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ホビット 思いがけない冒険(70点)

◆ホビット~思いがけない冒険
★★★★★★★☆☆☆(70点)
the-hobbit.jpg
ホビットの冒険+追補版の詰め込み感

ピータージャクソン監督による名作映画の世界を、再び新作として拝める喜び。
長らく待ちわびた劇場公開が今週末に控えている。

本作は元々2部作になる予定で進行していたが、急遽3部作に変更。原作の「ホビットの物語」は実に児童書らしい素直な作品で、とても3時間×3本にするような物語ではないのだが……、なるほど。本作を観て合点がいった。

そもそも「ホビットの冒険」はトールキンが「指輪物語」の20年近くも前に書いた話であり、スタイルも異なる。ピータージャクソンが創造したリアルな「ロード・オブ・ザ・リング」の世界観は原作「指輪物語」の重厚感を良く再現していたが、どこか抜けたところのある児童書寄りの「ホビットの冒険」が果たしてその世界に溶け込めるのか、というのは制作発表当初からのハテナであった。

そしてこのギャップを埋めるために、ピータージャクソン監督は「指輪物語:追補版」を持ち出した。
「指輪物語:追補版」とは、トールキンが「指輪物語」の背景として書き溜めてきた中つ国の歴史や事件の切れ端を、その息子さんが再編集したもの。本編にはあまり関係ないが、読むことでより世界観に没頭できるという類の物で、ファン以外はまったく読む必要のないスピンオフである。
このスピンオフの中には、「ホビットの冒険」の前史にあたる“ドワーフの歴史”と、「ホビットの冒険」に並行して進んでいた“死人占い師”の話が掲載されており、この比較的「指輪物語」的な2つのエピソードを「ホビットの冒険」にマージすることで、自分の世界に原作を引き込むことに成功している。

ということで、ある意味ドタバタ劇の連続とも言える原作「ホビットの冒険」がピータージャクソン化されたわけだ。しかも嬉しいことに“ドタバタ劇”もテンポの良い喜劇として実にうまく再現されている。これはビルボ役のマーティン・フリーマンの器用な演技によるところが大きく、彼の出す雰囲気が作品全体を和ましており、実にビルボ的。素晴らしい配役だ。

CG・演出の面では見どころが満載で、はなれ山の繁栄、霧ふり山脈の巨人、モリア坑道の大逃走劇と、とにかく目が離せない。
特にドワーフ達が一丸となってオークの巣を突破するくだりは見ごたえがある。
このドワーフ達、原作では毒にも薬にもならない存在で“いると寂しくない”程度しか役に立たないのだが、そこは壮大な3部作なので戦闘力にブーストがかかっている。
ただ、見栄えがロードオブザリングの時とあんまり変わんないじゃん、と言われるとそれもその通りだったりする。まぁ、ロードオブザリングは当時がすごかったんだよな。あともう一つ弁解すると、今回ビルボ達が進んだ道は、ロードオブザリングでフロド達が進んだ道とほぼ同じなのである。ホビット庄を出て、裂け谷に寄り、霧ふり山脈を越えようとして、モリア坑道に入り、山脈の東側に出る。
なんにせよ、ホビット庄から中つ国の中心地に行くにはこのルートが最短なのだ。

3部作の1部ということもあり、この段階では評価が難しい。でもハワード・ショアの音楽も期待通りのアレンジで、ロードオブザリングが好きな人なら誰でもワクワクできる映画である。是非劇場で。
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コメント

お、もう見たんか。
いやあ、3部作になって内容ペラペラになるんちゃうかと心配したけど、大丈夫そうでホッとしたわ。
2012/12/11(火) 11:09:45 | URL | あきお #bxvF113M[ 編集]
3時間はあっという間ですね。
2012/12/11(火) 12:31:25 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]

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