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ミックマック★★★☆☆

製作スパンが長いジャンピエール・ジュネ。待望の新作「ミックマック」。
オドレイ・トトゥの二連作「ロングエンゲージメント」以来である。
10%くらいセピアが入ったような、スクリーンの独特な色彩感に懐かしさすら感じた。

ミックマック★★★☆☆
micmak.jpg
劇団ジュネの復讐喜劇

地雷除去作業中の事故で父を失った少年バジル。
それから30年経ち大人になったバジルの脳天に、今度は流れ弾が当たる。
辛うじて命を失うことはなかったが、大事な職を失ってしまう。

そんな彼を同胞として受け入れてくれたスクラップ工場の変人集団。
居場所は見つけたけれど、父と自分を貶めた武器を作った奴らは許せない。
一致団結した変人集団は2つの武器製造会社に秘密の復讐作戦を企てるのだった…。


ジュネが普通にドタバタ喜劇をやるとは意外だった。
ドミニクピノン、ヨランドモローをはじめ、ジュネ映画の常連達が集まってお祭り騒ぎ。
役者の小芝居と細かいカメラワーク、ユニークでバラエティに富んだ喩え。
確かにジュネらしい映画だけど、あれ?…なんか拍子抜けちゃう。

ブラックユーモアが隠されることなく漂うのが、僕の好きなジュネ。
本作は兵器製造会社への復讐劇という設定で、聞くだけならいつもどおりの皮肉やさんな作品かと想像してしまうのだが、実は中身はいたって丸いファミリー向けで底の浅い代物に仕上げられている。
そもそも兵器製造会社へ復讐するという的外れな設定に、テーマの極端なデフォルメが見て取れる。

ファミリー向けであっても“お約束”を踏まず、先を予測させない展開でありながら、さも王道らしく見せる技はさすがにジュネだと思う。
ジュネの陰湿さが好きな人にはまったく満足できない代物かもしれないが、彼特有の小細工を期待するなら大有りのエンターテイメントだ。
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