紹介:アル・カボーネ
ウヴェ・ローゼンベルグの交渉ゲーム「ボーナンザ」は、年1本ペースで拡張やシリーズものがリリースされ続ける超ロングセラーの人気ゲームである。かくいうオビ湾もこのゲームの大ファンであり、常に遊びたいゲームの上位だ。
今回紹介する「アル・カボーネ」は、その名の通りマフィアをテーマにしたボーナンザであり、かつ1人~2人で遊べるように特別チューニングされた少人数用ボーナンザである。
ボーナンザの基本ルールについてはこちらでご確認ください。
ちなみに1人でもできるボーナンザと言えば「ボーンレーシェン」もある。

Amigo小箱サイズ。
ボーナンザシリーズはルックアウト名義のゲームも多い。
ボーナンザの“拡張ゲーム”には赤い丸印で単独で遊べないよーってマークがついているのだが、「アル・カボーネ」はこれだけで遊べるように豆カード一式が入っているので、そのマークはない。

中身。
まず目を引くのがマフィアのボスカード。
いずれもアルカポネ、コルレオーネなど元ネタがあるキャラクターで、少人数用のこのゲームにおいてプレイヤーのライバルとなる存在だ。
豆カードは基本セットから14、16、18、20の豆がエントリー。
さらにオリジナルの豆カードが13、16、19というステータスでエントリー。
詳しい豆の紹介は後にするが、基本セットをご存じなら13が最少というところに驚かれるだろう。(カードに書かれたこの数字は、そのカードの合計枚数。多いほど集まりやすく、その分たくさん集めないと得点にならない。)
小さな数字の豆カードが無いのは、このゲーム特有のマフィアルールと調整を取ったためだ。詳しくは後述。
さて、以前2人でこのゲームをプレイしたときの印象としては、交渉がなくなっていることもあってか「1人で遊んでも変わらなそうだな」と思った。そこで今回は写真撮影も兼ねてソリティアで遊んでみた。1人で遊ぶ場合、マフィアを3人とも使うので写真映えもするのだ。

こんな感じ(奥の方)でマフィアはそれぞれに異なる豆を集めている。
左から順に、3金分、2金分、1金分の枚数が溜まると豆を売却するように性格づけされている。
彼らが集めている豆と同じ豆を自分の畑に植えていると、手番の初めに1枚没収されてしまう。みかじめ料だろうか。
それが済んだら手札から豆を1枚か2枚植える。

続いて通常のボーナンザ同様、山札からカードがオープンされる。枚数は3枚。
この時、マフィアが集めている豆が出たら当然マフィアが回収する。彼らが持っていない豆が3枚揃うまで繰り返す。さらに…
この3枚と同じカードが捨て札の一番上にある場合は、その捨て札が回収されてオープンされたカードに加えられる。捨て札と一致しなくなるまでこれを行うので、大量の枚数の豆が売られた後にうまく連鎖すればフィーバーする。
こうしてカードが揃ったら、後は手番のプレイヤーが自由に植えることができる。(マフィアの畑が空いていればそこに植えても可。)
この時手札にある豆をマフィアに寄贈することもできる。これがかなり重要で、あえてマフィアの収集物を完成させて畑を空にして、いらない豆を押し込んだり、自分の集めたい豆を集めさせないように調整したりするのが勝利するための必須スキルである。

こうしてゲームを続けていき、3回目の山札がなくなったらゲーム終了。
マフィア3人が集めたターラー(金)と、各プレイヤーが集めたターラーを比較して、最も多かったプレイヤーが勝利する。
自分に有利になるようにマフィアの畑を調整したいが、調整するということは大概彼らの収集物を完成させることに繋がる。マフィアがそれまでに何ターラーくらい稼いでいるかをカウントしながら、ほどほどに調整するのが良いだろう。
共存しながらより上を目指すというのがテーマと合っていて面白い。
プレイ感はまさにソリティアという印象で、ボーナンザ大好きな人がニヤつきながら遊ぶには良いかもしれない。2人用として遊ぶなら他に山ほど面白いのがあるので、ボーンシリーズに目がないマット・デイモンファン以外にはお勧めしない。
あと、「アル・カボーネ」オリジナルの豆カードはこの3種。

いずれの豆もノワール仕様でかっこいい。
3枚とも1ターラーを得るまでの条件が厳しく、いったん1ターラー分まで集めたら後は1枚ごとに1ターラー上がるようになっている。初回ターラーまでの条件が厳しいのはアルカボーネのルールゆえだが、5枚で1ターラーの19豆はかなり集めにくい。
【所感】
★★★★★★☆☆☆☆
2人用としての評価は正直いまいちなのですが、ソリティア用として見れば中々おもしろいように思います。ただし、交渉がなくなっているのでボーナンザシリーズが好きな人でもコレに楽しみを感じられない人もいると思います。豆を地道に集めて売却する行為そのものに魅力を感じるのであれば、楽しめると思います。
今回紹介する「アル・カボーネ」は、その名の通りマフィアをテーマにしたボーナンザであり、かつ1人~2人で遊べるように特別チューニングされた少人数用ボーナンザである。
ボーナンザの基本ルールについてはこちらでご確認ください。
ちなみに1人でもできるボーナンザと言えば「ボーンレーシェン」もある。

Amigo小箱サイズ。
ボーナンザシリーズはルックアウト名義のゲームも多い。
ボーナンザの“拡張ゲーム”には赤い丸印で単独で遊べないよーってマークがついているのだが、「アル・カボーネ」はこれだけで遊べるように豆カード一式が入っているので、そのマークはない。

中身。
まず目を引くのがマフィアのボスカード。
いずれもアルカポネ、コルレオーネなど元ネタがあるキャラクターで、少人数用のこのゲームにおいてプレイヤーのライバルとなる存在だ。
豆カードは基本セットから14、16、18、20の豆がエントリー。
さらにオリジナルの豆カードが13、16、19というステータスでエントリー。
詳しい豆の紹介は後にするが、基本セットをご存じなら13が最少というところに驚かれるだろう。(カードに書かれたこの数字は、そのカードの合計枚数。多いほど集まりやすく、その分たくさん集めないと得点にならない。)
小さな数字の豆カードが無いのは、このゲーム特有のマフィアルールと調整を取ったためだ。詳しくは後述。
さて、以前2人でこのゲームをプレイしたときの印象としては、交渉がなくなっていることもあってか「1人で遊んでも変わらなそうだな」と思った。そこで今回は写真撮影も兼ねてソリティアで遊んでみた。1人で遊ぶ場合、マフィアを3人とも使うので写真映えもするのだ。

こんな感じ(奥の方)でマフィアはそれぞれに異なる豆を集めている。
左から順に、3金分、2金分、1金分の枚数が溜まると豆を売却するように性格づけされている。
彼らが集めている豆と同じ豆を自分の畑に植えていると、手番の初めに1枚没収されてしまう。みかじめ料だろうか。
それが済んだら手札から豆を1枚か2枚植える。

続いて通常のボーナンザ同様、山札からカードがオープンされる。枚数は3枚。
この時、マフィアが集めている豆が出たら当然マフィアが回収する。彼らが持っていない豆が3枚揃うまで繰り返す。さらに…
この3枚と同じカードが捨て札の一番上にある場合は、その捨て札が回収されてオープンされたカードに加えられる。捨て札と一致しなくなるまでこれを行うので、大量の枚数の豆が売られた後にうまく連鎖すればフィーバーする。
こうしてカードが揃ったら、後は手番のプレイヤーが自由に植えることができる。(マフィアの畑が空いていればそこに植えても可。)
この時手札にある豆をマフィアに寄贈することもできる。これがかなり重要で、あえてマフィアの収集物を完成させて畑を空にして、いらない豆を押し込んだり、自分の集めたい豆を集めさせないように調整したりするのが勝利するための必須スキルである。

こうしてゲームを続けていき、3回目の山札がなくなったらゲーム終了。
マフィア3人が集めたターラー(金)と、各プレイヤーが集めたターラーを比較して、最も多かったプレイヤーが勝利する。
自分に有利になるようにマフィアの畑を調整したいが、調整するということは大概彼らの収集物を完成させることに繋がる。マフィアがそれまでに何ターラーくらい稼いでいるかをカウントしながら、ほどほどに調整するのが良いだろう。
共存しながらより上を目指すというのがテーマと合っていて面白い。
プレイ感はまさにソリティアという印象で、ボーナンザ大好きな人がニヤつきながら遊ぶには良いかもしれない。2人用として遊ぶなら他に山ほど面白いのがあるので、ボーンシリーズに目がないマット・デイモンファン以外にはお勧めしない。
あと、「アル・カボーネ」オリジナルの豆カードはこの3種。

いずれの豆もノワール仕様でかっこいい。
3枚とも1ターラーを得るまでの条件が厳しく、いったん1ターラー分まで集めたら後は1枚ごとに1ターラー上がるようになっている。初回ターラーまでの条件が厳しいのはアルカボーネのルールゆえだが、5枚で1ターラーの19豆はかなり集めにくい。
【所感】

2人用としての評価は正直いまいちなのですが、ソリティア用として見れば中々おもしろいように思います。ただし、交渉がなくなっているのでボーナンザシリーズが好きな人でもコレに楽しみを感じられない人もいると思います。豆を地道に集めて売却する行為そのものに魅力を感じるのであれば、楽しめると思います。
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