BG紹介:ゴブリンの戯れ言、妖精の決め事!

カードにルール上の個性付をする場合には、マークや数字、色などを使用するのが普通だが、「名前の語尾の発音」がキーになるというちょっとホンワリな要素が突っ込まれたゲームがある。可愛いイラストも魅力的な「ゴブリンの戯れ言、妖精の決め事」である。

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ダブルデッキサイズのいわゆる小缶箱。
ただ、ゲームの小缶箱によくある片方が蝶番みたいになっているタイプではなく、上下に箱が分離する。

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カードはタロットカードほどではないにせよ、やや縦長に大きなサイズ。エンボスは無い。
片面に妖精のイラストが、もう片面にゴブリンのイラストが描かれている。
全20枚のカードに全てユニークのイラストが描かれているので、合計で40もの美麗イラストが拝める、というのが本作の最大の魅力だ。ここが最大で他はごにょごにょである。

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カードを適当にシャッフルしたら、上の写真の通り各自の前に4枚をゴブリンサイドにして、テーブルの中央に4枚を妖精サイドにして置く。

各プレイヤーのゴールは、自分の前に置いてあるカードを全て妖精にするか、もしくは自分の前に6枚以上の妖精カードを置くか、のどちらかである。(いずれも判定は手番終了時。)

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手番の進行はシンプルだ。
まず自分の前にあるカード(妖精・ゴブリンを問わない)を1枚テーブル中央の列に加える。

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次に、加えたカードに書かれている妖精かゴブリンの名前の語尾を見る。
この名前の語尾が同じ発音になるカードが列の中にあったら、それらすべてをひっくり返す。
名前の語尾は「~リー」「~ウー」「~ップ」「~ワー」「~ック」のいずれかとなっている。同じ発音でも名前によっては綴りが異なるが、まぁ大人であれば読めるでしょう。子供だとわからんかも…。

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最後に、自分が加えたカードと同じマークのカードを全て取り、自分の前の列に加える。説明が後になったが、各カードには「太陽」「月」「カエル」「キノコ」の4つのスートがあり、「太陽」の裏が「月」、「カエル」の裏が「キノコ」というルールになっている。ちなみに各スートは妖精側にもゴブリン側にも共通して存在する。

ということで、これを繰り返して前述したゴールの条件を満たすよう頑張るわけだ。実は最初のカードの中には「プレイすると全てのカードをひっくり返す」という、★のマークがついたカードが1人1枚与えられるので、これの使いどころが勝負のポイントになるだろう。

というかルール上の問題で手持ちのカードの内容がある種のスートに固まりやすい。それを打破するために★カードは最後まで持っていないと苦しいのだが……、、、そんなものがあってもなくても、このゲームは真面目に勝とうとしたら終わらない。こうなって終わる~というロジックがほぼ絶望的に”ない”ため、誰かのミスを待たなければならない。そのミスもかなり良いタイミングで来ないといけないのだ…。

【評価】
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【所感】
大きなカードに描かれた綺麗なイラストを眺めて楽しむゲームです。ルール的には1点か2点ですね…。事故が起きないと終わらないので、できるだけMAX人数に近い環境で遊ぶことをお勧めします。
ルールブックの最後にはプレイテスターの名前がズラリと並んでいるのですが…、本当にテストかなぁ。
と、言いつつも……実は自分が遊んだ時もゲーム慣れしていない人とだったんですが、みんなそれほど真剣に考えてないので決定機がきても気づきませんし、邪魔もしてきません。つまるところ、真面目にゲームとして遊ぼうというのが、遊び方として間違っとるのかもしれません。

◆オビ湾の~”妖精ならコレを買え!”


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