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BG紹介:アングリーバード・スターウォーズ~デス・スターをぶっ壊せ!

『リアル・アングリーバード』

ちょっとでもアプリゲームで遊んだ経験があるのなら、「アングリーバード」はご存じのところだろう。パチンコみたいな要領でアングリーなバードを飛ばし、豚の基地をぶっ壊すゲームだ。
この「アングリーバード」、ずいぶん前からアナログで再現したおもちゃが出ている。そのスターウォーズ版が今回紹介する「アングリーバード・スターウォーズ~デス・スターをぶっ壊せ」とその他の同シリーズものだ。

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発売元は米大手のハズブロだが、使用するブロックのシステムでJENGAともコラボ関係にあるようだ。ちなみに右に見えるアングリーバード・スターウォーズ人形は、裏にQRコードがついており、専用の読み取り機でタブレットに読ませることで、「スターウォーズ・アングリーバード2(アプリ)」で該当するキャラクターがつかえるようになるオマケ付きである。

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中身。敵味方の人形と、大量のブロック。
JENGA印になっているだけあって、ブロックの出来の良さと積み上げたときの独特の安定感がある。
ちなみにこのゲームでジャンプ台となるパチンコは、X-ウイングの上にくっついている。後でお見せしよう。

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ブロックをくみ上げるとこんな感じ。
額の部分にダースベイダーがおり、さらに4匹のストームトルーパーが隙間に収まっている。
プレイヤーは順に手番を繰り返していき、これら人形をおとしたり、デススターそのものを破壊することで、得点を競っていく。

手番が回ってきたらサイコロを振り、どのキャラクターを何回飛ばすか決める。
そして…
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ハンソロ・FLY HIGH!
X-ウイングで放り投げる。
ちなみに人形は3種類で
・ルーク ⇒丸くて飛ばしやすく、重さも中間。
・ハンソロ ⇒三角形が妙に安定する、軽量玉。
・チューイ ⇒デカくて重い。ろくに飛ばないが当たったらデカい。
という違いがある。

ルークとハンソロは成長できるが、チューイは難しすぎてパーリーゲームの範囲では使い切れん。

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破壊寸前!
デス・スターを破壊すると5000点が入り、これは人形による得点がなくても場合によっては優勝できるだけの大きさである。
ちなみにデス・スターの壊れる瞬間が素晴らしく計算されており、左右に、綺麗に、パッカーン!っとわれるようになっている。
是非機会があれば遊んでみていただきたい。

【評価】
   5.jpg

【所感まとめ】
かなりたくさんのシリーズが出ていますが、ゲーム性があるのはこのタイトルだけです。あとはおもちゃという感じで。アングリーバードスターウォーズのグッズはなかなか出来がよいので、ちょっと集め始めています。
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BG紹介:スターウォーズ バトル・オブ・フォース

『原作知らなくてもゲームは作れる』

スターウォーズのボードゲームと言えばドイツゲームのKOSMOS、アメゲー丸出しのファンタジー・フライトゲームスだが、ドイツ大手玩具メーカーのラベンスバーガーもいっちょかみしている。
今年はスターウォーズイヤーなので、これからこういうゲームがじゃんじゃん出てくるだろう。

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ラベンスバーガーの小箱。だけど、「アブルクセン」とか「悪魔の針」とはまた大きさが違う。すこし細長い形状。
使われている写真やイラストはここ最近のスターウォーズライセンス商品に使用されている素材で、特にオリジナルの物はない。こういうアブク商品における見た目のつまらなさはスターウォーズファンならば慣れっこになっているだろう。
新規絵とかを求めるのであれば、むしろ「アングリーバードSTAR WARS」みたいなコラボ企画商品の方がよっぽど得るものがある。と、忠告しておこう。

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中身。カードがミニサイズで、衝撃のスカスカ度である。
ラベンスバーガーお得意のオリジナルプラケースでなんとかごまかしているが、カードを小さくするという姑息な省エネを必要とするほどSTAR WARS of DISNEYのライセンス料は高いのだろう。

左のカードは反乱軍/ジェダイカードで、ルーク、レイア、ハンソロ、ヨーダの4セットのカードがある。
プレイヤーはこれらキャラクターから1人を選んで、基本的には同じ構成の数字カードを受け取るのだ。4人目のキャラクターにヨーダを選出しているあたり、購入者はスターウォーズ知識のない俄か君だと想定しているように思える。

右のカードは帝国軍/シスカードで、ドロイド、旧三部作ストームトルーパー、ボバ・フェット、グリーバス将軍、ダースモール、ダースティラナス、シディアス、ベイダーと言った多彩なバリエーションとなっている。反乱軍と通商連合・ドロイド軍は敵対関係にない。また、敵の強さにあたると思われる数字のつけ方がめちゃくちゃで、ボバフェットやグリーバス将軍はストームトルーパーに劣る数値となっている。このあたりから、製作者側にもスターウォーズの知識がどこまであったのか、かなり怪しい

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各自が配られる手札。1キャラクターにつき、1~8の数字カードと、R2-D2カードを1枚受け取る。
「スターウォーズ バトル・オブ・フォース」は、この手札を使って、前述の帝国軍カードを競り落として得点としていく、オークションゲームである。もはや「カルテット」の挿絵の如く、テーマは関係なくなっている。
この単なる競りゲームに「バトル・オブ・フォース」と名を付けた野郎の肝っ玉の大きさには恐れ入る。

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ストームトルーパーだ!競り落とせ!
もはや何をしているかはわからないが、各自手札から1枚を伏せてだし、一斉公開で最も数字の大きいプレイヤーがカードを獲得し、使用した手札を捨てる。他のプレイヤーは捨てないので、その辺の按配のゲームである。
また、同点の時はカードに押されている反乱軍ハンコの数で勝負が決められるので、タイはない。

また、前述のR2-D2カードだが、これを出すと、自分が対象のカードを獲得してR2を捨てるか、対象のカードを誰かに渡してR2を手札に戻すか、ということができる。出されたカードの内容を見つつ、カードの行先を決めるのだ。このカードには、後述する得点計算への対策アプローチの意味が大きい。

あ、そうそう、ダースベイダーカードはマイナス点。ダサい使われ方だなぁ。

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手札の残っているプレイヤーが1人になるか、残っているプレイヤーがR2しか持っていない状態になったらゲーム終了。各自、手に入れた帝国軍カードの数字の合計を得点とする。
さらに、同じカードが2枚以上ある場合は10点~のボーナス得点が得られる。これが大きいので、どれだけ同じものを集められるかはキーである。その妨害のためにR2は使われるのだ。

【評価】
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【所感まとめ】
オークション・ゲームとしてはおしごとを含めたジレンマがあり、大味ではあれど面白味があると思います。
テーマは全然関係ないのと、たぶん作ってる方もスターウォーズ詳しくない感じが伝わってきます。

◆ダースモールもどうぞ
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BG紹介:タイニー・エピック・ディフェンダーズ

『小さな世界を守り切れ!』
凝った木製駒といい、味のあるノスタルジックなイラストと言い、妙にゴシックなファンタジーゲームを作っているゲームリンというメーカーがある。
このサイトでも「ダンジョンヒーローズ」というゲームを紹介したことがあるが、アレは駒が凝っていただけでゲームとしてはウ~ムな内容だった(※)。
しかし今、ゲームリンの出すタイニーエピックシリーズが俄かに人気である。現在新シリーズが展開しているところだが、まずはテンデイズでも取り扱いがあった「タイニー・エピック・ディフェンダーズ」を紹介したい。
※タイニー・エピックシリーズとは作者が異なる。

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アメゲーっぽいテーマの割に、質の良い小さな箱である。前述した同メーカーの「ダンジョンヒーローズ」と同じ大きさだ。
ただし、下手なCGやドぎつい色調が目立った「ダンジョンヒーローズ」と比較すると、アートワークはかなり洗練されたと言っていい。

今回舞台となるタイニー・エピック・ワールドは、様々な種族が喧嘩をした過去を持ち、結論として、人間も亜人種も妖精もクリーチャーも仲良く暮らそうよという社会が実現した世界である。そこに、デモニックな連中が異世界から攻めてきたぞどうしよう。というテーマなのだ。
中々良いストーリーしてるじゃないか。

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中身。
カードと木製駒の類。
木製駒の形状は「ダンジョンヒーローズ」同様によくできている。
上の写真ではヒーローとエピック敵の駒が凝った塗装モノになっているが、これはミープルソースによるコラボアイテムであり、純正「タイニー・エピック・ディフェンダーズ」には含まれない。あると盛り上がるが、なくても十分雰囲気のあるコンポーネントなので心配する必要はない。

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ヒーローチームを結成せよ!
そんなわけで「タイニー・エピック・ディフェンダーズ」は協力ゲームである。外来のデーモン軍団からタイニー・エピック・ワールドを守るのだ。
まずは数ある種族から一人一種族ずつを選ぼう。各プレイヤーはその種族のヒーローを担当することになる。

上の写真がヒーローカードとそのミープルである。
体力は皆共通で最大4だが、それぞれ固有の特殊能力を持っているので、活用してほしい。

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It's a TINY WORLD!
これがタイニー・エピック・ワールドだ。首都以外は郊外しかないので半径10キロくらいかもしれない。
中央の首都のみ場所固定で、他の地域は毎回ランダムで構成できる。また、各地域には固有の特殊効果があるのだが、カードの表裏で効果が異なっている。そのため、地域の配置と表裏というバリエーションがある。1万回楽しもう。

地域の上部メーターにちょこんと乗っているオレンジ色のうんちみたいなやつは、その地域の危険度を表す災厄マーカーだ。これが右方向に進んで端まで達すると、その地域は破壊され、地形による効果を得ることが出来なくなる。
プレイヤーはあっちへこっちへと移動しながら、このメーターをどうにかするのである。

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ゲームの進行は山札をめくっていくことで行われる。
山札の中には、プレイヤーの手番を表すカード、災厄が訪れるカード、の大きく2つが入っており、めくるたびにそれを処理していく形だ。
上の写真は災厄カードで、ここに示されている2つの地形の災厄メーターが進むことになる。

しかし、災厄が訪れる地域にヒーローがいる場合、ヒーローの体力を1減らすことで災厄メーターを減らさずに済ますことが出来る。また、ヒーローは手番中のアクションポイントを消費して災厄メーターを戻すこともできる。
移動を最小限とし、できるだけメーター改善にアクションポイントをかけられるようにするのがポイントだ。幸いにも、ゲーム進行用の山札は多くても十数枚にしかならない。カウントも重要な要素である。

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強敵急襲!
災厄カードの中には強敵というものがあって、通常の災厄カードと同じように一定の場所に訪れるが、その効果はテキストによって示されており、もちろん強力である。強敵カードは山札の2回転目以降に登場し、それ以降は強敵の襲来場所がわかることになるので、できれば待ち伏せヒーローで防ぎたい。

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災厄メーターが限界突破をしてしまったら、その地域は破壊状態となる。破壊状態の地域はその効果を使うことが出来ないばかりか、さらに災厄メーターが右側に移動するような効果を受けた場合、代わりに首都の災厄メーターが右側に移動するのだ。
このゲームの敗北条件は首都が破壊されたときなので、まずは破壊される地域が出ないように尽力したい。

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エピックボス爆誕!
規定回数だけ山札が回転すると、数あるボスカードの中からランダムで1枚がめくられ、エピック敵が登場する。
こいつを倒せばゲームに勝利できるのだが、ボス登場後も災厄カードとそれへの対応は引き続き行わなければならず、そう簡単にボスに集中はさせてくれないだろう。

ゲームの難易度は地域の形成と、ラウンドの回数に直結する強敵カードの投入枚数で調整できる。
ゲーム自体はパンデミックであり、新鮮さみたいなものは無いかもしれない。しかし、こちらの方が幾分解決への道がシンプルで遊びやすいように思う。また、右へ左へとヒーローが駆け回る姿は、ファンタジーの世界観を感じる大きな助けとなってくれる。つまり、なかなかの没入感を得ることができるのである。
おススメだ。

【評価】
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【所感まとめ】
パンデミックのような協力ゲームをファンタジーの世界で行います。奉行インシデントへの解決は一切ありませんが、それは協力ゲーム自体の問題ですし、このゲームでは皆種族が違うんで、言う事なんか聞かずに世界崩壊するのも一興です。
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BG紹介:アマゾンの生き物

『シャハトにも筆の誤り』

ミヒャエル・シャハトはゲームデザイナーの中でもトップクラスの人気を持ち、実際、名作を多くリリースしている。しかし、個人的には作品の出来に極端にムラのあるクリエイターだと思う。
今回紹介する「アマゾンの生き物」は、原題が「コロレット・アマゾン」であり、つまるところコロレットのアマゾン版であるかのようなタイトリングをしているのだが、実際は全く別のゲームだし、はっきりってコロレットのような面白さはみじんもない。
とりあえず冒頭で申し上げておきたいのは、コロレットだと思って買うべからず。だ。

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コロレット・アマゾナス!
タイトル部分だけでなく、アバクスロゴの上にカメレオンがいることでもシリーズ作品であることが明確に謳われているように思う。
ちなみに海外では再版されているのか、もしくは大量に在庫が残っているかわからないが、なくなることなくずっと売っている。国内ではつまらないゲームという認識が一般的だからだろう、再流通する気配はまったくない。

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中身。
カード枚数が多く、ぎっちり入っている。もちろんアバクスなので品質はよい。
ゲームの主役となるアマゾンの生き物カードには、生息地を表す4つの色と、それぞれの色毎に何種類かの生物が示されている。ゲーム中、これらのカードは重ねておくことになるので、カードも上の方だけを使うように設計されている。若干オサレと言えるかもしれない。

このゲームでは、プレイヤーは生物学者となり、新種の動物をできるだけたくさん写真に収めることを目標としている。各生息地毎に、動物の種類を多く集めたいというわけだ。

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場はこんな感じ。
各プレイヤーは手札を持っており、手番になるとそのカードを1枚プレイする。ということを繰り返す。
手前にあるのは自分専用のカード置場であり、生息地毎にカードを置く場所が決まっている。
奥に見える数字入りのカードはボーナスカードであり、ゲーム中各生息地で一定の条件を最初に満たしたプレイヤーがもらえるというものである。

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カードをプレイするという部分だが、基本的には自分の前にプレイするのが通常である。
前述のとおり生息地毎にカードを置くことができる。
ただし、同じ動物が列に存在する場合は、置いたカード&もともと置かれていたカードの両方が蒸発してなくなってしまう。理由はわからないが、同じ動物を並べるとなんらかの化学反応が起こるのであろう。

とにかく、このようにカードを並べていき、異なる動物で生息地毎の規定数に達せさせることができたなら、それらをひとまとめにして得点にすることができる。
ただ、さすがにそれだけではない。

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陰湿なる写真交換会
手番では、自分の前にプレイする以外に、他のプレイヤーに写真を手札からあげることも可能である。この場合、受け取ったプレイヤーはそのカードを受け入れて配置するか、もしくは受け取ったカードの色の横の列からカードを1枚捨てて、受け取ったカードも捨てるということをしなければならない。
つまり、相手がすでに持ってるカードを渡して、捨てさせるのがこの選択肢の目的である。とはいえ、カードを渡した側も自分の場が良くなるわけでもないので、切ない。ゲームの終了条件が得点化された回数ということもあるので、邪魔をする動機は十分にあるのだが…。

以上。
やってもらえばわかるのだが、このゲーム、全然盛り上がらない。
奇妙な動物たちはお世辞にも可愛いとは言えず、ゲームの進行も淡々とやれることをやっていくしかない部分がある。
得点計算はおなじみのシャハト算だが、今回ばかりはうまい得点曲線だとは思えないのが正直なところだ。

【評価】
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【所感まとめ】
評価は実際のゲームの面白さに対して、かなり厳しめにつけているように思います。が、コロレットの名を冠するのですから、それくらいのギャップがあるという意味で、そうさせてもらいました。
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ボドゲに落とす日記~Hot WheelとクニツィアのCards4You

ホットウィール(世代によってはホットホイール)を見たことがないという男子は、さすがにいないだろう。所謂ミニカーの輸入物であり、発売元は超大手のマテル社だ。
このホットウィールだが、国内ではトミカのように愛されているとは到底思えない。というのも、アメ車のミニカー以外では極端な形状のイカれた車ばかりがラインナップを占めるからだ。そのイカれぶりたるや、「かっこいい」というよりは「気持ち悪い」に近い。

しかしこのホットウィール。一番の特徴は走行性能ということになっている。そして実際、早い。そもそも60年代にそういうキャッチコピーで売り出された、いわば走行性能重視ブランドなのだ。

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変態カーの例 確かに速そうではある…

そんなわけで、もっともおすすめの遊び方は「ホットウィール・アルティメット・ドラッグレース」を使ったスピード勝負だ。
これで遊ぶと、アメリカ人がなんでこんなアホっぽい競技が好きなのかちょっとわかってくる。

また、こういうミニカーを持っていると、何かしらそういうアナログゲームがないものかと思ってしまうのだが、なんと、あります!しかも、ホットウィールそのままで!しかも、クニツィアですよ!

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HotWheel Cards4You!byクニツィア!
そしてその中身だが、なんと4つのゲームが遊べるんだって!(ゲロゲロ!クソゲーフラグだ!)
まぁ、真面目に解説しますと、1つ目は有名なTopTrampの遊び方。2つ目はUNOみたいな連番ゴーアウト。3つ目は「多すぎる料理人」のシンプルバージョン。4つ目はチーキーモンキーだ。

3つ目と4つ目はまぁ、それらしく遊べるものの、はっきり言ってHotWheelのカードには全然合わない。それもそのはず、Cards4youというゲームはトイストーリーやその他コンテンツとのコラボゲームに流用されまくっているテンプレートみたいなゲームなのだ…。

まぁ、ホットウィールだし、そんなもんだよね。

◆おすすめです
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週刊オビ通 ~梅雨明号

毎度おなじみ週刊オビ通

◆悪戯カエル
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ゴルトジーバーの小箱カードゲームで、あまり見かけない特徴的なルールを持つが、このゲーム自体もあまり見かけない。
進行は前半と後半に分かれており、前半は自分の場にカードを貯めていきながら得点チップを得ていくフェイズ。後半は自分の前のカードをいち早くなくすことを目指すフェイズ。前半で溜まっているカードの数は運次第だがほぼ同等。ではどこで差が付くかというと、同じカードは連続して捨てることができないという条件を加味した前半でのカード交換である。
自分ひとりという点ではベストを尽くすのが容易なゲームだが、他人を邪魔することを考えると記憶も重要になってくる。

◆クライネフィッシュ(noris版)
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ゴルトジーバーがなくなってもロングセラーであり続ける、シンプルなバーストゲーム。
新しくNorisというメーカーからリリースされたので新版を購入した。イラストもルールも特に変わっていなかった。
ハゲタカの餌食、フロカティ・サーカス、この2つの間くらいのゲームである。

◆ヤク
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もともとはスワンパナシアのゲームだったものをツォッホがリメイク。イラストは子供ゲームの常連ガブリエラ・シルベイラ。
「サギ師」とか、他のブラフゲームにもよく見られるカウントアップしていくハッタリゲーム。
ハッタリを実現させるカードと、それに対するカウンターとなるカードがあり、結局のところ何も確定せず、ブラフに帰結するようにできている。シュミットシュピールの小箱ゲーム「ラリー」に似たプレイ感もある。
まぁ、ブラフでしかないかなぁ。

以上。
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BG紹介:交換しましょ

『インサイド・アウト的ビジュアル』
去年の「アブルクセン」、今年の「悪魔の針(シュティッヒリング)」と、好調の続くラベンスバーガー小箱シリーズ。今年はもう一つ新作があって、その見た目が映画「Inside Out」にそっくり。ゲーム的にはまったく関係がないのだけどね。

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ラベンスバーガー小箱。少し大きいやつね。
ちなみにこのサイトで”小箱”と呼ぶのは最大でもこのサイズまでである。

作者は歴戦の手練れであり、ラベンスバーガーでは「破滅の13」も作っている。
他に、スートがバレるで有名なトリックテイクの「ガルゴン」、ボードゲームでは「アルカディアの建設」や「ルイ14世」、子供ゲームではウンコゲームで名を馳せた「ロスマンフォス」などなど、やり手と言える。

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中身。一般的なラベンス小箱と変わらない。
カード品質はエンボスが掛かっていない以外に問題はない。
左はカード交換場に置かれる目印で、右が実際にプレイングするカード。
プレイ用カードには4つのスートがあり、それぞれ1から10までの数字が2つずつある。

このゲームでは、プレイヤーは手札のカードを交換しながら増やすことで、場に公開されているお題を最初に5つクリアすることを目指す。
1,2,2,2,3というカード交換場を以下のようにセッティングし、お題カードを5枚公開したらゲーム開始だ。
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レッツ!コントロール!
手番でやることは極めてシンプル!
手札を交換するか、お題を達成するかだ。
手札を交換する場合、カード交換場の、交換したい枚数のいずれかを選択する。既にカードの置かれている方ではなく、その反対側に交換したい枚数を置く、そして、その反対側にあるカードを手札に入れるのである。またこの時、山札からも1枚もらえるので、実質1枚増えることになる。

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そうこうするうちに、お題カードを満たせるだけのカードセットが出来上がってくるだろう。
ちなみにお題の一部について例をあげてみると…
・全て●色
・5枚の偶数セット
・フルハウスの数字構成
・●色の4枚の合計が23以上
などである。
お題によっては枚数が少なくて達成できるものもあり、早い者勝ちだ。
誰が何を取ろうとしているのか把握しながらやると、うまく邪魔することができるだろう。

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惜しむらくは、ノーテーマであることだ。
お題を感情表現に、カード交換を心のコントロールと位置付ければ、「インサイド・アウト・カードゲーム」ができなくもない。ひょっとしたら、本当はそういうテーマを付けたかったのかもしれない。

【評価】
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【所感まとめ】
イラストがかわいく、しかも某ピクサー映画を連想させるビジュアルをしています。気のせいかもしれませんが。ゲームとしては非常にシンプルで、それほど深い駆け引きもありませんが、説明も少なく済み、ライトに遊べると思います。
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BG紹介:よくみてごらん

『忍者的目標ストレッチ』

忍者修業には、小さな木の上を毎日ジャンプで飛び越えることで、木の成長と共にジャンプ力が鍛えられる、という絶対にすべらない話がある。
記憶も同じで、いきなりイラスト10枚を覚えろと言われても無茶だが、少ない枚数からだんだん増やしていけば驚くほどの数を覚えられるものである。君もぜひ「よくみてごらん」で試してみてほしい。

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アミーゴ小箱。
作者はハイム・シャフィールで、アミーゴマニアで彼を知らない者はいないだろう。「ハリガリ」、「8 1/2」、「ネズミくん気を付けて」、「ココタキ」など、ファミリー向けの柱を作った人物と言っても違和感はない。

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中身。先日お尋ねいただいた方がいたので捕捉したいのだが、Amigoでは1デッキしか箱の中に入っていない場合、ガタガタと動かないようにプラケースが入れられている。Amigo以外では昔のQueenや、ASSなどがこの仕様にしてくれている。ありがたい。
内側プラケースという意味では、「ビックファイブ」や「オガララ」もカードサイズが小さいためプラケースで守る形になっている。こういうプロダクトのリッチさはAmigoならではだ。

カードはAmigoイエローシリーズと同様の分厚い紙である。エンボスではない。
表裏の概念がなく、両方に同じようなイラストが描かれている。のだが、この2つのイラストは微妙に違うのだ。防止のツバが上向きと下向きだったりとか、そういう些細な違い。
各プレイヤーはこのカードを規定枚数受け取る。さらに、場にも数枚だして、ゲーム開始。

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これはゲーム途中の様子なので枚数が多いが、最初は場のカード数枚というところから始まる。
手番のまわってきたプレイヤーは、全員に目をつむってもらい、その間に1枚を裏返す。他のプレイヤーはなにがめくられたかを当てる。当てたプレイヤーは自分の手札を場に出せる。誰も当てられなかったら手番のプレイヤーが場に出せる。
これを繰り返して手札を早くなくすことを目指すわけだ。

それではためしに、上の写真をよーく見て、中身を覚えてみよう。
十分に覚えることができたと思ったら、下の写真で何がめくられたか当ててみてほしい。

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おわかりいただけただろうか
わかった!という方、安心してください。履いてますよ!実際のプレイでは、同じカードが何回もめくられたりするため、直前がどのパターンだったか、意外に覚えていないものです。
わからなかった!という方、安心してください。履いてますよ!実際のプレイでは、少ない枚数からだんだん増えていくので、ここでやるよりも簡単に感じるはずです。

【評価】
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【所感まとめ】
さすがハイムさん。定番になりえる良いゲームです。神経衰弱のようなメモリーゲームでは、どうせあたりもしないのにプレイはしなければならない序盤がなんともですが、その点をクリアしているところが良いですね。

◆ハイムプロダクト

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BG紹介:みんなバラバラ

『インディアン仕立ての平面スピード』

シュタウペのイエローシリーズ紹介も残り数作。
今回紹介する「みんなバラバラ」はイエローシリーズができる以前からあったゲームで、シュタウペの個人レーベルであるシュタウペシュピールからもリリースされていたタイトルだ。

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これは缶入りだけど、かつては紙箱入りもあった。
可愛いイラストは、シュタウペ御用達のオリバー・フロイデンライヒである。
インディアンというテーマはアートワーク以外にほとんど関係ないが、実はエスキモー系とならんで子供にウケの良い民族ものテーマの一つなのだ。

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中身。イエローシリーズ特有の分厚い紙質である。
1枚のイラストにはそれぞれ異なる4つの物が、それぞれ異なる4つの色で示されている。全てのカードを眺めてみると、物には6種類あり、色には6種類あることがわかる。
シュタウペのゲームには、このように「いくつかのモノ」に対して「いくつかの色」があるというシングス×カラーズを利用したゲームが多い。「動物さがし」や「バードパーティ」などをはじめ、「おなじはど~れ?」も派生の一つと言える。是非覚えて帰っていただきたい。

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さて、このゲームではプレイヤーはインディアンにな……る必要はなく、とにかく自分の持っているカードを場のカードにつなげて出し切ることを目指す。実際にはいくつかのルールが存在するが、カードをつなげていくという基本部分に違いはない。
ここでは、メインのルールと思われる「野牛の大きな群れ」を紹介したい。

このルールでは、上の写真のようにテーブルに1枚のカードが置かれ、それに対して各プレイヤーが手札7枚を出し切ることを目指すという感じである。ゲーム中に手番の概念はなく、カードを出せるときはどんどん出すことができる。

では、どのようにすればカードを出すことができるのか。
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既にあるカードの上下左右のどこかにカードを置いたとき、接触した辺に隣接している4つのマスに注目しよう。
このとき、その中で「同じモノがなく、同じ色もない」を満たしていれば、置くことができるのである。
簡単そうに感じるかもしれないが、色もモノも6種類しかないので、そのうち4色がバラバラで集まるというのは、なかなか厳しい条件である。
目も良く、運も良ければパパパパーと置けるかもしれないが、そううまくはいかない。

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もちろん、2枚以上のカードに接するような置き方をしようと思うと、その条件はより厳しいものになる。ので、基本的にはこんな感じでアリの巣状に伸びていく感じである。

ゲームエンジンがスピードであるため、他人のミスを指摘することはほぼ不可能なところは如何にもしがたいが、子供用パーティーゲームなんだからまぁいいかなと。難しい場合はひとりずつ置いていくルールの方で遊ぶと良いでしょう。

【評価】
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【所感まとめ】
スピードを平面でやるイメージです。シングス×カラーズのゲームは比較的判別が簡単にできているものが多いですが、これは4つと4つを確認しなければならないので、少し難しめと言えるでしょう。

◆マルチシングス・マルチカラーズ

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BG紹介:もっとたくさん!

『キッズ版 "ザ・ゲーム"』

惜しくもドイツ年間ゲーム大賞は逃したものの、小箱ゲームながら見事にノミネーションした「ザ・ゲーム」。デザイナーのシュテファン・ベンドルフは「クウィックス」に続く二度目のノミネートである。リリース元のNSVもすっかり注目メーカーだ。
一度目と同様、編集者とイラストレータとして関わったのはラインハルト・シュタウペとオリバー・フロイデンライヒの2人だ。ドイツゲームらしいシンプルさを好むシュタウペの編集と、同じくシンプルな要素でジレンマを創るベンドルフの相性は良いに違いない。

ところで、シュタウペが今年リリースしたAmigo向けのイエローシリーズ(子供向けゲームラインナップ)に、注目してほしいタイトルがあるので紹介したい。僕はこれをシュタウペが用意した「キッズ版の"ザ・ゲーム"」と解釈している。

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イエローシリーズの缶箱。原題は「1,2,3…もっとたくさん!」という感じなのだが、長いので邦題は短くさせてもらった。
イラストはオリバー・フロイデンライヒ。そう、このゲームはシュタウペだけでなくオリバーも参加している。NSVで活躍中の二人であり、「ザ・ゲーム」のチームで手掛けたAmigoのゲームなのである。

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中身。Amigo缶入りゲーム特有の起毛ケースにカードが収まっている。ただ、このケースはカードがギリギリ収まるサイズ感なのでちびっ子が無理に押し込むとカードが折れる。厚紙のカードといい、子供の手に優しい仕様はイエローシリーズの特徴だが、しまうときは気を付けてほしい。

さて、このゲームにはいくつかのルールが用意されているが、メインとなるのは協力ゲームである。みんなで協力しながら数字の描かれたカードを順番に並べていくというものだ。
そんなわけで、カードには1から10までの数字が示されている。加えて、その数字と同じ数のモノが何かしら描かれている。
これらのカードから5枚を手札として配り、残ったカードを2つに分けて山札にしたら、ゲーム開始だ。

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勝利条件は1~10までを2つ作る事
ゲームの進行は極めてシンプル。
手番がきたらカードを1枚出し、1枚補充する。それだけ。
もちろん先述の通り、数字が1から10まで順番になるように出していく必要がある。小さい方から順番でなければならないので、序盤は小さい数字が手札にあるとスムーズだ。
また、一つの列の中に同じモノのカードは2枚以上置くことができないというルールがある。なんにせよ、手番でカードを出す列がなかった場合はそのカードは単純に廃棄されることになる。1つの数字あたりカードは5枚しかないので、捨てるカードが集中しないように気を付けよう。

次に、このゲームの重要な仕掛けに注目してみよう。
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数字は裏からも見える
上の写真は2つの山札だが、これを見るとわかる通り、裏面には表面に示されている数字が記載されているのだ。これにより、自発的に“どんな数字を持っているか”を意思表示しなくても、他のプレイヤーが状況を把握できるようになっている。もちろん“モノが何か”まではわからないようになっているので、ゲームの答えが見えるわけではない。ただ、「彼が4を持ってるから僕は5を持っておこう」というレベルであれば、みんなのカードを見るだけで計画できる。
協力ゲームだけど、しっかりした情報共有が難しい。そんな年齢でも遊べるように設計されているのだ。

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オトナがやっても難しい
先ほどの裏面の数字だが、実は色分けされている。これは一応スートを表しているが、表面にスートの概念はない。描かれているモノも同じスート内ではバラバラである。とはいえスート内に一切重複がないわけではなく、2個か3個は同じものがある。ただ、同じスート内で連続する数字に同じモノはないので、まったく意味がないわけではない。
が、それを知っていてもそう簡単にクリアできる難易度でもない。
プレイヤーの目的は1から10までの数字の列を2つ作る事だが、それまでに山札2つが尽きてしまったらゲームオーバーだ。

このゲームのプロットは「ザ・ゲーム」とほとんど同じと言える。全員が協力して、決まった順番に並ぶようにカードを順に出し合うゲームだ。
リリースされたタイミングはほぼ同じだが、シュタウペはこのゲームを「ザ・ゲーム」のキッズ版として用意したのではないかと、そう考えるのである。

【評価】
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【所感まとめ】
「ザ・ゲーム」はアートワークがシリアスすぎるという方にも、こちらがオススメです。
また、手札の裏面が他のプレイヤーにも良く見えるよう、カード立てを使用することを推奨します。

◆シュタウペ×フロイデンライヒ×ベンドルフ

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BG紹介:ヴァンパイア

『吸血ミニオン首チョンパ大作戦』

クニツィアの古いゲームに「ヴァンパイア」という小箱ゲームがある。今はなきゴルトジーバー社からリリースされたもので、まがまがしいゴシックホラーのイラストは小箱ゲーム界にはあまり例がなく、いい意味で珍品感を出している。

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ゴルトジーバー小箱はAmigoなどに比べて若干ファットだが、箱質は良い。クニツィア×ゴルトジーバーという組み合わせは、他に「カッツェンジャマーブルース(酔いどれ猫のブルース)」がある。
ゴルトジーバーは個人的には印象の良いメーカーで、小箱ゲームでも良作が多い。
今は無くなってしまったメーカーだが、もしオークションで見かける事があったら注目してみてほしい。

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黒めのカードがたんまり入っている。経験上、黒いカードは臭う印象があるのだが、鼻を近づけてみても妙なインク臭さはなく、若干懐かしいにおいがする程度だった。クニツィアの匂いだろうか。

イラストは評価が大きく分かれるところだろう。実に懐かしいB級のゴシックホラーテイストでヴァンパイアが描かれている。しかも微妙に作家の癖みたいなものが感じられる歪さがあり、「気持ち悪い」という人も多かろうと思う。
しかし、カジノロワイヤルではこの微妙なゴシックホラー絵を高く評価したい。
この実に微妙なゴシックホラー絵は時代によって描かれたものであり、今マネをしようと思ってもなかなか難しいように思う。そんな絵だからこそ、説得力のあるゴシックホラーがまかり通っている気がするのだ。

まぁいいや。ゲームを始めよう。
このゲームにおいてプレイヤーはヴァンパイア・ハンターである。ヴァンパイアじゃない。それを狩る側だ。
しかも圧倒的に強い。強すぎてヴァンパイアの数がどれだけ増えようが、屁でもないのである。
そんな剛腕ハンターによる”首集め”が本ゲームのテーマだ。

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ゲームは手番制で、自分の番が回ってきたら山札からカードを引くか、テーブルに設置された街からカードを取るかする。
山札からの場合はカードを2枚引き、1枚は手札にして、もう1枚は街に放流しなければならない。このゲームのヴァンパイアの雑魚さを考えると、アユの放流に似ているかもしれない。
もしそれをしたくない場合は、手札のヴァンパイアカードで同じ色を3枚以上組み合わせて得点化しなければならない。同じ種類のヴァンパイアをコレクトしてまとめて首チョンパするという事らしい。

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吸血鬼をしょっ引け!
街からカードを取る場合は、その場所に置かれているカードを全て取る。そして、その後は必ず得点化(首チョンパ)しなければならない。別に取った種類のカードを得点化する必要はないので、溜め込むために取ってもよい。

なぜ溜め込む必要があるかというと、各プレイヤーが得点化できるセットは各色につき首チョンパ1回分と決まっているのだ。一度首チョンパした色をもう一度首チョンパしてもよいが、足し算はされず、差し替わるだけである。

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山札がなくなるか、誰かが6色全てで首チョンパをしたら即座にゲームは終了する。
この時点で各自が首チョンパしている数(1首1点)を数えて勝負する。
のだが、各色毎に最も獲得数の少ないプレイヤーは、その色については0点になってしまう。
勝ち逃げしようとじゃんじゃん首チョンパしたところで、0点になっては勝てないという仕組みだ。(とはいえ、この効果はプレイ人数が多いとあまり働かない。)

うーむ。見た目に好みは出そうだが、なかなか良いゲームである。
惜しいことに、本作はクニツィア殿の作品には珍しく、再販されていない。

もしこれを俺流にリメイクするのであれば、”首を集める”という偏屈な部分を残して「PEZコレクター」というテーマにしたいと思う。スーパーに行ってはPEZを買い、ファンシーショップに行ってはPEZを買い、自分のショーケースに並べて得点化するのだ。森永さんよろしくお願いします。

【評価】
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【所感まとめ】
かつてのクニツィアらしい、クニツィアゲームです。その中でも軽めの方でしょう。
多作ぶりは現在も変わっていませんが、この頃のシンプルな駆け引きが個人的には一番好きですね。カジュアルに遊べるゲームです。

◆クニツィアをやりましょう

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BG紹介:アイランド鉄道

『It's a Small Iland!』

KickStarterをはじめとするクラウドファウンディングが広く活用されることになったことで、海外でもアイデアひとつのスモールパブリッシャーなゲームがチャレンジしやすい土壌が整ってきている。かくいう自分は出資専門で楽しんでいる立場だが、これが非常に楽しいのである。プレゼンを聞くような気持ちで作り手のアイデアの聞く段階から始まり、それがどれだけの人に期待されて(出資されて)、モノとして具現化されていくのか。スパンの長い疑似体験と言える。
Dice Hate me Gamesはこのブログでは初めて紹介するメーカーだが、彼らもKickStarterを利用したベンチャー集団である。
https://www.kickstarter.com/projects/dicehateme/big-games-for-small-pockets-dice-hate-mes-54-card
その内容は6つの小箱ゲームを一挙リリースするよというもので、試みとしては以前Level99Gamesが「ミニゲームライブラリー」で行ったものと同形である。
今回紹介するのはその中の一つ。
サンファン的な拡大再生産を楽しめる「アイランド鉄道」だ。

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彼らのリリースした6つの小箱ゲームは、すべて異なるアートワーク職人が手掛けている。そもそも、これらを作ったデザイナーも全員別人だ。というのも、DHMGがKickStarterでリリースしたゲームは、彼らが行ったコンテストのWinnerなのだ。100以上のゲームから選ばれたWinnerが製品化されたということである。 (100が多いかどうかは、この際気にしないでおこう)
箱サイズは一般的な小箱より若干大きい程度だ。テラテラした手触りをしており、若干チープな感があるのは惜しい。

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中身はカードのみ。これは他5つの小箱ゲームにも共通である。
カードにはエンボス加工が施されており、箱とは違ってそれなりに品質は良い。

カードには列車とそれに付随する様々な情報がアイコン化して示されている。
このゲームにおいて、プレイヤーは小さな島の小さな鉄道運送会社の社長である。列車を大きくして、荷物を積んで、届ける。これをだんだん効率化していき、最終的に大きな目標へ向かっていく。つまり、拡大再生産だ。

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もっとも大きな目標は、特定の目的地に特定の荷物を運ぶことである。これによる勝利点が半分以上だ。
それ以外にも列車を強化したことによる得点や、自己資金で建物を建てたことによる得点などが入る可能性があるが、基本は前者を達成していかないと勝てないようになっている。

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プレイの手順はゲーマーにはお馴染み"サンファン・システム"を採用している。つまり、手札にあるカードを場に出すために、他の手札を消費するという仕組みだ。
これにより自分の列車を強化していくことができるほか、ゲーム終了時に大きな得点をもたらす可能性のある”建物”を作ることもできる。”建物”の効果にはゲームの進行を有利にするモノもある。

列車の強化をする際に気を付けておきたいのは、列車先頭のエンジン部が出力できるエネルギーを越えるような車両は追加できないということだ。どんなに長く、たくさんのものを詰める列車を作っても構わないが、それをするには大量のエネルギーを出力できるエンジンづくりが必要である。

さて、こうして列車を強化していきながら、プレイヤーの皆さんには勝利条件に大きく関わってくる”輸送業務”も行っていただかなくてはならない。
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こっちが本業だ!
列車カードは実は資源の役割も担っており、カードを建てると何の資源なのかがアイコンで示されている。手札にあるその資源に対応する車両があれば、手番を消費してそれを積むことができる。
ここがこのゲームのキーなのだが、実は資源を積むのは自分の車両でなくても良いのだ。なんでそんなことをするのか。そりゃ、見返りがあるからである。
他のプレイヤーの車両に資源を積むと、その資源は当然そのプレイヤーのものになってしまうが、代わりにカード上部に記載されている強烈な恩恵を受けることができるのだ。カードをもらえたり、アクションをもらえたり。とにかく、資源をパスされる事と同等か、相対的には有利になるくらいの見返りがある。
これにより、ゲームに勝利するために他プレイヤーと関わることが必須になっている。
アイランドは狭いのだ。テーマとも合致しており、このゲームのウリになっているパートだ。

以上の要素を繰り返していき、一定の輸送が完了したらゲーム終了である。

54枚のカードで遊ぶゲームとしては、非常に多くの要素が詰め込まれている。これは明らかにスモールサイズドされたゲームであり、制限されたサイズにどれだけ盛り込めるかというミニチュア的な趣向を持ったアイテムと言える。
そういった狙いがDHMGのKickStarter企画にあることは間違いないと思うが、同じ様な企画がドイツに古くからあることをゲーマーの皆さんはよくご存じだろう。そう。アドルングのゲームたちだ。
枚数に微妙な違いこそあれ、基本的にやってることは同一である。制限を楽しむ企画性がその魅力の大部分を占めるため、自然と複数ラインナップでその趣旨をアピールする形となる。
個人的にはスモールサイズドされたゲームは機能性に欠ける部分があると感じるため、好みではない。が、その大喜利的チャレンジ精神はどんな場面でもイノベーションに繋がる可能性のある、貴重なリソースofマインドだと思う。

【評価】
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【所感まとめ】
キックスターターらしい、ちょっと危なっかしいゲームではありますが、安心のサンファン・システムですし、絵も可愛いので、ゲーマーなら大きな外れにはならなかろうと思います。
他のDHMG小箱もプレイしていますが、おそらくこれが一番ゲームとして優れていると思います。
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BG紹介:ペンギンパーティー 日本語版

『い~い仕事です!』

一般的にはカードだけのコンポーネントになったアミーゴ版が有名な「ペンギンパーティ」。しかし、"可愛くて当たり前"のペンギンイラストが全然可愛くないという弱点を抱えており、微妙な印象の付きまとうゲームだった。
その「ペンギンパーティ」が弱点を完全克服して帰ってきた。しかもNGO絡みで。
NGO絡みのゲームは悪い見た目は改められ、良い見た目は残すという素晴らしい印象がある。小箱ビジュアルパネリストとしては「い~い仕事です」のパネルを出さざるをえないケースが立て続いており、大変な信頼を寄せるところである。
※「アンギャルド日本語版」はアレですが…。

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パッケージだけ見ても、改善はおろか日本語版史上最高水準に達していることは間違いない。手触り良好なざらざら質で、サイズはAmigo1ミリ圏内に寄せられている。つまり、完ぺきだ。

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中身。エンボスはかかっていないが、ペラいということもなく、しっかりしたカードだ。裏面はこのゲームのルールをフォローする仕掛けになっており、ユーザビリティの考えがしっかり存在していると言える。
ただでもルールを頭で覚える必要のあるアナログゲーム。大げさに聞こえるかもしれないが、インタラクションデザインがしっかりしているゲームほど状況が理解しやすく、プレイヤーがそのゲームを楽しみやすくなる。
だからデザインや見た目は重要なのだ。
あ、チップも入ってますのでご安心を。

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規定枚数のカードを配ったらゲーム開始。
プレイヤーの目的は、自分のペンギンカードを出来る限り場に出し尽くすという事である。"場"とは、これからプレイヤー全員で作り上げるペンギンピラミッドの事で、もちろん下から上に向けて細くなっており、全員がカードを出しきるのは難しくなっている。
ラウンド終了時に出せていなかったペンギンは枚数分のマイナス点だ。

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手番になったらカードを1枚出して~、の繰り返しだが、一番下の列は8枚。それより上に出す場合は踏み台にしているカードと少なくとも1枚色が一致していなければならない。
自分の手札に多い色を出し切ることが出来るよう、地盤コントロールは非常に重要だ。できれば他プレイヤーに地盤を作らせて、自分は早々に捨て切りたい色を捨ててしまえたら嬉しいのだが、まぁそんなにうまくはいかない。

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クニ様はエジプトがお好き
中盤以降は綺麗なピラミッドが見え始めてくる。
最後の最後まで組みあがるケースは多くない。カードの枚数は十分ピラミッドを作るに足りるが、大抵どこかで誰かが脱落するからだ。種の存続みたいなシステムだから、意地悪になりそうな手を打つのが基本のゲームなのだ。

【評価】
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【所感まとめ】
非常にシンプルで見た目にもわかりやすいゲームです。「こいつ、あの色を生かしたそうだな…」という感じでお互いの足元を推測し、牽制する駆け引きが楽しめます。リメイクにより見た目が大きく改善され、おススメとして紹介しやすい一品となりました。

◆ペンパー

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ドゥームナイト新世紀 age3

ドゥームナイト新世紀より愛をこめて
第三回はクニツィアに贈るバラード…
常勝タムラ、ガーヒー(鳥貴族)、タカタ、シミーズ、ワンダーフール。

◆ラップダンス
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借金を返せない国から遥々送られてきたキックスターター製品。
キッカーのタムラがスタートレックのクルーに扮したイラストでカード化されており、しかもクラブに来る客をもてなすダンサーという位置づけで、実に珍妙な物体と化している。
ゲームは5ラウンド。やってくる客をお酒やダンサーで楽しませてお金を稼ぐという、実にありきたりなプロット。エンジンは王への請願的なダイスコントロールで行う。もちろんダウンタイムは長い。
ダウンタイムを考えれば2人くらいで遊びたいところだ。
大量に描かれたダンサーのイラストには頭が下がるが、あれこれ夢が膨らみすぎたゲームとしての全体像は、やや食傷になるというのが正直なところである。

◆ヴァンパイア
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かつて「全てのクニツィアは等しく面白い」というクニツィア神話が伝えられていたころの、クニツィア的クニツィア。イラストが気持ち悪いと言われてしまいそうだが、2015年になった今、逆にこのダサいゴシックホラーこそ最高にカッコよく見えてくる。こんな場末のゴシックホラー絵、今誰が描けるだろうか。是非このままのイラストでリセールしてほしい。

◆ツタンカーメン
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ズーシミが徐に差し出した懐刀。かつて「全てのクニツィアは等しく面白い」というクニツィア神話が伝えられていたころの、クニツィア的クニツィア。一本道のジャンプすごろくで拾ったもののマジョリティ対決を行う。古代エジプトと言えど流行りものを如何に所有しているかということがステータスの全てであったという説を、クニツィア様はこのゲームを通じて世に伝えようとしているのだ。(ウソです。)

いやぁ~
古代クニツィアって、
ほんっとうに、おもしろいですね~


以上
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BG紹介:ツヴィッケルン

『大博打付きカシノ』

最近妙なKickStarter企画や抱き合わせ展開で変な匂いのするクイーンゲームズ。
とはいえ、作るゲームの水準については、ある程度約束された"信頼できるメーカー"…だと思っている。
クイーンゲームズと言えば機能性のない異常にデカくて立体的な箱が特徴の一つだが、かつてはスリムな小箱ゲームをリリースしていたのをご存じだろうか。
その1つが今日紹介する「ツヴィッケルン」だ。

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今となっては珍しい、クイーンらしくなく機能性の高い小箱ゲーム。
「ツヴィッケルン」以外では「木喰い虫」などがある。
クイーンはイラストが良い意味で垢ぬけないところがいい。クイーンに限らず、ハンスイムグリュック等の古参メーカーの放つ素朴な田舎臭さ(でありながらアートワークとしてはベストマッチ)は、今となってはドイツメーカーの大きな魅力の一つだ。

さて、この「ツヴィッケルン」だが、大雑把に紹介してしまえば”カシノ系のゲームです”ということになる。いや、カシノですと言ってしまってもよいのかもしれない。
そのカシノを、トランプよりは遊びやすいコンポーネントで商品化した、というイメージが近かろうと思う。

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数字はトランプ+α。それに追加して"カニのハサミに数字が示されたアイコン"がくっついていることものもある。
カニのハサミアイコンの数字は、そのカードを手に入れたときの得点を表しているので、ゲーム進行中に参照するのは上の数字だけであることに注意されたし。

さて、このゲームの進行は非常にシンプルなものである。
手番が回ってきたらカードを1枚場に出して、条件が合う場合は得点札として複数枚のカードを獲得する。条件が合わなければ場にカードが溜まっていく。
これを繰り返していき、規定ラウンドが終わったところで得点札の点数を数え、それに取ったカードの枚数最多などのボーナスを加え、勝者を決める。また、4人プレイの場合はチーム戦となり、向かい合ったプレイヤーの得点の合計点で勝利チームを決める形となる。

カードを取る条件とは、
・出したカードと同じ数字のカードがある
・複数のカードの和が出したカードと同じになる
という感じ。こういうゲームあるでしょ?たまに。それがカシノ系ってやつだ。

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それに付け加えて非常に重要な要素がある。
場のカードへの"添付&手付保障"だ。
これは場に出ているカードに自分のカードを添付することで、対象のカードの数字を下げたり上げたりすることが出来るというものだ。これをすることで、すごく大きな数字を取れる範囲まで下げたり、自分の持っている数字に調整したりすることが出来る。
とくに「ツヴィッケルン」では通常のカシノにはない"30"という超デカい数字が存在するため、この"添付&手付保障"を行わないと取れないことになる。

では、手付保障とは何か。
これが非常に厳しいルールなのだが、一度添付を行ったカードのセットは、そのラウンド内(5手番程度)に取られていかないといけない(自分でなくてもかまわない)。それが達成できない場合、最後に添付したチームはマイナス30点の罰ゲームなのだ。
はっきり言って、これ
喰らったら死んだと思った方が良い
カードの中には15点などのように大きな得点を持つものもあるが、それらすべてを足したところで正数にするのがやっとである。
これについては、自分で回収できない博打は打つな。ということに限る。
カシノではそもそも自分で取れないような添付はできないのだが、チーム制に何かを期待して上記のような博打を打つことも可能にされているようだ。

カシノと比較すると、スウィープ(場のカード一掃)による得点や最多カード枚数獲得の得点は変わらないのだが、カードによる得点が以上に大きくなっている。
そのため、"勝負どころが極端にフォーカスされたカシノ"と言えるだろう。

でもこれ、勝敗はほとんど運によるところ。
チーム制と言ってもチームの手札はノーヒントだし、手札に大型数字があったらそれだけで有利だ。
それにね。1/11とか、2/12とか、両方の数字で使えるカードがあるんだけど、これが深刻なプレイアビリティの低さをもたらしている。
ただでも、最後に添付したチームがどこかとか、足し算されてたのか引き算されてたのかとか、そういう状況の捏ね繰り回しが多い中で、さらにどっちの数字で使ったかを覚えていろっていう…。
出直しなさい!

【評価】
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【所感まとめ】
チームチップを作ったり、添付の足し算引き算の置き方を決めておいたりすることで、ある程度プレイアビリティを向上させることはできますが、そもそもそういうウィークポイントを持ったゲームです。
そこをクリアできたところで、今度は運便りのチームバトルという、好みの分かれるゲーム性が待っています。
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BG紹介:パンデミックCURE

『ダイスになってもサディスティック』

様々な拡張、バージョンが出て、もはやワケのわからないことになっているパンデミックシリーズ。その最新作は、ダイスゲーム版である「パンデミックCURE」とカード版の「「パンデミック接触感染」、キャンペーン形式でステージを進む「パンデミックLEGACY」という対極的な複数立てになっている。
僕も最近久々にパンデミックが欲しくなったので、どちらにしようかと迷ったわけだ。しかし何回も遊ぶほどパンデミックが好きなわけでもないので、よりカジュアルな「パンデミックCURE」を選んだ。

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なんと残念な見た目…
僕なんかは「パンデミックCUREで良いじゃないかよ!」思っちゃうんだけどな。そりゃパッケージが日本語じゃないと安心できないマス層があるのはわかるけど、そのマスは5000円払ってゲーム買うのかな。 いや、数字知ってるわけじゃないんだけどさ。この価格帯のゲーム買うのってほとんどゲーマー層なんじゃないかって気がして、そうなると日本語ロゴの意味ってどこまであるのよとね、思っちゃうのよ。少なくとも僕は舶来感を大事にしてほしいと思ってるし、裏側の荒っぽさを含めてこの箱のアートワークはイケてないと感じてる。まぁ、見た目の話はここまで。

ゲーム内容は「パンデミック」そのもので、プレイ感もかなり似ていると言ってよいと思う。
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だから、詳しい説明はあまりしなくていいかなって。
でも、違ってるところもけっこうあるのでざっくりと紹介していきたい。

上の写真を見てもらうとわかる通り、このゲームにはダイスが山ほど入っている。「クォリアーズ」くらい入ってるんじゃないかな。しかも全部特殊ダイスなので、値段だけの手が掛かってると思う。

中央のパンデミックゲージの輪っかは軽量のプラスティック製で、レベルは注射器を刺して示すようになっている。しかし、注射器のサイズがギリギリで、ギュギュ~~って押さないと入らない。

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CUREでは地域が大きくデフォルメ化され、大陸単位になっている。
それぞれの大陸に1~6のダイス目が割り当てられており、感染が発生する先はサイコロを振った先という仕掛けになっている。ちなみに大陸毎に発生しやすい伝染病が決まっており、これはカスタマイズされたダイスによって調整されている。

また、パンデミックの発生条件は同じ大陸に1つの色のダイスが4個以上になった時だ。4個目以降のダイスは時計回りで隣の大陸に飛んでいく。このパンデミックを都合8回発生させてしまうとプレイヤーズの敗北となる。

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そうだそうだ。キャラクターを一人選ぶところも変わってない。それぞれに特殊能力があって、それもだいたいパンデミック本家からそれほどズレたものじゃない。
上の写真で積み上げられているのはサンプルの採取というやつで、こうやって貯めたサンプルで治療薬開発に挑むのだ。ただし、サンプルを保存するのにダイスを使っているので、その分自分の使えるダイスが減ってしまうのだ。一人で必用な数だけ集めるのは大変なので、もちろん協力して一個ずつ対策していく。うむ。パンデミックだ。

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アクションダイスでバイオハザードが出てしまうとエピデミックゲージが進み、先述のパンデミックが起こるとパンデミックゲージが進む。どちらかのゲージが髑髏に達したらゲームオーバーだ。

ちなみに難易度はシリーズに対する期待を裏切らない難しさで、本当に容赦ない。
(説明から漏れてしまったが)十字サイコロを利用したスペシャルアクションをどれだけタイミングよく使えるかがキーになるだろう。

【評価】
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【所感まとめ】
ダイス版として上手くデフォルメできていると思いますが、もし「パンデミック」を持っていたりやったことがあるのであれば、わざわざこれを遊ぶ必要はないかなぁという感じです。

◆パンデミックシリーズ

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カジノロワイヤル2015年小箱カードゲーム上半期 この5本

7月。2015年は早くも半分経過。
カジノロワイヤル小箱辞典が300タイトルになったのが2014年の末。おかげさまで、それからの6ヵ月でさらに60のタイトルを追加することができた。年内の400タイトルに向けて良いペースで来ていると思う。

もちろん今年も年末には小箱ランキングをやりたいのだが、今日は折り返し地点での注目タイトルを5本、ピックアップして紹介したい。
まだ遊んでいないゲームがあれば、是非チャレンジしてほしい。

◆よくばりハムスター
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⇒BG紹介:よくばりハムスター
今年最初の小箱スマッシュ。Amigoが久々にリリースできた話題の小箱カードゲームである。
ドイツらしいゲーム性もさることながら、ハムスターが食べ物をため込んでいる感じ、それを一気にムシャムシャと平らげる感じがよく出てて微笑ましい。
パッケージも素晴らしい。

◆悪魔の針(シュティッヒリング)
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「アブルクセン」に続いて今年もナイスゲームをリリースしてきたラベンスバーガー。
「シュティッヒリング」はシミーズ氏がオビ湾に外見が似ていると主張するリンデ氏による作品で、トリックテイクを同時に4つ行うという荒業なゲームである。そう聞くと複雑そうに思えるのだが、コントロール自体はし易く、プレイヤー意思が反映されやすいカジュアルなゲームに仕上がっている。
2人プレイではお互いのカードを認識できるため、アブストラクト的な駆け引きも楽しめる。とはいえ、多人数推奨だ。

◆マンモス
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⇒BG紹介:マンモス
今年アバクスがピックアップしたのはロシアのゲーム。伝統的なトランプゲーム「ベリシネベリシ」を元に、さらにカジュアルに遊びやすく作られている。ブラフゲーム。嘘つく方が相当有利なので、ちょっと間違えるとアっちゅう間にゲームが終わってしまう。まぁ、ブラフゲームって大抵そういう感じのところあるけど。
「マンモス」では揃ったカードが種の絶滅を再現していることになっていて、それがゲームに物語を与えてくれている。
「ハイ。サーベルタイガーぜつめつ~。」

◆七つの紋章、七つの部族
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⇒BG紹介:七つの紋章、七つの部族
国産のトリックテイクゲーム。「7」という数字に徹底的に拘り、それを見事にシステムに入れ込み、そのうえ面白く仕上がっている。あと、何気に部族のイラストが良いんだよね。地味目だけど、世界があって良いと思う。
チーム戦で行う4人プレイがオススメだ。

◆ザ・ゲーム
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⇒BG紹介:ザ・ゲーム
「クウィックス」に続いて小箱ゲームで二度目のSDJノミネーションを成し遂げたシュテファン・ベンドルフの協力ゲーム。前回「クウィックス」と大賞を争った「HANABI」への回答にも見えるところがあり、「ザ・ゲーム」では「HANABI」の弱点でもあった仕事感や、責任感じちゃう問題を見事に回避している。
SDJノミネートが決まった当初、それでも大賞をとるのは難しいかなと考えていたが、「コルトエキスプレス」をプレイすることができたところで、これは大いに可能性があると感じた。「街コロ」はライトユーザーに対する素晴らしい間口の広さを持っているが、正直なところ、SDJをとるには遊びなれた人に提供できるものが限られている気がするのだ。
でもね…、これは基本セットまでの場合で、ランダムサプライを提案する拡張以降は話が変わってくる。しかもだ。海外版の「街コロ」では基本セットからランダムサプライがヴァリエーションに入っているのだから、まったくわからなくなってくる。
とはいえ、カジノロワイヤルでは「ザ・ゲーム」を推しておく。
作者であるベンドルフはドイツゲームらしいドイツゲームを作る優れたクリエイターだ。それにNSVのスタッフ達、アートディレクションのオリバー・フロイデンライヒ、編集のラインハルト・シュタウペを加えたチームは、少なくとも小箱ゲームにおいては現役最高クラスだと思う。
SDJ受賞を機に、ベンドルフのスターロードが始まるんじゃないかってね…。

以上。
折り返し!頑張りましょう!
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週刊オビ通~続・梅雨号

毎度おなじみ週刊オビ通。
今年は梅雨らしい梅雨で何より。

◆アマゾンの生き物
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ウヴェ・ローゼンベルグの「ボーナンザ」のように、「コロレット」のシリーズ化を試みた作品。が、残念ながらかなり微妙な作品であり、シャハトの波を証明する存在となってしまった「コロレット・アマゾナス」。2人用をベースにして3人、4人用がある感じだが、何人であろうと引き運に左右される部分は大きい。マルチ的な潰しに合わないようにするゲームであり、出る杭にならない程度に集めどころを散らしてスパート勝負にするのが多人数戦の胆である。2人の場合は捨てられたカードを数えてリスク管理するくらい、かなぁ。

◆よくみてごらん
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Amigoキッズラインの大御所、ハイム・シャフィールの新作。メモリー系のゲームだが、難易度の緩やかな上昇曲線が場を盛り上げていく。大人だけで遊ぶなら場が10枚からでもよいかもね。
ハイム・シャフィールのゲームなので、ロングセラーになるんじゃないだろうかね。

◆悪魔の針(シュティッヒリング)
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4人プレイで実に面白く遊べた好印象ゲームなのだが、トリックテイクには珍しく2人で遊べるので試してみた。
お互いに持っているカードを把握できるので、アブストラクトになる。さらに場が緩くなるのでカードを捨てるのが容易であり、点数コントロールの難易度が大きく下がる。自然、1ミスが敗北に直結するわけだ…。
まぁ、俄然3人以上の方が面白いことはわかったが、それでも楽しめるレベルだったことは強調しておきたい。今年5本の指に入る小箱カードゲームである。

以上。
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ボドゲに落とす日記~スターウォーズ・ビックリマンとSTARWARSインペリアルアサルト

モンスターハンターやらパズドラやら、最近コラボもので勢いをつけているロッテのビックリマンシリーズ。
その最新作がSTARWARSをテーマにしてリリースされたのだ!
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しかもイラストはしっかりとビックリマンテイストになっている!
※ビックリマンコラボシリーズには「北斗のマン」や「キャプ翼マン」のように、ビックリマン絵になってない(誰も幸せにならないただのシール)膝折れアイテムも多いのだ…。

スターウォーズとビックリマン。この2つが手を組むことで強烈なおっさんキラーコンテンツの誕生である。
ちなみにエピソード4,5,6版が関東先行発売で6/30から、エピソード1,2,3が関西先行発売で7/14から店頭に並ぶことになっている。各24種類なので合計48枚のスターウォーズビックリマンキャラが登場するわけだ。
もちろん僕は大人なので、オトナ購入を実行に移した。

さっそく開封すると…
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ワーオ!!

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オワーオ!!

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サ、サイコーすぎる…。

最後の2枚はロッテ曰く「シークレット」と言っているのだが、そもそもリストは公開されてないし、出現率は他のシールと同じらしいので、実質はシークレットでもなんでもない。その辺はさすがロッテだ。

というわけで方々で盛り上がってきたスターウォーズコンテンツ。
ボードゲームもこれから沢山に違いないのだ。
現時点では「スターウォーズ・インペリアルアサルト」が気合の入った大型コンテンツとしてリリースされている。
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ルールはいたって普通のミニチュアゲームで、特別な面白味とかないんだけどね…。
TVゲームも似たようなFPSばっかりだし、アメリカは本当にテーマとビジュアル重視なんだなぁと。
以上。
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BG紹介:ハムスター

『意外に遊べる二重バースト』
ラインハルト・シュタウペのイエローシリーズ・ラインナップ全紹介への道について、一週間ほどサボってしまった。そろそろ再開しようと思う。
ということで、イエローシリーズの中では比較的最近のゲームである「ハムスター」を紹介したい。

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アミーゴ、イエローシリーズ小箱。改めて補足しておくが、イエローシリーズは全てラインハルト・シュタウペによるゲームである。今現在はアミーゴの編集には所属せず、NSVで編集をしているシュタウペだが、アミーゴのイエローシリーズだけは毎年コンスタントに、しかも複数作品をリリースし続けている。

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中身。エンボスではない厚みのあるハムスターカード。
手に持っている食べ物はニンジン、ドングリ、リンゴの3種類があり、それぞれ1個~3個の種類がある。
また、それ以外に得点札としてハムスタートロフィーカードが数枚ある。

プレイヤーはハムスターとなって食べ物を集めるのだが、欲張りすぎると痛い目にあってしまう。というゲーム内容。これだけ聞くと「よくばりハムスター」みたいだ。しかしこちらはバーストゲームである。

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ハムスターカードを伏せて散りばめたらゲーム開始。手番になったプレイヤーはカードを1枚選んでめくり、さらにめくりたければ最大4枚まで連続してめくっていくことができる。止めると決めた段階で、それまでにめくっていたカードを得ることができる。
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こんな感じに種類ごとに並べておこう。
これら食べ物について、手番終了時にちょうど6個になるものがあれば、得点としてハムスタートロフィーをもらうことができる。トロフィーをもらったプレイヤーは持っている食べ物全てを捨て札にし、自分の前にゼロ枚の状態から再スタートする。

しかし。前述のとおりこのゲームはバーストゲームだ。やみくもに最大枚数までめくればよいというものではない。
それではどうなるとバーストってしまうのか。
一つ目は同じ食べ物を連続してめくった時だ。
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食べ物は3種類なので、場のカードの消費状況を考慮から外せば、1/3の確率で2枚目以降はバーストする可能性があるということである。
このパターンでバーストした場合、自分の前に置いてあったカードには影響がないが、そのラウンドでめくっていたカードは1枚も手に入らずに手番を終了することになる。

そして二つ目のバーストは、自分の前に貯めている各食べ物について、7個目以上を取ってしまった場合だ。
この場合、7個以上になった食べ物は自分の前から廃棄しなければならない。それ以外の食べ物は捨てられることなく残る。

食べ物をめくるとき、毎回の1/3バーストのリスクを負うだけでなく、6個ギリギリまで貯めている食べ物については超過バーストについてもリスクが発生するというわけだ。
この二重バーストによるプレッシャーがめくりたい気持ちと交差して歯がゆい。

【評価】
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【所感まとめ】
シンプルなバーストゲームですが、貯蔵限界バーストがそれなりに発生しやすく、子供向けながらバーストゲームらしいリスク&チャレンジになっていると思います。

◆ハムスターゲーム

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BG紹介:ハエたたき

『イカしたハエを一網打尽』

アバクスの小箱ゲーム「ハエたたき」は日本では殆ど流通していないが、本国では2007年の発売以降、長いこと絶版せずにラインナップに載り続けているロングセラーだ。
作者はChristian Heuserというイラストレーター。あまり聞かない名前だが、この本人サイト(http://www.christianheuser.de/)を見る限り、取組みの中で"カードゲームにもチャレンジをした"ということのようだ。
ちなみに邦題が同じゲームがKOSMOSから2011年に出ているが、別物である。

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アバクス小箱。現在は新しいパッケージになってこれとは一部が異なっている。
ちなみにイラストはChristian Heuserではない(だいぶテイストが違う)のだが、こちらはこちらで中々ニクくて良い感じだ。

どんなゲームかと言えばタイトルを読んで字の如く。ハエを叩くゲームである。ハエを叩くのだから、やっぱり反射ゲームであろう。

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中身。エンボス入りのカード。
ハエは色違いが6種類あり、さらにTシャツに描かれている数字が1から5までマチマチという個体差がある。それ以外にハエたたきカードがあるが、ハエカードに比べると比率は1/10くらいだ。

ちょっと話は逸れて、ハエの気持ち悪いところは"大きな目玉"と"なんかチュウチュウしそうなクチバシ"だと思っている。このゲームのハエはちょうどその部分がコミカルにデフォルメされているのでいい感じに見えるのだろう。

これらのハエカードとハエたたきカードを全てよく混ぜ、プレイヤー全員におおよそ均等に配り、それぞれの山札としたらゲーム開始だ。

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手番になったプレイヤーは自分の山札の一番上をめくり、表にしてテーブルに放出する。ぴょーんという具合に放り込むと感じが出るぞ。
しかしこの段階ではまだ叩いたりしてはいけない。一定の条件が揃った段階で、早い者勝ちで叩かなければならないのだ。

その条件の一つ目は、場に出ているハエの色の種類が6種類になった時である。つまり、テーブルに全色揃ったらその瞬間にハエたたきタイムが開始される。ただし、この時に叩いてよいハエは、最も数の多い色のハエに限られる。
叩いたハエは得点として自分の近くに置いておこう。そうそう、もしお手付きをしてしまった場合はそれまでの得点がすべてゼロになるという点は注意しておいていただきたい。

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あとこれ。これが出てもハエたたきタイム開始である。取れるハエの条件はひとつめのものと同じ。

これを続けていって、誰かの前の山札がゼロ枚になったらゲーム終了。各自が得点として手に入れたハエのTシャツの点を合計して勝負を決める。
取った札によってかなりの強弱が存在するのだ。フェアーな設定が多いカルタゲームには珍しい。

【評価】
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【所感まとめ】
かるたというシステムとハエ叩きというテーマは、再現度という点では非常に相性が良いと言えます。そこに「ハエ毎の得点差異」といったカジュアルな刺激が加わり、パーティーゲームとしてそこそこ面白い仕上がりになっていると思います。しかし、海外産のカルタゲームは流行りませんかね。
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