紹介:アグリコラ
やっと紹介記事を書ける目処がついた噂の「アグリコラ」。
やったらカードが多くてなかなかすべてを体感することが難しく、かつ2時間以上が当たり前という大きな障壁から中々感想を書くに至らず。
噂どおりの重量感であり、どちらかというとシミュレーションゲームという分野に入るかなというのが第一印象。まぁそれだけに巷にある農場経営ゲームよりもリアリティがあるのは確か。

縦長タイプのLサイズ。「ギャラクシートラッカー」とか、あの辺と同じくらい。
但し重さが半端じゃない。ギュウギュウ詰めにされたボードやらカードやらチップやらが入っているので普通のゲームの2倍以上の重さがある。たぶん。
箱に書かれた“まだ農耕が厳しかった時代?”的なキャッチは農家の人にぶん殴られてもおかしくない記載だと思うが。ドイツでは楽できてるんだろうか。

ゲームを始めるまでには複数のボード設置やら、カード配布やら、資材配置やらでかなりセッティングが大変。
総プレイ時間からしたら許容の範囲かもしれないが、普通のゲームと比べるとかなりやっかい。この辺はいろいろな方がチャレンジしているようにあらかじめ容器分けしておくなどが良いかもしれない。
各自は自分の農場となるボードを用意して、ゲーム開始。
2部屋の家しかないだだっ広い空き地を、立派な農場にしてみせよう!

手番になったらメインボード上にあるアクションスペースに家族の1人を配置する。こうすることでアクションの効果を受けるのだ。
アクションには資材を受け取るものを基本として、家を建てたり、職業についたり、畑を耕したりなど種類が多彩にある。
これを家族全員が配置されるまで行ってラウンドが終了。
後々は家族の人数が増えてくるので、1ラウンドで出来るアクションの回数も増えてくる。最初は家族を増やすことも重要視したい。

ラウンドが終わるごとに新しいアクションスペースが公開されていく。つまりアクションの選択肢と数が増えていく。
後半に出てくるアクションほど最終的な得点計算に影響し易いものが多いかな。
高級資材に関しては序盤から手に入れる手段もいくつかあり、巧くまわせば序盤から強力な進歩(施設)を手に入れることも可能だ。
しかし基本的には、土台固めをしながらの順を追った成長が求められる。
動物を飼育するには柵がいるし、そもそも柵を作るには木がいる。
小麦を植えるには畑を耕さなければならないし、植えるための種もいる。
計画的に資材を集めて、必要なアクションを選択していかないと理想の農場には近づけない。
でも考えていることは皆一緒。アクションスペースは早い者勝ちなので計画通りに進むとも限らない。
やらなきゃならないことは沢山あるけど、計画通りには運び難い。
とにかくやりたいことの優先度を決めて着工していくのが大事だろう。

ゲーム中盤過ぎの牧場。たぶん順調な方。
前述のとおり家族は増やしたほうが何かと良いけれど、収穫の時期と同時に発生する“お食事タイム”で人数に応じた食料を支払わなければならない。
これがけっこうきつい。
支払えない分は大きなマイナス点になってしまうので、自分の計画が狂ってでも喰いっぱぐれだけは回避するようにしたい。

と、ここまで紹介しただけでも考えるところは満載なんだけど、ここからがアグリコラの真骨頂。職業カードと進歩カードだ。
ゲーム開始時に各7枚ずつ配られるこれらのカードは、農場開発を助けてくれる強力な効果を持つものばかり。これらのカードを巧く絡めて進めないとまず勝利はないとおもう。
職業に関しては「レンガ混ぜ」やら「家長」やら、それって職業なのかというずれっぷりが面白い。とにかく数えられないほどの種類があるので、それだけコンビネーションが豊富。つまり勝ち方が豊富というわけだ。
一見役に立たなそうな職業でも、組み合わせで大きな威力を発揮することもある。
コンビネーションが見つからないと苦戦を強いられるが、とにかく手元のカードに合わせた農場経営が大切。まったく役に立たないなんてことは、無い。
ゲームの最初にカードが配られた時点で、10分くらいは戦略を練る時間を設けるのがいいだろう。

そんなこんなで出来上がったのがこの農場。
一応バランスよく作ったつもりでも、空きスペースがあるとマイナス点。
家の広さ、家畜の数、小麦や野菜の数、施設・・・・・などなど、沢山の要素が得点になるのでゲーム中にこれらを把握するのは大変難しい。
むしろ自分の戦略どおりの農場を作ること、これを楽しむのが正解だろう。
実際、そんなに勝ち負けの気になるゲームではないしね。
【所感】
★★★★★★★★☆☆(8/10)
理解すると途端におもしろさが沸く。が、とにかく時間がかかるゲームなのでそこをクリアすることが難しいかもしれない。
とは言え、家族を増やしたり動物を飼ったりなど、視覚的にわかり易い要素を組み立てていく過程は、とても身近で受け入れやすい。
農場経営のデフォルメ具合も良い。
やったらカードが多くてなかなかすべてを体感することが難しく、かつ2時間以上が当たり前という大きな障壁から中々感想を書くに至らず。
噂どおりの重量感であり、どちらかというとシミュレーションゲームという分野に入るかなというのが第一印象。まぁそれだけに巷にある農場経営ゲームよりもリアリティがあるのは確か。

縦長タイプのLサイズ。「ギャラクシートラッカー」とか、あの辺と同じくらい。
但し重さが半端じゃない。ギュウギュウ詰めにされたボードやらカードやらチップやらが入っているので普通のゲームの2倍以上の重さがある。たぶん。
箱に書かれた“まだ農耕が厳しかった時代?”的なキャッチは農家の人にぶん殴られてもおかしくない記載だと思うが。ドイツでは楽できてるんだろうか。

ゲームを始めるまでには複数のボード設置やら、カード配布やら、資材配置やらでかなりセッティングが大変。
総プレイ時間からしたら許容の範囲かもしれないが、普通のゲームと比べるとかなりやっかい。この辺はいろいろな方がチャレンジしているようにあらかじめ容器分けしておくなどが良いかもしれない。
各自は自分の農場となるボードを用意して、ゲーム開始。
2部屋の家しかないだだっ広い空き地を、立派な農場にしてみせよう!

手番になったらメインボード上にあるアクションスペースに家族の1人を配置する。こうすることでアクションの効果を受けるのだ。
アクションには資材を受け取るものを基本として、家を建てたり、職業についたり、畑を耕したりなど種類が多彩にある。
これを家族全員が配置されるまで行ってラウンドが終了。
後々は家族の人数が増えてくるので、1ラウンドで出来るアクションの回数も増えてくる。最初は家族を増やすことも重要視したい。

ラウンドが終わるごとに新しいアクションスペースが公開されていく。つまりアクションの選択肢と数が増えていく。
後半に出てくるアクションほど最終的な得点計算に影響し易いものが多いかな。
高級資材に関しては序盤から手に入れる手段もいくつかあり、巧くまわせば序盤から強力な進歩(施設)を手に入れることも可能だ。
しかし基本的には、土台固めをしながらの順を追った成長が求められる。
動物を飼育するには柵がいるし、そもそも柵を作るには木がいる。
小麦を植えるには畑を耕さなければならないし、植えるための種もいる。
計画的に資材を集めて、必要なアクションを選択していかないと理想の農場には近づけない。
でも考えていることは皆一緒。アクションスペースは早い者勝ちなので計画通りに進むとも限らない。
やらなきゃならないことは沢山あるけど、計画通りには運び難い。
とにかくやりたいことの優先度を決めて着工していくのが大事だろう。

ゲーム中盤過ぎの牧場。たぶん順調な方。
前述のとおり家族は増やしたほうが何かと良いけれど、収穫の時期と同時に発生する“お食事タイム”で人数に応じた食料を支払わなければならない。
これがけっこうきつい。
支払えない分は大きなマイナス点になってしまうので、自分の計画が狂ってでも喰いっぱぐれだけは回避するようにしたい。

と、ここまで紹介しただけでも考えるところは満載なんだけど、ここからがアグリコラの真骨頂。職業カードと進歩カードだ。
ゲーム開始時に各7枚ずつ配られるこれらのカードは、農場開発を助けてくれる強力な効果を持つものばかり。これらのカードを巧く絡めて進めないとまず勝利はないとおもう。
職業に関しては「レンガ混ぜ」やら「家長」やら、それって職業なのかというずれっぷりが面白い。とにかく数えられないほどの種類があるので、それだけコンビネーションが豊富。つまり勝ち方が豊富というわけだ。
一見役に立たなそうな職業でも、組み合わせで大きな威力を発揮することもある。
コンビネーションが見つからないと苦戦を強いられるが、とにかく手元のカードに合わせた農場経営が大切。まったく役に立たないなんてことは、無い。
ゲームの最初にカードが配られた時点で、10分くらいは戦略を練る時間を設けるのがいいだろう。

そんなこんなで出来上がったのがこの農場。
一応バランスよく作ったつもりでも、空きスペースがあるとマイナス点。
家の広さ、家畜の数、小麦や野菜の数、施設・・・・・などなど、沢山の要素が得点になるのでゲーム中にこれらを把握するのは大変難しい。
むしろ自分の戦略どおりの農場を作ること、これを楽しむのが正解だろう。
実際、そんなに勝ち負けの気になるゲームではないしね。
【所感】

理解すると途端におもしろさが沸く。が、とにかく時間がかかるゲームなのでそこをクリアすることが難しいかもしれない。
とは言え、家族を増やしたり動物を飼ったりなど、視覚的にわかり易い要素を組み立てていく過程は、とても身近で受け入れやすい。
農場経営のデフォルメ具合も良い。
コメント
GEEKで発見!
GEEKを見ていたら「ダイス版アグリコラ」を発見したので報告いたします。(どうやら同人らしい)
タイトルは「Agricola Express」(アグリコラエクスプレス)となっていまして、コンポーネントとルールがファイル形式で公開されています。これらをプリントアウトしてさいころに貼って自分たちで作る模様です。
もし興味がわきましたら試してみてください。
タイトルは「Agricola Express」(アグリコラエクスプレス)となっていまして、コンポーネントとルールがファイル形式で公開されています。これらをプリントアウトしてさいころに貼って自分たちで作る模様です。
もし興味がわきましたら試してみてください。
2009/09/14(月) 10:03:00 | URL | しゃみ・ぺけぺん #moRH3bTE[ 編集]
アグリコラダイスがあるって聞いてたんですが情報が見当たらなくて、なんだろうって思ってました。同人だったんですね。
情報ありがとうございます。
アグリコラは最近怪しい展開を始めていて、キッズゲームに触手を伸ばしてるんですよねぇ。その辺は明日ブログにアップされるはずです。
情報ありがとうございます。
アグリコラは最近怪しい展開を始めていて、キッズゲームに触手を伸ばしてるんですよねぇ。その辺は明日ブログにアップされるはずです。
2009/09/14(月) 21:12:54 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
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