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紹介:キャットファーザー

前回の浅草ゲームマーケットで「ホシリンピック」を頒布し、個人的に注目の同人サークルとなった大気圏内ゲームズが、国際展示場ゲームマーケット春において新作ゲームを頒布した。それが「キャットファーザー」だ。

catfather1.jpg
「キャットファーザー」は500円ゲームズの企画に賛同する形での頒布だ。つまるところ価格は500円である。
今年の500円ゲームズは既に紹介済みの「ダンジョン・オブ・マンダム」と言い、OKAZUブランドの2作と言い、「どんぶりこ」と言い、自分が触ったものだけでも相当質の高いものが揃っていた。当然全てがそうだとは言い切れないが、総じて価格以上の満足を得られるものが多かった。安価で遊ばせてもらう方としては願ったりかなったりだ。
「キャットファーザー」の箱はワンデッキ平方の厚さ1センチくらい。わかる人の方が少なそうだが「ご当地大戦」くらいと言えばよいだろうか。少々やわいのであまり手荒に扱えない。

catfather2.jpg
中身。
箱を開けると20枚のカードが入っている。
このゲームは2人用であり、各自10枚ずつ同じ数字が書かれている(1~10)セットを使用する。
つるつるした手触りのカードは相応に厚く、高級感がある。
さらにそこに描かれた猫マフィアのイラストの素晴らしさは商業製品と比べても抜きんでるクオリティである。白(ビアンコ)と黒(ネロ)のそれぞれに対して個別のマフィアイラストが用意されており(計20個)、各陣営のカード裏のデザインも凝っている。ほんと良い。

カードの質だけで十分に500円分の満足を得れてしまうのだが、肝心の2人用ゲームの内容についても説明しよう。

catfather3.jpg
前述のとおり、「キャットファーザー」は10枚の手札を使って争う2人用ゲームである。
各プレイヤーは
・攻撃の成功報酬を5ポイント集める
・敵のボスを暗殺する
のいずれかの方法でラウンドに勝利することをめざし、先に3勝した方の勝利である。

まずは10枚からランダムで5枚を手札にする。
続いてそこから1枚をボスとして選び、相手に見えないように自分の前に置く。
こうして手札が4枚になったら先攻プレイヤーから攻撃を開始する。

catfather4.jpg
攻撃は手札から1枚か2枚のカードを出すことで実行できる。
2枚のカードを出したときは、その合計値を宣言する事。

catfather22.jpg
攻撃を受けたプレイヤーは反撃をするか、負けを認めるかである。
反撃をする場合は、相手が宣言した数値よりも高くなるようにカードを出す必要がある。反撃にはさらに反撃を返すことができる。
こうした攻撃の応酬で勝者が決まったら、勝者は敗者がこの回の攻撃で使用したカードの中から1枚を選んで取り、ポイントに出来る。(これを5ポイント集めたら勝ちね。)
対して敗者も、勝者がこの回の攻撃で使用したカードの中から1枚を選んで、捨て札にすることが出来る。(こちらはポイントにならない。)

これにより互いにカードが1枚少なくなった分を山札から補充し、次なる攻撃を始める…というのが基本的な進行である。

実にシンプル。
攻撃が終わっても手札が1枚しか変更にならないこと、その1枚は相手プレイヤーが条件の中で選ぶということ、カードごとに勝利者が得られるポイントが異なるということ。これだけでも駆け引きのあるゲームとして十分綺麗に成り立っていると思う。
でも、これだとちょっと綺麗すぎる。
というわけで、”ボスの暗殺”ルールがあるわけだ。

ボスの暗殺ルールとは、攻撃の段階で宣言した数値が、相手が選択していたボスのカードと同じであれば、反撃を許さず、ポイントも関係なく、即座にラウンドに勝利できるというものである。
ポイントで勝つ場合も2,3回の成功で済むが、最初のカードだけでも瞬殺され得るという刺激的なルールである。

やったことがある人は知っているだろうし、そうでない人も想像してもらえればと思うのだが、”自分のボスの数字”がゲーム中はまるで心臓のように大切に感じられる。ハラハラドキドキ。
そうなるとプレイングは自然とボスを守るように、もしくは的を絞らせないように、一種の指向を持ったものになる。
これが素晴らしいアクセント、かつ刺激的な遊びを演出している。

ミニマルでイカしたゲームを愛する小箱エクスプローラーとして、このゲームは大変満足のいくものでした。
以下の公式サイトでルールと紹介マンガが掲載されている。
http://taikikennai.com/?page_id=87

【評価】
   9C.jpg
【所感】
素晴らしいイラストとカード品質。ドイツ系ゲーム愛好家に好かれそうな綺麗なルール。やられると笑うしかないボス暗殺。
軽量級のゲームとして多方面に質の高い傑作だと思います。
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