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紹介:ペルガメムノン

エッセンでも話題になり、日本でも2011年浅草ゲームマーケットでテンデイズゲームズが扱ったローマネタゲームの「PAX」。
あまり聞き馴染みのないIronGamesというメーカーの作品で、デザイナーとして表記のあるBernd Eisensteinが実はオーナーである。

実は今回紹介するのは「PAX」ではなく、同じIronGames×オーナーという組み合わせの、しかもこれまた古代ネタのカードゲーム「ペルガメムノン」である。

IMG_6834.jpg
しっかりした中型箱で、Amigoの「ラッツィア」と同じくらいのサイズだと思う。
ゴチャっとしたイラストは、いろんな文明の軍勢や神話上の生物がすったもんだしてる図である。
ゲーム全体にイラストはリアル調で、出来はかなり良い。その他アートワークはまぁまぁ。

IMG_6835.jpg
中身。全てカード。エンボスなし。
PAXもそうだが、お金的な物も全てカードだ。

カードの種類を大きく分けると
・古代勢力デッキ×5勢力
・神話モンスターカード×相当数
・カリスマ(金)カード×相当数
という感じ。

この中のデッキとモンスターは美麗イラストが満載。
デッキは勢力ごとにもちろんイラストが異なり、モンスターに至っては全てがユニークイラスト(1枚きり)だ。
どういうわけか露出度の高い女性が多く、その半数は乳首露出というサービス精神だが、妙に不気味なリアル調なのでエロ本替わりにするのは難しいだろう。

IMG_6836.jpg
まずは古代デッキ選び。
プレイヤーはローマ、ギリシャ、ペルシャ、カルタゴ、エジプトの中から1つを選び、デッキとして使用する。
デッキと手札の概念はドミニオンを想像してもらえれば良いと思う。
毎手番3枚の手札を使って進めていく。(カードを残すことが出来る点はドミニオンと異なる。)

IMG_6837.jpg
で、手番になったら何をするかというと、“契約”か“戦争”の2択である。
“契約”とは所謂買い物のことで、テーブル中央に公開されているモンスターの中から1枚を選んで自分の捨て札に入れることができる。(モンスターはランダムで限定数を使用)
この時対価は、手札のカードに記載されたカリスマ値と、自分の国自体が所有しているカリスマ値から支払う。手札のカリスマ値は捨て札にするだけだが、国所有のカリスマ値は使い捨てである。その代わりいつでも使用可能であるし、何より国所有のカリスマ値から少なくとも1は支払わないといけないルールがあるのでとても重要。

しかも国にカリスマを補充するには戦争で成果を挙げなくてはならない(国の求心力を高めなければならない)ので、自ずと戦争するようになるのである。

IMG_6838.jpg
戦争は手番プレイヤーが他勢力を指名して行う。(手番が終わっている勢力は指定できない。)
まずは攻撃側がカードを伏せて出し、何で攻撃するか宣言する。(剣、槍、弓の種類があり、出すカードに依存する)
その後、防御側がカードを出して一斉にオープン。結果を確認する。

防御側には防御用の数値があり、剣・槍・弓の攻撃に対して兜・鎧・盾の防御値が個別に設定されている。
攻撃側の数値がこの防御値を上回った場合、防御側は増援を呼ばないと負けてしまう。増援は手札から追加のカードを出し、該当する防御値を足して攻撃値を上回れば良い。

防御に成功した場合、そのカードの攻撃値がカウンターアタックとしてそのまま相手に帰っていく。このカウンターアタックが元のカードだけでガードできた場合、引き分けとなってその場を終える。もしガードできなければ、先のルールと同じ要領で増援を呼ぶことになる。これを繰り返すわけだ。

戦争の勝者は、敗者がその戦争で使用したカードを奪って自分の捨て札に入れる。
もしくはカリスマ値があるなら国所有のカリスマ値にしてもよい。
また、開始時に防御側だったプレイヤーは、引き分けか勝利でボーナスのカリスマ値を手に入れることができる。攻撃を耐え忍ぶだけでも求心力は上がるのだ。

こうして戦争と契約を続けていき、誰かの勢力が継続不能に衰退するか、場のモンスターカードが規定数以下になったらゲーム終了。
その時点でデッキにある勝利点(+α)を数えて勝敗を競う。

IMG_6839.jpg
しかし何が楽しいって古代勢力の個性だ。写真は各勢力のリーダー。このリーダーを戦争で失うと、勢力毎に設定された特殊能力が失われたり、弱体化してしまう。
ちなみに乱暴に紹介すると次のような特徴がある。
ローマ:最初が金持ち。勢力自体の戦力は弱く、モンスター頼み。
ギリシャ:攻撃的。序盤に巨根ヘラクレスを暴れさせたい。
ペルシャ:超攻撃的。初期勢力だけでもそこそこ戦えそう。鎧弱し。
カルタゴ:ザ・ハンニバル。たぶん平均的。
エジプト:守備的。ネフェルティティでモンスター補強必須。
いやぁ、これだけでもかなり遊べそう。

ローマを巡る陰謀付の王道ゲーム「PAX」に対し、
古代×ファンタジーのデッキゲーム「ペルガメムノン」。
この組み合わせで出してくるとは、IronGamesとそのオーナー侮り難し。今後も要注目のメーカーである。

【所感】★★★★★★★★☆☆
古代勢力と神話系モンスターを掛け合わせたSFデッキ系ゲームです。殴りあって生計を立てるシステムですが、相性や手番終了の概念である程度の縛りもあり、うまいバランスになっていると思います。最初に遊ぶときは、勢力ごとの特徴を皆で共有するのが良いでしょう。
個人的に、デッキ構築系の中ではかなり楽しく遊べた一作と言えます。
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コメント

ドミニオンの亜流みたいな感じですけど、テーマとアートワークが凝ってていいですね。
直接攻撃でやりあうあたり、クォーリアーズっぽい感じもしますね。
値段によっては買ってもいいかなぁとちょっと思いました。
5つの文明の強さ的なバランスも気になるところではありますが。。
2011/12/02(金) 22:21:51 | URL | たっくん #9QpkrxpU[ 編集]
正確な市場価格はわかりませんが、少なくともGM価格から見た対費用効果は目を見張りですよ。
クォリアーズは直接攻撃以外に特殊なプレイ感があるのであまり近い印象はないですが、もっと殴り系であることは確かです。クォリアーズは舞台に上がれば攻撃するという何が起こっているかよくわからない感じですが(良し悪し)、ペルガメムノンは生活するために他者を攻撃するためテーマ再現度が高い感じです。
2011/12/03(土) 00:17:07 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]

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