スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| BACK TO TOP |

BG紹介:バッドバニー

「ごきぶりポーカー」という心理戦ゲームのライトな傑作をご存じだろうか。
もし知らなくとも、「おばけキャッチ」という新型かるたゲームのヒット作はご存じではなかろうか。
これらはジャック・ゼメというデザイナーの作品である。

ジャック・ゼメは主にドライマギアとツォッホから、ファミリー向けの良作をリリースしているゲームデザイナーだ。冒頭に挙げた2作はそれぞれの代表作といえるタイトルである。

今回紹介するジャック・ゼメ作品は、上のメーカーではなく、シュミット・シュピールからリリースされる2015年の新作小箱ゲームである。

budbunn01.jpg
「バッドバニー」。
シュミットは2014年からラインナップに小箱カードゲームを加えている。しかしその内容が知る人ぞ知るグランパ・ベックのタイトルをメインにしていたこともあり、「大丈夫なのかこれは?」と個人的にはかなり心配になってしまった。しかし、幸運にもその中の一つ、グランパベックのウィザ…もとい、「スカルキング」がヒットを飛ばすことに成功。そんなわけでシュミットの小箱ゲームラインは2年目に突入したわけである。

ちなみに2015年上期のラインナップは「クワークル・カードゲーム」、「カード・クニッフェル」、「DOGカード」、「イライラしないで・カードゲーム」、「パレード(骨折さんののアレ)」という具合に数だけは多いが、ほとんどが既存ゲームのカード版であり、純粋な新作は「バッドバニー」だけということになる。

budbunn02.jpg
中身。エンボスのカードのみ。
気の利いたウサギのイラストが良い。
1から13にかけて、なんとなくだが、数字が大きくなるほどバッドなバニーになっているように思う。
また、カードの枚数構成はかなり偏っており、ジョーカーの役割がある1と7が非常に多い。それから末端の数字である13が続く。
この枚数構成はゲームを進めるうえで非常に重要な情報なので、枚数構成表は全員が見れるようにしておきたい。幸い、多言語ルールが各国語毎に分冊で入っているので、それを利用するのが良いだろう。

さて、このゲームの目的は、ゴーアウト式にカードをプレイしていき、リタイアせずに最後までカードを出し続けることである。そうすることでそのラウンドに出されたカードを得点としてゲットでき、最初に規定点達成することが出来たプレイヤーが勝利するのだ。

それでは進行を見ていこう。
各プレイヤーに7枚のカードを配ったら、ゲーム開始だ。
budbunn03.jpg
カードを出したプレイヤーは、出した数字に対して"Higher(高く!)"か"Lower(低く!)"を宣言する。そうしたら次のプレイヤーは、最後に出されたカードから、宣言された方向、要は、より高い数字か、より低い数字をプレイしなければならないのである。
もしそういうカードをプレイできない場合は、そこでドロップアウト。輪から抜けてそのラウンドの勝利権を失う。
これを繰り返し、最後のカードを出したプレイヤーがラウンドの勝利者となる。ラウンドの勝利者はこのラウンドで出されたカードを1枚1点として得ることが出来る。

ちなみに前のプレイヤーと同じ数字のカードをプレイすることもできる。これを"ダブルホップ"といい、さらに次のプレイヤーも同じ数字を出さなければならないのだ。前述の通り、このゲームのカード構成はかなり歪に調整されており、数字によってはダブルホップの難易度が高いことがある。

budbunn04.jpg
想像力のある方は既にお気づきだと思うが、このゲームのルールだと、より次のプレイヤーが出しにくくなるように、上か下か、いずれにせよ数字はどんどん端の方に向かっていくのである。
それを押し戻すのが1と17のジョーカー。そう、飛び抜けてカード枚数の多い2つの数字だ。
1は"スモール"ジョーカー。
どんな数字の"Higher(高く!)"にも"Lower(低く!)にも対応できるが、ダブルホップには対応できない。また、1を出したプレイヤーの宣言はかならずHigher(高く)と決まっている。ただし、1に対して1でダブルホップをすることは可能である。

7は"ビッグ"ジョーカー。
どんな数字の"Higher(高く!)"にも"Lower(低く!)"にも対応できるだけでなく、ダブルホップににも対応できる。
7を出したプレイヤーの宣言は通常通り"Higher(高く!)"か"Lower(低く!)"になる。ダブルホップは途切れることに注意されたし。
ちなみに7はこのゲームの中ではど真ん中の数字だ。

また、とても重要なことを最後に回してしまったが、ラウンドの最中で、カードを出せるけどドロップアウトするというのはルール上許されている。プレイされたカードは勝者の得点になるので、このラウンドでは勝てないと思った段階で降りることはとても重要だ。


最初は極端なゲームだなと思ったが、さすがジャック・ゼメ。しっかりゲームを作っている。
端に端に寄せられる数字の方向をリセットして中心に戻すBIGジョーカー。1から上に行かせるがダブルに対応できないSMALLジョーカー。最大値でジョーカーを引き寄せる13。使いにくい数字は枚数が少なく、機会があればダブルでクリティカルヒットを狙う。
数字毎の歪な枚数構成にゼメの調整魂を見た。
初見に勘が掴みづらく、掴んでもわかるのは逃げるタイミング。見た目より真面目で偏屈で大人向け。バッドバニーには8点の面白さまでは無いと思うけど、気持ち的には8点をあげたい。

【評価】
   7.jpg

【所感まとめ】
イラストがかわいいゴーアウト系ということで、もちろんライトではあります。ただし、手札を配られた時点で、そのラウンドでどういう立ち回りが出来そうか、見通しを立てた方が良いでしょう。また、他のプレイヤーの自信を確かめるために、少し出てから撤退を決めるというのも大事だと思います。

◆ジャック・ゼメ作品


| trackback:0 | commnet:0 | BACK TO TOP |

コメント

コメントする


秘密にする
 

このエントリーのトラックバックURL

これがこのエントリーのトラックバックURLです。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

このエントリーへのトラックバック

プロフィール

海長とオビ湾

Author:海長とオビ湾
motto:物より心
webmaster:ALOHA! Maura Kalusky FANLOG

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

比類なきリンク先

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。