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007 スカイフォール(73点)

映画史上最長のシリーズである「007」。
ションコネ主演の映画化始まって以来、長くその人気を保ってきたのは、スタイリッシュなボンド像とありえないド派手な設定による爽快感であった。
しかし90年代以降は急速に人気を落としている。時代に合わなくなったとよく言われるが、そんなのは言いわけである。あの時期の007は弁解の余地もないくらいダサかった。ピアースみたいな中身のない顔の男優に秘密兵器なんか渡したら“水鉄砲持ったガキンチョ”以外になりようがない。単に工夫をせずに豪華路線を突っ走ったから、ああなってしまったのだ。ピアース時代はリアルタイムで鑑賞していたが、ダイアナザーデイを観た時はシリーズの終焉をリアルに感じた。アナザーと言わず今日ここで死ねと思ったものだ。ちなみに当時の劇場は公開直後でも空席が目立った。
※補足:ピアース時代の興行収入は、それまでのボンクラ値に比べれば良いものである。

そして2012年。「007スカイフォール」は劇場を十分に埋めることが出来る注目作として公開した。ダニエルクレイグによる新生ボンド三作目にあたる本作には、過去二作の興業的・映画的成功により10年前とはまったく違ったオーラが備わっている。ファン以外が来る映画になった。旧ファンにどれだけ石を投げつけられようが、今の方が人気映画シリーズとして正しい姿である筈だ。

◆007 スカイフォール
★★★★★★★☆☆☆(73点)
あすとん
スパイが愛したM

任務中に潜伏先を襲われ、諜報員リストを奪われてしまったMI6。犯人を追うボンドは混乱の中、味方の銃弾に当たって谷底へ。
責任を追及されるM。後任としてマロリーが赴任するが、Mは事態の解決するため現場に残る。しかしMI6の本部は爆破され、リストも解読されてしまったために世界の諜報員に危険が及びはじめる。
一方、なんとか生き延びて酒浸りになっていたボンドは、ようやく騒ぎを聞きつけて職場に復帰する。もともと壮年になっていたボンドは長い休暇のために体もなまっていたが、黒幕をしとめるために最前線へ赴く…。

ということで、シリアスな雰囲気をそのままに返ってきたダニエル版007。
冒頭チェイスシーンの無茶さは前作同様。今回もアクションの質は高い。
ただ、せっかく新生したボンドも劇中の設定では歳を取りすぎたスパイというポジションになっており、いたるところで老いをアピールする演出が入る。いやいや、これまでのひょろいボンドに比べたら全然いけるでしょうよ!ってまぁ、新しいボンドはリアル路線だから35歳定年ってところなのかな。

そして今回の敵役は大俳優のハビエルバルデム。しかも金髪。中々やばそうな奴。だけど、こいつの作戦はどれもご都合主義過ぎて少々期待外れだ。特に終盤の追い込み襲撃の粗さはしょんぼりな感じで、ダークナイトのジョーカーよろしくわざと捕まって脱獄できるほどの知能犯、というお膳立てがグラグラと揺らぐ。イマイチだ。
ダークナイトを参考にしていることは公言されているらしいが、オマージュみたいな演出や台詞が多めなのはいただけない。

あと忘れてはいけないのが、本作が007の50周年記念作品であるという事だ。
そのため、劇中にはいろいろとシリーズオマージュが出てくる。アストンマーティンDB5の登場はもちろんだが、それ以外にも驚きの仕掛けが多数出てくる。極めつけは……。
はっきり言ってファンにしか楽しめないエンドではあるが、すげー懐かしい絵面を拝むことができる。
こうした旧作オマージュがもうちょっと違和感なく混ざっていると良かったのだが、少々強引な折り合いの付け方のため、荒っぽい印象が残る。

ということで、●●周年のレッテルは良い結果を残さないというジンクスをかすってしまっているものの、全体的な完成度とボンドのシルエットのカッコよさは相変わらずで、現代のエンタメ映画としてはまぁまぁである。
やはり007はスタイリッシュでなくては。
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