BG紹介:悪戯カエル

『どこがカエルで悪戯なのか…』

ゴルトジーバーの10年ほど前のゲームで「悪戯ガエル」なるものがある。日本ではあまり見かけないゲームだが、ゴルトジーバーの小箱ゲームの中では(おそらく人気がないため)、比較的今でも入手がしやすいゲームと言えるだろう。

kaeru01.jpg
やや大振りなゴルトジーバー箱に、カエルがクラゲのスカートをめくるようなイラストが描かれている。説明書には明確にテーマが記載されており、池で悪戯のかぎりを尽くすやんちゃなカエルたちがいて、それを止められるのはコウノトリなんだとかどうとか。
このテーマとゲームのどこがリンクしているのか全く分からない。

内容物は、悪戯カエルカードと、それを置く場所となる生息地カード。さらに得点となるハエチップが入っている。
ハエチップは裏面にカエルの卵が描かれており、その数が得点ということになっている。チップを獲得してもゲームが終了するまで何点取っているかわからないよというやつだ。

このゲームは前半と後半に分かれており、前半はカエルカードを自分の前に増やしていくフェイズ。
後半は自分の前にいるカエルカードを場に出し切るフェイズである。

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カエルを集めよ!
前半では、自分の前に並んでいるカードを0枚~2枚、対応する生息地に捨てて、捨てた数+1枚のカードを受け取り、自分の前にならべる。(つまり、手番を終える毎に自分の前のカードが増えていく)
自分の前にカエルを並べるときも、生息地毎に並べておかなくてはならない。また、各生息地に4種類ずつあるマークについて、同じマークが連続したら得点としてハエチップをもらうことが出来る。

また、コウノトリカードはどの生息地にでも捨てることができ、コウノトリのいる場所にはカエルカードをプレイできなくなる。

kaeru04.jpg
カエルを捨てよ!
後半では、自分の前に並んでいるカードを手番につき最大4枚まで、生息地に捨てていくのだが、この時も対応する生息地に捨てなければならないルールは同一である。ただし、連続して同じマークのカードは捨てられない。つまり、前半では同じマークを続けることで得点を得ることが出来たが、後半ではそれがあだになるのだ。
後半はコウノトリカードが常に2か所置かれている状況になるため、自分でコウノトリを持っていないと、捨てるカードの制限を強く受けることになる。前半で他のプレイヤーの邪魔をしたいのはやまやまだが、後半のフットワークをよくするためにほどほどが肝心だ。

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誰かがすべてのカードを生息地に戻したらゲーム終了。
得点は、自分のハエチップの裏に示されている卵の数と、他プレイヤーの前に残っているカードの合計値になる。

プレイ人数によって得点バランスが変わってくるが、ほとんどの場合余ったカードによる得点の方が大きくなるだろう。まったくハエチップを取らずに勝つのは厳しいだろうが、コウノトリの使い方はそこを意識するべきだろう。

【評価】
   4star.jpg

【所感まとめ】
シンプルですが、深みはあまりないかもしれません。やるべきことは想像以上に明白で、それ以外の手を打って勝てるようなコントロールはしにくいように思います。後半ではコウノトリの下にどのマークのカードが埋まっているかを覚えておいた方が良いので、若干メモリーゲーム的なところもあります。
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