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BG紹介:フィニート

小箱ゲームに特化した紹介辞典を作り始めて数年。今回の紹介をもって、ようやくそのタイトル数が300になる。
当初300タイトルへの到達は2013年の目標だったのだが、1年遅れてなんとか追いつくことができた。かつては300タイトルあれば辞典を名乗ってもよいだろうと思っていたが、今思えば考えが甘かった。やはり辞典というからには1000タイトルは必要だ。まだまだ先は長い。

さて、そんなわけで300タイトル目となるゲームだが、ここ最近紹介のスピードをアップできたのはこの人のおかげ、というところでピックアップすることにした。
ラインハルト・シュタウペの「フィニート」。先生の若かりし頃の作品である。
この頃のシュタウペ先生はラベンスの「フィアスコ」、ベルリナーの「爆弾」「ダビデとゴリアテ」といったシンプルで質の良いカードゲームを出していた。「バサリ」が作られたのもこの頃である。

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ベルリナーの小箱カードゲームである「フィニート」。さすがに時代を感じる…が、ベルリナーの場合、必要以上に古臭いデザインだったのでタイムリーでもダサかっただろう。
ちなみにベルリナーのゲームは基本横向きのデザインになっている。

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中身。カードには数字かハートのナンバーが示されており、スートは5種類ある。
それ以外の情報として、カードの中央に2つのシンボルが描かれている。このシンボルはゲームの進行に大きくかかわるのだが、電話とかベルとか本とか、何の絵であるかは一切意味をなしていない。

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ルールは実にシンプル。
テーブルには場札として6枚のカードが並んでおり、プレイヤーは手札からカードを1枚だし、出したカードに描かれているシンボルが共通するカードをすべて取り、自分のものとして手元に並べていく。
手札は2枚で、カードを出す前に1枚補充できる。コントロールはそこそこに効くといえるだろう。

もちろん、カードを多くとれば良いというものではない。
各スート毎に、もっともハートのカードを多く持つ者だけが、ゲーム終了時にそのスートのカードを得点化できるのだ。

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たとえばゲーム終了時にこれだけカードを集めている。
かなり集めているように見える。
しかし得点の清算をしてみると……

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これだけしか残らない。
どれだけたくさんカードをとっても、その色で最多でなければ0点だ。
ハートから集めるか、点数から集めるか。
2人~3人のゲームだが、捨てるスートを早々に決める必要がある3人がおススメだ。

【評価】
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【所感まとめ】
ルールだけ読むと非常に単調な印象で、そのわりにカードの枚数が多いのでウンザリしそうな気もします。しかし、やってみるとサクサクとゲームは進み、15分もかかりません。勝負どころが明確なこともあり、非常に遊びやすいカードゲームといえるでしょう。
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カジノロワイヤル小箱ゲームランキング2014

2014年にプレイした小箱カードゲームの総括!
カジノロワイヤル小箱ゲームランキング2014の発表だ!

<番外編>
◆ゴリティア
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2種類のカードでゲームを創るという「サメ警報」以来の意欲作。
しかもソリティア。
ゴリラを横一列7枚並べることができれば勝利。増やしたゴリラのスキルで自炊力を養い、来るゴリラ増加に立ち向かう。
山札のゴリラとバナナの量を自分で調整できるというデッキ構築要素があるのも面白い。

<カジノロワイヤルランキング小箱2014>
◆10位:タイムライン~映画&音楽
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タイムラインシリーズに映画と音楽が登場!
映画・音楽ともにある程度の前提素養が必要とはいえ、そういう仲間が集まればサイコーにもりあがるネタゲーだ。
音楽の半分は6,70年代ロックに寄っていて(この時代はリリース順に拘るファンが多いので)人によってはリリース年月日まで答えられてしまうってのは考え物だが、ネタゲーだからそれで盛り上がればそれでOKなのだ。

◆9位:ブラックストーリーズ
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カードの表でざっくりと与えられたお題に対し、その答えをYES/NOクエスチョンで推理していくパーティーゲーム。
真相はかなりぶっ飛んでいるので早々簡単には辿り着くことができないが、その分辿り着いた時のイエーイ感はなかなかのもの。タイトル通り物語がブラックなので大人のコーヒータイムに。

◆8位:忍者対戦
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対立する2つの忍者陣営がお互いの里に向けて進行、全滅させるか相手のお里を侵略すれば勝利する。いわゆるバジリスク・カードゲーム。じゃんけんをベースにしたゲームにはあまり良い印象がなかったのだが、3色サイコロに応じた忍者の進め方がおもしろく、どうやって都合よく忍者を運ぶか思案を求められる。
絵続きになるボード用カードや忍者のイラストもクオリティが高い。忍者一人一人の設定シートも同梱されており、値段以上の力が込められている快作。在りし日のクリプトゾイックを想わせる。

◆7位:5本のキュウリ
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フリーゼ様のノースートトリックテイク。
来る決戦に向けて粛々と準備を進めるゲーム進行が独特。ノースートとは言え、トリックの駆け引きを理解している必要があるため、初心者には向かないだろう。初心者向けには「ヤギ戦争」がおすすめだ。
キュウリの造形が良い。

◆6位:Red7
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スートに意味を持たせて煩雑化させるのが大好きなカール・チャデク大帝によるカードゲーム。
彼の新作ボードゲームはあまりにメンドくさくて匙を投げたが、カードゲームだとそもそものルールがコンパクトなので丁度良い感じの複雑さに収まっている。
手番が回ってくるたびに場に提示されているルールで最強にならなければならず、そのためにルールを変えるか自分の場札を補強するかしていく。ダメならゲッタウトの脱落式。

◆5位:クウィックス・カードゲーム
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2013年のドイツゲーム大賞に小箱ながら異例のノミネートを果たしたクウィックスを、シュタウペがカードゲームにしてみせた。カードの表裏を使うことで、白ダイスの再現とプレイヤーコントロールの投入を実現している。ダイス版に比べて戦略の要素が高まり、よりゲーマーも楽しめる内容に進化している。最近のシュタウペはNSVを中心にキレキレだ。

◆4位:辛いだけでいいのか
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ツォッホによる予想系トリックテイク。
取るスートと取らないスートを事前に提示し、まぁその通りになるように頑張るやつ。
カード裏がスートの色になっているため、他プレイヤーにカードの構成がバレるのがポイント。Amigoのガルゴンみたいな感じだが、こちらはよりしっかり機能している。
イラストも可愛くて、やっぱりツォッホは買う価値があると思わせてくれる。

◆3位:ペアーズ
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チーパスゲームズ発のニュー・パブ・ゲーム。1が1枚、2が2枚、3が3枚っていうドメモと同じ構成のカードでできている。
キックスターターによる大量のバリエーション違いがあり、それぞれにオリジナルのルールが付属している。基本の遊び方でもオプションを加えれば面白いが、絵違いでルールも違えば全部揃えたくなるというもの。バリエーションルールも2枚揃ってしまったらダメよという基本は同じというのが乙だ。
オリジナル版のイラストは今年一のデザインの良さ。

◆2位:クークック
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今年キレッキレのシュタウペによる2人用カードゲーム。これ以外に2つ牛シリーズが存在するが、そっちは今イチ。
クークックはカードを引くか得点化するかというシンプルな選択のみでできたバーストゲームだが、この種のゲームが2人用に調整されているのは珍しい。また、各スート毎に1度しか得点化できないことに加え、相手より大きい得点で得点化できればボーナスもつくのでどうしても突っ込みたくなるところがバーストゲームとして非常によくできている。
お手軽でルール説明も簡単。誰とでもできる傑作だ。

◆1位:アブルクセン
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完成度という点でぐうの音も出ない超秀作。
クラマーとキースリングによる大富豪系ゲームだが、他プレイヤーとの絡みが強く、抜群のやりごたえ。
これで完璧だと思った作戦が崩された時、どういうわけか闘争心が湧いてくる。
とにかく完成されたシステムで、綺麗すぎるくらいに綺麗。行く先々で遊ばせてもらっているが、完璧すぎて自分から遊ぶ気が起きず、実は所有していない。

以上、2014年の小箱ゲームのランキング。
Amigoが入らなかったのはカジノロワイヤルランキング史上初めて。NSVの台頭に完全に押されてしまっている状況だ。復活を期待したい。

いよいよ明日は大晦日。
海長とオビ湾のカジノロワイヤルでは、300タイトル目の小箱ゲーム紹介を予定しています。

◆ランキング上位で購入可能なやつ

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BG紹介:パッチワーク

すっかり重ゲーの重鎮と化してしまったウヴェ・ローゼンベルグ様。
もちろんそっちも面白いには面白いのだが、往年の名作小箱ゲームファンであれば、「ウヴェ様が2人用のシンプルなゲームを作る」と聞いただけで金玉が震えたことだろう。
そんなわけで今日はウヴェ様の2人用新作ゲーム、「パッチワーク」だ。

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パッチワークとは、布の切れ端を無駄にしないために考案された、云わば生地の柄。見た目的には縫合アートである。
そのパッチワーク柄をテーマにしてウボンゴみたいな形のパズルゲームに仕立ててある。
箱の見た目が誇り臭い感じ、良い味出してる。

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中身。
個人ボードが2枚、時間ボードが1枚、パッチワーク用タイルがたくさん(なぜかウボンゴみたいな形をしている)、それにこの世界のお金であるボタンチップもたくさん。
全体的にアートワークはかなり良いと言えるだろう。

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さて、この写真はゲームの初期セッティング時の様子である。
2人用のゲームとしてはかなり場所を取る方だ。アグリコラといい、ウヴェ家のテーブルはさぞデカいのだろう。
自分から遠いサイドのタイルが見にくいのが難点だ。

中央にあるのが時間ボードで、それを取り巻くようにパッチワークタイルが並べてある。そのパッチワークの中で最小のもの横にポーンが置かれている状態だ。
これ以外に、プレイヤーは自分専用の9×9マスのボードと初期ボタンとして5ボタンを持っている。
このゲームでは、プレイを通してなるべく自分のボードをパッチワークで埋め、その内容でもたらされるボタンの数を2人で競うことになる。

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このゲームの手番順は特殊なルールを採用している。
早い話が「テーベの東」方式なのだが、簡単に説明すると「アクションによって消費する時間ポイントが設定されていて、常により時間を使っていないプレイヤーが手番を行う」ということだ。
時間を大量に消費するアクションを行ってしまうと、しばらく自分の手番が回ってこないかもしれない。

では手番が来たら何ができるか。
まず1つ目は、時間ボードにおける相手の駒の1つ前のマスまで自分の駒を進ませて、進ませたマス数だけボタンを貰うというもの。要はボタンを補給するアクションだ。

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2つ目の選択肢がこのゲームのメインアクションである”パッチワークを取る”だ。
この時取ることができるパッチワークはその時点でポーンがいる場所から進行方向3つまでの範囲である。この範囲にあるパッチワークについて、それぞれに記載されている時間とボタンを支払うことで、パッチワークを取ることが出来る。(ボタンは必要のない時がある。しかし時間は必ず必要。つまり、どちらのアクションを行っても時間は経過するのだ。)

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取ったパッチワークは自分のボードへ設置。
前述のとおりボードは9×9だが、先に7×7を完成させると大きなボーナスがある。

パッチワークはウボンゴみたいな変な形をしているので、どうしても穴が開いてしまうこともあるだろう。そんな時のためにレザーパッチというものがある。これは時間ボード上の一定位置に置かれているもので、先にそこを通過したプレイヤーが即座に1×1のレザーパッチを取って自分のボードに置く事ができるという、ボーナスめいたしろものだ。

さらに、というか、これがボタンを手に入れるメインの方法なのだが、時間ボード上にはボタンの書かれている箇所がたくさんあり、そこを自分の駒が通過すると、ボタンを手に入れることができる。この時手に入れることが出来るボタンの数は、自分のボード上に置かれているパッチワークに示されたボタンの数と同値である。
収入を考えるとボタンのたくさんついたパッチワークを取りたいところだが、大抵そういうパッチワークはそれないに対価が必要になる。あまりボタンばかり集めているとボードを埋めるのが大変になってきてしまう。(ボタンがついていないパッチワークは大きくても安めなのだ。)

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こんな感じでボードが埋まっていく。
そして、双方の駒が時間ボードの最終地点まで到着すると、ゲームは終了する。
その時点で自分のボードの空いているマスは、1マスにつき2ボタンの没収。これがかなり痛手になりやすい。やはり収入も大事だが、ボードが埋まるかという点に注意を向けなくてはならぬのだ。

【評価】
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【所感まとめ】
「テーベの東」で定評のある時間システムをうまく2人用に活用しています。2人しかいないので時間コマは常にシーソーゲームを続け、そこに先取りの要素が加わってきます。ボードを埋めるにはそこそこにシビアな勘定が必要です。初プレイ時では難しいですが、2回目からはポーンの位置を気にするようになるでしょう。
ゲームの要素としてはシンプルで珍しいということはありませんが、その組み合わせと奇抜な見た目が特徴です。プレイ中は勝ち筋が中々見えずフワフワしたプレイ感になりがちということもあり、不思議な雰囲気を持つゲームと言えるでしょう。


新品ボードゲームパッチワーク (Patchwork)

◆記事に引用したゲーム


◆今日のウヴェ様ピックアップ

中古ボードゲームボーナンザ 日本語版 (Bohnanza)
ウヴェ様と言えば小箱ゲームのレジェンド「ボーナンザ」だろう。
手札順変更不可なゲームはこのゲーム以前にも存在したが、交渉を入れることでそれが”縛り”なだけではなくなっている。マメが並んでいく育成の楽しみに加え、未練の残りやすい得点システムも逸品。マストバイ。
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BG紹介:メイ・カー

今、すごろくやに行くと買える「メイ・カー」は、イカしたビジュアルがイカしてるイカしたパズルゲームだ。
リトアニアのLOGISというメーカーのもので、ここは去年キッズ対象候補になった「わたしはだあれ?」も出している。いずれも国内ではすごろくやの取り扱い。しかも「メイ・カー」のルールブックはとても綺麗にDTP再現されている。きっと店長もこのビジュアルを大切にしてくれたに違いあるまい。

macar01.jpg
ラベンスバーガ―の小箱に近いサイズの箱。
イラストはGEDINAS AKELAITISと書かれているが、もうまったく、どう読んだらよいのか皆目見当つかない。
メイ・カーの意味もちょっとググったくらいではわからない。単純にリトアニア語で”マイ・カー”なのか、それともメイクとカーをかけて”メイカー”なのか。なんとなく後者のような気もするが。

macar02.jpg
中には両面車のパーツ絵が描かれた正方形のタイルが入っている。
どっさり……というほどはなく、実際のところ3人以上で遊ぶには少ないので、みんなで遊びたいときは2箱買うと良いと思う。

このゲームの遊び方には2段階ある。
1つ目はこのタイルを使ってルールブックに示されているのと同じ車を作ってみようという、いわゆるタイル遊びである。
2つ目はもう少しゲームチックで、2人で車作り競争をやってみよう、というものだ。

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車のパーツ取りは早い者勝ちで、使っていいのは片手のみ。
一度に一枚以上のパーツを持ってはいけない。
最初に車を完成させたプレイヤーはそれを宣言し、もう一方もストップ。
まず最初に完成させたボーナスとして宣言者に1点入る。
さらに、より多くのパーツを使っている方(完成未完成に関係なく!)に、1点。
これを3回やって得点を競う。

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端っこのパーツを見つけてさっさと作るのが一番早いけど、そんな姑息なことしても楽しくない!”どちらの車がカッコいいか”も評価基準にして遊ぶのがお勧めだ!

【評価】
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【所感まとめ】
スーパーカーのプラモデルの箱絵を想わせる、昔懐かしいイラストがサイコーにカッコいいパズルゲームです。
どうせならよりカッコいい車を作ることを競いましょう!車好きの子供にプレゼントしたくなるナイスな商品です。

◆パズル要素のあるゲーム


◆本日の車ゲーム・ピックアップ

買う価値のある車ゲームと言えばワレス様のこれだ。
必要以上にリアル過ぎるせいで業界の息苦しさばかりが伝わってきてしまうワレスロワイヤルの一角。
時代の経過とともにモデルは古くなり、工場を新設、さらに製造する台数とその価格もプレイヤーの手腕に任されている。つらい!だが面白い!大人向けのヘビー級ゲームで最もお勧めなマゾ作だ!
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ホリデーのゲーム徒然

週末からこのホリデーにかけてのゲーム近況あれこれ。

◆マーベルダイスビルディングX-men届く
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マーベル・デック・ビルディングシリーズの第二弾であるX-menバージョンが届いた。
X-menがテーマだけど結局アベンジャーズ周辺もたんまり入っており、それほどテーマは大切にしていない模様。
これはタカタくんとやるほかないので眠らせておく。

◆メイ・カー
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すごろくやで購入したイラストがいい感じのパズルゲーム。
よくある早組みの車作成競争で、早く完成させてかつたくさんのパーツを使っているほど良いのだが、まぁゲームとしてのつくりはアレコレ言わずに出来上がりのビジュアルに重きを置いた方がよい。
ただ、端っこのパーツにバリエーションが少なく、似たり寄ったりの仕上がりになりがちなのは残念だ。
これ、そのままキャンバスに張り付けてオブジェクトにしちゃってもかわいいと思う。

◆妖怪ウォッチとりつきカードバトル 映画デッキ
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映画公開とタイアップしたオリジナルデッキで、昨月リリースされていたレジェンドデッキと対決。
ダークニャン×フユニャンのコンボが協力で、成功すれば無双状態になれるが、なにせダークニャンが1枚しかない状況では成功しづらい。必要なら2個以上買うべきだ。
ストラップ付で持ち運びができるデッキケースがついていて、これをどうどう首から下げられるちびっこがうらやましく感じた。

◆パッチワーク
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ウヴェ様のシンプルめなゲームというだけでよだれが出てしまうが、見た目も個性があっていい感じのパッチワーク。
「テーベの東」風の時間消費手番システムを全開に利用したパズルゲームで、2人用と人数が制限されてはいるが遊んでみると手堅い、悪くないゲーム。お金を取りに行くか、マスを埋めに行くかの塩梅がなかなか読めず、初プレイで思った通りの盤面を作るのは難しかった。
遊びやすいゲームなので何度か試してコツをつかみたい。

以上

◆関連ゲーム

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BG紹介:海賊

※この記事は別名で発売されていた「コルサリ」の記事をベースに……と、楽をしたかったのですが、残念ながら過去の記事がいまいち使えない奴だったので新たに書き起こした新記事です。

Amigo×クニツィアの古いカードゲームに「海賊」ってのがある。
これはその後に「略奪」とか「ルート」とか「コルサリ」とか「コルセア」とか、とにかく再販された回数が多いゲーム。マイナーメーカーにリメイクされることが多く、これほど地味に転生を繰り返しているゲームも珍しい。
当時フェアプレイカードゲーム賞の1位に輝いている実績の通り、古代クニツィアの良さを感じられるゲームである。ちなみにこの時期のクニツィアは「アン・ギャルド」「モダンアート」「ツタンカーメン」など、今もって知名度が高いゲームを量産する頭脳絶好調状態であった。

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Amigo小箱…と言いたいところだが、Amigo小箱の2倍位の表面積を持った平たい箱。そして、たまに(テトリスカードゲーム等)に見かける「UNOを作ったメーカーでっせ!」の帯。
さらに、厳つい海賊。(このケツアゴ野郎がクニツィアではないかというのが通説)
その義手はコルク抜きになっており、コルク対策はばっちりである。

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中身。カードのみ。だから、他のリメイク版がそうであるように、本当はめちゃ小っちゃい箱に収まる量だ。
カードにはエンボス加工が施されており、味のある絵柄もよく、コンポーネントの面では元祖でありながら最良である。

カードには
・海賊カード(4色)
・海賊船長カード(各色1枚)
・商船カード
・提督カード
の種類がある。
プレイヤーは他のプレイヤーが出した商船カードを海賊で襲って手に入れたり、逆に商船カードを出して旅の無事を祈ったりするゲームである。

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プレイヤーが出来ることは、カードを1枚補充するか、奪うために商船にプレイするか、商船を出向させるかという具合にシンプルである。
とは言えまずは誰かが商船を出向させないと話にならない。

商船は手番を一巡して誰にも攻撃されていなかったらそのまま得点として手に入るが、それぞれ手札の充実している序盤はとくにそうはいかない。

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他のプレイヤーが出した商船は海賊カードで奪いに行くことができる。
ただし、これも手番が一巡した時に、自分がその商船に対して最強の海賊を差し向けている場合にのみゲットということになる。同値もダメ。
また、既に海賊カードが出されている商船に対しては、まだ出されていない色の海賊カードでなければ出すことが出来ない。マストノットフォロー。あくまで別の海賊団同士が取り合っているという構図だ。

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プラスαの要素として、各海賊に船長カードがある。
これは既にその色の海賊カードを出している状態で、海賊カードの強さ(ドクロの数)に関わらず最強となるために使用する奥の手カードだ。
これに対抗できるのは後出しの船長カード、それから提督カードである。
提督カードは商船を出したプレイヤーだけが商船に対して出すことができる。これを出した場合、即座にその商船をゲットすることが出来る。
※この提督ルールについては本ゲームがリメイクされる過程で微妙に変更になっている。最初は出したら即ゲット、後に海賊船長と同じ性能に改められた。これがルールの改訂なのか、それぞれのゲームのルールなのかという点は定かでない。

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山札が尽き、さらに誰かの手札が無くなったらゲーム終了。
その時点で手に入れている商船のコインの数を得点とし、そこから手札に残っている商船のコインの数を減点する。これの最終値で勝敗を決する。

【評価】
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【所感まとめ】
マストノットフォローであったり、抜け駆け要素であったり、ある程度人数が揃っていないと面白さが体感できないゲームです。書き忘れましたが手札の補充にも一手番必要というところが歯がゆく、ゲーム終了条件との兼ね合いもあってシンプルながら考えさせられます。この時期のクニツィアはほんとすごいですね。

◆古代クニツィアの面白いゲーム


◆本日のクニツィア・ピックアップ

新品ボードゲームインジーニアス 日本語版 (Ingenious)
クニツィア式ルールの一つである"最低点コンテスト"が採用された中世クニツィアの傑作パズルゲーム。マークを合わせてスート毎の得点を稼ぐのだが、最終的なスコアは最も得点延びなかったスートの値。あちらは延びてもこちらは伸びず。コンパクト版がお勧めでオジャル!
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BG紹介:ゼロ(テンデイズゲームズ版)

※この記事は過去の紹介にあるベルリナーシュピールカルテン版「ゼロ」記事をベースに、テンデイズゲームズ版の紹介に改編した再録です。

今日紹介するのはクニツィアの古めのカードゲーム「ゼロ」。
シンプルなルールで誰にでもわかりやすく、駆け引きもある良質ゲーム。
1998年のゲームなので間違いなくクニツィアオリジナルによる作品と言えよう。

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2014年ゲームマーケットでリリースを迎えたテンデイズ版。いわゆるダブルデッキサイズの小箱だ。
7色カラーが帯のように使われている、気の利いたデザインである。

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中身。
見た目はベルリナー版とほとんど変わらない。エンボス加工も施されていない。
入っているカードは全て数字カード。
構成は7つの色に1~8までの数字。しっかりトランプで再現できない仕様になっているわけだ。

さて、このゲームのルールは極めてシンプルである。
9枚ある自分の手札を操って、その評価数値をなるべくゼロに近づけるというものだ。
まずは9枚の手札を受け取り、テーブル中央に共有の場札5枚を公開してゲームスタート。

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手番になったら手札から1枚を場札にプレイして、代わりに場札の1枚を手札に入れる。
それだけ。
では手札をどういう方向に持っていけば良いかだが、「手札がゼロにより近くなるのを目指す」という目標を念頭に、以下のルールを上手く利用することを考える。

①同じ数字は1回しか数えなくてよい。
 ※5,5,5,5なら、合計は5で良くなる
②同じ数字が5枚以上あったら、ゼロ扱いでよい。
 ※5,5,5,5,5なら、合計はゼロ
③同じ色のカードが5枚以上あったら、ゼロ扱いでよい。
 ※赤、赤、赤、赤、赤なら、数字が何であれ合計はゼロ

つまり、同じ数字、同じ色を集めていくことで、カウント数を減らすことが出来るわけだ。

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手番が回ってきても交換する必要がないと思ったら、テーブルをコンコンッとノックする。その場合手番はパスされるが、また回ってきたら交換を行ってもOK。ちなみに誰のノックであろうと2回目のノックがされたら1周してラウンドは終了する。

ラウンドが終了したら手札を公開してそれぞれの合計点を記録。もちろん少ない方が良い。(※ちなみに上の写真の相手プレイヤーは4,5,6をそれぞれ1回ずつカウントして、15となる。)

これを人数ラウンド行って合計値の最も少ないプレイヤーが勝利する。

【評価】
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【所感まとめ】
非常にシンプルでわかりやすい目標でありながら、
他プレイヤーが捨てそうなカードの予測、そもそも捨てられやすい高数字カード、数字より集めやすいが5枚にならないと意味がないスート、などなど、考えどころがとても面白いゲームです。
頻繁に再販されるので手に入りにくいことはないと思いますが、テンデイズ版の魅力はマニュアルのわかりやすさですね。

◆旧クニツィアの名作



◆本日のクニツィア・ピックアップ

中古ボードゲームライナー・クニツィアのブルームーン:レジェンド 日本語版(BLUE MOON LEGENDS)
数字比べはクニツィアゲームの一つの定型。そこにマジック・ザ・ギャザリングの要素を加え、いまもってマニアに愛され続けるゲームになったのが「ブルームーン」だ。
パックになっている種族で遊ぶのを基本とし、慣れてきたらデッキの構築も出来る。
当時はKOSMOSから基本セットと追加パックという形でリリースされており、一部は発売地域がまばらだったりとコアユーザー向けのアイテムだったが、近年ありがたいことに全てをパックにした日本語版が誕生した。キモ美しいイラストの迫力は原版の方が上だが、大量のカードが日本語になっているのはやはり助かる。
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BG紹介:ブラックストーリーズ2 :鳥肌の立つ”黒い”物語

海外のドラマや映画を見ていると、こんなシーンに出くわすことがあるだろう。
運転している父「それは女性ですか?」
後部座席の長女「いいえ。」
助手席の母「歴史上の人物?」
長女「はい」
後部座席の次女「髭は生えてる?」
長女「生えてないわ。」
母「大統領?」
長女「違うわ。」
・・・・・
YES/NOクエスチョンでテーマを当てる、所謂推理ゲームだ。

このゲームをもっとブラックなノリで遊んじゃおう!というのが「ブラックストーリーズ」シリーズである。
海外ではもう何年も前に出たゲームであり、それを日本のSNEとCosaicが日本語化して発売した形だ。
なるほど確かに、遊んでみるとなかなか満足感のあるゲームで、掘り起こして再版しただけのことはあると思う。

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小箱ゲームに近いサイズの箱。ちょっと柔いので上に小箱を積み重ねていくのは危険かもしれない。
黒いボディーに赤と白のロゴ・イラストが印象的。このカラーコンセプトはコンポーネントの中にまでしっかり浸透しており、商品として質が高い。
ちなみにこれはシリーズの2番目の作品である。

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中にはブラックストーリーカードが50枚入っている。
カードの表面には「誰がどうしてどうなった」ということがざっくり書かれている。
対してその裏面にはそうなった背景や理由などの種明かしが書かれている。

出題者となった人だけが裏側の答えをみて、他の参加者はYES/NOで答えられる質問を出題者に投げ続け、その物語の真相を割り出していくのだ。

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ただ、このゲームの難易度はとても高い。
表面の情報からは推測どころか、まったく想像できないようなことが裏面に書かれている。
ほとんど五里霧中の状態なのだが、それでも15分ほど質問し続ければなんとか答えまで辿り着くことも可能だ。

難しいゆえに達成感がある。
このゲームは勝敗がないので純粋にゲームといえるかどうかは微妙だが、あまりに難しすぎて答えがわかるだけでみんな幸せになれるという効能を持っている。

【評価】
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【所感まとめ】
激ムズレベルのお話推測ゲームです。
真相の内容が過激もしくは陰湿なので、夜、近しい人とお酒を飲みながらやるなどがいいように思います。

◆ブラックストーリーズシリーズ


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BG紹介:Red7

カール・チャデクの名前に聞き覚えがあるのなら、それは君がゲーマーである証拠だ。
このチャデクとは何者なのか。「グローリー・トゥ・ローマ」、「イノベーション」と言ったタイトルに代表されるように、妙に煩雑な盤面を演出する変態系カードゲームクリエイターである。
今日紹介する「Red 7」は彼の最新カードゲームである。

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いわゆるダブルデッキの小箱。
AsmadiGamesの小箱はこれといった定型がないけど、たぶん「フラワーフォール」と同じ。
「フラワーフォール」ってなんじゃって人がほとんどかもしれないが、知らないなら知らないままでOKと思う。
大きさ的にはAmigoやAbacussより縦方向にやや長く、作りは荒めだ。

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中身。
7色7枚ずつのカードが基本コンポーネント。
エンボスがかかっており、使い心地は良い。
カードサイズはややおおぶり。
表面は色以外は素っ気ないデザインなのだが、裏面は気が利いていてカッコいい。

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さて、このゲームは自分に配られた7枚のカードを利用し、最後までラウンドから抜けないように踏ん張るゲームである。プレイヤーは自分の手番が回って来るたびに、自分の場札を最強の状態に仕込んで乗り切らなければならない。誰か一人にでも負けていたら、そこで脱落だ。

ラウンド開始時には手札が7枚。それに既に自分の場札として1枚が公開された状態で配られている。
手札と場札によって有利不利が出やすいので、ルールで推奨されている複数ラウンド式で遊んでいる。

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では"最強の状態"とはなんなのかということだ。
このゲームには強弱を決める7つのルールというものが存在する。
その時点で場に提示されているルールに従って強弱は決定するのだ。

上のカードはそのルールをまとめた一覧になっている。
内容は以下のようなものだ。

・最も大きい数字を持つ者が勝つ
・同じ数字を最も多く持つ者が勝つ
・同じ色を最も多く持つ者が勝つ
・偶数を最も多く持つ者が勝つ
・カードの色数が最も多い者が勝つ
・最も長く連番を作っている者が勝つ
・3以下の数字が最も多い者が勝つ
※このルールの対象は場札。

カードを見るとわかるように、これらのルールには色付けがされており、これはカードの色と対応している。
スートや色に特別な意味を持たせるゲーム作りもキング・チャデクの特徴だ。

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手番では以下のアクションを行い、最強になるようにしなければならない。

①:手札から場札にカードを1枚出す
②:手札からカードをテーブル中央にだし、そのカードの色にルールを変える。
③:①を行い、さらに②もする。

これをして最強になれないようなら、リタイアするしかない。

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これを繰り返し、ラストマンスタンディングになれたら、その時点のルールに関係しているカードを得点として場札からとり、各プレイヤーが自分の前に置いている先ほどのルールサマリーカードの下にチャデクる。
例えば「3以下の数字が最も多い者が勝つ」のルール下で生き残り、場札が1,2,3,4,5だった場合、1,2,3の3枚を得点として自分のルールサマリーカードの下にチャデクるのだ。

これを繰り返して規定点に達したプレイヤーが勝利である。

ちなみに、奇数の数字にはカードプレイの時点で発動する効果というものが存在する。が、これはエキスパートルールで採用するものとルールに記載されている。煩雑スキーなチャデクファンなら最初からこのルールも採用して運用ミスを犯すのも一興だろう。

【評価】
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【所感まとめ】
自分でルールを仕込めば勝ちやすいですが、場札に出すためのカードを減らすことになり、手番初めに手札が無い場合も脱落になるので、悩ましいところです。いくらか自分の設定していないルールの時に勝てないと生き残るのは難しいでしょう。なかなか悪くないバランスになっていると思います。しかし細かいところの処理や判定はやや煩雑です。

◆今サイコーに旬なカードゲーム(非チャデク)

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BG紹介:ヘキセンレンネン

ヴォルフガング・パニングと言えば最近は「フレスコ」、古くは「オーレ!」や「パパラッツォ」の作者として有名だが、最近ちょいちょい見かける「ヘキセンレンネン」というすごろくゲームも地味に人気があるタイトルだ。発売当時はすごろくゲームに4000円はないな~、という雰囲気でけっこう長く売れ残っていた。

実際のところ4000円出してまで手を出すような中身とは言い辛いが、さすがにSDJノミネートしてるだけあって一種の独自性と一定の面白さのあるゲームである。

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クイーンなので必要以上にデカく厚い箱に入っている。
もちろん中のケースもコンポーネントとはまったく関係ない形状となっており、収納性は「悪い」の一言で片づけられるレベルだ。
イラストは欧州の児童ファンタジーを感じさせるテイストで、実にいい。
たしかジョーコであきおさんは青がブサイクだブサイクだと書いてあったように記憶しているが、そこまでブサイクじゃない。欧州絵本的グッドキャラクターズだ。

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中身。すごろくのコースとなるタイルと、それを仕切る棒。
魔女コマ、魔女カード、ゴールボード。
やはりあの箱の大きさは不釣り合いである。

さて、このゲームは各自自分の色の魔女3人をゴールボードへと進め、ゴールボードの出来るだけいいポジションに到着させようという魔女競争がテーマになっている。
基本的にはサイコロで自分の魔女のどれか1つを動かす~を繰り返すゲームであるが、そこにタイルとカードの効果が加わってくる仕組みだ。

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コースタイルの表面は各魔女の属性になっており、1魔女あたり12枚のタイルが割り当てられている。
プレイヤーがまず最初に行うのは、この12枚の自分色のタイルを、コースの前半、中盤、後半の3つに分けることである。
それぞれが分けたタイルを裏向きでシャッフルし、それを並べて出来るのが上のようなコースである。さすがに48枚もあると長いコースになるので、ぐにゃぐにゃと折りたたみながら作る。こうすると雰囲気も良いのである。

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手番になったら前述のとおりサイコロを振り、自分の魔女のうち1つを進める。
続いて、進んだ先にあるタイルの効果に従わなければならない。この時タイルが裏向きの場合は表向ける。一度表向きになったタイルはずっと公開され続け、効果も持続する。

タイルの主な効果は「自分が対応する色の魔女なら、数字の分だけ前に進める」というものである。例えば青色のタイルで数字が5なら、青のプレイヤーがそのタイルで移動を終えた場合、追加で5マス進めるというわけである。

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また、数字以外に魔女マークというものが存在する。
これは自分の色の魔女マークであれば、カードを使って数字の分だけ前に進めたり、大きくジャンプしたりできるという強力なタイルだ。
しかし到着したのが他の魔女のマークの場合、該当する魔女のプレイヤーがカードを使って後ろ方向に進まされてしまうという落とし穴になる。

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そんなこんなで進めていくと、ゴールボードに到着する。
ゴールボードにはマスが3つあり、より深い位置のマスが高得点になっている。一度ゴールボードに侵入した魔女はそれ以降動く事ができないため、どれだけ手前からゴールボードの良い位置に着地できるかが大切と言うわけだ。とはいえ、ゲームの終了条件は誰かの魔女が3人ともゴールした時なので、悠長なことは言っていられない。

このゲームの面白いところは、タイルの効果で移動した後も、さらにタイルの効果を受けなければならないということである。
これにより一回の移動でぴょんぴょんといくつも移動したり、ひょんな一手で大逆転が起きたりするのだ。一度遊ぶと最初のタイルの配置を少し戦略的に考えられるようになるだろう。

【評価】
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【所感まとめ】
見た目に良く、しかも年齢の幅広く遊べるという点で優れたスゴロクゲームだと思います。早い話が、少し頭を使えるスゴロクというわけですね。人生ゲームよりは戦略的で、時間もかからず、しかも同じようにワイワイ遊べるはずです。

◆その一部、パニングです


◆今日のパニング・ピックアップ

中古ボードゲーム[カード欠品] フレスコ 完全日本語版 (Fresko)
同時プロット式の変形ワーカープレイスメント。
絵画を完成させるために職人を操るんだけど、あんまり無理させるわけにもいかないのでしっかり計画的にやりましょう。
パニングは多作ではないけど、平凡なシステムに独自の色付けをするのが得意だ。アルハンブラの拡張は全てAuthorに彼の名前が入っている。
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20141206のアレヤッタコレヤッタ:ヘキセンのすごろくの方、梨シリーズ、チャデクの新作小箱

今日は幸運なことにハンザツ・シティのカール・チャデク先制の新作を体験することが出来たので、是非報告したいと思う。

◆ヘキセンレンネン
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ヘキセンのフルークじゃないすごろくの方。
長く並んだタイルの上を、魔女が前後に躍動する変形スゴロク。
自分で動こうが他人に動かされようが着地点のタイルの影響を受け続けるのがコンボチックで良いですね。

◆ペアーズ
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ジェームズ・アーネストが作った見た目がサイコーなカードゲーム。
キックスターター発でいろいろなアーティストとコラボしているが、これがベーシックバージョン。
オプションは付けてのプレイをお勧めする。

◆Red7
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とにかく煩雑なテーブル上管理を求めてくるファイリスト、キング・チャデクの小箱カードゲーム。
色に意味と効果があって、それと数字の組み合わせでゲームを作るというのが実にキングらしい。カードの脇にテキストを入れるところも実にチャデクだ。
アドバンスルールまでは入れて遊ぶことをお勧めする。が、さらに数字に効果を持たせたエキスパートルールは初心者にはお勧めしない。キングのファンは最初からエキスパートで始めて諸々の処理を失念するといい。

◆キング・チャデク24時


◆今週のキング・チャデク・ピックアップ

人類の発展を追体験するなんちゃってツリー的な歴史構築ゲーム。
もともとオンボロなコンポーネントだった意欲作をIelloが綺麗にしたバージョン。カードをボードなどの下にもぐらすというキングの十八番的システムは此処を起点にして各ゲームに続いている。業界では何かの下にカードの一部を潜らせることを「チャデクる」と言う。
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BG紹介:ペアーズ(基本デッキ)

「キル・ドクター・ラッキー」などなどチーパスゲームズで活躍していたジェームズ・アーネストが、アメリカのクラウドファウンディング”キックスターター”で企画を通した期待のカードゲーム。それが「ペアーズ」だ。
基本的には同じ数字が2つ集まらないようにするゲームであり、数字が2つ組み合わさる意味での"ペアー"と、ゲームのトレードマークである"ペアー"(洋ナシ)がかかっているタイトルである。

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アメリカの1デッキサイズゲームによくあるサイズのキャラメル箱だ。
柔らかいので角が凹むとカードまで凹むので取扱いには注意されたし。

ちなみにPAIRSはキックスターターを通して沢山のバージョンが同時リリースされている。
それらは基本ルールをこのベーシック版と共通にしながらも、それぞれに独自のヴァリアントルールが記載されているシリーズものである。

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中身。
エンボス加工はされていないが、イラストが可愛く、アートワークのまとまりも良いため満足感が得られる。
ちなみにカード構成は1が1枚、2が2枚、3が3枚…と言う具合に10まで。知っている人なら「ドメモ」や「グレートダルムチ」と言えばわかるだろう。
前述したバリエーションバージョンについては、それぞれに異なるイラストレーターがついているが、やはりアイコンにもなっているこのイラストがクールだ。追加ルールがそれぞれに入っていると言われると全て欲しくなるが、とにもかくにも、まずはこのベーシック版のルールである。

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各プレイヤーはラウンドの初めに1枚ずつカードを受けとり、1番小さい数字のプレイヤーから手番を進めていく。
手番のプレイヤーは山札からカードを1枚引いて自分の前に出すか、もしくはラウンドから降りるかのいずれかを行わなければならない。

カードを引く場合に気を付けなければならないのは、既に自分の前に置かれている数字を引いてしまったら(つまり、"ペアー"になってしまったら)即失格ということだ。失格になるとペアーになった数字の分だけマイナス点を喰らってしまう。

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こうなったら6点マイナスというわけだ。

もう一つのラウンドから降りるという選択肢だが、その場合全員の前にあるカードの中で最も小さい数字のカードの値をマイナス点として受け取ることになる。(マイナス点はその数字のカードを受け取っておくことでマークする。)
また、誰か1人がペアーを作ってしまうか、降りた場合に即座にラウンドは終了し、次の手札がまた配られて新しいラウンドを始めることになる。

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それを繰り返し、誰かが規定のマイナス点に達したらゲーム終了である。
記載されているプレイ時間は15分だが、何人でやっても10分ほどで終わるだろう。

【評価】
   6.jpg

【所感まとめ】
サブタイトルに"A New Classic Pub Game"とありますが、確かに飲みながらやれるくらいにシンプルなゲームです。
運に大きく左右されるゲームですが、カウントすることでリスクを減らす努力は可能です。
とにかくイラスト・アートワークの良いゲームで、あっさりしすぎている感はありますが、それ以外に大きな欠点の見当たらない秀作です。

◆記事に出てきたゲーム達


◆本日のジェームズ・アーネスト

中古ボードゲームビッグ・チーズ 日本語版 (The Big Cheese)
ダイスをかけた熱い競りを行うのだが、勝負を握るのはそのダイスの出目である。
大きな数字のダイスを手に入れても、その最少目は変わらない。リスクと冒険のシンプルな競りダイスゲーム。
こちらも元々はチーパスのゲームで、NewGamesOrderが再販したモノだ。
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BG紹介:スプリングブレイク

ゲームマーケット2014の同人ブースに出展していた冷飯屋工房の小箱ゲーム「スプリングブレイク」。
実は今回のゲームマーケットでは同人をほとんどマークしていなかったため、最初はこのゲームの存在を把握していなかった。
そこに、ほぼ同じ穴のアートワークジャンカーである常勝タムラが
「友達のデザイナーがスプリングブレイカーズに影響されて悪くないの作ったんで買っとくといいすよ。デザイナーとしては信頼できます。」
というので一応買っておいたのだ。

ブースはハッキリ言って盛況ではなかったが、なにか見覚えがあるとおもったら午前中に中古ゲームを買ったところだった。たしかニムトジュニアとおしえてサウンドあたり。あざっす。

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ワンデッキサイズのキャラメル箱。
イラストは古き良き雰囲気の80年代ハリウッドテイストで心地いい。
もちろん国産ゲームなのでタイトルの日本語も記載されているが、記載の仕方が上手だ。
日本語を入れるならこれくらいがいい。雰囲気に説得力を持たせるために、舶来感は大事なファクターだ。

さて、このゲームは先に述べたとおり、作者が「スプリングブレイカーズ(※)」に影響を受けて作ったらしいものなので、ビーチでキャッキャウフフしてるビッチ達が主人公のゲームだ。内容はバッティングゲームだが、どんなゲームかと訊かれたら、ビッチがキャッキャウフフしてるゲームと答えるのが正解だ。

※ジェームス・フランコがセレーナ・ゴメスなどなどワンクール前のイケギャルを侍らせて死ぬ、しょーもない映画。
自称最強のガールズムービー。

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というわけでギャルカードがたくさん入っている。(しかもすべてユニーク!!)
実際はいやらしいのに一見いやらしくないように見えるグッドなイラスト。これは白根ゆたんぽ先生にも通ずる、いい意味のズルさだ。
でも、よくみると化け物もいますよねっていう。
そう、そうなのだ。これ、スプリングブレイカーズじゃなくてピラニア3D(映画)なのだ!
ヤッタ――!ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ!!

はぁ。
そうそう、バッティングゲームの説明をしなくちゃだ。

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プレイヤーにはこんな感じの手札が支給される。カードは上下を入れ替えると数字が変わるようになっており、どちらとしても使える。ちなみに使ったカードは隣の人に渡されるかたちで、手札の枚数は減らず、一部の内容が循環していくシステムだ。

さて、それではカードを出す対象についてなのだが…
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テーブルには1から5の数字が書かれた場札の下に、得点となるギャルカードが並んでいる。カードに書かれていた数字はこの列に対応しており、プレイヤーは欲しい列のカードを出すというわけである。数字がバッティングした場合は何も貰えないというアレだ。
ギャルカードはターン毎に1枚ずつ各数字列に補填され、1番下のカードのみ常に裏向きで内容がわからないようになっている。

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もちろんギャル(プラス点)を奪い合うだけではつまらないので、クリーチャー(マイナス点)もある。
ピラニアが-1、ジョーズが-3、ダイオウイカが-5。
伏せられたカードがダイオウイカだった時なんかは悶絶必至で、顔に出さずにいるのは難しいだろう。
ちなみに手札の中には自分の取ってしまったクリーチャーを他のプレイヤーに押し付けるアクションもある。

そんなこんなでカードが補充できなくなったらゲーム終了。
ちなみに2人で遊ぶ場合には手札を2枚出すルールで、2枚とも同じ数字を出した場合はバッティングしても押し通すことが出来るルールになっている。これは通常2列取りに行けるところを1列集中にするという選択肢が提示されるシステムで、3人以上より少し戦略的と言える。むしろ面白いのではないかと思ったくらいだ。

【評価】
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【所感まとめ】
エログロのしょーもないハリウッドの雰囲気◎。
綺麗だけどしっかりエロいイラスト◎。
勝負所がわかりやすく、軽いノリで遊べるシンプルなバッティングゲーム◎。
というわけで、個人的にはかなりイケるゲームです。
ネタ元を知っているのであれば絶対おススメ!

◆スプリングブレイクなアイテム達


◆本日のバッティングゲーム・ピックアップ

中古ボードゲームハゲタカのえじき (Hol’s der Geier)
特に思いつかなかった…。ので、おそらくボードゲーマーの中で最も知られている、ハイパーシンプルバッティングゲーム。でも、メビウスもアミーゴも小箱で再販してくれて嬉しい限りだね。
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BG紹介:ダビデとゴリアテ(ベルリナー版)

※この記事は過去の紹介にあるペガサス版「ダビデとゴリアテ」記事をベースに、ベルリナー版の紹介に改編した再録です。

テーマが良く再現されたカードゲーム「ダビデとゴリアテ」。
小さいものが大きいものを倒すっていう有名な話。
基本的にはトリックテイクなんだけど、特殊なカードの分配と得点システムで独特の面白さを持っている。

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ベルリナー版の「ダビデとゴリアテ」。この後、他のベルリナー小箱と同様になんどか再版されている。
ベルリナー小箱はAmigo小箱と比べてわずかに大きい。そして品質にばらつきがある。

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中身。
写真をなくしてしまったが、あるじきのベルリナー小箱ゲームにはベルリナーと書かれた帯で閉じられたものがあった。
ちなみにベルリナーのカードにエンボスがかかったものはなかったと思う。

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カードがとても可愛く、“1”の少年が段々“18”のハゲゴリラに変化していくイラストになっている。全5色。
人数によって使うカードが決められており、上限人数でないと“18”のカードが使えないのがちょっと残念かな。それまでは変化途中なので。

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遊び方は“最初に出されたカードと同じ色のカードを出来る限りだす”という所謂マストフォロータイプのトリックテイクというやつ。
カードが出された後は色が関係なくなり、数字だけで勝者を決める。

まず、最も小さな数字を出したプレイヤーが、最も大きな数字のカードを獲得して自分の前に置くことができる。(ダビデ状態)
次に、最も大きな数字を出したプレイヤーが、自分以外のカード全てを獲得して自分の前に置くことができる。(ゴリアテ状態)

つまり小さな数字を出した人は大きいカードを1枚もらえて、大きな数字を出した人は大量のカードをもらえるというわけ。

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手に入れたカードは色ごとに分けて並べておく。
ラウンドが終了したら得点計算になるのだけど、その計算方法がゲームの肝。

【同じ色が2枚以下のとき】
色毎に2枚以下しかないカードは、そのカードに書かれた数字がそのまま得点になる。
※例えば赤色のカードで“4”と“8”があったならば、赤色から得られる得点は12点ということになる。
基本はこれが得点源だ。

【同じ色が3枚以上のとき】
色毎に3枚以上あるカードについては、どんな数字であろうとも1枚が1点にしかならない。
一度でもゴリアテ状態になってしまった色は高い確立で3枚以上になってしまうだろう。そうなったらその色のカードを適度に確保して、得点ジャブを稼ぐべし。

緻密に計算しても終盤では計算外のカードを取ってしまうこともしばしば。
狙って2枚に残すのもなかなか難しい。

【評価】
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【所感まとめ】
事前予想系のトリックテイクに思考が似ていますが、ゲーム中に方針を考えていくところが面白いと思います。
序盤で大きい数字を持っていると皆がつぶしに来るので、2枚でストップというのが程よく難しいですね。1ゲームあたりの時間も短く、遊びやすいゲームだと思います。

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