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その土曜日、7時58分 ★★☆☆☆

新作を借りようとすると、どうしてもサスペンス系による癖があることに気づいた。
何かしてくれそうな期待感からなのか、ドラマ系は旧作でもいいものいっぱいあるからなのか、全体の中では観る量が少ないはずなのに、新作率だけ高め。あんまり考えないほうがいいか。

今回は敬愛するフィリップ・シーモア・ホフマンの「その土曜日、7時58分」。
ある家族に訪れる悲劇の物語。破滅への綻びはどんどん大きくなっていく・・・。
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(2009/07/03)
フィリップ・シーモア・ホフマンイーサン・ホーク

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横領に手を染めた兄が、娘の養育費も払えない弟に強盗の話を持ちかける。
狙いは実の両親が営む宝石店。
強盗が成功すれば大金が手に入り、両親にも保険がおりる。
何の問題も無いはずだった。しかし・・

強盗は失敗。たまたま店番をしていた母と、共犯者の友人を失う。
失敗を埋めるために失敗を犯していく兄弟。
終盤、追い詰められていく2人、キーとなる兄と父の確執。
物語は意外にも、親子関係という狭い世界へ収束していく。

ホフマンの新作ということでそこそこ期待していたんだけど、う?ん。どうだろう。
先が想像できるという類の失敗は犯していないものの、演出と脚本が消化不良な気がする。

まず大きな構成として、強盗が起きた7時58分を軸にして、その前後を何度も行き来しながら見せる手法をとっている。
登場人物の少ない物語で、それぞれの状況をタイムスリップしながら追っていくという形自体は普通効果的だと思うのだが、本作の場合、立場が変わって見せるシーンにそれほど意味が見出せない。
妙な演出と効果音で切り替わるのも気になる。TVドラマを見てる気分で集中力が途切れる。

後半は兄と父親に潜在している確執みたいなものにクローズアップしようとしているのがわかる。
ただし、これまた一度それっぽい絡みがあっただけであっさり。重要なところなんだからチラリズムみたいに見せてどうする。
もっと異質な溝みたいなものとか、愛憎みたいなものを見せてくれないと説得力がない。
最後はあんなことまでする父親なんだからもっと見せるところあるでしょう。

その辺がつかめないまま物語が親子関係に収束するものだから、妙に物語が小さく感じられる。
強盗に踏み切った兄弟に「慣れないことはするもんじゃない。」で済んでしまう気がする。

ホフマンの熱演は相変わらずすごいが、この作品だと役不足という印象。
カポーティのように観る者が芯から冷えるような演技を期待してしまう。
次はもっと変態な役所をゲットしてくれますように。

そこそこ楽しめる作品だとは思うものの、ホフマンにはもっと期待したいという気持ちと、なんか納得できないまま暗い雰囲気にさせられてしまうところがあり、★2つ。
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