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世界にひとつのプレイブック(90点)、ライフ・オブ・パイ(57点)

◆世界にひとつのプレイブック
★★★★★★★★★☆(90点)
pulaybook.jpg
ダンスwithローレンス

同僚に奥さんを寝取られて躁鬱病になってしまったクーパー。妻とは今も愛し合っていると信じ込んでいるが、暴力事件に発展してしまった過去から裁判所に接近禁止命令を受けている。
夫に死なれたショックで職場中でセックスしまくって解雇されたジェニファー。どうして夫は死なねばならなかったのか、受け入れられずに錯乱した過去を持つ。
友人を通じて知り合った二人はお互いの境遇を理解しつつも、罵り合うへんてこな関係。
やがてクーパーは妻へ手紙を渡してもらうことと引き換えに、ジェニファーのダンスパートナーになる。

クーパー一家でちょっとおかしいのは彼だけではない。
暴力行為で球場から出入禁止を受けている父。弟とうまく会話できない兄。人一倍家族を愛している母。
ちょっと変な人が集まったがゆえに、妙にバランスを崩している家族。
そんな家族のバランスを取り戻そうとしたのか、はたまた賭けの口実にしたかっただけなのか、父が起こした行動が順調に回復中だったクーパーにふりかかる。

かくして二人の取引にすぎなかったダンスコンテストの夜は、クーパー一家の逆転をかけた大一番へと姿を変え…
って、これ是非劇場で観てください。お勧めです。


秀逸な脚本に驚く一作。
基本はコメディ調のドタバタ劇でありながら、脇を固める登場人物がしっかりと立ち上がってモノを言い、心地よい奥行きのある映画に仕上がっている。放っときたくなるようなエピソードから、胸が締め付けられるようなエピソードまで、とっちらかった物語が最後のお祭りに集約していく展開は見事だ。

“空気のような良い男”のブラッドリークーパーはそれでもイケメンすぎる感はあったが、オスカーノミネートも納得できる好演。愛すべきアホ父を演じたデニーロ、家族が一番の母を演じたJウィーヴァーもまた良い。ジェニファーローレンスは、もう、なんつうか、しばらくこの顔のオーラだけでやってけそうだ。
さらにもう一回り外側にいる親友、精神科医、父の商売仲間が演出する“実際はスゲーくだらない世間”もこの映画の救いのひとつである。

ささいなズレで見えなくなってしまった未来は、自分一人で取り戻すのは難しい。キラキラはいつだって他人から貰うもの。素晴らしいですね。
二人とも無職ですけど…
(500daysサマーとリトルミスサンシャインを合わせたような話…って言っちゃうと身も蓋もないので小さく追記しておきます。)

◆ライフ・オブ・パイ
★★★★★☆☆☆☆☆(57点)
LOP.jpg
それは信仰の母

「世界にひとつのプレイブック」と同様にオスカー作品賞にノミネートしている話題作。
監督はアン・リー。原作は超人気作、らしい。
とにかく比喩・暗喩・寓話に満ち満ちた映画で、まず最初に“そういう”映画であると理解して観ないと言わんとする事を見失いそうになる作品である。そうして導かれて観ていくと、主人公の迷い、発見、帰結は実によくできた話といえる。結末のくだりが最近賞レースでウケの良い映画マンセーを含んでいそうなのも巧みだ。
予告で観るとゴテゴテしているCGだが、スクリーンで見ると得も言われぬ美しさだ。素晴らしく幻想的なアクティヴィティ。3D様様といったところだろう。
ただこれは前述の寓話的意味合いの表現手法として楽しめたものであって、3D映像そのものが映画を救っているわけではない。映画ってのはそういうもんだ。もしこれがただの映像集であるならば、「わかったから後はUSJでやってくれ」である。この作品における3Dは効果的ではあったものの、“3Dは何のために映画に導入されたのか”という小生の邪推は、已然ネガティブな方角を指している。
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