アベンジャーズ(65点)
◆アベンジャーズ
★★★★★★☆☆☆☆(65点)

一点突破の特待生
一昨年のキャプテンアメリカ公開でようやく出番が回ってきたアベンジャーズ。
長年準備したおかげで、国内では知名度ゼロに等しかったキャプテンアメリカとソーも顔だけは覚えてもらったし、アイアンマンはスパイダーマン級のヒーローになったし、ハルクは記憶の片隅に残っているしで、準備万端である。
というわけで、ソーの義弟であるロキが野心半分恨み半分で地球侵略にやってくる。スーパーパワーキューブを盗んだロキは、それをもってアズガルド世界から異形の軍団を呼び寄せる。
この窮地にあって突貫工事で集められたヒーロー達、すなわちアベンジャーズは、そもそも協調性に欠けるメンバーばかりで、チームというには程遠い状況。前半はこの“こんなんで地球救えますかフェイズ”に費やされる。
仲悪い茶番劇が続く中、何故かロキが簡単に捕まって合流する。妙に拍子抜けする展開だなと思ったら、みんなの不和の力が“ロキの杖”のエネルギーになるという、いまどき朝7時の戦隊モノでも見かけないようなピュア設定だった。(『聞き流してください』という制作側の声が聞こえるようだ。)
その後、誰も気にかけてない脇役が死んで、向く方向だけは統一されたヒーロー一行。戦火のニューヨークで決勝戦が始まる。
そんな話。
最終決戦のアクションシーンは始終クオリティが高く、各キャラクターの見どころがしっかりあって楽しめる。ノーラン製ダークナイトの“質量を感じるアクション”に比べるとどうしてもうわべ的に見えてしまうが、これがマーベルの味だと想えば問題ない。こっちはコミック調なんだから。
ちょっと脱線するが、こういうスペシャル映画ってどこかで観たことあるな~と思ったら、「忍者ハットリくん+パーマン~忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵」がそうだった。
ハットリくんとパーマン氏(ハットリくんはパーマンをパーマンうじと呼ぶ)がデカいタコ(クトゥルフ)と戦うディープなクロスオーバー映画である。藤子先生全盛期の作品なので同年代の皆さんは御存じだろう。あれはまさに日本のアベンジャーズだった。(と言ったら過言かもしれない)
とにかく、そういうスペシャル感は味わえる。
味わえるのは、ほとんどそれだけだとしても。
通信簿で言うと「体育」が5で、それ以外は軒並み1か2という極端な作品である。
劇伴もコテコテでちょっとダサい。
故に「日本よ、これが映画だ」と言われると、色々わかっていても苦笑いが出てしまう。どうかご容赦いただきたい。
でもね。
プロメテウスの様に丁寧に作ってるわけじゃないし、俳優の豪華さもダークナイトの半分程度だし、CGはトランスフォーマーで既視感があるという、必ずしも高くないスペックにも関わらず、夏の大作として成立させた突破力は十分すごい。
マーベル様々だね。
ということで、全肯定の姿勢で観るのが正解な一本である。
サノス戦も同じノリで良いんじゃないだろうか。
(ED後のオマケは、映画前半の幾倍かの価値があるので、見逃さないように。)
★★★★★★☆☆☆☆(65点)

一点突破の特待生
一昨年のキャプテンアメリカ公開でようやく出番が回ってきたアベンジャーズ。
長年準備したおかげで、国内では知名度ゼロに等しかったキャプテンアメリカとソーも顔だけは覚えてもらったし、アイアンマンはスパイダーマン級のヒーローになったし、ハルクは記憶の片隅に残っているしで、準備万端である。
というわけで、ソーの義弟であるロキが野心半分恨み半分で地球侵略にやってくる。スーパーパワーキューブを盗んだロキは、それをもってアズガルド世界から異形の軍団を呼び寄せる。
この窮地にあって突貫工事で集められたヒーロー達、すなわちアベンジャーズは、そもそも協調性に欠けるメンバーばかりで、チームというには程遠い状況。前半はこの“こんなんで地球救えますかフェイズ”に費やされる。
仲悪い茶番劇が続く中、何故かロキが簡単に捕まって合流する。妙に拍子抜けする展開だなと思ったら、みんなの不和の力が“ロキの杖”のエネルギーになるという、いまどき朝7時の戦隊モノでも見かけないようなピュア設定だった。(『聞き流してください』という制作側の声が聞こえるようだ。)
その後、誰も気にかけてない脇役が死んで、向く方向だけは統一されたヒーロー一行。戦火のニューヨークで決勝戦が始まる。
そんな話。
最終決戦のアクションシーンは始終クオリティが高く、各キャラクターの見どころがしっかりあって楽しめる。ノーラン製ダークナイトの“質量を感じるアクション”に比べるとどうしてもうわべ的に見えてしまうが、これがマーベルの味だと想えば問題ない。こっちはコミック調なんだから。
ちょっと脱線するが、こういうスペシャル映画ってどこかで観たことあるな~と思ったら、「忍者ハットリくん+パーマン~忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵」がそうだった。
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ハットリくんとパーマン氏(ハットリくんはパーマンをパーマンうじと呼ぶ)がデカいタコ(クトゥルフ)と戦うディープなクロスオーバー映画である。藤子先生全盛期の作品なので同年代の皆さんは御存じだろう。あれはまさに日本のアベンジャーズだった。(と言ったら過言かもしれない)
とにかく、そういうスペシャル感は味わえる。
味わえるのは、ほとんどそれだけだとしても。
通信簿で言うと「体育」が5で、それ以外は軒並み1か2という極端な作品である。
劇伴もコテコテでちょっとダサい。
故に「日本よ、これが映画だ」と言われると、色々わかっていても苦笑いが出てしまう。どうかご容赦いただきたい。
でもね。
プロメテウスの様に丁寧に作ってるわけじゃないし、俳優の豪華さもダークナイトの半分程度だし、CGはトランスフォーマーで既視感があるという、必ずしも高くないスペックにも関わらず、夏の大作として成立させた突破力は十分すごい。
マーベル様々だね。
ということで、全肯定の姿勢で観るのが正解な一本である。
サノス戦も同じノリで良いんじゃないだろうか。
(ED後のオマケは、映画前半の幾倍かの価値があるので、見逃さないように。)
コメント
おお。挑んできましたか!
ふふふ。
おぬしの倒したザイバツニンジャは1ヵ月更新していなかった軍団。強化された軍団に更新しておいてやったぞ。ふふふ。
ふふふ。
おぬしの倒したザイバツニンジャは1ヵ月更新していなかった軍団。強化された軍団に更新しておいてやったぞ。ふふふ。
2012/09/09(日) 10:37:38 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
「ファミコンジャンプ」や「コナミワイワイワールド」みたいなものか
2012/09/10(月) 13:02:06 | URL | 鬚親父 #-[ 編集]
スパロボだ
2012/09/10(月) 22:20:44 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
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僕個人では(わかっていたけど)ガッカリしましたが、
まあこの映画はこのレベルでいいのかな、と思います。
ただ確実にこのシリーズのピークがこの映画では無かった分、
この先続けるのはしんどそうな気はしますが…。
余談ですが、忍者軍団には勝ちましたが川越の人たちには負けました。
もうちょい修行して来ます。