ティンカーベルと月の石★★★☆☆

前作「ティンカーベル」から1年。
「ティンカーベルと月の石」は、ピーターパンの人気キャラクターを主人公に据えた4部作の2作目である。
海外ではDVDオンリーの作品ということもあり、ディズニー映画と同じ品質を求めることは難しい。それでもそこそこ楽しめるように作られており、“安かろう悪かろう”が乱立したディズニーDVD向け作品の中では唯一劇場上映に耐えられる内容と言えるだろう。

tnr0912181613008-p2.jpg

今回もハト胸妖精のティンカーベルが大(?)活躍する物語。

妖精達が仕事をするために不可欠な“妖精の粉”。
ティンカーベルが暮らすピクシーホロウでは、この妖精の粉が不足し始めていた。
1ヵ月後の青い満月の夜に“月の石を取り付けた聖なる杖”をかざすことができれば、妖精の木は再び活力を取り戻し、たくさんの妖精の粉を出すようになるはずである。
さて、今度の杖作り当番はものづくりの妖精だ。
果たしてティンカーベルは月の杖を作り、妖精の国を救うことができるだろうか。

お約束どおり“聖なる杖”の製作は難航する。友人であるテレンスと喧嘩した弾みから、月の石を壊してしまうのだ。
さてさてどうしたものか。ということで、願いが叶うといわれる伝説の鏡を求めてピクシーホロウの遥か北、秘宝が眠る島へティンカーベルは旅立つのだった。

秘宝をめぐる大冒険に出ることによって、ようやく物語にドキドキが生まれてくる。が、前作にもあった物語の“のっぺり感”は拭い去れない。CGの書き込みが足らないのも原因の1つだが、なんか足りない。
そしてその答えが、この後ようやくわかる。
旅の途中で出会う、小さな相棒だ。

明るくて人懐っこい、でもちょっと寂しがりやの小さなホタル。
本作で最もディズニーらしいキャラクターだろう。
このホタルの付添い人がついてからは、映画が俄然おもしろくなる。
ティンカーベルが冒険のヒーローになるのであれば、やはり小さな相棒が必要だったのだ。(ピーターパン然りである)
ホタルの登場を潤滑油に、見違えるような軽快さで映画はクライマックスへ向う。

魔法の鏡で全てが解決するなんて始めっから思っちゃいないが、割れた月の石をダイヤモンドのように使うのはとても良いエピソード。(触手みたいでちょっとグロいけど・・・)

説明的な台詞でいっぱいだし、エピソードはとってつけで唐突だし、ピクシーホロウに危機感がないし、物語自体がめちゃめちゃ生ヌルいし。細かいことを言い始めたらどうしようもなくダメ映画に思えてしまうが、観ていてそこそこ楽しかったから不思議。説教くさい内容が一部に偏り過ぎて、“大切なのは形ではなく心である”から逸れてしまっている気はするけども。

原題「ティンカーベルと失われた宝」に対し、邦題は「ティンカーベルと月の石」というまったく異なるタイトルになる。が、これは物語の比重を考えれば邦題の方がしっくりくるので良いだろう。(※“失われた宝”が複数のものを指しているので、原題は原題であり。)

今回はまだ★3つというところだが、今後の展開は大いに気になるところ。次回作「ティンカーベルと妖精の家」を経て、4作目のピーターパン登場までにどれだけボルテージを上げることができるか。期待しています。
| trackback:0 | commnet:0 | BACK TO TOP |

コメント

コメントする


秘密にする
 

このエントリーのトラックバックURL

これがこのエントリーのトラックバックURLです。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

このエントリーへのトラックバック

プロフィール

海長とオビ湾

Author:海長とオビ湾
motto:物より心
webmaster:ALOHA! Maura Kalusky FANLOG

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

比類なきリンク先

このブログをリンクに追加する