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BG紹介:もっとたくさん!

『キッズ版 "ザ・ゲーム"』

惜しくもドイツ年間ゲーム大賞は逃したものの、小箱ゲームながら見事にノミネーションした「ザ・ゲーム」。デザイナーのシュテファン・ベンドルフは「クウィックス」に続く二度目のノミネートである。リリース元のNSVもすっかり注目メーカーだ。
一度目と同様、編集者とイラストレータとして関わったのはラインハルト・シュタウペとオリバー・フロイデンライヒの2人だ。ドイツゲームらしいシンプルさを好むシュタウペの編集と、同じくシンプルな要素でジレンマを創るベンドルフの相性は良いに違いない。

ところで、シュタウペが今年リリースしたAmigo向けのイエローシリーズ(子供向けゲームラインナップ)に、注目してほしいタイトルがあるので紹介したい。僕はこれをシュタウペが用意した「キッズ版の"ザ・ゲーム"」と解釈している。

123mogu01.jpg
イエローシリーズの缶箱。原題は「1,2,3…もっとたくさん!」という感じなのだが、長いので邦題は短くさせてもらった。
イラストはオリバー・フロイデンライヒ。そう、このゲームはシュタウペだけでなくオリバーも参加している。NSVで活躍中の二人であり、「ザ・ゲーム」のチームで手掛けたAmigoのゲームなのである。

123mog02.jpg
中身。Amigo缶入りゲーム特有の起毛ケースにカードが収まっている。ただ、このケースはカードがギリギリ収まるサイズ感なのでちびっ子が無理に押し込むとカードが折れる。厚紙のカードといい、子供の手に優しい仕様はイエローシリーズの特徴だが、しまうときは気を付けてほしい。

さて、このゲームにはいくつかのルールが用意されているが、メインとなるのは協力ゲームである。みんなで協力しながら数字の描かれたカードを順番に並べていくというものだ。
そんなわけで、カードには1から10までの数字が示されている。加えて、その数字と同じ数のモノが何かしら描かれている。
これらのカードから5枚を手札として配り、残ったカードを2つに分けて山札にしたら、ゲーム開始だ。

123mog03.jpg
勝利条件は1~10までを2つ作る事
ゲームの進行は極めてシンプル。
手番がきたらカードを1枚出し、1枚補充する。それだけ。
もちろん先述の通り、数字が1から10まで順番になるように出していく必要がある。小さい方から順番でなければならないので、序盤は小さい数字が手札にあるとスムーズだ。
また、一つの列の中に同じモノのカードは2枚以上置くことができないというルールがある。なんにせよ、手番でカードを出す列がなかった場合はそのカードは単純に廃棄されることになる。1つの数字あたりカードは5枚しかないので、捨てるカードが集中しないように気を付けよう。

次に、このゲームの重要な仕掛けに注目してみよう。
123mogu04.jpg
数字は裏からも見える
上の写真は2つの山札だが、これを見るとわかる通り、裏面には表面に示されている数字が記載されているのだ。これにより、自発的に“どんな数字を持っているか”を意思表示しなくても、他のプレイヤーが状況を把握できるようになっている。もちろん“モノが何か”まではわからないようになっているので、ゲームの答えが見えるわけではない。ただ、「彼が4を持ってるから僕は5を持っておこう」というレベルであれば、みんなのカードを見るだけで計画できる。
協力ゲームだけど、しっかりした情報共有が難しい。そんな年齢でも遊べるように設計されているのだ。

123mogu05.jpg
オトナがやっても難しい
先ほどの裏面の数字だが、実は色分けされている。これは一応スートを表しているが、表面にスートの概念はない。描かれているモノも同じスート内ではバラバラである。とはいえスート内に一切重複がないわけではなく、2個か3個は同じものがある。ただ、同じスート内で連続する数字に同じモノはないので、まったく意味がないわけではない。
が、それを知っていてもそう簡単にクリアできる難易度でもない。
プレイヤーの目的は1から10までの数字の列を2つ作る事だが、それまでに山札2つが尽きてしまったらゲームオーバーだ。

このゲームのプロットは「ザ・ゲーム」とほとんど同じと言える。全員が協力して、決まった順番に並ぶようにカードを順に出し合うゲームだ。
リリースされたタイミングはほぼ同じだが、シュタウペはこのゲームを「ザ・ゲーム」のキッズ版として用意したのではないかと、そう考えるのである。

【評価】
   6.jpg

【所感まとめ】
「ザ・ゲーム」はアートワークがシリアスすぎるという方にも、こちらがオススメです。
また、手札の裏面が他のプレイヤーにも良く見えるよう、カード立てを使用することを推奨します。

◆シュタウペ×フロイデンライヒ×ベンドルフ

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