紹介:ブラッドボウル・チームマネージャー
アメリカでは歴史のあるファンタジーミニチュアスポーツゲーム「ブラッドボウル」が、チームマネジメントものとしてファンタジーフライトからリリース。その名も「ブラッドボウル・チームマネージャー」。

FFGの正方箱で、通常のLサイズよりもやや小さいMサイズと言った感じ。
相変わらずこのメーカーのグラフィックには金がかかっていて迫力がスゴい。
この箱の見た目とそのタイトル通り、ブラッドボウルとはアメフトのファンタジー&キャノンボール版である。
基本的な得点方法はアメフトを模しているようだが、審判を買収したりしているらしく、“あらゆる暴力行為が平然と行われている”という設定がウリだ。
また、このゲームの場合は試合のハイライトにどの選手を配置していくかと言う監督業がテーマになっているため、アメフトのルールに精通している必要はまったく無い。フレーバーテキストを理解し、より楽しむために、ちょっと用語を知っていれば良いだけである。

中身。
FFGらしくカードがいっぱい。
テキスト依存がすごいので日本語化した方が良いだろう。
ちなみにオビ湾はこちらの公開シールにお世話になりました。
http://logicwolf.sakura.ne.jp/kisekiya/translation/
大変質が良かったです。ありがとうございます。
各プレイヤーは、人間、ドワーフ、エルフ、オーク、ネズミ男、ケイオスオール
スターのいずれかのチームを選び、自分の山札としてキープ。
そこから毎ラウンド6枚のカードを引いて手札とする。
また、チームにはチームスタッフと設備という概念があり、それぞれ個別の小さいカードによってそのアップグレードが表され、必要に応じて特殊効果を発揮したりする。
ということで、チーム全体としては、手札(選手)、スタッフ、設備の三要素で構成されている。
続いて、どう戦うのかに入る。

毎週(ラウンド)、スパイク誌というこの世界のトップ誌の見出しカードが1枚公開される。さらに、新聞の記事として人数分のハイライトカードが後に並ぶ。
この辺で勘の良い人は気づいてもらえると思うが、このゲームは「スパイク誌/新聞の記事に対して、フラッシュバックするかのような体でカードをプレイングする」という構図を採用している。
いやぁ。実にカッコいいですよ。こういう優れたエンタメ指向はアメリカのメーカーならではだ。

で、前述のとおりプレイヤーは見出しorハイライトカードに対してカードをプレイしていく。ハイライトカードは左右にカードが置けるが、同じサイドに違うチームがカードを置くことは出来ない。つまり、左右に1チームずつがカードをプレイできるわけだ(1チームが複数枚置くのはOK)。
ハイライトカードには報酬となるアイコンが記載されており、それぞれスター選手を雇うものやスタッフ/設備をアップグレードするもの、さらには勝利点であるファンを獲得するモノなどである。
これらのアイコンがカードの左右と、真中に別れて記載されている。左右のアイコンは、そのハイライトに参加しただけでもらえる報酬。真中のアイコンはそのハイライトの勝者が追加でもらえる報酬である。
見出しにカードを出せるのは、それが“スパイク杯”などのトーナメントである場合に限る。そしてその場合、参加できるチーム数に制限はない。1位と2位がやや高めの報酬を受け取ることができ、それ以外は敗者としてオマケがもらえる程度だ。

カードは手番に1枚ずつ、ぐるりぐるりとプレイしていく。
プレイされたカード(選手)は、記載されている行動アイコン(タックル、スプリント、パス、反則)を左から順に行い、さらにマッチアップアクションと呼ばれるスタッフ/設備カードを行使したければ行使できる。
以下、行動アイコンの大まかな効果
・タックル:敵チームの選手1人にタックルを仕掛ける(サイコロ判定)
・スプリント:山札からカード1枚引き、1枚放かし
・パス:ボウルを自分の方に寄せる
・反則:反則チップを貰う(大抵プラス効果があるが、リスク有り)

で、全員がカードをプレイし終えたらハイライト&トーナメントの勝者判定。
基本的にはカードに記載された数字の合計が大きいプレイヤーが勝利する。また、この時ボールを持っている側は+2点となり、かつ同点でも勝利することが出来る。
また、勝利判定の前に反則チップが裏返され、そこに記載された効果をカードが受ける。一番確率が高いのは数字がプラスになるもので、やはり反則をした分試合が有利になっているということのようである。ただし、笛アイコンが出ると失格でカード消滅。反則チップ5枚に対して1枚くらいの割合で笛。この1/5がナイスなバランスで、反則する方としては心配になりながらもガンガンやっちゃうっていう感覚。
当然の話だが、反則チップがこの時点までオープンにされないことで、各ハイライトの勝敗がプレイ中は不確定だ。

勝敗が決まったら、前述の報酬を受け取る。
で、なんといっても楽しいのはスター選手の獲得。自分の所属する協会の山札から登用。基本的にはすべてユニークカードで、イラストもカッコよく、実際強い。
登用したスター選手は(例外を除き)山札の一番上に置かれ、次のラウンドで手札に入る。そういえば上で書き漏れたが、使用済みのカードは山札が尽きた時にリシャッフルして再生。(このゲームが当初“デッキ構築系”と言われていた名残りである)

ただし、最終的に必要なのは選手でもスタッフでも設備でもなく、ファンの数である。
ファンはハイライトに勝利することで手に入ったり、特殊カードの条件を満たすことで手に入ったりする。
序盤でもそれなりに手に入るので、あまりトッププレイヤーに離されると最終週のブラッドボウル(報酬が大量のファンのトーナメント)に勝利しても追いつけない場合があるから注意しよう。
いやぁ。チーム作りって楽しいなぁ。
【評価】

【所感】
アメゲーです。アメゲーですが、しっかりバランスとったシステムしてます。おもしろ所の作り方も良く、色物ゲームとして済ますにはちょっともったいないですね。
あと、カードのイラストがスポーツ紙の表紙みたいでメチャカッケ―っす!
拡張も出るので引き続き遊んでいきたいタイトルです。

FFGの正方箱で、通常のLサイズよりもやや小さいMサイズと言った感じ。
相変わらずこのメーカーのグラフィックには金がかかっていて迫力がスゴい。
この箱の見た目とそのタイトル通り、ブラッドボウルとはアメフトのファンタジー&キャノンボール版である。
基本的な得点方法はアメフトを模しているようだが、審判を買収したりしているらしく、“あらゆる暴力行為が平然と行われている”という設定がウリだ。
また、このゲームの場合は試合のハイライトにどの選手を配置していくかと言う監督業がテーマになっているため、アメフトのルールに精通している必要はまったく無い。フレーバーテキストを理解し、より楽しむために、ちょっと用語を知っていれば良いだけである。

中身。
FFGらしくカードがいっぱい。
テキスト依存がすごいので日本語化した方が良いだろう。
ちなみにオビ湾はこちらの公開シールにお世話になりました。
http://logicwolf.sakura.ne.jp/kisekiya/translation/
大変質が良かったです。ありがとうございます。
各プレイヤーは、人間、ドワーフ、エルフ、オーク、ネズミ男、ケイオスオール
スターのいずれかのチームを選び、自分の山札としてキープ。
そこから毎ラウンド6枚のカードを引いて手札とする。
また、チームにはチームスタッフと設備という概念があり、それぞれ個別の小さいカードによってそのアップグレードが表され、必要に応じて特殊効果を発揮したりする。
ということで、チーム全体としては、手札(選手)、スタッフ、設備の三要素で構成されている。
続いて、どう戦うのかに入る。

毎週(ラウンド)、スパイク誌というこの世界のトップ誌の見出しカードが1枚公開される。さらに、新聞の記事として人数分のハイライトカードが後に並ぶ。
この辺で勘の良い人は気づいてもらえると思うが、このゲームは「スパイク誌/新聞の記事に対して、フラッシュバックするかのような体でカードをプレイングする」という構図を採用している。
いやぁ。実にカッコいいですよ。こういう優れたエンタメ指向はアメリカのメーカーならではだ。

で、前述のとおりプレイヤーは見出しorハイライトカードに対してカードをプレイしていく。ハイライトカードは左右にカードが置けるが、同じサイドに違うチームがカードを置くことは出来ない。つまり、左右に1チームずつがカードをプレイできるわけだ(1チームが複数枚置くのはOK)。
ハイライトカードには報酬となるアイコンが記載されており、それぞれスター選手を雇うものやスタッフ/設備をアップグレードするもの、さらには勝利点であるファンを獲得するモノなどである。
これらのアイコンがカードの左右と、真中に別れて記載されている。左右のアイコンは、そのハイライトに参加しただけでもらえる報酬。真中のアイコンはそのハイライトの勝者が追加でもらえる報酬である。
見出しにカードを出せるのは、それが“スパイク杯”などのトーナメントである場合に限る。そしてその場合、参加できるチーム数に制限はない。1位と2位がやや高めの報酬を受け取ることができ、それ以外は敗者としてオマケがもらえる程度だ。

カードは手番に1枚ずつ、ぐるりぐるりとプレイしていく。
プレイされたカード(選手)は、記載されている行動アイコン(タックル、スプリント、パス、反則)を左から順に行い、さらにマッチアップアクションと呼ばれるスタッフ/設備カードを行使したければ行使できる。
以下、行動アイコンの大まかな効果
・タックル:敵チームの選手1人にタックルを仕掛ける(サイコロ判定)
・スプリント:山札からカード1枚引き、1枚放かし
・パス:ボウルを自分の方に寄せる
・反則:反則チップを貰う(大抵プラス効果があるが、リスク有り)

で、全員がカードをプレイし終えたらハイライト&トーナメントの勝者判定。
基本的にはカードに記載された数字の合計が大きいプレイヤーが勝利する。また、この時ボールを持っている側は+2点となり、かつ同点でも勝利することが出来る。
また、勝利判定の前に反則チップが裏返され、そこに記載された効果をカードが受ける。一番確率が高いのは数字がプラスになるもので、やはり反則をした分試合が有利になっているということのようである。ただし、笛アイコンが出ると失格でカード消滅。反則チップ5枚に対して1枚くらいの割合で笛。この1/5がナイスなバランスで、反則する方としては心配になりながらもガンガンやっちゃうっていう感覚。
当然の話だが、反則チップがこの時点までオープンにされないことで、各ハイライトの勝敗がプレイ中は不確定だ。

勝敗が決まったら、前述の報酬を受け取る。
で、なんといっても楽しいのはスター選手の獲得。自分の所属する協会の山札から登用。基本的にはすべてユニークカードで、イラストもカッコよく、実際強い。
登用したスター選手は(例外を除き)山札の一番上に置かれ、次のラウンドで手札に入る。そういえば上で書き漏れたが、使用済みのカードは山札が尽きた時にリシャッフルして再生。(このゲームが当初“デッキ構築系”と言われていた名残りである)

ただし、最終的に必要なのは選手でもスタッフでも設備でもなく、ファンの数である。
ファンはハイライトに勝利することで手に入ったり、特殊カードの条件を満たすことで手に入ったりする。
序盤でもそれなりに手に入るので、あまりトッププレイヤーに離されると最終週のブラッドボウル(報酬が大量のファンのトーナメント)に勝利しても追いつけない場合があるから注意しよう。
いやぁ。チーム作りって楽しいなぁ。
【評価】

【所感】
アメゲーです。アメゲーですが、しっかりバランスとったシステムしてます。おもしろ所の作り方も良く、色物ゲームとして済ますにはちょっともったいないですね。
あと、カードのイラストがスポーツ紙の表紙みたいでメチャカッケ―っす!
拡張も出るので引き続き遊んでいきたいタイトルです。
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