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紹介:ファラオの帰還(二版)

ゲームマーケット2012春に頒布され、公表を得ていた77Spieleのエジプトテーマ競りゲーム「ファラオの帰還」。
その後GM2013秋では再生産されず、1年後の2013Springにて「二版」が頒布された。初版からルールの一部記載変更と手直しがあったとのこと。そのためパケにもしっかり『二版』と書かれている。

pharao1.jpg
やや余裕のある厚みのキャラメル小箱。
驚くのがアートワークで、カードを含めて色々な箇所でエジプトの黄金レリーフが描き込まれている。
キツキツにカードが入れられているわけではないので、雑にバッグに放り込んだりすると箱がボロボロになっちゃうから注意されたし。

pharao2.jpg
中身。
CGっぽいけど判り易いカードデザインが良い。ノーエンボス。
後はスタートプレイヤー印としてホルストークンが入っている。

pharao3.jpg
プレイヤーはエジプト探検家として1~5の隊員カードと、2枚のファラオカードを初期手札として持っている。
「ファラオの帰還」は競りゲームである。
場に公開される財宝や特別な探検家に対して、手札の探検家を資金として競り値を提示していくのだ。
ファラオカードの説明は後述する。

pharao4.jpg
競りは5ラウンドで行われ、1ラウンドあたり4枚のカードが競りにかけられる。
ここで特筆すべきなのが「ファラオの帰還」特有の”一巡目下駄履きシステム”である。
これは何かというと、競りのスタートプレイヤーから初めて提示が1周するまでは、各自提示価格にその時点のラウンド数を上乗せして宣言することができるのだ。
※注:正確にはスタートプレイヤーだけ下駄ばきでした。そんそんすんまそーん。一巡目下駄ばきでも面白いよ!

つまり、手札から3の隊員カードを出して、それが2ラウンド目であれば、競り値として5を宣言することができる。
しかし下駄履きできるのは一巡目のみであるため、2回目の提示ではそれまでの最高金額に対して”出した隊員カードの数字だけで”勝てる金額にしなければならない。

この二順目に至るハードル設計は斬新だ。

pharao5.jpg
さて、ここで注目したいのが落札した場合の隊員カードの行く末である。
落札に至った隊員、つまり財宝を掘り出した隊員はファラオの呪いにかかってしまい、なんと病院送りなのだ!Oh!Dear!

じゃあ手札は帰ってこないのか?いやいやそんなことないから安心して俺の話を聞くといい。ルクソールに伝わる”3つのパス”についてである。
(※オークションから下りる時のパスの話です。)

1つ目はスタートプレイヤーマーカー、すなわちホルストークンを自分のところに持ってきながら下りる技。通称、”ホルス折り”である。
ホルス折り
ホルス折りをしたプレイヤーはその時点のホルス所有者となることができる。
しかしそれ以降にホルス折りを披露したプレイヤーによってホルストークンをしょっ引かれる可能性があることを頭に置いておこう。ホルス折りは絶対的な技ではないのだ。

2つ目はホルストークンをもらわずに、ひっそりと下りる技。通称、”ノンホルス”である。
特に説明はいらないだろう。
前述の下駄履きシステムを利用するために後手番でいることは有益な選択肢の一つだ。

3つ目は誰もが憧れる妙技。その華麗さ故に病院にいる全ての隊員カードを自分のテント(後述)に入れることが出来る究極の必殺下り。”ファラオ折り”だ。
ファラオ折り
ファラオ折りを繰り出すには手札にファラオカードがなければならない。つまり、ゲーム中この技を出すことができるのは2回だけだ。

5ラウンドもあるのに2回しか戻せないの!?
そのとおり。だから勝負所を決めてかかる必要があるだろう。(プレイしてみると”2回”という回収可能数は絶妙である。)

これを繰り返していき、5ラウンドが終了したら獲得したカードで得点計算を行う。
pharao7.jpg
基本的には財宝カードに書かれている財宝の数。
複数種類の財宝を持っていることによるボーナス。
競りによって手に入る特別な探検隊を手元に有していることのボーナス。
の合計点で勝敗を競う。

良い感じの懐かしいドイツ臭がする。傑作だ!

【評価】
   7.jpg
【所感】
独自の下駄履き競りシステムと、隊員回収のタイミング計りが悩ましくも面白い、競りゲームの傑作だと思います。
脇を固める得点システムは良い意味でドイツ臭さを感じる手堅い設計です。
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