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紹介:マチュピチュの王子

「マチュピチュの王子」は2008年の新作。
どこかよくわからんメーカーからの発売で、またこういったケースにありがちなダサいボックスデザインが購買意欲をごっそり削ってくれる。
しかし中身はなかなかにこったな造りで買うと損した気分はしない。

IMG_2799.jpg
むさっ苦しいゲンナリなイラスト。
せっかくのマチュピチュが台無しである。これだけ見ると「相当につまらんのじゃないか」と悪い予感が先行してしまう。
しかしなんと、デザイナーの奥さんがペルー人というじゃないかね。
だからわりとテーマは外してはいないんじゃないかと、そう思って購入にいたった。
“奥さんが現地人”というシチュエーションはZ-manの「GENJI」も同様。
「GENJI」の意気込みは中々良かったので、こちらも期待できると踏んだのである。

IMG_2783.jpg
マチュピチュをマップにしたボード。
細かく区分けされていて、それぞれが生産のための畑であったり、お祈りのための神殿であったりする。

ちなみに“スペイン人が上陸したインカ帝国末期”をテーマにしているのだが、“マチュピチュは要塞ではなかった”とされているように、このゲームでは軍事に関することは一切なし。インカ人は神に祈るのみ。
ゲームの終わり方にも2種類あって、
?マチュピチュをスペイン人に征服される。
?マチュピチュを隠し切る。
という感じだ。
どちらの結果になっても勝利点をもっとも稼いでいたプレイヤーが勝利するが、得点計算に微妙な違いがある。詳しくは後述だ。

ゲームは最高9ラウンド。それぞれが昼と夜に分かれていて、プレイヤーがごちゃごちゃと動くのは昼。夜はボーナスの処理など。

IMG_2785.jpg
祈るにしろ何にしろ、先立つものが無いとインカ人は動けない。
まずは生産だよね。
生産する資材は、トウモロコシ、壺、布、コカ、ラマの5つ。中でもトウモロコシはお金の役割をしている重要な資材で、切らせると生活が回らない。

自分の王子駒を生産施設に入れることで、毎日必ず1つは置いてある資材をひとつ手に入れることができる。さらに自分の手下マーカーがそのエリアにある場合は、トウモロコシを支払うことでさらに生産ができる。これは他のプレイヤーの手番中でも同様なので、いろいろなところに手下を散らばらしておけば、コンスタントにいろいろな資材が手に入るわけだ。
ちなみに生産施設が生産できるのは1日に1回きり。

IMG_2787.jpg
手下マーカーを置くには専用のマスに入って、対応するコスト(資材)を支払う必要がある。どこに手下マーカーを配置するかで必要な資材が変わってくる。
こうして手下マーカーを増やすことが序盤のお仕事である。
手下マーカーを増やしておけば、生産時に沢山の資材が入るようになるわけだ。

IMG_2786.jpg
また、持っている資材を売買できるマーケットが存在する。
これは資材ごとの需要供給に対応しているので、飽和状態の資材は安く、枯渇状態の資材は高く取引されるようになっている。

IMG_2794.jpg
こうして資材獲得の効率を上げたら、徐々に“祈り”をささげる準備に入っていく。ここまでが長い道のりだが、この“祈り”をささげることで勝利ポイントをぐいぐいとアップさせることができるのだ。

“祈り”を行うにはまず神官か巫女を買わなければならない。もちろん資材で。
そして神官が巫女を持っている状態で、神殿マスに入ることにより“祈り”を行うことができるのだ。
“祈り”には生贄となるラマが必要になる。

IMG_2789.jpg
“祈り”を実行すると、自分の伝達人が聖なる頂に向けてインカ道を進む。
進む歩数は自分の神官の数と、その希少性で決まる。
では進んだ先に何があるのか。

IMG_2795.jpg
自分の伝達人が聖なる頂に達するたびに、得点カードを受け取ることが出来る。
しかしこのカード自体が得点になるわけではない。カードに書かれたマークの場所にいる自分の手下の数が得点になる。複数のカードでマークが重複した場合も、それぞれに得点はカウントされる。

例えば、持っているカードの中に2つのトウモロコシマークがあるとする。そして、マチュピチュのトウモロコシ生産施設に自分の手下が3個置かれているとする。この場合、ゲーム終了時には2×3=6ポイントが入ることになるのだ。
つまり出来るだけ何回も頂上へ上って、カードをいっぱい手に入れたいわけだ。
(ストーンエイジのカード得点とクリソツ)

どうだ。ややっこしいだろ。
この得点計算に向かう道のりの長さが、このゲームの弱点であり、こだわりである。

IMG_2797.jpg
ゲームの終了条件は2つ。
1つ目は神官がすべて購入されること。この場合、マチュピチュはスペイン人から見つからなかったことになり、前述の得点計算をするのみである。

2つ目は神官が残ったまま9日目が終了すること。
こうなるとマチュピチュはスペイン人に占領されてしまい、得点計算に若干の変化が起こる。

なんといってもスペイン人は黄金が目当てだ。占領されたインカ人としてはできるだけ沢山の黄金をスペイン人に謙譲して、身の保障を計りたい。
この場合まずは通常通りポイントを計算するのだが、その後、得点カードに書かれた黄金の合計値が最も高かったプレイヤーは得点を3倍するのだ。
ひえ???!!保身、恐るべし!

長い紹介になったのでご察しと思いますが、結構ヘビー級なゲーム。
得点を得るために何かをし、その何かを得るために何かをするという、最近だと「ダイヤモンドクラブ」にも見たフロー。ただしやってることは「ストーンエイジ」の方が似ているかな。

テーマとしては良くできていて、“普通の得点では勝てない!”と思ったら“祈り”を行いつつ黄金を集め、さらに神官を買わないことでスペイン人の占領へ持ち込み、黄金で媚を売るという汚い手が打てるのだ。
人は低きに流れるのである。

【所感】
数少ないマチュピチュゲームですが、ルール説明を含めて非常に時間がかかるゲームなので覚悟は必要です。2人で90分と言ったところでしょうか。
この重さを差し引けば、バランス、コンポーネント、テーマ性ともに良好だと思います。
やっぱこだわりがありすぎると重くなるんだろうね。
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コメント

気になっていたマチュピチュの王子はこういうゲームでしたか。
なかなか面白そうですね。
まだ日本には出回ってませんよねー
2008/12/05(金) 10:23:42 | URL | umechi #GMs.CvUw[ 編集]
こういう日記を見ると、TGFいっておけばよかったかなぁと。
コマが洋服の形なのが魅力ですねぇ。
2008/12/05(金) 10:33:54 | URL | ふうか #3fIBvpkA[ 編集]
>umechiさん
この間のTGFでは見かけたんですけどねぇ。
ホビージャパンで売ってるかもしれませんね。

>ふうかさん
でも、売れ行きがよさそうには見えませんでしたよ^^
自由都市も最後まで残ってたと思いますし、この辺の地味なメーカー発怪しげなゲームはなかなか一流メーカーのようにはいかないですね。
2008/12/05(金) 12:53:18 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
この外箱のイラストは・・・w
2008/12/05(金) 23:01:08 | URL | 鬚親父 #-[ 編集]
ねぇ。
スペイン人がそこまで迫っているときの情景にはみえませんよ^^
2008/12/05(金) 23:41:25 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]

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