だちょうグランプリ

友人宅ゲーム会で意外にも評判が良かった「だちょうグランプリ」。
特にコレといって目を見張るような要素は無いのだが、だちょう駒のかわいさとスピーディーな展開が魅力のレースゲームで、誰でも楽しみ易いようだ。

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Kosmosの「だちょうグランプリ」はもともとFragorGamesというマイナーメーカーの「サバンナテイル」というゲームである。そしてこの「サバンナテイル」というゲームは、おなじFragorGamesの犬ぞりレースゲーム「スノウテイル」のシリーズ作品である。

スノウテイル」については以前に限定版のレビューをしているのでそちらを確認してほしい。テーマの再現性良し、コンポーネント良しのゲームだ。

ただしこの「スノウテイル」には弱点があった。
コース取りを上手く行うには手札の調整が重要で、それを考えると長考がちになってしまい、レースゲームなのにテンポが悪くなってしまっていたのだ。

テイルシリーズ2作目になるこの「だちょうグランプリ(サバンナテイル)」は、基本ルールはそのままにシステムを簡略化し、大幅なテンポ改善がなされている。

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いくつかのタイルを組み合わせてコースを作る。スノウテイルのように雰囲気のあるボードではないが、表裏で難易度が変わるなどカスタマイズ制の高さは変わらず。それにボードサイズがそれほど大きくないので通常ボードゲームを遊ぶスペースさえあれば大丈夫。

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毎ターン一番先頭を走っているプレイヤーから手番を行う。
手番では手札のカードから1枚を選んで出す。そこに書かれた数字の文だけ前に進めるが、最後にはそのカードの色と同じコースで移動を終えねばならず、かつ一旦その色のコースに入ったら出ることが出来ない。

また、もし出発地点と同じ色のカードを出した場合、走行中にコースを変える事は出来ないがボーナス移動をおこなうことができる。

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コースはもちろん内側を通った方が近道になっている。
ただし、コース上にはライオンやハリネズミといったお邪魔動物もいるし、他のプレイヤーのダチョウを追い抜くこともできない。
コース取りが大切だけど先述したカード色の制限があるため中々上手く行かない。
山札の内容は皆同じなので大きく出遅れても逆転のチャンスはあるぞ。

【所感】★★★★★☆☆☆☆☆
テンポの良いレースゲームで、ゲームの準備さえ整えば20分ほどのプレイ時間でさくさくと遊べます。
タイルの特殊効果(説明しませんでしたが)についてはちょっと洗練されていない感もあるかも。
コースの難易度設定が自由に出来るので、レベルの調整や繰り返し遊びには長けています。
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コメント

子どもと運動会のノリで楽しんでます。
ウチではダチョウではなくカールじいさんのケヴィン。
何個か犬コマに置き換えても面白いかもしれませんね。

超ショートコース作って、適当に手加減もできるので
時間調整と接待プレイで重宝する良いゲームです♪
2011/01/24(月) 09:28:30 | URL | タカ #nH0dgipQ[ 編集]
確かに駒の入れ替えでキッズ達も飽きずに遊べるかもしれませんね。
変な走りになっちゃうところがだちょうらしくて良いゲームだと思います。
2011/01/24(月) 12:48:06 | URL | オビ湾 #-[ 編集]

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