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紹介:バサリ・カードゲーム

昨年小箱カードゲームワールドに新風を巻き起こしたドイツメーカーNSV。
今年もAmigoに準ずる小箱排出量で話題性だけで言えば現在のナンバー1小箱メーカーと言えるだろう。

basa2ri221.jpg
というわけで、「バサリ・カードゲーム」。
人気バッティング&交渉&すごろくゲームの「バサリ」ボードゲームを、カードゲームの小箱に詰め込んだ意欲作だ。
「バサリ」は独特かつ古風な合わせ技システムで未だに人気の高いボードゲームだが、この「バサリ・カードゲーム」はその内容をほぼそのままに若干のミニマル化が加えられた代物である。内容を大きく変えてエッセンスだけ残すカードゲーム版が多い中、良くも悪くもこのアイテムは原版そのままだ。
ちなみに、おなじ「バサリ」の派生アイテムである「宝石商」はこれと大きく内容が異なる。
あと、メーカーはNSV以外にも一社取り扱っていたように思うが、思い出せないし調べるのもめんどくさいので割愛する。

basari2.jpg
中身。バサリの心臓とも言うべき宝石がじゃらじゃら入っている。多分「バサリ」と同じくらい入っている。カードは高品質なエンボス使用。文句なしだ。
あと、このブログでは無意味と理解しつつも細かく言及しているのだけど、一応繰り返しておくと、"NSVの小箱はAmigoの小箱より大きい"。
誰が気にしなくても俺は気にする。

さて、このゲームはプレイヤーが宝石商になって宝石手に入れたり勝利点手に入れたりして最高勝利点を目指すゲームである。
ラウンド制で3ラウンドまで行われ、各ラウンドでは以下の目標を達成することによって各プレイヤーが勝利点を得る。

・最多赤色宝石数:14点
・最多黄色宝石数:12点
・最多緑色宝石数:10点
・最多青色宝石数:8点
・自分のカードの商人15人以上:12点&ラウンド終了条件

というわけで、宝石を集めたり商人を集めたりするのが目標なわけだ。

basari3.jpg
ラウンドを構成するのは複数のターンである。
ターンの最初に商人カードが配られる。商人カードに示されている内容は上の写真のように、「商人の数」「勝利点」「宝石」である。
このうち「商人の数」だけは配られた時点から有効であり、他の2つはアクションを使用することで得ることが出来るものだ。
次のターンで新しい商人カードが配られたら、「商人の数」だけは見えるようにずらしながら並べていく。「勝利点」「宝石」の内容は一番上のカードのみが適用される。

basari4.jpg
商人カードが配られたら、プレイヤーは秘密裏に3つの選択肢から1つを選んで別途する。選択肢は以下の通りだ。
※5人でやる時は第四の選択肢が追加されますが、この紹介では無視する。

①商人を増やす
 ⇒商人カードを1枚めくって、自分の商人カードに加える。

②勝利点を得る
 ⇒自分の商人カードの「勝利点」と同じ値だけ勝利点を得る。
  ※勝利点はメモしなければならない!減点!

③宝石を得る
 ⇒自分の承認カードの「宝石」と同じ内容だけ宝石を得る。

と言うわけで、①と③はラウンド終了時の勝利点を得るための、③は直接の勝利点を得るための行動である。

これら行動したいアクションを各自一斉に公開するのだが、それを皆が実行できたらゲームにならないわけで、つまるところ、バッティングするといくないことが起こるわけで。

basari5.jpg
3人以上が被ったら問答無用で誰も何もできずに終了。
2人が被った場合はその2人で交渉を行って、アクション実行か相手から宝石を貰うかを決める。
交渉は宝石の多い方の提示から始まり、それぞれがより価値が出るように提示し合い、妥協しても良いと思った方が相手からその宝石を受け取ってターンを終了する。宝石を支払ったプレイヤーは希望のアクションを行う。

そんなこんなしてると商人が15人以上たまるやつが出てくる。
誰かが15人集まったらそのターンでラウンド終了だ。
前述のとおり得点計算をして、それを3回繰り返そう。


まぁ、そんなゲームなわけなんだけど、一つの要素のおかげで随分とざっくり大味な印象になってしまっている。
このカードゲーム版では「商人の数」が1~4で完全にランダム。1と4のギャップが運だけで配られて、ラウンド終了条件なうえに12点もらえたりもらえなかったりするという点が、ちょっとすごろく過ぎるかなと。他の得点要素がしっかりしているだけに、めっちゃ目立つ。(ボードゲーム版では、選択肢として商人を選んで数が良くなかった場合は勝利点でフォローする仕組みがあったんだよね。)
その辺、既にヴァリアントを考えてくれている人がいるので、それを採用するのがマジでいいと思うよ。

【評価】
6.jpg
【所感】
一部の粗さが気になるとはいえ、ヴァリアントでカバーできるレベルですし、やはり人気ゲームが割と本気でカード版になってくれていること自体がうれしいですね。
「バサリ」の代わりにはなりそうでならないですが、ヴァリアントを含めればお勧めできる小箱ゲームです。

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