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アジョシ(88点)、ゴーストライター(93点)、カンフーパンダ2(75点)、痛み(75点)

映画ネタが続いて申し訳ありません。忘れないうちの処理です。
明日からボドゲネタに入ります。
またあまりに★3.5が多いので、映画の星付けが10個基準(&点数)になりました。

◆アジョシ
★★★★★★★★☆☆(88点)
あじょし
極道アクションの超一流

無口で陰のある不気味な質屋ウォンビン。かつての仕事柄、高い身体能力と格闘技術を兼ね備えている。
そんなウォンビンに好意を寄せる隣の部屋に住む少女スミ。ある日、麻薬取引のトラブルでスミとその母親は連れ去られ、母親は無残にも臓器を抜き取られた形で発見される。ウォンビンは自分に好意を寄せてくれた少女だけでも助けようと、マフィアのトラブルに割って入る。
わけのわからない第三者にひっちゃかめっちゃかされる極道達。混乱しながらも、少女スミが宿敵のアキレス腱であることを突き止める。一方警察はウォンビンの過去を洗い出し、手ごわい相手だと脇を締める。
21世紀版レオン道を地で行く韓流バイオレンス。

韓流アクション映画の質の高さをこれでもかと思い知らされる一作。日本ではこの半分にも到達できないであろう極地だ。
プロットは話題通りレオンと一致するが、こちらはバイオレンスアクションの比重が高く、凄まじい出血量。暴力描写も多様で、眉間の皺が後に残りそうな具合だ。
前述の通りアクションシーンはいずれも逸品で、極道野郎どもの雑な暴力と、ウォンビンによる正確な殺人術の対比がおもしろい。
ラストに大理石部屋で一対多の大殺陣回りがあるのだが、この完成度がそりゃまぁすごくて、最後の噛み付き心臓突きには鳥肌が立った。

これを作り上げたスタッフの気概が感じられるシーンがもう1つある。ウォンビンがマンションの2階に追いつめられるシーン。階段で八方ふさがりになる場面から長い1ショットが始まり、Uターンして廊下を駆け抜け、その勢いで窓をぶち破って下の道路に着地、そして走り出すというもの。
この長い1ショットを、カメラはウォンビンの後ろから終始追いかけている。窓を突き破って着地し、走りだすところまで、ずっとバックショット。実写では見たことが無い荒技だ。
この部分はメイキングが無かったのでどのように撮影したか定かでないが、おそらく小型カメラを上半身に取り付けたスタントマンがウォンビンと同じアクションで追いかけたのだろう。なんとも情熱家の発想だ。

ウォンビン萌えで済ませるにはあまりにもったいない良作である。マスト。

◆ゴーストライター
★★★★★★★★★☆(93点)
ゴーストライター
真綿で首を絞められるノスタルジックサスペンス

フリーライターのユアンは多額の報酬に目がくらみ、元首相ラングの自叙伝のゴーストライターを引き受ける。アメリカの孤島にあるラングの豪邸で仕事を始めるユアン。しかし、ラングには英国内のイスラム過激派に対する拷問に加担した疑惑がかけられ、周辺が次第に物々しくなっていく。
自伝の序盤を大きく書き直すため取材と調査を進めていたユアンは、次第にラングの過去にきな臭いものを感じ始める。前任者の変死事件と、どこか納得のいかない関係者の証言。事の真相に近づいたとき、その違和感は追跡者として具現化し、ユアンを追い込んでいく。

むむむ!なんと素晴らしい脚本、演出だろう!
フリーライターが金持ちの仕事を引き受け、最初は離れで仕事をして、やがて母屋で仕事をすることになり、いつの間にか二進も三進もいかなくなってアボンという展開は、サンセット大通りにも似ている。
犯人探しが主ではなく、違和感を楽しむ感じ。この、真綿で首を絞められるようなプレッシャーは、ヒッチコックやそれと同世代のサスペンス映画に近い。

やんわり追いつめられる主人公がユアン・マクレガーというのも涎が出るポイントで、彼のハムスター的魅力が一部のファンを魅了していることは疑う余地が無い。

若い人には“古臭い”と思われる可能性もあるが、極めて良質なサスペンスだと思う。

◆カンフーパンダ2
★★★★★★★☆☆☆(75点)
カンフーパンダ
上手く舵を取ったド派手な娯楽大作第2編

竜の戦士となったパンダは今日も悪党退治で大忙し。充実した日々を送っていたが、ある日、伝説の戦士であるマスター・サイが死亡したとの報を受ける。どうやらこの国を支配していたキジの跡継ぎが、暴君となって国を支配しだしたようだ。(それの何が良くないのかは、イマイチ納得いく説明がないものの)この独裁とマスター・サイの敵討ちをするため、パンダとその仲間たちは一路都へと向かう…。

北京オリンピックに合わせて作られた第一作は、あてつけたようなカンフー描写とアメリカ的ストーリーの違和感、浅めのオマージュと言う点でどうにも個人的な印象の優れなかったタイトルなのだが、この第二作はアメリカらしい娯楽大作としてはっきり舵が切られていて気持ち良い出来。
過去のシーンのみ2Dアニメになるのだが、違和感がないどころか、エモーションが良く伝わってくる素晴らしい演出として成功している。それを中国影絵芝居式にデフォルメしたエンディングのアートワークも(至極ピクサー的だけど)凝っていて素晴らしい。

アクションは序盤の獅子舞と最後のVS大砲戦がユニークで良かった。
でも、うーんと、コレ、中国政府をディスってないか?良く大陸の上映通ったなぁ。

◆痛み
★★★★★★★☆☆☆(75点)
痛み
人が寄り添って生きる理由

あるところにホームレスの女の子がいました。
病院で家族を失ってから、ずっと一人で生きてきました。
彼女は血友病患者で、傷を負うことが許されない体でした。寿命も長くはありません。でも彼女はたくましく生きています。家族を失う事以上の痛みなんて、あるわけないと信じています。

またあるところに愛想の悪い青年がいました。
交通事故で家族全員を失ってから、広い家にたった一人で住んでいました。
彼は事故後に精神性の無痛覚症になり、どんな傷を負っても痛みを感じなくなりました。ヤクザ仕事の殴られ屋をやっていますが、辛くはありません。家族を失った自分に、人の痛みは無縁だと信じています。

そんな2人が出会って、想い合う話。
クォンサンウとチョン・リョウォンのドタバタ絡みが大変微笑ましい。
と同時に、あまりに皮肉すぎる両者の“痛み”との付き合い方に、やるせないものを感じ続ける、心えぐられる2時間。

それだけに最後のオチがあまりにもったいない。
ドンヒョンが別れを告げるまでは良い。しかしその後のオチはまるで意図がわからない。素晴らしいラストが予感できる話だったのに、何も昇華されない展開にドン引きした。無痛覚症が治る~くらいの心ある話かと思ったのだけど…。

惜しい。でもチョン・リョウォンは可愛いし、クォンサンウのネジが緩んでる演技も良い。
ちなみに2回観賞した人には抽選でクォンサンウのサインが当たるキャンペーンをやってるから、クォンサンウオタの婦女子は必ず本作を2回見て、2回とも結末にケチをつけるように。
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コメント

遅れましたがリニューアルおめでとうございます!
ウォーズってますねー。見事なほどに。
3Dファントム・メナスちょっと観たいですねぇ…。
リアルタイムで観たときは珍しくCG酔いした記憶がありますが…。

「ゴーストライター」すごく観たかったんですが、近場でやってなくて観られずじまいでした。
ちょっとこりゃー期待しちゃいますね!
今度観てみます。
2012/02/26(日) 14:42:50 | URL | しゅういち #NkOZRVVI[ 編集]
ゴーストライター、地味ですがね。良いですよ。
しかし明日はオスカーですなぁ。アーティストの日ですよ。
2012/02/26(日) 21:41:37 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
予想通り、「アーティストの日」でしたねぇ。
観たいですねぇ。
映画好きにはグッと来る仕掛けが多そうな予感…。
2012/02/27(月) 19:51:55 | URL | しゅういち #NkOZRVVI[ 編集]
最近フランス映画にはイリュージョニストをはじめ回帰的な傑作が多いですね。
2012/02/27(月) 22:57:27 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]

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