永遠のこどもたち★★★★☆

話題のスペインホラー「永遠のこどもたち」。
某アメコミ映画で期待に反して冴えないところを見せてしまったデルトロだが、今回はその奇才ぶりが充分伺える秀作に仕上がってるんじゃないだろうか。

永遠のこどもたち デラックス版 [DVD]永遠のこどもたち デラックス版 [DVD]
(2009/05/22)
ベレン・ルエダフェルナンド・カヨ

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母と子を取り巻く建物系サスペンスホラー。
子供にだけ幽霊が見えるというオーソドックスな設定で、最近でいうと「アザーズ」に設定が似ているだろうか。
そうなると後手に回ったこの映画がどうやって新鮮な恐怖感なり感動なりを表現するのかってのがポイントだったと思う。しかもデルトロだってんだから余計に観客はそれを期待するわけだ。

“序盤?息子失踪事件”までは脚本上これといったおもしろさはない。話の本筋を象徴するシーンから始まるなど、伏線ゾーンと言った印象。
それでも妙に非現実的にも感じられる映像(ダークファンタジーっぽい光源表現っていうんだろうか。CG使ってるわけでもないのに)からデルトロならではの映像美みたいなものは感じられる。

脚本的おもしろさは中盤以降。
霊媒師の登場を中心にレトロホラーの雰囲気も撒き散らしつつ、だんだんと過去の悲劇が紐解かれていく。
スリル部分について、芯から怖くなるような雰囲気で攻めるタイプのホラーではなくびっくり系なのは個人的にはやや残念な気も。(←最終的には統一感があっていいと思うようになったけど。)

そして物語は圧巻のフィナーレを迎える。
この映画はサスペンスとしての結末を物語の結末とはしていない。
そもそもサスペンスではないといわんばかりの気概だ。デルトロ恐るべし。

ピーターパンの含みが最も怖いところだったりする。
ふへー。やっぱホラーだよ。ぶるぶる。

そこかしこにリアリティにかける部分があり、演出が若干軽いかと思う部分もあるが、現代的ホラーとしては秀作。★4つ。
「アザーズ」が好きならこれも大丈夫。
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コメント

しまったぁぁぁ!
見に行こうと思ってたのに、忘れてた!
アメコミはいまいちですが、パンズラビリンスが非常におもろかったんで好きなんですよね。
DVD買おうかな。
2009/06/28(日) 11:25:49 | URL | あきお #wr80fq92[ 編集]
DVD買っても損は無いとおもいますよ!
私はレンタル待ちしていて、DVDでないなぁ~と思ったらTSUTAYAでは新作コーナーとはまったくべつの“ミニシアター”という意味不明コーナーにあったためさらに出遅れました。
2009/06/28(日) 21:34:04 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]

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