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BG紹介:右に左に

『地図が読めない人には…』

今年中に小箱辞典の数を400にするはずが、ペースを急ぎ過ぎてもう少しのところに来てしまった。すこしペースを緩めようと思う。

というわけでちょっと間をあけて再開するアミーゴ×シュタウペ、イエローシリーズ紹介の続き。今回は地図が読めない人には難しいと思われる「右に左に」だ。

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イエローシリーズはモノによって小箱だったり缶だったり。
小箱しかないものもあれば、小箱も缶も両方あるものもある。何の仕向けによって異なるのかわからないが、缶入りは中のマットケースがカードサイズぎりぎりでカードを痛めるので、もし選べるのであれば小箱の方をお勧めする。

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なかみ。イエローシリーズ特有の厚いカード。当然エンボスはない。
このゲームは、お巡りさんに道を訪ねるチックなテーマである。カードはそのお題カードと、お巡りさんカードだ。
お題カードにはどこからスタートするか、ということと、その後の道筋が示されている。
お巡りさんカードにはお巡りさんと、スタート地点や目的地を示すランドマークが示されている。

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そのカードをぐるりとこのように並べる。
並べた感じは同じイエローシリーズの「ハンカチ落とし」にそっくりだが、別のゲームなので安心してほしい。
「右に左に」はお題カードを誰かがめくったあと、全員で一斉に取り掛かる早押し回答ゲームである。
前述のとおり、お題カードの場所からスタートして、右に●●、左に○○という指示を追っていくのだが…

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お前の右は俺の左
単純にプレイヤーから見て右か左ということではなく、あくまでお巡りさんの回答がソレという設定なので、お巡りさんが見ている方向から考えて右と左ということなのだ。
これ、よく言われる「女性は地図を回転させる」の理論で言うと、得意不得意が大きくでそうである。少なくとも半径3メートルでは圧倒的な差が出ている。

苦手じゃない人同士だと接戦です。
みんな手加減しながら遊びましょう…

【評価】
   5.jpg

【所感まとめ】
そもそもシンプルな反射ゲームは得意不得意が出ますが、これは経験上の最大ギャップを記録しました。

◆ComingSoon予告

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BG紹介:グレッグのダメ日記~ハイサ!ママ!

『原作者によるKOSMOS原作モノ』

何年か前にKOSMOSが原作モノシリーズで「グレッグのダメ日記」をテーマにしていくつかゲームを出した。
「グレッグのダメ日記」はご存じだろうか。ジェフ・キニーによる人気児童書で、その名の通りグレッグという少年が日々の徒然を書きなぐった内容がそのまま本になっているという、モキュメンタリー(?)本だ。
グレッグはそこまでダメな少年ではないが、愚痴っぽくて生産性のない怠惰な日記であることがから、ダメ日記という邦題になっている。児童書の中では人気のシリーズで、続編が多く出ている。俺はシリーズ半分くらい読んで飽きた。

KOSMOSはこのテーマで2つの小箱カードゲームを作っており、そのうちの1つは、なんとフリーゼによるものだ。ぜひともフリーゼ版をご紹介したいところだが、ここはひとつ我慢していただいて、まずはこちらを紹介したい。

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ジェフ・キニー見参!
KOSMOS小箱。
何故フリーゼではなくこちらを先に紹介したのかということだが、実はこのゲーム。原作者であるジェフ・キニーによるゲームデザインなのだ。であるから、もちろんこのゲームはアメリカでも売っている。

そもそもなんで「グレッグのダメ日記」がゲームとして取り上げられたかよくわからないが、きっと映画がヒットしたタイミングだったのだろうと思う。詳しいリリースタイミングを調べるのはめんどくさかったので気になるひとはいないと思いますが調べるといいです。

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カードには「グレッグのダメ日記」でおなじみの10種類のアイコンが描かれている。最大15個で、少ないものは5,6個しかないものもある。
ラウンドが始まったら、プレイヤーはこのカードを1枚ずつ受け取って他のプレイヤーに見えないように持つ。そして、誰の物でもないカードを1枚山札からとり、テーブルの中央に伏せておこう。これを秘密のカードと呼ぶ。
ここから先は、いわゆるドイツ的ブラフゲームである。
手番のプレイヤーはアイコン1つを指定し、それが全体に何個あるかを予想して宣言する。次のプレイヤーは、さらに数字を上げて宣言するか、前のプレイヤーにダウトをかける。

ダウトの成否で勝ったプレイヤーは、そのラウンドで出されたカードをすべて取って得点とする。

と、まぁこれだけだとさすがに既存タイトルの劣化版しかないのだが、本作では"お見通しラウンド"という要素が加わっている。
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お見通しカードが登場すると、次のラウンドがお見通しラウンドとなる。
お見通しラウンドとは、上の写真のとおり、自分のカードだけが見えない形で勝負するラウンドである。つまりコヨーテみたいな感じだ。
通常のラウンドよりも、このお見通しラウンドの方が遥かに盛り上がる。じゃあ全部お見通しラウンドで良いじゃんともおもう。たぶんそこは、お見通しラウンドがより光る設計ということで、まぁそういうことにしておきましょう。

【評価】
   5.jpg

【所感まとめ】
そもそも国内でのグレッグのダメ日記知名度がいまいちだと思うので、知っていそうな年齢層や小学校で遊ばれるのが一番幸せでしょう。
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BG紹介:ビーチサッカー

『基本UNO。期を見てシュート!』

もう数年前のゲームになるが、BAR BOLZ BANDEという漫画かアニメかのキャラクターを使った小箱ゲームがAmigoからリリースされた。Amigoが大型版権モノをリリースすることはボードゲームのジャンルではほぼないのだが、ドイツローカルアニメとのコラボアイテムは過去にいくつか例がある。先日紹介した「TOR ワイルドシングス」や、もっと遡れば「ウェンディのホースバザール」などだ。

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いわゆるアミーゴ小箱である。
日本で流通していないだけで、本国ではいまだに容易に手に入る。まだこのネタ元が人気があって重版しているのか、それとも在庫が残りまくっているのか…。

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エンボスの質の良いカードはいつも通り。
カードは基本選手カードで、赤(FW)、黄(MF)、青(DF)の種類があり、中でも赤と青にはボールがいくつか書かれているものがある。さらに黒い特殊アクションカードがあるが、あくまで特殊なので今回は説明を薄くさせていただく。


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このゲームは基本、UNOのように場に出ているカードに対して自分の手札を捨てていくことを繰り返す。しかし、自分のカードをなくすことが目的ではない。(手札は4枚以下になったら補充される。)
目的は、自分の赤いカードを使って得点することである。
進め方は以下の通りだ。
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まず最初のプレイヤーが黄色のMFのカードを出す。
出されたカードの上下のペナルティエリア部分を見ると、次に出してよい色が示されている。次のプレイヤーはここで示された色のカードをプレイする。
この時、赤いカードが出したプレイヤーは得点へのチャレンジをしたことになる。その後に誰もカードをプレイできなかったら、チャレンジプレイヤーの得点となるのだ。
上の例でいうと、赤いカードが出され、次に出せるのは赤か青。それだけならゴールを防ぐのは簡単なのだが、そうはいかない。赤いカードを見るとボールが3個描かれているのがわかるだろう。次のプレイヤーは、色の指示に従ったうえで、このボールの数が多いカードしか出すことが出来ないのだ。

青のDFで防いだらチャレンジは終わり。
赤のFWで上乗せしたら、上乗せしたプレイヤーのチャレンジが始まる。というわけだ。

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ゴルゴルゴルゴルゴー…
まぁつまるところ、強いカード引かなきゃ負けだ。
戦略の立てようなどはほとんどなく、キラーカードを持っているかいないかにほぼすべてがかかっているのである。

【評価】
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【所感まとめ】
まぁ、キャラものなので、雰囲気でOKかと思います。紹介までですね。
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BG紹介:NGO紙幣

『素晴らしい手触り』

ゲーマーが欲しいものを欲しい形で届けてくれる事で定評のあるニューゲームズオーダー。
まさに打率9割の理想的なメーカーである。
今回紹介するのはNGOがリリースするゲーム用具。ゲーム用紙幣である。
同時に発売されたチーパスのリメイクである「魔女裁判」は変な箱だったので購入しなかったが、このゲーム用紙幣は「魔女裁判」でも使用できるようにという意味もあったようだ。

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毎度おなじみアミーゴ小箱に近いサイズのNGO小箱。
箱の手触りもいい。
あくまでゲーム用具であってゲームではないため、タイトルなどは一切記載されていない。

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蓋を開けると、当然ながら紙幣が入っている。カードではなく、かといってよくあるペラペラした紙でもなく、本当にお札っぽい手触りの紙を使用しており、期待を裏切らない+αの高品質である。
紙幣は、1,5,10,20,50,100,500の種類があり、それぞれNGOの製品に関係のあるデザインになっている。

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裏面もしっかりデザインされており、もはや過剰品質と言っても良い。
確かにゲーム紙幣であの金額するのは高い方だが、それなりの内容が詰まっているのでゲーマーならば迷うことなく買ってもよいと思う。

そして、紙幣と言えばこれよ。
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丸めてゴム。
これが様になってこその紙幣。

いやぁ。素晴らしいですね。

【評価】
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【所感まとめ】
最近のゲームで別途紙幣が必要になるケースは少ないかもしれませんが、トランプで遊ぶときなんかに点棒代わりに使ってもよいのではないでしょうか。
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BG紹介:二ムズライヒ

『絵が気持ち悪い参加型ダウト』

つい最近ツォッホが「ヤク」というゲームを出したが、そのゲームでも採用されていたルールに「自分の手札を参考に、あるアイコンが全体で何個あるかを推測する」タイプのゲームがある。基本的にはブラフゲームであり、ライズアップしていくビット値に対してどこまではったりをかましたり本当に都合できたりするか、また、そのブラフを見抜けるか、というのが面白さのベースとなるシステムだ。
有名どころではクニツィアの「サギ師」がこれにあたるが、今日はもうちょっとマイナーなデザイナーによるちょっとした亜流を紹介したい。ゴルトジーバーによる90年代後半の小箱ゲーム「二ムズライヒ」だ。

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もうこのブログではお馴染みのやや嵩張るゴルトジーバー小箱。
収納の中から腕が出ているイラストは意味が良くわからないが、このゲームのイラストはすべてチョイグロな上に難解で、正直僕のボキャブラリーのどの棚にも収まらないのでコメントしづらい。どれも何かしらの元ネタがあるのだろうと思う。

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中身。カードは6つのアイコンから描かれたものがベースになっている。描かれているアイコンは6種類だ。
また、カード以外にはチープなチップが付属しており、これを探偵チップと呼ぶ。

まずはカードを各自に6枚ずつ配り、伏せてそれぞれの山札とする。各プレイヤーはこの山札のカードをすべてなくすことが目標である。
また、6種類のアイコンを示すアイコン代表カードが入っているので、それを適当にテーブル上に並べておく。これはアイコンの強弱を表すもので、後のビットアップの時に参照することになる。

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ラウンドが始まったら自分の山札の一番上をめくる。
スタートプレイヤーから始め、アイコンを指定し、それが全体に何個あるかをビットする。
以降に手番が回ってきたプレイヤーは、例の如くその個数(ビット)を上げていかなければならない。ただし、おなじ個数でもアイコンが前の宣言の物よりも強い立場にあるものであれば許される。
このゲームでやっかいなのは、先ほども言及した通りイラストが意味不明なので、色を宣言するほかないことである。別にそれでもゲーム性は変わらないが、見た目に対してシラケたやりとりになることは、ちょっと想像してもらえば容易におわかりいただけると思う。

ということで、直前のプレイヤーの宣言が嘘だと思ったら例の如くダウトをするのだが、ここに「二ムズライヒ」のオリジナル要素が介入する。ダウトをしたプレイヤー、されたプレイヤー、だけでなく、他のプレイヤーもどちらかに加担をしなければならないのだ。

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イイね!
もしダウトが正解であると思うのであれば、せーののタイミングでこんな感じ。

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イクナイね!
もしダウトが不正解であると思うのであれば、せーののタイミングでこんな感じ。

全員で答え合わせをし、主張が正解だったプレイヤーは自分のカードを捨てることができる。間違いだったプレイヤーは自分のカードを山札の下に戻す。
こうしてダウト宣言が行われる毎に全員にディスカードのチャンスが訪れるというわけである。

あ、忘れそうだった。
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こんなものもあった。
これを使うことで、他プレイヤー2人のカードを覗けるというもの。
うーむ。

【評価】
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【所感まとめ】
ダウトを全員参加型にすることでスピーディーでパーティーな舵取りがされているように思います。が、絵が気持ち悪くて意味が分からないのと、やはりこの手のゲームは情報がほとんどないので多人数でやるほど中身がなくなっていきますよね…。
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ドゥームナイト新世紀 age5 最高に面白いゲーム 対 最高に面白いゲーム

まったく新しく生まれ変わったドゥームナイトの第5回。
ちなみにドゥームナイト新世紀とは、最高に面白いゲームと最高に面白いゲームがぶつかり合う、ガちんこバトルロワイヤルを最大のテーマにしている。
盆明け多忙なメンバーが多く、タナカマ、シミーズ、ワンフーの三賢者がボードゲーム界を代表して集まることになった。

◆グレッグのダメ日記~ハイサ!ママ!
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各自カードを1枚持って、任意のアイコンが全体にどのくらいあるかを推測、ビットをライズさせていく二ムズライヒ系のゲーム。それに加えて、”お見通し”カードが登場すると、次のラウンドが「コヨーテ」形式になるというのがアイデンティティ。
グレッグのダメ日記である必要性は全然ないが、KOSMOSの版権小箱の中ではまともなルールがついているだけマシである。
二ムズライヒ形式ではヒントがほとんどないので面白くないが、コヨーテ形式になるとなかなか盛り上がる。

◆パケットロウ
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オーダー、素材、販路を集めながらお金を稼ぎ、最終的にはお金で勝利点を買うことが目的のカードゲーム。
4つのカード獲得エリアに対し、親がガイドとなって回る感じが独特。手札併せは凡庸だがその集め方はなかなか悩ましくなっている。
しかし、収束性も抑揚もないシステムなので、後半になると目的が偏り、プレイが雑にならざるをえない。このあたり、プレイングの重みづけがおおざっぱすぎると感じた。

◆チェックオフ
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プレイエリアの置きゲーム。ロシア。
暇で、どうしてもやりたいなら、やればいいのではないだろうか。

以上。
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BG紹介:ケーキファイト

『揃えるよりも早押し!』

今日はシュタウペじゃないアミーゴのキッズゲームを紹介したい。シュタウペじゃないと言っても作者はハイム・シャフィールで、いわゆるアミーゴキッズ向け2枚看板の一人だ。
ハイム・シャフィールの説明は…過去の記事なりググリンチョしていただくなりにお任せしたい。とにかく、シャフィール先生の新作「ケーキファイト」の紹介である。前々から紹介したかったのだが、なにせキッズらしいキッズゲームである。この盆に親族で遊べたのでようやくのリリースである。
※ちなみに、かなり昔にリリースされていた「ディンゴ」のリメイクである。

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このブログの読者の方はもうよくご存じだと思うが、キッズ向けの黄色い帯はシュタウペレーベルなので、シャフィールのゲームである本作は通常の赤い帯だ。その代り「ハリガリ作ったんだぜ」アピールのアイコンが付いている。ハリガリはそれくらい本国ではメジャーなのだろう。

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中身。カードゲームだけど、カードよりも他のコンポーネントに目が行く。珍しいのは左側にあるペンのようなもの、ケーキスタンプだ。これは水性の赤い星形スタンプで、このゲームにおける失点を記録するためのモノである。
右の手前にあるのはケーキタイル。このゲームは早押しゲームなのだが、このタイルの上に手を置くのである。
後はカード。6種類のケーキカードで、各5枚ずつ入っている。計30枚で、子供用の厚紙ではなく、アミーゴ通常のエンボスカードだ。

ゲームではプレイ人数までの種類しかケーキカードを使用しないので、それ以外のカードは箱に戻そう。ちなみに、なるべく大人数で遊ぶことをお勧めする。

残ったカードを各プレイヤーに均等に、5枚ずつ分けよう。そしたらゲーム開始だ。
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レッツ!ケーキファイト!!
プレイヤーの目的は、手札のカード5枚を1色でそろえることである。そのために、各自が一斉にいらない1枚を左隣の人に渡す……。これを繰り返すのだ。
カードが揃ったらテーブル中央に置いておいたケーキタイルの上に手を置こう。

さて、ここからが本題だ!

真の目的は揃えることに非ず。
誰かがケーキタイルの上に手を置いたら、他のプレイヤーは自分の手札がどうであろうが、いち早くケーキタイルの上に手を置かなければならない。これが一番遅かったプレイヤーが、ノロマ印のケーキスタンプを手に押されるのだ。(ちょっとHABAの「そっとおやすみ」みたいですね)

ゲームは、誰かが5個目のスタンプを押されたところで終わり、その時点でスタンプの最も少ないプレイヤーが勝利する。

俺ヴァリアントとして、スタンプはもっと屈辱的な場所に押すルールを推奨したい。

【評価】
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【所感まとめ】
シンプルなカードコレクトゲームと思いきや、実際は椅子取りゲームのような早押しハラハラなゲームです。カードを揃えたところで勝てやしませんので、自分のところでキーカードを一式揃えておいて長期戦に持込み、他プレイヤーが疲れてきたところで、短期集中、クローザー的なキーカード放出という作戦も、オトナ同士なら良いかもしれません。

◆シャフィール
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BG紹介:ドーン・オブ・ザ・ダイス

『このルールで合ってますか?』

台湾のボードゲームメーカーは見た目のディレクションがしっかりしていることが多い。
かつて僕が楽しみにしていた台湾のゲームシリーズに「ゾンビータウン」という小箱ゲームがある。このゲームはその後、拡張を2つ出して終わってしまった。
しかし、同じイラストレーターは今も別ブランドで活躍している。今回紹介するのは「ゾンビータウン」のイラストレーター(Big-D)がかかわる、またもやゾンビゲーム。「ドーン・オブ・ザ・ダイス」だ。

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あまり見たことがないレトルトパックみたいな袋に梱包されている。
アートデザインはさすがBig-D。表紙だけしかないとはいえ良いクオリティしている。
さて、このゲームの最大にして最大、最大の問題は、付属している日本語ルールの日本語がイミフだと言うことだ。用語の間違えとか言い回しの不器用さなら問題ないのだが、翻訳品質としては所謂クリティカルというやつで、意味が通らなくなってしまっている。
たとえば、このゲームではゾンビ目のダイスを他プレイヤーに分配するケースがあるのだが、これについての説明が「乱数でサバイバーたちに配る」では困ってしまう。
残念ながら英語がないため、繁体字で確認してみると“任意順序~”と書いてあるので、アホっぽくそのままの意味で捉えて、プレイヤーが1個ずつ好きな順番で他プレイヤーに配るということにした。アイコンなどが共通している「ゾンビータウン」では時計回りにゾンビ配置するので、ひょっとしたらそっちが合っているのかもしれない。

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中身は特殊ダイスが12個。それのみ。
ダイスのアイコンはゾンビータウンとくりそつだ。
ゲーム自体はこのダイスだけで十分成り立っているのが良いところ。なのだが、プレイは4人以上をお勧めしておく。3人でやるならヴァリアントを考えた方がよいかもしれない。詳しくは後述する。

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手番になったらダイスを振る。全部。
そして以下の出目の順番で処理をするのだ。
・パンチ⇒自分の前のゾンビを移動させる
・ナイフ⇒自分の前のゾンビを殺す
・ガン⇒他プレイヤーの前のゾンビを殺す
・爆発⇒全プレイヤーの前のゾンビを1体ずつ殺す⇒このダイスは消滅する
・ゾンビ⇒他プレイヤーに乱数で配る

ゲームの終了条件はゾンビ以外のダイスがなくなることなので、“爆発”が収束エンジンということである。

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これを繰り返していくと、ゾンビが誰かのところに溜まったり溜まらなかったり。次第に全体のダイス量が減っていき、終了条件に近づいてくる。
さて、終了条件はゾンビ以外のダイスがなくなったときと説明したが、胆はその先の処理である。
その時点でもっとも自分の前にゾンビダイスが多いプレイヤーがヘルプミープレイヤーとなり、両隣のどちらかのプレイヤーを巻き込んでサドンデスが行われるのだ。サドンデス処理はほぼ五分条件のダイスフリフリゲームとなっており、巻き込まれた方はいい迷惑である。
つまりだ。ゾンビダイスの最多所持者にならないようにするだけでなく、隣にもならないようにゲーム中は努力する必要があったのだ。そのためのガンであり、ゾンビの移動なのである。
すなわち…3人プレイじゃいかんのだと思うのよ。ってわけで4人以上でやるよろし。

【評価】
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【所感まとめ】
そもそも、このルール解釈で合ってるんですかね。


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BG紹介:GIB GAS! スロットレース・カードゲーム

『玩具屋による玩具好きのための』

今では相当なニッチ趣味になって久しい"スロットカー"。
10代20代にはこの言葉を耳にしたことがない人もいるだろう。
スロットカーとは、レースカーのモデルを溝(スロット)の空いたレーンに差し込み、鉄道模型の仕組みを使って走らせるというステアリングの無いラジコンである。操縦者はコントローラーでレーンから得られる電圧を調整し、スピードを制御することが出来る。
基本的には大人のおもちゃであり、子供が遊んでもコーナーを曲がり切れずに脱線するのが常。オビ湾も幼いころに実家で遊んだことを覚えているが、操作が難しいのと、何やら地味でちょこまかしているところに魅力を感じられず、つまらん玩具として記憶に刻まれたのである。

日本では市場規模150円くらいと思われても仕方がないスロットカーだが、海外では今も老舗ブランドががんばって新作を出し続けている。そのブランドの一つである”カレラ”が、なぜかスロットレースをカードゲームにしてリリースしているのだ。それが今回紹介する「GibGas!!スロットレース・カードゲーム」である。

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中小箱。ラベンスバーガーの小箱(アブルクセンとか)と同じ寸法だ。
GibGas!は”頑張って!”という意味らしいが、おそらく”踏み込め”とかかっているのだろう。
カレラは本作以外にもゲームを出してはいるものの、まったく本業ではなく、それにしては箱のつくりやコンポーネントのつくりが悪くないあたりにドイツ標準の底力を感じる。

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中身。
サイズの大きなレーンカードと、各プレイヤー共通で配られるスロットカーカード、それに時々使用するスピードダイス。
レーンカードは文字通りスロットレースのコースを表しており、それぞれにお題と、それをゲットしたときに得られる勝利点が記載されている。基本的にはこの勝利点を争うゲームだ。
スロットカーカードには200~250のスピードが記載されたものと、スピードキープ、スピードダイス、ピットインというカードが各一枚ずつセットになっている。プレイヤーはこのカード一式を持ってゲームを開始するのだ。

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まずレーンデッキから4枚のカードが公開される。これが直近対面するコースということだ。
これらのレーンカードは手前から1枚ずつ処理していくのであるが、その処理方法は、なんと斬新なことに……ハゲタカの餌食だ。
プレイヤーはレーンの条件に応じて1枚カードを伏せてだし、一斉に公開して処理する。ちなみに条件とは以下の4つのいずれかである。

①:踏み込め!⇒最速のプレイヤーが勝利
②:ブレーキ!⇒最遅のプレイヤーが勝利
③:踏み込め!クラッシュ!⇒最速のプレイヤーは接触し、大ダメージ。2番手のプレイヤーが勝利。
④:ブレーキ!クラッシュ!⇒最遅のプレイヤーは接触し、大ダメージ。2番手のプレイヤーが勝利。

しかし、これ以前に忘れてはならないことがある。これはハゲタカの餌食なのだ。つまり、バッティングはその時点で上記条件に関わらず接触して脱落。ダメージも受けるのだ。

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ダメージはスロットカー体力カードで示される。
これがMAXに達したら脱落。誰かがそうなったら、なんとその時点で全体のゲームが終了する。それ以外にもレーンカードがなくなったらゲームは終了するのだが、プレイした感じ、誰かが死んで終わる方が多かろうと思う。死んだ奴は得点計算をすることができない。

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ちなみにゲーム終了時に残っている体力は勝利点となる。バランスとしては、無理をせずにそこそこのスピードで挑んだ方がよいだろうが、みんなが同じこと考えたら同じというのがそもそもハゲタカの餌食の理論だ。
アクセントとなるのがスピードダイスを使うカードで、スピードダイスは100、100、100、200、250、300という出目になっており、高い確率で最低速度となるが、一方、最速となる可能性もあるのだ。

このゲーム、やってることはハゲタカの餌食だが、スピードの強弱しかつけられないというところが実にスロットカーレースっぽいとも言える。市場規模150円くらいの日本では誰の触手も反応しないだろうが、一部マニアには珍品として愛されてもおかしくない。

【評価】
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【所感まとめ】
これを使って懐かしいスロットレースの追体験をするもよし、スロットレースをやったつもりになるもよし、スロットレースをもう一度買うもよし。つまり、その手のファンなら買うもよしです。
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ドゥームナイト新世紀 age4 曼荼羅頂上決戦

新ステージに上がってますますクオリティのあがるドゥームナイトの精鋭ゲームたち。
ズーシミ、ガーヒー、PE-GA-、ワンフーの4人。

◆交換しましょ
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原題発音そのままのタイトルで流通も始まったカード交換セットコレクトゲーム。
インサイド・アウトを意識したと思われるアートワークが良い。できればお題を感情にしてなんとかそれらしくできると良かったが、それはNGか。感情表現No.1のガーヒーが勝利した。

◆GIB GAS! スロットレース・カードゲーム
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ドイツはバイエルンの老舗スロットカーメーカーが作ったスロットレースのカードゲーム。外見はただのF1ゲームに見えるのだが、よく見るとコースのデザインなどがスロットカーになっている。ゲームはスロットカーらしくスピードの強弱のみで争う形となっており、その争い方が「ハゲタカの餌食」であること以外はテーマ性もなかなかにある。
グッドパーティーゲーム。

◆曼荼羅
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今話題の曼荼羅ゲーム。凝り性なコンポーネントとアートワークにはこだわりを感じる。
ゲーム内容はけっこうガチガチなマルチで、見た目の幾何学な印象からは程遠い泥沼フルボッコな世界が広がっている。ウォーだ。戦力競争のウォーゲームと言っても良い。
それでいて遊ばせるのは、全体の曼荼羅を見通したコマ管理・運用能力と臭覚を求めるゲーム性があるからだろう。

以上。
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BG紹介:ホットウィール~アルティメット・ドラッグレース

『究極の一台を探せ!』

日本で子供から遊べるミニカーと言えばトミカに他ならないが、アメリカのマテル社によるホットウィール(世代によっては、ホットホイール)も世界的には超大手である。マテル社がホットウィールを開発したのは今から半世紀ほど前の話だが、すでに当時はたくさんのミニカーメーカーが存在していた。そこでホットウィールが打ち出した独自路線が"アホなデザイン""異常な走行性能"である。

ご近所のSEIYUなどを覗いてみてもらえばわかるとおり、ホットウィールのミニカーには頭がおかしいデザインの物も少なくない。それでいてミニカー界屈指の走行性能を誇るという胸熱な脳筋おもちゃなのだ。

今日はそんなホットウィールを使って因縁のライバルと決着をつけるアナログアイテム「アルティメット・ドラッグ・レース」を紹介したい。

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ドラッグレースとは、アメリカ発症(アメリカ以外でやっているとは思えないが)の直線レースである。基本的には2台のレースカーが並んで静止した状態から、約400メートルを走り抜けるというもの。当たり前だが、曲がる必要がないので独特の形状をした専用カーを使用する。
そのドラッグレースを走行性能重視のホットウィールでやっちまおうというのがこのアイテムである。
中にはスタート台とゴール台、それに間をつなぐ長いレーンが入っている。
説明書に従って組み立てればすぐに遊ぶことが出来る。スタート台の機能をはじめ、すべてゴムの力で動くようになっているアナログおもちゃであることも強調しておこう。
また、コース以外に一台だけオリジナルミニカーが入っている。
ちなみに一度箱を開けると閉まらない。

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スタート台。これがなかなかの優れものだ。
緑色のフラッグを仕掛けの上から差し込むと、それがだんだんと下に向かって落ちてくる。
プレイヤーはスタートタワーの隙間から見えるグリーンのシグナルでカウントダウンを確認でき、それが一番下に達したらスタートの合図となる。
しかもだ。フラッグが一番下に来るまではスタートボタンを押しても車が発射しないのである。
「よーい…どん!」…とダサい掛け声を使う必要はもうない。

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ビューン
スタートボタンを押して車が勢いよく発射。
慣性の法則で、基本的には車体が重い方がスピードが落ちにくく、速い。
同じくらいの性能の車が争えば、もちろんスタート勝負ということになる。

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ゴールするとフラッグが勝利側に向けて3回振られるという超優れ機能も搭載。もちろんゴムの力だ。
ちなみにトミカのミニカーと競争させると、ホットウィールの走行性能の良さが良くわかる。

ホットウィールはトミカに比べて格段に安い。その分、チープな車もあるが、値段以上に良くできた車もある。毎年異常な数の新作がリリースされ、公式でははっきりしないがレアリティも存在する。たくさん集めるのが楽しいミニカーだ。
是非君の最強の一台を探してみてほしい。

【評価】
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【所感まとめ】
おもちゃです。2000円そこらでこの機能を実装したレースゲームを作る玩具屋根性に惚れました。

◆買いだ買いだー!



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【baMPC!!】vol.5 ランディー・バターフィールド Bowl-A-RAMA Cosmic lane Deck

エキセントリックなトランプ、つまりプレイングカードを自慢するコーナー、boast about... MY PLAYING CARDS!!(baMPC!!)。
第5弾は昨日紹介した「Bowl-A-RAMA」プレイングカード企画の延長戦、コズミック・レーンDeckの紹介だ。

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「Cosmic Lane Deck」はBowl-A-RAMAの赤デッキ・黒デッキのキックスターター成立後に追加で打ち出されたサブ企画だ。(が、世間的にはどうもこちらの方が話題を集めたようである。)
普通のトランプと同じカード構成なのだが、やけに箱が厚い。赤デッキ・黒デッキの1.5倍以上の厚みがあるのだ。それはなぜか。
なんと、コズミックレーンデッキは"暗いところで光る"という懐かしめな仕掛けがされているのである。つまり、夜光塗料を使用しているため、カードに凹凸があり、全体的な厚みが増しているということだ。
ちなみにボックスにも夜光塗料が使用されているため、暗所で光るようになっている。

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というわけで、光っているところを取りたかったのだが、そんな上手く撮れるはずもなく。そもそも夜光塗料は蓄光する必要があるため、ボックスに引き籠っていたカードは光らない。
ということで、なんとかして蓄光させる必要があるのだが、基本的にはボックスの中に収納されているモノを都合よく燐光させるのは難しいだろう。ここぞというタイミングを前に蓄光させるスケジューリングが求められる。

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また、正確にはBowl-A-RAMAの方で紹介すべきだったアイテム「ダブルサイドのウッデンチップ」も紹介しておこう。
赤2枚、黒2枚のセット。当然ボックスの中には入らないが、いろいろ使ってくださいということで。
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【baMPC!!】vol.4 ランディー・バターフィールド Bowl-A-RAMA Black/Red Deck

エキセントリックなトランプ、つまりプレイングカードを自慢するコーナー、boast about... MY PLAYING CARDS!!(baMPC!!)。
第4弾ということでそろそろ軌道に乗せたい本企画。今回は2つセットで活かしたアイテムを紹介する。ランディー・バターフィールドがキックスターターで打ち出した企画「Bowl-A-RAMA」のプレイングカードの黒デッキと赤デッキだ。

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かっこよくて唯一無二のプレイング・カードを探すなら、トランプ屋で探すよりもクラウドファウンディングのキックスターターがおススメだ。というのも、キックスターターでは数多くのオリジナルプレイングカード企画がローンチしており、デザイン競争の地盤が整っているのだ。アメリカ的で重厚過ぎるものが多いため、ほとんどは日本人にとって魅力的に映らないが、中にはオールドスクールでオールドアメリカな分かりやすい良さを持ったものも少なくない。

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カード裏の図。
黒デッキ・赤デッキは基本的に色違いみたいなものだが、微妙にデザインを違えている。かっこいいね!
タムラから事前に聞いていた通り、この企画が印刷を依頼した会社(台湾)のものは、品質もよく、何より箱にシールの封がされていない。べたべたしないのはありがたい。

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カード表はボウリング仕様。
ピンの数が数字とリンクしており、ピンの残り方それぞれに名前が記載されている。ボウリングはそれほど詳しくないので、一般的にそう呼ばれているかどうか俺にはわからないけど。
キング、クイーン、ジャックをポップカルチャー化しているのは、先日紹介した【baMPC!!】vol.2 ラディカル80'sデッキ同様にかっこが良い。

ボウリングをテーマにしたルールで遊ぶのがおススメだが、あんまりないみたいだから、誰か作ってください。
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BG紹介:ロバのゲーム

『ドイツじゃお馴染み、らしい』

今年の春に「寝ぼけアタマ」というアミーゴの小箱カードゲームを紹介した。ほとんどオートに進行するゲーム性の薄さから、流行らないかなって話を書いたような気がするが、やはり国内展開もなく、ゲーマーからはスルーされている状況だ。
それを書いた当時、こんなよくわからないゲームを出すなんてさすがにアミーゴもどうなんだろうと思ってちょっと調べてみた。すると、どうもこの「寝ぼけアタマ」というゲームはドイツではよく遊ばれていたゲームを基にしているらしい。基というか、ほとんど同じ。その基のゲームというのが「ロバのゲーム」というやつで、それを今日は紹介したい。

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これはASSが最近出したパッケージで、過去にはいろいろなメーカーから同じようなタイトルで何度もリリースされている。基本的にはドイツ仕向けのようで、英語版はむかーしに多言語ルール入りのものがあったらしいことを除くと形跡が見つからない。
ASSのカードゲームは、ただのトランプか、よくてSOLOくらいのゲーム性のものしか扱っていないことから、ロバのゲームもそういうおなじみのゲームのひとつであることがうかがえる。

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中には1から20のカードが4セット、合計80枚入っている。
それ以外にロバカードというのがあるが、それについては後述する。

ゲームのルールは、「寝ぼけアタマ」と同じ。
全てのカードをよく混ぜ、プレイヤーに均等に配る。
各プレイヤーは受け取ったカードを自分の山札として前に置いておき、これを最初になくすことを目指す。

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ほぼオートのプレイング
手番が回ってきたら自分の山札を1枚めくる。
おそらくほとんどの場合は、そのカードを自分専用の捨て札の山に置くことになるだろう。
もし、めくったカードが他のプレイヤーの捨て札の一番上の数字と1違いの場合は、そこに捨てることが出来る。自分の捨て札に捨てない限り、さらにカードをめくって手番を続けることが出来る。

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1がめくられたら、それはオートでテーブルの中央に出される。今後、すべてのプレイヤーはこのテーブル中央にあるカードに対して、昇順に1つ大きい数字であれば出すことが出来る。ちなみに、他人の捨て札の山よりもテーブル中央のカードに優先してカードを置かなければならない。
寝ぼけアタマ」で若干ルールがことなるのは、この1の数字が最初から4枚場に出ているということである。

そんなわけで、基本的にはカードをめくった瞬間にそれを置くべき場所は決まっており、正しいルールでこれを続けていくのみのゲームである。
しかし、もし間違えてしまった場合は、全員の山札からカードを1枚受け取り、さらに屈辱のロバカードを受け取るのだ。
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屈辱の証、以上でも以下でもなく…
ロバカードを受け取ったら、次に同じ過ちを犯すプレイヤーが出てくるまでそれは自分の前に置かれることになる。
かといって、これがあると勝てないわけではなく、ただ、前科があるということを示すだけのカードでしかない。純粋に、屈辱を与えるためだけに存在するカードだ。

また、上の写真にロバカードが写っているのだが、右のカードは予備である。予備だからボックスの中に入れておけとルールには記載があるが、ご丁寧にカードにまで予備と書いてある。舐められたもんだぜ。

【評価】
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【所感まとめ】
誰でも遊べるゲーム。というやつですね。わかりやすく、淡々とやっていても処理されていくファイリングの楽しみはあるような気がします。伝統のファミリーゲームということで…。
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BG紹介:ハブハント

『ご当地ハブポーカー』

原ハブ屋によるハブ・ゲーム企画はなんと単発で終わらない。
「ハブ・ハント」は「ハブ拳」よりも前に作られた元祖原ハブ屋製ハブゲームである。「ハブ拳」に見られる強烈なネタ性は若干殺し、ゲームとしての遊びどころを用意した実用品となっている。

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前作から打って変って布袋に梱包。
コンポーネントが多彩になり、カードだけでなく、サイコロ瓶や、なんちゃら焼きという奄美大島の焼き物まで入っているため、四角い箱には収まりにくくなったのかもしれない。
もしくは、所謂ラッキーにあずかれるパワーアイテムとして「本物のハブ革」までもが入っていることから、お守りのように持ち歩けるようにということなのかもしれぬ。

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山に入ってハブを取れ!
本作はタイトルの通りハブをハントするというテーマである。(ハブハントについては説明書に充実したトリビアが記載されている。)
ハブ3枚、カエル4枚、エビ5枚(いずれも奄美大島に生息する種)のカードを写d真のように並べ、山に見立てる。ここをプレイヤーが徘徊してハントを行うのだ。

手番で行えることは極めてシンプル。
まずはサイコロを振り、自分の駒が止まった箇所のカードを見るか、見ずに取るか、もしくは何もしないかの3択である。
基本的にはカードを3枚取ることで役を作ることを目指す。
ハブが多い組合せほど点数が高い役になるが、各1枚ずつは最も弱い役になってしまうので注意だ。

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ラウンド開始時に自分の前のカード3枚は見ており、それ以外はカードを見る行為でしか中身を知ることはできない。ではじっくり見ながら役をつくろう。となればいいのだが、もちろんそうはいかない。相手プレイヤーが3枚の役を完成させたら、自分の手番での選択肢は”カードを取る”しかなくなるのだ。こうなると役は運次第ということになる。

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速く集め、かつ、計算されたものを作るには、自分がラウンド開始時に見たカードを利用するほかない。そのため、運はこのゲームを大きく左右する。しかし、カードの総数が少ないことを利用し、自分の見たカードの内容から、他の場所に置かれているカードの推測をして戦うことは可能である。

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また、このゲームにはヴァリエーションが用意されている。奄美大島の地形をテーマにしたカードの配列だ。これらのヴァリエーションにより、運の要素に若干のコントロールを介入させたり、見たカードを少しだけ取りやすくなったりといった、プレイ感の違いを楽しむこともできるようだ。

【評価】
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【所感まとめ】
シンプルなポーカーゲームとしても良いのですが、地域性をガツンガツン入れてきているところが熱いですね。アートワークは「ハブ拳」とはテイストが違いますがクオリティ高く、次回作が待たれます。
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BG紹介:ハブ拳

『原ハブ屋の』
奄美大島のハブ専門店がHABUでイカしたアイテムを作りまくっているという情報が寄せられたので、先週末にさっそく調査を行った。
問題の店は「原ハブ屋」という名で、半世紀以上前に開業した歴史あるハブ屋である。
奄美大島の実店舗には多彩なハブ革製品はもちろんのこと、「ハブと愛まショー」なるハブSHOWを展開するなど、マングースを絶滅に追い込む勢いである。
サイトや以下の動画を見てもらうとわかってもらえると思うが、対象としている分野のニッチさに対し、プロダクトの完成度が異常である。


そんな歴史あるハブ屋が、なんとハブのゲームを作ったというではないか。
ハブと共存するため、ハブに一切触れることなくハブの攻撃をよけるという、ハブ拳をテーマにしたゲームらしい。素晴らしい志だ。

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1デッキサイズの蓋付き箱に入っている。
なにより、こんなニッチなゲームに対してアートワークが良すぎるところがポイントだろう。カードのデザイン・UIを含め、まったくボードゲームの世界を知らない人が作ったとは思えない。アート面にもゲーム面にも、ある程度見識のある人が携わったと思われる。ゲーム面、という意味では、明日紹介予定の「ハブハント」の方にその片鱗が見える。

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中身はカードのみ。若干ペラくてカード品質は良い方ではないが、それを貧相に見えなくする説得力がデザインにある。カードは上部パートと下部パートに分かれており、上部パートにはハブ拳使いがハブを避けている図、下部パートにはハブがどのあたりを狙ってきているかの記載がある。
基本的にはこの構成のカードを中心とし、特殊なものとして「ドロー2修練」という次の人に攻撃をするものや、すべてのハブカードを回避できるものなどがある。

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レッツ・ハブ拳!
プレイヤーは5枚の手札を受け取り、これを最初に出し切ることを目指す。
手番が回ってきたプレイヤーは、直前に出されたカードの下部パートに記載されたハブの攻撃をかわせるように、手札からカードを出さなければならない。もし出せない場合は山札からドローだ。
要はUNOやTAKIみたいな進行で、実際ドロー2にあたるカードもあるのだが、あくまでこのゲームはハブとの共存を目指してハブ拳を極めるゲームである。であるから、カードを出すときは「はっ!」とか「ほっ!」とか、KOFで避け行動を行ったときをイメージしてプレイするべし。

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共存の道は蜷局にあり
恐ろしいことに、下部パートにカードをそれらしく被せておいていくと、その列は弧を描いて(プレイヤーが適度に調整をすれば)蜷局を形成していく。卓上の俯瞰図までテーマに沿わせてしまうとは!恐るべし原ハブ屋!!

【評価】
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【所感まとめ】
システムはクレイジー8系ですが、テーマに対する過剰な熱意に押される快作です。注文すると、いろいろハブなチラシがついてくるので、ハブの勉強になります。原ハブ屋のハブゲームシリーズ。今後も注目です。
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BG紹介:悪戯カエル

『どこがカエルで悪戯なのか…』

ゴルトジーバーの10年ほど前のゲームで「悪戯ガエル」なるものがある。日本ではあまり見かけないゲームだが、ゴルトジーバーの小箱ゲームの中では(おそらく人気がないため)、比較的今でも入手がしやすいゲームと言えるだろう。

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やや大振りなゴルトジーバー箱に、カエルがクラゲのスカートをめくるようなイラストが描かれている。説明書には明確にテーマが記載されており、池で悪戯のかぎりを尽くすやんちゃなカエルたちがいて、それを止められるのはコウノトリなんだとかどうとか。
このテーマとゲームのどこがリンクしているのか全く分からない。

内容物は、悪戯カエルカードと、それを置く場所となる生息地カード。さらに得点となるハエチップが入っている。
ハエチップは裏面にカエルの卵が描かれており、その数が得点ということになっている。チップを獲得してもゲームが終了するまで何点取っているかわからないよというやつだ。

このゲームは前半と後半に分かれており、前半はカエルカードを自分の前に増やしていくフェイズ。
後半は自分の前にいるカエルカードを場に出し切るフェイズである。

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カエルを集めよ!
前半では、自分の前に並んでいるカードを0枚~2枚、対応する生息地に捨てて、捨てた数+1枚のカードを受け取り、自分の前にならべる。(つまり、手番を終える毎に自分の前のカードが増えていく)
自分の前にカエルを並べるときも、生息地毎に並べておかなくてはならない。また、各生息地に4種類ずつあるマークについて、同じマークが連続したら得点としてハエチップをもらうことが出来る。

また、コウノトリカードはどの生息地にでも捨てることができ、コウノトリのいる場所にはカエルカードをプレイできなくなる。

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カエルを捨てよ!
後半では、自分の前に並んでいるカードを手番につき最大4枚まで、生息地に捨てていくのだが、この時も対応する生息地に捨てなければならないルールは同一である。ただし、連続して同じマークのカードは捨てられない。つまり、前半では同じマークを続けることで得点を得ることが出来たが、後半ではそれがあだになるのだ。
後半はコウノトリカードが常に2か所置かれている状況になるため、自分でコウノトリを持っていないと、捨てるカードの制限を強く受けることになる。前半で他のプレイヤーの邪魔をしたいのはやまやまだが、後半のフットワークをよくするためにほどほどが肝心だ。

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誰かがすべてのカードを生息地に戻したらゲーム終了。
得点は、自分のハエチップの裏に示されている卵の数と、他プレイヤーの前に残っているカードの合計値になる。

プレイ人数によって得点バランスが変わってくるが、ほとんどの場合余ったカードによる得点の方が大きくなるだろう。まったくハエチップを取らずに勝つのは厳しいだろうが、コウノトリの使い方はそこを意識するべきだろう。

【評価】
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【所感まとめ】
シンプルですが、深みはあまりないかもしれません。やるべきことは想像以上に明白で、それ以外の手を打って勝てるようなコントロールはしにくいように思います。後半ではコウノトリの下にどのマークのカードが埋まっているかを覚えておいた方が良いので、若干メモリーゲーム的なところもあります。
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