紹介:陰陽

ライナークニツィア大先生と言えば多作過ぎる故のクローン疑惑である。
しかし、ライナーと言えば中央ライナーや日暮里・舎人ライナーなどに代表される特急列車の愛称であり、あながち大先生が高速でゲームを出し捲くるのも納得できなくもないのである。

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というわけで、今回はグリフォンから出ている「陰陽」。
これは昔「綱渡り」的なタイトルで出ていたものの再販らしく、しかも同タイミングでZochからも「フィフティフィフティ」の名前でリリースされた。

グリフォンでクニツィア先生と言えば「デスペラード」。グリフォンは名作の再販が多く、今回もこの組み合わせというだけで飛びついたというわけだ。

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中身。エンボス加工でチップまで入っているのは良いが、やっぱり缶入りは好かん。へこむし。
そしてタイトルどおりのモノクロで地味なデザインが大変根暗である。しょぼい。
「フィフティフィフティ」はカードのデザインが数字の大きさで違うため、自分の手札がどういう毛色になっているのかわかりやすかったが、「陰陽」ではカードデザインがグレーで統一されており、暗い上にパッと見でわかりにくい。これはちょっとマイナスだ。

と、見た目のマイナス点ばかりあげてしまったが、缶入りと言えば最近「クォリアーズ」の日本語版がリリースされて、そのボックスの売り文句に「コレクター性の高い缶ボックス」的なことが書かれていた。
“缶は紙よりも耐久性が高いから長い目で見てコレクター性が高い”と言っているのだろうか。ほんとにそういう価値基準があるのかどうかは知らないが、いままでマイナス要素でしかなかった缶入り仕様にはそういう理由があったのかもしれないと思ったわけよ。はい。

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さて。このゲームはトリックテイクである。
ただしトリックに使用したカードを取りに行くのではなく、はたまた場に提供された得点カードを取りに行くのでもない。
万物のバランスを司る陰と陽を取りに行くのだ。(謎

毎トリック、場に陰陽カードが提示される。
トリックで最も高い数字を出したプレイヤーが陽の白いタイルを数字分受け取り、最も低い数字を出したプレイヤーが陰の黒いタイルを数字分受け取る。

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ラウンドが終わった時、この陰陽のバランスがプラスマイナス“ゼロ”になることを目指すゲームである。
白のタイルを持っているときに黒のタイルを取れば、幾分か相殺される。

手札によって大きな偏りを避けることができないこともあろうが、肝心なのはそれをいつ逆方向へ引き戻すかの算段である。故に、陰陽カードの内訳と枚数は事前にすべてのプレイヤーが共有しておくべきだろう。本気で勝ちに行くならカウンティングもして然りである。

シンプルで軽いけども、戦略の取りようはある、クニツィア先生らしいカードゲームだ。

【所感】★★★★★☆☆☆☆☆
いわゆるスートがないトリックテイクのため、トリックテイクになれていない人に対する壁が低いのは良いですね。また、勝ったり負けたりの両方が必要なところもはっきりとした敗北感がなくてちょっと遊ぶのには良いと思います。ただしかし、Zochのフィフティフィフティに比べると見た目の根暗さが痛いです。ゲーム性とあっているとも思えず、★マイナス2つです。
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