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トロン:レガシー★★★★☆

「トロン:レガシー」を舐めてかかってはいけない。
ファミリーや恋人達が楽しい週末を過ごすために作られた映画では、決してない。
実のところ、ディズニーらしくないハイセンスなカルト的B級映画なのだ。

よって、この映画を楽しむにはいくつかの条件を満たしていることが望ましい。

?ダフトパンクのファンである。
?少年時代にSFゲームの世界に入りたいとおもったことがある。
?無印トロンを観ている。
?ジェフブリッジス萌えである。

このうち1つ以上は満たしていないと、映画と観客が不幸な組み合わせになることは容易に想像できる。
話の出来が良くないので他の方法で救い上げるのは困難だろう。

tl2.jpg
切れ味のあるアホSFとして有名な「無印トロン」。その続編である本作は、俳優は当時と同じメンツ(フリンだけじゃなくてアランも同じ)で時間軸もだいたいリアルタイムに合わせたという意欲作である。
ちなみにメカデザインもほとんど前作から引き継いでいる。

フリンの失踪から20年。エンコムは巨大企業として健在。
フリンの息子は大人になり、自由気ままな御曹司ライフを送っている。
ある日、フリンからポケベルがあったことをアランから知らされた息子は、かつてフリンが経営していたゲームセンターへ向かう。
そこで息子が見つけたのは、かつてフリンとトロンがMCPから解放したグリッドの世界だった・・・
というお話。お話自体に魅力がないのでストーリーラインはここで止めておく。

脚本が非常に不出来なため、前半はとにかく説明的。かなり退屈。
しかも説明的なくせに前作を観てない人に不親切である。
発言と行動が噛み合わない親父フリンが混乱に拍車をかけているが、脱出ポートへ向かっているというわかり易い設定でなんとかごまかせている。

このあたり非常に残念だが、考えてみればトロンもそんな感じだった。
やっぱりトロンは見た目と電子音で勝負ということなのだろう。

ということで・・・
tll.jpg
ビジュアルは一番のウリだ。
80'sSFアートの無菌感を損なうことなく近代的なデザインにリメイクされたキャラクター達が、活き活きとグリッドの世界を飛び回っている。メカデザインも大まかな所は継承しつつ新型が登場するが、燻し銀的ポジションで前作のバイクが登場したりするあたり、なかなかオツなことをする。

そしてこの「トロン:レガシー」は3Dで観ることを前提に作られている。
現実世界は通常の2D、グリッドの世界は3Dという、おそらく映画史上初めて“3Dであることに意味を持たせた”作品なのだ。これは単純なようで意外に直感的で面白かった。小さい頃はTVゲームをやりながらその世界に入ることを想像したものだが、そのとき想像した世界は、確かにこういう立体感を持った世界だった。

ただ残念なことに、3Dの出来はイマイチである。
立体感を上手く使えたシーンはほとんどない。唯一良かったのは上の写真のシーン。ヒロインがソファーに寝転がっているシーンだ。このシーンだけで飯が喰えるほど良い。CMで使いまくるだけのことはある。

もう一つのウリも忘れてはいけない。なんといっても
ダフトパンクの音楽がサイコー。
この映画はいろいろと不出来なところがあり、愛を持ってみないと厳しいものがある。しかしダフトパンクの劇伴が完璧にマッチしており、「どうじゃ!これがトロンの世界じゃ!」という、なんともドヤ顔な印象に仕上がっている。

総じて、トロンファンしか気にしないような所にやたらと力が入っており、それ以外はやや抜け気味という感じがする「トロン:レガシー」。でも、これが好きな人に対してはめっぽう強いカルトアイテム。

これがわからん客にはわからんのじゃという、江戸っ子みたいなスタイルが素晴らしい。
それでこそトロンだと僕は思う。
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コメント

気になってるんですよ。これ。
でも当てはまりそうなのは4番ぐらいだな…w

「話の出来がよくないので」と
しれっとバッサリ行ってる辺りがいいですねw
2010/12/23(木) 18:17:25 | URL | しゅういち #JOOJeKY6[ 編集]
①と③はまだ間に合いますよ^^
3Dは目が疲れるだけで私も好きではないですけど、こんかいは2Dと3D一応使い分けてるんで、是非劇場で。

音と音楽はかなり凝っていて、主人公がゲームセンターの地価に入っていくときのマスクがかかったBGMの感じなんかまさにダフトパンクの十八番で、全部計算なんですよねぇ。
2010/12/23(木) 23:41:08 | URL | オビ湾 #-[ 編集]
むむむっ、なるほど。
そう言われるとやっぱり観てみたくなるな…。
音楽気になるなぁ。

ただシネコンって回転早すぎですよねー。
観たいと思っててもすぐ上映回数が減って
行きにくくなっちゃう…。
2010/12/24(金) 09:14:14 | URL | しゅういち #JOOJeKY6[ 編集]
だらだらと人が入り続けるファミリー映画は長くやってますよ。
僕らが観るような映画は人が入らないんですぐ切り替えですね。 この年末も映画館つぶれまくりなのでなんとか支援してあげたい所です。
2010/12/24(金) 11:55:29 | URL | オビ湾 #-[ 編集]
やっと観ました。
いやいやつまらんかった。。。
B級だってSFだって好きだけど、なんじゃこの脚本。
これって雰囲気映画?
映画じゃなくて音楽ビデオだよ~。

親父の言動はちぐはぐだし、華のない息子は
「父さん帰ろう」しか言ってなかったような。
最後のシーンはなんだかロードムービー調で
これってなんの話だったっけ???

あのバイクと、クラブでかかったダフトパンクの曲と
ラストの女の子の表情だけ良かった。
2011/01/11(火) 14:55:16 | URL | mia #2WdbYHDY[ 編集]
らしいですね(笑

酷いでしょう脚本。でもそこがいいんですよ^^
カルトなので嵌らないと仰るとおりTheEnd。3D映像の質の悪さも手伝って平均★2つかそこらでしょう。

ちなみに雰囲気映画ですらないと思ってます。トロンレガシーは30年前のトロンがそのままの勢いで転生・続編化しただけの代物です。
冴えない3D表現、芯がない脚本、感情移入できない主人公。全部当時のまま。つまり、同窓会なんです。本文に書いたとおり、愛がないと観れません^^

是非是非興味本位で無印トロンを観たってください。圧巻ですよ。
2011/01/11(火) 18:51:09 | URL | オビ湾 #-[ 編集]

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