紹介:コンボイ
ポーランドの骨太荒くれブランド“PORTAL”によるポストアポカリプスSFシリーズと言えば、ニューロシマ。
ニューロシマシリーズのボードゲームはくどいようだが「ニューロシマ・ヘクス!」と「51番目の州」の2つのシリーズが展開している。
そこに新しい兄弟として加わるのが2人用対戦ゲーム「コンボイ」だ。
ストーリーとしては「ニューロシマ・ヘクス!」の公式シナリオである「ストーンキルの攻防」に似たテーマで、機械軍団が大挙してニューヨークに向かっており、これを何とか人類軍(アウトポスト)が防ごうと頑張るって話。

ラベンス小箱とかジャイプルとか、あの辺の大きさの箱。
ハッチみたいな円はなんだかわからないが、さすがPORTALのニューロシマシリーズはデザインが素晴らしい。

中身。
モロク軍、アウトポスト軍のカードがそれぞれ35枚。(ヘクス!のタイル数と同じだ!)
戦場となるジギ―ワンからニューヨークまでの主要拠点を表す戦場カード5枚。
それにもろもろトークンがいっぱい。
モロク軍のカードには兵士であるロボット、それに装備させるモジュール、いつでも使えるアクションカードの3種類がある。
アウトポスト軍のカードには兵士であるソルジャー、移動が出来ない建物、いつでも使えるアクションカードの3種類がある。
カードイラストはニューロシマシリーズからの流用ではあるが、ほとんどがユニークカードなのが良い。

まずはニューヨークまでの戦場カードを並べる。
当然モロク側プレイヤーとアウトポスト側プレイヤーの間に。
それが終わったら各プレイヤーが自分の山札から4枚の初期カードを引いて、ゲーム開始。
各ラウンドは次のような流れで進む。
①両軍カードを補充。
②モロク軍が現在の戦場カードの中から戦地を選ぶ。
③モロク軍が戦場カードにロボットを配置
④アウトポスト軍が戦場カードにソルジャーと建物を配置
⑤モロク軍がモジュールの設置&発動
⑥戦闘と報酬処理

まずは戦地選び。
ドーナツ型のマーカーで何処を選んだか示す。
ちなみに町が燃えているアイコンは、既にその戦地は破壊されているというしるし。
戦地に直接記載されているアイコンは、戦闘に勝利したチームに与えられる報酬だ。

戦地が決まったらカードを配置。まずはモロク軍から。
カードは好きなだけ出せる。さらに将来の戦場カードに対しても出すことが出来る。
将来の戦場にカードを出すと現在の戦場がないがしろになってしまうが、相手兵士がいない戦場にカードを出すとパワー+1アイコンを付けることができるのが大きい。(戦場に先乗りして有利になってるイメージ)
各カードにはそのパワー以外にも、能力とその発動タイミングが記載されている。
能力の発動タイミングは“戦場に入った時”“戦闘に買った時”という感じがほとんどだ。
続いてアウトポスト軍がカードを配置する。後出しなので強いかと思いきや、ロボットに比べるとソルジャーのパワーは小さく、戦場カードにおける上限も決まっているし、何と言ってもこの直後にモロク側はモジュールを使えるのでさらなる後出しがありうる。
そこまで全部終わったところで、その戦地での戦闘処理が行われる。

戦闘処理といっても、まぁ数比べなんだけどね。
こうしてそのタイミングでパワーの多い方がその戦地の勝者となり、戦地アクションをこなした上で新たなラウンドをまた始めるという具合だ。
おっと!
大事な勝利条件を書き忘れていた。
モロク軍は全滅せずにニューヨークの最終決戦を切り抜けること。
アウトポスト軍はモロク軍の山札、場札を全滅させること。
である。
モロク軍としてはどんどんニューヨークに進みたい。そのためにモロク軍の戦地勝利ボーナスは“戦地をもう1つ追加で壊す”という事になっている。(ちなみにアウトポスト軍の勝利ボーナスはモロク軍の山札を削るもの)
そんな具合に戦場カードの全ての戦地が破壊されたら次の戦場へ移る。

終わった戦場は裏返してこんか感じに。
これを続けてニューヨークでの最終決戦を行い、ニューヨークのモロク軍と山札が全滅していればアウトポスト軍の勝ち。そうでなければモロク軍の勝ちだ。
カードはそのほとんどがユニークで個別の能力をもっているため、最初のプレイではわかりにくいのではと思ったが、カードは1枚1役という感じで遊んでみると想像以上にシャープ。1回目から存分に楽しむことが出来た。
ただし、ニューヨークでどのように全滅させるかとか、その辺の計算が上手くなるのは2回目からかな。
と、ここで両軍の注目カードを紹介しよう。まずはモロク軍。

左上:ドレッドノート。敵ユニットの特殊能力が利かない。序盤に出せれば死ぬことなくニューヨークまで突進が見込めるぞ!
右上:スパイダー。戦場カードには各軍それぞれのマックスユニット数が記載されているが、そのユニット数にカウントされない。モロク軍は3つ目と4つ目の街でユニット制限がきついので、このユニットを上手く活用しよう!
左下:ホーネット。毎ラウンド1列分移動が出来る。これで移動しながら+1ボーナスを集めるのだ。
右下:コンネーションモジュール。敵軍のマックスユニット数をマイナスする。モジュールフェイズで出せるので、マックス犇めいてる敵に後出しで喰らわせて主戦力を葬るのだ。
続いてアウトポスト。

左上:コマンド。戦場に入るたびに敵軍デッキから1枚捨てる。移動を繰り返すことで敵デッキをカツカツにしてやろう!
右上:キッド。困った時のキッド。戦場入った時系の能力を再発動させる。移動カードの代わりに。
左下:スナイパー。アウトポスト軍に置いて数少ない抹殺スキル。これを使ってジャガーノートなどを排除するのだ。超貴重!間違っても雑魚に使うな!
右下:エレクトロマグネティックフィールド。敵軍をこの戦場から一歩も外に出さない。ニューヨーク直行便も出せなくなるので、敵主戦力が登場したときに!
以上でーす
【評価】

【所感】
見栄えとスキルの多さからは想像しにくいですが、意外にも駆け引きどころがわかり易いゲームです。
イラストのおかげもあり、遊んでいる中でストーリー性を感じられるのも良いですね。モロク軍は敵の反撃を耐えて耐えてニューヨークに突撃、アウトポストは工夫を重ねてそれを阻止。それぞれのプレイ感に色があります。
この世界感がいけるならおススメです!
ニューロシマシリーズのボードゲームはくどいようだが「ニューロシマ・ヘクス!」と「51番目の州」の2つのシリーズが展開している。
そこに新しい兄弟として加わるのが2人用対戦ゲーム「コンボイ」だ。
ストーリーとしては「ニューロシマ・ヘクス!」の公式シナリオである「ストーンキルの攻防」に似たテーマで、機械軍団が大挙してニューヨークに向かっており、これを何とか人類軍(アウトポスト)が防ごうと頑張るって話。

ラベンス小箱とかジャイプルとか、あの辺の大きさの箱。
ハッチみたいな円はなんだかわからないが、さすがPORTALのニューロシマシリーズはデザインが素晴らしい。

中身。
モロク軍、アウトポスト軍のカードがそれぞれ35枚。(ヘクス!のタイル数と同じだ!)
戦場となるジギ―ワンからニューヨークまでの主要拠点を表す戦場カード5枚。
それにもろもろトークンがいっぱい。
モロク軍のカードには兵士であるロボット、それに装備させるモジュール、いつでも使えるアクションカードの3種類がある。
アウトポスト軍のカードには兵士であるソルジャー、移動が出来ない建物、いつでも使えるアクションカードの3種類がある。
カードイラストはニューロシマシリーズからの流用ではあるが、ほとんどがユニークカードなのが良い。

まずはニューヨークまでの戦場カードを並べる。
当然モロク側プレイヤーとアウトポスト側プレイヤーの間に。
それが終わったら各プレイヤーが自分の山札から4枚の初期カードを引いて、ゲーム開始。
各ラウンドは次のような流れで進む。
①両軍カードを補充。
②モロク軍が現在の戦場カードの中から戦地を選ぶ。
③モロク軍が戦場カードにロボットを配置
④アウトポスト軍が戦場カードにソルジャーと建物を配置
⑤モロク軍がモジュールの設置&発動
⑥戦闘と報酬処理

まずは戦地選び。
ドーナツ型のマーカーで何処を選んだか示す。
ちなみに町が燃えているアイコンは、既にその戦地は破壊されているというしるし。
戦地に直接記載されているアイコンは、戦闘に勝利したチームに与えられる報酬だ。

戦地が決まったらカードを配置。まずはモロク軍から。
カードは好きなだけ出せる。さらに将来の戦場カードに対しても出すことが出来る。
将来の戦場にカードを出すと現在の戦場がないがしろになってしまうが、相手兵士がいない戦場にカードを出すとパワー+1アイコンを付けることができるのが大きい。(戦場に先乗りして有利になってるイメージ)
各カードにはそのパワー以外にも、能力とその発動タイミングが記載されている。
能力の発動タイミングは“戦場に入った時”“戦闘に買った時”という感じがほとんどだ。
続いてアウトポスト軍がカードを配置する。後出しなので強いかと思いきや、ロボットに比べるとソルジャーのパワーは小さく、戦場カードにおける上限も決まっているし、何と言ってもこの直後にモロク側はモジュールを使えるのでさらなる後出しがありうる。
そこまで全部終わったところで、その戦地での戦闘処理が行われる。

戦闘処理といっても、まぁ数比べなんだけどね。
こうしてそのタイミングでパワーの多い方がその戦地の勝者となり、戦地アクションをこなした上で新たなラウンドをまた始めるという具合だ。
おっと!
大事な勝利条件を書き忘れていた。
モロク軍は全滅せずにニューヨークの最終決戦を切り抜けること。
アウトポスト軍はモロク軍の山札、場札を全滅させること。
である。
モロク軍としてはどんどんニューヨークに進みたい。そのためにモロク軍の戦地勝利ボーナスは“戦地をもう1つ追加で壊す”という事になっている。(ちなみにアウトポスト軍の勝利ボーナスはモロク軍の山札を削るもの)
そんな具合に戦場カードの全ての戦地が破壊されたら次の戦場へ移る。

終わった戦場は裏返してこんか感じに。
これを続けてニューヨークでの最終決戦を行い、ニューヨークのモロク軍と山札が全滅していればアウトポスト軍の勝ち。そうでなければモロク軍の勝ちだ。
カードはそのほとんどがユニークで個別の能力をもっているため、最初のプレイではわかりにくいのではと思ったが、カードは1枚1役という感じで遊んでみると想像以上にシャープ。1回目から存分に楽しむことが出来た。
ただし、ニューヨークでどのように全滅させるかとか、その辺の計算が上手くなるのは2回目からかな。
と、ここで両軍の注目カードを紹介しよう。まずはモロク軍。

左上:ドレッドノート。敵ユニットの特殊能力が利かない。序盤に出せれば死ぬことなくニューヨークまで突進が見込めるぞ!
右上:スパイダー。戦場カードには各軍それぞれのマックスユニット数が記載されているが、そのユニット数にカウントされない。モロク軍は3つ目と4つ目の街でユニット制限がきついので、このユニットを上手く活用しよう!
左下:ホーネット。毎ラウンド1列分移動が出来る。これで移動しながら+1ボーナスを集めるのだ。
右下:コンネーションモジュール。敵軍のマックスユニット数をマイナスする。モジュールフェイズで出せるので、マックス犇めいてる敵に後出しで喰らわせて主戦力を葬るのだ。
続いてアウトポスト。

左上:コマンド。戦場に入るたびに敵軍デッキから1枚捨てる。移動を繰り返すことで敵デッキをカツカツにしてやろう!
右上:キッド。困った時のキッド。戦場入った時系の能力を再発動させる。移動カードの代わりに。
左下:スナイパー。アウトポスト軍に置いて数少ない抹殺スキル。これを使ってジャガーノートなどを排除するのだ。超貴重!間違っても雑魚に使うな!
右下:エレクトロマグネティックフィールド。敵軍をこの戦場から一歩も外に出さない。ニューヨーク直行便も出せなくなるので、敵主戦力が登場したときに!
以上でーす
【評価】

【所感】
見栄えとスキルの多さからは想像しにくいですが、意外にも駆け引きどころがわかり易いゲームです。
イラストのおかげもあり、遊んでいる中でストーリー性を感じられるのも良いですね。モロク軍は敵の反撃を耐えて耐えてニューヨークに突撃、アウトポストは工夫を重ねてそれを阻止。それぞれのプレイ感に色があります。
この世界感がいけるならおススメです!
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