紹介:ビュッフェのたたかい

重量級ボードゲームの重鎮、マーティン・ワレス大統領がひそかに育んだ軽量級ゲーム「ビュッフェのたたかい」。Uli Steinというドイツでは有名な作家さんのイラストとコラボレーションしたシリーズで、これ以外に「フォレショレ」ともう1つダイスゲームみたいなやつがある。

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「ウントチュース」というカードゲームをリメイクしたゲームで、今回はボードや得点タイルなどが加わったために大幅サイズアップ。正方形大箱とまではいかないが、その一回り小さいくらいの大きさである。
味わいのあるイラストは人によっては古臭いと思いそうだが、見慣れれば可愛く見えると思う。ドイツのサザエさんという感じだろうか。

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中身。
ウントチュースに比べると盛りだくさんの内容。
ボードのみならず、丸い食べ物チップや塗装されたネズミコマがついている。
コマは木製でもよかったけど、イラストの再現度が高くて◎。

このゲームは前述のとおり「ウントチュース」のリメイクである。
「ウントチュース」とd出されている得点カードを全員で取り合うゲームで、一斉にプレイしたカードの強さに応じた得点をとれるが、2番目に強いカードだと何ももらえないというハプニング感たっぷりでヘンテコルールが楽しい一作。

ボードゲーム版でも同じように、まずは得点タイルが公開される。

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ビュッフェ料理を取り合うという設定のため、こんな感じの小皿が得点タイル。
タイルにはちぃ~~っさく得点が書かれている。

これに対して各自がカードを1枚プレイする。

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プレイしたカードと同じ数字だけ、自分のネズミコマを進める。
ここで一番小さい数字だったプレイヤーが脱落し、その時点でもっとも小さい特典の小皿をゲットして自分の前に置く。そして残ったプレイヤーがまたカードをプレイする。そして1人脱落……を繰り返していく。
カードの数字は累積していくので、序盤から飛ばしていくのもアリだ。

こうして続けていくと、最後の1枚を取り合うのは2人になる。
つまり、この最後の勝負については脱落者に用意される小皿がないのだ。2位になるくらいなら3位以下の方がマシというわけだ。だいたいの場合、というのも…

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ゲットしたビュッフェ小皿は種類ごとに自分の前に並び、同じ種類のものを取ったら点数が上書きになる。
高い点の上に低い点が乗ったら損してしまうので、そのへんも考えたうえで順位を操作しなくてはならない。
アミーゴの小箱カードゲーム「ゼロの恐怖」に似た感じだ。

まさにウントチュースの進化版。
3人用に用意されたルールがまた逸品で、これまで3人で出来なかった分を取り戻せる出来。

【所感】★★★★★★★★☆☆
ウントチュース自体がかなり面白いゲームではありますが、進化版の「ビュッフェのたたかい」はその後光に負けない良さがあります。新しい得点タイルの駆け引きが加わっても以前シンプルなままです。ボードのレイアウトをはじめ、アートワークは一見洗練されていないように見えますが、一度ゲームを遊んだあとはかわいらしく見えます。
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