スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| BACK TO TOP |

紹介:ラッタス

14世紀ヨーロッパで猛威を振るった黒死病をテーマにしたサバイバルゲーム「ラッタス」。
黒死病、所謂ペストは元来ネズミが持つウィルスで、ノミなどを通して人に感染する。
発症した場合の当時の致死率は相当なもので、当時ヨーロッパ人口の1/3を死に追いやった。
あまり黒死病のことを考えすぎると気分の悪いゲームになるので、ちょっと強めのインフルエンザでしょ的感覚で望むのがお勧めだ。

IMG_4708.jpg
ゲームの紹介やコンポーネントを見る限り大きめな箱を想像していたのだが、これが存分小さい。グレンモアより少々小さいと言えばわかる人はわかるだろうか。
とにかくデカ箱が多い地図系ゲームには珍しいサイズである。
ボックスデザインから中身のイラストやアイコンまで、なかなかセンスのある絵柄で好印象。
特に味のある地図ボードとキュートなネズミタイルの見栄えのよさはこのゲームを顔と言ってもよい。

プレイヤーは黒死病の蔓延するヨーロッパで、自分の一族をできるかぎり多く生存させなければならない。
自分の一族を表すキューブを受け取ったらゲームスタートだ。

IMG_4696.jpg
初期配置の時点ですべての地域にネズミタイルが置かれている。
“ネズミタイル=潜伏しているペスト菌”と考えてくれると良い。
プレイ人数によって使用するエリアが代わり、今回は2人なので一番明るい所だけを使用する。

プレイヤーが手番にできるのは“職業カードを得る”ことと“一族を置く”こと。
そして最後に黒死病発症フェイズが待っている。

基本はどこかの地域にそこに置かれているネズミタイルと同数の一族を置くことで人口を確保していくのだが、職業カードを持っておくことで有利な配置ができたり、黒死病の展開を操作できたりする。

IMG_4698.jpg
人口の投入が終わったら黒死病発症フェイズだ。
まずは黒死病駒を好きな場所に移動させる。この移動先が今回黒死病が発症する場所である。
また同時に隣接する地域には病原菌が飛散し、ウィルスは広がっていく。

発症地域ではネズミタイルが1枚ずつめくられる。
まずはタイルの上にある数字を見て、指定された数字以上の人口がいたら発症効果を適用する。
“M”は大多数を意味していて、そこにおかれている最も多い一族が1つ死ぬ。
盾や王冠のマークは職業を意味しており、その職業カードを持った一族がその地域にいた場合には、これも1つ死ぬ。
効果は重複するので大量の人口が一気に消滅することも珍しくは無い。

IMG_4706.jpg
ということで、職業カードの所持数に制限はないものの、持ちすぎは考えものだ。
それに一度取った職業カードは誰かに奪われるまでなくならない。

すべてのネズミタイルが置ききられたらゲームは終了。
各地で最後の大発症をすませ、それでも残った人口が最も多い一族の勝利である。
また、20個の一族駒を置ききることで一気に勝利宣言も可能。2人プレイ2回のうち1回は“置ききり”で勝負が決まったが、これはレアケースらしい。農民や修道士を意図的に使用し、邪魔をされなければ可能性はある。

2人の場合、プレイ時間は30分程度で長考することもあまりないだろう。
ルールがシンプルでわかりやすいため、テーマが重いわりに感触は軽い。
“すべての一族が死ぬ”発症効果があるので人数が多いほどドラマが置きやすいかもしれないが、2人プレイでも十分楽しめる。

【所感】★★★★★★★☆☆☆
シンプルなルールながら、感染の拡大表現や致死率の設定に工夫を感じるゲームです。
違う一族が集まる地域は一瞬で全滅しますが、同じ一族が固まる地域はしぶとく人が残るというのも面白いですね。運に適度に左右されるのも不安を煽ってテーマと合致。秀作です。
| trackback:0 | commnet:0 | BACK TO TOP |

コメント

コメントする


秘密にする
 

このエントリーのトラックバックURL

これがこのエントリーのトラックバックURLです。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

このエントリーへのトラックバック

プロフィール

海長とオビ湾

Author:海長とオビ湾
motto:物より心
webmaster:ALOHA! Maura Kalusky FANLOG

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

比類なきリンク先

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。