ヴィクトリア女王?世紀の愛★★★★☆

絢爛豪華な衣装と美術でアカデミー衣装賞を受賞した英国王室映画。
エミリー・ブラントが演じるはヴィクトリア女王。あの喪服の女王をエミリー・ブラントが?となるが、もちろん夫生前の物語ということである。
ヴィクトリア女王を映画で観た経験と言えば「Queen Victoria 至上の恋」くらいのもので、珍しいような気がしたので調べてみたところ、やはりかなり希少だったようだ。特にアレクサンドリアが女王になるまで、それから夫と結婚するまでを描いた映画・ドラマはなかったらしい。


鑑賞前は「エミリー・ブラントは最高の女優の一人だけど、女王役をやるには可愛い過ぎる」と思っていたが、これは完全にあてが外れた。
彼女の堂々とした気品ある演技は素晴らしかった。特にこの、至極ロマンチックな物語の中にあっては、完璧といって良い。豪華な舞台にも衣装にも負けず、静かな動きと表情一つで語る彼女の働きにより、この映画はヴィクトリア女王の単なる伝記ではなく、最高にエモーショナルな物語になった。
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この年の女優賞は彼女に捧げても良い。

ストーリー自体は非常にシンプルで、やや物足りないくらいのところでエンディングを迎える。でも、それで良いのだ。この後の彼女のことは、みんなよく知っている。感情的で躍動感溢れた、若き日のヴィクトリア女王を映し出すことがこの映画のテーマなのだと思う。

ドラマチックな劇伴も泣かせてくれる。最後のシーン、凛と立つ2人に目頭が熱くなった。

思わず字幕2回、吹替1回鑑賞。
室内に沈む、もしくは響いてくる声色が魅力的な映画なので、もちろん字幕を推薦する。
この映画の吹替版は情報が大きく省かれており、何故か字幕より文字数が少ない。
ウィットなジョークやドイツ語交じりのシーンは会話自体を割愛している。
最後の無音シーンは何故かナレーションを追加するチープな演出でげんなりしてしまう。
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