紹介:アメージングテーブルゲーム

謎に包まれていたボードゲーム専門誌「アメージングテーブルゲーム」がついに発行された。
ここのところ「ドミニオンへの招待」や「Game Link」など、コアなボードゲーム専門誌のリリースが続いているが、果たして本誌のコンセプトはどのようなものか。
早速見てみよう。

IMG_4942.jpg
いきなりパンチのある表紙。
80年代を思わせる表紙は、かのレトロゲーム「クレイジークライマー」のイラストに一部ミイラなどを追加したものだ。そこに最新のゲームの塔が建ち、付録に関する情報などが表紙一杯ごっちゃごっちゃに詰め込まれるという、なんとも衝撃的で懐かしいつくり。

加えて驚かされるのがその価格。なんと1000円(税抜き)。
それでワードバスケットが付録に付くと言うのだからすごい。90ページフルカラーだぞ。

IMG_4951.jpg
開けてみると、これまたビビットなレトロデザインが眩しい。
よく見るとそこかしこに読者モデル風のシャレオツな女の子の写真がちりばめられている。
ベタベタなレトロデザインに今風の女の子。
このあたりから、なんとなくこの雑誌の持つコンセプトがつかめてくる。

それではゲーム紹介も見てみよう。

IMG_4949.jpg
あぁ?なるほど、と。
ごっちゃごちゃのレイアウトに噛み合わないテンプレート。
説明が横書きなのに右綴じ(右からめくっていくのにページ内は左から読む)という読みにくい構成も合わさって、完全に昭和レトロな仕上がり。

ここまで来ると一目瞭然。

「アメージングテーブルゲーム」は昭和レトロの視点からボードゲームを浮上させるという、とってもお洒落で機能的なコンセプトを持った、在りそうでなかったボードゲーム情報誌である。

いやぁ。うまいことやってくれる。

ちなみに紹介されるゲームは、そのほとんどが“今手に入るもの”であり、かつボードゲーマーなら誰でも知っているような名作タイトルである。そこに「野球盤」「人生ゲーム」「ドンジャラ」などの懐かしゲームを加え、ドイツゲーマー以外の人に敷居が低くなるように工夫されている。

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そして付録の「ワードバスケット・ミニ」。
切り離し型なので各自切り取ってください。
小さすぎないので、これがあれば足りちゃうかもね。耐久性以外は問題ないと思う。

ゲーム紹介以外にも店舗のリスト(アークライトだけモノクロ写真)や読者プレゼントなどもあり、少年誌を読んでいるような楽しいつくり。
ゲーマー向けの内容ではないが、ボードゲームの裾野を広げてくれそうな情報誌である。

【所感】★★★★★★★★☆☆
レトロの視点からボードゲームを取り上げた、センスの良いゲーム情報誌です。
新しい情報が載っているということはありませんが、紹介されているゲームは読んでほしい人の層をよく掴んでいると思います。これからボードゲームをはじめようという人にぴったりでしょう。
値段は、よく考えればこれが普通だと言う気がしてきました。
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コメント

この本、ちょっと気になってたんですよ。
1000円ならお試しに買ってみるのもいいかな、って。

実はこういう雑誌含め、紙媒体を作る仕事なもんで、
こういうツッコミは非常に参考になりますw
2010/10/23(土) 22:59:51 | URL | しゅういち #JOOJeKY6[ 編集]
フリーク誌とは真逆の方向で、紙面の構成も味が面白いですよ。
2010/10/24(日) 00:40:16 | URL | オビ湾 #-[ 編集]

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