分の色別カード一式とタマゴカード、それにタマゴビーンとコハクビーン。
イラストは味があるし、タマゴビーンの卵っぽさは良い具合。

まずは自分の色のカード一式を受け取り、その中から2,3,5,7の数字付タマゴブクロ(以下、玉袋)を取り出して自分の前に並べる。これは各プレイヤーが持っている卵を入れるための袋で、書かれている数字が入れられる卵の数量の上限値である。

残ったカードはプレイヤーがゲーム中に卵を取るために提示するカードである。
要は手札。なくならない手札。詳細は後述。

tamagorich4.jpg
続いてタマゴカードの山札から1枚を公開する。
タマゴカードにはそのラウンドで配られる卵の母数がかかれている。
それに対して各プレイヤーが手札を1枚裏向きでだし、一斉公開。

ちょっと話は戻るが、プレイヤーの手札は玉袋カードと同じ構成、つまり2,3,5,7の数字が1枚ずつある。さらにSkip1枚を追加して合計5枚だ。
これはそのラウンドで配られるカードをどの玉袋に入れるつもりなのかを表しているのだ。ご察しの通り、Skipは「このラウンドはタマゴいらんす」という意思表示である。

このカードの結果、ラウンドで配られる卵は"Skipを出していないプレイヤーに均等に配られる"。(端数は切り捨て。)
配られた卵は前述の通り宣言した自分の玉袋に入れなければならない。

tamagorich5.jpg
で。
その結果、玉袋の上限値を超えてしまったら…
なんと袋は破れてしまい、二度と使えないしそれまでシコシコ貯めたタマゴもおじゃんである。Oh!Dear!
要はSKIP。その時点の玉袋で、この量のタマゴが出て、SKIPを出しそうなやつがいるかとか、そうでなくてもSKIPこいて酷い目にあわせようとする奴がいるとか、そういうシンプルな思惑が楽しめるのだ。うむ。これは面白い。

tamagorich3.jpg
加えてアクセントになっているのがコハクビーン(タマゴカードに少量混入)である。
コハクビーンとは、ジュラシックパークでティラノサウルスを作る合体素材となったアレだ。
コハクビーンに対するカードの提示は通常通り行い、その中で唯一SKIPを出したプレイヤーがいたらそいつのものになる。点数高い。
二人以上SKIPを出したり、誰もSKIPを出さなかったりしたら蒸発する。

これが中々よく考えられていて、(説明しそこねたが)手札は次のラウンドのカードプレイ後まで帰ってこないため、SKIPを使用した次のターンで出てくると取ることができない。
かといって、2人以上SKIPを出しても取れないのである。
では2人以上が手札にSKIP出してるから絶対に取れないかというとそれは別の話で、前述の通りSKIPは大変重要なカードであるため「コハクビーン取れないなら出したくない」というのが普通の思考である。これが事故を誘発する。

このゲーム、どうにもならないときはどうにもならないのだが、それくらいのラフさが丁度良く楽しめる雰囲気である。すごくいいんじゃないだろうか。

【評価】
   7.jpg
【所感】
シンプルな読みあいが楽しめるゲームで、お勧めです。
コンポが特殊なのが難しいのかもしれませんが、大手メーカーからパケ変えて出
てもおかしくないです。
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ビッグバントーナメント第四十七夜~襲来!コズミックエイデッX

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
サーカワ、ヒガガガガ、タカタタタ、オビ湾の4人。

◆ジャム
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ロシアよりジャムを込めて。
果物からジャムをつくり、ジャムでパイをつくる。時々フルーツサラダとか平和ボケした食べ物をつくってもいい。さらに各自個別の秘密目標の達成を目指す。
思ったほどオートマチックというわけでもないが、オートマチック感は強い。というのは序盤戦の重みのなさがそう思わせるのであろう。
そんなことより10種類以上の判別しにくい果物がテーブルいっぱいに並ぶということが問題で、まぁプレイアビリティは低い。二度やりたいとは中々思えない代物だ。
サーカワが途中で泣き始めたが容赦なく続け、なぜかサーカワが勝つ。

◆コズミックエイデックス
eidex11.jpg
ド級にカッコいいカードで遊ぶ変形ヤス。
3人用のトリックテイク+各自キャラクターの能力もち。
スイスカードとかヤスに慣れてない素人には強さの判別も一瞬迷ってしまう(しかも切り札内で強弱が変動したり、点数が変わったり…)ので、オリジナル強弱得点カードを用意した。

キャラクター能力に差がありすぎるとは思うが、ゲームの元の部分が面白いので、問題なく楽しい。
これはまだ何回かやりたい。

さて、次回はXXLでギャフンと言わせてやるぜ。
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紹介:レイジ

「レイジ」は僕が最初に遊んだトリックテイクだ。
今でこそ国内では流通を見かけなくなってしまったが、ドイツではAmigo版が現役で出回っている。
さて、この「レイジ」というゲームを説明するときに(僕が)よく使うのが”逆ウィザード”という言葉なのだが、これは「ウィザード」を知らない人には通じないので一応説明しよう。

トリックテイクの「ウィザード」は、配られる手札の数がラウンド数と同一、つまりラウンドを重ねるごとに1枚ずつ増えていくゲームである。その中で、自分がそのラウンドに何回トリックに勝つことができるかを当てるのだ。
それに対し「レイジ」はラウンドを重ねる毎に配られる手札の数が1枚ずつ減っていくのだ。
それ以外にも違いは多々あるのだが、枚数が段階的に変わる予測系トリックテイクということで、”逆ウィザード”と表現する。

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現在出回っているレイジの箱。
なぜ新版で紹介するかというと、かつて小生の小箱力がまだひよっこだった頃にAmigo版「ウィザード」の格好よさに感化され、『これありゃレイジいらねーじゃん』と言って放出してしまったからである。なんたる未熟。

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中身。
Amigo品質のエンボスカード。複数スートで数字は1~15。
さらに「レイジ」独自の特殊カードがある。
また、本来は「ウィザード」と同じく得点用メモが必要なゲームなのだが、それは入っていない。
ルールブックの末にある表を印刷せよとのお達しだ。

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ということで、「レイジ」も「ウィザード」と同様にラウンド毎に自分が取れそうなトリック数を予測宣言する。
そのうえでトリックをやって、結果に応じて得点を得るのだ。

この時の得点方法は「ウィザード」とけっこう違う。
まず、予測を当てなくてもトリックは1点になる。
当てたらそれとは別に10点、外したら-5点。

実はこの得点配分法だと、ゲームを通して各ラウンドで獲得できる点数は比較的平坦である。何と比較するってそりゃ「ウィザード」なのだが、「ウィザード」では予測を当てないと点にならないし当てると超デカいから後半になればなるほど可能性も大きく、バクチズムが刺激されるつくりなのだ。

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さらにコンポのところで前述したとおり、特殊カードがある。
全部説明するのはめんどくさいので勝利点に直結するやつだけ。この、+5とか-5と書いてあるカードは、書かれている数字がそのまま得点に直結する。Oh!Dear!だから得点は平坦でもよいのか。

まぁ、そんな具合である。
このゲームは散々名前を出している通り「ウィザード」似たゲームではある。しかしなーがら、平坦に設計された得点計算や、特殊カードの存在、加えて終盤になるほどラウンドが短くなる気分的な収束感など、「ウィザード」と重複して持っていても問題のないアイデンティティを持ったゲームである。と、最近は信じている。

【評価】
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【所感】
変な絵好きなら「ウィザード」の方が良いと思います。が、あれは後半になると枚数が多くなって間延びしているように感じがちです。枚数が減っていき、体感的に盛り上がっていくように感じる「レイジ」はその点でお勧めです。「ウィザード」がバクチズムなら、「レイジ」はパーティーっていうんですかね。うまく言えません。
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ドゥームナイト予告~襲来!コズミックエイデッX

日曜恒例ドゥームナイト予告。
ゲームマーケットのダンピング床売り前に処分したいゲームを済ませてしまいたい輩も増えている。

◆ジャム
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ロシア産菓子メイキングゲーム。
果物類でジャムをつくり、ジャムでパイを作る。
各自個別の秘密目標を持っており、交渉などもある。
カード質とイラストはすごいレベルだ。

◆コズミックエイデックス
hannsiniyoku.jpg
最高にコズミックでイカしたイラストが素晴らしい。
ヤスの変形ではあるのだが、最初に各プレイヤーがキャラクター能力を得るというチャラい要素がまた…。

よろしくお願いいたします。
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紹介:クレイジーラボ

小箱カードゲーム界の最大手Amigoの新作はシュティッヒルンをベースにしたような変則カードトリックテイク。
ここ数年のAmigoはリメイク・リパックのタイトルが多く、新規の良作という視点に絞れば、1年で2本程度のペースになってしまっているのが現状だ。
そういう背景もあり、なおさらAmigoのオリジナル新作タイトルには注目してしまうのだが、「クレイジーラボ」はさてどんなゲームだろうか。

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Amigo小箱。
ついにQRコードが付いてしまったよ…。どうせ一定期間しか見れないんだろうし、
目立たない下箱とかポップに付けてくれればいいのに。

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中身。エンボス。可愛げなイラスト。
ビーカーに色別に分離した液体が入っており、それぞれに数字が書かれている。
このカードでトリックテイクをやる。

基本的なルールコンセプトは同じAmigoの「シュティッヒルン」に似ているので、ご存知の方はアレをイメージしながら説明を読んでほしい。

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手札が配られた後、さらに各プレイヤーにフラスコカードが配られる。
フラスコカードは各プレイヤーに"裏面の色が同じもの一式"が配られるのだが、その表面には他の色のフラスコが割れている絵が描かれている。
まず、プレイヤーはこのカードの中から「自分にとってマイナスとなる色」を一つ決めて、それを裏向きにして自分の前に置く(他の人には知らせない)。
ゲーム中、この色の要素を持ったカードをなるべく受け取らないようにしたい。

そして残ったフラスコカードのうち1枚を箱に戻したところで、残りのフラスコカードを全員分集めてよく混ぜ、各ラウンドの切り札を決めるための山を作る。
ラウンドの開始時にこの山のカードがめくられ切り札が決定するのだが、裏面で誰が出したものかは明確なため、誰が何をマイナス色にしたのかを判断する材料になる。(1枚は箱に戻しているため、100%確定することはない。)

ちなみにこのゲームではトリックで取ったカードのうち「自分の色のカードのみが得点」である。だから自分の色と、マイナスの色以外はまったく点数にならない。

crazylub4.jpg
さて、その後はトリックテイクを行うわけだが、カードがあんな感じなので普通のマストフォローではない。逆に何を出しても良い、つまりメイフォローという奴だ。
トリックの勝者は切り札で最も強いカードを持っているプレイヤーになる。
場に出されたカードを全て回収して得点用の札として保存しておく。

これを繰り返し、手札がなくなったところで得点計算。

crazylub5.jpg
全ての獲得カードを対象として、自分の色の数字の合計=プラス点
全ての獲得カードを対象として、自分が決めたマイナス色の数字の合計=マイナス点
これを足した点数を競う。

カード構成が複雑なうえに配りきりではないので、緩やかに遊ぶゲームといえる。
そこそこ楽しい人数で遊ぶとプレイされたカードの色と数が多くなって脳みそが全部を見れなくなる感じもそっちの指向。

【評価】
   7.jpg
【所感】
カウントができないのでプラスマイナスがとっても不安定で、良い意味で言えば博打感が味わえるゲームです。
後半になると何となく他プレイヤーのマイナス色が絞れてきますが、人数が多いとやっぱり脳みそが追いつきません。シュティッヒルンベースだけあって、面白いです。あと、見た目が可愛いですね。
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紹介:ヒットマンガ

「ヒットマンガ」はTANSANFABRIKの名前を一気に広めたタイトルだろう。
国内の同人ゲームが好きな人でこのゲームを知らん人はもぐりである。
頒布されたのはTANSANFABRIKが「ハニカム」と同時だったか、そのちょっと後だったか。記憶があいまい。

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今のところTANSANゲーム最初で最後の化粧箱。
後に再販された時にはキャラメル箱になってしまった。
このパケデザインだけでも買いたくなる。
ちなみに下箱は真っ白である。

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中身。ノーエンボス。
漫画の一コマを切り取ったようなカードが、同じ絵柄が対になって2セットある。
後はユニークな連載打ち切りカード。
とにかくマンガイラストのバラエティとクオリティが素晴らしい。グッズとしての価値がある。イラストは臼井先生。

hitomanga3.jpg
ルールブックがマンガです。

hitomanga4.jpg
当時自分が何よりもときめいたのが、
「マンガ台詞をアドリブしてカルタをする」
というアイデアである。
なるほどそういう手もあるのかと驚いたものだ。

手番プレイヤーは読み手となって、お題カードの吹き出しの中身をアドリブで発声。他のプレイヤーはどのカードのアフレコをやってるのか予想して札を取る。
というわけである。
読み手も当ててもらわないと点数にならない(当ててもらったらお題カードを貰う)ので、基本的には絵柄にあった感じで…。

hitomanga5.jpg
そんなこんなで、場札が一枚になるか、誰も答えられないお題が3回出たら(打ち切りカードが3枚になったら)終了。
マンガの吹き出しに命を吹き込むのは想像よりもハードルが高いが、慣れ親しんだ人同士で遊ぶ分にはまったく問題ないだろう。

アイデアが良く、見栄えもユニークで、ネタとしてのパワーもある。
かなり具合の良いカジュアルゲームではないか。

若き日の遊び心と、創作の楽しさを感じさせてくれる。
TANSANFABRIKの素晴らしさは、この日常的なセンスとフランクな発想にある。

【評価】
   7.jpg
【所感】
タンサンさんのゲームは絵柄だけでなく、細かなところのジョークが良いですね。
作者買いするファンも多いのではないでしょうか。
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ビッグバントーナメント第四十六夜~リアルトに架かる橋

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
集まるときは異常に集まるもので、サータナ、サーカワ、非ジャパネット、ヒガガガ、ペニー(たむけん)、1969(COQ)、電脳世界で大学運営してる人、鬚ちゃん、オビ湾。当然一緒には遊べない。

◆タマゴリッチ
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4つの袋を持ってるアフリカ人がダチョウの卵を山分けするゲーム。
バッティングチキンレース。
考えるには考えるけど発生した時にはどうしようもないという事が多くって、そこがフランクで楽しい。
びりびり袋を破くペニーたむけんをよそにタカタくんが差し込んだ。

◆中の人なんかいない
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トリックして競りをして得点化をするゲームなんだけど、6人だと10トリックしかないこともあって大味かつ一部システムが未消化に終わってしまう。多分人数は少ない方が良い。まだやる。

◆リアルト
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フェルトのゲームはタイルの特殊効果だけで吐きそうになるが、こいつは良い。
フェルトにしてはくど過ぎないプレイタイムと特殊タイル。ゲーム中の得点で逃げ切れるのがわかってまた好印象。

◆デカスロン
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セガじゃない方のデカスロン。テーマの再現過程が秀逸で唸る。ゲーム的にも具合が良く、手札の使いどころで程よく戦略を楽しめる。かなり良い。
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紹介:ハヤクチ流星群

ゲームマーケットに来たことのある人なら、名前を知っている率が高いであろうTANSANFABRIKという創作集団(現TANSAN&CO)。
ナイスアイデアが光る「ヒットマンガ」シリーズや、NGOとの「ファブフィブ」再販などが有名なところだが、彼らが3年前のゲームマーケットで頒布した傑作を忘れてはいけない。

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その名も「ハヤクチ流星群」。
例の500円ゲームズの企画で出品されていたやつだ。
500円ゲームズなのでジップの中に入っている。

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TANSANの魅力の一つである気の抜けた風なイラストが良い。

で、タイトルとカードを見るだけで大体どんなゲームなのかはわかってもらえるだろう。
「カードに書かれた早口言葉にチャレンジする」
つまりそういうことである。

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しかしそれだけではゲームにはならないので、もちろんルールはある。
各自配られた早口言葉カードを手札とし、手番になったら他のプレイヤーに渡す。
受け取ったプレイヤーはそれにチャレンジしても良いし、他のプレイヤーに転送しても良い。チャレンジすることにした場合は、書かれている早口言葉を3回連呼する。成功したら、手番プレイヤーに手札を1枚取らせることができる。失敗したら、手番プレイヤーの手札を1枚受け取らなければならない。カードを引かされたプレイヤーが次の手番になる。
という具合だ。

(実際プレイすると、手番プレイヤーが入れ替わらなくなることが多く、ちょっと上手く機能しないのであるが、そこはローカルルールでなんとかすることをお勧めする。ハヤクチ流星群のコンセプトを考えればそこまで求めずともよいだろう。)

【評価】
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【所感】
センスあるオリジナル早口言葉といい、ストーリーを感じさせるイラストといい、単なる早口言葉カードになっていないのが良いですね。グッズ的な意味では現時点のTANSANさんの最高傑作だと思っています。これの拡張でませんかね。
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ドゥームナイト予告~「リアルトに架かる橋」

日曜恒例ドゥームナイト予告。
一年間続けてきた自治活動が本日ついに終了。明日から界王拳2倍で生きます。

◆リアルト
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素晴らしいパケアートが目をひく一作。
コンポを観る限りでは良ゲーのにおいがプンプンします。
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紹介:ワイルドだぜぇ

毎年拡張リリースが続くゲームはいくつかあるが、毎年シリーズの新作が出るのは「ボーナンザ」くらいのものだろう。2012年のボーナンザシリーズ最新作は「ワイルドだぜぇ」。ボーン・トゥ・ビー・ワイルドというわけである。2012年は他にもオリジナルイラストの「ボーナンザ」が出ていたと思うが、さすがに国内流通しないので手元にはない。

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上からのアングルだとわかりづらいんだけど、カード枚数が極端に多いため普通の小箱の1.5倍くらいの厚みがある。パケ絵はシリーズの中でも一二を争う良さ。
ちなみにこのパケ絵からもわかるとおり、今回のテーマはワイルドであり、イラストもアメーリカな感じに統一されている。ワイルドワイルドウェストだ。

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というわけで一新されたカードイラスト。
全て実在する豆で、これまでのシリーズにはないもの。
ここでボーナンザフリークなら気づくだろう変更点がある。今回の豆は最高4段階ではなく、5段階目のボーナメーターがある。"ワイルドだから"だろうだ。ふーん。

ちなみに基本ルールは通常のボーナンザとあまり変わらないので、変更点を中心に紹介する。

wildda3.jpg
まず一番の特徴として、ワイルド効果なるものがある。
例えば真ん中の列の上から2番目のカードには、「カード+1枚分」という効果がついている。
また、右列3枚目のカードにはまた別の効果がついている。
注目してほしいのはワイルド効果の表示位置で、真ん中の列のものはカードが重ねられても消えないが、右列のものはカードが重ねられるとその効果を失うのである。

他にも目立たないがいくつかの変更点がある。
wildda4.jpg
まず、特殊な交渉が増えた。
その時交換できるカードを持っていなくとも、後から自分の手番で山からカードをめくったとき、そのうちの何枚かを必要であれば提供する、というものである。借用書みたいなものだ。

また手番中に「山からカードを2枚めくり、それを自分の畑に植えるか交換するか」という手順があるのはご存知として、ここにも変更が加えられている。今回は「山からカードを3枚めくり、必要であれば1枚を捨て、それ以外を自分の畑に植えるか交換するか」となっている。
この手順はボーナンザの非常に苦しい部分であったのだが、これが大きく緩和された。
このように変更点は主にキツキツだったところを緩める感じになっているため、巷では「ゆとりボーナンザ」と言われてるとかいないとか。

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また、今回のボーナンザは2人で遊べるだけではなく、ソロプレイにも対応している。
手札からの豆植えと、場に並んだ3つのグループからの豆植えを繰り返して80ターラーを目指す。
コレ、なかなか悪くないぞ。

【評価】
   8.jpg
【所感】
ボーナンザは難しいゲームですが、そこの敷居をちょっと低くしたタイトルです。ただ、ボーナンザを初めて遊ぶ人とやった際に「ワイルド効果がよくわからない」ということが起こったので、初心者用に使用するのであればワイルド効果を無視してやるのが良いように思います。


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ArtWork通信 ポルトガル発Gil Areaisによる、Kurt MiLLerインタビュー

"CAMPO &t´s My SchOOOL"を運営しているポルトガルのGil Areais氏が新たにインタビュー記事を紹介してくれた。
今回はKurt MiLLer氏。
「アーカムホラー」や「コロッサルアリーナ」。それから「ハンニバル」など、シリアスでリアルなイラストが特徴の人気アーティストである。
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Kurt Miller Interview
カート・ミラーへのインタビュー


GiL – 今までにアートワークを担当したボードゲームはどのくらいありますか?ちなみに今、アートワークを手掛けているボードゲームはありますか?

Kurt – ああ、え~っと、多分ボードゲームが75個くらい、それからニンテンドーDSなどのコンピューターゲームを25個くらいやったかな。大抵はそのカバー(箱絵)とボードのみを手掛けることが多いけど、その他の要素もすべて請け負って手掛けることもあるよ。
携わったゲームは例えば「エイジ・オブ・ルネッサンス」(これは僕のお気に入りのゲームなんだけどね)とか、新作では「Triassic Terror」とかだね。あと「Dragon Valley」のように個人が出版したものもある。
他には「ドミニオン」の一部もそうだし、Giochi Unitiの「Provincia Romana」、FFGの「アーカムホラー」、Twilight Creationの「ゾンビーズ」などがそうだよ。
今はStratelibriから出ているWWⅠを舞台にした複葉機が活躍するゲームで、「Blue Max」の拡張にとりかかっているところさ。

bluemax.jpg

続きは"CAMPO &t´s My SchOOOL"に掲載されているので、興味を持った方は是非。(英語)
※本記事はGil Areaisの許可を得て作成しています。
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こんにちは。オビ湾です。

今日はみんながまったく興味のない話をしようと思う。
書くことをいっぱい残しておきながら、何故今この話なのか。
今日は書く時間が10分もないからだ。

人間30を超えると急に代謝が悪くなるようで、20代と同じ生活を続けているとぶくぶくに太る。
現に2年たった現在のミーの体重は+8キログラムである。
既にスタイル面で支障をきたしている状態なので、肉体改造は急務だ。

というわけで、今日紹介したいソーシャルゲームがこれ。

◆あすけん
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その日の食事を候補の中から選んで登録すると、
朝、昼、晩とその時の栄養状況に応じたコメントを"名もなき栄養士AI"が吐き出してくる。
「お前は野菜が採れてない」とか「カルシウムが少ないだろ」とか「朝昼はあんな有様だから夜はアレを喰えよな」とか、主旨はだいたいそんな感じだ。

asuken2.jpg
そのコメントのもとになっているのがこの摂取栄養グラフ。
この棒グラフが"背景の濃いところ"に入れば、勝利点が入る。つまりカーリングゲームだ。
こうして算出された得点が最初のキャプチャのとおり表示されるのである。

また、ダイエットはみんなでプレッシャーを感じながらやらないと続かないということをあすけんはわかっているため、ユーザー同士の情報の共有やダイアリーの公開など、半SNS仕様となっている。

さあ!君もあすけんダイエットでオビ湾と肉体改造だ!
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ビッグバントーナメント第四十五夜~究極の玩具 ブリッと出るワン

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
サータナ、たむけん、COQ1969、ジャパネットじゃない方のタカタくん、オビ湾。

◆ブリっと出るワン
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タカラトミーがヨーロッパ系の玩具メーカーから仕入れて来た至高のカラクリ遊戯。究極のクリエーション。製作者はヨーロッパイチ偉い。
記憶にない触り心地のスライムを口に押し込むところから何かが始まり、寝かせたパン生地のようなグリップで空気を送る。すると犬コロのケツからブリブリと軽快な音が聞こえてくる。ウンコが出口に近づくほど音が高くなり、やがてババシッと噴射される。サイコーだ。
向こう十年太刀打ちできるゲームはないだろう。

◆カードシティ
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パズルライクな我が街拡大再生産ゲーム。さすがにこの手のゲームは飽きた感じがするが、イラストが素晴らしいので苦にならない。ただし細かいルールが多い割に目に見えるフォローがないので遊びにくい。ゲーム的には良。

◆クレイジーラボ
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久々にアミーゴからヒット筋のゲームだ。
ベースはシュティッヒルンのメイフォロートリックテイクだが、XXL(ご存知でしょうか)のように一つのカードに複数のスートが描かれており、場の把握を一段階難しくしている。
かなりあり。

◆ハヤクチ流星群
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タンサンファブリークが昔出した傑作。
カードを出す人がドツボにはまるというシステム上の欠点はあれど、カードのバラエティと言い、隠されたストーリーと言い、愛せる要素としては申し分ない。

◆クニツィアの七並べ的ゲーム
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タカタくんがクニツィアにサインをしてもらったラミーに見える七並べ的ゲーム。昔はクラマーのクレジットだったとかそうじゃないとか。
大変楽しく遊べた。
最近のクニツィアはパンチがコンパクトで良い。

◆ブリッと出るワン
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後世に残すゲームを一つ選ぶなら、間違いなくこれだろう。
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ザ・マスター(95点)、容疑者ホアキンフェニックス(40点)、かぞくのくに(65点)

◆ザ・マスター
★★★★★★★★★☆(95点)
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アイデンティティと魂の自由

第二次大戦の後遺症でPTSDを患っている帰還兵のフレディ。
病の影響で社会に溶け込むことができず、戦中の逃避行動であった密造酒づくりだけが彼の心のよりどころだ。
そんな放浪のフレディがパーティー会場に乱入することで出会ったのが、ザ・マスターこと新興宗教団体のグル(ホフマン)。
ホフマンはプロセシングという名の退行催眠を行うことで、魂が肉体を渡り生きている事、その精神と記憶は時代を超越して存在し続けることを説いており、戦後の感情不安定な世の中で一定の支持、または非難を受ける有名人である。

フレディはホフマンの人柄に惹かれて彼の旅に同行するようになる。
ホフマンはフレディを救済するために同行を許しているはずだが、教えを聞くこともせず自分の本心でしか生きられないフレディに対し、次第に羨望にも似た複雑な感情を抱くようになる。

それに加え、ホフマンの妻であり、彼を管理し、教団を裏でまとめる役割として登場するのがエイミーアダムスである。(名前が出なかった気がするのが意味ありげだ)
彼女はホフマンが支配できないフレディとその人格を嫌悪しており、幾度かのチャンスは与えるものの、最終的には彼を憎悪しているようにも見える。

彼女にはフレディとホフマンの間で起こっていることが理解できない。
ホフマンの生き方は現世におけるアイデンティティからの逃避であり、フレディの生き方はひたすらに惨めなアイデンティティを抱えながら、それでも生きる生物の本能である。
魂の自然を体現したようなフレディに、ホフマンは自分の道を失い始め、彼を求めることで心の安寧を得ようとしているかのようだ。

やがてフレディはホフマンのもとを離れる。
ホフマンは彼を愛してくれるが、ホフマンの思想は彼を救うものではないからだ。

ペニスを握ってマスターを管理する妻。アイデンティティの放棄から目を覚まされるマスター。始末に負えないアイデンティティと行く当てのない放浪を続ける中年男。
テーマに対するデフォルメを行わず、難解なまま解放される熱き魂の静かな旋律。

巨大化した教団の英国支部で再開した二人の、友情とも嫉妬とも形容しがたいやり取りに、監督の底知れぬ人間研究の片鱗を観る。

さすが、という言葉しか出てこないPTAの最新作。
全てのシーンに意味があり、その意味を具現化したかのような映像美を拝む。
その映像をバックアップするジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)の劇伴も「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」と同様に歪で印象的で、耳に残る。

上記の映像・劇伴に加え、超優秀な俳優陣がプロットが無いに等しい物語を作品に昇華する。
猫背で口唇裂で、常に無愛想でありながら激しい感情を持つフレディ。
性格を並べるだけでも難しいこの役を、完璧以上に演じきったホアキン・フェニックスが素晴らしい。言葉に形容できない怪演である。
彼が主演男優賞を取れなかったのは、この後にレビューする「容疑者ホアキン・フェニックス」でおふざけが過ぎたからとしか思えない。
ホフマンはいつも通りと言えばそれまでだが、頭が良くて内面に問題のある人間をやらせたら右に出るものが無い。
エイミーアダムスの演出する女世界は最早おとこが物申すところではなかろう。

あまりに膨大かつ複雑なテーマの数々。
この作品をうまくデフォルメして伝えることは難しい。
まったく万人向けではないが、気になったら是非映画館で鑑賞してほしい。


◆容疑者 ホアキン・フェニックス
★★★★☆☆☆☆☆☆(40点)
hoakin.jpg
どうでもいいが面白くない。

「ザ・マスター」で怪演したホアキン・フェニックスが業界とメディアを巻き込んでまで実行した大嘘引退ドキュメンタリー。

「グラディエーター」と「サイン」でそこそこのスターポジションについた彼が、もう映画には出演しないと言い始めて、その後どういうわけか「ラッパーになる」と宣言するわけのわからない話。
その後はほぼ全編通して、愚痴みたいな歌詞のラップを聞き続けることになる。
構成としては「大嘘つきます」ということをベースにするのではなく、「ホアキンフェニックスの一生にはこういうパラレル人生が有り得た」というスタンスで作られている。
が、別にそれが面白いかっちゅうと、痛い姿を見続けるだけなのでこれと言って何か感じるものがあるでもない。
一番しらけちゃうポイントは、"ラッパーになる動機がなさすぎる"ことだ。
だから大嘘つこうにもプロデューサー連中からは信用されていない。
もちょっと、そこはしっかりしとかないとねーとは思った。でもあんまりこの実験には興味がないのでどっちでもいい。

◆かぞくのくに
★★★★★★☆☆☆☆(65点)
kazoku.jpg
あなたが大嫌いなあの国で

在日朝鮮人の家族のもとに、北朝鮮からの帰宅困難者となっていた息子(アラタ)が帰ってくる。脳腫瘍の治療を行うための、極秘入国だ。
アラタは昔の友人と同窓会をしたり、妹と水入らずのデートをしたりして楽しむが、脳腫瘍の方は結構重くて、3か月という限られた帰国期間の中では治療が難しかった。
そうこうしているうちに、期間を大幅に早めての帰国命令が北朝鮮から届く。北朝鮮の生活に慣れているアラタは、突然の凶報にも動じないが、家族は怒り心頭。
しかしそれはお国の決める事、個人の想いなど関係なくなすべきことはなされ、残されるものは祖国の良心を信じるのみという結末に至る。
アラタの監視人としてついてきた兄ちゃんが映画の肝になっており「あなたが大嫌いなあの国で、自分も、アラタも、死ぬまで生きるんだ。」
のセリフには一瞬胸がグラついた。

今年のキネ旬1位の注目作ではあるが、はっきりいって各段面白いわけではない。
意義のある社会的テーマと、しっかりした脚本、実力派俳優の好演、という、邦画ではなかなか揃い難い要素を満たしているところが評価されたポイントだろう。
ただ、アカデミー外国語映画賞に選出するには内容もインパクトも足りないと思う。社会問題としても諸外国から見れば手緩いし、共感も得にくいものではなかったか。
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