イップマン?葉問★★★★★
ブルース・リーで有名な葉問派詠春拳の師、イップマンを取り上げたクンフー映画「イップマン?葉問」。
監督にウィルソンイップ、主演にドニー・イェンとサモハンを迎えたSPLを髣髴とさせる無敵の組み合わせに、観る前からテンションあがりまくりである。
実はこれの前に「イップマン?序章」というものがあるのだけど、残念ながら日本では未公開の状態である。そのためストーリーは唐突に始まり、若干わからない前作の登場人物も出てくる。かと言ってそれらの関係性を放り投げたような演出ではないので観ていて困惑することはないだろう。気持ちよく本作から観てもらってかまわないと思う。

日本軍の圧制をきらい香港に移り住んだイップマン。
新聞社の編集長のコネを頼りに新たな道場を立ち上げた。
しかしこの街には道場主達による厳しい掟社会が存在しており、新参者であるイップマンは彼らの挑戦を受けなければならなくなる。
卓越した技で次々と他道場の師匠を倒し、実力的には認められたイップマン。
しかしいっぱしの生活を送るのに精一杯な彼は、会費である100ドルを払うことを拒否する。(仮に払えたとしても、信条上払わななかった。)
こうした不和がお互いの弟子に悪影響を与え、ついに流血沙汰の惨事となってしまう。道場を追われたイップマン一門は公園で稽古をする苦境に追い込まれるが、幸いにも師匠同士はお互いの心意気を認め合う仲となっていった。
そこで事件。
駐在イギリス軍が連れてきたボクシングチャンピオンと地元の道場の間で乱闘騒ぎが起きる。中国武術を侮辱したボクシングチャンピオンは地元最強の師匠(サモハン)に挑戦状を叩きつける。
すぐさま始まった異種格闘技戦は接戦の末、サモハンの死という形で幕を閉じる。
香港が誇る武術家の死敗。
侮辱されたままでは終われない。
中国武術の誇りを背負い、イップマンが立ち上がる。
香港映画界が誇るカンフーアクションの達人、ドニー・イェンとサモハンの技がすごい。ウィルソンイップの演出がすごい。コテコテなのに超泣ける漢の友情物語がすごい。
とにかくすごい。中国武術映画の傑作である。
ノンストレスで次から次へと熱い決闘シーンが続く。
VS弟子、VS他道場弟子、VS他道場師匠×2、VSサモハン、VSアメリカ人。
格闘シーンが素晴らしいのはドニー・イェンが演じるのだから当たり前としても、各シーンの舞台づくりと演出がすんばらしい!
特に他道場の師匠達と連戦するテーブルの上での死闘は口があんぐりである。
始まった瞬間からニヤニヤが止まらなかったが、このシーンは危うく拍手しそうになってしまった。
こうしてカンフー映画ファンの心を掴んだところで、一気に泣ける友情物語に引っ張っていくのだからこの監督は切れ者だ。後半はサモハンの意地、イップマンの信念に感動しっぱなしの泣きっぱなしだった。(横の男性も同じように号泣してくれていたのでいくぶん恥ずかしさがやわらいでよかった…)
ちょこちょこ見せてくる貧乏エピソードや、戦隊モノばりにデフォルメされた悪役のボクサーも愛らしい。
良いんだよザックリ進んでも。伝わってればそれで良い。わかってるなぁ。
ちなみに熟練スター以外では「スナイパー」で期待の新人を演じたホァン・シャオミンが、この映画でも未来を感じさせる良い役どころを演じている。
ジェット・リーが下降気味の香港アクションだが、ドニーや彼らが居れば心配する必要はなさそうだ。
ちなみに未公開状態の「イップマン?序章」はこの映画の新宿武蔵野館の動員が5000人を超えると公開されることになっている。
ホームページで確認すると、現在4023人。
今後何十年とカンフー映画の歴史に残る傑作であるゆえ、皆さんにも是非観客動員に協力してほしい!
っていうか全国公開するべきだろ!ファンだけのものにするにはもったいなすぎる。ドニー・イェンをなんとかメジャーに!
監督にウィルソンイップ、主演にドニー・イェンとサモハンを迎えたSPLを髣髴とさせる無敵の組み合わせに、観る前からテンションあがりまくりである。
実はこれの前に「イップマン?序章」というものがあるのだけど、残念ながら日本では未公開の状態である。そのためストーリーは唐突に始まり、若干わからない前作の登場人物も出てくる。かと言ってそれらの関係性を放り投げたような演出ではないので観ていて困惑することはないだろう。気持ちよく本作から観てもらってかまわないと思う。

日本軍の圧制をきらい香港に移り住んだイップマン。
新聞社の編集長のコネを頼りに新たな道場を立ち上げた。
しかしこの街には道場主達による厳しい掟社会が存在しており、新参者であるイップマンは彼らの挑戦を受けなければならなくなる。
卓越した技で次々と他道場の師匠を倒し、実力的には認められたイップマン。
しかしいっぱしの生活を送るのに精一杯な彼は、会費である100ドルを払うことを拒否する。(仮に払えたとしても、信条上払わななかった。)
こうした不和がお互いの弟子に悪影響を与え、ついに流血沙汰の惨事となってしまう。道場を追われたイップマン一門は公園で稽古をする苦境に追い込まれるが、幸いにも師匠同士はお互いの心意気を認め合う仲となっていった。
そこで事件。
駐在イギリス軍が連れてきたボクシングチャンピオンと地元の道場の間で乱闘騒ぎが起きる。中国武術を侮辱したボクシングチャンピオンは地元最強の師匠(サモハン)に挑戦状を叩きつける。
すぐさま始まった異種格闘技戦は接戦の末、サモハンの死という形で幕を閉じる。
香港が誇る武術家の死敗。
侮辱されたままでは終われない。
中国武術の誇りを背負い、イップマンが立ち上がる。
香港映画界が誇るカンフーアクションの達人、ドニー・イェンとサモハンの技がすごい。ウィルソンイップの演出がすごい。コテコテなのに超泣ける漢の友情物語がすごい。
とにかくすごい。中国武術映画の傑作である。
ノンストレスで次から次へと熱い決闘シーンが続く。
VS弟子、VS他道場弟子、VS他道場師匠×2、VSサモハン、VSアメリカ人。
格闘シーンが素晴らしいのはドニー・イェンが演じるのだから当たり前としても、各シーンの舞台づくりと演出がすんばらしい!
特に他道場の師匠達と連戦するテーブルの上での死闘は口があんぐりである。
始まった瞬間からニヤニヤが止まらなかったが、このシーンは危うく拍手しそうになってしまった。
こうしてカンフー映画ファンの心を掴んだところで、一気に泣ける友情物語に引っ張っていくのだからこの監督は切れ者だ。後半はサモハンの意地、イップマンの信念に感動しっぱなしの泣きっぱなしだった。(横の男性も同じように号泣してくれていたのでいくぶん恥ずかしさがやわらいでよかった…)
ちょこちょこ見せてくる貧乏エピソードや、戦隊モノばりにデフォルメされた悪役のボクサーも愛らしい。
良いんだよザックリ進んでも。伝わってればそれで良い。わかってるなぁ。
ちなみに熟練スター以外では「スナイパー」で期待の新人を演じたホァン・シャオミンが、この映画でも未来を感じさせる良い役どころを演じている。
ジェット・リーが下降気味の香港アクションだが、ドニーや彼らが居れば心配する必要はなさそうだ。
ちなみに未公開状態の「イップマン?序章」はこの映画の新宿武蔵野館の動員が5000人を超えると公開されることになっている。
ホームページで確認すると、現在4023人。
今後何十年とカンフー映画の歴史に残る傑作であるゆえ、皆さんにも是非観客動員に協力してほしい!
っていうか全国公開するべきだろ!ファンだけのものにするにはもったいなすぎる。ドニー・イェンをなんとかメジャーに!
コメント
おおっ!ドニーイェン!
写真見て「え!」とか思って記事読んだらドニーじゃありませんか!
そうですか熱いですか。書きぷりからするとアイアンモンキー(古いなしかし)より胸が熱くなりそう。
うう、観に行きたい!
そうですか熱いですか。書きぷりからするとアイアンモンキー(古いなしかし)より胸が熱くなりそう。
うう、観に行きたい!
絶対観てください!!
でもタメラ君と検証してたら、武蔵野館の4000人ってガセなんじゃないか疑惑が浮上してきました。
それでも観てください!!劇場で!
でもタメラ君と検証してたら、武蔵野館の4000人ってガセなんじゃないか疑惑が浮上してきました。
それでも観てください!!劇場で!
2011/01/28(金) 18:28:20 | URL | オビ湾 #-[ 編集]
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