BG紹介:ブルームサービス
『東北東に進路を取れ』
特殊効果つきトリックで強めのインタラクションが楽しめる、大変に人気のあったカードゲーム「魔法にかかったみたい」が、ボードゲームになって帰ってきた。しかも安定の強さでKDJまで受賞。世界観は共通だけど、舞台を魔女の宅急便にしたことで陰湿さもなくなり、こいつは売れるぞってオーラがある。
今回は「魔法にかかったみたい」のレビューを使って楽に紹介を進めようと思ったのに、調べたらこのサイトでは紹介していなかった。クッ!めんどく(ry

ラベンスバーガーのアレアライン。箱は「魔法にかかったみたい」よりも一回り大きくなっている。
ジジイとババアで陰気だったところから、若い魔女絵とパケ絵が大幅改善。黒いポーンまで付いて、欲しくなる見た目してるぜほんと。

中身。ボードと駒とカード。
カードはドイツ語版と英語版の2セットが入っているのが素晴らしい。
シールを作らなくとも英語であれば全てを覚える必要はないし、シールを作ったら使わないドイツ語カードに貼ればよいのだ。
久々にアレアのコンポーネントに触ったけど、やっぱりいい。このシックさとざらつく手触りがカッコイイね。
さて。このゲームはプレイヤーが自分の魔女やドルイドや妖精を使い、主に魔女の秘薬を配ることによる得点を競うレースである。
道中に手に入れることのできるリソースは橙薬・緑薬・紫薬・魔法の杖の4つ。これらを使ってあれやこれや活躍しちゃおう!

各プレイヤーは2つの駒を持っており、それぞれボードの左下にある2つの城に1つずつ置かれている。
世界は森、草原、丘、山岳、湖の5つの地形で出来ている。そこに秘薬の到着をいまかいまかと待っている“塔”が点在している。塔の色は、その塔が欲している薬の種類を表し、数字は届けたことによる勝利点を表している。
さらに丘と山岳と湖には雲が漂っていることもある。雲は我々の進行を妨げるお邪魔要素で、これを取り払うことも魔法界では評価の対象となっている。

特徴的なゲーム進行はマストフォローを利用したアクションカード選択制。
まず10枚のカードからそのラウンドに使用するカードを4枚選択。それを1枚ずつ出すことで、移動したり、薬を届けたり、雲をけしたりする。しかし、そう簡単に良いアクションを実行できないのがこのゲームの面白いところ。
アクションカードには強気のアクションと弱気のアクションが併記されている。プレイヤーはアクションを行う前に、強きで行くか弱気で行くかを決める必要がある。弱気で行く場合は即座にそのアクションを行うことができるが、強きに比べるとかなり弱い内容になっている。対して強気で行く場合は、即座にアクションを行うことはできず、他のプレイヤーが同じアクションで強気を宣言しなかった場合にのみ実行できるという制限がある。(最初のプレイヤーがアクションカードをプレイすると、そのカードを選んでいたプレイヤーは時計回りの順番で同じアクションを行わなければならない。この過程で、強気、弱気の駆け引きが出てくる。)

駒が移動し、塔に薬が置かれていく工程が、実にボードゲームらしくて満足感がある。
ゲームはヴァリエーションを段階的に加えることができるようになっており、ボードの裏面を使う場合は様々な追加タイルが投入され、得点方法が多彩になってくる。基本ゲームでは東北東方向に行くことで塔の点数が高くなっていくので、そちらに移動していくのが基本方針だと思うが、ヴァリエーションを入れていくことでさらに違った戦略を組めるようになる。
「魔法にかかったみたい」よりもカード枚数が少なく、しかもボード上に駒があることで各プレイヤーのやりたいことが見える化されていることもあり、遊びやすさが上昇している。長く遊べそうだ。
【評価】

【所感まとめ】
フォロー&強気弱気で駆け引きの強いゲームエンジンはそのままに、遊びやすく、雰囲気もよくなって帰ってきた凱旋王者です。ヴァリエーションを段階的に取り入れて、フルルールで遊びましょう。
特殊効果つきトリックで強めのインタラクションが楽しめる、大変に人気のあったカードゲーム「魔法にかかったみたい」が、ボードゲームになって帰ってきた。しかも安定の強さでKDJまで受賞。世界観は共通だけど、舞台を魔女の宅急便にしたことで陰湿さもなくなり、こいつは売れるぞってオーラがある。
今回は「魔法にかかったみたい」のレビューを使って楽に紹介を進めようと思ったのに、調べたらこのサイトでは紹介していなかった。クッ!めんどく(ry

ラベンスバーガーのアレアライン。箱は「魔法にかかったみたい」よりも一回り大きくなっている。
ジジイとババアで陰気だったところから、若い魔女絵とパケ絵が大幅改善。黒いポーンまで付いて、欲しくなる見た目してるぜほんと。

中身。ボードと駒とカード。
カードはドイツ語版と英語版の2セットが入っているのが素晴らしい。
シールを作らなくとも英語であれば全てを覚える必要はないし、シールを作ったら使わないドイツ語カードに貼ればよいのだ。
久々にアレアのコンポーネントに触ったけど、やっぱりいい。このシックさとざらつく手触りがカッコイイね。
さて。このゲームはプレイヤーが自分の魔女やドルイドや妖精を使い、主に魔女の秘薬を配ることによる得点を競うレースである。
道中に手に入れることのできるリソースは橙薬・緑薬・紫薬・魔法の杖の4つ。これらを使ってあれやこれや活躍しちゃおう!

各プレイヤーは2つの駒を持っており、それぞれボードの左下にある2つの城に1つずつ置かれている。
世界は森、草原、丘、山岳、湖の5つの地形で出来ている。そこに秘薬の到着をいまかいまかと待っている“塔”が点在している。塔の色は、その塔が欲している薬の種類を表し、数字は届けたことによる勝利点を表している。
さらに丘と山岳と湖には雲が漂っていることもある。雲は我々の進行を妨げるお邪魔要素で、これを取り払うことも魔法界では評価の対象となっている。

特徴的なゲーム進行はマストフォローを利用したアクションカード選択制。
まず10枚のカードからそのラウンドに使用するカードを4枚選択。それを1枚ずつ出すことで、移動したり、薬を届けたり、雲をけしたりする。しかし、そう簡単に良いアクションを実行できないのがこのゲームの面白いところ。
アクションカードには強気のアクションと弱気のアクションが併記されている。プレイヤーはアクションを行う前に、強きで行くか弱気で行くかを決める必要がある。弱気で行く場合は即座にそのアクションを行うことができるが、強きに比べるとかなり弱い内容になっている。対して強気で行く場合は、即座にアクションを行うことはできず、他のプレイヤーが同じアクションで強気を宣言しなかった場合にのみ実行できるという制限がある。(最初のプレイヤーがアクションカードをプレイすると、そのカードを選んでいたプレイヤーは時計回りの順番で同じアクションを行わなければならない。この過程で、強気、弱気の駆け引きが出てくる。)

駒が移動し、塔に薬が置かれていく工程が、実にボードゲームらしくて満足感がある。
ゲームはヴァリエーションを段階的に加えることができるようになっており、ボードの裏面を使う場合は様々な追加タイルが投入され、得点方法が多彩になってくる。基本ゲームでは東北東方向に行くことで塔の点数が高くなっていくので、そちらに移動していくのが基本方針だと思うが、ヴァリエーションを入れていくことでさらに違った戦略を組めるようになる。
「魔法にかかったみたい」よりもカード枚数が少なく、しかもボード上に駒があることで各プレイヤーのやりたいことが見える化されていることもあり、遊びやすさが上昇している。長く遊べそうだ。
【評価】

【所感まとめ】
フォロー&強気弱気で駆け引きの強いゲームエンジンはそのままに、遊びやすく、雰囲気もよくなって帰ってきた凱旋王者です。ヴァリエーションを段階的に取り入れて、フルルールで遊びましょう。
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