赤ずきん★☆☆☆☆、パラノーマルアクティビティ2★★☆☆☆

◆赤ずきん★☆☆☆☆
あかずきん
覚悟していても堪えるしょーもなさ

ティーンズの星である「トワイライト~初恋」を作った女流監督キャサリン・ハードウィックによるファンタジー・ラブ・サスペンス。制作にはデカプリオまで関わっている話題作である。

アマンダが済む田舎町はかつてオオカミの被害に悩まされたことがあり、今では毎年生贄を捧げて被害を防いでいる。
アマンダにはワイルドボーイの幼馴染がいて相思相愛だったが、貧乏なアマンダ一家のお母さんは鍛冶屋の息子と許嫁を結んでしまった。
不満に思ったアマンダとワイルドボーイは駆け落ちの相談をする。と、そんなとき突如オオカミによる被害が発生。しかもアマンダのお姉ちゃんっていう。

奮起した村人たちはオオカミ退治に出かけ、見事打ち取って帰還する。
そこに到着した人狼退治の専門家であるゲイリー閣下の言い分では、オオカミはまだ死んでおらず、村人に姿を偽っているという。ほれ皆で見つけて殺しましょー。
って話。


この映画がどういう趣向の基に作られたかくらいは当然知っておくべきだと思うが、その内容たるや防弾チョッキを突き抜ける勢いなので、覚悟してもあまり意味がないかもしれない。

何よりもまず、アマンダ・サイフリッドがめちゃカワというのがこの作品の本体である。田舎町の貧乏一家の次女にはとうてい見えない気品をまき散らし、キャラクターが設定をぶち壊すという大技を披露している。
もちろん制作陣もその辺りは承知しているようで、例えば背景となるロケーションがどう見ても屋内セットなのは、アマンダを飛び出す絵本のように打ち出すための“技術”に違いないのだ。

そんなキャワいいアマンダちゃんなので、イケメン2人を随行させるのは制作側として当然の配慮である。
この2人。黒髪のワイルドボーイは良いとしても、そのライバルが“パツ金の草食鍛冶屋”というのは妙に見慣れぬ設定で、監督のフェチが垣間見えるようで楽しい。
黒髪少年が大きくリードしたこの二等辺三角関係を中心にティーンズラブが展開するわけだが、映画の(建前上の)大きなプロットである“オオカミ探し”と上手くドッキングできていないのは残念というか、自業自得というものだろう。

して、そのオオカミ探しの方に注目してみると、あたかも犯人視点を思わせるようなカメラアングルによる古い演出が延々と繰り返され、あいつが怪しいこいつが怪しいと“種蒔き”に余念がない。映画も半ばになるとその手のカメラアングルに意味が無いことがわかるのだが、それ以降も続けられる演出であるから気付かぬ振りをして自分を騙すのが楽しむコツである。

かくして最後の最後になってようやく真犯人ご登場。
動機が見えなかったのはミステリーとしてまぁ許容できるが、誰でも犯人に出来る状況から面白くもない奴を最後だけピックアップし、結果論で理由を開放するという青カビの生えたドン臭い手法は現代人が見るには少々辛い。

キャストの面ではアマンダちゃん以外にも前述した通りゲイリー閣下が出演している。しかしこれはもっぱら噂の“適当な方のゲイリー”というやつで閣下の豊富な引き出しから期間レンタルされたレディメイド品である。

お姉ちゃんを失ったにも拘わらずケロッとしているアマンダ一家の鋭い演技に始まり、トワイライトを彷彿させる軟弱な悲劇に終わる新生映画版「赤ずきん」。
売り物ってのはこうやって作るんだと言わんばかりの、まったく関連性のない赤ずきんを強引に被せてくるプロデュース術には恐れ入った。

◆パラノーマルアクティビティ2★★☆☆☆
PARA.jpg
旦那の連れ子がすごく可愛い第二作

今週、仕事関係の映画会でパラ3を観賞することになったので急いで借りてきたパラ2。以前レンタルしようと思った時にはケースの中に間違って「パラノーマルアイランド」という別物が混入していたため未観賞のままだった。
正確には新作に当たらないが、近々パラ3をレビューするので例外として掲載させていただく。

ストーリーは語るに及ばず、パラノーマルアクティビティと同じと言えば事が済む。ただ、時間を置くと大変気づきにくいことに、パラノーマル1の家族が主要人物として登場し、例の事件を別の一家から見るという如何にも続編らしいポジションを取っている。(すみません。推薦者に言われるまで気づきませんでした。)

と、工夫したのはそこまでで、後はパラ1とほとんど変わらぬ展開。
唯一の違いは旦那の連れ子の長女がすこぶる可愛いく、そこだけ映画っぽくなったところだろうか。

最後にはカメラに向かって誰かがふっとばされてくるあのアホ演出が再登場。
(※通称マンプッシュ)
どうやらこれをシリーズの決め技にしていくつもりらしい。
まさかパラ3で使わないなんてことが無ければ良いが…。
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コメント

>何よりもまず、アマンダ・サイフリッドがめちゃカワというのがこの作品の本体である。
・これだけで僕は★★★は上乗せなのですがw(ちょっとデメキンちゃんですけどね「ジェニファーズ・ボディ」もよろしく)

あと、ポスターでも観た、雪の上に真っ赤なフードを広げてひざまづくシーンの絵の良さと、伏線演出はよかったですよ

無駄にでかい天球儀もいい味ですw
2011/10/31(月) 21:03:01 | URL | 流星キック #-[ 編集]
目の離れた感じって嵌るとアマンダちゃんみたいに可愛くなるんすよね。ジェニファーズボディはミーガンとならぶとアマンダって田舎顔だなって思いました。あれもうちょっとキャットファイトがどろまみれだったらサイコーだったんですが。(彼氏がキャットファイトに乱入するなんてけしからん!)
そういえばあのおばあちゃんの毛皮のコートでバサってやつとかたまらんですね。
2011/10/31(月) 23:07:53 | URL | オビ湾 #-[ 編集]

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