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週刊オビ通 梅雨号

毎度おなじみ週刊オビ通。

◆カオスボール
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ジャパニメ的なイラストでミニチュアをガンガン作るメーカー、Coolminiによるファンタジースポーツゲーム。このメーカー、昔はフィギアを組み合わせないと作れないものがあったが、今は組み立てだけは最初から出来ているのでそのまますぐ楽しめる。
このゲームのサブタイトルは「支配権を争うファンタジースポーツ」ということで、ボールを持っていればよいというわけではなく、一定のマイナースコアリングゾーンやメジャースコアリングゾーンを確保しておくことも重要だ。
後半になればなるほどボールを持っていることによる得点が大きくなり、潰し合いになっていく。スコアリングゾーンによる得点とピリオド間の処理はもう少し洗練されていてほしいのだが、まぁミニチュアゲームはこんなものか。

チーム毎に特徴があり、それを活かしたプレイが求められる。さらにスター選手を投入するルールがあるが、次回はそれで。

◆ハエたたき
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アバクスのロングセラー、10年前から現役のハエたたき反射ゲーム。
6色目が出るか、ハエたたきが出たら、一番多い色のカードをカルタする。ハエのTシャツに書かれた数字が得点となるため、カード毎に重みが異なる。
お手付きのペナルティがデカく、やや慎重になるくらいの緊張感。
イラストがすげー良い。

◆アナキンのポッドレース
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アニーに捧げるスピーディーなメモリー風ゲーム。
口真似効果音超大事。

◆ダースモール 運命の戦い
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ファントムメナスを観たらこの2つのゲームで決まり!

◆フットボールフィーバー
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小箱でありながらW杯グループリーグから決勝までをマクロ観戦的に楽しめる意欲作。KOSMOSの小箱ラインは楽をする時も頑張るときもネタで寄ってきたユーザーを満足させてくれる。
操作までマクロ的で、最大三戦先まで効果のあるカードを使いながらチームの調子に介入する。もはや”神々の遊び”といった感じである。
是非もっと広まってほしいゲーム。

以上。
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BG紹介:ダースモール~運命の戦い

『対決! 闇の狩人』
前回の「アナキンのポッドレース」に続いてKOSMOSのSTARWARS ファントムメナス・ゲームをもう一つ。
ファントムメナスと言えばポッドレースとダースモール。ということで今回はダースモールだ。
ダース・シディアスの弟子であるダース・モールは、スターウォーズシリーズでも屈指の人気を誇るシス。公開後も様々なメーカーから関連アイテムやフィギアが発売され、いまだに人気が衰えない。その人気の秘密も、「謎というかよくわからないキャラクター故の、シンプルで強烈な悪役アイコン」だったり、「レイ・パークによる双刃のライトセーバー捌き」だったり、「テーマ曲”運命の戦い”のカッコよさ」だったり、多岐にわたる。とにかく魅力があるのだ。

「自分がジェダイになったら…」と白昼夢を見たことがある人なら、おそらくダース・モールと一戦交えた事があるのではないだろうか。もしくはモール仕様の双刃ライトセーバーを華麗に操る自分を、想像したことがあるのではないだろうか。
ことセーバー戦については、とにかくダースモールなのである。

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そんなパダワン候補(皆さんのことです)の夢を叶えるのが「ダースモール~運命の戦い」である。
このゲームではプレイヤーがジェダイとなり、ダースモールと戦うのだ。
プレイ人数は2人~4人ということで、袋叩きの設定だが、ダースモールほど腕のあるシスであれば勝負になるので心配無用だ。

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中身。
もう、ダースモール一色のコンポーネントが熱い…。
プレイヤーが使用するのは左に見える攻撃タイル。このタイルを使ってプレイヤーはダースモールを攻撃し、対してダースモールは右端に見えている双刃のライトセーバーでそれを防いでくるというわけだ。
ワクワクするね!

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毎ラウンド、プレイヤーが自分の山から引いている3枚の手札より1枚を選び、それを一斉にプレイする。手札タイルには攻撃する場所が1~5まで示されている。
出したタイルは攻撃した場所がわかるようにボードの上に置く。のだが……。

もし複数のプレイヤーが同じ場所を攻撃しようとしてしまったら、勘の鋭いダースモールにそれを察せられてしまい、その時点で攻撃ミスとなる。つまり、バッティングだ。
というわけで、バッティングせずに攻撃できたタイルだけがダースモールに届くことになる。
そして…
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ヴォンヴォン!
ダースモール防御タイルの1枚をめくり、それに応じた個所に双刃のライトセーバーを配置。ここにかぶってしまった攻撃タイルは防御されてしまうというわけだ。
これを通過したタイルはダースモールへのダメージとして脇に置いておく。

10ラウンド行った時点で、ダースモールに合計8ダメージ以上を与えていればジェダイの勝ち。そうでなければ負け。
勝った場合はその中で最も回数多くモールにダメージを与えていたプレイヤーが勝利する。もし同値のジェダイが複数いる場合、タイルの数字の合計値で勝負する。つまり、数字の大きい上半身に攻撃を与えられるとより良いのだ。

まぁ、そこまでゲーム性どうこう言うゲームではないと思うのだが、ダースモール攻略のヒントは、もちろんカウンティングである。
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ダースモールの防御タイルは全部で10枚。つまり、ゲーム終了時には使い切ることになる。そして、上記のとおり各部位を守る回数は胴体が5回、他が4回ずつだ。なんとなくカウントできれば、ゲーム後半は有利に進められるかもしれない。
他プレイヤーのタイルもカウンティングしたければしてもいい。

あと、ヴァリアントとして、Youtubeなりなんなりで「運命の戦い」の曲を流し、その時間内に倒せなければ負け、というのをお勧めする。ワンダーフールのオリジナルヴァリアントである。

【評価】
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【所感まとめ】
極めてシンプルなバッティングありの協力ゲームです。が、スターウォーズファン、ダースモールファンならプラス★2つで楽しめるでしょう。BGMに「運命の戦い」を流し、スピード感を加えて遊ぶのがお勧めです。

◆君もダースモールにハマろう!

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BG紹介:アナキンのポッドレース

『Force be with you...』
(ポッドレース会場にて クワイ⁼ガン 「ファントムメナス」より)

スターウォーズEP1~ファントムメナスが公開されたのが、今から16年前。あんなに小っちゃかったアナキンも、大きくなって…。
ということで、ちびアナキンことジェイク・ロイド応援企画!KOSMOSのアナキンゲームで遊ぼうのコーナーだ!!

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KOSMOS小箱の「アナキンのポッドレース」が出たのは今から3年ほど前のことだ。もちろんエピソードⅢは公開済みで、TVシリーズの初期が放送されていた頃のものということになる。
10年以上経ってもピックアップされるほど、ポッドレースは人気があるコンテンツだ。実際、EP1で思い出せるのがポッドレースとダースモール戦だけという人も多いだろう。

「アナキンのポッドレース」はポッドレースのドタバタスピード感を再現した(?)早めくりソートのゲームである。

是非ポッドレースを観直してから遊ぼう。

エンジン音の口真似はこのゲームに必須の要素だからだ!
ドゥンドゥンドゥンゥン…

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中身。KOSMOS品質の素晴らしいタイルがどっちゃり入っている。
大きく分けて、レースタイルと、レーサータイル。
レーサータイルはプラスチックに刺して立てるようになっている。
レースタイルは6種類のレーサーと、ハズレタイルであるタスケンレイダーがある。

レースタイルをざらーっと広げて、レーサータイルはアナキンをビリに、セブルバをトップにすればゲームのセッティングは完了。
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気分はタトゥーイン
レースタイルの裏側がタトゥーインの砂漠の写真になっているため、広げると不思議な再現性を感じる。横に並んでいるポッドがそれらしく見えてくるのだ。

さて、ゲームはアナキンがビリからトップに這い上がるまで、5ラウンドを行う。
各ラウンドで、プレイヤーは片手だけを使ってタイルをめくり、ビリからトップの順番になるように自分の前にタイルを積み重ねていく。最初に6種類のタイルを順番通りに積めたと思ったら、ゴール宣言。ほかのプレイヤーも手を止めて、それまでに積んだタイルを広げてレーサータイルの順番と相違ないか確認する。

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まずゴール宣言したプレイヤーのタイルを確認し、正解だったら6点。
しかし、もし一つでもミスがあったら0点になってしまう。
それ以外のプレイヤーはミスがあった分はカウントできないものの、正解タイル1枚につき1点になる。
ダッシュでゴールした場合に限り、ミス時のリスクが高まるというちょっとした工夫がある。このゲームが何とかドイツ産と認められるポイントである…。

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ブォンブォンブォンブォン…
スコアリングが終わったら次のラウンドへ。
最初は一番後ろにいるアニーを、1つ前の順位へ進めるのだ。(この時、口真似効果音は必須になる)
アニーが1位になった瞬間(5ラウンド後)、最も点数の高いプレイヤーが勝利する。

【評価】
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【所感まとめ】
キャラモノです。が、みんなであの効果音を真似しながらやれるとかなり盛り上がります。ゲーム的にはちょっとしたメモリーの要素と、慎重性を欠くとリスクがある設定、ラウンド毎にちょっとだけ変わるタイルの順番、まぁそんなところでしょう。スターウォーズファンは楽しいこと間違いなしなので、是非。
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BG紹介:指輪物語カードゲーム

『レゴラス無双ふたたび』
古今東西人気シリーズは数あれど、指輪物語ほどゲーム化企画の多いコンテンツは他に無いのではないだろうか。デジタル業界ではいざしらず、ボードゲームだけでも相当な数がリリースされている。そのほとんどがFFGとKOSMOSによるものだが、タイトルが全部「Lord of the Rings」なもんだから名前を言っても判別できないような有様である。
ということで今日紹介したいのはKOSMOS社製の「指輪物語カードゲーム」だ。
ゲーム内容は、旅の仲間たちを組合せてフェローシップを作り、それを持ってモルドールの軍勢を倒していくという具合。そんなわけで邦題は「指輪物語・旅の仲間」としたいところだった。しかし、「旅の仲間」は指輪物語における第一部を指してしまうので、このゲームの登場人物(第三部まで含む)に合致しない。
よって、KOSMOS小箱らしくカルテンシュピールを後ろにつけることにした次第である。邦題問題ってやつだね。

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KOSMOS小箱。
最近のKOSMOS小箱は国内流通に乗らないことが多い。特にタイアップ物は微妙な物が多いので見送られる傾向があるのかもしれない。昨年だか一昨年だったか、「ホビットの冒険」(ワレス作)はかろうじてホビージャパンが日本語版を出してくれたが、それ以外はかなり限られている状況だ。先日紹介した「パニックキノコ」(非タイアップ)も中々面白いゲームだと思うのだが、今のところ出回りそうな気配がなく残念だ。
※KOSMOS小箱はドイツ語ルールしかないケースがほとんど!出回らないと訳すのが大変なのだ!!ドイツ語だからなのかな…。

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中身。大きく分けて2種類のカードが入っている。
一つ目はフェローシップ(旅の仲間)カードで、主に光の軍勢の面々が示されている。ちなみにユニークキャラクターは1枚ずつの封入で被りはない。
2つ目はモルドールカードで、プレイヤーズが打倒し得点化する、敵キャラクターが示されている。
いずれもエンボスカードで品質は良い。
ただ、ドイツ語テキストが載っているので日本語化するかリストが必要だろう。

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モルドールがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
戦場には常にモルドール勢のカードが3枚公開されている。
ついているシンボルはそのカードを打倒するために必要なパワーで、数字は打倒したときに手に入れる事の出来る得点である。

そのシンボルを手に入れるため、プレイヤーはフェローシップを構築するのだ。
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「僕が行きます。」 (布呂怒~「旅の仲間」より)
手番になったら手札から1枚を自分の前にだし、フェローシップの最初の1枚にするか、既にあるフェローシップに加える。自分の前に結成するフェローシップの数に制限はない。
そして、そのフェローシップ内のカードに示されているシンボルを使うことで、モルドールカード(複数を相手にするのも可)を打倒するのだ。このようにモルドール打倒に使われたフェローシップは捨て札となる。使われなかったシンボルは無駄に消えるのでフェローシップを大きくしすぎるのも考え物だ。

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もう一つ気にしておきたいのが、モルドールアタックだ。
旅の仲間カードの中にはハズレのカウンターカードがあり、これが場に3枚貯まる毎にモルドールアタックが発生する。
モルドールアタックにはいくつかの種類があり、手札を削ってきたり、フェローシップを削ってきたり、すでに打倒して手に入れたモルドールカードを削ってきたりする。
3枚中の1枚目に記載されたアタックが適用されるので、プレイヤーズは一応それに対して構えておくことが可能だ。

そんなこんなで、モルドールカードがすべて場からなくなったらゲーム終了。
各自の得点を計算し、合計点の多いプレイヤーが勝利する。

フェローシップの面々には特殊な効果を持つものが多く、フロドやサム、メリー、ピピンは他のプレイヤーの仲間を使ったりする。中でも強力なのがレゴラスで、モルドールを打倒しても場に残るという映画版なみの無双ぶりである。

【評価】
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【所感まとめ】
ほぼ運でしょうということもあり、ゲームバランス的には…疑問の残るところがあります。また、モルドールの軍勢はカカシのように突っ立ってるだけなので原作のような絶望感がまったくありません。特殊効果の強さもキャラクターとあっているのかどうか微妙なところがあります。
でもまぁ、指輪物語ファンなら。と言ったところでしょうか。
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BG紹介:コヨーテ(NGO新版)

『可愛くなって帰ってきた!』

爆笑必死のパーティーゲームとして古参のゲーマーからも人気が高い「コヨーテ」が、目の肥えた再版メーカーとしても実績十分なNewGamesOrder(以下NGO)より再版された。
何よりも多人数でやって楽しいゲームなので、パーティーシーンやアウトドアでの遊びに加えてみてはいかがだろうか。

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しかも、小箱だってんだからビックリしたものだ。
元祖コヨーテはそこそこに大きい箱に入っていたのだ。
それもそのはず。コヨーテはカードを頭につけて遊ぶゲームであり、そのためのヘッドバンド(くそダサい医療用みたいなやつ)が入っていたのだから。

確かにこの新版、単品ではカードを頭につけるための道具は入っていない。
しかしである…
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発売時のアナウンス通り、後日ゲームマーケットで頭に取り付ける用の紐がリリースされた。
しかも小箱の中の仕切りを外せば、紐も含めて蓋がしまる仕様となっている。
商品としてのプロダクションがなってますなぁ!

さて、ではこれらを使って、カードを頭につけて、何をするか。ということである。
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基本的には、見えているカードの数字を足していって、最終的に全部で何になるかを推理するゲームである。
もちろン自分のカードは見えていないので、周りを見ただけでははっきりとはわからない。だから、ほかのプレイヤーの推理内容や顔色をもとに、「この辺じゃないか」という推理をするのである。

プロセスとしては自分の番が回ってきたら推理した数字をいうのであるが、大条件として、前のプレイヤーが宣言した数字より大きい数字でなければならない。もし、それより小さい数字だと思うのであれば、その時点で前のプレイヤーにダウトをかけなければならない。そうして、答え合わせが行われ、ミスした方がライフを失い、あげく脱落するというゲーム図式である。

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俺のこいつがMAX=0だったら…
数字の足し算だけで答えが決まらないところが、「コヨーテ」のパーティーゲームたる所以である。
実は中には特殊カードというものがあり、最大の数字が=0というMAX=0カードだったり、単純に合計値が2倍になったりするものがある。
ハッキリ言ってそんなものが頭に付いていたら負け確定なのだ。自分以外の全員に「ケケケ、こいつ頭にウンコ付いてるのも知らずに…ww」ってなもんである。実に悲惨だが、この間抜けメイクシステムが「コヨーテ」の本体のように思う。

実際、パーティーシーンでは実に面白いゲームとして活躍してくれる。
しかも「この紐カワイーーー!!」が引き出せるキュートな見た目も持ち合わせている。
素晴らしい再版。NGO様様ですなぁ。

【評価】
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【所感まとめ】
紐まで加えると中々お値段が張りますが、それでも旧版と同じような価格です。持ち運びにも優れ、バーベキューなどのアウトドアにも活躍します。紐のデザインもアウトドアにぴったりです。

◆NGOのゲーム

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ドゥームナイト新世紀 age2 

先週からバージョンアップした週一回のトーナメント、ドゥームナイト新世紀の第二回。ガーヒー(鳥貴族)、ガーペー、ズーシミ、ワンフー。
ズーシミを除く全員が先週末はMADMAXを鑑賞し、精神的ホクホク状態で実に上機嫌であった。

◆ツヴィッケルン
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かつてクイーンが少量リリースしていた小箱シリーズのひとつ。ほかに木喰い虫などがある。
そういえば数年前にバクダンなどと一緒に3 in 1なタイトルとしてリリースされていた。
ゲームとしてはカシノ系で、カードをプレイし、場に出ている数字やその合計になったら自分のものにできるというもの。4人の場合はチーム制で、向かいのプレイヤーとタッグを組むことになるが、手札内容を伝える方法は皆無に等しく、ほぼ運のゲームと言える。
大きい数字のカードを取るには、引き算足し算を使う特殊なアクションを用いる必要があるが、それをやってラウンド終了時までんい回収できないと、ゲーム中挽回できないよなマイナス点を喰らう。
ワイワイ楽しむべきなのだが、それにしては”誰が最後に足し算した札か”とか、”足し算したのか引き算したのか”とか、正確性を考えれば何かしらメモしなければならないようなやり取りがめんどくさい。
チーム専用のチップと、ボーナス点を記録するトークンくらいは別にあった方が良い気がするね。

◆トラックス
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「クウィックス」に続いて「ザ・ゲーム」がSDJにノミネートしてノリノリのシュテファン・バンドルフの線引きゲーム。
カードをめくり、それぞれのスタート地点から対応する色のマスに線を引いていく。ボードには2から10の数字マスがあり、ここを通過することが加点の唯一の方法である。最初に通れば数字と同じ点数、2番手以降であれば半分の得点。ゲーム終了時に通れなかったマスの数がマイナス点となり、合計点を競う。
点数を急げばマスのとおり方に穴が出来てしまうというジレンマだが、このバランスがよく考えられたマップだと思う。ジレンマの形は「クウィックス」に共通するものがあり、かなり安定した水準にあると言える。
NSVの彼のゲームは軒並みよくできたドイツゲームであり、そろそろバンドルフ品質という言葉が出てきても不思議ではない。

◆マジョリティー
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ドラフト⇒一斉公開⇒ドラフト⇒一斉公開…を繰り返し、自分の場札を揃えて行く。各ラウンド毎に3スートそれぞれのトップが2点、2位がトップの得点÷5の得点を得ていくゲーム。基本的には2位の方が得点が高く、マジョリティと言いつつもいい感じのマジョリティを狙いたいというところに特徴がある。
カードの分配(一斉公開)部分に工夫が効いており、同じスートを吸収するものや、ほかスートを抹殺するもの、次のカード出しが一斉公開でなくなるものなど、ままならなくなる、ままならなくさせる効果がゲームを面白くしている。

以上。
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BG紹介:ラビッツ・カードゲーム

『キモカワうさぎの七変化カルタ』

ボードゲーマーは古参のデジタルゲーマーも多いので、「レイマン」シリーズをご存じの方は多いだろう。そのレイマンシリーズの全般に登場する狂気のウサギ、それがラビッツだ。
単独デビューはWiiのゲームになると思うが、そこそこの人気を得て色々なメディアに登場している有名キャラクターである。

今回紹介するのはそんなラビッツとKOSMOSのコラボ企画、「ラビッツ・カードゲーム」だ。

KOSMOSの子供向け企画なので、まぁ舐めた内容ではないかとお思いだろうが、作者は歴戦の手練れである。
小箱だと名作の「破滅の13」、スートがバレるで有名なトリックテイクの「ガルゴン」、ボードゲームでは「アルカディアの建設」や「ルイ14世」、子供ゲームではウンコゲームで名を馳せた「ロスマンフォス」などなど、大から小まで枚挙にいとまがない。

そんなベテランが作ったファミリーカードゲーム。さっそく見てみよう。

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KOSMOS小箱。
ラビッツという名前は知らずとも、この絵を見れば「アレか」と思う人は多いのではないだろうか。しかし狂気のキャラクターは日本で人気が出ている所をあまり見たことがないので、ここが限界だろう。

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中身。
様々なコスチュームのラビッツが描かれたエンボス入りのカード。一応知らない人のために解説すると、ラビッツは“ツ”というところでお分かりいただけると思うが、単体ではない。いっぱいいるのだ。

プレイヤーの目的は、このラビッツをたくさん捕まえることである。

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手番になったら山札からカードをめくる。
それが青い背景のカードであれば、ただのラビッツカードということでテーブルに表向けて野ざらしにする。基本的には青いカードがいっぱい出るので、野ざらしラビッツがどんどん増えていく感じだ。

そこに、ときどき登場するのが黄色い背景の手配カードだ。
手配カードには該当するコスチュームのラビッツ、もしくは数字が示されている。
ここから先は答え札がたくさんあるカルタだ。コスチュームの場合は、それと同じコスチュームのラビッツが描かれたカードを、数字の場合はその数字と同じ数だけラビッツが描かれたカードを、早い者勝ちでどんどんと取っていく。
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似ている奴に気をつけろ!
そんなわけで、いわゆるランブルカルタなわけだ。
もちろんゲーム終了時に最もカードを多く持っているプレイヤーが勝利する。
まぁ、だれが作ろうと、KOSMOSのコラボカードゲームはこんな感じなんだなってのは否めないけど、ラビッツのゴチャゴチャ感はよく出ていると思う。

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【所感まとめ】
ラビッツの見た目が楽しいハチャメチャカルタです。と言うとどう聞こえるかわかりませんが、やはりそれ以上でも以下でもなく。ただ、カードが溜まってくると微妙に似ているラビッツに反応するのが難しくなってきます。ラビッツファンは買うヨロシ!

◆本家ラビッツ

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【baMPC】vol.3 Soccer Junky Playing Cards

エキセントリックなトランプ、つまりプレイングカードを自慢するコーナー、boast about... MY PLAYING CARDS!!(BAMPC!!)。第三弾はフットボールブランドとイラストレーターのJERRYによるコラボ企画アイテム。SoccerJunkyは2年前くらいからJUNMENと組んでアパレルにも進出(この場合のみ、サッカージャンキーではなく、ジュンキーと読む)しているので、知っている男子も多かろう。というか、大体の人は見たことがあろう。

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SoccerJunkyのロゴマークに「BICYCLE SHOOT」と書かれているが、バイスクルが刷っているわけではない。Soccer Junkyによるリリースだ。
そうなるともちろん紙質もバイスクルと同等とはいかず、エンボスもない普通の紙カードである。惜しい。

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イラストレーターのJERRYことトリゴエリュウイチ氏は日本人だ。
レコードコレクターズやワールドサッカーダイジェストでも仕事をしていたので、線の太い独特のタッチに見覚えがある人もいるだろう。

このプレイングカードに使用されているイラストは、全てJERRY氏が過去のSoccerJunkyの仕事で提供してきたものの使いまわしだ。(俺もTシャツを持っている。)
しかし、そんなこと気にならないくらいこのアイテムの満足度は高い。
というのも……
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総絵札なのだ
過去の名選手が通り名とともにイラストにされている。その似顔絵の完成度はさすがJERRY氏である。
選手の構成を見てみると、スートに意味はないが、ランクには少しだけ意味を持たせている。ベッカムが7なのは当然として、10は代々ユベントスを支えてきた10番だ。(と思ったら一枚は何故かネイマールで締りが悪いのだが…)

サッカー好きが集まってトランプするなら、是非これを使うのが良いだろう。

◆Amazonで買えるものを自慢しておりました

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BG紹介:ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ~ピザ・パーティ

『カワバンガ!!』

みんな大好きニンジャタートルズのカードゲームの登場だ!
でも最近の映画の奴じゃなくて、TVショーの方のだぞ。日本じゃやってないって?毎回おんなじなんだから問題ないさ!

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キャラクターコラボゲームと言えばKOSMOSだ。KOSMOS小箱。
コラボする世界観やストーリーを完全に無視するのがKOSMOS小箱のスタイルなのだが、今回もまったく無視している例のやつだ。”ピザパーティー”なんてサブタイトルが付いてるくせに、ピザは出てこねぇしパーティーでもねぇ!
まぁいいじゃないの!KOSMOSのキッズラインが舐めた出来なのは昔からさ!

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センセイ!お久しぶりです!
中身はエンボス入りのカードだけだ。
10のキャラクターにそれぞれ5枚ずつのカードがはいっている。数字などの情報は一切ない。
右に移っている宝石的なコンポーネントは付属していない。マイナス点の記録用に個人的に用意したものである。そのゲームが気に入ろうが気に入らなかろうが、必要なコンポーネントでしかも箱に入るのであれば、別途見繕うのが小箱王の礼儀なのだ。

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さて、このゲームの目的はいち早く自分の手札を0枚にすることである。
ラウンド開始時に7枚の手札が配られ、全員同時にカードを捨て初めて最初に0枚にしたら即座にラウンド終了。勝利できる。
カードを余らせたプレイヤーはその枚数とイコールのマイナス点を受け取る。
プレイヤー数だけラウンドを終えたらゲーム終了。マイナス点の最も少ないプレイヤーの勝利だ。

もちろん、カードを捨てるには条件がある。
ひとつは「既にそのカードが場に捨てられていること」。
この場合、単純に場に捨てられている同じカードの上に重ねれば良い。
ラウンド開始時に2枚のカードが山からめくられるので、最初はそれらのカードが出せれば出すところから始まる。

そうでないカードはどう出せばよいのか。
同じカードを2枚以上の組にすれば出すことができるのだ。
もし出せるカードがなければ山札からドローすることができる。引いて2枚以上にするか、それよりも前に他のプレイヤーが同じようにして出してくれるか。ラウンド開始時にないカードについてはいずれにせよこの方法で場に出る形となる。

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リアルタイムでカードをドローする意味とは!?
ゲームを終わらせるためには必要だが、自分が勝つためには必要ないのではないか。
実験のために、一度ノードローのプレイをしてもらった。が、正直、特に終盤ともなると、カードを引くのはリスクでしかないようだ。誰もが1枚しか持ってないカードを推理することは不可能なのだから、そりゃそうである。
しかしだよ。ノードロープレイをした人曰く、「引かないのは楽しくない」とのことで、どうやら引かずにはいられないというのがこのゲームの仕掛けになっているようだ。SHIKAKE!

【評価】
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【所感まとめ】
ドイツの某ゲームレビューサイト曰く「良くもなければ、悪くもない」。その通りです。確かにゲームとしては微妙ですが、タートルズのゲームだというだけでパーティーだし、そのつもりでやればカードドロー問題もさほど気になりません。
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ボドゲに落とす日記:MADMAX FURYROADとCONVOY

人気シリーズ映画が一斉に名を連ねる2015年。
その大型タイトルの最初の一作がついに登場した。
「マッドマックス・フューリーロード」だ。
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初日の一番良い時間帯ということもあり、近隣のアウトローが上半身素っ裸のレイダースと化して押し寄せているかと思ったが、実際にはそんな猛者は一人もおらず、家から仕込んできたヒューマンガスのコスプレ衣装をトイレでそっと脱ぐのであった。


予告編ってけっこういいところの詰め合わせだったりするんだけどさ。この映画に関しては話が別。頭からしっぽまで全編チェイスのフューリーロード!くそカッケェモンスターマシンが徒党を組んで砂漠を走り回る超スペクタクル。あまりのブレのなさに、今年控えている残りのシリーズ映画はもうなくても良いかなと思うくらいだった。
トムハーディーは可愛く、セロンは美人で、よりによって仲間になった死にぞこないのババアがこれまたサイコーにカッコいい!

ちなみに劇中に登場するマシンがこのページで拝める。
http://vehicleshowcase.madmaxmovie.com/

物語としては、砂漠の独裁者ジョー(なんと1のボスキャラ俳優だ!)のところから5人の子産み女を連れて故郷に脱出を試みるセロンと、それを追いかけるジョー軍団、というお話で、そこに放浪のマックスが味方する例の感じ。
チームセロンは大改造された大型トラクター“ウォータンク”に乗って東を目指すのだが、ジョー軍団の個性あふれる改造車や、地域地域のアウトローたちがそれを邪魔するという四面楚歌のロングチェイス構造になっている。

大満足で劇場を後にしながら、「これだれかゲームにしてくれねぇかなぁ」とふと思ったら、そういや似たゲームがあるじゃねぇのって。そもそもポストアポカリプスの世界観を共通にする「51番目の州」シリーズのスピンオフ2人用ゲーム「コンボイ」がこの映画にぴったりである。

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「コンボイ」はNEW YORKを目指して突き進むロボット軍団を、人間軍団がその道のりで妨害していくというゲーム。
なんと軍勢をマッドマックスに差し替えるだけでフューリーロードが完成するのだ。
さあ誰か早く!PORTALに電話してくれ!

◆世紀末に染まれ!

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BG紹介:七つの紋章、七つの部族

『7をテーマにした美しくカジュアルなトリックテイク』

サークル高天原による「七つの紋章、七つの部族」というトリックテイクが、ゲームマーケット大阪でリリースされ、その面白さで話題になった。サイトを見てみると、ゲームデザインは操られ人形館の方、コンポーネントはイリクンデの方となっているので、それらサークルの合同作品なのだろう。
自分はその次のゲームマーケットにあたる2015春に予約して手に入れた。

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Amigoよりもサイズが大きく、NSVよりもさらにひとサイズ大きい小箱。
高天原がリリースしている小箱シリーズは、おおよそこのサイズに統一されている。
黒くシックな見た目は、どこか象徴的なこのゲームにマッチしていて感じが良い。
箱の質があまり優れず、箱内側の糊付けがあまいのが難点だが、気になった人は自分で糊付けしてしまおう。

冒頭に書いた通り、このゲームは徹底的に"7"に拘ったゲームである。トリックテイクなのだがカード構成が独特で、7スート各7枚のカード、つまり49枚のカードで構成されている。さらに、スート毎にランク(数字)の構成が異なり、いずれも1~13のうち(中央の数である7を必ず含む)の連番でできている。
これは7枚あるのは7だけであり、同時に7の強さがスートによって異なるということも意味している。

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1つの部族に1つの7
そんなわけで各スートのキーとなっている"7"のカード。
通常のランクが部族民を示す人のイラストになっている(上写真を参照)のと異なり、7のカードには部族毎の紋章が描かれている。
このゲームの目的は、自分のチームがトリックテイクを通して過半数(4枚)の紋章(7のカード)を手に入れる事である。

4人プレイでは、向かい合った2人がチーム。
チームは手札配布直後に3枚のカードを伏せて交換することで、意思疎通をすることができる。例えば各スートの最強カードや7、スーパートランプとそれを守るカードなどを渡すのがセオリーだろう。
これにより、トリックが始まる前にいくつか狙いたいポイントが見えてくる。

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トリックテイクのルール自体はオーソドックスである。普通のマストフォローだ。
7の強さがスート毎に違っても、スート内で勝敗が決まるトリックテイクには影響がないし、1枚の切り札カラーと1枚のスーパートランプがあるのも普通だ。

しかしだ。このゲームにはスートが7種類もある上に、各スートは7枚ずつしかないのである。ゲーム序盤からフォローできない状況が発生し易く、また、そのような手札にコントロールすることが容易なのだ。

この“コントロールが容易”という特徴が、このゲーム特有の「得点手段の面白み」と「ジレンマ」を感じさせるアプローチになっている。
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"取ればいい"とは問屋が卸さない
チームで過半数の紋章を集めるのが目的、というのは前述したとおりだが、もう一つ重要なルールが存在する。
いずれかのチームが7回目のトリックを取った場合、"その時点でプレイヤーの手札に残っているカード全て"が、7回目のトリックを取っていない側のチームに献上される。
つまり、過半数(4枚)を取る前に7トリックを取ってはいけないのだ。

まとめると、
・どちらかのチームが過半数の紋章を手に入れるか
・どちらかのチームが7トリック目を取るか
した場合にラウンドは終了する。

そして、より紋章を多くとったチームの紋章の数から、少ないチームの紋章の数を引き、それに1点を足した点数が、紋章を多くとったチームに入る。
そしてそして、先に7点集めたチームが勝利するのである。

なんとまぁ、何から何まで綺麗に7に引っかかっているんだからすごい。
しかしここまで綺麗に7を使われては、
★は7つでないと失礼にあたる
というものだろう。

【評価】
   7.jpg

【所感まとめ】
カード構成が特徴的なだけで、やることは普通のトリックテイク。なのに、これだけゴチャゴチャしたレビューになるくらい言いたいこと書きたいことが出てくるゲームなんです。オーソドックスなのに新鮮。執拗なまでに"7"へ執着しているようで、仕上がりは無理がなく至って自然。変態とも王道とも言えない独自の面白さを創り上げていると思いました。
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BG紹介:ひつじのショーン・カードゲーム

2015年初夏のマクドナルド・ハッピーセットが「ひつじのショーン」企画になっている。「ひつじのショーン」は「ウォレスとグルミット」シリーズのスピンオフTVショーなのだが、「ウォレスとグルミット」自体日本でさほど地名があるとは思えず、大丈夫かと心配になって調べたらNHKEテレで結構長く放送しているみたいなので、ちびっこには知名度があるのかもしれない。
ということで今日紹介するKOSMOSのメディアタイアップ企画は「ひつじのショーン・カードゲーム」だ。

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KOSMOS小箱はAmigo小箱とニアリーイコール。
いかにも商品な見た目をしておる。Amigoと比べると小箱ゲームのタイアップ率はかなり高く、KOSMOSの玩具メーカー的側面がうかがえる。ちなみにAmigoもまったくタイアップしないわけではなく、リトルアマデウスとか、ラウラの星とか、ボードゲーム・カードゲームラインでも地味にやっておる。

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中身はカードオンリー。
品質は高いエンボスカードだ。ちなみにAmigoはキッズ向けに特別な厚紙カードを使用するが、KOSMOSの小箱ゲームはネタがキッズ向けであってもふつうのカードである。

カードは「4匹のひつじ×4色の背景」の組み合わせで出来ている。ショーンとシャーリーとティミーとティミーのお母さんだ。
同じKOSMOSの「ペンギンズ・フロム・マダガスカル・カードゲーム」より背景などで幾分見栄えが良くなっている。
さて、このゲームにおけるプレイヤーの目的は、ひつじたちの姿を魅力的にフィルムに写しこむことである。そういうテーマなのだ。

まずはカードをよくシャッフルし、神経衰弱のように裏向きでテーブルに広げよう。

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※レッツ、ダンシンッ!!
よーいスタートの掛け声とともに、全員で一斉にカードをめくり始めよう。
めくったカードの内容を確認して、それを自分の山に加える。まためくって、加える。まためくって、加える。こうして自分の山を大きくしていく。

めくったカードを山に加えたくない場合は、裏向きにして戻してもいい。
では、加えたくないカードとは何か。
実はこのゲームの目的は、連続して山に置かれる2枚のカードが、背景もひつじも被らないようになるべく長く連続させていくことである。

つまり、自分の山札の一番上にあるカードのひつじと背景の色を記憶し、次に取るカードを置いてよいかどうか、なる早で確認処理していくゲームなのだ。

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全てのカードがテーブルからなくなったら、プレイヤーは自分の作った山札を公開して、条件を満たしながら連続している最長の枚数を提示する。
この枚数がもっとも多いプレイヤーが勝利するのである。

【評価】
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【所感まとめ】
じつは「ペンギンズfromマダガスカル・カードゲーム」と同一のゲームなのですが、やっぱり「ひつじのショーン」の方が可愛いですね。

◆君も買おう


駿河屋でマノモンスター(Manno Monster)
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ドゥームナイト新世紀 age1

長らく続いてきたビッグバントーナメントも前回最終回を迎え、エリートたちの戦いは新たなシーズンに突入する。
ドゥームナイト新世紀の開幕である。
ネーム変更の理由はナンバリングがよくわからなくなってきたからだ。
タナカマ、ガーヒー(鳥貴族)、ズーシミ、オビー・ワンダーフール。

◆カカオ
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タイルプレイスメントによる生産と得点化、ちょっとしたマジョリティ。
希薄なテーマを補う丁寧でやりすぎないイラストワークに触りのよいコンポーネント。
俺がドイツのボードゲームを始めたころは、こんなゲームがいっぱいだった。これがやりたかったんだよと思わず言いたくなるオールドファッション・ジャーマンゲーム。
良いですね。

◆七つの紋章、七つの部族
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七つのスート、七枚のカード、七点を目標に、ペアで七を取り合う七ゲーム。
スートごとに数字の範囲がユニークに異なっている。そのため肝心の七のカードの強弱がスートによりことなるという、そもそも構成が面白いゲーム。
このカードを使って七を取りにいくトリックテイク。4枚とった時点でラウンドに勝利する。うむ。それだけでも面白そうな気もするが、このゲームで強烈に効いているルールがもう一つある。七トリック取ってしまったら、その時点で残っている手札は全て相手に取られるというものだ。つまり、7回トリックを取る前に4枚の7を集めなければならないのだ。無駄なことができない!
これがあるために、チームはお互いのカードについて、ゲーム開始時のカード交換を通し、無言の意思疎通を行うことが求められる。
ラウンドの勝敗が決まったところで、相手チームとの七の枚数の差+1点を勝利点として受け取り、7点を目指す。
う~~む。7にひっかけまくっているルールが実に美しい。スートが多いためにラウンド序盤から緊張感がある。イラストも良い。
かなり良いと思う。良いと思うよー!
タナカマ×ワンフーのコンビが7点差で圧勝(ピース)!

以上
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BG紹介:リトルアマデウス・コンチェルトグロッソ

普通のボードゲーム屋にはあまり置いていないのだが、アミーゴの小箱ゲームに「コンチェルトグロッソ」というものがある。ウサギの音楽隊が描かれたカードに対して、リアクションを行うパーティーゲームだ。
一方、2008年から2009年にかけて海外でTV放映されていた独米合作の「ぶっ飛び大天才!リトルアマデウスくん(邦題仮)」というアニメシリーズがある。

この二つを掛け合わせたのが今回紹介する「リトルアマデウス・コンチェルトグロッソ」だ。

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Amigo小箱。毎度晋がぼけてて申し訳ない。
リトルアマデウスとアミーゴゲームの組み合わせには他にもいろいろあって、カジノロワイヤルでは「リトルアマデウス・マエストロ」を紹介したことがある。
TVシリーズとアナログゲームの組合せはKOSMOSが定番ラインとしているところだが、アミーゴも大手玩具メーカーなのにそのあたりのタッグは控えめである。一応「ワイルドシングスSOLO」や「ラウラの星カードゲーム」あたりがコラボアイテムになるが、本数は多くない。

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中身。
エンボス加工入りのカードがたんまり入っている。
どのカードにも楽器を持ったプレイヤーが描かれており、その楽器構成は本家「コンチェルトグロッソ」とまったく同一となっている。

基本ゲームはこれらのカードのうちの1/3程度しか使用しない。
4種類の楽器カードをシャッフルし、各メンバーにそれぞれの山札(手札じゃないよ)として配り切ったらゲーム開始だ。

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手番が回ってきたら、自分の山札の一番上から1枚をめくり、テーブルの中央に置く。その瞬間、全てのプレイヤーは示された楽器に応じたリアクションをしなければならない。
もしこの時リアクションを間違ったら、テーブルに重ねられてきたカードをすべてとって自分の山札に加えなければならない。山札をなくしたらゲームから抜けていくことができる。

ちなみに基本ゲームの4種類は…
①ドラム ⇒両手を挙げる
②シンバル ⇒手を叩く
③指揮者 ⇒立ち上がって、また座る
④歌手 ⇒両耳をふさぐ
…というリアクションが決められている。

もしこれらに慣れてきたら新たにカードを加えよう!
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というのがアミーゴの提示しているルールなのだけど、そのリアクションは「みんなが自由に決めてね♪」とのこと。
さすがにこっちまでは遊べてないので仮評価にしかならないかもしれないが、まぁ、別に、ねぇ。

でも、このゲームのとても良いルールとして、山札をなくしてゲームから抜けた後も、一緒にリアクションを取って他のプレイヤーの邪魔をするというのがある。早く抜けれなかった方としてはとってもストレスなんだけどね!

【評価】
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【所感まとめ】
キッズ向けのリアクションゲームであり、ぶっ飛び大天才!リトルアマデウスくん(仮)のファンアイテムです。全部カードを入れたらきっと難しくなると思います。また、先抜けプレイヤーによるいじわるリアクションがアクセントですが、弱い者いじめはやめましょう。

◆コングロ

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BG紹介:スピードカップス2

モヤモヤさまーずで使用されていることからボードゲームファン以外にも知っている人がいる「スピードカップス」。その拡張版であり、2人用スタンドアロンでもある「スピードカップス2」を紹介したい。
作者はハイム・シャフィールで、アミーゴマニアで彼を知らない者はいないだろう。「ハリガリ」、「8 1/2」、「ネズミくん気を付けて」、「ココタキ」など、ファミリー向けの柱を作った人物と言っても違和感はない。

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今回「スピードカップス」よりも「スピードカップス2」の紹介を優先したのには、理由がある。なんと「スピードカップス2」は小箱なのだ。上から見るとアミーゴ小箱と同サイズなのである。
いや、それだけなんだけどさ。

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中身。
5色のカップが2セットと、お題カードが入っている。
大元である「スピードカップ」はカップが4セット入っており、それにお題達成時に押すためのチリーンがついている。しかし拡張という立場上、チリーンはこちらには入っていない。(しかし前述のとおり単独で遊べるので心配しないでほしい)

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このゲームの目的は極めて明快。
毎回お題カードが1枚ペラりとめくられるので、それに合うように各プレイヤーが自分のカップをカチャカチャと組み合わせればよいのだ。
いち早くお題と同じ形にカップを組み合わせたら、お題カードを叩いてゴール宣言。最初に達成したプレイヤーがそのカードをもらうことができ、ゲーム終了時に一番カードを持っている猛者が勝利するのである。

このゲームの素晴らしいところは、お題カードのイラストがカップではなく、まったく関係のないイラストであるということだ。
人間、描かれているものが違うだけでちょっと混乱するものである。
しかも、このイラストの可愛さというか、センス。素晴らしいね。

ちなみにどんなものがあるのかというと…
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こんな感じ。

また、「スピードカップ2」には前後の位置関係が加わり(元祖にはなかった)、こんなものも…
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無印「スピードカップ」と比較するとカードの読み取りが若干難しくなっている。

まずは本家を買うことを推奨するが、本家もお題カードの枚数はそれほど多くないので、ぜひこの「スピードカップス2」も併せての購入をお勧めしたい。

【評価】
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【所感まとめ】
見た目通りのパーティーゲームであることに違いはありません。でも、一度お題を出されてみれば、スピードカップスの良さがわかるでしょう。別に大きな工夫があるわけではないです。イラストがコジャレているだけです。でも、そのカードをめくった"一瞬のサプライズ"が、退屈させないアクセントとして機能しているのだと思います。お題集を小箱で100枚出してほしいですね。

◆スピードカップス

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BG紹介:マインス

2015年のドイツ年間ボードゲーム大賞のエキスパート部門にノミネートした「ブルームサービス」というゲームが少し話題になっている。実はこのゲーム、あの人気ゲーム「魔法にかかったみたい」のリメイクである。作者はアンドレアス・ペリカンで、「魚河岸市場」のデザイナーでもある。
「魔法にかかったみたい」は彼単独の作品だが、実は「ブルームサービス」はアンドレアス・ペリカンとアレクサンダー・プフィスターの連名作品になっている。アレクサンダー・プフィスターは「ザヴァンドールの鉱山」の作者である。
そしてこの二人のタッグだが、「ブルームサービス」が初めてではない。2012年にAmigoから連名で小箱ゲームをリリースしているのである。それが「マインス」だ。

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Amigo小箱である「マインス」は、あまりゲームファンには注目されなかったタイトルである。そのルールが極めて凡庸で、これといった新規性を伴わなかったためだろう。しかし短所は長所でもある。「マインス」のルールはわかりやすく、受け入れやすく、プレイの敷居が低い。それによって、カードにしたためられたブラックジョークを楽しむ余裕も生まれるのだ。

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中身。カードは小型のエンボスカードである。過去には「ビッグファイブ」や「オガララ」などがこの小型サイズのカードを採用していた。テーブルにカードを大量に並べるゲームになると、やはりこのサイズでないと不便だ。

左のカードは収集物カードで、このゲームの本体ともいえるネタの数々が詰まっている。
プレイヤーはゲーム中、収集家となってこれらの収集物を集めていき、その勝利点で最多得点を目指すのだ。
右のカードは収集物を得るためのリソースカードで、金・コネ・地図・競売・詐欺の5つがある。

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収集物にはそれぞれ獲得に必要なリソースが上部に記載されている。
もちろん勝利点が高い収集物ほどリソース量を多く必要とする。
で、だ。この収集物の内容がけっこうおもしろいネタになっているというのが隠れた見どころだ。
アミーゴネタもけっこうある。上の列の左から2番目、これは1997年のボードゲーム大賞のポーンで、ちょこんと横に「エルフェンランド」の長靴駒が置かれているのだが、実はこのカードを得るためのリソースは、コネと詐欺である。ヒュー!

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さて。ゲームプレイは実にシンプルで、手番になったら
①リソースカードを得る
②買い物をする
を繰り返すだけである。

リソースカードの得方は少し風変りで、3×3に並べられたカードの1列(3枚)を取るというものだが、似たような処理は他のゲームでもあるので、これといって特別ということもないだろう。

そのようにして手に入れたリソースで、プレイヤーは4枚公開されている収集物から好きなだけ買い物をするのだ。
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購入した収集物は、取ったラウンド毎に自分の邸宅カードの対応する方向に置いていく。
1ラウンド目は左側、2ラウンド目は右側、3ラウンド目は上である。

実は、ゲーム的にはこのラウンド制が胆になっている。
手番は先のような形で時計回りに交代していくのだが、各ラウンドで誰かが3枚目の収集物を取ったところで即座にラウンド終了なのだ。そして、全員リソースを半分切り捨てなければならない。
大きな点数のものを狙いたいが、リソースを貯めているうちに誰かにラウンドを捲られてしまうかもしれない。これがお互いを牽制するしかけだ。それと同時に、ゲームをスピーディーにしてくれるという大きな副産物もある。

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言い忘れたが、中央に置かれていたプレイヤーの家は、対応するリソースを払うことでグレードアップ、得点化することもできる。ほしいカードが突然なくなってしまった時はこれを狙おう。

3ラウンド目が終了したら、それぞれの所有するカードの得点を合計し、さらに(敢えて書き忘れたが)ゲーム開始時に各プレイヤーに定められている収集物の種類毎に、最多のプレイヤーがボーナス点を加算する。以上。

これといった目立った仕掛けのないゲームだが、収集物のネタ解読をはじめとする会話が広がりやすく、楽しめるゲームである。ネタを楽しむという視点で言えば、この平坦なルールはむしろ好都合かもしれない。
もちろん、それはネタに慣れてしまわなければの話だが。

【評価】
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【所感まとめ】
目新しさはないのですが、全てユニークな収集物カードを集めるのが楽しく、会話しながら楽しく遊ぶことができるでしょう。そのためには、ある程度ネタがわからないといけないのですが、まぁ、ゲームマニアでなくても半分くらいはわかる内容なのではないかと思います。
ほとんどレビューを見かけないゲームですが、「ブルームサービス」の前座としていかがでしょうか。

◆マインス

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週刊オビ通~初夏の圧縮号

毎度おなじみ週刊オビ通。
紹介記事を多めにしたしわ寄せで、プレイ報告自体は代表的なものだけにした。

◆コヨーテ(新版)
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アウトドアパーティーにコヨーテが活躍した。
別途ゲームマーケットで購入した新版コヨーテ用のゴムバンドがかなりいい感じだ。5本しか買わなかったのだが(箱にそれ以上は入りそうもなかったので…)、もっと買っておけばよかった。
アウトドアによく合う。

◆スピードカップ&スピードカップ2
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スピードカップ2を入れることにより6人まで対応できるようになったスピードカップ。
モヤサマで使っているため一般にも知っている人がいる。
スピードカップにおけるお題の脇の閉まらなさは最高だと思う。

◆ペンギンパーティー日本語版
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もともとイラストが良くなかったAmigo版をナイスなテイストにリメイク。ニューゲームズオーダーらしい素晴らしい再版。薄いわけではないがエンボスもかかっていないカードなので、保存用にもう1つ買おうと思う。
久々にやったけど、どうにもならない収束がアクシデントな展開を生むカジュアルゲームの傑作だと思う。

◆ナンジャモンジャ
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出てきたモンスターに名前を付けて、2回目以降はその名前を思い出して最初に言えた人が勝利点を得ていくゲーム。モンスターがキュートで、下品な名前を付けにくい。しかし、みんなが覚えてないくらいがオモシロどころのような気もして、だとすると1と2を混ぜて遊ぶのが良かろうと思う。

以上

◆検閲済み

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BG紹介:ココタキ

「虹色のヘビ」に続いて今日もアミーゴのイエローシリーズではないキッズゲームを紹介する。その名も「ココタキ」。メビウスゲームズでも扱っていたので「虹色のヘビ」同様、入手しやすいゲームと言えるだろう。
「ココタキ」は、つまるところ「タキ」の子供向けカスタマイズであり、「タキ」はトランプゲームのクレイジー8をもとにしたものなので、要は「子供用UNO」と考えいただければよい。

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アミーゴ小箱。
UNO系であれば先日ゴールデンウィーク企画で連載したUNO系コピペ記事群に加えてもよさそうなものだが、あえてそうしなかったのには理由がある。「ココタキ」はUNO系からいくつか大きな博打要素を排除し、代わりに実力主義のアクション要素を加えているからだ。
と言ってしまうと大袈裟だが、抗いようがない攻撃が乱発するゲームよりよっぽどフェアであると思う。

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カードはキッズ用の厚紙ではなく、いわゆる普通のアミーゴ品質のエンボスカード。
数字の代わりに動物が描かれており、その種類は8種類×4色という構成だ。
さらにどの色にも出せて次の色を指定できるジョーカーのちょうちょがある。

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プレイングはいたって普通のUNOだ。
直前のカードに対し、同じ色か、同じ動物のカードを手札から出すことができる。
ただし!
この時気を付けなければならないのが……
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「ブンブンブン!」
プレイヤーは出したカードに描かれた動物のマネをしなければならないのである。
もしそれができなかったり、間違えたりしたらカード2枚補充の刑である。

また、例外として赤色のカードの時には、出してもマネはしてはいけないのだ。
もし誤ってマネをしてしまったら、これまたカード2枚補充の刑である。
ハウエバー、気を付けていただきたいのがコレ。
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復讐の赤きニワトリ。
こいつを出す時だけは、無言ではなく「ココタキ!」と宣言しなければならない。

もちろん間違えたらカード2枚補充の刑だ。

それ以外に特殊なルールはない。
つまり、UNOやSOLOにあるドロー2やドロー4、スキップなどもない。
それらのルールを排除することによって子供向になっているということだと思うが、そもそも無くなったルールはただの運でしかないパーティー要素なので、むしろこちらの方がフェアであり硬派でありゲームである。

もちろんそれでも運要素の大きいパーティーゲームではあるが、プレイも「UNOアタック」に任せたくなるUNOよりは幾倍かよろしく感ぜられるのである。

【評価】
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【所感まとめ】
子供用のUNOですが、理不尽な要素がないので気持ちよく遊べると思います。
ただし、攻撃要素がほとんどなくなるため、UNOの適当な攻撃性を好んでいる人には劣化版に見えることもあるでしょう。

◆ココタキ

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BG紹介:虹色のヘビ(2011新版)

Amigoのキッズ向けゲームがすべてイエローシリーズというわけではない。ということにも触れておきたいので、ちょっとその例もいくつか紹介していきたいと思っている。
今日取り上げるのは、アミーゴを代表するキッズ向けゲームであり、おそらく最も売れ続けているであろう「虹色のヘビ」だ。

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2001年のリリース以来、国内でも安定流通している。
国内でもキッズ向けアワードを取れたので、玩具カタログや雑誌の特集にもよく掲載されている。
今回紹介するバージョンは、2011年の新版。カンガゲームズなどのOEM版にも展開されているアートワークを一新した際のバージョンだ。

箱を見ていただければわかる通り、黄色の帯ではなく赤い帯。つまり通常のゲームラインナップの1つである。

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中身。
ヘビの頭・体・尻尾のいずれかが描かれたカードが入っている。このうち最も枚数の多い体については、色が途中で切り替わる形の2色となっている。

カードはエンボスのかかっておらず、しかも四隅がとがったまま。気になるのであれば角丸くんで一発キメてあげよう。

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ルールは非常にシンプル。
手番になったら山札からカードを1枚引いて、場に出す。
もし既にあるカードに繋がるのであればつなげる。
それでヘビの頭・体・尻尾が繋がったら、それを得点として得ることが出来る。

ゲーム終了時にもっともカード枚数の多い人の勝ちだ。
ドローの時はヘビの長さで決めるので、取ったヘビはヘビ毎にセパレートして置いておこう。

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中々必要な頭や尻尾が出なかったりもするが、とってもラッキーで便利なのがこの虹色パーツだ。
虹色パーツはどの色にも接続可能なジョーカーであり、今日、君がとっても幸運であることの証明だ。

【評価】
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【所感まとめ】
イラストが綺麗になって、キッズゲーム特有の古臭さみたいなのがなくなったのが良いですね。これ、想像よりも大人も楽しく遊べるんですよ。いや、ほんとに。

◆ヘービー
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BG紹介:時計のオバケ

ラインハルト・シュタウペによるAmigoイエローシリーズ踏破に向けて、既に道のりの半分を越えている。アダルトな皆様には興味の無いところかも知れないが、もうしばらく辛抱願いたい。

今回紹介するのは比較的最近のタイトルである「時計のオバケ」。
時計の針を回しているのはいったいだれなんだろう?という発想から、どうやらオバケが出てきているらしい。
ババ抜きの要素が組み込まれたゲーム。とはいえ、ババ抜きがゲームのシステムなわけもなく、あくまでランダム要素。実際にはソリティア的積み重ねを楽しむゲームだ。

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缶入り小箱。
いまだに缶入りになるゲームと紙箱になるゲームの選定の差がわからない。
ちなみに小売店では缶入りの方が若干高い。海外では缶入りの方が人気があるのかもしれない。濡れても大丈夫とか、そういう理由で。もしくはポケットに入れて置くことで銃撃を受けたときに命を守ってくれるかもしれない。無理か。

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中身。
イエローシリーズおなじみの厚紙カード。
左は時計カードで、6:00から1時間刻みで22:00まで、2枚ずつある。
右はオバケカードで、人数に応じて枚数を調整するが、最大2枚である。
それ以外に時計カードを置く枚数がわかりやすいように、時計カード置き場カードが入っている。

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各自"時計カード置き場カード"を7枚自分の前に並べ、さらに7枚ずつ時計カードを手札として受け取る。
ゲームの目的は、「自分の時計カード置き場」に「時間の順番が矛盾しない」形で、時計カードを7枚並べることである。

ただし、自分の手札を置いていくゲームではないのだ。
そこに、なぜかババ抜きのフローが入ってくる。。。。

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手番になったら右隣のプレイヤーの手札から1枚を引いて、それを自分の場のどこかに置く。一度置いたカードは場所を変えられないので注意していただきたい。特に小さな子供がプレイする場合は、ゴールできない置き方をしてしまうこともありうるので注意されたし。例えば6:00のカードは最も早いカードなので、一番左に置く以外はないのだ。
この時、オバケを引いてしまったらカードを置くことはせず、次のプレイヤーへ。
また、置けないカードを引いてしまった場合は、まず他の誰かが置く可能性があるカードであるかどうかを確認した上で、可能性があるのならそのまま手札に。無いのなら捨て札にして新たにカードを補充。(一部流通している和文ルールに断りなく改変があるので注意されたし。)

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これを続けていき、矛盾なく7枚並べたらゴール。なのだが、もし自分の手札にオバケが残っていたら、ゴールにならない。誰かがオバケを引いてくれた瞬間にゴールとなる。

【評価】
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【所感まとめ】
ババ抜きでカードを置いていくので、実際にはソリティアを遊んでいるのと変わらず、他のプレイヤーと一緒に遊ぶことにあまり意味がありません。また、時間の並べ方によってゴールできなくなってしまう事例や、置けないカードに「まだゲーム上意味があるか」をいちいち確認するゲームフローなど、洗練されていない部分が目立ちます。遊びやすさの点で★を減らしています。

◆アミーゴ・イエローシリーズ
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BG紹介:精霊回路ドライブ

2014年のゲームマーケットで基本セットがリリースされた「精霊回路ドライブ」というゲームがある。既にミニ拡張が2種類も出ているシリーズで、やや萌えではあるがイラストは所謂美麗で豪華なものが揃っている。
しかし、このゲームの特徴は見た目の華やかさではない。スマホゲームのアナログ再現なのだ。

「精霊回路ドライブ」はゲームエンジンとしてUNOを採用しており、プレイした色に対応するポケモンが敵を攻撃するというルールになっている。つまり、パズドラである。パズドラののパズル部分をUNOにしているわけだ。やってみると、なるほどパズドラなのだ。
ちなみにパズドラにはパズドラのTCGがあるが、アレはアイコンだけカードゲームにしただけでシステム的には再現とは言えないのに対し、「精霊回路ドライブ」は見事なパズドラっぷりである。

ゲームとして完成度がどうかは別として、試みの面白いタイトルとして紹介したいと思う。

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かなりしっかりした箱に入っている。厚みのある小箱といったところだ。
ミニ拡張2種はジップ付の袋で売られており、中身はこの箱に同梱することができる。スペース的にはまだ余裕があるので、さらなる拡張も出るのかもしれない。

イラストが国産TVゲーム級にクオリティが高いのはこのボックスを見ていただくだけでわかるだろう。
「精霊回路ドライブ」という名前の意味はよくわからない。

中身はカードがメインで、その種類はいくつかに分かれている。
先ほど言及したUNO部分にあたるUNOカード。(注:UNOではない)
各プレイヤーのパーティーとなるポケモンカード。(注:ポケモンではない)
それに倒すべき敵となる敵カードだ。(注:敵です。)

さてゲームを始めよう!と、その直後に訪れるのがこのゲームの最も面白い部分の一つである“パーティー編成”パートだ。

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プレイヤーはポケモンカードからコストの範囲内で幾枚かをピックアップして、パーティーを編成する。
ポケモンカードには対応する色(属性)と、レア度(強さ毎のコスト)が存在し、基本的には自由に編成できる。

この編成が非常に重要。
本記事冒頭でもふれたとおり、「精霊回路ドライブ」では「プレイされたカードの色に対応するポケモンが攻撃する」のである。であるから、パーティーに沢山の色のポケモンを用意すればどんな手札でも万遍なく攻撃ができるし、少ない色に絞れば嵌った時の攻撃力が期待できるのである。
これはパズドラをやったことがある人であればおなじみのジレンマだ。

また、キャラクターにはレベルが存在し、ポッチが置かれているところが現在のレベルである。レベルが上がれば攻撃力があがり、場合によってはレベルアップボーナスを得ることもできる。

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ゲームの流れは大別すると前半と後半に分けられる。
前半は雑魚相手にレベルを上げるフェイズで、
後半はボスが登場し、山札が切れるまでにボスを倒すことを目指す。

基本的なゲーム進行は前半も後半も違いはなく、UNO的にカードをプレイし、対応するポケモンが敵を攻撃する。
雑魚を倒せばチップがもらえ、これを使ってレベルアップしたり特殊な効果を発動したりできる。

前半に関して言えば、純粋に"レベルアップするためのフェイズ"と言ってしまうのがわかりやすいだろう。
山札が切れたらボス戦に移行してしまうので、十分な体制を整えるためには、このフェイズでも回復役(山札のカードを増やす)に活躍してもらいたいところ。

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山札が一回尽きたらボスが登場する。
ボスはランダムで一匹が出てくるが、いずれも攻撃力が強烈なものが多く、長期戦を展開するには苦しいだろう。
そういえば、敵の攻撃について説明していなかった。基本的に、敵はプレイヤーの手番の後に、決まったアクションを起こす。それが攻撃であればダメージを受ける。「精霊回路ドライブ」におけるヒットポイントは山札なので、山札のカードを削られるのだ。

ボスを倒すには、協力している他プレイヤーのパーティーを見ておくことが大事だ。(そもそも編成時にお互いに話し合っておくべきだ!)
砲台役になる高火力プレイヤーのポケモン色に、UNO捨て札を調整しておくトス作業は、非常に重要である。

こういう協力ゲームの場合、ボスを倒すのは非常に難しいケースが多いような気がするのだが、「精霊回路ドライブ」はかなり難易度が低いと言える。じっさい簡単すぎるという声が多かったようで、ミニ拡張にはボスの強いバージョンが入っている。手ごたえを求めるプレイヤーは是非買うと良い。

拡張を含めるとポケモンのバリエーションはかなり広がるようになっている。中にはレベルの上限が低かったり、上がってもたいして攻撃力が変わらない早熟タイプのポケモンもいる。
ソーシャルゲーム的にライトな遊び感覚を共有できる仲間さえいれば、毎回戦術を考える楽しみがあるだろう。

【評価】
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【所感まとめ】
UNO×パズドラ。その再現度と裾野の広いアプローチは本家が買い取りに来ても不思議じゃないですね。
難易度調整の面では若干簡単すぎるかなと思えるところもありますが、いわゆる俺様パーティーによる無双を楽しむゲームでもあると思うので、これでいいような気もします。
色々な趣向の人から、色々な趣向のゲームが出てくるなぁと、改めて国産ゲームの面白みを感じる機会になったタイトルです。
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BG紹介:1から50まで

飛び飛びになるが、引き続きラインハルト・シュタウペの偉業の一つであるAmigoイエローシリーズを紹介していく。
今日はちびっ子向け推理ゲームの「1から50まで」。
足し算は必要ないが、奇数とか偶数とか出てくるので、その辺が理解できるようになったキッズ以上というところだろう。また、条件YES or NOクエスチョンで進めるオーソドックスな答え追い詰めゲームなので、大人でももちろんゲームになる。似たゲームにキダルトゲームズの「ワズバラズ」があるが、あちらは同じような内容でも絵がアダルティだった。今では手に入りにくいかもしれないが、魔女絵がいっぱい入っているのである種の人間の所有欲を存分に満たしてくれるだろう。

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Amigoイエローシリーズはどのアイテムもロングセラー。
ほとんどのゲームが初版で絶版を迎えるのが当たり前のボードゲーム・カードゲーム業界にあって、ほとんどのタイトルが今も現役で残っている。

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数字推理ゲームという内容とはまったくリンクしないのだが、イラストはテントウムシのスケーターになっており、これがけっこう可愛い。カードはもちろんエンボスではなく厚紙。
タイトル通り1から50までの数字が描かれたカードが1枚ずつあり、裏には数字の内容を質問するテキストが記載されている。テキストといっても、おおよそ見れば言ってることがわかる内容なので、シールを貼ったりする必要はないだろう。

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このようにカードをずらっと並べたらゲーム開始。
まず親になったプレイヤーが1から50の中から数字を決めて、それをメモ帳に記載する。ほかのプレイヤーは手番になったら「これだ!」と思う数字を宣言し、正解なら得点。不正解なら宣言した数字の裏にある質問を親に出すことができる。
質問の内容は…
「その数字は奇数ですか?」
「その数字は27より小さいですか?」
「その数字には7が含まれていますか?」
と言ったようなものだ。
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2,3回質問すればかなり絞れてくる。
誰かが正解したら親を交代して、ゲームを続けていき、最も当てた回数が多いプレイヤーが勝利する。

2人で遊ぶ場合は当てた回数によって得点が変わるルール変更が公式だが、お互いに数字を一つ決めて、1手番ずつ回答権を交代していく形で遊ぶハウスルールもなかなか良い。

【評価】
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【所感まとめ】
数字当てゲームとしては平凡ですが、この手のゲームの導入としては良いかもしれません。
イラストの可愛さがお気に入りです。

◆アミーゴのイエローシリーズ
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BG紹介:姫騎士の魂

ゲームマーケット2015東京の事前予約で、コンポーネントが気になって中身もよく知らず予約してしまったゲームがある。具体的にはオリジナルのポーカーチップが付いているというところに大きく惹かれた。どこで作ってもらえるのか知らないが、どのくらいの物が仕上がるんだろうと。それが「姫騎士の魂」である。
で、後で知ることになったのだが、本作は「犯人は踊る」というライトな推理ゲームで人気サークルとなった鍋野企画によるものだ。
ルールを読んでみると、なるほどライトな推理ゲームというところでは前作に共通点があり、2人~4人という比較的少人数で遊ぶゲームとなっている。中でも2人がおすすめだ。詳細は後述。

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Amigo小箱よりは大きく、ラベンスバーガー小箱よりは小さい。本当の意味での拍が付いていて、妙な雰囲気を出している。
ところで姫騎士とはいったい何なのか。気になってツイートしてみたところ、「主に凌辱されるための存在」というお答えを有志よりいただいた。なんと気の毒な存在なのだろう。へこたれずに頑張ってほしい。

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中身。
例のポーカーチップは……、かなり良くできている。
なるほどビックリしたね。
それにカードの方にも凝った拍が施されていて、少ないカード枚数を補う賑やかさがある。良い意味ではったりが効くコンポーネントってホント大事だと思うよ。

カードの構成は1から8までが1枚ずつで、白と黒の2色がある。
この構成はルール上意味が大きいので覚えておこう。

さて、今回の紹介にあたっては、写真は2人用ベースで進めさせていただく。
というのも、個人的にこのゲームのオススメは2人プレイだからだ。別に3人以上でもルールの狙い通り遊べはするし、手札配布時点で勝敗確定が見えることもないのだが、ちょっと運よりに思えすぎて読み合いをしている感が薄すぎるためだ。

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2人プレイの場合、双方に2枚の手札が配られ、残った4枚のうち2枚が伏せて、2枚が公開されて置かれる。
また、このゲームのミニマム賞金として1チップがテーブルに置かれる。
この後、ゲームは手札2枚の組み合わせによる強さ比べへと進んでいく。その強さの算出方法が重要なので先に説明しておこう。先述の通り数字は1から8が存在する。そして、このカードの数字を単純に足し算する……ことができるのは、2枚のカードが同じ色であるときに限るのだ。もし白と黒という組み合わせの場合、その強さは2枚のカードの差分になってしまう。だから、もし勝ちたいのであれば同じ色になっていることが望ましい。

と、そこまでわかっていただいたところで、説明を続けよう。
まずはこの2枚のうち1枚を公開するステップがある。
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2枚しかない手札のうちの1枚を公開するわけで、勝敗を決める上で非常に大きな情報である。
この情報をもとにして、以下の2つのステップでカードの駆け引きが行われる。

◆ステップ①:姫騎士トレード
もし数字が1の姫騎士カードを出したプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーは場に出ている姫騎士カードと相手の手札を交換することができる。これにより、相手の手札に数字の小さいカードを押し付け、少なくともそれよりは数字の大きいカードを代わりに場に置くことができる。
ただし!もちろん相手のカードが白か黒かはわからない点はリスクである。

◆ステップ②:最強カードによるトレード
続いて、場に出されているカードのうち最強のカードを出しているプレイヤーは、そのカードと場に公開されているカードを交換することができる。最強のカードなので、場合によっては交換先を利することもある。しかし、見えているものを使って手札調整をできるというのは大きい。

以上の2つのステップについて、交換が行われた場合はそれぞれ1枚ずつ賞金のチップが追加される。つまり、最大3個のチップが賞金になりえるのである。
それが終わったら、残った手札を公開して勝敗を決するのだ。
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勝敗の決め方は先述の通り。もし数値が同じ場合は、より大きな数字のカードを持っているプレイヤーが勝利する。
そして、この勝ち方がまた大切になってくる。というのも、勝ち方によってチップのもらい方が異なるからだ。

白のプラス値で勝利した場合はチップを姫サイドで受け取り
黒のプラス値で勝利した場合はチップを黒サイドで受け取る

勘の良い人はお気づきだろう!そのとおり!
手に入れたチップも、先のカードの組み合わせの数値算出と同じように、違う色がある場合は得点が差分になってしまうのだ。

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黒サイドのチップを5枚、姫サイドのチップを2枚持っていたら、5からマイナスの2で、3点という扱いだ。
だから、ゲーム中は勝つことで損害を被ることもあるため、常に勝ちを狙いに行けばよいというものではないのだ。

とはいってもね。ほしい色の手札に調整するのもの大変だし、相手に勝たせようとしても何か調整したらチップ増えちゃうし。なかなかままならん。だから手札配られた段階で良い悪いがわりにはっきり出てはしまう。しまうんだけど、そのラウンドの結果が100%確定するという程ではないので、ゲームしてる感、読み合いしてる感がそれなりに感じられるのが良い。
また、手札の強さ計算と、チップの得点計算を同じ理屈にしたのはわかりやすくていいと思う。

【評価】
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【所感まとめ】
今回のゲームマーケットではメーカー以外のゲームを多く買い、一応それなりの数を遊んだと思います。その中で、普段ゲームで遊ばない人から評判が良かったゲームです。このサークルさんはその辺の見極めが上手なのかもしれません。簡易ルールも付属していましたが、それほど敷居の高いものではないので、そのままのルールで良いと思います。

◆鍋野企画

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BG紹介:宝石の煌めき

難しいことを簡単に。
近年複雑化の一途を辿るボードゲームルールに"ちょっとまった"の一石を投じたのが「宝石の煌めき」だ。いや、それ以前にもそういったシンプル志向の試みはいくつもあったのだが、商業的にもアワード的にも成功した点で「宝石の煌めき」は一つのマイルストーンになったように思う。
自分は同作者の最新作である「バロニィ」をプレイしたうえで、そのシステムに対する削ぎ落としのうまさ、デフォルメのうまさ、選択肢のバランス構築のうまさに惹かれ、世間から一歩二歩遅れてはしまったが「宝石の煌めき」に触れるに至った。

削ぎ落としの強度が強めなので、人によって好き嫌いはありそうだが、今後チェキラな作者に違いないので紹介しておきたいのでおじゃる。おじゃるまるです。

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長方形中箱。スペースカウボーイという振興メーカーの作品である。
コンポーネントは大きめのカードとタイル、それに重厚なチップ。ボリュームとしては非常に少ないので、箱の中は総力を挙げて底上げされている。が、コンポの品質は非常に高く、このゲームに対するメーカーの気合が感じられるため、不満に思うことはない。

おっと!
削ぎ落としたとかデフォルメしたとか、そんな話ばかり先行してしまったが、"なんの!?"の部分を説明していなかったね。
「宝石の煌めき」は拡大再生産タイプのゲームである。
拡大再生産タイプとは、最初は小さな機能と生産力から始まって、徐々に機能を買い足していき、成長率と生産力がどんどん上がっていくタイプのゲームの事を言う。大抵の場合、そこには街の発展だとか家業の成長だとか、いわゆるシムシティみたいなテーマが付くことが多い。(余談ですけど、スマホゲームはこの手の拡大再生産ゲームがめちゃくちゃ多いですね。)

で、「宝石の煌めき」は何をテーマにしているかというと、宝石商である。宝石をゲットしながら、それを資金源にして流通網や加工技師を開拓拡張していく。そんなイメージだろう。

その開拓・拡張すべき機能についてだが…
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ご覧のようにテーブルにカードが規定枚数だけ広げられており、プレイヤーは可能であれば最初から高い買い物をしてもいい。(コスト上できないけど。)カードはコストを基準として3つのレベルに分けられており、一番下が最も安く、一番上が最も高い。

コストはカードに記載されており「どの宝石が、それぞれ何個必要か」という具合である。資源となる宝石はストックから3個選んで取ることが出来るが、同じ種類の宝石を選ぶときは2個になってしまう。また、ストックからなくなった宝石は取ることが出来ず、一定の数より少ない宝石は2個取りすることが出来ないなど、宝石の収集にはシンプルながら制限があり、他プレイヤーの動向が大きく関連している。

プレイヤーの手番では、ここまでに紹介した通り
・カードの購入
・宝石の収集
のいずれか一方を行う事ができるのだが、それに加えてもう一つ特別な選択肢がある。
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カードの予約だ。
この選択肢を選んだ場合、場にあるカードから好きなもの1枚を選んで手札にし、他の誰も取れないようにすることが出来る。しかもジョーカー宝石をもらえるというおまけつきだ。
ただし、予約は予約なので実際にゲットする時はしっかりコストは支払わなければならない。

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そんなこんなでカードはたまっていくものの、じゃあどこが拡大再生産なのか。というところを説明していなかった。
上の写真を見てもらうとわかる通り、カードの右上には1種類の宝石が描かれている。
これは、"以降の買い物でこの宝石分値引いてあげちゃう"を示すもので、つまるところその分だけ対応する宝石が手元にあり続けるのと同じである。これにより、高いコストのカードがだんだんと買えるようになっていく。

ただし「宝石の煌めき」には普通の拡大再生産とちょっと違うところがある。
普通の拡大再生産は、指数関数の勢いで生産力が増えることが多いのだが、「宝石の煌めき」は、どんなに高いコストを出しても生産力の増え方は変わらない。宝石一個分なのだ。

えー!じゃあ安いの買ってればいーじゃーん!ってことなのだが、もちろんそんなわけもなく。コストの高いカードには、勝利点(カード左上)がくっついているのだ。ゲームの勝利条件は、誰かが15勝利点を稼いだラウンドの終了時に、もっとも勝利点が高いプレイヤーであること。生産力は関係ない。
だから、確かに安いカードは手持ちの宝石チップの状況に依存することなく買いやすいのだが、勝利点のついたカードを狙うために舵を切っていくことになるのだ。
拡大再生産タイプのゲームでは、大抵の場合この"舵きり"が存在する。しかし、「宝石の煌めき」は生産力の成長率が平坦のため、"生産力を伸ばすか勝利点をとるか"という二択はほぼ存在しない。おそらく、勝利へのアプローチが必要以上の多様性を持たないように設計されている。

以上の基本要素から外れるボーナス点として、貴族タイルがある。
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これは、自分の前に並べたカードの値引き宝石の数に応じて、場から取ることが出来るボーナスタイルである。
ゲーム毎にランダムでタイルが決まるため、都度都度宝石の重要性が変わってくるというわけだ。また、レベル3の高価なカードもゲーム中はほとんど動かないため、貴族+レベル3カード、あたりが戦略上の注目点になるだろう。

考えることは諸々あるとしても、要素としては以上だ。拡大再生産としては異常なほどシンプルで、ルールも簡素。実にわかりやすい。拡大再生産でこのプレイアビリティと敷居の低さを実現するために、作者が相当あたまを捻ったことは容易に想像できる。もちろんそこには、ドラスティックな決断が山ほどあったはずだ。削って削って削り倒しているのである。
それを行ったうえで、拡大再生産のシステム的な楽しさをこれだけ残しているのだから、すごい。

ただ、ここからは好みの話なのだが……、「宝石の煌めき」はシステムをシェイプすることによって、ゴタゴタとした付属情報が寄り付きにくくなっている。アブストラクト的で、テーマが載りにくくなっているところがある。
拡大再生産の楽しみには、自分の街やら何やらの生産力がニョキニョキと伸びていく満足感とか、達成感とか、誇りみたいなものを感じるところにもあると思っていて、実時間にしたら0.5秒とかなんだろうけど、カードを配置した瞬間、僕の心は遠い欧州にある自分の街に飛んで行って、そこに皮鞣し屋が小さな工房を開くことを想像してほっこりしている。
その積み重ねがゲームの面白みになっている部分がある。
宝石の煌きによる複雑な工程や概念の削除は自分的にも大変好みではある。あるのだが、あまりに削られているため古典ゲームなんじゃないかってくらいアイデンティティを見つけにくい部分がある。確かにこのゲームは面白くて、高得点をつけたいとこ
ろなのだが、何が面白いかと言われるとちょっと困る。拡大再生産がシンプルに、ルール的にミニマルで…うむ。なんか相対的な評価になってしまう。どうやら吾輩はまったく修業が足りておらんようだ。

ただ、このゲームに大きな加点をしたい要素として"コンポーネントに重きを置く姿勢"がある。
ゲームの面白さはシステムだけがもたらすわけじゃない。カードの手触り。カチャカチャと鳴るチップの重み。そういうことが、このゲームは分かっている。それは同作者の次作である「バロニィ」にも共通しており、アイムラヴィニットである。

【評価】
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【所感まとめ】
いろいろ書きましたが、そんなこと気にせずシンプルに面白いゲームとして遊びましょう。初心者にもわかりやすい、とまでは言いませんが、短時間で遊べるので拡大再生産の中では群を抜いて遊びやすいと思います。
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BG紹介:ウォンバットのおもちゃ箱

アミーゴのイエローシリーズ総ざらいを続けさせていただく。

「ウォンバットのおもちゃ箱」はシュタウペ×Amigoキッズ向けカードゲームの最新作。「おなじはど~れ」と同系統の同じモノ探しゲームの一種である。

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Amigoイエローシリーズの缶入りじゃない方。他国のOEM版は缶入りになっている。
ウォンバットはご存じだろうか。カンガルーと同じ有袋類で、オーストラリアに生息している動物だ。
穴ぼこを掘って生活しており、その穴による被害が人間界にも及ぶことから、一時は害獣扱いだったという。見た目が可愛いことから人気が高く、一般的には「大きな巣穴に住むコアラ」のような印象だという。

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中身。さすが「おなじはど~れ」の親戚筋だけあって、大型カードである。
もちろんイエローシリーズ共通の厚紙仕様だ。
カードの裏面はウォンバットが箱を空けているイラストになっており、その中でウォンバット注意の標識を持っている2枚が初期カードの目印になっている。
カードの表面にはウォンバットが溜め込んだおもちゃが無数に描かれている。無数と言っても、実は常に4種類で、それぞれの数が1個~3個という規則性がある。

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初期の2枚に加えて、山札の1枚をめくったらゲーム開始。
プレイヤーは一斉にカードに描かれたおもちゃを確認する。
何を確認するのか。複数のカードに描かれているおもちゃを確認するのだ。そして、複数のカードに描かれているモノの数を合計し、それを回答として宣言するのだ。
例えば上の写真ではアヒルの人形が2枚のカードにまたがっている。アヒルの総数は5個なので、「5!!」と宣言すればよいのである。
モノが複数ある場合は、それも含めてすべての合計値が答えだ。
また、無い場合は「ゼロ!!」が答えとなる。

最初に正解を宣言したプレイヤーは場からカードを1枚取り、得点とする。
その後次のカードをめくり、山札がなくなるまでゲームを続け、最多得点者が勝ちとなる。
「おなじはど~れ」の発展版だね。

【評価】
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【所感まとめ】
「おなじはど~れ」よりもモノの判別は簡単ですが、足し算をしなければならないため、こちらの方が上位版にあたります。(「おなじはど~れ」は5歳以上、「ウォンバットのおもちゃ箱」の基本ルールは7歳以上)
参照するカードを2枚にする6歳対応ルールと、カードを4枚にする上級者向けルールもヴァリアントとして公式に記載されています。

◆アミーゴ・イエローシリーズ
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週刊オビ通~エピック敵との遭遇

毎度おなじみ週刊オビ通

◆タイニー・エピック・ディフェンダーズ
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非常に凝った木製コマでダンジョンヒーローズみたいなゲームをちょっと前に出してたあのメーカーの、協力ゲーム。
まぁ、パンデミックのファンタジー版みたいなもの。一人でやって2キャラを担当するルール。

選んだヒーローが悪かったのか、低い難易度設定でやったんだけどボスには歯が立たなかった。
でも、あのダンジョンヒーローズみたいなゲームより数段良い。

◆バーディ・パーティ
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メモリーゲームなのに、せいや!っという一発勝負みたいな瞬間が多く、盛り上がれるゲーム。
イラストもいいし、ちょっとこれ、ぐっとこないですかね。国内流通。

以上。
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BG紹介:ハンカチ落とし

紹介し忘れているシュタウペのAmigoイエローシリーズを、この機会に一気に紹介しておきたい。ということで先日の「バーディ・パーティ」に続いて、今日は「ハンカチ落し」。
シュタウペお得意の変形メモリーゲームであり、非常に息の長いロングセラーでもある。「同じはど~れ」と並んでキッズ向け代表作の1つと言ってもいいだろう。

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リリースから15年の歴史があり、シャーロック等、テーマを変えて他社からリリースされたものも多い。
国内でも取り扱いが多く、現在も手に入りやすい環境にある恵まれたゲームと言える。

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中身。
アミーゴのキッズ向けイエローシリーズは基本的にエンボスなしの分厚いカードとなっている。カード枚数はいずれも少ないが、持つとそこそこ重みがあるのはこの厚みによるところだ。

カードはオニカードと呼ばれるMr.フクロが描かれているものが1枚。それ以外は何かしらのモノに数字と矢印が書かれたものとなっている。

ここで注意。このゲームの邦題は「ハンカチ落し」とされている。
しかし、テーブルの上にカードの円ができる様子が"それっぽい"という事以外、関連性はない。オニがハンカチをそっと置いて、それを追いかけるというような要素は全くない。そもそもオニカードはオニでもなんでもないはずで気の毒なのだが、15年も「ハンカチ落し」と言われればこれはもう「ハンカチ落し」というゲームなのだ。

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さて、この写真のように場を用意できたら、30秒くらいみんなでじっくり見る。
見るというか、記憶する。メモリーゲームだからね。
30秒たったら円になっているカードをすべて伏せて、ゲームを始める。

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自分の番になったら、オニカードが置かれている個所のカードに描かれていると思われるモノの名前を宣言する。もしそれが正解であれば、カードに示された方向に、数字の分だけオニを移動させて、またそこにあるモノの名前を宣言する。もしそれが正解であれば……を繰り返していく。途中で間違えてしまったら、表向きにされたカードをすべて裏返して次の人の手番となる。

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正解を繰り返し、オニが移動した先がすでに表向きになっているカードであればチャレンジは成功。ポイントをもらえる。というわけである。
シンプルなメモリーゲームだけれど、オニが右へ左へとぐるぐる回っていく姿がユニークだ。
ちなみに自分はこのゲームが非常に得意であり、もしプロリーグが存在したら年棒2億は固いと思っている。

【評価】
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【所感まとめ】
退屈な神経衰弱に縛られないメモリーゲームづくりへのスタンスが感じられる、シュタウペらしさが出ている良作です。ぐるぐる回る見た目の楽しさと、場のカードが移り変わっていくバラエティ感が、システム以上のFunを感じさせる仕掛けかもしれません。

◆アミーゴ・イエローシリーズ

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BG紹介:街コロ

ドイツ年間ボードゲーム大賞2015(SDJ2015)にノミネートした国産ゲーム「街コロ」が俄かに盛り上がりを見せている。これを機会に再プレイした人も多いのではないだろうか。もちろん吾輩も再プレイさせていただいた。
さすがにシンプルなゲームなので以前に抱いた印象と変わらず自分向けではないと感じたが、拡張で状況が変わっていくという話もあり、まずは基本セットを紹介しておこうと思う。

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街コロを最初に購入したのは昔のゲームマーケットでリリースされた時だが、そのものは手放してしまったので、拡張への期待を込めて新しく買いなおしたもの。おそらくモノは当時と変わらない。
右のプレイマットは商品に付属するものではないが、プレイの際にはこれがあると格段に華やかなのでお勧めしたい。

「街コロ」はいわゆる街づくりゲームであるので、システムは全然違えど、人に紹介するときは「シムシティみたいな…」と言っておけばおおよそ前提となるプレイヤーの目標を理解してもらえるだろう。
後は、
・サイコロを振って出た目の建物が動き出す
・結果で得られたお金で建物を増やせる
・自分のランドマークを4つともお金を払って完成させたら勝ち
を説明するだけでゲームができるのだから話が早い。

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初期状態の場。
お金で買うことのできる施設カードがずらりと並べられている。
基本セットでは特にこの内容が変わるようなルールはないため、常に決まった建物が全て購入できる状態にあり続けることになる。
プレイマット上では、カードが対応するサイコロの出目の順番で置き場所が決まっている。

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手番になったらサイコロを振り、カードの上部にその数字が示された施設が動き出す。
そのほとんどはお金を産み出すものだが、自分の手番にのみ動き出すものと、他の人の手番でも動き出すものがある。これらは一次産業や二次産業と言ったレイヤーでおおよそ把握ができ、カードの色も親切に分けられているのでプレイアビリティは上々である。
また、数字の大きい建物になると、一次産業の特定のアイコンがついた施設を多く持っていると効果が高くなるものがあったり、お金は生み出さない代わりにプレイヤーに有利な効果を発揮するランドマークが存在する。

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施設の効果を処理したら、今度は買い物タイムである。
施設の値段はカードの左下に記載されているので、それと同額を払って自分の前に置くことができる。
どんな施設を買ってもある程度勝負できるので必ずしも気にする必要はないが、複数の施設でコンボになるものを集めたり、どんな出目が出てもお金がもらえるように裾野を広くしたり、その辺の狙いはつけておくとよいだろう。
また、これはゲーマーにとっては当たり前なので蛇足だが、サイコロを2個振った時に出やすい数字がある、というのは意識しておこう。

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で、4つのお題となるランドマーク全てを最初に建てたプレイヤーが勝利する。
2、3回大儲けすると届いてしまう目標なので、かなりスピーディーなゲームと言える。

基本セットでは場のカードは常に一定というのが良し悪し。いくつか戦略の取り方はあれど、上手くいくかは運次第というだけで、見通しが良すぎるところがある。
個人的にはゲームをしている手応えが感じられず、かなり物足りないのだが、この見通しの良さは初心者に対して大きなアドバンテージとなるだろう。
事実、ベテランゲーマー以外に「街コロ」を紹介して良い感想を引き出せなかったことはないのだ。"ソーシャルゲーム的な見た目"と"カジュアルなルール"が間口の広いユーザーフレンドリを実現している。

だって5分で説明が終わるんだぜ?これが一番の武器でしょ。

【評価】
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【所感まとめ】
モノポリーめいたカードゲームで、誰にでも馴染みやすいのに"まったくオリジナルのゲーム"というのがアイデンティティだと思います。
カジュアルに遊ぶために作られており、一手一手に悩ましさを感じたいゲーマーからすると見るべきところはほとんどないかもしれません。
基本セットの段階では物足りないゲームという印象ですが、拡張を入れる事で場が流動的になるルールも採用可能です。今後紹介していく予定です。

◆街コローズ

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