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インセプション★★★★☆

非常に難解で、異例な技法が目立ち、コメントの難しい映画である。
ヒット作「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督によるSF超大作。告知で流れる印象的な劇伴はもちろん「ダークナイト」のハンス・ジマーだ。

これまでのノーラン作品に彼独特の哲学を感じ、それを好いているのであれば、この映画は必見と言えるだろう。
そうでなければ、どう転ぶかわからぬ映画である。

舞台は夢に潜入する技術が開発されているパラレル世界。
企業スパイを専門にしている主人公(デカプリ)は、某メーカーの代表である佐藤(渡辺)から、ライバル企業役員へのインセプション(潜在意識の移植)を依頼される。
ある報酬条件につられた主人公は、仲間を集めてライバル企業役員の夢に潜入を試みるのだが・・・。

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夢を共有することで、他人のアイデアを覗くことができるというSF設定が魅力の本作。脳内スパイのプロである主人公達の一世一代の大仕事を描いた物語なのだが、“夢の中で夢を見る”という多重構成の世界と独特な時系列、さらに主人公のトラウマを不透明な形で絡めて行くため、見通しが悪い上に情報量が多い。

主人公達が設計したインセプション計画も非常に複雑で、極めて非直感的でわかりにくい。計画が始まると展開だけが異常に早くなり、観る者が置いてかれやすいという傾向はさらに顕著になる。

しかしこの「ギリギリ置いていかれる迷子な気持ち」は監督の意図的な狙いであろう。そもそも初見の人がガッツり付いていける様には出来ていないのではないだろうか、ということだ。

夢を操るのも、夢の中の夢も、決して新しくもなく面白い要素でもない。
そこに果たすべきタスクを与え、展開を極端に早くすることで混沌とした世界を作り出したのは監督の見事な手腕。半混乱状態の鑑賞者は、深みにはまるように不可思議な夢に囚われていくというわけだ。
咄嗟の発想で目まぐるしく変わっていく世界の映像化。なんとも技巧派のやることである。キューブリックライクな作品ともいえよう。

物語が終わりを告げようとしているとき、鑑賞者はこの小難しい映画になんとか救いを求めようと“穏やかな結末”を求めてしまうのだが・・・・・ここで改めて重要な事実に気付かされる。

僕達はまだ、クリストファ・ノーランの描いた“夢(映画)”の中にいるのであると。
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コメント

面白いのを見つけました。
インセプションの予告編。アカペラバージョン。
ちょっと見てみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=d2yD4yDsiP4

くだらなーい(笑)
2010/09/20(月) 20:45:52 | URL | 由紀 #-[ 編集]
どうしょもないな。
彼らならシャッターアイランドもほとんど同じだからできるはず。
2010/09/20(月) 23:54:38 | URL | オビ湾 #-[ 編集]

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