カールじいさんの空飛ぶ家★★★★☆
ピクサー待望の最新作「カールじいさんの空飛ぶ家」。
アンドリュー・スタントンも製作総指揮についている超注目作である。
100分強という短い上映時間ながら、泣いて笑って大満足。
映画魂かくありきのWALL-Eに対し、アニメの良さを全面に押し出したファンタジー作品。間違うことなきピクサー品質だ。

幼い頃から冒険家になる夢を共有した2人がそのまま結婚し、いつか南アメリカのパラダイスフォールズに住もうと誓い合う。楽しくも忙しい日々を過ごしていくうちに、2人は老いてしまい、ついに妻はこの世を去ってしまった。
自分は妻との夢をかなえることができなかった。妻は人生に満足して逝けたのだろうか。
自分にはまだ、自分と妻のために追わなければならない夢がある。
そしてカールじいさんは旅立つのである。
山あり谷ありの冒険の末、パラダイスフォールズにたどり着いたカールじいさんが見つけたもの。
エリーのアルバムに涙が止まらない。
冒頭20分、サイレント満載でつづられた思い出の日々。
シンプルなメッセージである。
完全に感情移入させられている自分に驚いた。
この映画には2つの物語がはっきりと内在している。
1つはご存知の通りカールじいさんが妻との夢を追う物語である。
もう1つはボーイスカウトのラッセルとしゃべるワン子によるドタバタ怪鳥争奪戦だ。
しんみり心にしみるカールじいさんの話とは打って変わり、まるでマンガのようなコミカルさ。
細かなアイディアを充分に盛り込みながら痛快なアクションで終盤を盛り上げる。
本来なら水と油な2つの物語を器用にがっちゃんこ。子供から大人まで楽しめる映画作り。このバランス感覚はさすがのピクサー。映画界一研究熱心というだけある。
冒頭20分からいきなり感動する。映像技術もさることながら、登場人物への愛情を感じる。
観ていると気付くのだ。カールじいさんが旅立った後も、あの可愛いエリーが確かな存在感をもって着いてきている。
未来が明るく見える作品である。
そして今回も逸品のショートムービー。
ピクサーはアニメ/実写に関係なく、間違いなく映画界の第一線を走っているスタジオである。
来年のトイストーリー3が楽しみで仕方がない。
アンドリュー・スタントンも製作総指揮についている超注目作である。
100分強という短い上映時間ながら、泣いて笑って大満足。
映画魂かくありきのWALL-Eに対し、アニメの良さを全面に押し出したファンタジー作品。間違うことなきピクサー品質だ。

幼い頃から冒険家になる夢を共有した2人がそのまま結婚し、いつか南アメリカのパラダイスフォールズに住もうと誓い合う。楽しくも忙しい日々を過ごしていくうちに、2人は老いてしまい、ついに妻はこの世を去ってしまった。
自分は妻との夢をかなえることができなかった。妻は人生に満足して逝けたのだろうか。
自分にはまだ、自分と妻のために追わなければならない夢がある。
そしてカールじいさんは旅立つのである。
山あり谷ありの冒険の末、パラダイスフォールズにたどり着いたカールじいさんが見つけたもの。
エリーのアルバムに涙が止まらない。
冒頭20分、サイレント満載でつづられた思い出の日々。
シンプルなメッセージである。
完全に感情移入させられている自分に驚いた。
この映画には2つの物語がはっきりと内在している。
1つはご存知の通りカールじいさんが妻との夢を追う物語である。
もう1つはボーイスカウトのラッセルとしゃべるワン子によるドタバタ怪鳥争奪戦だ。
しんみり心にしみるカールじいさんの話とは打って変わり、まるでマンガのようなコミカルさ。
細かなアイディアを充分に盛り込みながら痛快なアクションで終盤を盛り上げる。
本来なら水と油な2つの物語を器用にがっちゃんこ。子供から大人まで楽しめる映画作り。このバランス感覚はさすがのピクサー。映画界一研究熱心というだけある。
冒頭20分からいきなり感動する。映像技術もさることながら、登場人物への愛情を感じる。
観ていると気付くのだ。カールじいさんが旅立った後も、あの可愛いエリーが確かな存在感をもって着いてきている。
未来が明るく見える作品である。
そして今回も逸品のショートムービー。
ピクサーはアニメ/実写に関係なく、間違いなく映画界の第一線を走っているスタジオである。
来年のトイストーリー3が楽しみで仕方がない。
コメント
2009/12/11(金) 00:49:31 | URL | へべれけ #-[ 編集]
泣きますよ。これは。
頑固者とアジア系少年は相性が良いですね。インディアナのショートラウンドもお気に入りのキャラです。
後半にもう一度家が飛べるようになる脚本は期待通り。
とにかくもう、全てのシーンがアイデアで出来ているのがすごいとおもいますよ。
たぶん無声映画を作らせたら今はピクサーが一番でしょうね。
「ポーカーをする犬たち」さながらのおしゃべりワン子劇場はなかなか面白かったですね。直接オマージュも出てましたが。
タグみたいな犬だったら飼いたい!
頑固者とアジア系少年は相性が良いですね。インディアナのショートラウンドもお気に入りのキャラです。
後半にもう一度家が飛べるようになる脚本は期待通り。
とにかくもう、全てのシーンがアイデアで出来ているのがすごいとおもいますよ。
たぶん無声映画を作らせたら今はピクサーが一番でしょうね。
「ポーカーをする犬たち」さながらのおしゃべりワン子劇場はなかなか面白かったですね。直接オマージュも出てましたが。
タグみたいな犬だったら飼いたい!
2009/12/11(金) 10:42:36 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
追記:
感動するシーンが多いので、2回観る気がないかぎり3Dで観るのはもったいないように思います。
感動するシーンが多いので、2回観る気がないかぎり3Dで観るのはもったいないように思います。
2009/12/11(金) 11:56:34 | URL | 海長とオビ湾 #-[ 編集]
今回はドラマ寄りだとおもったので、僕も3Dはパスしました
3Dは前売りでも安くならないので、やっぱりちょっと財布と相談してしまいますw
「アバター」は3Dで見るつもりですが
3Dは前売りでも安くならないので、やっぱりちょっと財布と相談してしまいますw
「アバター」は3Dで見るつもりですが
2009/12/13(日) 14:17:21 | URL | へべれけ #-[ 編集]
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いやー、カールじいさんが独りになってしまう冒頭のシークエンスだけで泣けて泣けてしょうがないですw
ポストに付いた奥さんの手形に手を添えるなにげないシーンもジーンときましたねー
カールじいさんのモデルのひとつはスペンサー・トレイシーみたいですね(納得)
後半のじーさん同士のドタバタも最高でした
(頭悪い系動物キャラの造詣もあいかわらず巧い!)
それにしても頑固じいさんとアジア系の少年という組み合わせは最近のトレンドなのでしょうかねー
(イーストウッドの「グラントリノ」しかり)