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紹介:クー

入手難になってしまった名作を次々と良質リブートさせているNGOから、テンデイズ企画のカードゲームがリリースされた。
その名も「クー」。確か1,2年前のゲームだと聞いたような気がするが、小生も遊んだのは半年くらい前が初めてという具合で、NGO扱いとしてはわりに新しいゲームである。

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原版の箱がどうだったか忘れてしまったが、日本語版の箱は完全なる小箱サイズ。
NGOとテンデイズのロゴ入り。

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中身。
カードとコイン。
カードは5種類の人物カードが各3枚ずつ。「ラブレター」のようにカード枚数が少ないミニマルコンポなゲームなのだ。
コインはプラスティック製で、確か原語版ではシルバーだったと思うが、日本語版はオレンジ色だ。

さて、このゲームはプレイヤーが各地の大地主となって、2枚の人物カードを駆使しながら他プレイヤーを蹴落とし、ラストスタンドを目指すゲームである。
基本的な行動はお金を稼ぐことで、その稼いだ金を使って他プレイヤーのライフ(=人物カード)を削っていくのだ。

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プレイヤーの前には自分しか見ることのできない人物カードが二枚。
手番になったら「ストックから1金を貰う」などの基本アクションを行うことが出来るが、それ以外にも自分が持っている人物カードの能力、例えば「(船長)他のプレイヤーから2金奪う」とか、「(大使)人物カードをチェンジする」と言ったアクションを行うことが出来る。
ただし!人物カードは自分以外には公開していないので”ウソをついてもよい”のだ。つまり、船長を持っていないのに「はい。おまえから2金貰うね。」と言ってアクションを実行してもよいのだ。ゲゲ―――!!

まぁ、そういうことなので、当然”ダウト”という選択肢を全てのプレイヤーが持っている。
「お前、船長じゃねーだろ。テキトーなこと言ってんじゃネーヨ。」
と指摘し、もし実際にウソっこアクションであった場合は、ウソっこプレイヤーは人物カードを1枚死なせないといけない。失敗したら、、、まぁ言うまでもないね。

coup4.jpg
また、アクションの中には他のプレイヤーに妨害されてしまうものがある。例えば先ほどの「他プレイヤーから2金貰う」の能力は、対象プレイヤーが船長である場合にはブロックされて手番がふいになってしまうのだ。
しかし上のような場合でもブロック側は”船長を持っていると宣言するだけでよい”のであって、本当に持っている必要がない、というのが面白い。
「大使って、お前さっきまで船長と刺客だったじゃねーか」
ということになる。でもダウト失敗したらライフ失うし……、ちくしょう!

まぁ、そんなこんなでお金を貯めて、他プレイヤーの人物を殺していく。
2枚とも人物が死んだプレイヤーはその場で脱落。ラストスタンドが優勝。

【評価】
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【所感】
ウソをついてついてつきまくり、ダウトされそうなタイミングで持ってる人物のアクションでひっかける。そんな疑心暗鬼が楽しいゲームです。でも各カードは3枚だからカウントはしておこう!
終盤はどうしようもなくなりがちで、その辺はちょっと粗いような気がしますが、まぁ楽しいんで問題ないでしょう。


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ジャッジ・ドレッド(80点)

◆ジャッジ・ドレッド
★★★★★★★★☆☆(80点)
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思春期の欲望を弁当にしてお届け

スタローン版とは直接関係のないリブート。
ポストアポカリ世界におけるパンクな人間社会に君臨する、法の番人にして処刑人。”ジャッジ”たちの活躍を描いた筋肉モリモリ映画。

ベテランジャッジのドレッドは新人の金髪ガールをお供にしてピーチツリー(デカいビル)の殺人事件現場に向かう。
ちなみに新人の金髪ガール”ジャッジ・アンダーソン”はテレパス能力の持ち主で、相手の考えを覗くことができるので大変優秀である。

さっそく調査を始める二人。
スローモと呼ばれる麻薬とピーチツリーを支配する”ママ”が今回の問題だ。ということで、とりあえずママをとっちめないといけない。ママは上層階にいるのだが、ビル全体が二人の敵となって立ちはだかる。
果たしてジャッジ・ドレッドと新人アンダーソンはママをとっちめることが出来るだろうか。


というわけで、極めて単純な脳筋バイオレンス。
ドカドカ壊し、バシバシ殺す。血液に抵抗がなければ最高に気持ち良いエンターテイメント映画に仕上がっている。
バイオレンスだけがファンポイントではない。アンダーソン役の金髪ガールがかなり可愛い。眉毛は黒で残しているのがポイントだ。
しかもテレパス持ちという設定を最大限に活かしている。

ちんぴら「あんたテレパスなんだろ?」

アンダーソン「えぇ。」

ちんぴら「俺が何考えてるかわかるか?」

ちんぴらの脳を覗くアンダーソン。
激しく犯される自分自身の姿。


アンダーソン「ふん。私を暴力的に犯してるんでしょ。そんなもの慣れっこだわ。」

ちんぴら「へっ。それならもっとすごいこと考えてやるぜ…」

アンダーソン「…ひぃぃ!!」

中二か!!
チャールズエグゼビアからは想像できなかったが、テレパスは大変エロい能力だ。
(一部の愛好家はチャールズで想像していたかもしれない)
テレパスでカワイこちゃんの金髪ジャッジが厳つい男に囲まれるたびにハードに犯される妄想を覗く。この設定だけでスーパーヒロインの誕生だ。

スプリング・ブレイカーズに次ぐ2013年の欲望大作だ!
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紹介:ならず者

「もっと寄せて!」と同時リリースされたNSVの「ならず者/Gauner」。
作者はスワンパナシアで処女作をリリースしたラッキー氏で、このゲームはその処女作「Pets」の改良版である。

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NSV小箱。最近書かなかったんで改めて書くけど、Amigoサイズより少し大きい。
イラストはカードの使いまわしパターンっす。

gauner2.jpg
中身。エンボスカードが100枚強。
知ってる人は「コール・トゥ・グローリー」のカードを思い起こしていただけると近い。下に書かれた数字は全体におけるその種類のカードの枚数である。
こういう人だけのカードは名前が付けられるのが常であり、
左上から、ブロンド、桃井、ミヤギ(リョウタ)、QT、おっさん、
下段に行って、9の奴、6、といった具合である。

このゲームではこれらならず者カードをラウンド終了時に確保し、その枚数と色の組み合わせで得点することを目指す。

gauner3.jpg
まずは準備として10枚のカード列を3つ作ろう。
この時連続している同じ色のカードをグループと呼ぶ。以降、グループは誰かの手札に入るときも刑務所(後述)に入れられるときも常にセットで扱われる。

gauner4.jpg
手番になったら列の両端に位置しているグループ(3列なので最大6グループ)から1グループを選び、それを全て手札に入れる。
続いて、今手札に入れたグループと同じ列で隣接していたグループを、刑務所に模したテーブルの端によけておく。
※上の写真では、ミヤギが手札に入り、その後桃井が刑務所に行く。

gauner5.jpg
続いて、もしそうしたいのであれば、自分の手札からカードを1枚以上自分の前に出して、囚人獲得権利を主張することが出来る。
ただし、既に他のプレイヤーが獲得権利を主張している種類のカードを出したい場合は、既に出されている枚数よりも多い枚数で権利を主張しなければならない。
より多い枚数で主張されてしまったプレイヤーは、自分の前に出していた同種のカードを廃棄しなければならない。

以上の手順を終えたら、最後に山札からカードを1枚取り、このラウンドで自分が触った列の両端どちらかに加える。
グループを隠したり拡張したりすることで、他プレイヤーをけん制するのだ。

gauner6.jpg
そうこうしているうちにラウンドの終了条件が満たされるであろう。(予言)
ラウンド終了条件は2種類あって、刑務所における…
①:6種類のカードが2枚以上になる(ムニ)
②:2種類のカードが6枚以上になる(ニム)
の条件が満たされた時、即座に得点計算が行われる。

各プレイヤーは自分の前に置いてある囚人獲得権利と同じ種類のカードを刑務所からとり、自分の前に持ってくる。この時、囚人獲得権利を得るために置いていたカードは全て捨て札になる。囚人獲得権利のカードは得点にならない!よく覚えとけ。

gauner7.jpg
で、そうして自分の手元に持ってきたカードについて、
『カードの種類の数』×『カードの総枚数』=得点
である。
上の写真の場合、
『カードの種類』=QTとミヤギの2種類
『カードの総枚数』=5枚
ということで、2×5 =10点である。

これを3ラウンドやって総得点で勝者を決める。
コール・トゥ・グローリーをベースにしていそうとはいえ、シンプルなルールと寂びの利いたインタラクションはまさに良質ドイツゲームの見本。

【評価】
   8.jpg
【所感】
ドイツゲーム趣向の人であればお勧めしやすい良作。
個人的にはコール・トゥ・グローリーよりもこちらの方が楽しみやすいと思います。その上小箱の小ささです。どうでしょう。


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ビッグバントーナメント予告~世界ドッジボール大会開催!

日曜恒例ドゥームナイト予告。
今回は待ちに待ったドッジボールの世界大会開催である。
主催のいたる師に感謝だ!

◆ワールド・チャンピオンシップ・ドッジボール
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サッカーやバスケが流行るまではドッジボールが大人気だった……、とルールブックで語られている。
ヒッピーを中心としたアホなキャラクターを操り、世界一を目指そう!
キャラクターカードのあるスポーツゲームに悪いタイトルはない。嘘。

◆デッドチーム
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チーム戦がメインになったゾンビータウンの最新作。
日本のマンガやらアメリカのゲームやらの影響を受けた魅力的なキャラクターが追加されている。
それにしてもゾンビータウンチームのアートワークはアジアトップクラスだ。

以上
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紹介:ロボトリノ

国際展示場ゲームマーケット2013頒布の同人ゲームも色々と遊んだが、中でもダークホース的な位置づけから半径数メートルで大躍進の評判になっているのが十式ゲームワークスの「ロボトリノ」である。
十式ゲームワークスは昨年のゲームマーケットで「中の人なんていない!」を頒布したサークルだ。当サイトではレビューするにはまだ数プレイ必要な対象としているためプレイ記録くらいしか残っていないが、それはまた別の機会に紹介しようと思う。

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萬印堂サイズの真っ白な化粧箱。だったのだが、購入時に熨斗紙みたいについていた紙を自分で糊付けしてそれらしい見栄えにしてみた。
小箱エッセンシャルハーバリストたるものこれくらいしてあげて当然である。

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中身。
5色のロボットカードが各1,2,3,4の4枚ずつ。それに特殊カード4枚が5セット。
カードの質は悪くない。イラストは何とも気の抜ける感じで「世界征服を企む科学者たちが~」という序文を頭に入れて見るとなんとも愛らしく感じてしまう。
後は切り札表示用の色サイコロが2つ。「中の人なんかいない!」にも入っていた昭和インスパイアなプラスティック片が多数。

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このゲームは人数によってだいぶ印象が変わるのだが、最もお勧めなのは3人プレイである。(ちなみに前作の「中の人なんかいない!」も3人くらいが良いのではと思う。)
使用するのは人数分のスートのロボットカードと特殊カード。ロボットカードはシャッフルして全員に配る。特殊カードは各自1セットずつ受け取る。

ここでポイントなのが、それぞれ受け取ったロボットカードを上の写真のように公開するのだ。あらかじめ誰がどんなカードを持っているのか、把握できるのである。

robotorino4.jpg
全員のカードを把握したら、そのラウンドのトリックに向けてロボットカードと特殊カードを組み合わせ、4セット分すべてのプロットを行う。

ここでトリックの基本ルールを説明しておこう。
基本は切り札スートが一番強く、続いて数字勝負である。トリックに勝てばポイントが手に入る。
また、併せて出す特殊カードは「切り札スート変更」「数字強弱反転」「効果なし」「効果なし」という構成になっており、数字勝負に加えて特殊カードによる思惑の交差がゲームを面白くしている。

という具合にこのゲームはトリックテイクには違いないのだが、前述のとおりラウンドの最初に全てセッティングを行わなければならない。

そんなんでトリックが成立するんかい!?と思ってしまうが、ここで面白い仕掛けが1つある。
「最初のリードプレイヤーは最初のロボットカードを表向きにして出す」
というルール。
これをヒントにして4回にわたるトリックの進行を予想し、プロットするのである。
この4回分の思惑の読みあい、というのがギリギリ見渡せる視界の範囲になっており、なんとも具合が良い。

robotorino5.jpg
トリックは1セットずつオープンにして勝敗を決めていく。×4回。
言うまでもなく特殊効果の応酬が肝になるのだが、特殊効果はバッティングすると効果を失うというルールがよく機能している。
強い数字でリードしたプレイヤーが、強弱反転を出してきそうな相手に対して強弱反転で潰しに行こうとする、でも読み間違えると自爆する。そういう化かし合いが楽しめるゲームなのだ。

あとこれはMADDOGタムラに言われて気づいたのだが、最初に全てをプロットして後は自動処理なので、トリック進行中に自分の思惑やらなんやらを、感想戦みたいにその場でワイワイ話せるのである。これがロボトリノをより楽しめる環境を作っている。素晴らしい。

【評価】
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【所感】
変形トリックテイクは世の中に数あれど、これほど楽しくて斬新なものはそうそう出てこないと思います。絶妙な見通しの中で繰り広げられる心理戦。しかし一つ戦略がずっこければたちまちパーティーゲームの楽しさ。ほんと良いです。
ちなみにこのゲームは3人がベストだと思うのですが、2人プレイでも面白いそうです。そして、色サイコロが2つ入っているので、2人と3人に分かれて遊ぶことができます。し、親切というかなんというか…。
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紹介:もっと寄せて!

2012年の「トイレ」に続き、ラインハルト・シュタウペの新作がNSVからリリースされた。その名も「Dicht dran/もっと寄せて!」。
ここ2年のシュタウペはシンプルなだけでなくドイツ的な出来の良さも際立ってきており、個人的な一押しデザイナーである。

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NSVの小箱。
とうがらしがトレードマークなんだけど、特にタイトルやゲーム内容とかけられている様子はない。

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中身。1~100の数字カードが100枚。それに獲得したカードを入れておくプラスポッドカードが人数分。
数字カードには1~3個のトウガラシが描かれており、これがカード取得時のプラス点になったり、ペナルティー時のマイナス点になったりする。
つまりカード構成は極めてニムトに酷似している。ニムトを使って開発したんだろう。

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まずはこのように6枚のカードで円形を作り、1の隣のカードを凹めて最初のラウンドを開始する。
プレイヤーは8枚の手札を持っており、毎ラウンド1枚のカードを全員が一斉にプレイしていく。
基本は円の中心に押し込まれたカードに最も近いカードを出して、それを獲得することを狙う。

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ということで、最も数字が近いカードを出したプレイヤーが中央にあったカードと自分が出したカードを交換し、自分のプラスポッドカードの下に入れる。ここに入れられたカードのトウガラシの数が得点だ。

続いて、凹んだカードの両隣のカードの数字の間に位置するカードを出していた(両隣が11と77なら、12~76の数字)プレイヤーは、出したカードを捨て札にする事ができる。
言い忘れたが、このゲームは誰かの手札が無くなった時点で終了し、手札のカードに書かれたトウガラシがマイナス点になる。だから手札をなくすことは一つの指標である。

当然のことだが、凹んだ数字が捨て札エリアの範囲でないこともある。悩ましいね。

出したカードで中央のカードを取ることが出来ず、かつ捨札ゾーンにも入っていない場合は、出したカードに書かれているトウガラシの数だけ手札を補充しなければならない。手札が増えれば凹んだ数字を取りやすくなるかもしれないが、終了時のマイナスはやっぱり痛い。

以上の処理が終わったら、凹んだ場所にあるカードを円周に戻し、その右隣のカードを凹ませて次のラウンドを始める…。
都合5ラウンド先まで目標とする数字が見える形だ。

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誰かが手札をなくしたらゲーム終了。
全員、自分のプラスポッドに入っているトウガラシの数をプラスとし、手札に残っているトウガラシの数をマイナスにして点数勝負。


他プレイヤーにカードを引かせたりと言った直接的なインタラクティブは基本的になく、各自が得点狙いなり手札廃棄なりを自由に行える設計である。
人によっては物足りなく感じるかもしれないが、5ラウンド先まで見えることを考えるとそのくらいライトでも良く感じた。パズルチックではあるものの選択している手ごたえは一応あり、残り手札が少ない&得点機会もなさそうであれば敢えてのカード引き取りという手段もある。
良い塩梅だ。

【評価】
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【所感】
NSVはリリースするタイトルをしっかりコントロールできているように思います。
去年今年は今のところ良いゲームばかりですね。
ニムト亜種の印象は否めませんが、置きに来たかのような手堅いゲームです。


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ビッグバントーナメント第五十二夜~NSVは世界の宝

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
タカナマ、非パネットタカタ、いた師、たむけん、オビーワンダホー。

◆スタック
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サイコロ昇順並べバースト。
ルールもまぁ良くできてるんだけど、コンポが良い。

◆もっと寄せて! Fantastico!
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なぜかSDJ候補なんかになっちゃって話題のクイックス、を出してるメーカー”NSV”の新作であり、シュタウペの新作でもある。
ニムトの変形で、行く先5ラウンド分だけ見通せる的当て兼手札排除。
こういう切れ味を持ったゲームが今もつくられるってのは本当に良いことですね。
NSVはマジで見る目があるメーカーだ。

◆ならず者 Fantastico!
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なぜか台湾のスワンパナシアでデビュー作を作ったドイツ人が、その処女作をNSVからリメイク。ルールにちょっと変更があった。
コール・トゥ・グローリーの皮を着たようなゲームだが、カードの取り回しフローが良く練られていて面白い。これが第一作シリーズとは思えないドイツ的な完成度。
ゲロ良い。

◆レース・トゥ・アドベンチャー Today's DOOM!!
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20世紀初頭の冒険カルチャーが良くわかってるイラストが素晴らしい。
しかしゲーム内容は救いようもなく酷い。
ただの処理になっている選択。何もできないと早々に気付きながらも無意味な選択処理を行う後手。
悩ましさが清々しいほど無い。冒険してる感もない。死んでいる。
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籠の中の乙女(50点)、トガニ(70点)

◆籠の中の乙女
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
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娘よ、俺の世界で生きろ

金持ち一家のパパが娘二人と長男を郊外の屋敷で監禁状態で育てているというぶっ飛んだシチュエーションのドラマ、というかシュールコメディ、もしくは気の利かない寓話。
三兄妹は外界のことをまったく知らされず育てられており、当然テレビなどはない。屋敷の外は危険な世界ということになっており、実際彼らの見えない4人目の兄弟が屋敷の外で猫に惨殺されたことにされていたりと(4人目の兄弟はかつては本当にいたのかもしれない、何かでいなくなるか死んだかして、それが今回のシチュエーションの原因となっている可能性がある。が、ハッキリ言ってどうでもいい。)、もう無茶苦茶である。
しかし長男が思春期を迎えると、姉妹に何かあってはいけないということなのか、クリスティーナという女性が連れてこられ、兄とセックスをするようになる。クリスティーナは当然普通の人なので、外の世界からちょっとした刺激を持ち込んでしまう。

クリスティーナがもたらした少しの刺激から、兄妹のストレスは微妙に変化し、やがて長女の奇行につながる。

別に観る人を選ぶとは思わんが、唐突に終わるのでなんじゃそりゃとなってしまいそうな映画である。それでもこの映画はカンヌある視点受賞であり、アカデミー外国語賞にノミネートしている。多分それは、映画であることの作品的意義というか存在感というかね。
「かぞくのくに」がノミネートしない、もしくはしそうもないと思ってしまう理由は、そのあたりなんじゃないだろうかなんて。

◆トガニ
★★★★★★★☆☆☆(70点)
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小説で掘り起し、映画で追いつめた

韓国に「トガニ法」を作らせたノンフィクション(全てではない)映画、および小説。
霧の街ムジンにある聾学校で発生した、聴覚障害者に対する教員の日常的性暴行事件。有力者とそこに癒着した公安に挑んだ新任教師と人権団体の実話。起訴したまでは良かったが、そこには前官礼遇(ここでは、判事を辞めて弁護士になった前官のデビュー裁判は勝たせるっていうアホ過ぎる慣例を指す)という理不尽な壁が立ちふさがる。
実話版「ダウト」みたいな話ですね。

結局、暴行の決定的証拠を見つけたにもかかわらず、前述の慣例と癒着、腐った司法、それら悪行と惰性のるつぼによって、弱者の訴えは踏みにじられる。
官尊民卑の極みで、バカバカしいにも程がある話だ。
実際、これを観た韓国人が怒りに怒って、障害者への暴行事件の時効撤廃、厳罰化を定めた「トガニ法」が出来たのだ。
「それでも僕はやってない」に似た、ある種の哀しいカタルシスである。
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ドゥームナイト予告~スピリッツ・オブ・センチュリー

日曜恒例ドゥームナイト予告。
今回は雰囲気ばっちりのメリケンイラストがかっちょいい冒険シリーズのボードゲーム版だ。

◆レース・トゥ・アドベンチャー
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コンポーネントとルールから、もともともう少しゲーマー寄りだった内容を意図的に削り取っているような気がする。元は非公開ドラフトがあったんじゃないかと…。
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Nobody expects, But my pleasure.2013春

ちょっと時間がなくてまとまったレビューを書く時間がないので、時間がないとき恒例の誰も期待してないし紹介しても誰も興味持たないけど俺は超期待してるんだぜシリーズにしよう。

◆レース・トゥ・アドベンチャー 
"ディノカリプス"

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1900年代初頭のアドベンチャードリームを豪華イラストで楽しむ"スピリッツ・オブ・センチュリー"シリーズのボードゲーム。の、第一弾拡張。
メーカーのイビルハットは理念(製品の中にチラシみたいに入っている)が良い。今後も期待できるメーカーだ。

◆センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース
"シャッタード・タイムライン"

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というかとっくに手元にあるんだけど、拡張第一弾と第二弾の翻訳+シール作製も終わってないのでやるのは半年後だ…。
日本では数人しか遊んだことがないだろうと思われるのでこんなこと言っても通じないと思うが、「あのレガシーがヴィランに!」ってなことになっている。あとかつてのヴィラン"オムニトロン"が未来から仲間になって帰ってくるなど、変態的趣向に富んだ設定が相変わらず素晴らしい。

◆ギャラクティック・ストライク・フォース
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センチネルズ・オブ・ザ・マルチバースと同じグレーターザンゲームズによるSFカードゲーム。
へっぽこ絵が相変わらずで国内人気は絶対に出ない。

いじょう
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紹介:ウントチュース

マーティン・ワレスの小箱。と聞くと、最近のタイトルはちょっと不安になる気持ちが否めないのだが、「ウントチュース」は小箱ゲームの中でも大傑作の部類に属するワレス大先生の代表作だ。
後にワレス先生は「ウントチュース」のシステムを自身の様々なゲームに流用している。

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箱。そうそう。日本語版です。テンデイズの。
昔の奴は持ってない。長らく入手難だったからね。
というわけで日本語版の「ウントチュース」はこんなかんじのポップなアートワークで、箱もしっかりしているし、手に持った時の満足感は悪くない。

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中身。エンボスなしのカード。
確かホンケチュースもエンボスなしだったと思う。

さて、ウントチュースは4人以上でしか遊べないゲームではある。
が、イージーラーニングでありながらとってもファンという、カードゲーム世界における理想的な褒め言葉がぴったりくるゲームである。

基本的には、毎ラウンド場に出される得点カードを全員で奪い合い、最終得点を競うって感じで。

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こんなかんじで、人数-1枚のカードが場に出る。
得点はマイナスからプラスまで。
マイナスは引きたくないよねー!って思考が、このゲームが面白くなるように自然と働いております。詳しくは後述。

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場に出たカードを確認したら、各自が手札から1枚カードをプロットする。
全員ビッドしたら一斉に表向けて、最も数字の小さいプレイヤーが、場札の最も弱い(点数が低い、場合によってはマイナス)カードを取って、ラウンドから抜ける。

続いて残ったメンバーがまた1枚カードをプロットする。
そしたらまた一斉に表向けて、今度は前回までに出しているカードの数字と合計値で一番数字の小さいプレイヤーを決める。そのプレイヤーがその時点で一番弱い場札を取って抜ける……。
基本、これの繰り返しである。

ただし、最後の1枚をかけた勝負(場札は人数-1枚だから、1人は場札を貰えないのだ!)は、合計値の最も大きいプレイヤーが勝利する。そして2番手になってしまったプレイヤーは何も貰えないのだ!ガビーン!カナシイ!

こうして獲得した場札の得点で勝負をするわけだ。

単に毎回のプロットで場札を取り合うのではなく、ビッド値が累積していくというルールが良い意味で悶える。押せ押せ引け引け押せっていうね…。未プレイであれば是非やってみてちょうだい。

【評価】
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【所感】
重ゲー界のスコセッシことマーティン・ワレス大先生による、小箱ゲームの数少ない傑作です。ワレス先生の小箱は、もうこれ持ってれば十分です!


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紹介:キャットファーザー

前回の浅草ゲームマーケットで「ホシリンピック」を頒布し、個人的に注目の同人サークルとなった大気圏内ゲームズが、国際展示場ゲームマーケット春において新作ゲームを頒布した。それが「キャットファーザー」だ。

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「キャットファーザー」は500円ゲームズの企画に賛同する形での頒布だ。つまるところ価格は500円である。
今年の500円ゲームズは既に紹介済みの「ダンジョン・オブ・マンダム」と言い、OKAZUブランドの2作と言い、「どんぶりこ」と言い、自分が触ったものだけでも相当質の高いものが揃っていた。当然全てがそうだとは言い切れないが、総じて価格以上の満足を得られるものが多かった。安価で遊ばせてもらう方としては願ったりかなったりだ。
「キャットファーザー」の箱はワンデッキ平方の厚さ1センチくらい。わかる人の方が少なそうだが「ご当地大戦」くらいと言えばよいだろうか。少々やわいのであまり手荒に扱えない。

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中身。
箱を開けると20枚のカードが入っている。
このゲームは2人用であり、各自10枚ずつ同じ数字が書かれている(1~10)セットを使用する。
つるつるした手触りのカードは相応に厚く、高級感がある。
さらにそこに描かれた猫マフィアのイラストの素晴らしさは商業製品と比べても抜きんでるクオリティである。白(ビアンコ)と黒(ネロ)のそれぞれに対して個別のマフィアイラストが用意されており(計20個)、各陣営のカード裏のデザインも凝っている。ほんと良い。

カードの質だけで十分に500円分の満足を得れてしまうのだが、肝心の2人用ゲームの内容についても説明しよう。

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前述のとおり、「キャットファーザー」は10枚の手札を使って争う2人用ゲームである。
各プレイヤーは
・攻撃の成功報酬を5ポイント集める
・敵のボスを暗殺する
のいずれかの方法でラウンドに勝利することをめざし、先に3勝した方の勝利である。

まずは10枚からランダムで5枚を手札にする。
続いてそこから1枚をボスとして選び、相手に見えないように自分の前に置く。
こうして手札が4枚になったら先攻プレイヤーから攻撃を開始する。

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攻撃は手札から1枚か2枚のカードを出すことで実行できる。
2枚のカードを出したときは、その合計値を宣言する事。

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攻撃を受けたプレイヤーは反撃をするか、負けを認めるかである。
反撃をする場合は、相手が宣言した数値よりも高くなるようにカードを出す必要がある。反撃にはさらに反撃を返すことができる。
こうした攻撃の応酬で勝者が決まったら、勝者は敗者がこの回の攻撃で使用したカードの中から1枚を選んで取り、ポイントに出来る。(これを5ポイント集めたら勝ちね。)
対して敗者も、勝者がこの回の攻撃で使用したカードの中から1枚を選んで、捨て札にすることが出来る。(こちらはポイントにならない。)

これにより互いにカードが1枚少なくなった分を山札から補充し、次なる攻撃を始める…というのが基本的な進行である。

実にシンプル。
攻撃が終わっても手札が1枚しか変更にならないこと、その1枚は相手プレイヤーが条件の中で選ぶということ、カードごとに勝利者が得られるポイントが異なるということ。これだけでも駆け引きのあるゲームとして十分綺麗に成り立っていると思う。
でも、これだとちょっと綺麗すぎる。
というわけで、”ボスの暗殺”ルールがあるわけだ。

ボスの暗殺ルールとは、攻撃の段階で宣言した数値が、相手が選択していたボスのカードと同じであれば、反撃を許さず、ポイントも関係なく、即座にラウンドに勝利できるというものである。
ポイントで勝つ場合も2,3回の成功で済むが、最初のカードだけでも瞬殺され得るという刺激的なルールである。

やったことがある人は知っているだろうし、そうでない人も想像してもらえればと思うのだが、”自分のボスの数字”がゲーム中はまるで心臓のように大切に感じられる。ハラハラドキドキ。
そうなるとプレイングは自然とボスを守るように、もしくは的を絞らせないように、一種の指向を持ったものになる。
これが素晴らしいアクセント、かつ刺激的な遊びを演出している。

ミニマルでイカしたゲームを愛する小箱エクスプローラーとして、このゲームは大変満足のいくものでした。
以下の公式サイトでルールと紹介マンガが掲載されている。
http://taikikennai.com/?page_id=87

【評価】
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【所感】
素晴らしいイラストとカード品質。ドイツ系ゲーム愛好家に好かれそうな綺麗なルール。やられると笑うしかないボス暗殺。
軽量級のゲームとして多方面に質の高い傑作だと思います。
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ビッグバントーナメント予告~NSVフェス

日曜恒例ドゥームナイト予告。
メーアコプフの再来とNSVから2つの刺客。

◆NSV2013小箱3
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左から
同種カード×種類で得点を競う「ならず者」。
ニムト、もしくは赤箱ニムトを思わせるシュタウペの新作「もっとよせて!」。
カードが超かっこいいシャーフコプフのバイエルン式「メーアコプフ」。

中身はコッテコテのドイツだ!
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紹介:ファラオの帰還(二版)

ゲームマーケット2012春に頒布され、公表を得ていた77Spieleのエジプトテーマ競りゲーム「ファラオの帰還」。
その後GM2013秋では再生産されず、1年後の2013Springにて「二版」が頒布された。初版からルールの一部記載変更と手直しがあったとのこと。そのためパケにもしっかり『二版』と書かれている。

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やや余裕のある厚みのキャラメル小箱。
驚くのがアートワークで、カードを含めて色々な箇所でエジプトの黄金レリーフが描き込まれている。
キツキツにカードが入れられているわけではないので、雑にバッグに放り込んだりすると箱がボロボロになっちゃうから注意されたし。

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中身。
CGっぽいけど判り易いカードデザインが良い。ノーエンボス。
後はスタートプレイヤー印としてホルストークンが入っている。

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プレイヤーはエジプト探検家として1~5の隊員カードと、2枚のファラオカードを初期手札として持っている。
「ファラオの帰還」は競りゲームである。
場に公開される財宝や特別な探検家に対して、手札の探検家を資金として競り値を提示していくのだ。
ファラオカードの説明は後述する。

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競りは5ラウンドで行われ、1ラウンドあたり4枚のカードが競りにかけられる。
ここで特筆すべきなのが「ファラオの帰還」特有の”一巡目下駄履きシステム”である。
これは何かというと、競りのスタートプレイヤーから初めて提示が1周するまでは、各自提示価格にその時点のラウンド数を上乗せして宣言することができるのだ。
※注:正確にはスタートプレイヤーだけ下駄ばきでした。そんそんすんまそーん。一巡目下駄ばきでも面白いよ!

つまり、手札から3の隊員カードを出して、それが2ラウンド目であれば、競り値として5を宣言することができる。
しかし下駄履きできるのは一巡目のみであるため、2回目の提示ではそれまでの最高金額に対して”出した隊員カードの数字だけで”勝てる金額にしなければならない。

この二順目に至るハードル設計は斬新だ。

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さて、ここで注目したいのが落札した場合の隊員カードの行く末である。
落札に至った隊員、つまり財宝を掘り出した隊員はファラオの呪いにかかってしまい、なんと病院送りなのだ!Oh!Dear!

じゃあ手札は帰ってこないのか?いやいやそんなことないから安心して俺の話を聞くといい。ルクソールに伝わる”3つのパス”についてである。
(※オークションから下りる時のパスの話です。)

1つ目はスタートプレイヤーマーカー、すなわちホルストークンを自分のところに持ってきながら下りる技。通称、”ホルス折り”である。
ホルス折り
ホルス折りをしたプレイヤーはその時点のホルス所有者となることができる。
しかしそれ以降にホルス折りを披露したプレイヤーによってホルストークンをしょっ引かれる可能性があることを頭に置いておこう。ホルス折りは絶対的な技ではないのだ。

2つ目はホルストークンをもらわずに、ひっそりと下りる技。通称、”ノンホルス”である。
特に説明はいらないだろう。
前述の下駄履きシステムを利用するために後手番でいることは有益な選択肢の一つだ。

3つ目は誰もが憧れる妙技。その華麗さ故に病院にいる全ての隊員カードを自分のテント(後述)に入れることが出来る究極の必殺下り。”ファラオ折り”だ。
ファラオ折り
ファラオ折りを繰り出すには手札にファラオカードがなければならない。つまり、ゲーム中この技を出すことができるのは2回だけだ。

5ラウンドもあるのに2回しか戻せないの!?
そのとおり。だから勝負所を決めてかかる必要があるだろう。(プレイしてみると”2回”という回収可能数は絶妙である。)

これを繰り返していき、5ラウンドが終了したら獲得したカードで得点計算を行う。
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基本的には財宝カードに書かれている財宝の数。
複数種類の財宝を持っていることによるボーナス。
競りによって手に入る特別な探検隊を手元に有していることのボーナス。
の合計点で勝敗を競う。

良い感じの懐かしいドイツ臭がする。傑作だ!

【評価】
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【所感】
独自の下駄履き競りシステムと、隊員回収のタイミング計りが悩ましくも面白い、競りゲームの傑作だと思います。
脇を固める得点システムは良い意味でドイツ臭さを感じる手堅い設計です。
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シュガーラッシュ(84点)、リンカーン(55点)、ヒッチコック(50点)、ルビー・スパークス(53点)

◆シュガーラッシュ
★★★★★★★★☆☆(84点)
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キャンディーキュートを侮るなかれ

ゲームの世界をテーマにしたディズニーのCGアニメーション映画。
新旧デジタルゲームのキャラクターたちが人知れず送っている人生を覗き見る話。
というか、トイストーリーのデジタル版と言ってしまうのが早かろう。

人気ゲームの悪役であるラルフは、自分もみんなに好かれたい、仲良くしたいと思うが、その能力と役柄上うまくいかない。
こうなったらヒーローの証であるゲームメダルを手に入れてみんなに認めてもらおうと(他ゲーム世界に)旅立つことにする。

最新FPSの世界にもぐりこんだラルフは、その破壊力を活かしてゲームメダルを手に入れる。しかしその世界のエイリアンに襲われて宇宙船が難破。可愛いちびキャラで人気のレースゲーム”シュガーラッシュ”の世界に迷い込んでしまう。
ラルフがそこで出会ったのは、時々姿にノイズが入る変な女の子。ゲーム内のバグだと皆に罵られながらも頑張る女の子を見て、協力を申し出るラルフ。ここに悪役とバグという最強コンビが結成された。
果たして女の子はレーサーになれるのか、ラルフはヒーローになれるのか。劇場で見届けよ!

スタッフのテーマ愛をこれでもかと感じるつくりで、根本にトイストーリーと同じスピリッツがあることが一目でわかる。実に素晴らしい作品。
かつてディズニーピクチャーズは”テーマ愛が感じられないスタジオ”の急先鋒だった。いくらピクサー勢に乗っ取られたとは言え、その後の頑張りには本当に目を見張る。もう何度も言っているが、ラセター様様である。
これが「メリダとおそろしの森」に負けてしまうのだから、今回のアカデミーは本当に茶番であった。茶番なのに権威があるから恐ろしいのだ…(だから盛り上がる)。

◆リンカーン
★★★★★☆☆☆☆☆(55点)
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アメリカのアメリカによるアメリカのための

ダニエルデイルイスの活躍によりアカデミーモノマネ部門枠でノミネートを果たしたスティーブンスピルバーグの最新作。
南北戦争を終わらせると奴隷制廃止案が立たず、工作しようにもうまくいかず~と言った苦境を泥臭く乗り越えるリンカーンの話。(念のため、リンカーンはヴァンパイアハンターではないので、ヴァンパイアは出てきません。)

スピルバーグらしく大げさかつ綺麗に、かつフェアに演出された歴史活劇。
戦火の馬よろしく、これで感動しろと言われると小生は擦れすぎていて閉口してしまうが、ベテラン俳優の演技もよく、脚本よく、さすがノミネート作品といったところである。
リンカーンのしたことは知っていてもリンカーンがどんな話し方するかは知らんのでダニエルデイルイズの演技が似ているかどうかはわからない。

これ、どこまでもアメリカの歴史話(美談及びモノマネ)だからね、過剰な期待は禁物。

◆ヒッチコック
★★★★★☆☆☆☆☆(50点)
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絶妙に似てないんですよ…

アカデミーモノマネ部門枠落選作品。
アンソニーホプキンスがテラごついメイクでヒッチコックに化けてはみたものの、実際は稲垣吾郎のデブメイクにしか見えなかったという話題作。
というわけで中途半端な主人公はほっといて、よく語られる夫人の頑張りにスポットが当たった映画である。夫人はヘレンミレンだ。
さらにジャネットリー役にスカーレット出しとけばよかんそんが添えられている。
ちょっとコテコテしすぎだよ。

◆ルビー・スパークス
★★★★★☆☆☆☆☆(53点)
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ルビーがスパークしてバーン!

イカれた草食男子をやらせたら右に出るものが2,3人しかいないポール・ダノの最新作。
人気作家のポールダノが夢に出てきた女の子のことをタイプライターで原稿にしたらその女の子が家に押し入ってきたっていう、日本のアニメオタクが夢想したエロ話の逆輸入みたいな映画。
名前は知らないけどこの女の子(ルビー)役の子が大変可愛らしい。
このルビーがルビーのようにスパークして消える喪失感が楽しい。
理想の女の子ってのは、本当に良い女の子とは違うのよねー。


ちょっと後半のレビューが雑過ぎましたかね。
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ビッグバントーナメント第五十一夜~続同人大戦に伏兵ロボトリノの衝撃

世界中から年代、ジャンルを飛び越えて集まったメチャイケでヤバいゲームのバトルロワイヤル。
それがビッグバントーナメントだ。
いたる師匠、和訳神ゴッド神仏、たむけん、サータナ、非ジャパネット、COQ、オビ湾。

◆スマッシュアップ
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全体を把握してからが勝負のはちゃめちゃデッキ大戦。
勉強すればかなり面白くあそべるような気がする。
決まった仲間とやる機会が多いのであれば定番にしても楽しいだろう。拡張も控えている。

◆吼戦烈符MP Today' DOOM!!! 
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技名とかその設定とか、昔のサンデーみたいな絵とか、好感が持てるポイントはちらほらしてるんだけど、如何せん公開同時プロットとか、ゲームとして成り立ちにくいルールになっててね…。
しっかりゲームとして遊ぶのはちょっと難しいかもしれんね。
熱意はありそうな分、もったいない。

◆こっくり人狼
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こっくりさんで人狼っぽいことをしようっていう意欲作。
アイデア、良いと思います。
ただ、狂人と人狼は動かそうとすると爪が白くなっちゃうんで、裁縫の時に指につけるアレ、絶対必要だと思う。

◆Hooooi!!
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たむけんと5枚総当たりの団体戦。
ファンものゲームとして楽しめるコンセプトじゃんけん。アイコ負けキャラはキチーっす!

◆ノーカラテノーニンジャ
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付属のルールだけだと処理説明に抜けがあってゲームができないんだなぁ…。

◆スシゴー
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みんなでキックしたゲームを先行プレイ。
可愛いイラストに良くあった難易度のドラフトゲーム。
シンプルな思惑の察しあいが良いですね。うん、良いです。

◆ロボトリノ
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ルールに書かれている通り、少人数推奨のプロット式トリテ。4トリックというレンジのちょうど良さといい、スタピー一枚見せによるトリック進行推察の仕組みといい、手札寄りもなんとか巻き返せる特殊効果のピッタリ感といい、実にすばらしい。
いい意味での抜けたゲーム性に、トボけたイラストが良くあっている。さらにすごいのは、五人で遊べるけど二人と三人に分けた方が面白いので、そうした場合もコンポが足りるように余分に入っているのだ。良心!

いじょうでーす
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紹介:忍者問答

着実に活躍の幅を広げているTANSANFABRIKのゲームマーケット2013の新作は「忍者問答」。正確にはそれ以前にも試作版などが出回っていた。
ゲームと言ってもアクティビティなアイテムであり、フランクに遊ぶタンサンらしいタイトルと言える。

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遊び丸出しのデザインはさすが。
白いボール紙製キャラメル箱に厚紙の表紙がかぶさっている作り。
蓋が空くと大切な手裏剣が飛び出てしまうので、この作りはありがたい。

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中身。
このゲームはクイズゲームである。
故に入っているのはクイズ用具一式である。
それとは別に、それぞれ形の異なる5つの木製手裏剣駒が封入されている。
この手裏剣の出来の良い事!
ちなみにGM当日に暗号を答えると限定手裏剣がもらえる仕組みとなっており、上の写真に手裏剣が6個写っているのはそのためだ。

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まずは「先生」を1人決めよう。当然持ち回りにするのが普通だが、このゲームで一番楽しい役割なので積極的に名乗り出るといい。
「先生」になったプレイヤーは、CODEカードに秘密の暗号を書く。
続けてその暗号を連想するためのパーツとして、HINTカードにキーワードを書く。

CODEカードは先生が持ったままとし、HINTカードを各プレイヤーに1枚ずつ渡す。
そして先生が「サモハン!」
と言ったら、
弟子(その他の人)が「キンポー!」
と言う。

もうわかったであろう。後は連想クイズ大会の始まりである。

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1ラウンドで弟子が答えられる回数は1回。(答えたら自分の手裏剣を前に出す)
もし誰も正解を当てられなかったら弟子同士でヒントを交換して2ラウンド目へ。

…基本そんな感じのゲームです。
勝ち負けとかなくても楽しいですよ。

【評価】
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【所感】
TANSANFABRIKお得意のフランク・アクティビティです。
なんと言っても先生がたのしいです。でも出来の良い問題を出さないとみんなに非難されます!
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実際重要なお知らせ(注:実際)

オビ湾はいません4

大変申し訳ございません。
オビ湾は、東南アジアの短期調査に出かけており、5月6日までいません。
来ないでください。

※当サイトはオビー・ワンダ砲を搭載しています
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相当に重要なお知らせ(注:重要)

オビ湾はいません3

大変申し訳ございません。
オビ湾は、東南アジアの短期調査に出かけており、5月6日までいません。
来ないでください。

※当サイトはドラえもんが大好きな人が運営しています
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大変に重要なお知らせ(注:重要)

オビ湾はいません2

大変申し訳ございません。
オビ湾は、東南アジアの短期調査に出かけており、5月6日までいません。
来ないでください。

※当サイトはテレビ静岡を応援しています
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紹介:ダンジョン・オブ・マンダム

ゲームマーケット2013春。
昨今は公式ホームページなどを通して注目作の情報はなんでも入ってきているように錯覚してしまうが、「まさかあのサークルが新作を出しているなんて!」なんてこともあったりするのがお祭りイベントの面白いところである。いや、いつもそういうことがあるかは知らんけど。まぁそういうことが今回はあって、それが「ヴァ―パルス」で有名なI was Gameさんの「ダンジョン of マンダム」。
男のダンジョン攻略ゲームだ。

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500円ゲームズなのでジップ付の袋に入っている。
しかしドット絵!下手な箱絵よりも効果がある。

ちなみに当日はお昼頃からの頒布だったらしく、情報薄に加えて余計に目に留まりにくかったため、ボードゲーマーの多くが入手し損ねたという。
ところでルールブックの中に「500円を超える値段で売ったらだめよ」的なことが書かれている。みんな変な売り方しちゃだめだぞ。

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透けて見えるとおりコンポはカードのみだが、ハイクオリティなドット絵カードは500円のアートワーク領域を超越している。
上の写真は主人公に襲いくるモンスターたち。
こいつらと遭遇した主人公は書かれているアイテムを持っているか、もしくは他の回避手段を持っていない限り、示された数字分だけダメージを喰らうのだ。

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続いてこちらが主人公カード。
一番左の主人公カードに加えて、ゲームの初期段階では右にずらっと並んだだけのアイテムを所持している。
HPを強化するものや、特定のモンスターを退治するもの等だ。

さて、もしご存じであればの話だが、このゲームを説明するのに引用すると便利なゲームが2つある。
「ガントレット・オブ・フールズ」と「髑髏と薔薇」だ。
プロットとしては前者、仕組みとしては後者が似ている。
説明するなれば、「俺はこのくらい薄い装備でもこのダンジョンクリアできるぜ!」というリバースオークション
つまり、ダンジョンを強くしたり主人公の装備を剥がしながら、ダンジョン挑戦権をかけたチキンレースを行うのだ。

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手番になったら選択肢は3つある。
1つ目はパスをしてダンジョン挑戦権およびその回のプレイングから降りること。
2つ目はモンスターカードを山札から1枚取り、自分だけが見て、ダンジョンカードに加えること。
3つ目はモンスターカードの1枚を見るところまでは上と同じだが、そのカードを自分の手元に沈める。さらに主人公のアイテム1つを選んで裏返すこと。

3つ目の選択肢は主人公を弱くする行為だが、それでプレイングから降りれるわけではない。また、沈めたモンスターを自分だけが把握しているということはゲーム上とても重要である。3つ目の選択肢はこのゲームの肝だ。

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1人を除いて全員がパスをしたら、そのプレイヤーが主人公となってダンジョンに挑戦する。
ダンジョンカードを1枚ずつめくり、ダメージや回避の処理を行っていく。
結果、主人公のHPが0以下にならずにすべてのカードを踏破したら、1ポイントゲットである。

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失敗したらどうなるのか。
ごらんのとおり手元のカード一覧表が赤くなるのだ。(グレート!)
2回失敗したら死ぬ。
誰かが2ポイント取ったら勝利だ。

「ガントレット・オブ・フールズ」の弱点は間延びしたプレイ感とダンジョンに対するどうしようも無さであったが、「ダンジョン・オブ・マンダム」はその2つの問題を解消しているのがすごい。
短期間での製作と聞いたんだけど…綺麗なまとまり。これ、500円ってどんだけーー。

【評価】
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【所感】
男のゲームということなので、女子にはよくわかりませんが、男子には超お勧めの一品です。グレートですね。
早くもカードがボロボロになりはじめているので、再販を期待したいです。
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