紹介:パックス
今話題のマイナーメーカー“IronGames”はBerndEisenstein社長自らがゲームのデザイナーであり、ホームページも管理し、ゲームレビューを公式ページに掲載し、なぜか映画レビューもたっぷり掲載しているという、そう、皆さんが想像するそういう感じの会社である。
http://www.irongames.de/index.php
そういう会社であるにも関わらず、サイトは非常に綺麗だし更新も頻繁。
肝心のゲームについても去年からテンデイズが扱っている「パックス」「ペルガメムノン」は内容・見た目ともに製品として完成度が高い。
「ペルガメムノン」は先日紹介したので、今日は「パックス」。通称おパックスである。

「ペルガメムノン」と同じ形状の箱。
イラストは全然違うけどこちらもローマがテーマになっちょる。
プレイヤーは反乱軍となってローマに蜂起し、あらゆるジャンルでローマ軍に打ち勝つことを目指す。
まずはローマ軍に勝利すること!誰が優秀だったかは後で決めよう!
っていうゲーム。

中身。これも「ペルガメムノン」と同じ形状で、カードのエンボスはない。
ちなみにイラストレータはアグリコラの人。
絵の種類が少ないわけではないのだが、なんとなく物足りなく思ってしまうのはアグリコラ絵への先入観からだろうか。

手番の最初は「写本と修道士」「破滅の13」の要領で3枚のカードを手札、捨て札、市場に1枚ずつ分配する。カードの基本補充はこの1枚のみ。
その後、市場にあるカードを購入して手札に加えることもできる。

その後、手札からカードを出して自分の勢力を拡大していく。
同じ種類のカードは重ねて置いてき、そこにあるアイコンの数でその種の影響力が決まる。
カードの配置は1手番中に1枚なら無料だが、2枚以上出すときはお金を払わなければならない。
カードの配置が終わったら、この手番中に置いた種類のカードで最も枚数が多い列の枚数と同値のお金を収入として得られる。
つまり、同じ種類のカードが多いほど収入は多く得られる。
もちろんカードには種類ごとの特徴がある。
・陸軍
⇒ゲーム中は役立たずだが最後に1アイコン1点
・海軍
⇒ゲーム中は役立たずだが最後に1アイコン1点
・土地
⇒アイコンの数だけ陸軍/海軍を持てる
・豪商
⇒3アイコン毎に1円安く買い物できる
・寺院
⇒3アイコン毎にカードドロー時に有利な効果
・元老院
⇒配置した手番の収入に+1円
・陰謀
⇒アイコンの数だけ陸軍/海軍を持てる
配置した手番の収入はゼロ
ローマが勝った時にアイコン最多のプレイヤーが勝利
陸軍海軍は配置の前提条件がキツくて置きにくいが、1個1点という確実性と、3個集めれば相対する軍隊に+1アイコンと言うのが大きい。

カードが補充できなくなったら、ローマ軍とプレイヤー連合軍の決着をつける時だ。
ローマ軍は最初に伏せた3枚のカードに加え、毎ラウンド市場から最高値のカードセットが補充されている。
それぞれの分野において、プレイヤー連合軍とローマ軍のアイコン数を比較し、4つ以上を抑えた陣営が勝利する。
(まぁ、大体の場合はプレイヤー連合軍が勝利するのであろう。オビ湾は3回しか経験が無いが、一度はローマ勝利を狙ったものの、かなり厳しく感じた。)
プレイヤー連合軍が勝利したら、各自自分の勢力の得点計算を行い、この得点が
最も大きいプレイヤーが勝利する。ロジックはシンプルながら良くできていて、道中の財布を楽にしておくと得点が上がりにくくなっている。
もしローマ軍が勝利した場合は、陰謀の分野で最もアイコンが大きいプレイヤーが勝利する。陰謀の枚数がみんなにバレバレで、ひそかにローマ勝利狙いをすることもできず、これは少々厳しいように感じるが、どうだろうか。
【所感】
★★★★★★☆☆☆☆
やることは数比べで考え方はシンプルでテーマとも合ってる、と思うんだけども。
カード毎の意味や条件はわりと説明調な感じがします。
同じカードでも敢えて値段を変えてあったりしますが、その“崩し”もどこまで利いているのかちょっと疑問です。悪くもなく、格別良くもなく。
http://www.irongames.de/index.php
そういう会社であるにも関わらず、サイトは非常に綺麗だし更新も頻繁。
肝心のゲームについても去年からテンデイズが扱っている「パックス」「ペルガメムノン」は内容・見た目ともに製品として完成度が高い。
「ペルガメムノン」は先日紹介したので、今日は「パックス」。通称おパックスである。

「ペルガメムノン」と同じ形状の箱。
イラストは全然違うけどこちらもローマがテーマになっちょる。
プレイヤーは反乱軍となってローマに蜂起し、あらゆるジャンルでローマ軍に打ち勝つことを目指す。
まずはローマ軍に勝利すること!誰が優秀だったかは後で決めよう!
っていうゲーム。

中身。これも「ペルガメムノン」と同じ形状で、カードのエンボスはない。
ちなみにイラストレータはアグリコラの人。
絵の種類が少ないわけではないのだが、なんとなく物足りなく思ってしまうのはアグリコラ絵への先入観からだろうか。

手番の最初は「写本と修道士」「破滅の13」の要領で3枚のカードを手札、捨て札、市場に1枚ずつ分配する。カードの基本補充はこの1枚のみ。
その後、市場にあるカードを購入して手札に加えることもできる。

その後、手札からカードを出して自分の勢力を拡大していく。
同じ種類のカードは重ねて置いてき、そこにあるアイコンの数でその種の影響力が決まる。
カードの配置は1手番中に1枚なら無料だが、2枚以上出すときはお金を払わなければならない。
カードの配置が終わったら、この手番中に置いた種類のカードで最も枚数が多い列の枚数と同値のお金を収入として得られる。
つまり、同じ種類のカードが多いほど収入は多く得られる。
もちろんカードには種類ごとの特徴がある。
・陸軍
⇒ゲーム中は役立たずだが最後に1アイコン1点
・海軍
⇒ゲーム中は役立たずだが最後に1アイコン1点
・土地
⇒アイコンの数だけ陸軍/海軍を持てる
・豪商
⇒3アイコン毎に1円安く買い物できる
・寺院
⇒3アイコン毎にカードドロー時に有利な効果
・元老院
⇒配置した手番の収入に+1円
・陰謀
⇒アイコンの数だけ陸軍/海軍を持てる
配置した手番の収入はゼロ
ローマが勝った時にアイコン最多のプレイヤーが勝利
陸軍海軍は配置の前提条件がキツくて置きにくいが、1個1点という確実性と、3個集めれば相対する軍隊に+1アイコンと言うのが大きい。

カードが補充できなくなったら、ローマ軍とプレイヤー連合軍の決着をつける時だ。
ローマ軍は最初に伏せた3枚のカードに加え、毎ラウンド市場から最高値のカードセットが補充されている。
それぞれの分野において、プレイヤー連合軍とローマ軍のアイコン数を比較し、4つ以上を抑えた陣営が勝利する。
(まぁ、大体の場合はプレイヤー連合軍が勝利するのであろう。オビ湾は3回しか経験が無いが、一度はローマ勝利を狙ったものの、かなり厳しく感じた。)
プレイヤー連合軍が勝利したら、各自自分の勢力の得点計算を行い、この得点が
最も大きいプレイヤーが勝利する。ロジックはシンプルながら良くできていて、道中の財布を楽にしておくと得点が上がりにくくなっている。
もしローマ軍が勝利した場合は、陰謀の分野で最もアイコンが大きいプレイヤーが勝利する。陰謀の枚数がみんなにバレバレで、ひそかにローマ勝利狙いをすることもできず、これは少々厳しいように感じるが、どうだろうか。
【所感】

やることは数比べで考え方はシンプルでテーマとも合ってる、と思うんだけども。
カード毎の意味や条件はわりと説明調な感じがします。
同じカードでも敢えて値段を変えてあったりしますが、その“崩し”もどこまで利いているのかちょっと疑問です。悪くもなく、格別良くもなく。
コメント
2012/01/20(金) 00:29:25 | URL | 紺碧 #8IgtKjlw[ 編集]
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>ゲームレビューを公式ページに掲載し、なぜか映画レビューもたっぷり掲載しているという
…ここのことかと思った(笑)。